JP6030468B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スイッチ回路と、フィードバック手段と、信号生成手段とを備える電力変換装置に関する。
従来では、バースト・モード動作を行うとスイッチング周波数によっては可聴周波数の帯域に入るため、可聴雑音を生成する周波数を避けることを目的とする「スイッチング電源における可聴周波数を低減する方法および装置」に関する技術の一例が開示されている(例えば特許文献1を参照)。この発明は、スイッチのスイッチング・サイクルのグループの期間と、スイッチのスイッチング・サイクルのグループの間のスイッチングの無い期間とを制御する。
また、軽負荷時から重負荷時まで全域で高効率であり、低コストであることを目的とする「スイッチング電源装置」に関する技術の一例が開示されている(例えば特許文献2を参照)。この発明の制御手段は、第一の電圧検出手段により第一の出力電圧が第一の閾値まで上昇したことを検出したときにスイッチング素子の断続的なオン,オフ動作を停止し、第二の電圧検出手段により第一の出力電圧が第二の閾値まで降下したことを検出したときにスイッチング素子の断続的なオン,オフ動作を開始する。
特許第4765081号公報 特開2003−324953号公報
しかし、特許文献1の発明を適用しても、出力コネクタが外れた場合等のような負荷電流の急減少時には、フィードバック制御の応答遅れにより、出力電圧が過大となる場合がある。よって、出力側に高耐圧の部品が必要になるため、必然的にコスト高となる。
また、特許文献2の発明を適用しても、第一の出力電圧と二つ閾値(第一の閾値と第二の閾値)とに基づいてスイッチング素子の動作を制御する。よって、出力される平均出力電圧値が二つの閾値の範囲でばらつき、指令された出力電圧値から外れる領域が発生し、出力電圧を高精度に制御できないという問題がある。
本発明はこのような点に鑑みてなしたものであり、コストを低く抑えながらも、従来よりは出力値を高精度に制御することができる電力変換装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた第1の発明は、制御信号に基づいてスイッチング素子(Q1〜Q6)を駆動するスイッチ回路(11,11A,11B)と、フィードバック制御を行うフィードバック手段(19)と、前記フィードバック制御の制御量(Iref)に基づいて前記制御信号を出力する信号出力手段(14,15)とを備える電力変換装置(10)において、前記スイッチ回路から出力される出力値(Vout,Iout)を検出する出力値検出手段(1A)を有し、前記出力値の変化率(Δd)と閾値(Δth)との比較結果に基づいて前記スイッチング素子の動作を停止するか否かを判定する動作停止判定部(1Bb)と、前記制御量に基づいて前記スイッチング素子の動作を開始するか否かを判定する動作開始判定部(1Ba)とを備える動作判定手段(1B)とを有することを特徴とする。
この構成によれば、動作停止判定部は出力値の変化率と閾値との比較結果に基づいてスイッチング素子の動作を停止するか否かを判定する。出力値の変化率を監視しながらスイッチング素子の動作制御を行うので、出力値を高精度に制御することができる。また出力側に高耐圧の部品を必要としないので、コストを低く抑えることができる。
第2の発明は、前記動作停止判定部は、前記出力値の変化率が前記閾値よりも小さければ、前記制御量(Iref)に基づいて前記スイッチング素子の動作を停止するか否かを判定することを特徴とする。
この構成によれば、出力値の変化率が閾値よりも小さければ、フィードバック制御の制御量に基づいて判定する。出力値の変化率が小さい場合にはフィードバック制御の応答遅れも少ないので、出力値をより高精度に制御することができる。
第3の発明は、前記動作停止判定部は、前記出力値の変化率が前記閾値以上であれば、前記出力値(Vout,Iout)に基づいて前記スイッチング素子の動作を停止するか否かを判定することを特徴とする。
この構成によれば、出力値の変化率が閾値以上であれば、出力値に基づいて判定する。出力値の変化率が大きい場合にはフィードバック制御の応答遅れが生じるので、出力値自体に基づいて判定することで、出力値をより高精度に制御することができる。
なお、「出力値」は出力の対象となる値であり、電圧値でもよく、電流値でもよく、電力値でもよい。「変化率」は単位時間当たりに変化する変化量を意味する。「閾値」は任意の値を設定してよく、フィードバック制御の応答遅れに応じた値を設定するとよい。
電力変換装置の第1構成例を示す模式図である。 動作停止判定処理の第1手続き例を示すフローチャート図である。 動作開始判定処理の手続き例を示すフローチャート図である。 変化率が閾値以上となる場合の制御例を示すタイムチャート図である。 変化率が閾値未満となる場合の制御例を示すタイムチャート図である。 電力変換装置の第2構成例を示す模式図である。 電力変換装置の第3構成例を示す模式図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面に基づいて説明する。なお、特に明示しない限り、「接続する」という場合には電気的に接続することを意味する。各図は、本発明を説明するために必要な要素を図示し、実際の全要素を図示しているとは限らない。上下左右等の方向を言う場合には、図面の記載を基準とする。英数字の連続符号は記号「〜」を用いて略記する。例えば、「スイッチング素子Q1〜Q4」は「スイッチング素子Q1,Q2,Q3,Q4」を意味する。
〔実施の形態1〕
実施の形態1は図1〜図5を参照しながら説明する。図1に示す電力変換装置10は、スイッチング電源装置(DC/DCコンバータ)の一例である。当該電力変換装置10は、入力電圧Vin(例えば288[V])を所要の出力電圧Vout(例えば14[V])に変換して出力する機能を担う。電力変換装置10の入力端子INには電力源Ebが接続され、出力端子OUTには負荷Zが接続される。電力源Ebは、例えばバッテリ(二次電池等)や燃料電池などが該当する。負荷Zは、例えば電力源Ebとは電源容量が異なるバッテリ、回転電機(電動発電機、発電機,電動機等)、ヘッドランプなどが該当する。出力電圧Voutは任意の値で設定してよい。電力変換装置10内に設定してもよく、外部処理装置(例えばECUやコンピュータ等)から受ける信号やデータ等に基づいて設定してもよい。
図示する電力変換装置10は、コンデンサC10、スイッチ回路11A、トランスTr、整流平滑回路12、第1検出部13a、ドライブ回路14、パルス生成部15、スロープ電圧生成部16、信号演算部17、信号比較部18、フィードバック手段19、第2検出部1A、動作判定手段1Bなどを有する。以下では、電力変換装置10の各構成要素について簡単に説明する。なお、電力変換装置10内では検出電流値Idや検出電圧値Vd等のような各種信号は、特に明示しない限り、各構成要素で処理可能な形態(例えば電圧値やデータ等)で取り扱われる。
コンデンサC10は、入力端子INの両端間に接続され、電力源Ebから入力される入力電圧Vinを平滑化する。
スイッチ回路11Aは、スイッチング素子Q1〜Q4、ダイオードD1〜D4、トランスTrなどを有する。スイッチング素子Q1〜Q4は、フルブリッジ回路で構成され、ドライブ回路14から入力端子(例えばゲート端子等)に入力されるパルス幅変調信号PWM(制御信号に相当する)に基づいてオン/オフが駆動される。ダイオードD1〜D4は、それぞれ対応するスイッチング素子Q1〜Q4の入力端子(例えばドレイン端子等)と出力端子(例えばソース端子等)との間に並列接続される。これらのダイオードは、フリーホイールダイオードとして機能する。スイッチング素子Q1の出力端子とスイッチング素子Q2の入力端子との接続点は、トランスTrの一次コイルL1の一方側端子に接続される。同様にスイッチング素子Q3の出力端子とスイッチング素子Q4の入力端子との接続点は、トランスTrの一次コイルL1の他方側端子に接続される。
トランスTrは、一次コイルL1と、中間タップを備える二次コイルL2とを有する。一次コイルL1の接続は上述した通りである。二次コイルL2の両端は、ダイオードD12a,D12bおよびコイルL12を介して、出力端子OUTの一端側(プラス側)に接続される。二次コイルL2の中間タップは、出力端子OUTの他端側(マイナス側)に接続される。
整流平滑回路12は、全波整流を行う整流部や、出力電圧Voutを平滑化する平滑部などを有する。図1の構成例では、整流部はダイオードD12a,D12bを有し、二次コイルL2から出力される交流電圧を直流電圧に整流する。平滑部はコイルL12とコンデンサC12とを備えるLCフィルタである。ダイオードD12aとコイルL12は直列接続され、出力端子OUTの一端側に接続される。コイルL12にはチョーク電流ILが流れる。チョーク電流ILは、負荷電流Ioutと同じ電流値になることもあり、負荷電流Ioutと異なる電流値になることもある。コンデンサC12は、出力端子OUTの両端に接続される。出力端子OUTの一端側(特にコンデンサC12の一端側)には、後述する第2検出部1Aが接続される。
第1検出部13aは、スイッチ回路11Aに入力される検出電流値Id(入力値に相当する)を検出する。
第2検出部1Aは、スイッチ回路11Aから出力される出力値を検出し、出力検出値として出力する。本形態では、出力値として出力電圧Voutを適用し、出力検出値として検出電圧値Vdを適用する例を説明する。図示および説明を省略するが、出力電流値および検出電流値を適用してもよく、出力電力値および検出電力値を適用してもよい。負荷Zのインピーダンスが分かれば、第2検出部1Aは出力電圧Vout(すなわち検出電圧値Vd)に基づいて負荷電流Ioutを求めて検出電流値として出力してもよい。
一般的に、入力値の検出電流値Idは波形信号のように変化し、出力値の検出電圧値Vdは負荷Z等の状態に応じて変化する。検出電圧値Vdの出力は、スイッチング素子Q1〜Q4がオン中に1つでもよく、複数でもよい。検出のタイミングもスイッチング素子Q1〜Q4がオン中であれば任意である。例えば、オン時の最小値、オン時の平均値、オン時のピーク値(最大値)を含む。フィードバック演算部19bに出力する検出電圧値Vdの時定数τ1を、動作判定手段1Bに出力する検出電圧値Vdの時定数τ2以上(τ1≧τ2)となるように設定してもよい。
ドライブ回路14およびパルス生成部15は「信号出力手段」に相当する。パルス生成部15は、後述する信号比較部18から伝達される差分電流値ΔIに基づいて、パルス波(本形態ではパルス幅変調信号PWM)を生成して出力する。ドライブ回路14は、対応するスイッチング素子Q1〜Q4が駆動するように、パルス生成部15から伝達されるパルス幅変調信号PWMを増幅して出力する。
スロープ電圧生成部16は、対象となる信号(図1の例では検出電流値Id)を逓増(または逓減)させるためのスロープ信号値Isを生成して出力する。スロープ信号値Isは鋸波のように、時間の経過とともに変化し、所定周期ごとにリセットされる。信号演算部17は、検出電流値Idとスロープ信号値Isとを和算演算し、合成電流値Icとして出力する。信号比較部18(コンパレータ)は、信号演算部17から伝達される合成電流値Icを基準値とし、後述するフィードバック手段19(具体的にはDAC19a)から伝達される指令電流値Idirとの差分値である差分電流値ΔIを演算して出力する。
一点鎖線で示すフィードバック手段19は、DAC19a(デジタル・アナログ・コンバータ)、フィードバック演算部19bなどを有する。なお、フィードバック手段19にかかる全部または一部の構成要素は、ハードウェアで構成してもよく、CPUがプログラムを実行するソフトウェアで構成してもよい。
フィードバック演算部19bは、第2検出部1Aから伝達される検出電圧値Vdに基づいて所要の演算を行い、フィードバック制御量Ipiを出力する。本形態では、所要の出力電圧Voutとなるように、比例制御(P制御)および積分制御(I制御)の演算を行う。さらに、必要に応じて微分制御(D制御)の演算を加えて行ってもよい。
DAC19aは、フィードバック演算部19bから伝達される制御電流値Iref(「制御量」に相当するデータ)を、アナログ信号である指令電流値Idirに変換して出力する。
一点鎖線で示す動作判定手段1Bは、動作開始判定部1Baや動作停止判定部1Bbなどを有する。なお、動作判定手段1Bにかかる全部または一部の構成要素は、ハードウェアで構成してもよく、CPUがプログラムを実行するソフトウェアで構成してもよい。
動作開始判定部1Baは、制御電流値Irefに基づいて、スイッチング素子Q1〜Q4の動作を開始するか否かを判定し、判定結果を含む動作制御信号Ctrlを出力する。
動作開始判定部1Baは、出力値の変化率Δdに基づいてスイッチング素子Q1〜Q4の動作を停止するか否かを判定し、判定結果を含む動作制御信号Ctrlを出力する。変化率Δdは、単位時間当たりの変化量である。検出電圧値Vdの場合は、単位時間Δt当たりの増加変化量Δvである(Δd=|Δv|/Δt)。検出電流値の場合は、単位時間Δt当たりの減少変化量Δiである(Δd=|Δi|/Δt)。なお|Δv|と|Δi|は絶対値を示すが、正負が明らかである場合には絶対値を求めなくてもよい。
本形態では、「閾値」に相当する判定閾値Δthに基づいて、判定対象を異ならせる。具体的には、変化率Δdが判定閾値Δthよりも小さければ(Δd<Δth)、制御電流値Irefに基づいてスイッチング素子Q1〜Q4の動作を停止するか否かを判定する。これに対して、変化率Δdが判定閾値Δth以上であれば(Δd≧Δth)、出力値(検出電圧値Vdや検出電流値など)に基づいてスイッチング素子Q1〜Q4の動作を停止するか否かを判定する。「判定閾値Δth」には任意の所定値を設定してよい。一例として、異常事態に対応する値でもよく、フィードバック演算部19bの演算速度に対応する値でもよく、スイッチング素子Q1〜Q4のデッドタイムに対応する値でもよい。
上述した電力変換装置10において、スイッチング素子Q1〜Q4の動作にかかる停止と開始とを行う制御例について、図2〜図5を参照しながら説明する。なお、動作の開始には、動作の再開を含む。
図2に示す動作停止判定処理は、動作停止判定部1Bbに相当し、スイッチング素子Q1〜Q4の動作中に繰り返し実行される。まず、変化率Δdが判定閾値Δth以上であるか否かを判別する〔Δd≧Δth;ステップS10〕。変化率Δdが判定閾値Δthを超えるか否かを判別してもよい(Δd>Δth)。
変化率Δdを判別対象とするのは、異常事態が発生したか否かを明確にするためである。異常事態は、例えばコネクタが外れる、短絡が発生する等のように、負荷Zに安定した電力を供給できない事態が該当する。もし変化率Δdが判定閾値Δth以上であれば(YES)、異常事態が発生したと判別し、ステップS11に分岐する。これに対して、変化率Δdが判定閾値Δthより小さければ(NO)、異常事態は発生していないと判別し、ステップS12に分岐する。
ステップS11では、検出電圧値Vdが電圧閾値Vthを超える(Vd>Vth)か否かを判別する。もし検出電圧値Vdが電圧閾値Vth以下であれば(NO)、ステップS12に進む。一方、検出電圧値Vdが電圧閾値Vthを超えていれば、動作制御信号Ctrlをパルス生成部15に伝達してスイッチング素子Q1〜Q4の動作を停止する〔ステップS13〕。さらに、動作制御信号Ctrlをフィードバック演算部19bに伝達して制御電流値Irefを所定量で初期化する〔ステップS14〕。所定量は任意の数量を設定してよく、例えばゼロ等が該当する。なおステップS11は、検出電圧値Vdが電圧閾値Vth以上か否かで判別してもよい(Vd≧Vth)。
ステップS12では、フィードバック演算部19bで演算されて伝達される制御電流値Irefが停止電流閾値Ith_stpよりも小さい(Iref<Ith_stp)か否かを判別する。もし制御電流値Irefが停止電流閾値Ith_stpよりも小さければ(YES)、上述したステップS13,S14を実行する。一方、制御電流値Irefが停止電流閾値Ith_stp以上であれば(NO)、何もせずに動作停止判定処理をリターン(あるいは終了)する。なおステップS12は、制御電流値Irefが停止電流閾値Ith_stp以下であるか否かを判別してもよい(Iref≦Ith_stp)。
図3に示す動作開始判定処理は、動作開始判定部1Baに相当し、スイッチング素子Q1〜Q4の停止中に繰り返し実行される。なお、本形態の開始電流閾値Ith_retと停止電流閾値Ith_stpは、ヒステリシス特性を持たせるために異なる値で設定されており、Ith_ret>Ith_stpの大小関係である。
まず、フィードバック演算部19bで演算されて伝達される制御電流値Irefが開始電流閾値Ith_ret以上であるかを判別する〔ステップS20〕。もし制御電流値Irefが開始電流閾値Ith_ret以上であれば(YES)、動作制御信号Ctrlをパルス生成部15に伝達してスイッチング素子Q1〜Q4の動作を開始する〔ステップS21〕。一方、制御電流値Irefが開始電流閾値Ith_retよりも小さければ(NO)、何もせずに動作開始判定処理をリターン(あるいは終了)する。
上述した動作判定手段1Bによる制御例を図4と図5に示す。図4は、変化率Δdが判定閾値Δth以上になる場合の制御例である。図5は、変化率Δdが判定閾値Δthよりも小さい場合の制御例である。図4と図5では上から順番に、負荷Zを流れる負荷電流Iout、出力電圧Vout、制御電流値Iref、パルス幅変調信号PWMの生成に対応するスイッチング素子Q1〜Q4の動作の各変化を示す。
図4において、時刻t11までの負荷電流Ioutは、制御電流値Irefで維持されるようにフィードバック制御されているものとする。時刻t11から負荷電流Ioutが急減し始めて、その変化率Δdが判定閾値Δth以上の場合には、出力電圧Voutも急増する。出力電圧Voutが電圧閾値Vthを超える時刻t12には、動作停止判定部1Bbから動作制御信号Ctrlがパルス生成部15に伝達され、パルス幅変調信号PWMの生成(出力)を停止する(図2のステップS11,S13)。パルス幅変調信号PWMを受けなくなったスイッチング素子Q1〜Q4は動作を停止する。制御電流値Irefが停止電流閾値Ith_stpよりも小さくなるときも同様であり、時刻t12にスイッチング素子Q1〜Q4は動作を停止する(図2のステップS12,S13)。また、動作停止時(すなわち時刻t12)には、制御電流値Irefがゼロ(所定値)に初期化される(図2のステップS14)。
時刻t12の後は、コンデンサC12の蓄電と放電に伴って出力電圧Voutが変化する。そして、時刻t14から負荷電流Ioutが上昇し始めると、出力電圧Voutが大きく下降し始める。出力電圧Voutが制御電圧値Vrefよりも小さくなる時刻t15になると(Vout<Vref)、今度は制御電流値Irefが上昇し始める。制御電圧値Vrefは「指令電圧値(指令値)」や「目標電圧値(目標値)」等に相当し、任意の値を設定してよい。当該設定は、電力変換装置10内に予め行われるか、外部装置(例えばECUやコンピュータ等)から伝達される。
制御電流値Irefが開始電流閾値Ith_ret以上になる時刻t16には、動作停止判定部1Bbから動作制御信号Ctrlがパルス生成部15に伝達され、パルス幅変調信号PWMの生成(出力)を開始する(図3のステップS20,S21)。スイッチング素子Q1〜Q4の動作を開始した後は、フィードバック手段19によってフィードバック制御される。すなわち、負荷電流Iout相当の制御電流値Irefになる時刻t17まで増加してゆき、時刻t17以降は制御電流値Irefで維持される。
図5において、時刻t21までの負荷電流Ioutは、制御電流値Irefで維持されるようにフィードバック制御されているものとする。時刻t21から負荷電流Ioutが減少し始めて、その変化率Δdが判定閾値Δthよりも小さい場合には、出力電圧Voutの増加も緩やかになる。負荷電流Ioutの減少は緩やかであるので、出力電圧Voutは制御電圧値Vrefで維持されるようにフィードバック制御される。そして、制御電流値Irefが停止電流閾値Ith_stpよりも小さくなる時刻t22には、動作停止判定部1Bbから動作制御信号Ctrlがパルス生成部15に伝達され、パルス幅変調信号PWMの生成(出力)を停止する(図2のステップS12,S13)。パルス幅変調信号PWMを受けなくなったスイッチング素子Q1〜Q4は動作を停止する。
時刻t22の後も出力電圧Voutは制御電圧値Vrefで維持される。時刻t23から負荷電流Ioutが上昇し始めると、出力電圧Voutが一時的に低下する。そして、負荷電流Ioutが開始電流閾値Ith_ret以上になる時刻t24には、出力電圧Voutは増加し始めて制御電圧値Vrefで維持される。
また時刻t24には、動作停止判定部1Bbから動作制御信号Ctrlがパルス生成部15に伝達され、パルス幅変調信号PWMの生成(出力)を開始する(図3のステップS20,S21)。スイッチング素子Q1〜Q4の動作を開始した後は、フィードバック手段19によってフィードバック制御される。すなわち、時刻t25まで制御電流値Irefが増加してゆき、時刻t25以降は維持される。
上述した実施の形態1によれば、以下に示す各効果を得ることができる。
(1)電力変換装置10において、スイッチ回路11Aから出力される出力電圧Vout(出力値)を検出電圧値Vdとして検出する第2検出部1A(出力値検出手段)を有し、出力値(検出電圧値Vdや検出電流値など)の変化率Δdに基づいてスイッチング素子Q1〜Q4の動作を停止するか否かを判定する動作停止判定部1Bbと、制御電流値Iref(制御量)に基づいてスイッチング素子Q1〜Q4の動作を開始するか否かを判定する動作開始判定部1Baとを備える動作判定手段1Bとを有する構成とした(図1〜図5を参照)。この構成によれば、出力値の変化率Δdを監視しながらスイッチング素子Q1〜Q4の動作制御を行うので、出力電圧Voutを高精度に制御することができる。また出力側に高耐圧の部品を必要としないので、コストを低く抑えることができる。
(2)動作停止判定部1Bbは、出力値の変化率Δdが判定閾値Δth(閾値)よりも小さければ、制御電流値Iref(制御量)に基づいてスイッチング素子Q1〜Q4の動作を停止するか否かを判定する構成とした(図1,図2,図5を参照)。この構成によれば、制御電流値Irefに基づいてスイッチング素子Q1〜Q4の動作を制御する。フィードバック制御が継続されるので、出力電圧Voutをより高精度に制御することができる。言い換えれば、出力電圧Voutの平均値は制御電圧値Vref(指令電圧値や目標電圧値等)から外れることはない。したがって、高効率で安定して低負荷動作を実現することができる。
(3)動作停止判定部1Bbは、出力値の変化率Δdが判定閾値Δth(閾値)以上であれば、検出電圧値Vdに基づいてスイッチング素子Q1〜Q4の動作を停止するか否かを判定する構成とした(図1,図2,図4を参照)。この構成によれば、検出電圧値Vdに基づいてスイッチング素子Q1〜Q4の動作を制御するので、フィードバック制御に伴う応答遅れが無い。異常事態発生時において出力電圧Voutの急激な上昇を抑制することができるので、整流平滑回路12の耐圧を低減でき、出力を内部制御電圧源として使用する際の部品耐圧を低減できる。よって、電力変換装置10の低コスト化を実現することができる。
(4)フィードバック手段19は、フィードバック演算中に、制御電流値Iref(制御量)をゼロ(所定値)に初期化する構成とした(図2のステップS13,S14を参照)。この構成によれば、フィードバック演算中でも制御電流値Irefを強制的に初期化することにより、パルス幅変調信号PWM(スイッチング素子Q1〜Q4の動作)の停止と開始とを頻繁に繰り返すハンチング現象を抑制することができる。
(5)フィードバック手段19は、スイッチング素子Q1〜Q4の動作を停止する際、制御電流値Iref(制御量)をゼロ(所定量)で初期化する構成とした(図2のステップS13,S14を参照)。この構成によれば、スイッチング素子Q1〜Q4の動作を停止する際に制御電流値Irefをゼロで初期化することで、パルス幅変調信号PWM(スイッチング素子Q1〜Q4の動作)の停止と開始とを頻繁に繰り返すハンチング現象をより確実に抑制できる。なお所定量は、ゼロ以外の数量を適用しても同様の作用効果が得られる。
(6)第2検出部1Aは、スイッチング素子Q1〜Q4がオン中に複数の検出電圧値Vdを出力する構成とした(図1を参照)。この構成によれば、スイッチング素子Q1〜Q4がオン中に出力電圧Voutを検出すればよいので、第2検出部1Aの構成を簡易化(ひいては低コスト化)することができる。
(7)第2検出部1Aは、制御電流値Irefを演算するフィードバック演算部19bに出力する検出電圧値Vdの時定数τ1を、動作判定手段1Bに出力する検出電圧値Vdの時定数τ2以上に設定する構成とした(図1を参照)。この構成によれば、フィードバック演算部19bに出力される検出電圧値Vdは、動作判定手段1Bに出力される検出電圧値Vdと同等か遅く伝達される。このように時定数を設定することにより、フィードバック手段19による安定したフィードバック制御を実現しながらも、異常事態発生時における出力電圧Voutの上昇を抑制することができる。したがって、更なる部品の耐圧を低減することができ、電力変換装置10のコストをさらに低く抑えることができる。
(8)スイッチ回路11Aは、一次コイルL1と二次コイルL2とを有するトランスTrを含み、フィードバック手段19は、二次コイルL2側の検出値(検出電圧値Vdや検出電流値など)を出力値とする構成とした(図1,図2を参照)。この構成によれば、二次コイルL2側の検出値である出力値(具体的には出力値の変化率Δd)を監視しながらスイッチング素子Q1〜Q4の動作制御を行うので、検出電圧値Vdを高精度に制御することができる。また出力側に高耐圧の部品を必要としないので、コストを低く抑えることができる。
〔実施の形態2〕
実施の形態2は図6を参照しながら説明する。なお、電力変換装置10の構成等は実施の形態1と同様であり、図示および説明を簡単にするために実施の形態2では実施の形態1と異なる点について説明する。よって実施の形態1で用いた要素と同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
実施の形態2が実施の形態1と異なるのは、スイッチ回路11と負荷Zである。スイッチ回路11は、定電圧を出力する実施の形態1とは異なり、出力電圧Voutにかかる電圧値や周波数を経時的に変化させる。負荷Zには、誘導性要素の回転電機20(「MG」と図示する)を適用する。よって実施の形態2に示す電力変換装置10は、インバータの一例である。
図6に示すスイッチ回路11Bは、図1に示すスイッチ回路11Aに代えて構成される。当該スイッチ回路11Bは、スイッチング素子Q1〜Q6やダイオードD1〜D6などを有する。スイッチング素子Q1〜Q6は、ドライブ回路14から入力端子(例えばゲート端子等)に入力されるパルス幅変調信号PWMに基づいてオン/オフが駆動される。当該スイッチ回路11Bは、スイッチング素子Q1,Q2,Q3を上アームとし、スイッチング素子Q4,Q5,Q6を下アームとするハーフブリッジ回路で構成される。ダイオードD1〜D6は、それぞれ対応するスイッチング素子Q1〜Q6の入力端子(例えばドレイン端子等)と出力端子(例えばソース端子等)との間に並列接続される。これらのダイオードは、フリーホイールダイオードとして機能する。
スイッチング素子Q1の出力端子とスイッチング素子Q4の入力端子との接続点は、第1相(例えばU相)の出力端子OUTに接続される。スイッチング素子Q2の出力端子とスイッチング素子Q5の入力端子との接続点は、第2相(例えばV相)の出力端子OUTに接続される。スイッチング素子Q3の出力端子とスイッチング素子Q6の入力端子との接続点は、第3相(例えばW相)の出力端子OUTに接続される。
出力電圧Voutは三相交流であるので、第2検出部1Aは交流電圧の電圧値(例えば瞬間値,絶対値,ピーク値,実効値等)を検出電圧値Vdとして検出する。電力変換装置10における他の要素については、実施の形態1と同様に機能する。そのため、実施の形態1における図2〜図5に示す制御例をそれぞれ実現できる。よって、出力値の変化率Δdを監視しながらスイッチング素子Q1〜Q6の動作制御を行うので、出力電圧Voutを高精度に制御することができる。また出力側に高耐圧の部品を必要としないので、コストを低く抑えることができる。
上述した実施の形態2によれば、スイッチ回路11Bおよび負荷Zを除いて実施の形態1と同様であるので、実施の形態1と同様の作用効果を得ることができる。
〔他の実施の形態〕
以上では本発明を実施するための形態について実施の形態1,2に従って説明したが、本発明は当該形態に何ら限定されるものではない。言い換えれば、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施することもできる。例えば、次に示す各形態を実現してもよい。
上述した実施の形態1,2では、第1検出値として、スイッチ回路11(11A,11B)に入力される電流の検出電流値Id(電流値)を適用する構成とした(図1,図6を参照)。この形態に代えて、図7に示すように、スイッチ回路11(11A,11B)から出力される電流(すなわちチョーク電流ILであり、以下同様である。)の検出電流値Idを適用する構成としてもよい。実施の形態1,2で用いる第1検出部13aの代わりに、第1検出部13bを用いるとよい。この場合における信号演算部17は、チョーク電流ILを検出した検出電流値Idとスロープ信号値Isとを和算演算し、合成電流値Icとして出力する。ピーク検出部19fは、チョーク電流ILのピーク値を検出して信号演算部19dに伝達する。図示しないが、第1検出部13a,13bの双方を用いてもよい。この場合には、第1検出部13a,13bでそれぞれ検出される検出電流値Idについて選択または演算する。選択は、大きな検出値または小さな検出値のいずれか一方を選択したり、スイッチング素子のオン時において最大値となるピーク値(すなわちピーク電流値)を選択したりする。その他、図6に示すようにスイッチング素子のオン時おける電流値を選択してもよい。演算は、第1検出部13a,13bでそれぞれ検出される検出電流値Idを用いて平均値(単純平均値や加重平均値等を含む)を演算したり、大きな値または小さな値を求めたり等を行う。入力値をスイッチ回路11の入力側とするか出力側とするかの相違に過ぎないので、実施の形態1,2と同様の作用効果を得ることができる。
上述した実施の形態1,2では、第2検出値として、スイッチ回路11(11A,11B)から出力される出力電圧Vout(出力値)の検出電圧値Vdを適用する構成とした(図1,図6を参照)。この形態に代えて、スイッチ回路11(11A,11B)から出力される電流値を出力値として適用する構成としてもよい。この構成では、第2検出部1Aに代えて、図7に示す第1検出部13bを「第2検出部」として備えればよい。出力値をスイッチ回路11の出力側とするか入力側とするかの相違に過ぎないので、実施の形態1,2と同様の作用効果を得ることができる。
上述した実施の形態1,2では、電力変換装置10はDC/DCコンバータ(実施の形態1)と、インバータ(実施の形態2)とに適用する構成とした(図1,図6を参照)。この形態に代えて、複数のスイッチング素子を備え、かつ、トランスTrや回転電機20等のような誘導性要素を備える他の電力変換装置を適用してもよい。他の電力変換装置でも、出力値の変化率Δdを監視しながらスイッチング素子Q1〜Q4(Q1〜Q6)の動作にかかる停止と開始を制御するので、出力電圧Voutを高精度に制御することができる。また出力側に高耐圧の部品を必要としないので、コストを低く抑えることができる。
誘導性要素として、実施の形態1ではトランスTrを適用する構成とし(図1を参照)、実施の形態2では回転電機20を適用する構成とした(図6を参照)。この形態に代えて、コイルを適用する構成としてもよい。また、中間タップを有するトランスTrに代えて、中間タップを有しないトランスを適用する構成としてもよい。いずれの構成にせよ、出力値の変化率Δdを監視しながらスイッチング素子Q1〜Q4(Q1〜Q6)の動作にかかる停止と開始を制御するので、出力電圧Voutを高精度に制御することができる。また出力側に高耐圧の部品を必要としないので、コストを低く抑えることができる。
10 電力変換装置
11(11A,11B) スイッチ回路
19 フィードバック手段
1A 第2検出部(出力値検出手段)
1B 動作判定手段
1Ba 動作開始判定部
1Bb 動作停止判定部
Iref 制御電流値(制御量)
PWM パルス幅変調信号(制御信号)
Q1〜Q4(Q1〜Q6) スイッチング素子
Vd 検出電圧値

Claims (8)

  1. 制御信号に基づいてスイッチング素子(Q1〜Q6)を駆動するスイッチ回路(11,11A,11B)と、フィードバック制御を行うフィードバック手段(19)と、前記フィードバック制御の制御量(Iref)に基づいて前記制御信号を出力する信号出力手段(14,15)とを備える電力変換装置(10)において、
    前記スイッチ回路から出力される出力値(Vout,Iout)を検出する出力値検出手段(1A)を有し、
    前記出力値の変化率(Δd)と閾値(Δth)との比較結果に基づいて前記スイッチング素子の動作を停止するか否かを判定する動作停止判定部(1Bb)と、前記制御量に基づいて前記スイッチング素子の動作を開始するか否かを判定する動作開始判定部(1Ba)とを備える動作判定手段(1B)と、
    を有することを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記動作停止判定部は、前記出力値の変化率が前記閾値よりも小さければ、前記制御量(Iref)に基づいて前記スイッチング素子の動作を停止するか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記動作停止判定部は、前記出力値の変化率が前記閾値以上であれば、前記出力値(Vout,Iout)に基づいて前記スイッチング素子の動作を停止するか否かを判定することを特徴とする請求項に記載の電力変換装置。
  4. 前記フィードバック手段は、フィードバック演算中に、前記制御量を所定量に初期化することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  5. 前記フィードバック手段は、前記スイッチング素子の動作を停止する際、前記制御量を前記所定量で初期化することを特徴とする請求項4に記載の電力変換装置。
  6. 前記出力値検出手段は、前記スイッチング素子がオン中に複数の前記出力値を出力することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  7. 前記出力値検出手段は、前記制御量を演算するフィードバック演算部(19b)に出力する前記出力値の時定数(τ1)を、前記動作判定手段に出力する前記出力値の時定数(τ2)以上に設定することを特徴とする請求項6に記載の電力変換装置。
  8. 前記スイッチ回路は、一次コイル(L1)と二次コイル(L2)とを有するトランス(Tr)を含み、
    前記フィードバック手段は、前記二次コイル側の検出値を前記出力値とすることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の電力変換装置。
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