JP2015095542A - 位置出しテーブル - Google Patents

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Abstract

【課題】位置出しする板状ワークの直径が変わっても、板状ワークの位置出し位置の再現性を高め、板状ワークの直径の変化に伴う作業負担を軽減できるようにすること。【解決手段】位置出しテーブル(1)は第1のテーブル(2)及び第2のテーブル(3)を含む。第1のテーブルは、第1の板状ワーク(W1)の径方向に進退する第1の進退ピン(24a)を備えた第1の進退機構(24)と、第1の進退ピンの進退により第1の板状ワークの外周に接触する第1の固定ピン(23)とを有する。第2のテーブルは、第1の板状ワークより小径の第2の板状ワーク(W2)の径方向に進退する第2の進退ピン(35c)を備えた第2の進退機構(35)と、第2の進退ピンの進退により第2の板状ワークの外周に接触する第2の固定ピン(33)とを有する。第1のテーブルに対し、第2のテーブルが着脱自在に装着されている。【選択図】図4

Description

本発明は、板状ワークの位置出しを可能とする位置出しテーブルに関し、特に、直径の異なる板状ワークをそれぞれ位置出しすることができる位置出しテーブルに関する。
半導体ウェーハ等の板状ワークを研削加工する研削装置では、板状ワークを位置出しテーブルで位置出しし、位置出しされた板状ワークをチャックテーブルに搬送することで、チャックテーブルの中心と板状ワークの中心とを一致させている(例えば、特許文献1及び2参照)。特許文献1の位置決め機構では、板状ワークの径方向に進退ピンを進退させ、進退ピンと、少なくとも2つの固定ピンとを板状ワークの外周に当接させることで位置出しを行っている。
ところで、研削装置においては、研削加工条件によって、板状ワークに略同一形状のガラス基板を貼り付けたり、粘着テープを介してリングフレームの内側に板状ワークを支持させたりして研削を行っている。従って、位置出しテーブルにおいて、位置出しの対象となる板状ワークは、半導体ウェーハとなるだけでなくリングフレームとなる場合があり、板状ワークの直径が変化することとなる。このような変化に対応するため、特許文献1の位置決め機構では、固定ピンを差し込み可能な穴を複数設け、固定ピンを差し込む穴を変えることで、板状ワークの直径の変化に対応している。
特開2013−71230号公報 特開2013−82045号公報
特許文献1の構造にあっては、板状ワークの直径が変化したときに、複数の固定ピンを穴から抜き出して移動し、その後、各固定ピンを他の穴に差し込む作業が必要となる。そして、板状ワークの直径を変化する前に戻した場合、固定ピンを差し込む穴の位置も元の位置に戻すことになるが、このとき、複数の固定ピンを別々に移動するので、各固定ピンの相対位置に誤差が生じ易くなる。この結果、位置出しされる板状ワークの位置が、先に位置出しされた位置と異なってしまい、板状ワークが位置出しされる位置の再現性が損なわれる、という問題がある。また、板状ワークの直径が変化する度に、複数のピンを抜き差ししたり移動したりする作業が不可欠となり、作業が長時間化する等、作業負担が大きくなる、という問題もある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、位置出しする板状ワークの直径が変わっても、板状ワークの位置出し位置の再現性を高めることができ、板状ワークの直径の変化に伴う作業負担を軽減することができる位置出しテーブルを提供することを目的とする。
本発明の位置出しテーブルは、直径の異なる2つの板状ワークの位置出しを可能とする位置出しテーブルであって、第1の板状ワークを載置させる第1の載置部と、第1の載置部に載置された第1の板状ワークの径方向に進退する少なくとも1つの第1の進退ピンを備えた第1の進退機構と、第1の進退ピンの進退により第1の進退ピンと共に第1の板状ワークの外周に接触する2つの第1の固定ピンと、を備えた第1のテーブルに対し、第1のテーブルの少なくとも1つの第1の進退ピンと2つの第1の固定ピンとに接する仮想円の内側において、第1の板状ワークより小径の第2の板状ワークを載置させる第2の載置部と、第1の進退機構に従動して第2の載置部に載置された第2の板状ワークの径方向に進退する第2の進退ピンを備えた第2の進退機構と、第2の進退ピンの進退により第2の進退ピンと共に第2の板状ワークの外周に接触する2つの第2の固定ピンと、を備えた第2のテーブルを着脱自在に装着可能に構成される、ことを特徴とする。
この構成によれば、第1のテーブルによって第1の板状ワークを位置出しすることができ、この第1のテーブルに着脱自在となる第2のテーブルを装着することで、第2の板状ワークを位置出しすることができる。つまり、第1のテーブルにおける2つの第1の固定ピンは、板状ワークが変わっても、移動することが不要となり、相対位置に誤差が生じることを回避することができる。また、第2のテーブルは第2の固定ピンを含むユニットとして取り扱うことができるので、2つの第2の固定ピンにおいても相対位置が変化することを回避することができる。これにより、直径の異なる第1及び第2の板状ワークを交互に位置出しする場合であっても、各板状ワークの位置出しされる位置と、先に位置出しされた位置との間で誤差を生じ難くして再現性を持たせることができる。また、第1のテーブルに第2のテーブルを着脱するだけで、板状ワークの直径の変化に迅速に対応でき、従来のように複数のピンを抜き差しする場合に比べ、作業に要する時間を短縮して作業負担の軽減を図ることができる。
また、本発明の位置出しテーブルでは、第1のテーブルは第2のテーブルを位置決めする少なくとも2つの位置決めピンを備え、第2のテーブルは少なくとも2つの位置決めピンに嵌合する少なくとも2つの嵌合孔を備え、少なくとも2つの位置決めピンと少なくとも2つの嵌合孔とによって、第1のテーブルに第2のテーブルを所定の位置で装着するようにしてもよい。この構成によれば、位置決めピンと嵌合孔との簡単な構成によって、装着される第2のテーブルを容易に位置決めすることができる。
また、本発明の位置出しテーブルでは、第2のテーブルは、2つの第1の固定ピンで位置決めする位置決め部を備え、位置決め部による位置決めと共に第1の進退機構と第2の進退機構との連結により第2のテーブルを第1のテーブルに装着するとよい。この構成によれば、第1の板状ワークの位置出しと、第2のテーブルの位置決めとの両方に第1の固定ピンを利用でき、第1の固定ピンに複数の機能を持たせて構造の簡略化を図ることができる。
また、本発明の位置出しテーブルでは、第1の載置部は、2つの第1の固定ピンと少なくとも1つの第1の進退ピンとを頂点として形成される仮想三角形の中央に配設される円板状であって、第2のテーブルは、第1の載置部に嵌合する凹形状の嵌合部を備え、第1の載置部に嵌合部を嵌合させると共に第1の進退機構と第2の進退機構との連結により第2のテーブルを第1のテーブルに装着してもよい。この構成によれば、第1の載置部に嵌合する嵌合部を第2のテーブルが有するので、第1の載置部を利用して第2のテーブルを位置決めすることができる。
また、本発明の位置出しテーブルでは、第1の載置部は吸引源に連通する吸引孔を備え、吸引孔による吸引によって、第1の載置部に嵌合部を嵌合させた第2のテーブルを吸引保持してもよい。この構成によれば、第1の載置部と嵌合部との嵌合状態をより良好に維持することができる。
本発明によれば、位置出しする板状ワークの直径が変わっても、板状ワークの位置出し位置の再現性を高めることができ、板状ワークの直径の変化に伴う作業負担を軽減することができる。
第1の実施の形態に係る位置出しテーブルを構成する第1のテーブルの概略平面図である。 第1の実施の形態に係る第1のテーブルの断面模式図である。 第1の実施の形態に係る位置出しテーブル全体の概略平面図である。 第1の実施の形態に係る位置出しテーブル全体の断面模式図である。 第2の実施の形態に係る位置出しテーブル全体の概略平面図である。 第3の実施の形態に係る位置出しテーブルを構成する第1のテーブルの概略平面図である。 第3の実施の形態に係る第1のテーブルの断面模式図である。 第3の実施の形態に係る位置出しテーブル全体の断面模式図である。 変形例に係る位置出しテーブル全体の断面模式図である。
以下、本発明の実施の形態に係る位置出しテーブルについて添付図面を参照して詳細に説明する。なお、位置出しテーブルは、板状ワークを研削する研削装置に適用でき、また、直径の異なる2つの板状ワークの位置出しを行う他の加工装置にも適用することが可能である。
(第1の実施の形態)
先ず、図1及び図2を参照して、第1の実施の形態に係る位置出しテーブルを構成する第1のテーブルについて説明する。図1は、第1の実施の形態に係る第1のテーブルの概略平面図である。図2は、第1の実施の形態に係る第1のテーブルの断面模式図である。
図1及び図2に示すように、位置出しテーブル1を構成する第1のテーブル2は、平面視円形の第1の板状ワークW1の位置出しを行う。第1の板状ワークW1としては、表面にデバイスが形成された半導体ウェーハ等の各種加工材料の他、研削用に半導体ウェーハをワックスによってサブストレートに貼付したワークや、粘着テープを介して半導体ウェーハをリングフレームの内側に支持したワークを例示することができる。従って、第1の板状ワークW1における円形は、真円だけでなく、円の一部を切り欠いたり外側に突出させたりする形状を含むものである。
第1のテーブル2は、平面視で方形状に形成された板状の第1の基台21と、この第1の基台21の上面に設けられた3つの第1の載置部22及び2つの第1の固定ピン23とを備えている。ここで、図1に示す平面視において、第1の基台21の図1中右上方向に延びる対角線を仮想線L1、左上方向に延びる対角線を仮想線L2とする。3つの第1の載置部22は、平面視で、それらを仮想線で結ぶ仮想三角形T1が二等辺三角形となる。二等辺三角形の頂点に位置する第1の載置部22aは、仮想線L1上に設けられている。そして、3つの第1の載置部22は、上記の仮想三角形T1が仮想線L1を対称軸として線対称となるように配設されている。頂点に位置する第1の載置部22aは、仮想線L2より左側に設けられ、他の第1の載置部22bは、仮想線L2より右側にそれぞれ設けられる。
2つの第1の固定ピン23は、仮想線L2より図1中左側にそれぞれ設けられ、仮想線L1を対称軸として対称配置されている。また、2つの第1の固定ピン23は、仮想三角形T1の外側に配設され、第1の基台21の中心位置に第1の板状ワークW1が載置されたときに、第1の板状ワークW1の外周に接触する位置に設けられている。
第1のテーブル2は、第1の基台21の図1中右上コーナー部に設けられた第1の進退機構24を備えている。第1の進退機構24は、第1の基台21の上面より突出する第1の進退ピン24aを有している。第1の進退ピン24aの図2中下端には、ナット部材24bが取り付けられ、このナット部材24bを介して連結軸24cが連結されている。連結軸24cは、平面視で、仮想線L1に沿って延在する長穴21a内に挿入され、下端部が第1の基台21の下面からはみ出る長さに設けられている。連結軸24cの下端部には、シリンダ24dの出力軸24eが接続されている。シリンダ24dは、平面視で、仮想線L1の延在方向に進退するよう出力軸24eを駆動可能に構成されている。従って、第1の進退ピン24aは、シリンダ24dによって仮想線L1の延在方向に移動し、第1の載置部22に載置された第1の板状ワークW1の径方向に進退可能となる。
第1の進退ピン24a及び各第1の固定ピン23は、円柱状に形成され、第1の基台21の上面からの突出高さが略同一に設定されている。また、各第1の載置部22は、円柱状に形成され、第1の進退ピン24a及び第1の固定ピン23に比べ、第1の基台21の上面からの突出高さが低く形成されている。これにより、第1の載置部22に載置された第1の板状ワークW1の外周に第1の固定ピン23及び第1の進退ピン24aの外周面が接触可能となる。
次に、図1及び図2を参照して、第1のテーブル2における第1の板状ワークW1の位置出し方法について説明する。第1の板状ワークW1を第1のテーブル2に搬入する前に、シリンダ24dを駆動し、第1の進退ピン24aを第1の固定ピン23から離れる方向(図2中右方向)に移動して位置付けておく。この状態から、不図示の搬送手段を介して第1の板状ワークW1が3つの第1の載置部22上に載置される。このとき、2つの第1の固定ピン23及び第1の進退ピン24aが第1の板状ワークW1の外周から離れた状態とされる。
この状態から、第1の板状ワークW1の径方向(図1及び図2に示す矢印方向)に第1の進退ピン24aを進行させて第1の板状ワークW1の外周に当接させる。そして、引き続き第1の進退ピン24aを進行させ、第1の板状ワークW1を第1の載置部22の上でスライドさせ、第1の板状ワークW1の外周に第1の進退ピン24aと共に2つの第1の固定ピン23を当接させる。これにより、第1の板状ワークW1が図1の二点鎖線で示す位置において、第1の進退ピン24aと2つの第1の固定ピン23との3点によって、紙面と平行な方向の移動が規制されて位置出しされる。
続いて、図3及び図4を参照して、本実施の形態に係る位置出しテーブルを構成する第2のテーブルについて説明する。図3は、本実施の形態に係る位置出しテーブル全体の概略平面図である。図4は、本実施の形態に係る位置出しテーブル全体の断面模式図である。
図3及び図4に示すように、位置出しテーブル1を構成する第2のテーブル3は、第2の板状ワークW2の位置出しを行う。第2の板状ワークW2は、平面視で第1の板状ワークW1より小径となる円形に形成され、第1の板状ワークW1の上記説明において例示した構成を採用することができる。
第2のテーブル3は、平面視で円形をなす板状の第2の基台31と、この第2の基台31の上面に設けられた1つの第2の載置部32及び2つの第2の固定ピン33とを備えている。第2の基台31は、2つの第1の固定ピン23及び第1の進退ピン24aの内側に配設可能な大きさに形成されている。第2の基台31の下面3箇所位置には、下向き凹状をなす嵌合孔34が形成されている。各嵌合孔34は、平面視で、3つの第1の載置部22に重なる位置に形成され、且つ、第1の載置部22を受容して嵌合可能に形成されている。この嵌合において、3つの第1の載置部22は、第2のテーブル3を位置決めするための位置決めピンとして機能する。また、第2の基台31と、第1の基台21とは、第1の載置部22と嵌合孔34との嵌合状態において、平面視で、仮想線L1,L2が第2の基台31の中心を通過する相対位置関係となる。
第2の載置部32は、平面視で、第2の基台31の面内中央部に配置され、第1の載置部22より大きい円形に形成されている。
2つの第2の固定ピン33は、平面視で、仮想線L1を対称軸として対称配置され、仮想線L2より左側にそれぞれ設けられている。2つの第2の固定ピン33は、第2の載置部32の中心付近に第2の板状ワークW2が載置されたときに、第2の板状ワークW2の外周に接触する位置に設けられている。
第2のテーブル3は、第2の基台31の図3中右上側において第1の連結機構24と重なる位置に設けられた第2の進退機構35を備えている。第2の進退機構35は、平面視で対角線L1に沿って延在するガイドレール35aを第2の基台31の上面に備えている。ガイドレール35aには、ブラケット35bがスライド可能に設置されている。ブラケット35bは、ガイドレール35a上に配設された先端部35baと、ナット部材24bに嵌合する穴を有する基部35bbと、先端部35ba及び基部35bbを連結する中間部35bcとを備えてクランク状に形成されている。
先端部35baの上面には、第2の進退ピン35cが突出して設けられている。従って、第2の進退ピン35cは、ブラケット35b、ナット部材24b及び連結軸24cを介してシリンダ24dに接続される。この接続によって、第2の進退機構35は、第1の進退機構24におけるシリンダ24dの駆動に従動して第2の進退ピン35cを対角線L1の延在方向に移動し、第2の載置部32に載置された第2の板状ワークW2の径方向に第2の進退ピン35cが進退可能となる。
第2の進退ピン35c及び各第2の固定ピン33は、円柱状に形成され、それらの上端の高さが略同一に設定されている。また、第2の載置部32は、円柱状に形成されるものの、第2の進退ピン35c及び第2の固定ピン33に比べて低い高さに形成されている。これにより、第2の載置部32に載置された第2の板状ワークW2の外周に第2の固定ピン33及び第2の進退ピン35cの外周面が接触可能となる。
次いで、第1のテーブル2に対する第2のテーブル3の着脱方法について説明する。第1のテーブル2への第2のテーブル3の装着は、3箇所の嵌合孔34それぞれの内部に第1の載置部22が受容され、基部35bbの穴内にナット部材24bが挿入されるよう位置合わせする。この位置合わせを行いつつ、第1の基台21の上面に第2の基台31を載置することで、基部35bbの穴内にナット部材24bが嵌って連結され、且つ、嵌合孔34及び第1の載置部22が嵌合される。この嵌合によって第1のテーブル2が第2のテーブル3に装着され、各テーブル2,3における図1中紙面に平行な方向への相対移動が規制された状態となる。このとき、基部35bbとナット部材24bとの連結によって、シリンダ24dの駆動に対し、第2の進退機構35の第2の進退ピン35cが従動可能となる。
一方、第1のテーブル2から第2のテーブル3を離脱する場合は、第1のテーブル2に対して第2のテーブル3を上昇させればよい。これにより、嵌合孔34から第1の載置部22が抜け出し、基部35bbの穴からナット部材24bも抜け出して各テーブル2,3の装着状態が解除される。
次に、図3及び図4を参照して、第2のテーブル3における第2の板状ワークW2の位置出し方法について説明する。この方法は、第1の板状ワークW1の位置出し方法と略同じ要領となるが、念のために以下に説明する。
第2の板状ワークW2を第2のテーブル3に搬入する前に、シリンダ24dを駆動し、第2の進退ピン35cを第2の固定ピン33から離れる方向(図4中右方向)に移動して位置付けておく。この状態から、不図示の搬送手段を介して第2の板状ワークW2が第2の載置部32上に載置される。このとき、2つの第2の固定ピン33及び第2の進退ピン35cが第2の板状ワークW2の外周から離れた状態とされる。
この状態から、第2の板状ワークW2の径方向(図3及び図4に示す実線矢印方向)に第2の進退ピン35cを進行させて第2の板状ワークW2の外周に当接させる。そして、引き続き第2の進退ピン35cを進行させ、第2の板状ワークW2を第2の載置部32の上でスライドさせ、第2の板状ワークW2の外周に第2の進退ピン35cと共に2つの第2の固定ピン33を当接させる。これにより、第2の板状ワークW2が図3の二点鎖線で示す位置において、第2の進退ピン35cと2つの第2の固定ピン33との3点によって、紙面と平行な方向の移動が規制されて位置出しされる。
以上のように、本実施の形態に係る位置出しテーブル1によれば、第2のテーブル3を第1のテーブル2から取り外すだけで、第2の板状ワークW2の位置出しを行った後、第1の板状ワークW1の位置出しを行うことができる。このとき、第1のテーブル2における2つの第1の固定ピン23を移動させなくてよいので、第1の板状ワークW1を位置出しするための準備を短時間で行うことができる。しかも、2つの第1の固定ピン23の相対位置が変化することを回避でき、第2のテーブル3を用いた位置出しの前に行った第1の板状ワークW1の位置出しに対し、第1の板状ワークW1の位置出し位置の再現性を良好に維持することができる。
また、第2のテーブル3は第2の固定ピン32や第2の連結機構35等を一体として着脱自在とされるので、2つの第2の固定ピン32においても相対位置が変化することを回避することができる。これにより、第2の板状ワークW2が位置出しされる位置においても再現性を良好に維持することができる。また、第1のテーブル2に第2のテーブル3を装着するだけで、第1の板状ワークW1の位置出しを行った後、第2の板状ワークW2の位置出しを行うことができ、第2の板状ワークW2を位置出しするための準備も短時間で行うことができる。従って、本実施の形態は、直径の異なる第1及び第2の板状ワークW1,W2をそれぞれ位置出しする場合であっても、各板状ワークW1,W2の位置出し位置の再現性を高めつつ、板状ワークW1,W2の直径の変化に伴う作業負担を軽減することができる。
また、第2の進退機構35が第1の進退機構24に従動する構成としたので、第2の進退機構35においてシリンダ等の駆動機構を省略でき、構成の簡略化を図ることができる。更に、第2の進退機構35によって、第2の進退ピン35cを第1の進退ピン24aより第2の基台31の中央寄りに配設でき、第2の板状ワークW2が位置出しされる位置を平面視で第1の基台21の中央に近付けたり一致させたりすることができる。
更には、第1の載置部22に嵌合孔34を嵌合させたので、簡単な構成によって第2のテーブル3を容易に位置決めでき、且つ、第1の板状ワークW1を支持する第1の載置部22を利用して第2のテーブル3を位置決めすることができる。
本実施の形態の構成は、他の実施の形態において示す構成と適宜組み合わせて実施できる。
次いで、第1の実施の形態とは異なる第2及び第3の実施の形態について説明する。なお、第2及び第3の実施の形態において、第1の実施の形態と共通する構成要素については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
(第2の実施の形態)
図5は、第2の実施の形態に係る位置出しテーブル全体の概略平面図である。図5に示すように、第2の実施の形態に係る位置出しテーブル101は、第2のテーブル103の基台131を多角形形状にしたものである。
基台131は、第2のテーブル103を第1のテーブル2に装着したときに、平面視で仮想線L1を対称軸として線対称となる外形をなし、第1の載置部22に重ならない位置に設けられている。第2の基台131は、外周に一対の傾斜縁からなる位置決め部131aを備え、位置決め部131aは、図5中左下方向に向かうに従って相互に接近するように傾斜している。ここで、平面視での仮想線L2の延在方向において、2つの第1の固定ピン23の離間距離をD、一対の位置決め部131aの最大幅をdmax、最小幅をdminとした場合、dmin<D<dmaxとなる関係になる。従って、2つの第1の固定ピン23の図5中右上側から左下方向に基台131をスライドさせることで、位置決め部131aの延在方向中間部が第1の固定ピン23に接触する。この接触によって、2つの第1の固定ピン23の間に第2の基台131が嵌り合って第2のテーブル3が平面視で図5中右上以外の方向に移動しないように位置決めされる。この位置決めと共に、ナット部材24bが基部35bbの穴内に嵌ることで、第1の進退機構24と第2の進退機構35とが連結され、第1のテーブル2及び第2のテーブル103の図5中紙面に平行な方向への相対移動が規制された状態となる。
従って、第2の実施の形態によれば、第1の固定ピン23が第1の板状ワークW1の位置出しだけでなく、第2のテーブル103の位置決めにも利用され、第1の固定ピン23に複数の機能を持たせて構造の簡略化を図ることができる。
本実施の形態の構成は、他の実施の形態において示す構成と適宜組み合わせて実施できる。
(第3の実施の形態)
図6は、第3の実施の形態に係る位置出しテーブルを構成する第1のテーブルの平面図である。図7は、図6の断面模式図である。図6に示すように、第3の実施の形態に係る位置出しテーブル201では、第1のテーブル202における第1の載置部222が、平面視で第1の基台21の面内中央部一箇所に配置される。第1の載置部222は、第1の実施の形態における第1の載置部22より大きい円板状に形成されている。第1の載置部222は、2つの第1の固定ピン23と第1の進退ピン24aとを頂点として形成される仮想三角形T2の中央に配設されている。第1の載置部222は、吸引源225に連通する吸引孔226を備えている。
図8は、第3の実施の形態に係る位置出しテーブル全体の断面模式図である。図8に示すように、第2のテーブル203の基台231には、第1の載置部222に嵌合する凹形状の嵌合部236が形成されている。第1の載置部222に嵌合部236を嵌合させたときに、嵌合部236の底面は、第1の載置部222の上面と面接触する。そして、吸引源225の作動による吸引孔226での吸引によって、嵌合部236の底面が第1の載置部222の上面に吸引保持され、第2のテーブル203が位置決めされる。この位置決めと共に、ナット部材24bが基部35bbの穴内に嵌ることで、第1の進退機構24と第2の進退機構35とが連結され、第1のテーブル202及び第2のテーブル203の図6中紙面に平行な方向への相対移動を規制した装着状態となる。
従って、第3の実施の形態によれば、第1の載置部222を利用して第2のテーブル203を位置決めしつつ、第1の載置部222において嵌合部236を吸引保持することができ、第1の載置部222と嵌合部236との嵌合状態を良好に維持することができる。
本実施の形態の構成は、他の実施の形態において示す構成と適宜組み合わせて実施できる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
例えば、第3の実施の形態に係る第2のテーブル203は、図9に示す構成に変更してもよい。図9は、変形例に係る位置出しテーブル全体の断面模式図である。図9において、第2の基台231と第2の載置部32とには、吸引孔226に連通する吸引流路237が形成されている。従って、吸引源225を作動すると、吸引孔226を介して吸引流路237で吸引し、第2の載置部32に載置された第2の板状ワークW2が吸引保持される。
また、第1の実施の形態では、3つの第1の載置部22に対し、3つの嵌合孔34を形成したが、3つの嵌合孔34に代えて、凹形状をなす1つの嵌合部を第2の基台31に形成してもよい。このとき、嵌合部が平面視円形とされて3つの第1の載置部22全てに接触しつつ受容可能に形成されることで、第2のテーブル3を位置決めすることができる。
更に、第1及び第2の進退ピン24a,35cの形成数は、1つに限られずに2つ以上としてもよく、第1及び第2の固定ピン23,33の形成数は、2つに限られずに3つ以上としてもよい。
また、第1の実施の形態では、第1の載置部22を位置決めピンとして嵌合孔34と嵌合する構成としたが、嵌合孔34の嵌合対象となる位置決めピンは第1の載置部22に限られず、第1の載置部22とは別に設けてもよい。更に、位置決めピン及び嵌合孔34は2つずつに限られず、4つずつ以上としてもよい。
また、第1及び第2の進退機構24,35の構成は、図示構成例に限られるものでない。第1の進退機構24は、シリンダ24dに代えて送りねじ構造等を採用してもよく、第2の進退機構35は、上記のように第1の進退機構24に従動する限りにおいて、第1の進退ピン24aに嵌合して連結する構造等を採用してもよい。
以上説明したように、本発明は、直径の異なる2つの板状ワークを位置出しする装置に適用され、位置出しする板状ワークの直径が変わっても、板状ワークの位置出し位置の再現性を高め、且つ、板状ワークの直径の変化に伴う作業負担を軽減することができるという効果を有する。
1,101,201 位置出しテーブル
2,202 第1のテーブル
3,103,203 第2のテーブル
22,222 第1の載置部
23 第1の固定ピン
24 第1の進退機構
24a 第1の進退ピン
32 第2の載置部
33 第2の固定ピン
34 嵌合孔
35 第2の進退機構
35c 第2の進退ピン
131a 位置決め部
225 吸引源
226 吸引孔
236 嵌合部
W1 第1の板状ワーク
W2 第2の板状ワーク

Claims (5)

  1. 直径の異なる2つの板状ワークの位置出しを可能とする位置出しテーブルであって、
    第1の板状ワークを載置させる第1の載置部と、該第1の載置部に載置された該第1の板状ワークの径方向に進退する少なくとも1つの第1の進退ピンを備えた第1の進退機構と、該第1の進退ピンの進退により該第1の進退ピンと共に該第1の板状ワークの外周に接触する2つの第1の固定ピンと、を備えた第1のテーブルに対し、
    該第1のテーブルの該少なくとも1つの第1の進退ピンと該2つの第1の固定ピンとに接する仮想円の内側において、該第1の板状ワークより小径の第2の板状ワークを載置させる第2の載置部と、該第1の進退機構に従動して該第2の載置部に載置された該第2の板状ワークの径方向に進退する第2の進退ピンを備えた第2の進退機構と、該第2の進退ピンの進退により該第2の進退ピンと共に該第2の板状ワークの外周に接触する2つの第2の固定ピンと、を備えた第2のテーブルを着脱自在に装着可能に構成される位置出しテーブル。
  2. 該第1のテーブルは第2のテーブルを位置決めする少なくとも2つの位置決めピンを備え、
    該第2のテーブルは該少なくとも2つの位置決めピンに嵌合する少なくとも2つの嵌合孔を備え、該少なくとも2つの位置決めピンと該少なくとも2つの嵌合孔とによって、該第1のテーブルに該第2のテーブルを所定の位置で装着する請求項1記載の位置出しテーブル。
  3. 該第2のテーブルは、該2つの第1の固定ピンで位置決めする位置決め部を備え、該位置決め部による位置決めと共に該第1の進退機構と第2の進退機構との連結により第2のテーブルを該第1のテーブルに装着する請求項1記載の位置出しテーブル。
  4. 該第1の載置部は、該2つの第1の固定ピンと該少なくとも1つの第1の進退ピンとを頂点として形成される仮想三角形の中央に配設される円板状であって、
    該第2のテーブルは、該第1の載置部に嵌合する凹形状の嵌合部を備え、該第1の載置部に該嵌合部を嵌合させると共に該第1の進退機構と第2の進退機構との連結により第2のテーブルを該第1のテーブルに装着する請求項1記載の位置出しテーブル。
  5. 該第1の載置部は吸引源に連通する吸引孔を備え、該吸引孔による吸引によって、該第1の載置部に該嵌合部を嵌合させた該第2のテーブルを吸引保持する請求項4記載の位置出しテーブル。
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