JP2015095236A - タイヤ状態監視装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】トリガ信号待受に関する電力浪費を減らすこと。【解決手段】タイヤ状態監視装置は、車両に設けられたタイヤ内に配置され、タイヤの空気圧を検出する圧力センサ11と、圧力センサ11によって検出されたタイヤ情報を送信可能なRF送信回路16と、トリガ機50から送信されるトリガ信号を受信可能なLF受信回路17と、センサユニットコントローラ14と、バッテリ20とを備えている。センサユニットコントローラ14は、タイヤの空気圧が待受用閾値を超えたときにLF受信回路17を待受状態にし、加速度が非待受用閾値を超えたとき又は待受状態が一定時間維持されたときにLF受信回路17を非待受状態にする。待受状態は、トリガ信号を受信可能な状態であり、非待受状態はトリガ信号を受信不能な状態である。【選択図】図2
Description
本発明は、タイヤ状態を監視するタイヤ状態監視装置に関する。
タイヤの状態(例えば、空気圧)を監視するタイヤ状態監視装置においては、タイヤに設けられた状態検出部によって検出されたタイヤ情報が、一定時間毎に車両に設けられた受信機ユニットに送信される。また、任意のタイミングでタイヤ情報を得たい場合には、トリガ機からトリガ信号を送信することで、タイヤ情報の送信をタイヤ状態監視装置に要求することができる。
例えば、特許文献1に記載のタイヤ空気圧監視システムにおいては、車両のタイヤには、センサユニットが設けられている。センサユニットは、タイヤの圧力を検出する圧力センサと、タイヤの圧力を受信機ユニットに送信する送信回路と、トリガ機から送信されるトリガ信号を受信する受信回路を有している。また、センサユニットは、CPUを有している。CPUは、トリガ機からのトリガ信号を受信回路が受信すると、トリガ信号に要求されたタイヤ状態を送信回路からトリガ機に送信する。
ところで、トリガ機を用いてタイヤ情報の送信を要求する場面は車両の検査時などに限られ、稀である。しかし、CPUは、トリガ信号を常に受信できるように、受信回路を常時待受状態に維持している。受信回路を待受状態に維持すると、センサユニットのバッテリから待ち受けに必要な電力が消費され続けていることとなる。
本発明の目的は、トリガ信号待受に関する電力浪費を減らすことができるタイヤ状態監視装置を提供することにある。
上記課題を解決するタイヤ状態監視装置は、車両に設けられた複数のタイヤ内に配置され、前記タイヤの状態を検出する状態検出部と、前記状態検出部によって検出されたタイヤ情報を送信可能な送信部と、トリガ機から送信されるトリガ信号を受信可能な受信部と、前記トリガ信号の要求に応じて前記タイヤ情報を前記送信部から前記トリガ機に送信させる制御部と、前記受信部に電力供給可能なバッテリと、を備えたタイヤ状態監視装置であって、前記制御部は、前記状態検出部によって検出されるタイヤ情報の検出値が待受用閾値を超えたときに前記受信部を、前記トリガ信号を受信可能な待受状態にするとともに、前記受信部を前記待受状態にした後には前記状態検出部によって検出される前記タイヤ情報の検出値が非待受用閾値を超えたとき又は前記待受状態が一定時間維持されたときに前記受信部を、トリガ信号を受信不能な非待受状態にすることを要旨とする。
これによれば、制御部は、タイヤ情報の検出値が待受用閾値を超えるまでは、受信部を非待受状態に維持する。受信部が非待受状態のときには、受信部を待受状態に維持するための電力消費がない。また、タイヤ情報の検出値が非待受用閾値を超えたとき又は待受状態が一定時間維持されたときには、受信部は非待受状態にされるため、待受状態が維持され続けることが抑制される。したがって、受信部は、常時待受状態に維持されず、トリガ信号待受に関する電力浪費を減らすことができる。また、受信部は、タイヤ情報の検出値が待受用閾値を超えないと待受状態にされないが、トリガ機によってタイヤ情報の送信を要求するときは、タイヤ状態監視装置の応答確認、検査を行うときであり、タイヤの状態に何らかの変化を意図的に与え、待受状態にしてから、トリガ機を使用することで問題ない。
上記タイヤ状態監視装置について、前記状態検出部は、前記タイヤの空気圧を検出する圧力センサと、前記タイヤとともに回転し加速度を検出する加速度センサとを含み、前記待受用閾値は、前記圧力センサによって検出される前記タイヤの空気圧を基に設定され、前記非待受用閾値は、前記加速度センサによって検出される前記加速度を基に設定されることが好ましい。
これによれば、空気圧は、温度などに比べて意図的に変化させやすいため、受信部を待受状態にしやすい。また、トリガ機によってタイヤ情報の送信を要求するときは、車両の検査時などであり、車両の検査時には車両は停止しており、加速度は理論上変化しないが、車両が再度走行するときは、車両の検査が終わったときであり、加速度が変化する。そのため、加速度に基づいて非待受用閾値を設定することで、検査終了後に非待受状態にすることができる。
本発明によれば、トリガ信号待受に関する電力浪費を減らすことができる。
以下、タイヤ状態監視装置を具体化した一実施形態について説明する。
図1に示すように、タイヤ状態監視装置10は、車両1の4つの車輪2にそれぞれ取り付けられる4つのタイヤセンサユニット3と、車両1の車体に設置される受信機ユニット40とを備えている。各車輪2は、ホイール部5と、このホイール部5に装着されるタイヤ6とを含む。
図1に示すように、タイヤ状態監視装置10は、車両1の4つの車輪2にそれぞれ取り付けられる4つのタイヤセンサユニット3と、車両1の車体に設置される受信機ユニット40とを備えている。各車輪2は、ホイール部5と、このホイール部5に装着されるタイヤ6とを含む。
タイヤセンサユニット3は、タイヤ6の内部空間に配置されるように、そのタイヤ6が装着されたホイール部5に対して取り付けられている。各タイヤセンサユニット3は、対応するタイヤ6の状態(タイヤ空気圧、タイヤ内温度及び加速度)を検出して、検出されたタイヤ情報を一定時間毎に受信機ユニット40に無線送信する。また、タイヤセンサユニット3は、トリガ機50から送信されるトリガ信号の要求に応じてタイヤ状態をトリガ機50に無線送信する。
図2に示すように、各タイヤセンサユニット3は、圧力センサ11、温度センサ12、加速度センサ13、センサユニットコントローラ14、RF送信回路16、LF受信回路17、及びバッテリ20を備える。タイヤセンサユニット3は、バッテリ20からの供給電力によって動作し、制御部としてのセンサユニットコントローラ14はタイヤセンサユニット3の動作を統括的に制御する。圧力センサ11は、対応するタイヤ6の空気圧を検出する。温度センサ12は、対応するタイヤ6内の温度を検出する。加速度センサ13はタイヤ6とともに回転して自身に作用する加速度を検出する。加速度センサ13は、例えば、ピエゾ抵抗型や静電容量型の加速度センサとして周知のものである。センサユニットコントローラ14は、タイマ21を有しており、一定時間毎(例えば、数秒〜数十秒)に、圧力センサ11、温度センサ12及び加速度センサ13によって検出されたタイヤ情報を取得する。本実施形態では、圧力センサ11、温度センサ12及び加速度センサ13が状態検出部として機能している。
送信部としてのRF送信回路16は、センサユニットコントローラ14からの各データ(タイヤ空気圧データ、タイヤ内温度データ及び加速度データ)を変調して送信信号(高周波信号)を生成し、その送信信号をタイヤ情報として送信アンテナ18から無線送信する。受信部としてのLF受信回路17は、トリガ信号の受信のために用いられており、受信アンテナ19を介してトリガ信号を受信可能である。
図1に示すように、受信機ユニット40は、受信機ユニットコントローラ33を備えるとともに、RF受信回路35を備えている。RF受信回路35は、受信アンテナ32を介して送信信号を受信する。受信機ユニットコントローラ33には、表示器38が接続されている。受信機ユニットコントローラ33はCPU及び記憶部(ROMやRAM等)を含むマイクロコンピュータ等よりなり、記憶部には受信機ユニット40の動作を統括的に制御するプログラムが記憶されている。
図2に示すように、トリガ機50は、操作部51、LF送信回路52、RF受信回路53、表示部54及びコントローラ55を備える。トリガ機50は、操作部51の操作に応じたトリガ信号をLF送信回路52から送信する。以下、詳細に説明を行う。
トリガ機50は、使用者によって操作される操作部51を複数有しており、各操作部51は、トリガ機50が要求するタイヤ状態に対応付けられている。例えば、本実施形態の操作部51は、3個設けられており、それぞれの操作部51は、タイヤ6の空気圧、加速度、タイヤ6の温度と対応付けられている。また、トリガ機50は、タイヤ状態以外の情報(センサ情報など)の送信をタイヤセンサユニット3に要求することもできる。
操作部51は、コントローラ55に接続されており、コントローラ55は操作部51からの要求に応じてLF送信回路52にトリガ信号を生成させ、送信アンテナ56から無線送信する。RF受信回路53は、受信アンテナ57を介して送信信号を受信する。RF受信回路53が受信する送信信号は、トリガ信号の要求に応じてタイヤセンサユニット3から送信された送信信号である。RF受信回路53が送信信号を受信すると、コントローラ55は、送信信号によって得たタイヤ情報を表示部54に表示する。
上記したように、本実施形態のタイヤセンサユニット3は、一定時間毎にRF送信回路16から受信機ユニット40に向けて送信信号を送信する。また、タイヤセンサユニット3は、トリガ機50からのトリガ信号をLF受信回路17で受信した場合にはトリガ機50に向けてRF送信回路16から送信信号を送信する。LF受信回路17は、トリガ信号を受信可能な待受状態とトリガ信号を受信不能な非待受状態がセンサユニットコントローラ14によって切り替え可能である。以下、センサユニットコントローラ14が行うLF受信回路17の待受状態と非待受状態の切り替え制御について説明を行う。なお、LF受信回路17は、非待受状態となっている。
図3に示すように、ステップS10において、センサユニットコントローラ14は、所定時間の間に変化するタイヤ6の空気圧の変化量が待受用閾値を超えるか否かを判定する。センサユニットコントローラ14は、タイマ21の計測に基づき一定時間毎に、タイヤ6の空気圧情報を取得しているため、最新の空気圧情報と、最新の空気圧情報の直前の空気圧情報とを比較することでタイヤ6の空気圧の変化量を検出することができる。「所定時間」は、任意の時間に設定することができる。「待受用閾値」は、所定時間の間に、自然に変化するタイヤ6の空気圧の変化量よりも大きな値に設定されている。所定時間の間にタイヤ6の空気圧の変化量が待受用閾値を超える場合は、例えば、タイヤ6への空気注入時、ホイール部5へのタイヤ6の組み付け時(タイヤの交換時)などが挙げられる。ステップS10の判定結果が否定の場合、すなわち、所定時間の間に変化するタイヤ6の空気圧の変化量が待受用閾値を超えていない場合、センサユニットコントローラ14は、ステップS10の処理を繰り返す。一方、ステップS10の判定結果が肯定の場合、すなわち、所定時間の間に変化するタイヤ6の空気圧の変化量が待受用閾値を超えた場合、センサユニットコントローラ14は、ステップS20に移行する。
ステップS20において、センサユニットコントローラ14は、LF受信回路17を、トリガ信号を受信可能な待受状態に切り替え、ステップS30に移行する。LF受信回路17が待受状態のときには、LF受信回路17がトリガ信号を受信することができる。タイヤ6への空気注入、ホイール部5へのタイヤ6の組み付けなどは、車両1の検査時などに行われ、車両1の検査後には、タイヤセンサユニット3の応答確認、検査を行う必要がある。このとき、トリガ機50によってトリガ信号を送信することで、タイヤセンサユニット3の応答確認、検査を行うことができる。
ステップS30において、センサユニットコントローラ14は、LF受信回路17が待受状態にされてから一定時間経過したか否かを判定する。この「一定時間」は、例えば、車両1の検査に要する時間よりも長い時間(例えば、数時間〜数日)に設定される。ステップS30の判定結果が肯定の場合、センサユニットコントローラ14はステップS50に移行する。ステップS30の判定結果が否定の場合、すなわち、LF受信回路17が待受状態に切り替わってから一定時間経過していない場合、センサユニットコントローラ14はステップS40に移行する。
ステップS40において、センサユニットコントローラ14は、加速度センサ13によって検出される加速度の値が非待受用閾値を超えたか否かを判定する。車両1が走行している場合、加速度センサ13によって検出される加速度はタイヤ6の回転に伴って大きくなる。このため、加速度によって車両1が走行しているか停止しているかを判断することができる。車両1の停止時には、理論上加速度が発生せず、0となるが、重力の影響や加速度センサ13の製造上のばらつき等により加速度の測定値の誤差が生じる。このため、加速度の測定値の誤差などを加味した停車時の加速度よりも大きな値を非待受用閾値として設定することで、車両1が走行しているか否かを判定することができる。加速度の値が非待受用閾値を超えた場合、車両1が走行していると判断することができ、車両1が走行していれば、車両1の検査が終了しているとみなすことができる。そして、ステップS40の判定結果が否定の場合、センサユニットコントローラ14は、ステップS30に移行し、判定結果が肯定の場合、センサユニットコントローラ14はステップS50に移行する。
ステップS50において、センサユニットコントローラ14は、LF受信回路17の待受をOFFにし、LF受信回路17を非待受状態に切り替える。すなわち、ステップS30で、車両1の検査が終わったと判断した場合及びステップS40において、車両1が走行を開始したと判断した場合には、LF受信回路17を非待受状態にする。
次に、本実施形態のタイヤ状態監視装置10の作用について図4にしたがって説明する。図4では、車両1が走行及び停止をしたときの圧力センサ11に検出される検出値をL1で、加速度センサ13に検出される検出値をL2で、LF受信回路17の待受状態と非待受状態を待受のON/OFF(LF受信回路17の通電状態)としてL3で表している。また、待受用閾値をTS1、非待受用閾値をTS2でそれぞれ表している。
図4に示すように、車両1は、時刻t1まで走行し、停止する。車両1の停止後、時刻t2でタイヤ6の空気圧の変化量が所定時間の間に待受用閾値を超えると、センサユニットコントローラ14は、LF受信回路17を待受状態にする(待受ON)。なお、待受状態とは、LF受信回路17がトリガ信号を受信できればよく、受信できる範囲内で、待受のON/OFFを間欠動作させてもよい。
時刻t3で、車両1が走行を開始し、時刻t4で加速度の値が非待受用閾値を超えると、センサユニットコントローラ14は、車両1の検査などが終了し、車両1が走行を開始したと判断してLF受信回路17を非待受状態に切り替える。なお、図4では、車両1が走行を開始することで、待受がOFFされたが、車両1が走行を開始しない場合には、一定時間後に待受がOFFされる。
トリガ機50が備えられている場所は、センサユニットコントローラ14の応答確認や、検査を行う工場やディーラーである。このため、ユーザー(車両1の保有者)がトリガ機50によってタイヤ状態の送信をタイヤセンサユニット3に要求する可能性は低く、ユーザーの使用時にLF受信回路17が非待受状態に維持されていても車両1の使用に支障を来す可能性は低いと考えられる。このため、タイヤ状態監視装置10では、工場やディーラーなどでタイヤ6の空気圧が変化したときにタイヤセンサユニット3のLF受信回路17を待受状態にすることを想定しており、ユーザーの使用時にLF受信回路17を非待受状態にすることでバッテリ20の消費浪費を抑える。
また、ユーザーがタイヤ6に空気を注入したときには、LF受信回路17が待受状態にされる場合があるが、車両1の走行が開始される、あるいは、待受状態に一定時間維持されたときには、非待受状態にされるため、常時待受状態の場合に比べて電力浪費が抑制されている。
したがって、上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)センサユニットコントローラ14は、所定時間の間にタイヤ6の空気圧の変化量が待受用閾値を超えて変化したときに、LF受信回路17を待受状態にする。このため、タイヤ6の空気圧が待受用閾値を超えて変化するまでは、LF受信回路17はトリガ信号待受に関するバッテリ20の電力を消費しない非待受状態に維持される。また、LF受信回路17が待受状態にされた後には、加速度の値が非待受用閾値を超えたとき又は待受状態が一定時間維持されたときにLF受信回路17が非待受状態に切り替えられる。このため、トリガ信号待受に関する電力浪費を減らすことができる。トリガ機50によってタイヤ情報の送信をタイヤセンサユニット3に要求するときは、タイヤセンサユニット3の応答確認や検査を行うときであり、タイヤ6の空気圧を意図的に変化させることができる。このため、トリガ機50の使用に支障を来す可能性はない。
(1)センサユニットコントローラ14は、所定時間の間にタイヤ6の空気圧の変化量が待受用閾値を超えて変化したときに、LF受信回路17を待受状態にする。このため、タイヤ6の空気圧が待受用閾値を超えて変化するまでは、LF受信回路17はトリガ信号待受に関するバッテリ20の電力を消費しない非待受状態に維持される。また、LF受信回路17が待受状態にされた後には、加速度の値が非待受用閾値を超えたとき又は待受状態が一定時間維持されたときにLF受信回路17が非待受状態に切り替えられる。このため、トリガ信号待受に関する電力浪費を減らすことができる。トリガ機50によってタイヤ情報の送信をタイヤセンサユニット3に要求するときは、タイヤセンサユニット3の応答確認や検査を行うときであり、タイヤ6の空気圧を意図的に変化させることができる。このため、トリガ機50の使用に支障を来す可能性はない。
(2)LF受信回路17を待受状態に切り替えるためのタイヤ状態として、タイヤ6の空気圧を用いている。タイヤ6の空気圧は、温度などに比べて意図的に変化させやすいため、LF受信回路17を待受状態にしやすい。また、LF受信回路17を非待受状態に切り替えるために、加速度及び待受状態の維持時間を用いているため、応答確認や検査の終了後に、非待受状態にすることができる。
なお、実施形態は以下のように変更してもよい。
・温度センサ12によって検出されるタイヤ6内の温度及び加速度センサ13によって検出される加速度が待受用閾値を超えたときにLF受信回路17を待受状態にしてもよい。温度を待受用閾値として用いる場合、温度が待受用閾値(例えば、50度)を超えたときにLF受信回路17が待受状態になるようにする。加速度を待受用閾値として用いる場合、加速度が待受用閾値未満となったとき又は加速度の変化量が待受用閾値未満となったときにLF受信回路17が待受状態になるようにする。また、圧力センサ11によって検出されるタイヤ6の空気圧、温度センサ12によって検出されるタイヤ6内の温度及び加速度センサ13によって検出される加速度が非待受用閾値を超えたときにLF受信回路17を非待受状態としてもよい。空気圧を非待受用閾値として用いる場合、空気圧が非待受用閾値を超えたときにLF受信回路が非待受状態になるようにする。温度を非待受用閾値として用いる場合、温度が非待受用閾値を超えたときにLF受信回路が非待受状態になるようにする。
・温度センサ12によって検出されるタイヤ6内の温度及び加速度センサ13によって検出される加速度が待受用閾値を超えたときにLF受信回路17を待受状態にしてもよい。温度を待受用閾値として用いる場合、温度が待受用閾値(例えば、50度)を超えたときにLF受信回路17が待受状態になるようにする。加速度を待受用閾値として用いる場合、加速度が待受用閾値未満となったとき又は加速度の変化量が待受用閾値未満となったときにLF受信回路17が待受状態になるようにする。また、圧力センサ11によって検出されるタイヤ6の空気圧、温度センサ12によって検出されるタイヤ6内の温度及び加速度センサ13によって検出される加速度が非待受用閾値を超えたときにLF受信回路17を非待受状態としてもよい。空気圧を非待受用閾値として用いる場合、空気圧が非待受用閾値を超えたときにLF受信回路が非待受状態になるようにする。温度を非待受用閾値として用いる場合、温度が非待受用閾値を超えたときにLF受信回路が非待受状態になるようにする。
・実施形態では、所定時間の間に変化するタイヤ6の空気圧の変化量を待受用閾値としたが、空気圧の変化量に関わらず、タイヤ6の空気圧の検出値が、予め定められた待受用閾値を超えたときに、待受状態をONにしてもよい。
・実施形態では加速度の値が待受用閾値を超えたときに非待受状態としたが、加速度の変化量が予め定められた待受用閾値を超えたときに非待受状態としてもよい。
・LF受信回路17の待受状態と非待受状態の切り替えに、タイヤ6の温度情報を用いない場合、温度センサ12は設けられていなくてもよい。
・LF受信回路17の待受状態と非待受状態の切り替えに、タイヤ6の温度情報を用いない場合、温度センサ12は設けられていなくてもよい。
・トリガ信号の送受信に、長波帯の信号を送信するLF送信回路52及びLF受信回路17を用いたが、高周波の信号を送信する送信回路及び受信回路であってもよい。
・タイヤ状態監視装置10は、4輪の車両1におけるタイヤ6への適用に限定されるものではなく、2輪や3輪など4輪以外の車両1におけるタイヤに適用してもよい。
・タイヤ状態監視装置10は、4輪の車両1におけるタイヤ6への適用に限定されるものではなく、2輪や3輪など4輪以外の車両1におけるタイヤに適用してもよい。
・実施形態では、最新の空気圧情報と、最新の空気圧情報の直前の空気圧情報とを比較することでタイヤ6の空気圧の変化量を検出したが、最近の空気圧情報と比較する空気圧情報は、直前の空気圧情報よりも過去の空気圧情報でもよい。
1…車両、6…タイヤ、10…タイヤ状態監視装置、11…圧力センサ、12…温度センサ、13…加速度センサ、14…センサユニットコントローラ、16…RF送信回路、17…LF受信回路、20…バッテリ、50…トリガ機。
Claims (2)
- 車両に設けられた複数のタイヤ内に配置され、前記タイヤの状態を検出する状態検出部と、
前記状態検出部によって検出されたタイヤ情報を送信可能な送信部と、
トリガ機から送信されるトリガ信号を受信可能な受信部と、
前記トリガ信号の要求に応じて前記タイヤ情報を前記送信部から前記トリガ機に送信させる制御部と、
前記受信部に電力供給可能なバッテリと、を備えたタイヤ状態監視装置であって、
前記制御部は、前記状態検出部によって検出されるタイヤ情報の検出値が待受用閾値を超えたときに前記受信部を、前記トリガ信号を受信可能な待受状態にするとともに、前記受信部を前記待受状態にした後には前記状態検出部によって検出される前記タイヤ情報の検出値が非待受用閾値を超えたとき又は前記待受状態が一定時間維持されたときに前記受信部を、トリガ信号を受信不能な非待受状態にすることを特徴とするタイヤ状態監視装置。 - 前記状態検出部は、前記タイヤの空気圧を検出する圧力センサと、前記タイヤとともに回転し加速度を検出する加速度センサとを含み、
前記待受用閾値は、前記圧力センサによって検出される前記タイヤの空気圧を基に設定され、前記非待受用閾値は、前記加速度センサによって検出される前記加速度を基に設定されることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ状態監視装置。
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