JP2015094769A - プロジェクターシステム、およびプロジェクターシステムの制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】電子ペンで描画中に時間情報を確認することができるプロジェクターシステムを提供する。【解決手段】プロジェクター1は、時間情報を計時するタイマー201と、時間情報を含む表示データを電子ペン40に送信する通知手段26とを備え、電子ペン40は、プロジェクター1と通信し、時間情報を含む表示データを受信する通信手段40Eと、受信した時間情報を表示する表示手段40Dとを備える。【選択図】図3
Description
本発明は、プロジェクターシステム、およびプロジェクターシステムの制御方法に関する。
学校の授業やプレゼンテーション等で、プロジェクターにより投写した画像に文字や図形を書きこんで説明したいことがある。この場合、スクリーン上に投写した画像上でペン型の入力装置を操作し、文字や図形を書きこむ電子黒板システムが使われている。近年では複数のペンを使い、同時に複数のユーザーが文字や画像を書き込むことができる。
学校の授業やプレゼンテーション等において、プロジェクターの投写画像にペンで文字や図形を書きこむ際、ある時点からの経過時間、または残り時間等が知りたいことがある。このときに、複数のユーザーが同時に書き込みを行っている場合、それぞれが知りたい時間情報が異なる場合がある。例えば、決まった時間内に書き込みを行うとき、開始時間が違う場合や、ユーザーによって持ち時間が異なることもある。そのため、それぞれのユーザーごとに時間情報を画面に表示した場合、画面が複数の時間情報に占有されてしまい、また知りたい時間情報を間違える可能性があった。
特許文献1には任意の時間を設定し、経過時間を表示する表示部を備えたプロジェクター用支持棒が開示されている。このような装置によれば支持棒を保持している人が時間情報を知ることができる。
特許文献1には任意の時間を設定し、経過時間を表示する表示部を備えたプロジェクター用支持棒が開示されている。このような装置によれば支持棒を保持している人が時間情報を知ることができる。
しかしながら、特許文献1の装置では支持棒自体に時間計測機能を持たせるため、複数の人が(支持棒)ペンを操作する環境においては、授業やデモンストレーションの進行状況の時間経過とペンに表示される時間とにずれが生じる虞があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係るプロジェクターシステムは、画像を投写するプロジェクターと、前記画像が投写される投写面に描画するための一つ以上の電子ペンと、を有するプロジェクターシステムであって、当該プロジェクターは、時間情報を計時する計時手段と、前記時間情報を前記電子ペンに送信する通知手段と、を備え、前記電子ペンは、当該プロジェクターと通信し、前記時間情報を受信する通信手段と、前記時間情報を表示する表示手段と、を備えることを特徴とする。
本適用例によれば、プロジェクターの計時手段で計時した時間情報を、通知手段を介して電子ペンに送信し、表示させる。これにより、投写画面の一部を占有することなく、電子ペンを使用中にプロジェクターで計時した時間情報を手元で確認することができる。また、プロジェクターが時間情報を計時するので、複数の電子ペンを使用する場合、それぞれの電子ペンに表示する時間情報のずれを防止することが可能となる。
[適用例2]上記適用例に記載のプロジェクターシステムにおいて、前記時間情報は、指定時点からの経過時間を有することが好ましい。
本適用例によれば、電子ペン使用時に指定時点からの経過時間を電子ペンに表示するので、例えば、描画を開始してどのくらいの時間が経過したかを手元で確認することが可能となる。
[適用例3]上記適用例に記載のプロジェクターシステムにおいて、前記電子ペンは、前記経過時間に応じた報知を行うことが好ましい。
本適用例によれば、電子ペン使用時に指定時点からの経過時間に応じた報知を行うので、電子ペンの表示手段を注視しなくても報知手段によりおよその経過時間を知ることが可能となる。
[適用例4]上記適用例に記載のプロジェクターシステムにおいて、前記時間情報は、所定の時間が経過するまでの残余時間を有することが好ましい。
本適用例によれば、電子ペン使用時に所定の時間が経過するまでの残余時間を電子ペンに表示するので、例えば、決められた制限時間まであとどのくらいあるかを手元で確認することが可能となる。
[適用例5]上記適用例に記載のプロジェクターシステムにおいて、前記電子ペンは、前記残余時間に応じた報知を行うことが好ましい。
本適用例によれば、電子ペン使用時に所定の経過時間が経過するまでの残余時間に応じた報知を行うので、電子ペンの表示手段を注視しなくても報知手段によりおよその残余時間を知ることが可能となる。
[適用例6]上記適用例に記載のプロジェクターシステムにおいて、前記計時手段は、複数の前記電子ペン個別に対応する時間情報を計時することが好ましい。
本適用例によれば、複数の電子ペン使用時にそれぞれの電子ペン毎に個別に時間情報を計時する。これにより、例えば電子ペン毎に描画を開始した時点が異なる場合や、計時する所定時間が異なる場合でも、独立して時間情報を計時し、各電子ペンに表示させることが可能となる。
[適用例7]本適用例に係るプロジェクターシステムの制御方法は、画像を投写するプロジェクターと、前記画像が投写される投写面に描画するための一つ以上の電子ペンと、を有するプロジェクターシステムの制御方法であって、前記プロジェクターにおいて、時間情報を計時する計時ステップを有し、前記電子ペンにおいて、前記時間情報を表示する表示ステップを有する、ことを特徴とする。
本適用例によれば、プロジェクターの計時ステップにおいて計時した時間情報を、電子ペンの表示ステップによって表示させる。これにより、投写画面の一部を占有することなく、電子ペンを使用中にプロジェクターで計時した時間情報を手元で確認することができる。また、プロジェクターが時間情報を計時するので、複数の電子ペンを使用する場合、それぞれの電子ペンに表示する時間情報のずれを防止することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また、実施形態における特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
(実施形態)
本実施形態のプロジェクターシステムは、光源から射出された光を画像情報に応じて変調し、投写レンズを介してスクリーン等の投写面に画像を投写するプロジェクターと、投写面に文字または図形を描画するための電子ペンとを有して構成される。
本実施形態のプロジェクターシステムは、光源から射出された光を画像情報に応じて変調し、投写レンズを介してスクリーン等の投写面に画像を投写するプロジェクターと、投写面に文字または図形を描画するための電子ペンとを有して構成される。
図1は本実施形態のプロジェクターシステム100を示す模式図である。
図1に示すように、プロジェクターシステム100は、プロジェクター1がユーザーHの頭上に天吊り設置され、ユーザーHはプロジェクター1が画像を投写するスクリーンSC上で電子ペン40を使って描画操作を行う。プロジェクター1は、後述するペン操作検出手段25(図3参照)が電子ペン40の位置情報等の操作情報を検出する。そして、プロジェクター1は、電子ペン40の描画操作に基づく描画データを画像情報に合成し、投写面としてのスクリーンSCに投写する。
図1に示すように、プロジェクターシステム100は、プロジェクター1がユーザーHの頭上に天吊り設置され、ユーザーHはプロジェクター1が画像を投写するスクリーンSC上で電子ペン40を使って描画操作を行う。プロジェクター1は、後述するペン操作検出手段25(図3参照)が電子ペン40の位置情報等の操作情報を検出する。そして、プロジェクター1は、電子ペン40の描画操作に基づく描画データを画像情報に合成し、投写面としてのスクリーンSCに投写する。
図2は電子ペン40の外観図である。
図2に示すように、電子ペン40は、先端が尖ったペン型の筐体40A、筐体40Aの先端に配置されたペン先スイッチ40B、筐体40Aの胴体部分に配置された報知手段40C、および表示手段40Dを備える。
また、電子ペン40は、筐体40Aの内部に配置されたプロジェクター1との間で通信を行う通信手段40E、および電子ペン40の動作を制御する制御手段40Fを備える。
図2に示すように、電子ペン40は、先端が尖ったペン型の筐体40A、筐体40Aの先端に配置されたペン先スイッチ40B、筐体40Aの胴体部分に配置された報知手段40C、および表示手段40Dを備える。
また、電子ペン40は、筐体40Aの内部に配置されたプロジェクター1との間で通信を行う通信手段40E、および電子ペン40の動作を制御する制御手段40Fを備える。
図3は、実施形態に係るプロジェクターシステム100の回路構成を示すブロック図である。
図3に示すように、プロジェクター1は、画像入力端子6、画像投写手段10、OSD処理手段16、画像信号処理手段17、画像信号入力手段18、制御手段20、記憶手段21、光源制御手段22、入力操作手段23、ペン操作検出手段25、通知手段26、電源端子30、電源部31等で構成されており、これらは図示しないプロジェクター1の筐体の内部、または外面に収容されている。
図3に示すように、プロジェクター1は、画像入力端子6、画像投写手段10、OSD処理手段16、画像信号処理手段17、画像信号入力手段18、制御手段20、記憶手段21、光源制御手段22、入力操作手段23、ペン操作検出手段25、通知手段26、電源端子30、電源部31等で構成されており、これらは図示しないプロジェクター1の筐体の内部、または外面に収容されている。
画像投写手段10は、光源11、光変調装置としての3つの液晶ライトバルブ12R,12G,12B、投写光学系としての投写レンズ13、液晶駆動手段14等を含んでいる。画像投写手段10は、光源11から射出された光を、液晶ライトバルブ12R,12G,12Bで変調して画像光を形成し、この画像光を投写レンズ13から投写することによってスクリーンSC等に画像を表示する。
光源11は、超高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等からなる放電型の光源ランプ11aと、光源ランプ11aが放射した光を液晶ライトバルブ12R,12G,12B側に反射するリフレクター11bとを含んで構成されている。
光源11から射出された光は、図示しないインテグレーター光学系によって輝度分布が略均一な光に変換され、図示しない色分離光学系によって光の3原色である赤色(R),緑色(G),青色(B)の各色光成分に分離された後、それぞれ液晶ライトバルブ12R,12G,12Bに入射する。
光源11から射出された光は、図示しないインテグレーター光学系によって輝度分布が略均一な光に変換され、図示しない色分離光学系によって光の3原色である赤色(R),緑色(G),青色(B)の各色光成分に分離された後、それぞれ液晶ライトバルブ12R,12G,12Bに入射する。
液晶ライトバルブ12R,12G,12Bは、一対の透明基板間に液晶が封入された液晶パネル等によって構成される。液晶ライトバルブ12R,12G,12Bには、マトリックス状に配列された複数の画素(図示せず)が形成されており、液晶に対して画素毎に駆動電圧を印加可能になっている。
液晶駆動手段14が、入力される画像情報に応じた駆動電圧を各画素に印加すると、各画素は、画像情報に応じた光透過率に設定される。このため、光源11から射出された光は、この液晶ライトバルブ12R,12G,12Bを透過することによって変調され、画像情報に応じた画像光が色光毎に形成される。
形成された各色の画像光は、図示しない色合成光学系によって画素毎に合成されてカラーの画像光となった後、投写レンズ13によってスクリーンSC等に拡大投写される。
液晶駆動手段14が、入力される画像情報に応じた駆動電圧を各画素に印加すると、各画素は、画像情報に応じた光透過率に設定される。このため、光源11から射出された光は、この液晶ライトバルブ12R,12G,12Bを透過することによって変調され、画像情報に応じた画像光が色光毎に形成される。
形成された各色の画像光は、図示しない色合成光学系によって画素毎に合成されてカラーの画像光となった後、投写レンズ13によってスクリーンSC等に拡大投写される。
本実施形態では、光源として光源ランプ11aを用いて投写するプロジェクター1を例示したが、光源としてLED(Light emitting diode)光源やレーザー光源等を用いて投写するプロジェクターにも適用することができる。
なお、本実施形態では、画像投写手段10は、3つの液晶ライトバルブ12R,12G,12Bを用いた透過型液晶方式の投写光学系を例示したが、反射型液晶表示方式やマイクロミラーデバイス方式(ライトスイッチ表示方式)等、他の表示方式の光変調装置を採用しても良い。
制御手段20は、図示しないCPU(Central Processing Unit)や、各種データ等の一時記憶に用いられるRAM(Random Access Memory)等を備え、記憶手段21に記憶されている制御プログラム(図示せず)に従って動作することによりプロジェクター1の動作を統括制御する。つまり、制御手段20は、記憶手段21とともにコンピューターとして機能する。制御手段20は、時間情報を計時する計時手段としての複数のタイマー201を備える。それぞれのタイマー201は、複数の電子ペン40それぞれ個別に対応した時間情報を計時する。
記憶手段21は、フラッシュメモリーやFeRAM(Ferroelectric RAM:強誘電体メモリー)等の書き換え可能な不揮発性のメモリーにより構成されている。記憶手段21には、プロジェクター1の動作を制御するための制御プログラムや、プロジェクター1の動作条件等を規定する各種設定データ等が記憶されている。本実施形態では各電子ペン40の時間情報の種別、報知方法等を示す計時設定情報211が記憶される。
計時設定情報211に保存される時間情報の種別としては、計時開始時点からの経過時間、または所定の時間が経過するまでの残余時間等がある。例えば、5分経過、15分経過、30分経過等の段階毎に異なる経過時間や、残り5分以上、残り1分以上5分未満、残り1分未満等の段階毎に異なる残余時間は、段階毎に異なる報知パターンとして計時設定情報211に保存される。
そして、これらの時間情報は、後述する通知手段26を介して電子ペン40に送信され、電子ペン40の報知手段40Cによって報知される。
計時設定情報211に保存される時間情報の種別としては、計時開始時点からの経過時間、または所定の時間が経過するまでの残余時間等がある。例えば、5分経過、15分経過、30分経過等の段階毎に異なる経過時間や、残り5分以上、残り1分以上5分未満、残り1分未満等の段階毎に異なる残余時間は、段階毎に異なる報知パターンとして計時設定情報211に保存される。
そして、これらの時間情報は、後述する通知手段26を介して電子ペン40に送信され、電子ペン40の報知手段40Cによって報知される。
入力操作手段23は、ユーザーがプロジェクター1に対して各種指示を行うための複数の操作キーを備えている。入力操作手段23が備える操作キーとしては、電源のオン・オフを交互に切り替えるための電源キーや、複数の画像入力端子6を切り替えるための入力切替キー、設定メニュー等を重畳表示させるためのメニューキー、設定メニュー等で項目の選択に用いられる方向キー(上下左右に対応する4つの操作キー)、選択された項目を確定させる決定キー、動作の取り消しなどを行うための取消キーなどがある。
ユーザーが入力操作手段23の各種操作キーを操作すると、入力操作手段23は、ユーザーの操作内容に応じた操作信号を制御手段20に出力する。なお、入力操作手段23は、リモートコントローラー(リモコン)信号受信手段(図示せず)と遠隔操作が可能なリモートコントローラー(図示せず)を有した構成としてもよい。
この場合、リモートコントローラーは、ユーザーの操作内容に応じた赤外線等の操作信号を発し、リモコン信号受信手段がこれを受信して制御情報として制御手段20に伝達する。
この場合、リモートコントローラーは、ユーザーの操作内容に応じた赤外線等の操作信号を発し、リモコン信号受信手段がこれを受信して制御情報として制御手段20に伝達する。
ペン操作検出手段25は、図示しない撮像素子等で構成され、制御手段20の指示に基づいて、複数の電子ペン40の操作位置(座標)、およびペン先スイッチ40Bの(図2参照)押下状態等のペン操作状態を検出し、検出したペン操作情報を制御手段20に通知する。
通知手段26は、赤外線等による無線通信部(図示せず)を備え、電子ペン40の通信手段40Eとの間で通信を行い、タイマー201によって計時した時間情報等の表示データを、対応する各電子ペン40に送信する。プロジェクター1からは、時間情報の他、計時設定情報211に保存される報知方法、時間情報の計時が終了したことを示す計時終了情報が電子ペン40に送信される。
画像信号入力手段18は、複数の画像入力端子6より、ビデオ再生装置やパーソナルコンピューター等、外部の画像出力装置から、図示しないケーブルを介して画像情報が入力される。入力された画像情報は、制御手段20の指示に基づき、画像信号処理手段17に出力される。なお、画像信号入力手段18は、無線通信や光通信等の受信部を備え、外部機器から無線によって画像信号を入力する構成にしてもよい。
画像信号処理手段17は、画像信号入力手段18から入力される画像情報を、液晶ライトバルブ12R,12G,12Bの各画素の階調を表す画像情報に変換する。ここで、変換された画像情報は、赤(R),緑(G),青(B)の色光別になっており、各液晶ライトバルブ12R,12G,12Bのすべての画素に対応する複数の画素値によって構成されている。画素値とは、対応する画素の光透過率を定めるものであり、この画素値によって、各画素を透過し射出する光の強弱(階調)が規定される。
OSD処理手段16は、制御手段20の指示に基づいて、投写画像上に、メニュー画像やメッセージ画像等のOSD(オンスクリーンディスプレイ)画像を重畳して表示するための処理を行う。OSD処理手段16は、図示しないOSDメモリーを備えており、OSD画像を形成するための図形やフォント等を表すOSD画像情報を記憶している。
制御手段20が、OSD画像の重畳表示を指示すると、OSD処理手段16は、必要なOSD画像情報をOSDメモリーから読み出し、投写画像上の所定の位置にOSD画像が重畳されるように、画像信号処理手段17から入力される画像情報にこのOSD画像情報を合成する。
OSD画像情報が合成された画像情報は、液晶駆動手段14に出力される。なお、制御手段20からOSD画像を重畳する旨の指示がない場合には、OSD処理手段16は、画像信号処理手段17から入力される画像情報を、そのまま液晶駆動手段14に出力する。
OSD画像情報が合成された画像情報は、液晶駆動手段14に出力される。なお、制御手段20からOSD画像を重畳する旨の指示がない場合には、OSD処理手段16は、画像信号処理手段17から入力される画像情報を、そのまま液晶駆動手段14に出力する。
液晶駆動手段14は、OSD処理手段16から入力される画像情報に従って液晶ライトバルブ12R,12G,12Bを駆動すると、液晶ライトバルブ12R,12G,12Bは、画像情報に応じた画像を形成し、この画像が投写レンズ13から投写される。
光源制御手段22は、制御手段20の指示に基づいて、光源11に対する電力の供給と停止とを制御し、光源11の点灯及び消灯を切り替える。
電源部31には、電源端子30を介してAC100V等の電力が外部から供給される。電源部31は、入力した電力(交流電力)を所定の直流電力に変換して、プロジェクター1の各部に変換した電力を供給する。
また、電源部31は、制御手段20の指示に基づいて、画像の投写に必要な電力(動作電力)を各部に供給する状態(電源オン状態)と、動作電力の供給を停止して、電源をオンにするための操作を待機する状態(スタンバイ状態)とを切り替えることができる。
また、電源部31は、制御手段20の指示に基づいて、画像の投写に必要な電力(動作電力)を各部に供給する状態(電源オン状態)と、動作電力の供給を停止して、電源をオンにするための操作を待機する状態(スタンバイ状態)とを切り替えることができる。
電子ペン40は、前述したように、ペン先スイッチ40B、報知手段40C、表示手段40D、通信手段40E、制御手段40F等から構成されており、これらは電子ペン40の筐体40A(図2参照)の内部または外面に収容されている。
電子ペン40は、ペン先スイッチ40Bが押圧されると赤外線等の光を発する。プロジェクター1は、電子ペン40が発する光をペン操作検出手段25が検出し、その検出結果に基づいて、電子ペン40の軌跡の投写や、通知手段26から電子ペン40の通信手段40Eへの情報の送信等を行う。
報知手段40Cは、LEDやブザー等で構成され、電子ペン40の筐体40Aの胴体部分に配置される(図2参照)。報知手段40Cは、制御手段40Fの指示に基づき、プロジェクター1より受信した時間情報に応じ、LEDの点灯色、点滅パターン、またはブザー音パターン等によりユーザーに報知する。
通信手段40Eは、赤外線等による無線通信部(図示せず)を備え、プロジェクター1の通知手段26との間で通信を行う。プロジェクター1からは電子ペン40に対し、時間情報、時間情報の表示方法、時間情報に応じた報知方法等の表示データが送信される。
表示手段40Dは、時間情報を表示する。
図4は、本実施形態の電子ペン40の表示手段40Dによる時間情報の表示例を示す図である。
表示手段40Dは、例えば、図4(a)に示すように、残余時間が13分10秒であることを示す表示、図4(b)に示すように、時間計測開始後からの経過時間が10分15秒であることを示す表示や、図4(c)に示すように、時間計測が終了した状態を示す表示を行う。
図4は、本実施形態の電子ペン40の表示手段40Dによる時間情報の表示例を示す図である。
表示手段40Dは、例えば、図4(a)に示すように、残余時間が13分10秒であることを示す表示、図4(b)に示すように、時間計測開始後からの経過時間が10分15秒であることを示す表示や、図4(c)に示すように、時間計測が終了した状態を示す表示を行う。
制御手段40Fは電子ペン40の動作を制御するものであり、通信手段40Eを介してのプロジェクター1との通信、報知手段40C、表示手段40Dの制御等を行う。
次に、本実施形態のプロジェクターシステム100の動作を、図5、および図6のフローチャートを用いて説明する。図5はプロジェクター1が動作中に時間情報の計時開始操作を受け付けたときの動作、図6は電子ペン40がプロジェクター1よりデータを受信したときの動作を示す。
図5に示すように、プロジェクター1が動作中に時間情報の計時開始操作を受け付けると(ステップS101)、ステップS102に遷移する。計時開始操作は、入力操作手段23による所定操作や、ペン操作検出手段25が受け付けた電子ペン40による操作等がある。
ステップS102において制御手段20は、計時設定情報211に基づき、時間情報を計時する電子ペン40に対応するタイマー201を初期化して計時を開始し、ステップS103に遷移する。つまり、電子ペン40が複数用いられる場合には、複数のタイマーは、複数の電子ペン40それぞれ個別に対応した時間情報を計時する。
ステップS103において制御手段20は、タイマー201が計時する時間情報と計時設定情報211に基づき、時間情報および報知方法等の表示データを、通知手段26を介し電子ペン40に送信する。次にステップS104に遷移する。
ステップS104において制御手段20は、タイマー201による時間情報が変化したか否かを調べる。時間情報が変化した場合(ステップS104:Y)には、ステップS105に遷移する。時間情報が変化していない場合(ステップS104:N)には、ステップS104を繰り返す。ここで、時間情報が変化したとは例えばタイマーが1秒経過したか否かで判断する。
ステップS105において制御手段20は、タイマー201による時間情報の計時が終了したか否かを調べる。計時が終了した場合(ステップS105:Y)には、ステップS106に遷移する。計時が終了していない場合(ステップS105:N)には、ステップS103に遷移する。
ステップS106において制御手段20は、時間情報の計時が終了したことを示す計時終了情報を、通知手段26を介し電子ペン40に送信する。ステップS102からステップS106が計時ステップに相当する。次にステップS107に遷移する。
ステップS107において本動作フローを終了する。
図6に示すように、電子ペン40がプロジェクター1より表示データを受信すると、(ステップS201)、ステップS202に遷移する。受信する表示データには、時間情報、報知方法、計時終了情報等が含まれる。
ステップS202において制御手段40Fは、ステップS201において受信した時間情報を表示手段40Dに表示させ、ステップS203に遷移する。ステップS202が表示ステップに相当する。表示手段40Dの表示内容は上述した図4に示すものであり、時間情報の計時が終了したことを示す計時終了情報を受信した場合には図4(c)に示す表示を行う。
ステップS203において制御手段40Fは、ステップS201において受信した時間情報の報知方法に基づき、報知手段40Cに報知させる。次にステップS204に遷移する。
ステップS204において本動作フローを終了する。
上述した実施形態によれば、以下の効果を得られる。
本実施形態のプロジェクターシステム100によれば、プロジェクター1のタイマー201で計時した時間情報を、通知手段26を介して電子ペン40に送信し、表示させる。これにより、投写画面の一部を占有することなく、電子ペン40を使用中にプロジェクター1で計時した時間情報を手元で確認することができる。また、プロジェクター1が時間情報を計時するので、複数の電子ペン40を使用する場合、それぞれの電子ペンに表示する時間情報のずれを防止することが可能となる。
本実施形態のプロジェクターシステム100によれば、プロジェクター1のタイマー201で計時した時間情報を、通知手段26を介して電子ペン40に送信し、表示させる。これにより、投写画面の一部を占有することなく、電子ペン40を使用中にプロジェクター1で計時した時間情報を手元で確認することができる。また、プロジェクター1が時間情報を計時するので、複数の電子ペン40を使用する場合、それぞれの電子ペンに表示する時間情報のずれを防止することが可能となる。
また、時間情報として、指定時点(例えば、プレゼン開始時、描画開始時等計時を開始する時点)からの経過時間、または所定の時間が経過するまでの残余時間を電子ペンに表示するので、例えば描画を開始してからの経過時間、決められた制限時間まであとどのくらいあるか、等を手元で確認することが可能となる。
また、報知手段40Cにより、指定時点からの経過時間、または所定の時間が経過するまでの残余時間に応じた報知を行うので、電子ペン40の表示手段40Dを注視しなくても、およその経過時間、または残余時間を知ることができる。
また、タイマー201は、複数の電子ペン40使用時にそれぞれの電子ペン40毎に個別に時間情報を計時する。これにより、例えば電子ペン40毎に描画を開始した時点が異なる場合や、計時する所定時間が異なる場合でも、独立して時間情報を計時し、各電子ペン40に表示させることが可能となる。
また、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
(変形例1)
上述した実施形態において、電子ペン40の表示手段40Dは、所定の設定操作により、時間情報の表示方向を上下反転するようにしてもよい。これにより、右手、左手のいずれで電子ペン40を保持した場合でも時間情報を正しく視認することが可能となる。
(変形例1)
上述した実施形態において、電子ペン40の表示手段40Dは、所定の設定操作により、時間情報の表示方向を上下反転するようにしてもよい。これにより、右手、左手のいずれで電子ペン40を保持した場合でも時間情報を正しく視認することが可能となる。
100…プロジェクターシステム、1…プロジェクター、6…画像入力端子、10…画像投写手段、11…光源、12R,12G,12B…液晶ライトバルブ、13…投写レンズ、14…液晶駆動手段、16…OSD処理手段、17…画像信号処理手段、18…画像信号入力手段、20…制御手段、201…タイマー、21…記憶手段、211…計時設定情報、22…光源制御手段、23…入力操作手段、25…ペン操作検出手段、26…通知手段、30…電源端子、31…電源部、40…電子ペン、40B…ペン先スイッチ、40C…報知手段、40D…表示手段、40E…通信手段、40F…制御手段。
Claims (7)
- 画像を投写するプロジェクターと、前記画像が投写される投写面に描画するための一つ以上の電子ペンと、を有するプロジェクターシステムであって、
当該プロジェクターは、
時間情報を計時する計時手段と、
前記時間情報を前記電子ペンに送信する通知手段と、
を備え、
前記電子ペンは、
当該プロジェクターと通信し、前記時間情報を受信する通信手段と、
前記時間情報を表示する表示手段と、
を備えることを特徴とするプロジェクターシステム。 - 請求項1に記載のプロジェクターシステムであって、
前記時間情報は、指定時点からの経過時間を有することを特徴とする、プロジェクターシステム。 - 請求項2に記載のプロジェクターシステムであって、
前記電子ペンは、前記経過時間に応じた報知を行うことを特徴とする、プロジェクターシステム。 - 請求項1から3のいずれか一項に記載のプロジェクターシステムであって、
前記時間情報は、所定の時間が経過するまでの残余時間を有することを特徴とする、プロジェクターシステム。 - 請求項4に記載のプロジェクターシステムであって、
前記電子ペンは、前記残余時間に応じた報知を行うことを特徴とする、プロジェクターシステム。 - 請求項1から5のいずれか一項に記載のプロジェクターシステムであって、
前記計時手段は、複数の前記電子ペン個別に対応する時間情報を計時することを特徴とする、プロジェクターシステム。 - 画像を投写するプロジェクターと、前記画像が投写される投写面に描画するための一つ以上の電子ペンと、を有するプロジェクターシステムの制御方法であって、
前記プロジェクターにおいて、時間情報を計時する計時ステップを有し、
前記電子ペンにおいて、前記時間情報を表示する表示ステップを有することを特徴とするプロジェクターシステムの制御方法。
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JP2013231922A JP2015094769A (ja) | 2013-11-08 | 2013-11-08 | プロジェクターシステム、およびプロジェクターシステムの制御方法 |
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Cited By (1)
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JP2019500663A (ja) * | 2016-01-29 | 2019-01-10 | グーグル エルエルシー | ポータブルコンピュータデバイスのヒンジ内のスタイラスの充電 |
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2013
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