JP2015093103A - 水切り棚 - Google Patents

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【課題】シンク内での掛け渡し寸法や掛け渡し受け部の形状が異なったときでも水切り棚の一部のみの変更で利用できるようにし、管理の容易化及び管理コストの低廉化を図り得る水切り棚を提供する。【解決手段】流し台1のシンク3内に水切り棚10が配置される。水切り棚は、長手方向両端部に形成した支持部11a,11bを、それぞれシンク内の水平段部5a上又は流し台のシンク周縁の天板2上に載置してシンク内に掛け渡される受け枠11と、受け枠に取り外し可能に支持される水切り棚本体12とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、流し台のシンク内に配置される水切り棚に関する。
従来から、この種の水切り棚としては、プレートからなるもの(特許文献1参照)、又は線材を用いて底部及び側壁部を格子状に形成してなるかご状のもの(特許文献2参照)などが知られている。いずれの種類でも、水切り棚は、長手方向両端部に形成した支持部(特許文献1の場合は膨出部)を、それぞれシンク内の水平段部上又は流し台のシンク周縁の天板上に載置してシンク内に掛け渡されるようになっている。
特開2004−321247号公報 特開2009−101026号公報
ところが、前記従来の水切り棚では、シンク内での掛け渡し寸法や掛け渡し受け部(つまりシンク内の水平段部又は流し台のシンク周縁の天板)の形状が異なると、その寸法や形状に合わせた水切り棚を準備する必要がある。このため、製造元では多数の水切り棚を保有する必要があり、その分管理コストが高くなるという問題がった。
本発明はかかる点に鑑み、その課題は、シンク内での掛け渡し寸法や掛け渡し受け部の形状が異なったときでも水切り棚の一部のみの変更で利用できるようにし、もって管理の容易化及び管理コストの低廉化を図り得る水切り棚を提供せんとするものである。
前記の課題を解決するため、本発明は、流し台のシンク内に配置される水切り棚として、長手方向両端部に形成した支持部を、それぞれ前記シンク内の水平段部上又は流し台のシンク周縁の天板上に載置してシンク内に掛け渡される受け枠と、この受け枠に取り外し可能に支持される水切り棚本体とを備える構成にする。
ここで、前記水切り棚本体は、線材を用いて底部及び側壁部を格子状に形成してなるかご状のものであり、前記受け枠に対し天地可逆にかつ取り外し可能に支持されるように設けることが好ましい。
また、前記水切り棚本体は、底部に脚部を有していることが好ましい。
さらに、前記水切り棚本体は、天地逆転状態で受け枠に支持されたとき、底部が流し台の天板と面一となるように設けることが好ましい。
本発明の水切り棚によれば、シンク内での掛け渡し寸法や掛け渡し受け部の形状が異なったときでも受け枠を変更するだけで、水切り棚本体をそのまま利用できるので、部品管理のスペースが狭くなるなど管理の容易化及び管理コストの低廉化を図ることができる。
図1は本発明の一実施形態に係る水切り棚を流し台のシンク内に配置した状態を流し台の手前側より見た斜視図である。 図2は前記水切り棚の水切り棚本体を受け枠に対し天地逆転状態に支持させた状態を流し台の手前側から見た斜視図である。 図3は前記水切り棚から水切り棚本体を取り外した状態を流し台の手前側から見た斜視図である。 図4は図2に示す水切り棚を流し台の奥側から見た斜視図である。 図5は水切り棚の通常使用状態を示す斜視図である。 図6は前記水切り棚の水切り棚本体を受け枠に対し天地逆転状態に支持させた状態を示す斜視図である。 図7は前記水切り棚から水切り棚本体を取り外した状態を示す斜視図である。 図8は別の実施形態を示す図6相当図である。
以下、本発明を実施するための形態である実施形態を図面に基づいて説明する。
図1ないし図4において、1は流し台であって、この流し台1の上面は、天板2により構成されている。天板2の中央部にはステンレス製のシンク3が取り付けられており、シンク3の奥側側壁面の左右両側にはそれぞれ手前側に膨出する膨出部4,5が形成され、各膨出部4,5の上面は、シンク3の左右方向(幅方向)に水平に比較的長く延びた水平段部4a,5aを構成している。左側の水平段部4aには水栓6が設けられており、シンク3の底面には排水口7が設けられている。
また、10は本発明の一実施形態に係る水切り棚であって、この水切り棚10は、流し台1のシンク3内の右側に配置されている。水切り棚10は、図5ないし図7にも示すように、シンク3内に掛け渡される受け枠11と、受け枠11に取り外し可能に支持される水切り棚本体12とを備えてなる。受け枠11は、その長手方向両端部に形成した支持部11a,11bを、それぞれシンク3内の右側の水平段部5a上及び流し台1のシンク3手前側縁部の天板2上に載置してシンク3内に掛け渡される。
受け枠11は、平面視で矩形状の主枠材13と、主枠材13の相対する長辺部13a間に架設された2本の副枠材14と、副枠材14よりも主枠材13の短辺部13b又は13c寄り位置で各々主枠材13の長辺部13a間に架設された2本の補助材15とからなる。主枠材13、副枠材14及び補助材15は、いずれもステンレス製でかつ断面形状が円形又は正方形の線材を用いたものである。
主枠材13の奥側の短辺部13bは、長辺部13aから水平に延びた状態に形成されていて、シンク3内の右側の水平段部5a上に載置される支持部11aを構成している。一方、主枠材13の手前側の短辺部13cは、長辺部13aとの間に長辺部13aから斜め上方に立ち上がる段差部13dが形成されていて、流し台1のシンク3手前側縁部の天板2上に載置される支持部11bを構成している。
各副枠材14は、水平方向に一直線上に延びる水平直線部14aと、水平直線部14aの両端から垂直上方に延びる左右一対の垂直部14bとからなる。各副枠材14は、その各垂直部14bの上端を各々主枠材13の長辺部13aの内側に固着することで主枠材13の長辺部13a間に架設されている。
また、各補助材15は、水平方向に一直線上に延びる水平直線部15aと、水平直線部15aの両端から垂直上方に延びる左右一対の垂直部15bと、各垂直部15bの上端から互いに離間する外側方向に延びる左右一対の水平部15cとからなる。各補助材15は、その各水平部15cの外端部を各々主枠材13の長辺部13aの下側に重ね合わせて固着することで主枠材13の長辺部13a間に架設されている。そして、図3及び図4に示す如く受け枠11をシンク3内に掛け渡したとき、各補助材15の水平直線部15a及び垂直部15bがシンク3内の右側の膨出部5の壁面又はシンク3の手前側壁面に当接又は近接して受け枠11のシンク3内での前後移動を規制する。
水切り棚本体12は、ステンレス製でかつ断面形状が円形又は正方形の線材を用いて底部12a及び側壁部12bを格子状に形成してなるかご状のものである。側壁部12bの高さ方向中間部には、水切り棚本体12の他の部位を構成する線材よりも断面積が大きい線材を用いてなる主枠材16が側壁部12bの最も外側に位置して設けられている。そして、水切り棚本体12は、前記受け枠11に対し、図5に示す如く底部12aを下側にして主枠材16を受け枠11の主枠材13上に重ね合わせて載置することで取り外し可能に支持される。また、水切り棚本体12は、図6に示す如く底部12aを上側にして、つまり天地逆転状態にして主枠材16を受け枠11の主枠材13上に重ね合わせて載置することで取り外し可能に支持される。さらに、水切り棚本体12は、天地逆転状態で受け枠11に支持されたとき(図4参照)、水切り棚本体12の底部12aが流し台1の天板2と面一となるように側壁部12bの高さ寸法や側壁部12bでの主枠材16の位置などが設定されている。
次に、前記実施形態の作用効果を説明する。水切り棚10は、支持部11a,11bをそれぞれシンク3内の水平段部5a上及び流し台1のシンク3手前側縁部の天板2上に載置してシンク3内に掛け渡される受け枠11と、受け枠11に取外し可能に支持される水切り棚本体12とで構成されている。このため、シンク3内での掛け渡し寸法や掛け渡し受け部の形状が異なったときでも受け枠11を変更するだけで、水切り棚本体12をそのまま利用することができる。その結果、従来の如く多種の水切り棚を保有する場合に比べて部品管理のスペースを狭くすることができるなど、管理の容易化及び管理コストの低廉化を図ることができる。
特に、本実施形態の場合、水切り棚本体12は、線材を用いて底部12a及び側壁部12bを格子状に形成してなるかご状のものであり、受け枠11に対し天地可逆にかつ取り外し可能に支持されるように設けられている。このため、水切り棚本体12を2種類の使い方で使用することができ、使い勝手を高めることができる。
その上、水切り棚本体12は、天地逆転状態で受け枠11に支持されたとき(図4参照)、水切り棚本体12の底部12aが流し台1の天板2と面一となるように設けられている。このため、シンク3内の水切り棚本体12の底部12aと流し台1の天板2との間に跨がってまな板を配置することができ、使い勝手をより高めることができる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の形態を包含するものである。例えば前記実施形態では、水切り棚本体12の底部12aを流し台1の天板2上に載置して食器かごとして使用する場合、安定性に欠けるという問題がある。それ故、本発明は、水切り棚本体12の底部12aの四隅に、例えば図8に示すように底部12aを構成する線材を凸状に折り曲げて脚部21を形成するように構成することが、食器かごとして使用する場合の安定性を確保しかつ水切りを可能とする上で好ましい。
また、前記実施形態では、受け枠11の長手方向両端部に形成した支持部11a,11bを、各々シンク3の水平段部5a上及び流し台1のシンク3手前の天板2上に載置してシンク3内に受け枠11を掛け渡す場合について述べたが、本発明はこの場合に限らない。例えば、受け枠の長手方向両端部に形成した支持部を、それぞれシンク3内の水平段部上又は流し台1のシンク3周縁の天板2上に載置してシンク3内に受け枠を掛け渡す場合のいずれにも同様に適用することができる。
さらに、前記実施形態では、水切り棚本体12が線材を用いて底部12a及び側壁部12bを格子状に形成してなるかご状のものの場合について述べたが、本発明は、この場合に限らず、水切り棚本体が複数の水切り孔を有するプレート状のものの場合でもよい。
1 流し台
2 天板
3 シンク
5a 水平段部
10 水切り棚
11 受け枠
11a,11b 支持部
12 水切り棚本体
12a 底部
12b 側壁部
21 脚部

Claims (4)

  1. 流し台のシンク内に配置される水切り棚であって、
    長手方向両端部に形成した支持部を、それぞれ前記シンク内の水平段部上又は流し台のシンク周縁の天板上に載置してシンク内に掛け渡される受け枠と、
    この受け枠に取り外し可能に支持される水切り棚本体とを備えたことを特徴とする水切り棚。
  2. 前記水切り棚本体は、線材を用いて底部及び側壁部を格子状に形成してなるかご状のものであり、前記受け枠に対し天地可逆にかつ取り外し可能に支持されるように設けられている請求項1記載の水切り棚。
  3. 前記水切り棚本体は、底部に脚部を有している請求項2記載の水切り棚。
  4. 前記水切り棚本体は、天地逆転状態で受け枠に支持されたとき、底部が流し台の天板と面一となるように設けられている請求項2又は3記載の水切り棚。
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