JP2014209972A - 水切りトレー - Google Patents

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Abstract

【課題】両面使用ではなく、片面使用であって、左置きの水切りカゴと右置きの水切りカゴの両方に対応可能な水切りトレーを提供すること。【解決手段】トレー面部の周端にトレー面に対して上下方向に延出して形成される周壁部2と、トレー面部の裏面であって、対峙する2つの側方周壁部21、22間の中間において、側方周壁部21、22と平行に延出して形成される中間壁部3とを有し、裏側における中間壁部3の高さは、側方周壁部21、22の高さより高く、裏側における側方周壁部21、22と中間壁部3は互いに平行で且つ同じ下り傾斜角度で傾斜し、下り傾斜方向の先の2つの角にそれぞれ排水口を設け、左傾斜姿勢と右傾斜姿勢を採る水切りトレー。【選択図】図2

Description

本発明は、食器洗いカゴの下に置き、溜まった水をシンク槽へ排水する水切りトレーに関するものである。
流し台で洗った食器は、通常、食器洗いカゴに置かれる。この際、食器から垂れる水は水切りトレーに溜められ、シンク槽に流される。
図18に示すように、水切りカゴ100は、流し台のシンク槽101の左右どちらか奥の位置に設置したい場合が多い。なお、符号102は蛇口、Pは食器を洗う人である。水切りカゴ100を左右どちらに置くかで、水切りトレーの排水方向が異なるため、販売側(製造側)としては、2種類の水切りトレーを準備する必要があった。また、ひとつの水切りトレーで左置きと右置きの両方に対応可能な水切りトレーも知られている。
特開2011−67531号公報には、排水口をトレー周縁部に偏芯して設けると共に、トレーの両面に載置物を載置可能な載置面を形成した水切りトレーが開示されている。この水切りトレーは、両面使用が可能となり、かつ排水口が偏芯して設けられているため、載置面を切り替えたときに配置のバリエーションが増えるというものである。なお、特開2011−67531号公報記載の水切りトレーの載置面には、食器類が安定して設置できるようリブが多数形成されている。
特開2011−67531号公報
しかしながら、特開2011−67531号公報記載の水切りトレーは、両面使用であるため、両面にリブが形成されており、使用の際の違和感は否めない。また、長期間の使用後、水切りカゴの設置位置を左右で変えたい場合、裏面であったものが今度は食器類が載る載置面となるため、いくら洗ったとしても衛生上の不快感は否めないという問題がある。
従って、本発明の目的は、両面使用ではなく、片面使用であって、左置きの水切りカゴと右置きの水切りカゴの両方に対応可能な水切りトレーを提供することにある。
かかる実情において、本発明者は鋭意検討を行った結果、略長方形のトレー面を有し、底面を前方下り傾斜であって、且つ左傾斜設置又は右傾斜設置となる傾斜構造とし、手前の2つの角部に排水口を設ければ、両面使用ではなく、片面使用であって、左置きの水切りカゴと右置きの水切りカゴの両方に対応可能であることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、平面視が略長方形又は略正方形のトレー面部と、該トレー面部の周端にトレー面に対して上下方向に延出して形成される周壁部と、該トレー面の裏面であって、該周壁部を形成する4辺の中、対峙する2つの側方周壁部間の中間において、該側方周壁部と平行に延出して形成される中間壁部とを有し、該トレー面部の裏側における該中間壁部の高さは、該側方周壁部の高さより高く、該トレー面部の裏側における該側方周壁部と該中間壁部は互いに平行で且つ同じ下り傾斜角度で傾斜し、左右いずれかの側部において該中間壁部と後方周壁部と一方の側方周壁部と連続する略コ字形状の下端面は、仮想の同一面内にあり、下り傾斜方向の先の2つの角にそれぞれ排水口を設けたことを特徴とする水切りトレーを提供するものである。
本発明によれば、両面使用ではなく、片面使用であって、左置きの水切りカゴと右置きの水切りカゴの両方に対応が可能である。
本発明の実施の形態における水切りトレーの斜視図である。 図1の水切りトレーを裏側から見た斜視図である。 図1の中立姿勢における水切りトレーを上から見た図である。 図3の側面図である。 図3の背面図である。 左側部が設置面となった水切りトレーの背面図である。 図6の左側面図である。 右側部が設置面となった水切りトレーの背面図である。 図8の左側面図である。 図1の水切りトレーの使用状態図である。 本発明の水切りトレーの使用方法を説明する簡略図である。 図11の水切りトレーの他の使用方法を説明する簡略図である。 本発明の他の水切りトレーの使用方法を説明する簡略図である。 図13の水切りトレーの他の使用方法を説明する簡略図である。 本発明の他の水切りトレーの使用方法を説明する簡略図である。 図15の水切りトレーの他の使用方法を説明する簡略図である。 水切りトレーの変形例を示す側面図である。 従来の水切りトレーの使用方法を説明する簡略図である。
次に、本発明の実施の形態における水切りトレーを図1〜図10を参照して説明する。本明細書中、「前後」及び「左右」は排水口4を手前側とする位置関係を言う。また、図中、Fは前方向を、Bは後方向を、Lは左方向を、Rは右方向を示す。水切りトレー10は、平面視が略長方形のトレー面部1と、トレー面部1の周端にトレー面11に対して上下方向に延出して形成される周壁部2と、トレー面1の裏面であって、周壁部2を形成する4辺の中、対峙する2つの側方周壁部21、22間の中間において、側方周壁部21、22と平行に延出して形成される中間壁部3とを有し、トレー面部1の裏側における中間壁部3の高さは、側方周壁部21、22の高さより高く、トレー面部1の裏側における側方周壁部21、22と中間壁部3は互いに平行で且つ同じ下り傾斜角度で傾斜し、左右いずれかの側部において中間壁部3と後方周壁部と一方の側方周壁部と連続する略コ字形状の下端面は、仮想の同一面内にあり、下り傾斜方向の先の2つの角にそれぞれ排水口4、4を設けたものである。
トレー面部1において、略長方形の「略」は図3に示すように、後方角部cのアール形状及び前方の2つの角部の傾斜があってもよいことを意味する。すなわち、略長方形は長方形の些細な変形を含む広い概念である。またトレー面1は、平坦面に限定されず、起伏や微少な凹凸があってもよい。
水切りトレー10において、周壁部2は、排水口4を除いて、トレー面11から上方に起立させることで、切り水を溜めて排水口4へ誘導する機能を奏する。また、トレー面11から上方に起立する周壁部2の内周面は、内側にやや下り傾斜とすることが、トレー面11と周壁部2との接続分の洗い残しがない点で好ましい。また、トレー面部1の表側におけるトレー面11からの周壁部2の高さは、周方向において同一とすることが、機能を損なわず製作が容易である点からも好ましい。
排水口4は、前方の2つの角部に形成することで、右置き食器洗いカゴと左置き食器洗いカゴの両方に対応できる。また、前方への下り傾斜と横側からの下り傾斜の両方の傾斜が集まる点で好ましい。排水口4は、表側の周壁部2の一部を切り欠いて形成したものである。すなわち、排水口4は、トレー面11より高い障害物がなくなり、トレー面11からシンク槽5へ水を直接、排出することができる。また、排出口4は、トレー面11から排出端に向けて、下り傾斜とすることが、水切りがよくなる点で好ましい。排水口4の幅は、15mm前後で適宜決定される。
水切りトレー10において、中間壁部3は、トレー面部1の裏面で、周壁部2を形成する4辺の中、対峙する長手方向に延びる2つの側方周壁部21、22間の中間であって、所定の高さで且つ側方周壁部21、22と平行に延出して形成される。また、トレー面11の下端から下方に延出する中間壁部3の延出長さ(高さ)は、トレー面11の下端から下方に延出する側方周壁部21、22の延出長さ(高さ)より長い(高く)。また、トレー面部1の裏側における側方周壁部21、22と中間壁部3は、互いに平行で且つ同じ下り傾斜角度で前方へ傾斜している。これにより、水切りトレー10を左右方向の半分で設置面に設置し、トレー面11を傾斜姿勢とすることができる。
水切りトレー10は、左側部において中間壁部3と後方周壁部231と左側方周壁部21に亘り連続する略コ字形状の下端面は、同一面(仮想)内にあり、右側部において中間壁部3と後方周壁部232と右側方周壁部22に亘り連続する略コ字形状の下端面は、同一面(仮想)内にある。これにより、左側部で設置面に設置する場合、中間壁部3と後方周壁部231と左側方周壁部21に亘り連続する略コ字形状の下端面が、例えば流し台の天面に当たりガタツクことなく設置できる。また、右側部で設置面に設置する場合、中間壁部3と後方周壁部232と右側方周壁部22に亘り連続する略コ字形状の下端面が、例えば流し台の天面に当たりガタツクことなく設置できる。なお、中間壁部3は、トレー面部1の前端手前で途切させており、食器洗いをする者から見えないようにしている。なお、中間壁部3は、図2及び図4に示すように、途中で途切れず、前端まで延びていてもよい。
後方周壁部23は、図5に示すように、側方周壁部21、22間の中間において中間壁部3の高さと同じで高く、両端部においては、側方周壁部21、22の高さと同じで低くなっている。また、後方周壁部23の下端は、中間の高さと両端部の高さを繋いだ傾斜形状となっている。これにより、左側部を設置面とする場合、図6に示すような右上がり傾斜姿勢となり、右側部を設置面とする場合、図8に示すような左上がり傾斜姿勢となる。上記のような傾斜姿勢の場合、傾斜角度αは、大きくする必要はなく、5度前後でよい。このような角度であれば、水は排出口から確実に流すことができる。
また、トレー面部1の裏側における前方周壁部の高さは、ゼロ又はゼロに近いものである。トレー面部1の裏側における前方周壁部の高さが実質ないものであっても、中間壁部3と後方周壁部231と左側方周壁部21に亘り連続する略コ字形状の下端面又は中間壁部3と後方周壁部232と右側方周壁部22に亘り連続する略コ字形状の下端面で設置は安定する。
次に、水切りトレー10の使用方法について図10及び図11を参照して説明する。図11は、図10の形態を含めた簡略図で示したものであり、符号9は食器洗いカゴ20の脚部を示し、一方向矢印(符号Y)は、前方下り傾斜の方向を示し、両向き矢印(符号X)は、設置部を示す。すなわち、図11の場合、水切りトレー10を左置きとする場合、左側部の設置(図11中、下側部設置符号X)であり、水切りトレー10を右置きとする場合、右側部の設置(図11中、下側部設置符号X)である。図10は、図11の左置き、すなわち、水切りトレー10をシンク槽5の左に置く場合である。水切りトレー10は、食器洗いカゴ20の下方に設置される。本例では、食器洗いカゴ20は線材で形成され、4つの脚部27を有している。水切りトレー10は、この4つの脚部27間に食器洗いカゴ20とは別途の部材として、流し台に置かれ、排水口4aは、シンク槽5を臨んでいる。水切りトレー10の設置は、水切りトレー10の左側部が設置面となり、トレー面11は、前方傾斜で且つ右上がり姿勢となる。食器25は洗われて食器洗いカゴ20に置かれ、食器25に付いた水が水切りトレー10内に垂れ落ちる。水切りトレー10内に垂れ落ちた水は、排水口4a方向に流れ、排水口4aからシンク槽内へ流れ落ちる。なお、図11の右側の図のように、水切りトレー10をシンク槽5の右に置く場合、水切りトレー10の設置は、水切りトレー10の右側部が設置面となり、トレー面11は、前方傾斜で且つ左上がり姿勢となる。食器25は洗われて食器洗いカゴ20に置かれ、食器25に付いた水が水切りトレー10内に垂れ落ちる。水切りトレー10内に垂れ落ちた水は、排水口4b方向に流れ、排水口4bからシンク槽内へ流れ落ちる。このように、水切りトレー10は、右置き及び左置きのいずれの場合にも裏面を使用することなく、片面のみで使用できる。なお、図10において、水切りトレー10の設置方法としては、特に制限されず、食器洗いカゴ20の4つの脚部に、対峙する2つの脚部に差し渡し状の棒部材があれば、それに載せてもよい。この場合、棒部材で構成される載置部が水平面を構成するものであればよい。また、食器洗いカゴ20も限定されず、種々のものが適用できる。
なお、水切りトレー10は、図12に示すような設置方法であってもよい。図12中、図11と同一構成要素には同一符号を付して、その説明を省略し、異なる点について、主に説明する。すなわち、図12において、図11と異なる点は、シンク槽5に対して、長手方向が前後方向となるように設置したものである。本例において、水切りトレー10をシンク槽5の左側に設置する場合(図12中の左側)、水切りトレー10の右側部が設置面となり、トレー面11は、前方傾斜で且つ左上がり姿勢となる。食器は洗われて食器洗いカゴに置かれ、食器に付いた水が水切りトレー10内に垂れ落ちる。水切りトレー10内に垂れ落ちた水は、排水口4b方向に流れ、排水口4bからシンク槽5内へ流れ落ちる。
図12において、水切りトレー10をシンク槽5の右側に設置する場合(図12中の右側)、水切りトレー10の左側部が設置面となり、トレー面11は、前方傾斜で且つ右上がり姿勢となる。食器は洗われて食器洗いカゴに置かれ、食器に付いた水が水切りトレー内に垂れ落ちる。水切りトレー内に垂れ落ちた水は、排水口4a方向に流れ、排水口4aからシンク槽5内へ流れ落ちる。
なお、水切りトレー10は、図13に示すような水切りトレー10aであってもよい。図13中、図11と同一構成要素には同一符号を付して、その説明を省略し、異なる点について、主に説明する。すなわち、水切りトレー10aにおいて、水切りトレー10と異なる点は、短手方向に延びる周壁部を左右周壁部とした点にある。このため、中間壁部3は、短手方向に延びる左右周壁部の中間に左右周壁部と平行して設置したものである。すなわち、水切りトレー10aは短手方向に下り傾斜であり、長手方向の半分で設置するものである。
本例において、水切りトレー10aをシンク槽5の左側に長手方向が左右方向となるように設置する場合(図13中の左側)、水切りトレー10aの右側部が設置面となり、トレー面11は、前方傾斜で且つ左上がり姿勢となる。食器は洗われて食器洗いカゴに置かれ、食器に付いた水が水切りトレー10a内に垂れ落ちる。水切りトレー10a内に垂れ落ちた水は、排水口4b方向に流れ、排水口4bからシンク槽5内へ流れ落ちる。
図13において、水切りトレー10aをシンク槽5の右側に長手方向が左右方向となるように設置する場合(図13中の右側)、水切りトレー10の左側部が設置面となり、トレー面11は、前方傾斜で且つ右上がり姿勢となる。食器は洗われて食器洗いカゴに置かれ、食器に付いた水が水切りトレー内に垂れ落ちる。水切りトレー内に垂れ落ちた水は、排水口4a方向に流れ、排水口4aからシンク槽5内へ流れ落ちる。
なお、水切りトレー10aは、図14に示すような設置方法であってもよい。図14中、図13と同一構成要素には同一符号を付して、その説明を省略し、異なる点について、主に説明する。すなわち、図14において、図13と異なる点は、シンク槽5に対して、長手方向が前後方向となるように設置したものである。本例において、水切りトレー10aをシンク槽5の左側に設置する場合(図14中の左側)、水切りトレー10aの左側部が設置面となり、トレー面11は、前方傾斜で且つ右上がり姿勢となる。食器は洗われて食器洗いカゴに置かれ、食器に付いた水が水切りトレー10内に垂れ落ちる。水切りトレー10内に垂れ落ちた水は、排水口4a方向に流れ、排水口4aからシンク槽5内へ流れ落ちる。
図14において、水切りトレー10aをシンク槽5の右側に設置する場合(図14中の右側)、水切りトレー10の右側部が設置面となり、トレー面11は、前方傾斜で且つ左上がり姿勢となる。食器は洗われて食器洗いカゴに置かれ、食器に付いた水が水切りトレー内に垂れ落ちる。水切りトレー内に垂れ落ちた水は、排水口4b方向に流れ、排水口4bからシンク槽5内へ流れ落ちる。
なお、水切りトレー10は、図15に示すような水切りトレー10bであってもよい。図15中、図11と同一構成要素には同一符号を付して、その説明を省略し、異なる点について、主に説明する。すなわち、水切りトレー10bにおいて、水切りトレー10と異なる点は、トレー面11を略正方形とした点である。中間壁部3は、対峙する2つの左右周壁部の中間に左右周壁部と平行して設置したものである。すなわち、水切りトレー10bは中間壁部3が延びる方向に下り傾斜であり、中間壁部3で区画される半分で設置するものである。
本例において、水切りトレー10bをシンク槽5の左側に設置する場合(図15中の左側)、水切りトレー10bの左側部が設置面となり、トレー面11は、前方傾斜で且つ右上がり姿勢となる。食器は洗われて食器洗いカゴに置かれ、食器に付いた水が水切りトレー10b内に垂れ落ちる。水切りトレー10b内に垂れ落ちた水は、排水口4a方向に流れ、排水口4aからシンク槽5内へ流れ落ちる。
図15において、水切りトレー10bをシンク槽5の右側に設置する場合(図15中の右側)、水切りトレー10bの右側部が設置面となり、トレー面11は、前方傾斜で且つ左上がり姿勢となる。食器は洗われて食器洗いカゴに置かれ、食器に付いた水が水切りトレー内に垂れ落ちる。水切りトレー内に垂れ落ちた水は、排水口4b方向に流れ、排水口4bからシンク槽5内へ流れ落ちる。
なお、水切りトレー10bは、図16に示すような設置方法であってもよい。図16中、図15と同一構成要素には同一符号を付して、その説明を省略し、異なる点について、主に説明する。すなわち、図16において、図15と異なる点は、中間壁部3が前後方向に延びるように水切りトレー10bを設置したものである。本例において、水切りトレー10bをシンク槽5の左側に設置する場合(図16中の左側)、水切りトレー10bの右側部が設置面となり、トレー面11は、前方傾斜で且つ左上がり姿勢となる。食器は洗われて食器洗いカゴに置かれ、食器に付いた水が水切りトレー10b内に垂れ落ちる。水切りトレー10内に垂れ落ちた水は、排水口4b方向に流れ、排水口4bからシンク槽5内へ流れ落ちる。
図16において、水切りトレー10bをシンク槽5の右側に設置する場合(図16中の右側)、水切りトレー10bの左側部が設置面となり、トレー面11は、前方傾斜で且つ右上がり姿勢となる。食器は洗われて食器洗いカゴに置かれ、食器に付いた水が水切りトレー内に垂れ落ちる。水切りトレー内に垂れ落ちた水は、排水口4a方向に流れ、排水口4aからシンク槽5内へ流れ落ちる。
本発明の水切りトレーは前記実施の形態例に限定されず、種々の変形例を採ることができる。すなわち、水切りトレーの裏面構造において、周壁部と中間壁部間の下端に該両部で形成される空間を塞ぐような底板が形成されていてもよい。これにより、底板が設置面となり、前記形態と同様の効果を奏する。また、図17に示すように、周壁部21、22及び中間壁部3の下端の長手方向の一部が切り欠かれていてもよい。この切り欠き部211、31は、前記実施の形態例と同様の効果を奏する他、設置部分を、流し台では無く、食器洗いカゴの線材に係止する方法とすることができる。
本発明によれば、両面使用ではなく、片面使用であって、左置きの水切りカゴと右置きの水切りカゴの両方に対応が可能である。このため、シンク槽位置が異なる種々の流し台に適用できる。
1 トレー面部
2 周壁部
3 中間壁部
4 排水口
5 シンク槽
10〜10b 水切りトレー
11 トレー面
20 食器洗いカゴ
21 左方周壁部
22 右方周壁部
23 後方周壁部
24 前方周壁部

Claims (3)

  1. 平面視が略長方形又は略正方形のトレー面部と、
    該トレー面部の周端にトレー面に対して上下方向に延出して形成される周壁部と、
    該トレー面の裏面であって、該周壁部を形成する4辺の中、対峙する2つの側方周壁部間の中間において、該側方周壁部と平行に延出して形成される中間壁部とを有し、
    該トレー面部の裏側における該中間壁部の高さは、該側方周壁部の高さより高く、
    該トレー面部の裏側における該側方周壁部と該中間壁部は互いに平行で且つ同じ下り傾斜角度で傾斜し、
    左右いずれかの側部において該中間壁部と後方周壁部と一方の側方周壁部と連続する略コ字形状の下端面は、仮想の同一面内にあり、
    下り傾斜方向の先の2つの角にそれぞれ排水口を設けたことを特徴とする水切りトレー。
  2. 該排水口は、該表側の周壁部の一部を切り欠いて形成したものであることを特徴とする請求項1記載の水切りトレー。
  3. 該トレー面部の裏側における前方周壁部の高さは、ゼロ又はゼロに近いものであることを特徴とする請求項1又は2記載の水切りトレー。
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