JP2015092223A - 粉体搬送機構、現像剤収納容器及び粉体搬送方法 - Google Patents

粉体搬送機構、現像剤収納容器及び粉体搬送方法 Download PDF

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荻野 博基
Hiromoto Ogino
博基 荻野
保井 功二郎
Kojiro Yasui
功二郎 保井
健太郎 河田
Kentaro Kawada
健太郎 河田
松永 智教
Tomonori Matsunaga
智教 松永
橋本 和則
Kazunori Hashimoto
和則 橋本
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Abstract

【課題】粉体の搬送経路のデッドスペースを従来よりも低減させることができる粉体搬送機構を提供する。
【解決手段】粉体の下側に配置され、粉体を搬送する板状の搬送部材10bと、搬送部材10bの粉体搬送面と直交する直交方向F1に往復の加速度を付与して振動する振動体13と、を備え、搬送部材10bの少なくとも1箇所が固定され、振動体13を発信源とする進行波が搬送部材10bに発生することにより、粉体が前記進行波の進行方向に搬送される現像剤搬送機構200を構成した。
【選択図】 図3

Description

本発明は、粉体を搬送する粉体搬送機構、現像剤収納容器、及び、粉体を搬送する粉体搬送方法に関する。
ここで、画像形成装置とは、例えば電子写真画像形成方式を用いて記録媒体に画像を形成する電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えばレーザービームプリンタ、LEDプリンタ等)、ファクシミリ装置等である。
従来、特許文献1に記載されるように、画像形成装置の内部に着脱される現像剤の収納容器の内部に、収納される現像剤を現像ローラに向かって撹拌しながら搬送する撹拌搬送部材が設けられる構成が開示される。この文献では撹拌搬送部材が複数使用されている。
また、特許文献2に記載されるように、揺動可能に支持された粉粒体用の担持部材と、該担持部材に振動を与える振動発生装置とを備え、前記担持部材を振動させることにより、該部材に担持された粉粒体を搬送する粉粒体用の搬送装置が開示されている。
特開2002−196585公報 特開昭59−227618公報
しかしながら、特許文献1の構成では、撹拌搬送部材が回転半径の現像剤のみを搬送することができるために、収納容器の底面を断面視で円弧状に構成する必要がある。従って、撹拌搬送部材が届かない収納容器の床面に凸部を形成して凸部の領域に現像剤が滞留しないようにする必要がある。ただ、この凸部はデッドスペースとなる。
また、特許文献2の構成では、担持部材が揺動するためのスペースを確保する必要があり、このスペースがデッドスペースとなる。
本発明は、粉体の搬送経路のデッドスペースを従来よりも低減させることができる粉体搬送機構を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の粉体搬送機構は、粉体の下側に配置され、粉体を搬送する板状の搬送部材と、前記搬送部材の粉体搬送面と直交する直交方向に往復の加速度を付与して振動する振動体と、を備え、前記搬送部材の少なくとも1箇所が固定され、前記振動体を発信源とする進行波が前記搬送部材に発生することにより、粉体が前記進行波の進行方向に搬送されることを特徴とする。
本発明の他の粉体搬送機構は、粉体の下側に配置され、粉体を搬送する板状の搬送部材と、前記搬送部材の粉体搬送面に沿う搬送面方向に往復の加速度を付与する振動体と、を備え、前記振動体が前記搬送部材に付与する粉体搬送方向の最大加速度は、前記振動体が前記搬送部材に付与する粉体搬送方向の反対方向の最大加速度よりも小さく設定され、粉体が搬送部材によって粉体搬送方向に搬送されることを特徴とする。
本発明の他の粉体搬送機構は、粉体の下側に配置され、粉体を搬送する板状の搬送部材と、前記搬送部材の粉体搬送面に直交する直交方向に往復の加速度を付与して振動する振動体と、を備え、前記搬送部材の少なくとも1箇所が固定され、前記振動体を発信源とする定在波が前記搬送部材に発生し、前記定在波の周波数を上昇させることで、粉体が搬送部材によって搬送されることを特徴とする。
本発明によれば、粉体の搬送経路のデッドスペースを従来よりも低減できる。
実施例1に係る画像形成装置の断面図である。 実施例1に係るカートリッジの断面図である。 実施例1に係る現像剤搬送機構の断面図等である。 実施例2に係る現像剤搬送機構の断面図等である。 実施例3に係る現像剤搬送機構の断面図等である。 実施例3の変形例に係る現像剤搬送機構の断面図等である。 実施例4に係る現像剤搬送機構の断面図等である。 実施例4の現像剤搬送機構で用いる周波数の節の位置を示すグラフである。 実施例5に係る現像剤搬送機構が備える搬送部材及び振動体の斜視図である。 搬送部材及び振動体の第1変形例の斜視図である。 搬送部材及び振動体の第2変形例の斜視図である。 搬送部材及び振動体の第3変形例の斜視図である。 搬送部材及び振動体の第4変形例の斜視図である。 実施例6に係る現像剤搬送機構が備える搬送部材の構成を示す図である。 搬送部材の搬送性の向上のメカニズムを示す搬送部材の断面図である。 搬送部材の表面の突起部の傾斜角が異なる構成を示す断面図である。 実施例7に係る搬送部材の図である。 搬送部材の搬送性の向上のメカニズムを示す平面図である。 実施例8に係る現像剤搬送機構の構成を示す断面図等である。 実施例9に係る現像剤搬送機構の断面図等である。 実施例10に係る現像剤搬送機構の図である。 実施例11に係る現像剤搬送機構の図である。 搬送部材の搬送性の向上のメカニズムを示す搬送部材の断面図である。 変形例に係る搬送部材の構成を示す斜視図等である。
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。また、以下の説明で一度説明した部材についての材質、形状などは、特に改めて記載しない限り後の説明においても初めの説明と同様のものである。
以下の説明において、カートリッジの長手方向とは、像担持体の軸線方向である。また、左右とは記録媒体の搬送方向にしたがって記録媒体を上から見て左又は右である。また、カートリッジの上面とは、カートリッジを装置本体へ装着した状態で上方に位置する面であり、下面とは下方に位置する面である。
(画像形成装置の全体の説明)
まず、電子写真の画像形成装置100(以下、「画像形成装置100」という)の全体構成について、図1を参照して概略説明する。図1は実施例1に係るカートリッジBを装着した画像形成装置100の模式的断面図であり、より具体的には画像形成装置100の一形態であるレーザービームプリンタの模式的断面図である。
図1に示すように、画像形成装置100(レーザビームプリンタ)は、画像形成の装置本体Aと、装置本体Aに着脱可能なカートリッジBと、を備える。装置本体Aの内部には、感光体ドラム7が配置される。
また、画像形成装置100は、光学手段(光学装置)としての光学系1から画像情報に基づいた情報光をドラム形状の感光体ドラム7へ照射し、感光体ドラム7に静電潜像を形成する。この静電潜像は現像剤(以下、「トナー」という)で現像されトナー像が形成される。そして前記トナー像の形成と同期して、記録媒体(例えば、記録紙、OHPシート、布等)2をカセット3aからピックアップローラ3b及びこれに圧接する圧接部材3cで一枚ずつ分離給送する。
給送された記録媒体2は、搬送ガイド3f1に沿ってカートリッジBの感光体ドラム7と転写手段としての転写ローラ4とが対向する転写部Tに搬送される。転写部Tに搬送された記録媒体2は、電圧印加された転写ローラ4により感光体ドラム7上に形成されたトナー像が転写され、搬送ガイド3f2に沿って定着装置5へと搬送される。
定着装置5は、駆動ローラ5aと、ヒータ5bとを内蔵すると共に支持体5cによって回転可能に支持された筒状シートで構成された定着回転体5dとからなり、通過する記録媒体2に熱及び圧力を印加して転写されたトナー像を定着する。
排出ローラ3dは、トナー像が定着された記録媒体2を搬送し、反転搬送経路を通して排出部6へと排出するよう構成している。なお、本実施の形態では、ピックアップローラ3b、圧接部材3c、排出ローラ3d等により搬送装置3を構成している。なお、コントローラ50は、装置本体Aの内部機器の駆動を制御する。特に、コントローラ50は、振動体13(図2参照)やカム部材15(図5参照)の駆動を制御する。
(カートリッジ)
次に、カートリッジB(プロセスカートリッジ)の全体構成について、図2を参照して概略説明する。図2はカートリッジBの模式的断面図である。
図2に示すように、カートリッジBは、現像剤像を担持する『像担持体』としての感光体ドラム7と、少なくとも1つのプロセス手段を備えたものである。ここでプロセス手段としては、例えば、感光体ドラム7を帯電させる帯電手段、感光体ドラム7に形成された静電潜像を現像する現像手段、感光体ドラム7に残留するトナーをクリーニングするためのクリーニング手段等がある。
カートリッジBは、感光層を有する感光体ドラム7を回転し、帯電手段である帯電ローラ8へ電圧印加して感光体ドラム7の表面を一様に帯電する。この帯電した感光体ドラム7に対して光学系1からの画像情報に基づいた情報光(光像)を露光開口9bを通して露光して感光体ドラム7の表面に静電潜像を形成し、静電潜像を現像ユニット10によって現像するように構成されている。なお現像ユニット10は現像装置である。
現像ユニット10は『現像剤収納容器』としての収納容器14の容器本体14aと容器蓋体14bとがつくるトナー収容部10a内にトナーを収容する。現像剤搬送部材(以下、「搬送部材」という)10bは、トナー収容部10a内のトナーを現像室10iに送り出す。
そして、現像ユニット10は、現像剤を担持する『現像剤担持体』としての現像ローラ10dを回転させる。この回転と共に、現像ブレード10eによって摩擦帯電電荷を付与したトナー層を現像ローラ10dの表面に形成し、そのトナーを静電潜像に応じて感光体ドラム7に転移させることによってトナー像を形成して可視像化する。
そして転写ローラ4にトナー像と逆極性の電圧を印加してトナー像を記録媒体2に転写した後は、固定部11hでドラム枠体11dに固定されたクリーニングブレード11aによって感光体ドラム7に残留したトナーを掻き落とす。これと共に、スクイシート11bによってすくい取り、除去トナー収容部11cへ集めるこれらのクリーニング手段によって感光体ドラム7上の残留トナーを除去するように構成している。
カートリッジBは、感光体ドラム7を回転可能に支持し、クリーニングブレード11a、帯電ローラ8が組み込まれたドラム枠体11dから構成されるドラムユニット11を有する。またカートリッジBは、現像ローラ10d及びトナー収容部10aを組み込んだ現像枠体10f1から構成される現像ユニット10を有する。カートリッジBは、このドラムユニット11と現像ユニット10とを有する。
『進行波によるトナー搬送(メカニズム1)』
(現像剤搬送機構のトナー搬送構成)
次に現像剤搬送機構200のトナー搬送構成について、図1乃至図3を参照してより具体的に説明する。ここで、現像剤搬送機構200は、収納容器14と、搬送部材10bと、振動体13と、を有する。
図3(a)は、現像剤搬送機構200の断面図であり、図3(b)は、進行波の波形図である。図3に示されるように、『粉体搬送機構』としての現像剤搬送機構200は、粉体(ここでは現像剤である)を収容する収納容器14を有する。収納容器14は、容器本体14aと容器蓋体14bとを有する。容器蓋体14bが容器本体14aに取付けられると、開口部19が形成される。また、カートリッジBが装置本体Aに装着されると、容器本体14aの床面14xは略水平になるように設定されている。なお、開口部19は、収納容器14の内部のトナーを現像ローラ10dへと供給するための開口である(図2参照)。
次に、搬送部材10bについて説明する。搬送部材10bは、現像剤の下側に配置され、現像剤を搬送する板状の部材である。搬送部材10bは、収納容器14の床面14xに配置される。搬送部材10bは、その少なくとも1箇所が振動体13に固定され、振動体13を発信源とする進行波が搬送部材10bに発生し(進行波発生工程)、現像剤が搬送部材10bによって搬送方向J1に搬送される(粉体搬送工程)ようにする。この『粉体搬送方向』としての搬送方向J1は、進行波の進行方向とも表現できる。
なお、現像剤搬送機構200は、収納容器14を直接的に振動させたり揺動させたりする構成とは異なり、収納容器14の床面14xに乗せられた搬送部材10bを振動させる構成である。これは、収納容器14を振動又は揺動させる構成の場合は、収納容器14の外部に収納容器14を振動又は揺動させる機構が必要であり、また、そのためのスペースが必要であるため、そのような機構及びスペースが無駄となるため前述した実施の構成にしている。また、収納容器14を直接的に振動又は揺動すると、収納容器14に組付けられた現像ローラ10dの位置精度に誤差等が生じてしまい、画像形成に悪影響が生じ得るために、その事態を回避するためでもある。
搬送部材10bにおいて、搬送方向J1の先端が先端部10b2、搬送方向J1の基端が固定部10b1とする。固定部10b1は、搬送部材10bに振動を伝達する振動体13に固定されて固定端となっている。先端部10b2は、床面14xに固定されることなく自由端となっている。
また、搬送部材10bは、厚み300μmのシリコーンゴムを使用したが、この材料に限定されなくても良い。搬送部材10bは、アクリルゴム、天然ゴム、ブチルゴムなどの一般的なエラストマ材料でも良い。また、搬送部材10bは、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリスチレン(PS)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ABS樹脂、ポリカーボネート(PC)、ポリアセタール(POM)などの一般的なプラスチック材料でも良い。
次に、振動体13について説明する。振動体13は、搬送部材10bに対して『粉体搬送面』としての現像剤搬送面と直交する直交方向F1に往復の加速度を付与して振動するものである。振動体13は、搬送部材10bよりも搬送方向J1の上流に配置される。
振動体13が搬送部材10bの直交方向F1に振動すると、振動体13の振動が固定部10b1を介して搬送部材10bに伝達され、搬送部材10bがトナー収容部10a内で振動する。ここで、振動周波数は40Hz、振幅は0.8mm程度を選択した。振動体13は収納容器14の開口部19と反対側の後端部14c付近に配置され、振動体13の上部には斜面部13aが形成される。
また、振動体13は、圧電素子など振動を発生させることができる一般的な加振器本体または加振器により振動する部材で構成される。
ここで、図3で示すように、振動体13が振動すると搬送部材10bの固定部10b1が搬送部材10bの直交方向F1に往復運動し、搬送部材10bの固定部10b1から先端部10b2にかけて振動が伝わる。このとき振動体13の振動により発生する搬送部材10bの固定部10b1側の最大振幅A1は、搬送部材10bの先端部10b2側の最大振幅A2より大きい。
これは振動体13により搬送部材10bに与えられた振動の振幅が搬送部材10b自身の振動の吸収により減衰されるためである。これにより、搬送部材10bの固定部10b1側から先端部10b2側に搬送部材10bの山谷部分が移動する進行波が発生する。
ここで、進行波の斜面部に存在するトナーは、斜面に留まることができず、進行波の谷部分に落ちていくトナーがある。この時、谷部分は、進行波とともに移動するので、この動作を繰り返すことで、トナーを進行波と同じ方向に搬送させることが可能になっている。
従って、搬送部材10b上のトナーは固定部10b1から先端部10b2に向かって進む進行波により収納容器14の開口部19側に向かう方向(搬送方向)J1に搬送される。
ここで、振動周期が50kHz等の高周波である場合、特許2829938号公報にある様に、進行波と逆方向にトナーは進むことが公知である。ただし、実施例の様に低周波の領域では、この搬送メカニズムは適用されず、前述したメカニズムで進行波の方向にトナーが進むと考えられる。
また、振動体13の上部には斜面部13aを設けているため振動体13上のトナーは振動体13が振動することにより斜面部13aを滑り搬送部材10bに到達することが可能となるため、振動体13上にトナーが残ることを抑制している。
『2.加速度によるトナー搬送(メカニズム2)』
ここで、現像剤搬送機構のトナー搬送構成は上述した構成に限るものではない。例えば、図4に示す、現像剤搬送機構220のトナー搬送構成であってもよい。図4(a)は、現像剤搬送機構220の断面図であり、図4(b)は、図4(a)の一部拡大断面図である。なお、実施例2中で実施例1と同一の構成に関しては、同一符号を付し、説明を省略する。実施例1の説明は援用される。
(現像剤搬送機構のトナー搬送構成)
本実施例における現像剤搬送機構のトナー搬送構成について、図1乃至図2、図4を参照してより具体的に説明する。なお、実施例2の構成のうち実施例1と同様な構成に関しては同一符号を付し、実施例1の説明が援用されるものとし、ここでは説明を省略する。
搬送部材10bは厚み1mmのポリスチレン(PS)を使用した。しかし、この材料に限定されることなく、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ABS樹脂、ポリカーボネート(PC)、ポリアセタール(POM)などの一般的なプラスチック材料や、シリコーンゴム、アクリルゴム、天然ゴム、ブチルゴムなどの一般的なエラストマ材料でも適宜構成可能である。
図4に示すように、振動体13は、搬送部材10bに対して現像剤搬送面に沿う搬送面方向F2に往復の加速度を付与して振動する。振動体13が振動すると、振動体13の振動が固定部10b1を介して搬送部材10bに伝達され、搬送部材10bがトナー収容部10a内で振動する。
このとき振動体13の振動により搬送部材10bの先端部10b2は、搬送方向J1に最も移動した位置10b21と、搬送方向J1とは反対の反対方向J2に最も移動した位置10b22をとる。
ここで、振動体13の振動周波数は50Hz、搬送部材10bの先端部10b2の位置10b21と位置10b22の差となる先端部10b2の移動距離Lは0.6mm程度を選択した。
図4に示すように、搬送部材10bは収納容器14の開口部19側に自由端である先端部10b2を持ち、先端部10b2とは反対側で振動体13に固定される固定部10b1を設けている。
ここで、振動体13が搬送部材10bの厚み方向と交差する搬送面方向F2に振動すると搬送部材10bの固定部10b1が振動し、搬送部材10bの固定部10b1から先端部10b2にかけて振動が伝わる。このとき振動体13の振動により搬送部材10bには搬送方向J1の加速度a1と、反対方向J2の加速度a2が与えられる。
ここで、振動体13が搬送部材10bに付与する搬送方向J1の最大加速度a1は、振動体13が搬送部材10bに付与する反対方向J2の最大加速度a2よりも小さく設定される(加速度設定工程)。このような加速度設定工程により、現像剤が搬送部材10bによって搬送方向J1に搬送される(粉体搬送工程)。
これにより、トナーが振動する搬送部材10bに対して滑らずに静止できる時間は、反対方向J2に比べ搬送方向J1の方が長くなる。つまり、上述した振動を繰り返す搬送部材10b上のトナーは徐々に搬送方向J1へと搬送される。
『3.加速度によるトナー搬送(メカニズム2) 搬送部材ゴム』
ここで、現像剤搬送機構のトナー搬送構成は上述した構成に限るものではない。例えば、図5に示す、現像剤搬送機構300のトナー搬送構成であってもよい。図5(a)、実施例3に係る現像剤搬送機構300の断面図であり、図5(b)は、図5(a)の一部拡大断面図であり、図5(c)は、現像剤搬送機構300の斜視図である。なお、実施例3の構成のうち実施例1や実施例2と同一の構成に関しては同一符号を付して説明を省略する。実施離1や実施例2の説明は援用される。
(現像剤搬送機構のトナー搬送構成)
本実施例における現像剤搬送機構300のトナー搬送構成について、図1乃至図2、図5を参照してより具体的に説明する。ここで、現像剤搬送機構300は、収納容器14と、搬送部材10bと、を有する。
また、搬送部材10bは厚み0.3mmのシリコーンゴムを使用したが、この材料に限定されることなく、アクリルゴム、天然ゴム、ブチルゴムなどの一般的なエラストマ材料でも適宜構成可能である。
図5に示すように、トナー収容部10a内の搬送部材10bは固定部10b1で、収納容器14に固定されている。このように、搬送部材10bの少なくとも1箇所が固定されれば良い。
図5に示すように、搬送部材10bの先端部10b2を力F3で搬送方向J1に引っ張り、その引っ張りを解放することを周期的に行う。
この実施例では、搬送部材10bの一部、収納容器14内で搬送部材10bの厚み方向と交差する搬送面方向F2に往復運動可能な被接触部16が固定される。また、搬送部材10bの搬送面方向F2の搬送方向J1側の部位と対向するように、『振動体』としてのカム部材15が配置される。カム部材15は、搬送部材10bに対して現像剤搬送面に沿う搬送面方向F2に往復の加速度を付与して伸縮させる。そして、回転するカム部材15の接触を受ける被接触部16を搬送方向J1に引っ張り、引張の解放を繰り返すことで周期的な力F3を搬送部材10bに与えている。
この収納容器14内で搬送部材10bの厚み方向と交差する搬送面方向F2に往復運動可能な被接触部16がカム部材15により動かされる場合を例示したが、被接触部16は圧電素子などの加振器により動かされるものであっても良い。
これにより高弾性体のシリコーンゴムで構成した搬送部材10bは伸縮を繰り返し、トナー収容部10a内で搬送部材10bの厚み方向と交差する搬送面方向F2に振動する。
このとき振動体13の振動により搬送部材10bの先端部10b2は、搬送方向J1に最も移動した位置10b21と、反対方向J2に最も移動した位置10b22をとる。
ここで、搬送部材10bの先端部10b2に加える力F3の周波数は50Hz、搬送部材10bの先端部10b2の位置10b21と位置10b22の差となる先端部10b2の移動距離Lは0.6mm程度を選択した。
図5に示すように、先端部10b2とは反対側で収納容器14に固定される固定部10b1を設けている。
搬送部材10bの先端部10b2を力F3で搬送方向J1に引っ張り、その引っ張りを解放することを周期的に行うことで搬送部材10bは振動する。この振動により搬送部材10bには搬送方向J1の加速度a1と、反対方向J2の加速度a2が与えられる。
カム部材15が搬送部材10bに付与する搬送方向J1の最大加速度a1は、カム部材15が搬送部材10bに付与する反対方向J2の最大加速度a2よりも小さく設定される(加速度設定工程)。この加速度設定工程により、現像剤が搬送部材10bによって搬送方向J1に搬送される(粉体搬送工程)。
これにより、トナーが振動する搬送部材10bに対して滑らずに静止できる時間は、反対方向J2に比べ搬送方向J1の方が長くなる。つまり、上述した振動を繰り返す搬送部材10b上のトナーは徐々に搬送方向J1へと搬送される。
図6は、搬送部材10bが弾性体17と連結される現像剤搬送機構の図である。図6(a)は、現像剤搬送機構の断面図、図6(b)は、図6(a)の一部拡大断面図であり、図6(c)は、現像剤搬送機構の斜視図である。なお、この変形例では、搬送部材10bと弾性体17とで『搬送部材』を構成するものと定義できる。
搬送部材10bは一般的なプラスチック材料で形成される。弾性体17は一般的なエラストマ材料で形成される。そして、弾性体17は、左端が搬送部材10bの固定部10b1と連結され、右端の固定部17b1が収納容器14の後端部14cに固定される。
また、カム部材15が、搬送部材10bの先端部10b2の表面と対向する。カム部材15が回転すると、搬送部材10bが搬送方向J1に引っ張られ、そして、その引っ張りが解放される。この引っ張りと解放が繰り返されることで、周期的な力F3が搬送部材10bに付与される。ここでは、搬送部材10bがカム部材15により動かされる場合を例示したが、搬送部材10bは圧電素子等の加振器により動かされるものであっても良い。
前述したことから、実施例3の形態では、搬送部材10bは、全部又は一部が弾性体17で形成されればよいと言える。また、ここでは、弾性体17は、エラストマ、バネのいずれかであればよいが、弾性を示す他の部材を使用しても良い。
『4.定在波の波長変更によるトナー搬送(メカニズム3)』
ここで、現像剤搬送機構のトナー搬送構成は上述した構成に限るものではない。例えば、図7に示す、現像剤搬送機構400のトナー搬送構成であってもよい。図7(a)は、実施例4に係る現像剤搬送機構400の断面図であり、図7(b)は、定在波の波形図である。図8は、定在波の波形図と現像剤の移動の様子を示す図である。実施例4の構成のうち実施例1〜3と同一の構成に関しては同一符号を付して説明を省略する。実施例1〜3の説明は援用される。
(現像剤搬送機構のトナー搬送構成)
本実施例における現像剤搬送機構のトナー搬送構成について、図1乃至図2、図7乃至図8を参照してより具体的に説明する。
ここで、現像剤搬送機構400は、収納容器14と、搬送部材10bと、振動体13と、を有する。
また、搬送部材10bは厚み300μmのシリコーンゴムを使用したが、この材料に限定されなくても良い。搬送部材10bは、アクリルゴム、天然ゴム、ブチルゴムなどの一般的なエラストマ材料でも良い。搬送部材10bは、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリスチレン(PS)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ABS樹脂、ポリカーボネート(PC)、ポリアセタール(POM)などの一般的なプラスチック材料でも適宜構成できる。
図7に示すように、トナー収容部10a内の搬送部材10bは、固定部10b1で搬送部材10bに振動を伝達する振動体13に連結され、先端部10b2側の固定部10b3で容器本体14aに固定されている。
図7に示すように、振動体13は、搬送部材10bに対して現像剤搬送面に直交する直交方向F1に往復の加速度を付与して振動する。振動体13を発信源とする定在波が搬送部材10bに発生する(定在波発生工程)。そして、定在波の周波数を上昇させる(周波数上昇工程)。このことで、現像剤が搬送部材10bによって搬送方向J1に搬送される(粉体搬送方法)。振動体13の周波数は、連続的に上昇するタイプでも、段階的に上昇するタイプでも良い。ただし、先に、連続的に上昇する場合について説明していく。
振動体13による振動が固定部10b1を介して搬送部材10bに伝達され、搬送部材10bがトナー収容部10a内で振動する。ここで、振動周波数は40Hzから120Hz、振幅は0.8mm程度を選択した。
ここで、図7乃至図8で示すように、振動体13を40Hzで振動させると搬送部材10bの固定部10b1が搬送部材10bの直交方向F1に往復運動し、搬送部材10bの固定部10b1から先端部10b2にかけて振動が伝わる。このとき先端部10b2は固定部10b3によって固定されていることから、前記振動の反射波が発生する。このことにより、搬送部材10bには、進行波と反射波の合成から成る定在波が形成される。
ここで、図8に示すように、搬送部材10b上のトナーは、前記搬送部材10b上に発生した定在波のほとんど振動しない領域(節)にあつまる。この状態から周波数を120Hzまで連続的に除々に上げると、定在波の波長も除々に短くなっていく。この定在波の波長が短くなるということは、前記ほとんど振動しない領域(節)がその波長の縮みに合わせて固定部b1から先端部10b2に向けて移動することである。従って、前記ほとんど振動しない領域(節)に集まったトナーも移動する。
このように、周波数を連続的に上げる場合には、ほとんど振動しない領域(節)が搬送方向J1に移動するに伴い、節に集まったトナーが搬送方向J1に移動するように周波数を上げれば良い。
ここで、周波数の増加は連続的ではなく例えば40Hz→60Hz→80Hz→100Hz→120Hzと20Hz間隔で段階的に上げてもよい。このように、周波数を段階的にあげる場合は、トナーが前記ほとんど振動しない領域(節)に移動した所定時間の後に次の段階の周波数に上げれば良い。
そして、120Hzまであげた周波数を一度止め、改めて周波数を40Hzに戻し再び周波数を上げていく。特に、120Hzまで連続的又は段階的に40Hzまで上昇させ、その後40Hzに急下降させてから、再度120Hzまで上昇させるのが、粉体の搬送を考える場合に好ましい。この周波数の上昇と下降を繰り返すことにより効率的に粉体を搬送できる。また、周波数120Hzのときに搬送方向J1の節に移動したトナーが反対方向J2に位置する腹まで移動する前に、周波数を120Hzから40Hzまで連続または段階的に落とし再び周波数を上げていく。
この動作を繰り返すことで、トナーを固定部b1から先端部10b2に向かって搬送することが可能になる。
つまり、120Hzの節に移動したトナーは、40Hzの周波数で形成される定在波の振幅が最大となる領域(腹)よりも搬送方向J1の下流側に位置するので、搬送方向J1の下流側の節に向かってトナーが搬送されるのである。
このとき、振動体13の周波数の最大値は、振動体13の周波数の最小値の2倍より大きく設定されれば良い。これは、図8に示されるように、最小となる周波数40Hzに対し2倍の周波数となる80Hzの節は、40Hzの腹に位置するため、少なくともトナーの半分は、搬送方向J1の下流側の節に移動するからである。
ここで、一般的に振動する板の上に現像剤を乗せると、大きく振動する領域(腹)では現像剤がはじきとばされ、ほとんど振動しない領域(節)に集まることが公知である。本実施例では、この搬送部材10bに定在波を形成し、その周波数を連続的に上げることで、前記ほとんど振動しない領域(節)を移動させた。これにより、搬送部材10b上のトナーは固定部10b1から先端部10b2に向かって搬送される。
また、振動体13の上部には斜面部13aを設けているため振動体13上のトナーは振動体13が振動することにより斜面部13aを滑り搬送部材10bに到達することが可能となるため、振動体13上にトナーが残ることを抑制している。
(搬送効率向上のための搬送部材10bの構成)
本実施例では、搬送部材10b上のトナーを所望の搬送方向により一層効率よく搬送するための、搬送部材10bの構成について説明する。以下、実施例2に記載のトナー搬送方法(加速度によるトナー搬送メカニズム)を例に説明する。なお、本実施例で実施例2と同一の構成に関しては、同一符号を付し、説明を省略する。
図9は、図4(a)に示した振動体13と搬送部材10bを抜き出した斜視図である。実施例2で既に説明したように、振動体13を所定の振動条件で振動させると、搬送部材10b上のトナーは所望の搬送方向J1へ移動する。ここでの所定条件とは、搬送方向J1の最大加速度a1と反対方向J2の最大加速度a2がa1<a2となる振動条件である。
このとき、搬送部材10bのわずかな傾斜や、トナー粒子同士の干渉などにより、必ずしも搬送部材10b上の全てのトナーが所望の搬送方向J1にまっすぐ移動する訳ではない。図9中の矢印J3や矢印J4で示すように所望の搬送方向J1に対して、斜め方向に進行していくトナーも一部存在する。斜め方向への進行は、所望の搬送方向J1への搬送速度のロスとなる。
また、斜め方向に進行したトナーの中には、所望の搬送方向J1の延長線上にある搬送部材10bの端面E1ではない端面、即ち本来は落下して欲しくない端面である端面E2や端面E3を経由して搬送部材10bから落下するものも発生する。このように斜め方向へのトナー移動は、所望方向への搬送速度低下や、搬送方向以外の端面からのトナー落下を引き起こす原因となり、搬送効率の観点から望ましいものではない。従って、トナーを所望の搬送方向J1にできる限りまっすぐ搬送することで搬送効率をより一層向上させることができる。
図10は、実施例5に係る搬送部材10bの構成を示す斜視図である。図10にトナーの搬送効率をより一層向上するための振動体13および搬送部材10bの構成の一例を示す。搬送部材10bは実施例2と同様、厚み1mmのポリスチレンを使用した。搬送部材10bの上面には、トナー(紛体)の搬送方向を補正する補正手段として、弾性を有するエラストマ材料で構成した4本のリブ10c1〜10c4が形成されている。
リブの高さは1mm、幅は500μmとした。4本のリブのうちリブ10c1とリブ10c4は搬送部材10bの所望の搬送方向J1の延長線上以外の端面E2と端面E3に沿って設けられている。つまり、リブ10c1とリブ10c4は、搬送部材10bにおける搬送方向J1と直交する部材幅方向の端面E2と端面E3に沿って形成される。
ここで、リブ10c2と10c3の間のトナー搬送を例に、リブ10cによる搬送方向の補正について説明する。振動体13を振動させた際に矢印J3や矢印J4で示す斜め方向に移動したトナーはリブ10c1〜10c4に突き当たると、所望の搬送方向J1に進行方向が補正される。同様に、リブ10c1とリブ10c2間、リブ10c2とリブ10c3間、10c3と10c4間でも斜めに進行したトナーがリブに突き当たることでトナーの進行方向が所望の方向へと補正される。
このように搬送部材10bの上面にトナーの搬送方向を補正するリブ10c1〜10c4を設けることで、トナーが斜め方向に進行することによる搬送速度の低下を抑制することができる。
次にリブ10c1とリブ10c4による、落下防止について説明する。リブ10c1とリブ10c4は、上述した補正手段としての機能に加え、端面E2および端面E3からのトナー落下を防止する落下防止手段としての機能も備える。斜めに進行してリブ10c1またはリブ10c4に突き当たったトナーは、搬送方向が所望の方向に補正されると同時に、端面E2および端面E3からの落下を免れる。
このように、所望の搬送方向J1の延長線上以外の端面E2と端面E3に沿って補正手段としてのリブを設けることで、所望の搬送方向J1以外へのトナー落下を抑制することができる。
本実施形態の搬送部材10bでは、上記したトナーの斜め方向への進行による搬送速度の低下の抑制と、所望搬送方向以外へのトナー落下抑制により、トナーを所望の方向へより一層効率よく搬送することができる。
ここまで、補正手段および落下防止手段の構成の1例として搬送部材10b上にリブを設ける構成例を示したが、補正手段および落下防止手段の構成はこれに限るものではない。例えば、図11(変形例1の構成を示す)に示すように、搬送部材10bの上面に溝10dが形成される構成が考えられる。また、図12(変形例2の構成を示す)に示すように搬送部材10bの上面に矩形の凹凸10X(矩形凹部10X1と、矩形凸部10X2と、を有する凹凸構造)が形成される構成などが考えられる。
また、図13に示すように搬送部材10bに滑らかな凹凸10Y(湾曲凹部10Y1と、湾曲凸部10Y2と、を有する凹凸構造)を設ける構成なども考えられる。また、矩形や湾曲に限らず、凹凸が形成されれば良いともいえる。ここで例示した以外の構成でも、補正手段としては搬送方向を物理的に補正する構成であればよく、落下防止手段としては搬送物の所望搬送方向以外の端面からの落下を物理的に防止する構成であればよい。
なお搬送部材10bの材質、図10中のリブ10cの高さや本数、材質、図11中の溝10d位置や深さ、幅、本数、図12および図13における凹凸の個数や幅、周波数など個別のパラメータは系によって最適値が異なるため、適宜最適に設定すればよい。
また、本実施例では搬送メカニズムとして実施例2の構成(加速度によるトナー搬送メカニズム)を例に説明してきたが、本実施例の搬送部材10bの構成はその他の搬送メカニズムにも適応可能である。具体的には、実施例1の構成(進行波によるトナー搬送メカニズム)、実施例3の構成(ゴムを用いた加速度によるトナー搬送メカニズム)、実施例4の構成(定在波の波長変更によるトナー搬送メカニズム)にも適応することができる。
図14は、実施例6に係る現像剤搬送機構が備える搬送部材10bの構成を示す図である。画像形成装置100にてトナー像が定着された記録媒体2を出力し続けると、現像剤搬送機構内のトナーが消費される為、現像剤搬送機構内の残トナー量が徐々に減少していく。この時、搬送部材10bによって搬送されるトナー量も徐々に減少していく。
そのため、印字率の高いベタ画像を出力する際に、現像ローラ10d上の均一なトナー層を形成するのに充分なトナー量を現像ローラ10d側へ搬送する事が難しくなり、濃度ムラ画像等の画像不良が発生し易い状態となってしまう。故に、現像剤搬送機構内の残トナー量が少なくなった場合に、更なる搬送部材10bの搬送性能向上が望まれる。このため、搬送性能向上の手段として、搬送部材10bの鉛直方向上方の表面側に複数の突起部10b7を形成することである。
図14(a)は、搬送部材10bの一部拡大断面図である。搬送部材10bは、搬送部材本体10b10の表面から上方に向かって突出する複数の凸部としての複数の突起部10b7を有する。搬送部材10bは、搬送方向J1の側の斜面10b7aの傾斜角をβとし、反対方向J2の側の斜面10b7bの傾斜角をαとする。なお、斜面10b7aは垂直面であっても良い。
図14(b)は、搬送部材10bの全体の断面図である。図14(c)は、図14(b)を矢印R1方向から見た搬送部材10bの全体の平面図である。図14(b)、(c)に示されるように、突起部10b7は、感光体ドラム7の回転軸と平行な方向である長手方向に関して繋がった構成であるが、これに限定されず、長手方向に関して分割された構成でも良い。
図15は、搬送部材10bの搬送性の向上のメカニズムを示す搬送部材10bの断面図である。搬送部材10bが振動すると、トナーが搬送方向J1に移動する。ここでは、トナーが黒く塗りつぶされている。図10の左側には現像室10i(図2参照)が配置されており、トナーは右から左へと移動することで現像室10iに排出される。
図15(a)〜図15(c)では、搬送部材10bは振動しながら搬送方向J1に移動し、同時に、三角形状の突起部10b7が搬送方向J1に移動する。図15(a)のように、トナー(図中○及び●で表示)と三角形柱状の突起部10b7が存在している。図15(a)のように、トナーは、斜面10b7b及び平面部10Xの両方の表面に跨って広がっている。
すると、図15(b)のように、トナーは、平面部10X上で斜面10b7a(垂直面)の方へ寄っていく。更に、図15(c)のように、トナーは、平面部10X上で斜面10b7a(垂直面)の方へと集中していく。
次に、図15(d)〜図15(e)では、搬送部材10bは振動しながら反対方向J2に移動し、同時に、三角形状の突起部10b7が反対方向J2に移動する。図15(d)のように、トナーは、平面部10Xから斜面10b7b上を乗り上げて進む。
すると、図15(e)のように、トナーは、斜面10b7bから斜面10b7a(垂直面)へと到達する。以上のプロセスを繰り返すことで、トナーは図の左側つまり現像室10i側へ移動させることが可能となる。
図15(f)〜図15(g)では、搬送部材10bは振動しながら搬送方向J1に移動し、同時に、三角形状の突起部10b7が搬送方向J1に移動する。すると、図15(f)では、平面部10X上で、白丸のトナーと黒丸のトナーとが分かれた状態で位置し、図15(g)では、平面部10X上で、斜面10b7a(垂直面)に白丸のトナーと黒丸のトナーとが集合した状態で位置するようになる。
図16は、搬送部材10bの表面の突起部10b7の傾斜角が異なる構成を示す断面図である。この図16を参照しつつ、突起部10b7の傾斜角αと傾斜角βがトナーの搬送性能に対して、どのような影響が及ぼされるかという問題に関して説明する。
図16(a)は、傾斜角αが120°の突起部10b7の断面図である。図16(b)は、傾斜角αが90°の突起部10b7の断面図である。図16(a)及び図16(b)に示されるように、傾斜角α≧90°の構成の場合には、搬送部材10bに反対方向J2に加速度a2が発生しているときには、トナーが受ける慣性力F2が斜面10b7bによって堰き止められる。その結果、トナーの搬送方向J1の搬送性能の向上が見込めない。
図16(c)は、傾斜角αが30°の突起部10b7の断面図である。図16(c)に示されるように、傾斜角α≦45°の構成の場合には、搬送部材10bに反対方向J2に加速度a2が発生しているときには、トナーが受ける慣性力F2が斜面10b7bによって完全に堰き止められることがない。その結果、トナーの搬送方向J1の搬送性能の向上が見込める。
故に、傾斜角αが45°以下の場合、搬送方向J1への搬送性能が向上する。つまり、突起部10b7は、搬送方向J1の下流に位置する略垂直な斜面10b7a(垂直面)と、搬送方向J1の上流に位置して搬送方向J1の上流に向かうに従って搬送部材本体10b10へと傾斜する上流斜面として斜面10b7bを有する場合に、斜面10b7bの傾斜角度は鋭角に設定される。一方、搬送部材10bに搬送方向J1と同じ向きの加速度a1が生じている時は、傾斜角βに依らず、斜面10b7aの段差が存在する為に、トナーが受ける慣性力F1を妨げる力が生じ、結果的にJ1方向への搬送性能が向上している。
傾斜角βが傾斜角αの2倍以上の場合は、斜面10b7aが搬送方向J1側へトナーを押し出す力が、斜面10b7bが搬送方向J1側へのトナーの動きを妨げる力よりも大きくなる。故に、搬送方向J1側へのトナー搬送力を向上させるためには、傾斜角βは傾斜角αの2倍以上の構成が好ましい。
つまり、複数の突起部10b7は、搬送方向J1の下流側に位置して搬送方向J1の下流に向かうに従って搬送部材本体10b10へと傾斜する下流斜面としての斜面10b7aと、搬送方向J1の上流側に位置して搬送方向J1の上流に向かうに従って搬送部材本体10b10へと傾斜する上流斜面としての斜面10b7bと、を有する場合を想定する。この場合に、斜面10b7aの傾斜角度βは、斜面10b7bの傾斜角度αの2倍以上に設定される。
以上のようなメカニズムによって、搬送部材10bの搬送性向上が可能である。実施例6では、反対方向J2の加速度a2が搬送方向J1の加速度a1よりも大きいため、慣性力F2の方が慣性力F1よりも大きくなっている。なお、図14(a)における突起部10b7の高さHは、トナー粒径の5倍から20倍程度の大きさが好ましい。
図17は、実施例7に係る搬送部材10bの図である。図17(a)は、搬送部材10bの全体の断面図である。図17(b)は、搬送部材10bの全体の平面図である。搬送部材10bは、表面に複数の突起部10b6を有する。各々の突起部10b6は、三角柱形状で形成され、搬送部材本体10b10上で千鳥状に配置される。
ここで、突起部10b6の形状に関して説明する。垂直面10b6aは、搬送方向J1と直交する幅方向kの長さs1が400μmに設定される。垂直面10b6aは、鉛直方向の高さmが50μmに設定される。垂直面10b6aと頂点10b6dとの間の寸法s2が100μmに設定される。
突起部10b6同士の搬送方向J1の位置周期p2が0.5mmに設定される。搬送方向J1と直交する幅方向kの位置周期p1が0.8mmに設定される。このように、搬送部材10b上の複数の突起部10b6の形状を三角柱形状とし、突起部10b6を千鳥状に配置することによって、搬送性能向上が可能である。
図18は、搬送部材10bの搬送性の向上のメカニズムを示す平面図である。図18に示されるように、搬送部材10bが振動すると、トナーが搬送方向J1に移動する。ここでは、一部のトナーを黒く塗りつぶして説明する。図18の左側には現像室10i(図2参照)が配置されており、トナーが右から左へと移動することで現像室10iに排出される。
図18(a)のように、トナー(図中○及び●で表示)と三角柱形状の突起部10b6が存在している。振動によって、搬送部材10bが搬送方向J1(現像室10i方向)に移動すると、同時に三角柱形状の突起部10b6も移動する。
すると、図18(b)のように、トナーは三角柱形状の突起部10b6の垂直面10b6aに集められる。さらに、搬送部材10bが搬送方向J1(現像室10i方向)に移動し、同時に三角柱形状の突起部10b6も移動する。すると、図18(c)のように、トナーがさらに突起部10b6の垂直面10b6aに集められる。
次に、搬送部材10bは搬送方向J1とは逆方向の反対方向J2に移動し、突起部10b6も反対方向J2に移動する。すると、図18(d)のように、三角柱形状の突起部10b6の斜面部10b6bおよび斜面部10b6cによって、トナーは三角柱形状の突起部10b6を避けるように分断される。次に、搬送部材10bは逆方向の搬送方向J1(現像室10i方向)に移動する。
それによって、図18(e)のように、トナーは三角柱形状の突起部10b6の垂直面10b6aによって集められる。以上のプロセスを繰り返すことによって、トナーが図の左側、つまり、現像室10i側へ移動する為、搬送方向J1側へのトナー搬送力を向上させることが可能である。
以上のように、実施例6と実施例7において、2種類の搬送部材10b上の突起部形状の効果を説明してきたが、図24に示すような、両実施例の突起部形状を合わせた三角錐形状にすれば、更に搬送方向J1側へのトナー搬送力を向上させる事が可能である。すなわち、実施例6で説明した突起部の傾斜面が搬送方向Jに登って降りる形状と、実施例7で説明した突起部を千鳥状に配置する形状と、を組み合わせることも可能である。図24(a)は、変形例に係る搬送部材10bの構成を示す斜視図である。図24(b)は、図24(a)の搬送部材10bの突起部10b9を上方から見た拡大斜視図である。
図24に示される搬送部材10bの表面の突起部10b9は、搬送方向J1の下流側に斜面10b9aを有し、搬送方向J1の上流側に斜面10b9b、10b9cを有する。なお、実施例6の突起部10b7、実施例7の突起部10b6、10b9を形成するにあたっては、搬送部材10bを成形する際に型転写にて突起部を成形する方法、別材質を用いて2色成形する方法、別材質の貼り付け等の手段は問わない。
図19(a)は、実施例8に係る現像剤搬送機構800の構成を示す断面図であり、図19(b)は、図19(a)中の一部拡大断面図である。現像剤搬送機構800では、搬送部材10bは、搬送部材本体10b10の裏面から下方に向かって突出する複数の凸部としての複数の突起部10b5を有することを特徴とする。なお、実施例8中で実施例1と同一の構成に関しては、同一符号を付し、説明を省略し、実施例1の説明が援用されるものとする。
図19(b)に示されるように、搬送部材10bの裏面10b4には、複数の突起部10b5が下方に向かって突出するように形成される。実施例8は、突起部10b5の構成以外については、実施例1と同様に構成される。
突起部10b5は、直径が200μmで高さが50μmの半球形状となっており、1cm当たり約100個存在している。搬送部材10bの裏面10b4に複数の突起部10b5が形成される。突起部10b5の下方には、収納容器14の容器本体14aの床面14xが広がる。
これにより、搬送部材10bと床面14xとの接触面積が少なくなる。このために、搬送部材10bと床面14xとの付着力(接着力)が低下する。その結果、搬送部材10bの動きが滑らかになり、搬送部材10bが振動し易くなり、トナーが移動し易くなる。また、長い期間動作させずに放置された場合においても、搬送部材10bの動き出しが滑らかになるため、トナーが動きやすくなる。
これは、実施例1において説明した、振動体13が搬送部材10bに対して現像剤搬送面に直交する直交方向F1に往復の加速度を付与して振動する振動パターンが縦方向に揺れる進行波の場合だけでなく、他の実施例で示した構成においても効果がある。例えば、実施例2や実施例3において説明した、振動体13が搬送部材10bに対して現像剤搬送面に沿う搬送面方向F2に往復の加速度を付与して振動する場合であっても、搬送部材10bと収納容器14の容器本体14aとの接触面積が少なくなる。
それによって、搬送部材10bと容器本体14aの床面14xとの付着力や摩擦力が低下する。そのため、搬送部材10bの動きが滑らかになり、搬送部材10bが振動しやすくなり、トナーが動きやすくなる。また、長い期間動作させずに放置された場合においても、搬送部材10bの動き出しが滑らかになり、トナーが動きやすくなる。
また、実施例4において説明した、振動体13が搬送部材10bに対して現像剤搬送面に直交する直交方向F1に往復の加速度を付与して振動する振動パターンが縦方向に揺れる定在波の場合であっても同様のことが言える。つまり、搬送部材10bと収納容器14の容器本体14aとの接触面積が少なくなり、搬送部材10bと容器本体14aの床面14xとの付着(接着)力が低下する。
そのため、搬送部材10bの動きが滑らかになり、搬送部材10bが振動しやすく、トナーが動きやすくなる。また、長い期間動作させずに放置された場合においても、搬送部材10bの動き出しが滑らかになるため、トナーが動きやすくなる。
図20(a)は、実施例9に係る現像剤搬送機構900の断面図であり、図20(b)は、図20(a)中の一部拡大断面図である。実施例9では、現像剤搬送機構900は、粉体としてのトナーを収納する収納容器14を備え、収納容器14は、床面14xの表面から上方に向かって突出する複数の凸部としての複数の突起部14x1を有する。なお、実施例9中で実施例1と同一の構成に関しては、同一符号を付し、説明を省略し、実施例1の説明が援用されるものとする。また、実施例9では、突起部14x1以外の構成は、実施例1と同様の構成となっている。
突起部14x1は、直径が200μmで高さが50μmの半球形状となっており、1cm当たり約100個存在している。収納容器14の容器本体14aの床面14xに複数の突起部14x1が設けられる。
これにより、搬送部材10bと容器本体14aとの接触面積が少なくなる。そのために、搬送部材10bと床面14xとの付着力(接着力)が低下する。その結果、搬送部材10bの動きが滑らかになり、搬送部材10bが振動しやすく、トナーが動きやすくなる。また、長い期間動作させずに放置された場合においても、搬送部材10bの動き出しが滑らかになるため、トナーが動きやすくなる。
これは、実施例1において説明した、振動体13が搬送部材10bに対して現像剤搬送面に直交する直交方向F1に往復の加速度を付与して振動する振動パターンが縦方向に揺れる進行波の場合だけでなく、他の実施例で示した構成においても、効果を発揮する。例えば、実施例2や実施例3において説明した、振動体13が搬送部材10bに対して現像剤搬送面に沿う搬送面方向F2に往復の加速度を付与して振動する場合であっても、搬送部材10bと収納容器14の容器本体14aとの接触面積が少なくなる。
それによって、搬送部材10bと容器本体14aの床面14xとの付着力や摩擦力が低下する。そのため、搬送部材10bの動きが滑らかになり、搬送部材10bが振動しやすく、トナーが動きやすくなる。また、長い期間動作させずに放置された場合においても、搬送部材10bの動き出しが滑らかになるため、トナーが動きやすくなる。
また、実施例4において説明した、振動体13が搬送部材10bに対して現像剤搬送面に直交する直交方向F1に往復の加速度を付与して振動する振動パターンが縦方向に揺れる定在波の場合であっても同様のことが言える。つまり、搬送部材10bと収納容器14の容器本体14aとの接触面積が少なくなり、搬送部材10bと容器本体14aの床面14xとの付着(接着)力が低下する。
そのため、搬送部材10bの動きが滑らかになり、搬送部材10bが振動しやすく、トナーが動きやすくなる。また、長い期間動作させずに放置された場合においても、搬送部材10bの動き出しが滑らかになるため、トナーが動きやすくなる。
また、本実施例では、収納容器14の容器本体14aの床面14xに複数の突起部14x1を設けたが、それに加えて、実施例8にて説明した、搬送部材10bの裏面に複数の突起部を同時に設けても良い。
図21は、実施例10に係る現像剤搬送機構1000の図である。実施例10は、カートリッジBが振られた場合や、物流による搬送が行われた場合に関するものである。この場合、カートリッジBの姿勢が変化するために、搬送部材10bの裏面10b4と、収納容器14の容器本体14aの床面14xの間にトナーが侵入してくることがある。
本実施例では、搬送部材10bの裏面10b4の複数の突起部10b6の形状を三角柱形状としており、さらに、三角柱形状の突起部10b6を千鳥状に配置することを特徴とする。それによって、搬送部材10bの裏面10b4と、収納容器14の容器本体14aの下面の容器内側である床面14xの間に侵入したトナーを現像室10i側に搬送する搬送性能を向上させることが可能となる。図21を用いて詳しく説明する。
図21(a)は、現像剤搬送機構の断面図であり、図21(b)は、図21(a)の一部拡大断面図である。また、図21(c)は、搬送部材10bの裏面の拡大斜視図であり、図21(d)は、いくつかの三角柱形状の突起部10b6を下方から見た拡大図である。なお、実施例10中で実施例2と同一の構成に関しては、同一符号を付し、説明を省略する。実施例2の説明は援用される。
本実施例における現像剤搬送機構のトナー搬送構成について、図21に示すように、搬送部材10bの裏面10b4の複数の突起部10b6の形状が三角柱形状となっており、突起部10b6が千鳥状に配置されている。これ以外は、実施例2と同様の構成となっている。
ここで、搬送部材10bの裏面10b4の三角柱形状の突起部10b6の形状及び配置に関して、図21(d)を用いて説明する。まず、形状に関して述べると、搬送方向J1に対して垂直な垂直面10b6aと、垂直面10b6aの長手両端より搬送方向J1上流側に向けて垂直面10b6aと鋭角に交わった斜面部10b6bと斜面部10b6cで構成されている。搬送方向J1に対して垂直な垂直面10b6aの水平方向kの長さs1は400μmであり、垂直方向の高さmは50μmである。
また、搬送方向J1に対して垂直な垂直面10b6aより、斜面部10b6bと斜面部10b6cとの交線10b6dへの距離s2は100μmである。次に、配置に関して述べると、三角柱形状の突起部10b6は、搬送方向J1に対する位置周期p2が500μmで、水平面に関して搬送方向J1に垂直な方向kに対する位置周期p1が800μmである。そして、斜め方向にある突起部10b6との搬送方向J1に対する位置周期p3が250μmであり、水平面に関して搬送方向J1に垂直な方向kに対しては間隔がゼロとなるように、千鳥状に配置されている。
このような構成にすることによって、搬送部材10bの裏面10b4と、容器本体14aの床面14xの間に入ってきたトナーを現像室10i側に搬送する搬送性能を向上させることができる。このメカニズムは、前述の図18を参照しつつ説明したのと同様である。すなわち、垂直面10b6aが搬送方向下流側へのトナー搬送を促進し、搬送部材10bが搬送方向下流側から搬送方向上流側へ移動する際に、斜面部10b6bと斜面部10b6cがトナーを左右に掻き分ける。
このことによって、トナーの上流側方向への移動距離を少なくすることができる。その結果、トナーを搬送方向の上流側から下流側へ移動させることができる。
また、本実施例では、突起部10b6の形状を三角柱形状とした。しかし、この限りではなく、図21(e)のように垂直面が湾曲形状である突起部10b61でも良いし、上流側の面が搬送方向J1に垂直な方向kに対して斜めになった四角柱形状の突起部10b62でも良い。
図22は、実施例11に係る現像剤搬送機構1100の断面図である。本実施例も、実施例7と同様に、カートリッジBが振られた場合や、物流による搬送が行われた場合に関するものである。この場合、カートリッジBの姿勢が変化するために、搬送部材10bの裏面10b4と、容器本体14aの床面14xと、の間にトナーが侵入してくることがある。
本実施例では、搬送部材10bの裏面10b4に突起部10b7を設け、突起部10b7の搬送方向下流側の面と搬送方向とのなす角βが、突起部10b7の搬送方向上流側の面と搬送方向とのなす角αの2倍以上になるようにする。このようにすることで、搬送部材10bの裏面10b4と、収納容器14の容器本体14aの下面の容器内側である床面14xの間に侵入したトナーを現像室10i側に搬送する搬送性能を向上させることを特徴とするものである。
図22(a)は、現像剤搬送機構の断面図であり、図22(b)は、図22(a)の一部拡大断面図である。また、図22(c)は、搬送部材10bを裏面から一部を拡大して見た斜視図であり、図22(d)は、いくつかの突起部10b7を搬送方向J1とは垂直な側面からみた拡大図である。なお、実施例11中で実施例2と同一の構成に関しては、同一符号を付し、説明を省略する。実施例2の説明は援用される。
本実施例における現像剤搬送機構のトナー搬送構成について、図22に示すように、搬送部材10bの裏面10b4の複数の突起部10b7の形状が、搬送方向J1の下流側に垂直な面を持ち、搬送方向J1の上流側に斜面を有した形状となっている。また、突起部10b7は長手全般に亘って配置されている。これ以外は、実施例2と同様の構成となっている。
ここで、搬送部材10bの裏面10b4の突起部10b7の形状に関して述べる。突起部10b7の搬送方向J1の下流側にあり、搬送方向J1に対して垂直な斜面10b7a(垂直面)の垂直方向の高さs3は、50μmであり、長手方向は搬送部材10bの長手方向の長さと同様になっている。
また、搬送方向J1に対して垂直な斜面10b7a(垂直面)より、突起部10b7の搬送方向上流側にある斜面10b7bと搬送部材10bの裏面10b4の平坦部10b7dとの交点である点10b7cへの距離s4は、200μmである。また、搬送部材10bの裏面10b4の突起部10b7は、搬送方向J1に対する位置周期p4が500μmである。
ここで、突起部10b7の搬送方向J1の下流側にある搬送方向J1に対して垂直な斜面10b7a(垂直面)と搬送部材10b4の裏面の平坦部10b7dの延長線10b7eとの成す角をβとする。また、突起部10b7の搬送方向J1の上流側にある斜面10b7bと搬送部材10b4の裏面の平坦部10b7dの延長線10b7eとの成す角をαとする。そのとき、αとβの関係がβ≧2αとなっている。
このような構成にすることによって、搬送部材10bの裏面10b4と、容器本体14aの床面14xの間に入ってきたトナーを現像室10i側に搬送する搬送性能を向上することができる。
以下に、このメカニズムを図23を用いて説明する。図23は、搬送部材10bが振動することによるトナーの移動を説明するための図である。本実施例では説明のため、一部のトナーを黒く塗りつぶして説明する。また、図の左側を現像室10i側としており、通常の(裏回りしていない)トナーは右側から左側に移動することで現像室10i側に排出される。
まず最初は、図23(a)のように、トナー(図中○及び●で表示)と突起部10b7が存在している。次に、振動によって、搬送部材10bが搬送方向J1(現像室10i方向)に移動すると同時に突起部10b7も同じ方向に移動する。すると、図23(b)のように、トナーは突起部10b7の矢印J1と垂直な斜面10b7a(垂直面)に集められる。さらに、搬送部材10bが搬送方向J1に移動し、同時に突起部10b7も移動する。
すると、図23(c)のように、トナーがさらに突起部10b7の矢印J1と垂直な斜面10b7a(垂直面)に集められる。次に、搬送部材10bは搬送方向J1とは逆方向の反対方向J2に移動する。同時に突起部10b7も反対方向J2に移動する。すると、図23(d)のように、突起部10b7が移動してくると、突起部10b7の斜面10b7bによって、トナーは押されるようになる。このとき、突起部10b7の斜面10b7bはトナーから矢印F4の力を受ける。
そのため、突起部10b7は僅かに上方に動き、下側に隙間が生じ、その隙間にトナーが潜り込み、図23(e)のように、トナーがすり抜ける。その後、搬送部材10bは逆方向の搬送方向J1に移動する。それによって、図23(f)のように、トナーは突起部10b7の矢印J1と垂直な斜面10b7a(垂直面)によって集められ、その後、図23(g)のようになる。以上のプロセスを繰り返すことで、トナーは図の左側つまり現像室10i側へ移動させることが可能となる。
ところで、この搬送性能を向上させるためには、搬送部材10bの振幅よりも、突起部10b7の位置周期p4の方が小さい方が好ましい。そこで、本実施例では、突起部10b7の位置周期p4は0.5mmとなるように配置しており、搬送部材10bの振幅である0.6mmを越えないようにしている。
これによって、カートリッジBの姿勢変化等によって搬送部材10bと容器本体14aの床面14xの間にトナーが入ってきた場合においても、トナーを現像室10i側に搬送する搬送性能を向上することができる。
加えて、本実施例では、突起部10b7が容器本体14aの床面14xと接触しているため、搬送部材10bと収納容器14の容器本体14aとの接触面積が少なくなっている。そのため、搬送部材10bと容器本体14aの床面14xとの付着力や摩擦力が低下する。よって、搬送部材10bの動きが滑らかになり、搬送部材10bが振動しやすくなり、トナーが動きやすくなる。また、長い期間動作させずに放置された場合においても、搬送部材10bの動き出しが滑らかになり、トナーが動きやすくなるという効果も発揮される。
本実施例では、突起部10b7の搬送方向下流側の面を搬送方向J1と垂直となるようにしたが、この限りではなく、β≧2αとなるようにすれば、トナーは現像室101i側に搬送する搬送性能を向上できる。
また、本実施例では、突起部10b7を長手全体に設けたが、この限りではなく、実施例7で説明したような突起部、例えば、図22(e)のような、四角錐形状の突起部10b8を千鳥状に配置しても良い。また、突起部10b8の形状に関しても四角錐形状に限らず、図22(f)のように、四角柱形状の突起部10b81や突起部10b82でも良い。
実施例1乃至実施例11のいずれかの構成によれば、トナー収容部10aの内部のデッドスペースが低減され、トナー収容部10aの内部の現像剤の搬送性能が向上する。すなわち、水平方向に延びた収納容器14内のトナーを搬送部材10bで開口部19へ搬送することで、現像ローラ10dに安定したトナー供給を行うことができる。
また、実施例1乃至実施例11では、収納容器14の容器本体14aは画像形成装置100に装着されたときに略水平となる底面14a1を有している場合を例示したが、本発明はこれに限定する必要はない。例えば、収納容器14の容器本体14aの底面14a1が水平に対して傾いている場合にも好適に適用することができる。
さらに、実施例1乃至実施例11では、カートリッジBは単色画像を形成する構成であった。しかし現像手段(現像装置)を複数設け、複数色の画像(例えば2色画像、3色画像あるいはフルカラー等)を形成するカートリッジであってもよい。
また、実施例1乃至実施例11では、トナー搬送の実施例について説明したが、転写残トナーを回収したクリーナユニット内のトナー搬送や、カートリッジBに限らず、現像装置、トナーカートリッジのトナー搬送にも適用可能であることはいうまでもない。
さらに、搬送対象としてトナーに限定されるものではなく、粉状の薬、小麦、塩、等の粉体にも適用可能である。
なお、実施例1、実施例2、実施例4乃至11では、振動体13をトナー収容部10a内に配置したが、これに限定する必要はなく、例えばトナー収容部10a外に配置し搬送部材10bと連結して振動を伝えてもよい。
また、前述した実施の形態では搬送部材10bの先端部10b2側を固定部10b3で容器本体14aに固定したが、これに限定する必要はない。例えば、搬送部材10bの先端部10b2側を固定せず、材料または形状を変更して搬送部材10bの減衰が少なくなるよう構成し、振動体13から伝わる振動により搬送部材10bに定在波が形成される場合にも好適に適用することができる。
また、振動体13が振動する周波数は、30〜100Hzである。さらに、搬送部材10bの傾斜角度は、上り角度が10°未満でも現像剤が開口部19へと搬送可能であり、下り角度が60°以下でも開口部19へと搬送可能である。
なお、搬送部材10bと振動体13とが少なくとも1箇所で固定される形態であっても、搬送部材10bと振動体としてのカム部材15とが少なくとも1箇所で接触される形態であっても良い。
10b 搬送部材
13 振動体
14 収納容器(現像剤収納容器)
17 弾性体
200 現像剤搬送機構(粉体搬送機構)
a1 最大加速度
a2 最大加速度
F1 直交方向
F2 搬送面方向
J1 搬送方向
J2 反対方向

Claims (36)

  1. 粉体の下側に配置され、粉体を搬送する板状の搬送部材と、
    前記搬送部材の粉体搬送面と直交する直交方向に往復の加速度を付与して振動する振動体と、
    を備え、
    前記搬送部材の少なくとも1箇所が固定され、前記振動体を発信源とする進行波が前記搬送部材に発生することにより、粉体が前記進行波の進行方向に搬送されることを特徴とする粉体搬送機構。
  2. 粉体の下側に配置され、粉体を搬送する板状の搬送部材と、
    前記搬送部材の粉体搬送面に沿う搬送面方向に往復の加速度を付与する振動体と、
    を備え、
    前記振動体が前記搬送部材に付与する粉体搬送方向の最大加速度は、前記振動体が前記搬送部材に付与する粉体搬送方向の反対方向の最大加速度よりも小さく設定され、粉体が搬送部材によって粉体搬送方向に搬送されることを特徴とする粉体搬送機構。
  3. 前記振動体は、振動する振動体、又は、回転するカム部材であることを特徴とする請求項2に記載の粉体搬送機構。
  4. 前記搬送部材は、全部又は一部が弾性体で形成され、
    前記弾性体は、エラストマ、バネのいずれかであることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の粉体搬送機構。
  5. 粉体の下側に配置され、粉体を搬送する板状の搬送部材と、
    前記搬送部材の粉体搬送面に直交する直交方向に往復の加速度を付与して振動する振動体と、
    を備え、
    前記搬送部材の少なくとも1箇所が固定され、前記振動体を発信源とする定在波が前記搬送部材に発生し、前記定在波の周波数を上昇させることで、粉体が搬送部材によって搬送されることを特徴とする粉体搬送機構。
  6. 前記振動体の周波数は、連続的に上昇することを特徴とする請求項5に記載の粉体搬送機構。
  7. 前記振動体の周波数は、段階的に上昇することを特徴とする請求項5に記載の粉体搬送機構。
  8. 前記振動体の周波数の最大値は、前記振動体の周波数の最小値の2倍より大きく設定されることを特徴とする請求項5乃至請求項7のいずれか1項に記載の粉体搬送機構。
  9. 粉体の下側に配置され、粉体を搬送する板状の搬送部材と、
    前記搬送部材を振動させる振動体と、
    を備え、
    前記搬送部材と前記振動体とが少なくとも1箇所で固定又は接触され、
    前記搬送部材よりも粉体搬送方向の上流に前記振動体が配置されることを特徴とする粉体搬送機構。
  10. 粉体を収納する収納容器を備え、
    前記搬送部材は、前記収納容器の床面に配置されることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の粉体搬送機構。
  11. 前記振動体が振動する周波数は、30〜100Hzであることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の粉体搬送機構。
  12. 前記搬送部材の傾斜角度は、上り角度が10°未満、又は、下り角度が60°以下であることを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載の粉体搬送機構。
  13. 粉体の下側に配置されて粉体を搬送する搬送部材の少なくとも1箇所が固定される振動体であって、前記搬送部材の粉体搬送面と直交する直交方向に往復の加速度を付与する振動体が振動すると、前記振動体を発信源とする進行波が前記搬送部材に発生する進行波発生工程と、
    前記進行波発生工程により粉体が前記進行波の進行方向に搬送される粉体搬送工程と、
    を備えることを特徴とする粉体搬送方法。
  14. 粉体の下側に配置されて粉体を搬送する搬送部材の少なくとも1箇所が固定される振動体であって、前記搬送部材の粉体搬送面に沿う搬送面方向に往復の加速度を付与する振動体が振動すると、前記振動体が前記搬送部材に付与する粉体搬送方向の最大加速度は、前記振動体が前記搬送部材に付与する粉体搬送方向の反対方向の最大加速度よりも小さく設定される加速度設定工程と、
    前記加速度設定工程により粉体が粉体搬送方向に搬送される粉体搬送工程と、
    を備えることを特徴とする粉体搬送方法。
  15. 粉体の下側に配置されて一部が弾性体で形成されて粉体を搬送する搬送部材に対して振動を付与する振動体であって、前記搬送部材の粉体搬送面に沿う搬送面方向に往復の加速度を付与する振動体が振動すると、前記振動体が前記搬送部材を伸縮させ、前記振動体が前記搬送部材に付与する粉体搬送方向の最大加速度は、前記振動体が前記搬送部材に付与する粉体搬送方向の反対方向の最大加速度よりも小さく設定される加速度設定工程と、
    前記加速度設定工程により粉体が粉体搬送方向に搬送される粉体搬送工程と、
    を備えることを特徴とする粉体搬送方法。
  16. 粉体の下側に配置されて粉体を搬送する搬送部材の少なくとも1箇所が固定される振動体であって、前記搬送部材の粉体搬送面に直交する直交方向に往復の加速度を付与する振動体が振動すると、前記振動体を発信源とする定在波が前記搬送部材に発生する定在波発生工程と、
    前記定在波の周波数を上昇させる周波数上昇工程と、
    前記周波数上昇工程により粉体が搬送される粉体搬送工程と、
    を備えることを特徴とする粉体搬送方法。
  17. 前記搬送部材の上面に形成されて粉体の搬送方向を補正する補正手段を備える請求項1乃至請求項12のいずれか1項に記載の粉体搬送機構。
  18. 前記補正手段は、前記搬送部材の上面に形成されるリブであることを特徴とする請求項17に記載の粉体搬送機構。
  19. 前記補正手段は、前記搬送部材の上面に形成される溝であることを特徴とする請求項17に記載の粉体搬送機構。
  20. 前記補正手段は、前記搬送部材の上面に形成される凹凸であることを特徴とする請求項17に記載の粉体搬送機構。
  21. 前記補正手段は、前記搬送部材における粉体の搬送方向と直交する部材幅方向の端面に沿って形成されることを特徴とする請求項17又は請求項18に記載の粉体搬送機構。
  22. 前記搬送部材は、搬送部材本体の表面から上方に向かって突出する複数の凸部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項21のいずれか1項に記載の粉体搬送機構。
  23. 前記複数の凸部は、
    粉体の搬送方向の下流に位置する略垂直な垂直面と、
    前記搬送方向の上流に位置して前記搬送方向の上流に向かうに従って前記搬送部材本体へと傾斜する上流斜面と、
    を有し、
    前記上流斜面の傾斜角度は、鋭角に設定されることを特徴とする請求項22に記載の粉体搬送機構。
  24. 前記複数の凸部は、
    粉体の搬送方向の下流に位置して前記搬送方向の下流に向かうに従って前記搬送部材本体へと傾斜する下流斜面と、
    前記搬送方向の上流に位置して前記搬送方向の上流に向かうに従って前記搬送部材本体へと傾斜する上流斜面と、
    を有し、
    前記下流斜面の傾斜角度は、前記上流斜面の傾斜角度よりも大きいことを特徴とする請求項22又は請求項23に記載の粉体搬送機構。
  25. 前記複数の凸部は、前記搬送部材本体の表面に千鳥状に配置されることを特徴とする請求項22乃至請求項24のいずれか1項に記載の粉体搬送機構。
  26. 前記搬送部材は、搬送部材本体の裏面から下方に向かって突出する複数の凸部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項21のいずれか1項に記載の粉体搬送機構。
  27. 粉体を収納する収納容器を備え、
    前記収納容器は、床面の表面から上方に向かって突出する複数の凸部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項21のいずれか1項に記載の粉体搬送機構。
  28. 前記複数の凸部は、前記搬送部材本体が粉体の搬送方向の上流側から下流側へ移動する際、前記粉体を上流側から下流側へ移動させる面を有することを特徴とする請求項26に記載の粉体搬送機構。
  29. 前記複数の凸部は、前記搬送部材本体が粉体の搬送方向の下流側から上流側へ移動する際、前記粉体を左右にかき分ける面を有することを特徴とする請求項28に記載の粉体搬送機構。
  30. 前記複数の凸部は、前記搬送部材本体が粉体の搬送方向の下流側から上流側へ移動する際、前記粉体を前記複数の凸部と収納容器の床面との間に潜りこませることが可能な面を有することを特徴とする請求項28又は請求項29に記載の粉体搬送機構。
  31. 前記複数の凸部は、前記搬送部材本体の表面に千鳥状に配置されることを特徴とする請求項26乃至請求項30のいずれか1項に記載の粉体搬送機構。
  32. 前記複数の凸部の粉体の搬送方向の位置周期は、前記搬送部材の振幅よりも短いことを特徴とする請求項26乃至請求項30のいずれか1項に記載の粉体搬送機構。
  33. 前記粉体は現像剤であり請求項1乃至31のいずれか1項に記載の粉体搬送機構を備える現像剤収納容器。
  34. 請求項1乃至請求項31のいずれか1項に記載の粉体搬送機構、又は、請求項32に記載の現像剤収納容器、のいずれか1つと、
    現像剤を担持する現像剤担持体と、
    を備えるカートリッジ。
  35. 請求項1乃至請求項31のいずれか1項に記載の粉体搬送機構、又は、請求項32に記載の現像剤収納容器、のいずれか1つと、
    現像剤像を担持する像担持体と、
    現像剤を担持する現像剤担持体と、
    を備えるカートリッジ。
  36. 画像形成の装置本体と、
    前記装置本体に着脱可能で、請求項1乃至請求項31のいずれか1項に記載の粉体搬送機構、又は、請求項32に記載の現像剤収納容器、又は、請求項33若しくは請求項34に記載のカートリッジ、のいずれか1つと、
    を備える画像形成装置。
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JP2018132628A (ja) * 2017-02-15 2018-08-23 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

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