JP2015090751A - 端子挿込装置、及び端子挿込方法 - Google Patents

端子挿込装置、及び端子挿込方法 Download PDF

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昭彦 川端
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亮太 山田
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Hiromitsu Nagao
洋光 長尾
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Go Ninomiya
剛 二宮
隆昌 福田
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隆昌 福田
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Abstract

【課題】 基板の挿入孔に端子先端部を位置決めすることの可能な端子挿込装置を提供する。
【解決手段】 端子挿込装置は、コイルのヨークから延びる端子20の端子本体部24を収容可能な収容溝17を有する端子挿入用冶具1を備える。その収容溝17は、端子本体部24から曲折した端子延伸部25側に開放されている。端子挿込装置は、端子挿込用冶具1の収容溝17に端子本体部24を収容した後、コイルのヨークを反端子先端部側に押圧することにより、収容溝17の内壁171に沿って端子本体部24を案内し、端子先端部23を基板の挿入孔に臨む位置に変える。そして、この状態で、端子挿込装置は、基板を端子側に移動し、基板の挿入孔に端子先端部23を挿し込む。
【選択図】 図13

Description

本発明は、基板の挿入孔に端子先端部を挿し込む端子挿込装置、及び端子挿込方法に関する。
従来より、電子部品から延びるプレスフィット型の端子の先端部を基板の挿入孔に挿入する端子挿込装置が知られている。
特許文献1に記載の端子挿込装置は、端子を収容可能な収容溝(特許文献1では「深溝」)を有する端子挿入用治具を備える。端子挿込装置は、コネクタから延びる端子を端子挿込用冶具の有する収容溝に収容した後、基板を端子先端部側へ動かし、その基板の挿入孔に端子先端部を挿入する。
特開2006−324057号公報
しかしながら、特許文献1に記載の端子挿込装置の備える端子挿込用冶具は、端子を収容する収容溝が、端子の板厚方向の両側に開放されている。そのため、端子が板厚方向の一方または他方に傾いた場合、端子先端部が基板の挿入孔に臨まないことが懸念される。
また、この端子挿込用冶具は、端子から幅方向に延びる鍔部を収容する溝(特許文献1では「浅底」)を有する。そのため、端子が板厚方向の一方または他方に傾くと、端子挿込用冶具の溝に端子の鍔部が挿入されず、その溝の上に鍔部が乗り上げるおそれがある。この場合も、端子先端部が基板の挿入孔に臨まないことが懸念される。
その状態で基板の挿入孔に端子先端部を挿入すると、基板の挿入孔以外の場所に端子先端部が当接し、端子が曲がる等の問題が生じるおそれがある。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、基板の挿入孔に端子先端部を位置決めすることの可能な端子挿込装置、及び端子挿込方法を提供することを目的とする。
第1発明は、電子部品から延びる端子を基板の挿入孔に挿し込むための端子挿込装置において、電子部品を端子先端部とは反対側に押圧することにより、端子挿入用冶具の収容溝の内壁に沿って端子本体部を案内し、端子先端部を基板の挿入孔に臨む位置に変えることを特徴とする。
これにより、電子部品を端子先端部とは反対側に押圧する動作により、端子先端部を基板の挿入孔に臨む位置に変えることが可能である。そのため、端子挿込装置は、簡素な構成で、端子先端部を正確に位置決めすることができる。したがって、端子先端部の位置精度が高められるので、基板の挿入孔に端子を挿し込む際の端子の曲がりを防ぐことができる。
第2発明は、端子挿込方法の発明である。この端子挿込方法では、端子先端部が基板の挿入孔に臨む位置よりも反端子延伸部側にずれて位置するように端子延伸部と端子本体部との曲折箇所が形成された端子を用意する。そして、その端子を端子挿入用冶具の収容溝に収容した後、その端子が接続する電子部品を端子先端部とは反対側に押圧することにより、収容溝の内壁に沿って端子本体部を案内し、端子先端部を基板の挿入孔に臨む位置に変えることを特徴とする。
これにより、電子部品を端子先端部とは反対側の一方向のみに押圧する動作により、端子先端部を正確に位置決めすることができる。
本発明の一実施形態による端子挿込用冶具の平面図である。 図1のII方向の側面図である。 図2のIII部分の拡大図である。 図3のIV方向の側面図である。 図4のV―V線の断面図である。 図4のVI―VI線の断面図である。 図1のVII―VII線の断面図である。 端子挿込用冶具が用いられるコイルの平面図である。 図8のIX方向の側面図である。 図8のX−X線の断面図である。 端子挿込用冶具にコイルを組み付ける状態を示す模式図である。 コイルを端子先端部とは反対側に押圧する状態を示す模式図である。 コイルを端子先端部とは反対側に押圧した際の端子先端部の動作を示す説明図である。 端子先端部と基板の拡大図である。 端子先端部が基板の挿入孔に挿し込まれた状態を示す模式図である。
以下、本発明による実施形態を図面に基づいて説明する。
(一実施形態)
本発明の一実施形態を図1から図15に示す。本実施形態の端子挿込装置40は、コイル2から延びる端子20の先端部23を基板50の挿入孔51に臨む位置に位置決めすると共に、その端子先端部23を基板50の挿入孔51に挿し込むものである。
先ず、本実施形態の端子挿込装置40によって基板50の挿入孔51に挿し込まれる端子20の一例について、図8から図10を参照して説明する。
この端子20は、コイル2のヨーク31に固定され、コイル2の巻線33に電気的に接続されている。本実施形態のヨーク31、絶縁体32及び巻線33は、特許請求の範囲に記載の「電子部品」の一例に相当する。
端子20は、1個のコイル2に2本設けられる。2本の端子20はそれぞれ、端子先端部23、端子本体部24、端子延伸部25、第1鍔部21及び第2鍔部22などを有する。
端子先端部23は、プレスフィット型であり、針の目状の部分が基板50の挿入孔51としてのスルーホールに挿し込まれ、そのスルーホールの内壁に圧入固定されるものである。端子先端部23は、端子本体部24の先端に設けられている。
端子本体部24は、端子先端部23よりもコイル2の巻線側に位置し、端子先端部23と同軸に延びる部分である。即ち、端子本体部24の先端に端子先端部23が設けられている。
端子20は、端子本体部24から幅方向の一方へ延びる第1鍔部21と、それと同じ位置で端子本体部24から幅方向の他方へ延びる第2鍔部22を有する。第1鍔部21と第2鍔部22とは、端子本体部24に対して垂直に延びている。
端子本体部24から曲折した個所からコイル2のヨーク31に固定される個所までが端子延伸部25である。端子延伸部25は、コイル2のヨーク31に接続されている。
端子延伸部25から曲折して基板側へ延びる端子本体部24は、コイル2の軸方向に対し、端子延伸部25の反対側(以下、「反端子延伸部側」という)に傾いている。そのため、端子延伸部25と端子本体部24との曲折箇所において、それらのなす角θ1は90°よりも大きい。詳細には、端子本体部24は、後述する端子挿込用冶具1の鍔受部側に傾いている。これにより、端子挿込用冶具1に収容される前の状態で、端子先端部23は、基板50の挿入孔51に臨む位置に対し、端子挿込用冶具1の鍔受部側にずれている。
端子延伸部25は、コイル2のヨーク31から延びる直立部26、その直立部26からコイル2の内側へ曲折する第1水平部27、その第1水平部27から2本の端子20が互いに離れる方向に湾曲した湾曲部28、その湾曲部28からさらにコイル2の中心側へ平行に延びる第2水平部29から構成される。
端子延伸部25は、端子本体部24とヨーク31との間に設けられ、弾性変形可能である。端子延伸部25が有する湾曲部28は、端子延伸部25の弾性変形可能な範囲を大きくしている。
コイル2は、筒状の絶縁体32の外側に巻線33が巻き回されて構成されている。巻線33の一端331が一方の端子20に電気的に接続され、巻線33の他端332が他方の端子20に電気的に接続されている。
巻線33の外側に、ヨーク31が設けられている。ヨーク31は、コイル2の軸方向の一方の面と他方の面にそれぞれ、絶縁体32の中央の孔34に連通する孔35を有する。なお、以下、絶縁体32の孔34とヨーク31の孔35を纏めてコイル2の孔36という。
次に、本実施形態の端子挿込装置40が備える端子挿込用冶具1について、図1から図7を参照して説明する。端子挿込用冶具1は、端子挿込装置40が端子20の先端部23を基板50の挿入孔51に挿し込む際に、端子先端部23を基板50の挿入孔51に臨む位置に位置決めすると共に、端子20を支持するものである。
端子挿込用冶具1は、冶具本体10、鍔受部13、第1当接部11、第2当接部12、載置面14及びストッパ部15などを有する。
なお、図1から図7では、端子挿込用冶具1に収容された状態の端子20を破線で示している。
図1から図4に示すように、冶具本体10は、円柱状に形成され、コイル2の孔36に挿入可能である。冶具本体10の一方の面に切欠部16が設けられている。冶具本体10は、端子本体部24を収容可能な収容溝17を有する。収容溝17は、端子延伸部側が開放されている。そのため、収容溝17は、端子本体部24の三方を囲む内壁171,172,173により形成される。この収容溝17の内壁171,172,173は、端子先端部23が基板50の挿入孔51に臨む位置となるように端子本体部24を案内することが可能である。したがって、この収容溝17の内壁171,172,173に沿って端子本体部24が収容されると、端子先端部23は基板50の挿入孔51に臨む位置となる。
収容溝17は、その底面18が端子延伸部25と接触しない深さに形成されている。また、収容溝17は、端子延伸部25の湾曲部28が干渉しないように、径外側に開放されている。
収容溝17の端子先端部側に設けられた鍔受部13、第1当接部11、第2当接部12及び載置面14により、端子20の第1鍔部21及び第2鍔部22が支持される。鍔受部13、第1当接部11および第2当接部12の端子先端側は、いずれも曲面形状に形成されているので、端子20を容易に挿入することが可能である。
図1及び図7に示すように、鍔受部13は、第1鍔部21及び第2鍔部22の板厚方向の一方の面に当接可能な面である。この鍔受部13は、一方の端子20の第1鍔部21及び第2鍔部22に当接可能な面と、他方の端子20の第1鍔部21及び第2鍔部22に当接可能な面とが連続して形成されている。
図1及び図3に示すように第1当接部11は、冶具本体10の収容溝17よりも径外側に設けられる。第1当接部11は、端子20の第1鍔部21を挟んで鍔受部13に向き合うように設けられ、第1鍔部21の板厚方向の他方の面に当接可能である。第1当接部11は、鍔受部13と平行に形成されている。
図1及び図5から図7に示すように第2当接部12は、冶具本体10の収容溝17よりも径内側に設けられる。第2当接部12は、端子20の第2鍔部22を挟んで鍔受部13に向き合うように設けられ、第2鍔部22の端子本体部側に位置する根元部分221(図14参照)の板厚方向の他方の面に線接触または点接触可能である。第2当接部12と鍔受部13は、端子先端部23が基板50の挿入孔51に臨む位置となるように第2鍔部22を支持する。
第2当接部12は、第2鍔部22の根元部分221に対応する位置から端子20の幅方向先部分に対応する位置に向かい、鍔受部13から離れるように形成される。そのため、図1に示すように、端子挿込用冶具1を平面視したとき、一方の端子20に対応する第2当接部12と、他方の端子20に対応する第2当接部12とは、M字型に形成されている。したがって、図1の破線部分Tに示すように、第2鍔部22が板厚方向に捩れていても、第2当接部12と鍔受部13との間に第2鍔部22を収容することが可能である。
載置面14は、冶具本体10の収容溝17の開口部に設けられ、第1当接部11及び第2当接部12と鍔受部13とを接続する面である。載置面14は、第1鍔部21と第2鍔部22の巻線側の面に当接可能である。
載置面14は、冶具本体10の収容溝17が延びる方向に対して垂直である。一方、第1鍔部21と第2鍔部22は、端子本体部24に対して垂直である。そのため、第1鍔部21の巻線側の面と第2鍔部22の巻線側の面が載置面14に当接すると、端子本体部24と同一方向に延びる端子先端部23は、収容溝17が延びる方向と同軸になる。したがって、端子先端部23は基板50の挿入孔51に臨む位置となる。
図2に示すように、ストッパ部15は、冶具本体10から径外方向に環状に突出する。ストッパ部15の上端面151は、冶具本体10がコイル2の孔36に挿入され、且つ、コイル2が端子先端部23と反対側に押圧されたとき、コイル2の反端子先端部側に位置する下端面37に当接する。ストッパ部15は、コイル2の反端子先端部側への移動を規制する。
図9に示すように、コイル2の下端面37と第1鍔部21及び第2鍔部22の巻線側の面との距離をAとし、その距離Aの公差をaとする。一方、図2に示すように、ストッパ部15の上端面151と載置面14との距離をBとし、その距離Bの公差をbとする。この場合、 A+a<B−b である。
即ち、コイル2の下端面37と第1鍔部21及び第2鍔部22の巻線側の面との距離A+aよりも、ストッパ部15の上端面151と載置面14との距離B−bが長い。そのため、図12に示すように、第1鍔部21及び第2鍔部22と載置面14とが当接した状態で、コイル2の下端面37とストッパ部15との間には隙間Sがある。この隙間Sは、上述した距離A+aと、距離B−bとの差である。したがって、距離Aの公差a又は距離Bの公差bがあっても、コイル2の下端面37とストッパ部15とが当接する前に、第1鍔部21及び第2鍔部22と載置面14とが当接可能である。
上述した隙間Sは、コイル2の下端面37がストッパ部15の上端面151に当接した場合に、端子20の湾曲部28が塑性変形しない長さである。したがって、図15に示すように、端子先端部23を基板50の挿入孔51に挿入する際にコイル2が端子先端部23と反対側に押圧されたとき、ストッパ部15は、端子20の湾曲部28の塑性変形を防ぐことが可能である。
続いて、本実施形態の端子挿込装置40について、図11から図15を参照して説明する。端子挿込装置40は、コイル2のヨーク31から延びる端子20を基板50の挿入孔51に挿し込むための設備である。
端子挿込装置40は、端子挿込用冶具1、収容手段41、押圧手段44及び挿込手段46などを備えている。
図11に示すように、端子挿込用冶具1は、基台49に固定される。
収容手段41は、レール42と腕部43などを有する。収容手段41の腕部43は、コイル2の孔36の内壁を支持し、端子挿込用冶具1の上にコイル2を移動する。そして、矢印Pの方向にコイル2を移動し、コイル2の孔36に端子挿込用冶具1を挿入する。これにより、端子挿込用冶具1の収容溝17に端子本体部24が収容される。
図12に示すように、押圧手段44は、ロッド45およびロッド作動部451などを有する。押圧手段44のロッド45は、コイル2のヨーク31を、矢印Qの方向に押圧する。
このときの端子の動きを図13に示す。
図13(A)に示すように、端子挿込用冶具1の収容溝17に端子本体部24が収容される前の状態では、端子本体部24は反端子延伸部側に傾斜している。このときの端子本体部24と端子延伸部25とのなす角はθ1である。なお、端子本体部24と端子延伸部25との曲折箇所の反端子延伸部側の端面は、収容溝17の内壁171と向き合う位置にある。
図13(B)に示すように、押圧手段44のロッド45がコイル2のヨーク31を押圧すると、収容溝17の内壁171に沿って端子本体部24が案内される。これにより、端子本体部24と端子延伸部25とのなす角θ2は徐々に小さくなる。
図13(C)に示すように、押圧手段44のロッド45がコイル2のヨーク31をさらに押圧すると、収容溝17の内壁171に沿って端子本体部24が巻線側に移動する。そして、第1鍔部21の巻線側の面と第2鍔部22の巻線側の面が端子挿込用冶具1の載置面14に当接すると、ロッド45の移動動作が停止する。このとき、端子本体部24と端子延伸部25とのなす角θ3は、90°又はそれに近い角度になり、収容溝17の内壁171と端子本体部24とが当接する。
なお、この状態で、収容溝17の底面18と端子延伸部25との間には、隙間が設けられる。そのため、仮に、端子本体部24と端子延伸部25とのなす角θ3が90°よりも僅かに大きい角度であっても、収容溝17の内壁171と端子本体部24とは当接する。
また、第1鍔部21及び第2鍔部22が載置面14に当接するとき、第2鍔部22は、板厚方向の一方の面が鍔受部13と接触し、板厚方向の他方の面が第2鍔部22の根元部分221と線接触または点接触する。端子20は、剛性の高い第2鍔部22の根元部分221に第2当接部12が線接触または点接触するので、端子先端部23が基板50の挿入孔51に臨むように位置決めされる。
その結果、図14に示すように、端子先端部23は、基板50の挿入孔51の直下に位置し、即ち、基板50の挿入孔51に臨む位置となる。
図15に示すように、挿込手段46は、基板保持部47及びばね部48などを有する。基板保持部47は、矢印Rの方向に基板50を移動することにより、基板50の挿入孔51に端子先端部23を圧入する。このとき、ばね部48は、コイル2のヨーク31を基板50と反対側に押圧する。その際、コイル2の下端面37は、端子挿込用冶具1のストッパ部15に当接するので、端子20の塑性変形が防がれる。
この端子挿込装置40を使用した端子挿込方法は、端子用意工程、冶具用意工程、収容工程、押圧工程及び挿込工程を含む。
まず、端子用意工程では、端子20を備えたコイル2を用意する。
冶具用意工程では、端子挿込用冶具1を用意し、それを基台49に固定する。
収容工程では、図11に示すように、収容手段41により、端子挿込用冶具1の上にコイル2を移動し、コイル2の孔36に端子挿込用冶具1を挿入する。そのとき、端子挿込用冶具1の収容溝17に端子本体部24が収容される。
押圧工程では、図12及び図13に示すように、押圧手段44のロッド45を矢印Qの方向へ動かし、コイル2のヨーク31を基台側に押圧する。これにより、上述したように、収容溝17の内壁171に沿って端子本体部24が案内され、収容溝17の内壁171と端子本体部24とが当接する。
このとき、第1鍔部21の巻線側の面と第2鍔部22の巻線側の面は、端子挿込用冶具1の載置面14に当接する。また、第1鍔部21は鍔受部13と第1当接部11の間に挿入され、第2鍔部22は鍔受部13と第2当接部12の間に挿入される。その結果、端子先端部23は、基板50の挿入孔51に臨む位置となる。
挿込工程では、図15に示すように、挿込手段46により、基板50を矢印Rの方向へ動かし、基板50の挿入孔51に端子先端部23を圧入する。これにより、基板50にコイル2が取り付けられる。その後、コイル2の孔36から端子挿込用冶具1を取り外す。コイル2が取り付けられた基板50は、例えば図示しない電子制御装置のケース内に格納される。
本実施形態では、次の作用効果を奏する。
(1)本実施形態の端子挿込装置40は、コイル2のヨーク31を端子先端部23とは反対側に押圧することにより、端子挿入用冶具1の収容溝17の内壁171に沿って端子本体部24を案内し、端子先端部23を基板50の挿入孔51に臨む位置に変える。
これにより、コイル2のヨーク31を一方向のみに押圧する動作により、端子先端部23を基板50の挿入孔51に臨む位置に変えることが可能である。そのため、端子挿込装置40は、簡素な構成で、端子先端部23を正確に位置決めすることができる。したがって、端子先端部23の位置精度が高められるので、基板50の挿入孔51に端子20を挿し込む際の端子20の曲がりを防ぐことができる。
(2)本実施形態の端子挿込装置40は、押圧手段44の駆動により、コイル2のヨーク31を端子先端部23とは反対側に押圧し、第1鍔部21及び第2鍔部22の巻線側の面を端子挿込用冶具1の載置面14に当接する。
これにより、端子挿込用冶具1の載置面14に対して端子先端部23が垂直になる。したがって、端子挿込装置40は、端子先端部23の幅方向の位置決めを正確に行うことができる。
(3)本実施形態の端子挿込装置40は、押圧手段44の駆動により、コイル2のヨーク31を端子先端部23とは反対側に押圧し、第1鍔部21を鍔受部13と第1当接部11との間に挿入し、第2鍔部22を鍔受部13と第2当接部12との間に挿入する。
これにより、端子挿込装置40は、端子先端部23の位置決めを正確に行うことができる。
(4)本実施形態の端子挿込方法では、端子先端部23が基板50の挿入孔51に臨む位置よりも反端子延伸部側にずれて位置するように端子延伸部25と端子本体部24との曲折箇所が鈍角に曲げられた端子20を用意する。そして、その端子20を端子挿入用冶具1の収容溝17に収容した後、その端子20が接続するコイル2のヨーク31を端子先端部23とは反対側に押圧することにより、収容溝17の内壁171に沿って端子本体部24を案内し、端子先端部23を基板50の挿入孔51に臨む位置に変える。
これにより、コイル2のヨーク31を端子先端部23とは反対側の一方向のみに押圧する動作により、端子先端部23を正確に位置決めすることができる。
(他の実施形態)
上述した実施形態では、電子部品としてコイルを例にして説明した。これに対し、他の実施形態では、電子部品は、例えばコンデンサ、コネクタ等、種々のものとすることが可能である。
上述した実施形態では、端子先端部を基板の挿入孔に挿入する端子挿込装置について説明した。これに対し、他の実施形態では、端子挿込装置は、例えばバスバーに設けた挿入孔などに端子先端部を挿入するものとしてもよい。
上述した実施形態では、基板を端子側へ動かして基板の挿入孔に端子先端部を挿入した。これに対し、他の実施形態では、端子挿込用冶具と共に端子を基板側へ動かして基板の挿入孔に端子先端部を挿入してもよい。
上述した実施形態では、プレスフィット用の端子を例に説明した。これに対し、他の実施形態では、端子は、はんだ溶接用のものであってもよい。
本発明は、上記複数の実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の形態で実施することができる。
1 ・・・端子挿込用冶具
17・・・収容溝
20・・・端子
23・・・端子先端部
24・・・端子本体部
40・・・端子挿込装置
41・・・収容手段
44・・・押圧手段
46・・・挿込手段

Claims (4)

  1. 電子部品(31,32,33)から延びる端子延伸部(25)、その端子延伸部から曲折して基板(50)側へ延びる端子本体部(24)、及びその端子本体部の先端に設けられた端子先端部(23)を有し、前記端子先端部が前記基板の挿入孔(51)に臨む位置よりも反端子延伸部側にずれて位置するように前記端子延伸部と前記端子本体部との曲折箇所が形成された端子(20)を前記基板の前記挿入孔に挿し込むための端子挿込装置(40)であって、
    前記端子本体部を収容する収容溝(17)、及び、前記端子先端部が前記基板の前記挿入孔に臨む位置となるように前記端子本体部を案内することの可能な前記収容溝の内壁(171)を前記端子本体部の反端子延伸部側に有し、前記収容溝の端子延伸部側が開放された端子挿入用冶具(1)と、
    前記端子または前記端子挿入用冶具を移動し、前記端子挿込用冶具の前記収容溝に前記端子本体部を収容する収容手段(41)と、
    前記電子部品を前記端子先端部とは反対側に押圧することにより、前記収容溝の内壁に沿って前記端子本体部を案内し、前記端子先端部を前記基板の前記挿入孔に臨む位置に変える押圧手段(44)と、
    前記端子挿込用冶具に前記端子を組み付けた状態で、前記基板または前記端子挿込用冶具を動かし、前記基板の前記挿入孔に前記端子先端部を挿し込む挿込手段(46)と、を備えることを特徴とする端子挿込装置。
  2. 前記端子は、前記端子本体部から幅方向の一方に延びる第1鍔部(21)、及び前記端子本体部から幅方向の他方に延びる第2鍔部(22)を有し、
    前記端子挿入用冶具は、前記収容溝の端子先端部側の開口部に、前記第1鍔部の電子部品側の面及び前記第2鍔部の電子部品側の面に当接可能な載置面(14)を有し、
    前記押圧手段は、前記電子部品を前記端子先端部とは反対側に押圧することにより、前記第1鍔部の電子部品側の面及び前記第2鍔部の電子部品側の面を前記端子挿込用冶具の前記載置面に当接することを特徴とする請求項1に記載の端子挿込装置。
  3. 前記端子挿入用冶具は、前記第1鍔部及び前記第2鍔部の板厚方向の一方の面に当接可能な鍔受部(13)、前記第1鍔部を挟んで前記鍔受部に向き合い前記第1鍔部の板厚方向の他方の面に当接可能な第1当接部(11)、及び前記第2鍔部を挟んで前記鍔受部に向き合い前記第2鍔部の板厚方向の他方の面に当接可能な第2当接部(12)を有し、
    前記押圧手段は、前記電子部品を前記端子先端部とは反対側に押圧することにより、前記第1鍔部を前記鍔受部と前記第1当接部との間に挿入し、前記第2鍔部を前記鍔受部と前記第2当接部との間に挿入することを特徴とする請求項1または2に記載の端子挿込装置。
  4. 電子部品から延びる端子を基板の挿入孔に挿し込むための端子挿込方法であって、
    前記電子部品から延びる端子延伸部、その端子延伸部から曲折して基板側へ延びる端子本体部、及びその端子本体部の先端に設けられた端子先端部を有し、前記端子先端部が前記基板の前記挿入孔に臨む位置よりも反端子延伸部側にずれて位置するように前記端子延伸部と前記端子本体部との曲折箇所が形成された前記端子を用意する端子用意工程と、
    前記端子本体部を収容する収容溝、及び、前記端子先端部が前記基板の前記挿入孔に臨む位置となるように前記端子本体部を案内することの可能な前記収容溝の内壁を前記端子本体部の反端子延伸部側に有し、前記収容溝の端子延伸部側が開放された端子挿入用冶具を用意する冶具用意工程と、
    前記端子または前記端子挿入用冶具を移動し、前記端子挿込用冶具の前記収容溝に前記端子本体部を収容する収容工程と、
    前記収容工程の後、前記電子部品を前記端子先端部とは反対側に押圧することにより、前記収容溝の前記内壁に沿って前記端子本体部を案内し、前記端子先端部を前記基板の前記挿入孔に臨む位置に変える押圧工程と、
    前記端子挿込用冶具に前記端子を組み付けた状態で、前記基板または前記端子挿込用冶具を動かし、前記基板の前記挿入孔に前記端子先端部を挿し込む挿込工程と、を含むことを特徴とする端子挿込方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110337776A (zh) * 2017-08-04 2019-10-15 小田原机械工程株式会社 线圈组装装置、线圈组装方法以及旋转电机的制造装置

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