JP2013118594A - アンテナ装置及びその検査方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】アンテナ装置及びその検査方法において、より簡単に、アンテナ及びプリント基板間を導通状態とすることにある。
【解決手段】アンテナ10の嵌合部11aがコネクタ端子28に嵌合することで、アンテナ10はプリント基板25を介して受信回路に導通した状態となる。このように、コネクタ端子28をアンテナ10及び受信回路間の接続部材として利用することで、アンテナ10の一端をプリント基板25にはんだ付けする必要がない。従って、より簡単に、アンテナ10及びプリント基板25間を導通した状態とすることができる。
【選択図】図3

Description

この発明は、アンテナ装置及びその検査方法に関する。
従来、電子キー及び車載機間の無線通信を通じて車両ドアの施解錠又はエンジンの始動を可能とする電子キーシステムが存在する。この電子キーシステムの構成部品として、車両には電子キーからの無線信号を受信するアンテナ装置が搭載されている。
例えば、図11に示すように、アンテナ装置は、プリント基板102と、そのプリント基板102上に配設される受信回路103と、線材が立体的に折り曲げられるとともに、その端部がプリント基板102上のパターン配線を介して受信回路103に接続されるアンテナ104と、を備える(例えば特許文献1参照)。アンテナ104の端部は、はんだ付けによりプリント基板102上のパターン配線に固定される。また、アンテナ104は、複数の支持部材105を通じて、プリント基板102の表面から離間した位置に固定的に支持される。
特開2010−268167号公報
上記構成においては、アンテナ装置を組み立てる際に、アンテナ104をプリント基板102に接続しない状態で受信回路103のみ動作確認の検査をしようとすると、受信回路103とアンテナ104は一連の工程で、はんだ付けできない。すなわち、一旦、受信回路103をプリント基板102にリフロー工程等で1度目のはんだ付けをした後に上記動作確認の検査を行う。この検査後に、アンテナ104をプリント基板102に2度目のはんだ付けをしなくてはならず、面倒であった。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、より簡単に、アンテナ及びプリント基板間を導通状態とすることができるアンテナ装置及びその検査方法を提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について説明する。
請求項1に記載の発明は、プリント基板と、そのプリント基板上に設けられる回路と、前記回路と導通するアンテナと、他機器と導通状態となるワイヤーハーネスが接続されるとともに、前記プリント基板に実装される複数のコネクタ端子と、を備えたアンテナ装置において、前記コネクタ端子のうち少なくとも1つであって、前記回路と導通状態にあるとともに、前記ワイヤーハーネス以外である前記アンテナの接触部が直接的に接触することで前記アンテナ及び前記回路を導通状態とする専用端子を備えたことをその要旨としている。
同構成によれば、アンテナの接触部が回路に導通する専用端子に接触することで、アンテナはプリント基板を介して回路に導通した状態となる。このように、専用端子をアンテナ及び回路間の接続部材として利用することで、アンテナの一端をプリント基板にはんだ付けする必要がない。よって、回路のプリント基板へのはんだ付けの後であって、この回路の動作確認の検査後に、再度のはんだ付けが不要となる。従って、より簡単に、アンテナと、プリント基板ひいては回路との間を導通状態とすることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のアンテナ装置において、前記プリント基板に設けられるとともに、外部から前記ワイヤーハーネスがコネクタ接続されるコネクタ本体を備え、前記専用端子は、前記コネクタ本体に貫通して設けられ、前記コネクタ本体内に位置する第1端部、及びこの第1端部の反対側であって前記プリント基板に接続される第2端部を有し、前記接触部は前記専用端子における前記コネクタ本体から前記第2端部側に延出する部位に接触することで、前記アンテナが前記回路に導通することをその要旨としている。
同構成によれば、接触部は専用端子におけるコネクタ本体から第2端部側に延出する部位に接触する。よって、アンテナは、プリント基板上において専用端子と接触することになる。このため、アンテナを基板の上方に設けることが容易となり、アンテナ装置をよりコンパクトに構成することが可能となる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のアンテナ装置において、前記接触部は、前記専用端子に嵌合可能な嵌合部として形成されることをその要旨としている。
同構成によれば、アンテナは、自身の嵌合部を通じて専用端子に嵌合する。よって、アンテナ及び専用端子間の導通状態がより確実に保たれる。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載のアンテナ装置において、前記アンテナには、前記接触部及び前記専用端子の位置が合うように前記コネクタ本体に接触するガイド部が設けられることをその要旨としている。
同構成によれば、ガイド部がコネクタ本体に接触することで、接触部及び専用端子の位置が合う。よって、より円滑にアンテナを専用端子に接触又は嵌合させて、導通状態とすることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載のアンテナ装置において、前記専用端子は、前記プリント基板の上面に沿った方向に延出する第1の延出部と、この第1の延出部及び前記プリント基板の上面間に延出する第2の延出部と、を有し、前記接触部は、前記第1の延出部における前記プリント基板と反対側に接触することをその要旨としている。
同構成によれば、アンテナの接触部は第1の延出部の上面に接触する。よって、アンテナは、接触部を通じて、第2の延出部に支持される。従って、専用端子を、上記背景技術において示したアンテナを支持する支持部材として利用できるため、アンテナ装置をより簡易に構成できる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載のアンテナ装置において、前記アンテナは、少なくとも前記プリント基板を収容するケースの内部に固定的に取り付けられ、前記ケース内に、前記プリント基板を挿入することで、前記接触部が前記専用端子に接触することをその要旨としている。
同構成によれば、ケースにアンテナが固定的に取り付けられている。よって、ケース内に、プリント基板を挿入するだけで、アンテナ及びプリント基板間を導通状態とすることができる。
請求項7に記載の発明は、アンテナ装置の検査方法において、前記アンテナ装置は、プリント基板と、そのプリント基板上に設けられる回路と、前記回路と導通するアンテナと、他機器と導通状態となるワイヤーハーネスが接続されるとともに、前記基板に実装される複数のコネクタ端子と、前記コネクタ端子のうち少なくとも1つであって、前記基板上の前記回路と導通状態にあるとともに、前記ワイヤーハーネス以外である前記アンテナが直接的に接触することで前記アンテナ及び前記回路を導通状態とする専用端子と、を備え、前記専用端子にインピーダンスを検出する検出機器を接続し、その検出機器を通じて検出されたインピーダンスを通じて、前記アンテナが前記回路に導通した状態となっているか否かを検査することをその要旨としている。
同構成によれば、検出機器を専用端子に接続する。検出機器は、専用端子に接続されるデバイスのインピーダンスを検出するものである。よって、検出されるインピーダンスに基づき、アンテナが専用端子へ接触することでアンテナ及び回路が導通した状態となったか否かを検査することができる。
本発明によれば、アンテナ装置及びその検査方法において、より簡単に、アンテナ及びプリント基板間を導通状態とすることができる。
第1の実施形態におけるアンテナ装置の構成を示す斜視図。 図1の部分拡大図。 第1の実施形態におけるアンテナ装置(特にケース内のアンテナ)の構成を示す斜視図。 図3のA−A線断面図。 第1の実施形態におけるアンテナがコネクタ端子(専用端子)に嵌合する際の斜視図。 第1の実施形態におけるアンテナがコネクタ端子(専用端子)に嵌合した状態の上面図。 図6のB−B線断面図。 第1の実施形態におけるネットワークアナライザが接続されたアンテナ装置の回路部。 第2の実施形態におけるアンテナがコネクタ端子(専用端子)に嵌合する際の斜視図。 第2の実施形態におけるアンテナがコネクタ端子(専用端子)に嵌合する際の上面図。 背景技術におけるアンテナ装置の斜視図。
(第1の実施形態)
以下、本発明にかかるアンテナ装置を具体化した第1の実施形態について図1〜図8を参照しつつ説明する。本実施形態におけるアンテナ装置は、電子キーシステムにおいて車載されるものであって、電子キーからの無線信号を受信する。
図1に示すように、アンテナ装置は、樹脂製のケース20と、そのケース20に収容される長方板状のプリント基板25と、プリント基板25上に設けられる受信回路26と、プリント基板25の端部に取り付けられるコネクタ27と、を備える。また、アンテナ装置は、ケース20内に設けられるアンテナ10を備えている。
ケース20は、プリント基板25を収納可能に、少なくとも一側面が開放した中空の直方体状に形成される。
図2に拡大して示すように、コネクタ27は、複数(本例では6)のワイヤ状のコネクタ端子28と、それらコネクタ端子28が貫通する樹脂製のコネクタ本体29と、を有する。コネクタ端子28は、プリント基板25の上面に対して水平方向に延出する第1の延出部28aと、この第1の延出部28aに対して直交をなす第2の延出部28bとが一体でL字状に形成される。第1の延出部28aの先端(第2の延出部28bと反対側の端部)はコネクタ本体29内に突出するとともに、第2の延出部28b(第1の延出部28aと反対側の端部)の先端はプリント基板25の表面に設けられる図示しないパターン配線を介して受信回路26に導通した状態となっている。なお、複数のコネクタ端子28のうちアンテナ10が接触するものが専用端子である。また、上記第1の延出部28aの先端は第1端部に相当し、上記第2の延出部28bの先端は第2端部に相当する。
図3に示すように、アンテナ10は、ケース20の内頂面に設けられている。本例では、アンテナ10は、ステンレス鋼にてL字状に形成される逆L型アンテナである。具体的には、アンテナ10は、プリント基板25の挿入方向に延出する長手部11と、この長手部11に直交する短手部12とを有する。
ケース20の内頂面には、アンテナ10を保持する3つの固定部21a〜21cがケース20と一体成形されている。図4に示すように、固定部21aは、長手部11の両側面を保持する2つの壁21dと、長手部11を下側から保持する2つの爪21eとを有する。長手部11を下側から両爪21e間に押し込むことで、長手部11が固定部21aに嵌合する。その他の固定部21b,21cもこれと同様である。長手部11は固定部21a,21bによって、短手部12は固定部21cによってケース20の内頂面に固定されている。
図5に示すように、長手部11の先端には嵌合部11aが形成されている。この図5においては、ケース20が省略して図示されている。図7に示すように、嵌合部11aは、下側に開放した略断面コ字状に形成されている。嵌合部11aの内部にはコネクタ端子28の第1の延出部28aが嵌合される。本例では、図5中の一番右側のコネクタ端子28に嵌合する。図5に示すように、嵌合部11aは、上壁11bと、2つの側壁11cとを有する。第1の延出部28aを挟む両側壁11cの内面間の距離は図7の下方向に向かうにつれて小さくなるように設定されている。両側壁11cの内面間の距離における最小はコネクタ端子28の幅(図7の左右方向の長さ)より若干小さく設定されている。
図6に示すように、嵌合部11aが第1の延出部28aに嵌合することで、アンテナ10は、コネクタ端子28を介してプリント基板25、ひいては受信回路26に導通した状態となる。
なお、コネクタ27には、外部からワイヤーハーネス(正確にはハーネス端部に設けられたメスコネクタ)の一端が接続される。この場合には、アンテナ10が嵌合するコネクタ端子28はいわゆる空き端子とされる。従って、アンテナ10が接続されるコネクタ端子28(専用端子)は、他のコネクタ端子28と異なってワイヤーハーネスとの接続に使用できない。ワイヤーハーネスの他端には電源装置及び制御装置等の他機器が接続される。この他機器から、ワイヤーハーネス及び専用端子以外のコネクタ端子28を通じて受信回路26に電力又は必要な信号が供給される。
以下、アンテナ装置の組み立て方法について説明する。
図3に示すように、プリント基板25をケース20内に挿入していく。これにより、図5に示すように、嵌合部11aがコネクタ端子28に接近していく。そして、嵌合部11aがコネクタ端子28に接触した状態で、さらにプリント基板25をケース20内に挿入していくことで、図6に示すように、嵌合部11a内に第1の延出部28aが嵌合した状態となる。このとき、嵌合部11aの両側壁11cが外側(互いに離間する方向)に弾性変形することで第1の延出部28aの嵌合部11a内への進入を可能とする。図7に示すように、嵌合部11aが嵌合した状態においては、コネクタ端子28には、嵌合部11aの2つの側壁11cが元に戻ろうとする弾性力が印加される。この弾性力によって第1の延出部28aが嵌合部11aによって把持される。また、嵌合部11aの両側壁11cは下方に向かうにつれて互いに近接するように傾斜しているので両側壁11cの弾性力は、コネクタ端子28を嵌合部11aの上壁11bへ向けて付勢する力としても作用する。このため、コネクタ端子28の上面は上壁11bの内面に押し付けられる。以上により、コネクタ端子28と嵌合部11aの両側壁11cとの接触圧が確保され、良好な導通状態が得られる。そして、ケース20における開放している一側面を図示しない蓋部で閉じることで、アンテナ装置の組み立てが完了する。
アンテナ装置の組み立てが完了した後に、コネクタ端子28と嵌合部11aとの嵌合が正しく行われたか否か、すなわちアンテナ10と受信回路26とが導通状態となったか否かの検査を行う。以下、この検査方法について説明する。
まず、図6に示される矢印Cの方向から、コネクタ27を通じてアンテナ10が嵌合するコネクタ端子28にネットワークアナライザ30を接続する。ネットワークアナライザ30とは、デバイスのインピーダンス等の高周波特性を測定するものである。
図8には、アンテナ装置の電気的構成が示されている。同図に示すように、コネクタ27に接続される受信回路26はインピーダンスZinを有し、アンテナ10はインピーダンスZantを有するとする。図8に実線で示すように、アンテナ10とコネクタ端子28とが導通していない状態においては、ネットワークアナライザ30によって検出されるインピーダンスの値はインピーダンスZinとなる。一方、図8に2点鎖線で示すように、アンテナ10とコネクタ端子28とが導通した状態においては、ネットワークアナライザ30によって検出されるインピーダンスの値はインピーダンスZinとインピーダンスZantとを合成した値となる。この検出されるインピーダンスの違いを通じて、アンテナ10と受信回路26とが導通した状態となったか否かの検査を行うことができる。
また、コネクタ27を通じて、アンテナ10が嵌合するコネクタ端子28に感度検査機を接続してもよい。これにより、コネクタ27を通じて感度検査機を接続するだけで、容易に受信回路26の受信感度の検査を行うことができる。
以上、説明した実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)アンテナ10の嵌合部11aがコネクタ端子28に嵌合することで、アンテナ10はプリント基板25を介して受信回路26に導通した状態となる。このように、コネクタ端子28をアンテナ10及び受信回路26間の接続部材として利用することで、アンテナ10の一端をプリント基板25にはんだ付けする必要がない。よって、受信回路26のプリント基板25へのはんだ付けの後であって、この受信回路26の動作確認の検査後に、再度のはんだ付けが不要となる。従って、より簡単に、アンテナ10及びプリント基板25間を導通した状態とすることができる。
また、アンテナ10をプリント基板25に、はんだ付けする必要がないことから、はんだ付けに伴うフィレットを形成するための面積の確保が不要となる。
(2)アンテナ10は、自身の嵌合部11aを通じてコネクタ端子28に嵌合する。詳しくは、コネクタ端子28によって互いに離間する方向へ広げられた嵌合部11aの両側壁11cは弾性力により元の位置に戻ろうとする。この弾性力によって、コネクタ端子28は両側壁11cに挟み込まれる。これにより、嵌合部11aと、第1の延出部28aとの接触圧が確保されて良好な導通状態が得られる。
(3)アンテナ10の嵌合部11aは、第1の延出部28aに嵌合しているとき、その上面に接触した状態となる。よって、アンテナ10は、嵌合部11aを通じて、第2の延出部28bに支持される。従って、コネクタ端子28を、上記背景技術において示したアンテナを支持する支持部材として利用できるため、アンテナ装置をより簡易に構成できる。
(4)アンテナ10は、固定部21a〜21cを通じてケース20に固定的に取り付けられている。よって、ケース20内に、プリント基板25を挿入するだけで、アンテナ10をコネクタ端子28に嵌合させることができる。換言すると、ケース20内にプリント基板25を挿入したとき、アンテナ10がコネクタ端子28に嵌合する位置にアンテナ10が設けられる。
(5)コネクタ27を通じて、ネットワークアナライザ30を、嵌合部11aが接触するコネクタ端子28に接続する。ネットワークアナライザ30は、コネクタ端子28に接続されるデバイスのインピーダンスを検出するものである。よって、検出されるインピーダンスの違いに基づき、アンテナ10及び受信回路26が導通した状態であるか否かを検査することができる。
(6)アンテナ10はプリント基板25の上方に位置する。このため、アンテナ装置をよりコンパクトに構成することができる。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態について、図9及び図10を参照しつつ説明する。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図9に示すように、嵌合部11aの外側部には、上方からみて左右反転したL字状のガイド部15が設けられている。図10に示すように、嵌合部11aが最も外側(図中上側)の第1の延出部28aに嵌合した状態で、ガイド部15は、その先端側の内面15aがコネクタ本体29の側面(図10の左右方向に延出する面)に接触するように形成される。また、ガイド部15の先端には、コネクタ本体29の反対側に湾曲した湾曲部15bが形成されている。
上記構成において、プリント基板25をケース20内に挿入していくと、ガイド部15の内面15aがコネクタ本体29の側面に接触する。このとき、湾曲部15bが形成されることで、ガイド部15の先端面がコネクタ本体29の端面に接触することが回避される。この状態で、図10の上下方向における嵌合部11aと、最も外側の第1の延出部28aとの位置が合う。さらに、プリント基板25をケース20内に挿入していくと、内面15aがコネクタ本体29の側面に摺動しつつ、第1の延出部28aが嵌合部11a内に進入していく。これにより、嵌合部11aが第1の延出部28aに嵌合する。
以上、説明した実施形態によれば、第1の実施形態の(1)〜(5)の効果に加え、以下の効果を奏することができる。
(6)プリント基板25をケース20内に挿入する際、ガイド部15の内面15aがコネクタ本体29の側面に摺動することで、コネクタ端子28に対する嵌合部11aの位置が合う。よって、より円滑に嵌合部11aをコネクタ端子28に嵌合させることができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することができる。
・上記両実施形態においては、第1の延出部28aとアンテナ10との高さは一致していたが、アンテナ10を折り曲げることで、第1の延出部28aと嵌合部11aとの高さを一致させてもよい。
・上記両実施形態においては、プリント基板25はケース20内に、プリント基板25の上面に沿った方向から挿入されていたが、この挿入方向はこれに限定されず、例えば、プリント基板25をケース20の上下方向から挿入可能に構成してもよい。この場合には、嵌合部11aを上下方向に延出するようにアンテナ10を折り曲げて構成することで、嵌合部11aは第2の延出部28bに嵌合可能となる。
・上記両実施形態におけるアンテナ10をケース20に保持する固定部21a〜21cの構成は一例であって、これに限定されない。例えば、固定部を円柱状に形成し、アンテナ10の上面にこの固定部が嵌合する貫通孔を形成する。アンテナ10の貫通孔を固定部に嵌合させることで、アンテナ10をケース20に固定してもよい。
・上記両実施形態においては、アンテナ10の先端に嵌合部11aが形成されていたが、先端に限らずアンテナ10の中間に嵌合部11aが形成されていてもよい。
・上記両実施形態においては、アンテナ10には嵌合部11aが形成されていたが、この嵌合部11aを省略してもよい。この場合、アンテナ10の先端(接触部)は、第1の延出部28aの上面に接触可能に構成される。本構成においても、上記両実施形態と同様に、この接触部が第1の延出部28aの上面に位置することで、アンテナ10及びコネクタ端子28間が導通した状態となるとともに、アンテナ10はコネクタ端子28に支持される。本構成においてもアンテナ10の一端をプリント基板25にはんだ付けする必要がない。
また、上記接触部は、第1の延出部28aに限らず、第2の延出部28bに接触するように構成してもよい。この接触部は、アンテナ10の先端に限らない。この構成においては、上記背景技術において説明した図11と同様に、アンテナ10を支持する支持部材を設けてもよい。この場合であっても、アンテナ10をプリント基板25に、はんだ付けする必要がない。
・第2の実施形態におけるガイド部15の形状は適宜変更可能である。ガイド部は、例えば、コネクタ本体29の側面のみならず、その上面にも接触する形状であってもよい。また、ガイド部は、コネクタ本体29の両側面及び上面を覆うような形状であってもよい。
・第2の実施形態においては、ガイド部15は嵌合部11aから延出していたが、アンテナ10の本体から延出していてもよい。
・第2の実施形態におけるガイド部15の湾曲部15bを省略してもよい。この場合、ガイド部15は平面板状に形成される。
・第2の実施形態においては、ガイド部15はアンテナ10と一体成形されていたが、ガイド部15をアンテナ10と別体で構成してもよい。この場合、ガイド部をアンテナ10の外周に嵌合可能に例えば環状で構成する。また、この場合、ガイド部15をアンテナ10と異なる材質、例えば樹脂で構成してもよい。
・上記両実施形態においては、コネクタ27は、6つのコネクタ端子28を有していたが、コネクタ端子28の数はこれに限らない。
・上記両実施形態においては、アンテナ10は板状であったが、アンテナ10の形状はこれに限らず、例えば棒状であってもよい。
・上記実施形態においては、嵌合部11aは、最も外側のコネクタ端子28に嵌合させたが、その他のコネクタ端子28に嵌合させてもよい。
・上記実施形態においては、アンテナ10は、固定部21a〜21cを通じてケース20に固定的に取り付けられていた。しかし、アンテナ10を、独立して自身の嵌合部11aを通じてコネクタ端子28に嵌合してもよい。この場合、アンテナ10をコネクタ端子28に嵌合させた後にそれらをケース20に収容する。
・上記両実施形態においては、アンテナ装置は、電子キーシステムに適用していたが、その他の無線通信システムに適用してもよい。また、送信用のアンテナ装置に適用してもよい。
・上記両実施形態において、アンテナ10はコネクタ本体29内のコネクタ端子28(専用端子)に接触又は嵌合する構成であってもよい。
・上記両実施形態においては、単一のコネクタ端子28(専用端子)にアンテナ10が接触又は嵌合していたが、複数のコネクタ端子28(専用端子)にアンテナ10が接触又は嵌合する構成であってもよい。
・上記両実施形態においては、コネクタ端子28はL字状であったが、コネクタ端子はプリント基板25の上面に対し垂直に延びる直線形状であってもよい。この場合、コネクタ本体は上側に開口し、ワイヤーハーネスはコネクタ本体に上側から挿入される。
10…アンテナ、11…長手部、11a…嵌合部、12…短手部、15…ガイド部、15a…内面、20…ケース、21a〜21c…固定部、25…プリント基板、26…受信回路、27…コネクタ、28…コネクタ端子、28a…第1の延出部、28b…第2の延出部、29…コネクタ本体、30…ネットワークアナライザ(検出機器)。

Claims (7)

  1. プリント基板と、そのプリント基板上に設けられる回路と、前記回路と導通するアンテナと、他機器と導通状態となるワイヤーハーネスが接続されるとともに、前記プリント基板に実装される複数のコネクタ端子と、を備えたアンテナ装置において、
    前記コネクタ端子のうち少なくとも1つであって、前記回路と導通状態にあるとともに、前記ワイヤーハーネス以外である前記アンテナの接触部が直接的に接触することで前記アンテナ及び前記回路を導通状態とする専用端子を備えたアンテナ装置。
  2. 請求項1に記載のアンテナ装置において、
    前記プリント基板に設けられるとともに、外部から前記ワイヤーハーネスがコネクタ接続されるコネクタ本体を備え、
    前記専用端子は、前記コネクタ本体に貫通して設けられ、前記コネクタ本体内に位置する第1端部、及びこの第1端部の反対側であって前記プリント基板に接続される第2端部を有し、
    前記接触部は前記専用端子における前記コネクタ本体から前記第2端部側に延出する部位に接触することで、前記アンテナが前記回路に導通するアンテナ装置。
  3. 請求項1又は2に記載のアンテナ装置において、
    前記接触部は、前記専用端子に嵌合可能な嵌合部として形成されるアンテナ装置。
  4. 請求項2又は3に記載のアンテナ装置において、
    前記アンテナには、前記接触部及び前記専用端子の位置が合うように前記コネクタ本体に接触するガイド部が設けられるアンテナ装置。
  5. 請求項1〜4の何れか一項に記載のアンテナ装置において、
    前記専用端子は、前記プリント基板の上面に沿った方向に延出する第1の延出部と、この第1の延出部及び前記プリント基板の上面間に延出する第2の延出部と、を有し、
    前記接触部は、前記第1の延出部における前記プリント基板と反対側に接触するアンテナ装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のアンテナ装置において、
    前記アンテナは、少なくとも前記プリント基板を収容するケースの内部に固定的に取り付けられ、
    前記ケース内に、前記プリント基板を挿入することで、前記接触部が前記専用端子に接触するアンテナ装置。
  7. アンテナ装置の検査方法において、
    前記アンテナ装置は、
    プリント基板と、そのプリント基板上に設けられる回路と、前記回路と導通するアンテナと、他機器と導通状態となるワイヤーハーネスが接続されるとともに、前記基板に実装される複数のコネクタ端子と、
    前記コネクタ端子のうち少なくとも1つであって、前記基板上の前記回路と導通状態にあるとともに、前記ワイヤーハーネス以外である前記アンテナが直接的に接触することで前記アンテナ及び前記回路を導通状態とする専用端子と、を備え、
    前記専用端子にインピーダンスを検出する検出機器を接続し、その検出機器を通じて検出されたインピーダンスを通じて、前記アンテナが前記回路に導通した状態となっているか否かを検査するアンテナ装置の検査方法。
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