JP2015089992A - 車両システム、車載装置、及び携帯機 - Google Patents

車両システム、車載装置、及び携帯機 Download PDF

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Abstract

【課題】車両側の送信アンテナの配置変更及び消費電力をより小さく抑えながらも、リレーアタックを防止することを可能にする。
【解決手段】BCM10は、車両に配置されたRFアンテナ32から、後に続けて複数回送信させるBurst信号の電界強度差を特定できるChallenge信号を送信させる車側第2送信処理部143と、Challenge信号に続いてLFアンテナ31からBurst信号を送信させる車側第1送信処理部141とを備える。電子キー20は、RFアンテナ23で受信したChallenge信号から特定できるBurst信号の電界強度差と、実際に測定した電界強度から算出したBurst信号の電界強度差とが一致するか否かによって、Response信号の返信を行うか否かを判定する返信判定部271とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載された車載装置とユーザに携帯される携帯機との間で無線通信によって認証を実施する車両システム、並びにその車両システムに含まれる車載装置及び携帯機に関するものである。
従来、ユーザに携帯される携帯機と車載装置との間における無線通信を用いて車両の制御を行うスマートシステムが知られている。このようなスマートシステムでは、車載装置から送信されたリクエスト信号を携帯機で受信して、携帯機から車両にアンサー信号を返信することで、ドアの解錠や車両駆動装置の始動といったスマート駆動を行う。
また、このようなスマートシステムについては、不審者が中継器を用いて携帯機と車載装置との通信を間接的に実現させてコード照合を行い、車両にスマート駆動を行わせるリレーアタックが懸念されている。
これに対して、特許文献1には、リレーアタックへの対抗策とする技術が開示されている。特許文献1に開示の技術では、車両のそれぞれ異なる位置に備えられた、車載装置の複数の送信アンテナからの信号を、携帯機の複数の受信アンテナで受信する。そして、各受信アンテナ間の受信信号の強度比からリレーアタックを判別する。
特許文献1の技術では、携帯機が、車載装置の複数の送信アンテナからの信号のいずれも受信できなければならない。よって、車載装置の複数の送信アンテナは、お互いの送信範囲の大半が重複するように備えられていなければならない。
特開2006−342545号公報
しかしながら、お互いの送信範囲の大半が重複するように複数の送信アンテナを車両に備えるには、一般的なスマートシステムにおける送信アンテナの配置とは異なる配置に変更する必要がある。送信アンテナの配置を変更する場合には、車両の外観上許容されるように配置するといった条件を満たす必要があるので、この条件を満たすための手間や費用が生じるといった問題点がある。
また、車両の異なる位置に備えられた各送信アンテナの送信範囲の大半がお互いに重複するようにするためには、送信アンテナのアンテナ出力を大幅に上げる必要があり、車両側での消費電力が増加する問題点もある。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、車両側の送信アンテナの配置変更及び消費電力をより小さく抑えながらも、リレーアタックによる被害を防止することを可能にする車両システム、車載装置、及び携帯機を提供することにある。
本発明の車両システムは、車両に搭載される車載装置(10)と、ユーザに携帯される携帯機(20)とを含み、車載装置と携帯機との間での、信号を電波に乗せて送受信する無線通信を用いた照合の結果に応じて車両の制御を行う車両システム(100)であって、車載装置は、車両に配置された車両側送信アンテナ(31、32)から、後に続けて送信させる第2信号の信号強度についての情報である信号強度情報を特定できる第1信号を送信させるのに続いて、信号強度情報に従った信号強度となるように第2信号を送信させる車両側送信処理部(141、143)を備え、携帯機は、車両側送信アンテナから送信された信号を受信する携帯機側受信アンテナ(21、23)と、第1信号の後に続いて携帯機側受信アンテナで受信した信号の信号強度を測定する信号強度測定部(268)と、携帯機側受信アンテナで受信した第1信号から特定できる第2信号の信号強度についての信号強度情報と、信号強度測定部で実際に測定した信号強度とをもとに、照合のための車載装置への返信を行うか否かを判定する返信判定部(271)とを備えることを特徴としている。
車載装置から携帯機まで無線通信で直接に信号を受信する場合の携帯機での信号強度に、リレーアタックで用いる中継器を介して携帯機で信号を受信する場合の携帯機での信号強度を合わせることは困難である。
本発明の車両システムでは、第2信号の送信に先行して車載装置から携帯機に送信される第1信号が、第2信号の信号強度についての信号強度情報を特定できる信号となっている。そして、携帯機側受信アンテナで受信した第1信号から特定できる、第2信号の信号強度についての信号強度情報と、信号強度測定部で実際に測定した信号強度とをもとに、照合のための車載装置への返信を行うか否かを判定する。
よって、実際に測定した信号強度から定まる信号強度若しくはこの信号強度から求められる値が、特定した信号強度情報から求められる第2信号の信号強度についての値と一致するか否かによって、リレーアタック時には、携帯機からの返信を行わないように返信判定部で判定することが可能になる。従って、リレーアタックを防止することが可能になる。
また、本発明の車両システムは、異なる車両側送信アンテナから送信された各信号の強度比を必要とするものではないので、車両の異なる位置に複数の車両側送信アンテナを備える場合でも、各車両側送信アンテナの送信範囲の大半がお互いに重複するようにする必要がない。従って、一般的なスマートシステムにおける車両側の送信アンテナの配置とは異なる配置にする必要も、車両側の送信アンテナのアンテナ出力を大幅に上げる必要も生じない。
その結果、車両側の送信アンテナの配置変更及び消費電力をより小さく抑えながらも、リレーアタックによる被害を防止することが可能になる。
また、本発明の車載装置及び携帯機は、先に述べた車両システムに用いられるものであるので、車両側の送信アンテナの配置変更及び消費電力をより小さく抑えながらも、リレーアタックによる被害を防止することが可能になる。
電子キーシステム100の概略的な構成の一例を示すブロック図である。 車側制御部14の概略的な構成の一例を示すブロック図である。 電子キー20の概略的な構成の一例を示すブロック図である。 キー側制御部26の概略的な構成の一例を示すブロック図である。 電子キーシステム100でのスマート機能に関連する処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 強度特定領域及び相対的強度特定領域について説明を行うための模式図である。 ホッピングパターン特定領域について説明を行うための模式図である。 電子キーシステム100において送信される信号の送信タイミングの概要について説明するための図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。図1は、電子キーシステム100の概略的な構成の一例を示す図である。図1に示す電子キーシステム100は、車両に搭載されるボディコントロールモジュール(以下、BCM)10と、ユーザに携帯される電子キー20とを含む。BCM10が請求項の車載装置に相当し、電子キー20が請求項の携帯機に相当し、電子キーシステム100が請求項の車両システムに相当する。電子キーシステム100は、一般的なスマートシステムと同様に、スマート機能を有している。
スマート機能は、BCM10と電子キー20との間で無線通信によってコード照合を行い、照合が成立した場合に、車両のドアの施錠制御及び解錠制御や始動許可を行う機能を指している。
BCM10は、図1に示すように、LF送信部11、RF送信部12、RF受信部13及び車側制御部14を備えている。
LF送信部11には、LF帯の電波で信号を送信するための送信アンテナとしてのLFアンテナ31が接続されている。図1では、便宜上、LFアンテナ31を1つだけ示しているが、サイドドア近傍やトランク内などに複数配置される構成としてもよい。LFアンテナ31が請求項の車両側送信アンテナに相当する。
LF送信部11は、車側制御部14から入力される信号をLF帯の電波にのせてLFアンテナ31から送出させる。一例として、125kHz帯の電波にのせて信号を送出させる構成とすればよい。
RF送信部12及びRF受信部13には、UHF帯の電波で信号を送受信するための送受信アンテナとしてRFアンテナ32が接続されている。RF送信部12は、車側制御部14から入力される信号をUHF帯の電波にのせてRFアンテナ32から送出させる。一例として、315MHz帯の電波にのせて信号を送出させる構成とすればよい。
RF受信部13は、車側制御部14によって受信周波数が決定され、RFアンテナ32によって受信された信号に対する増幅、復調等の処理を行う。RFアンテナ32も請求項の車両側受信アンテナに相当し、RF受信部13が請求項の車両側受信部に相当する。
車側制御部14は、CPU、ROM、RAM、バックアップRAM、I/O等(いずれも図示せず)よりなるマイクロコンピュータを主体として構成され、ROMに記憶された各種の制御プログラムを実行することで各種の処理を実行するものである。車側制御部14には、LF送信部11、RF送信部12、RF受信部13、ドアスイッチ33、ドア開閉検出部34、ドア施錠検出部35、及びドア施解錠部36が接続されている。
図2に示すように、車側制御部14は、機能ブロックとして、車側第1送信処理部141、車側受信処理部142、車側第2送信処理部143、車側暗号化処理部144、車側信号強度特定部145、車側パターン特定部146、照合処理部147、及びスマート駆動指示部148を備えている。
ドアスイッチ33は、車両のドアを開閉するためのドアノブの近くに設けられたタッチスイッチや車両のトランクドアのドアノブ付近に設けられたタッチスイッチである。ユーザのドアスイッチ33に対する操作に応じた信号が車側制御部14へ出力されるようになっている。
ドア開閉検出部34は、車両のドアやトランクドアの開閉状態を検出するためのスイッチである。ドア開閉検出部34から車側制御部14へ、車両のドアやトランクドアの開閉状態を示す信号が出力されるようになっている。
ドア施錠検出部35は、車両のドアやトランクドアの施錠状態を検出するスイッチである。ドア施錠検出部35から車側制御部14へ、車両のドアやトランクドアの施錠状態を示す信号が出力されるようになっている。
ドア施解錠部36は、車両のドアやトランクドアの施解錠を行うためのアクチュエータを有し、各アクチュエータを駆動することにより車両のドアやトランクドアの施解錠を行う。
次に、図3を用いて電子キー20についての説明を行う。電子キー20はユーザに携帯されるものである。ここで言うところの「ユーザに携帯される」とは、ユーザが実際に携帯している場合に限られるものではなく、ユーザが携帯することが可能であるが実際には携帯していない場合も含んでいる。
図3に示すように、電子キー20は、LFアンテナ21、LF受信部22、RFアンテナ23、RF受信部24、RF送信部25、及びキー側制御部26を備えている。電子キー20は、他にも電池やスイッチやエマージェンシーキー等の一般的な電子キーが備える構成を備えているが、便宜上、本発明の説明に不要な構成については説明を省略する。
LF受信部22には、LF帯の電波で送信されてくる信号を受信するための受信アンテナとしてのLFアンテナ21が接続されている。LFアンテナ21は、例えば水平2方向及び垂直方向の3軸アンテナとすればよい。LFアンテナ21が請求項の携帯機側受信アンテナに相当する。LF受信部22は、LFアンテナ21によって受信された信号に対する増幅、復調等の処理を行う。
RF受信部24及びRF送信部25には、UHF帯の電波での信号の送受信を行うための送受信アンテナとしてRFアンテナ23が接続されている。RFアンテナ23も請求項の携帯機側送信アンテナに相当する。RF受信部24は、RFアンテナ23によって受信された信号に対する増幅、復調等の処理を行う。RF送信部25は、キー側制御部26から入力される信号をUHF帯の電波にのせてRFアンテナ23から送出させる。
キー側制御部26は、CPU、ROM、RAM、バックアップRAM、I/O等(いずれも図示せず)よりなるマイクロコンピュータを主体として構成され、ROMに記憶された各種の制御プログラムを実行することで各種の処理を実行するものである。キー側制御部26には、LF受信部22、RF受信部24、RF送信部25が接続されている。
図4に示すように、キー側制御部26は、機能ブロックとして、キー側第1受信処理部261、キー側送信処理部262、キー側第2受信処理部263、キー側暗号化処理部264、キー側信号強度特定部265、相対的強度特定部266、キー側パターン特定部267、信号強度測定部268、相対的強度算出部269、一致判定部270、及び返信判定部271を備えている。
ここで、図5のシーケンス図を用いて、電子キーシステム100でのスマート機能に関連する処理の流れの一例について説明を行う。一例として、図5の処理は、ユーザが車両ドア付近のドアスイッチ33を操作して、ドアスイッチ33からユーザ操作に応じた信号がBCM10に入力されたときに開始される構成とすればよい。
本実施形態では、自車から後述のChallenge信号の送信に続いて、2回のBurst信号の送信が行われるものとして以降の説明を行う。なお、自車から送信される1回目のBurst信号をBurstA、2回目のBurst信号をBurstBとする。
t1では、BCM10の車側第1送信処理部141が、LF送信部11及びLFアンテナ31を介して、Wake信号をLF帯の電波にのせて送信(つまり、Wake送信)させ、t2に移る。Wake信号は、スリープ状態にある電子キー20をウェークアップ状態に移行させるための信号である。
t2では、電子キー20のキー側第1受信処理部261が、LFアンテナ21及びLF受信部22を介して、Wake信号を受信し、t3に移る。t3では、電子キー20のキー側送信処理部262が、RF送信部25及びRFアンテナ23を介して、電子キー20がウェークアップ状態に移行したことを通知するAck(Acknowledgement)を、UHF帯の電波にのせて送信(つまり、Ack送信)させ、t4に移る。
t4では、BCM10の車側受信処理部142が、RFアンテナ32及びRF受信部13を介して、Ackを受信し、t5に移る。t5では、BCM10の車側第2送信処理部143が、RF送信部12及びRFアンテナ32を介して、Challenge信号をUHF帯の電波にのせて送信(つまり、Challenge送信)させ、t6に移る。Challenge信号は、乱数からなるコードの信号である。
t6では、電子キー20のキー側第2受信処理部263が、RFアンテナ23及びRF受信部24を介して、Challenge信号を受信し、t7に移る。t7では、電子キー20のキー側暗号化処理部264が、t6で受信したChallenge信号に基づき、BCM10と電子キー20との間で共通の秘密鍵及び暗号化アルゴリズムを用いて暗号化を行い、t8に移る。キー側暗号化処理部264が請求項の携帯機側暗号化処理部に相当する。暗号化アルゴリズムとしては、例えばAES(Advanced Encryption Standard)方式を用いる構成とすればよい。
本実施形態では、32bitsのChallenge信号のコードを4倍した128bitsのデータと、128bitsの秘密鍵(つまり、Key Code)とから、AES方式を用いて128bitsの暗号化コードを生成する場合を例に挙げて以降の説明を行う。AES方式を用いて生成した暗号化コードは、0と1との2値で表される。
なお、本実施形態では、暗号化アルゴリズムとしてAES方式を用いる場合を例に挙げるが、暗号化コードが0と1とで表される暗号化アルゴリズムであれば、他の暗号化アルゴリズムを用いる構成としてもよい。
t8では、キー側信号強度特定部265が、図6に示すように、t7で暗号化した暗号化コードの、信号強度特定用の所定領域(以下、強度特定領域)の配列から、Challenge信号に続いて自車から送信されてくるBurst信号の電界強度(つまり、信号強度)を特定する。強度特定領域は、暗号化コードの上位2bit目から5bit目までなど、予めキー側制御部26において規定されているものとする。先にも説明したように、2回送信されてくるBurst信号のうちの先に送信されてくる方がBurstA、後に送信されてくる方がBurstBである。キー側信号強度特定部265では、例えばBurstAの電界強度を特定する。
例えば、暗号化コードの強度特定領域の配列が「0100」の場合は、BurstAの電界強度をXdBmとし、「0001」の場合はBurstAの電界強度をYdBmにするなど、強度特定領域の配列に応じて、BurstAの電界強度を特定する。一例として、予め対応付けられた、コードの配列とBurstAの電界強度との対応関係を参照して、キー側信号強度特定部265がBurstAの電界強度を特定する構成とすればよい。
また、t8では、相対的強度特定部266が、図6に示すように、t7で暗号化した暗号化コードの、相対的強度特定用の所定領域(以下、相対的強度特定領域)の配列から、Challenge信号に続いて車両側から複数回送信されてくるバースト信号同士の電界強度差を特定する。
相対的強度特定領域は、暗号化コードの上位20bit目から23bit目までなど、予めキー側制御部26において規定されているものとする。この相対的強度特定領域が請求項の第1の所定領域に相当する。
なお、本実施形態では、電界強度差を用いる構成を示すが、必ずしもこれに限らない。例えば、電界強度比を用いる構成としてもよい。
相対的強度特定部266では、例えばBurstAとBurstBとの電界強度差を特定する。例えば、暗号化コードの強度特定領域の配列が「0100」の場合は、BurstAとBurstBとの電界強度差をZdBmとし、「0001」の場合はBurstAとBurstBとの電界強度差をWdBmにするなど、相対的強度特定領域の配列に応じて、BurstAとBurstBとの電界強度差を特定する。一例として、予め対応付けられた、コードの配列と電界強度差との対応関係を参照して、相対的強度特定部266がBurstAとBurstBとの電界強度差を特定する構成とすればよい。
なお、Burst信号の電界強度及び複数回送信されるBurst信号同士の電界強度差が請求項の信号強度情報に相当する。また、Challenge信号のコードを暗号化した暗号化コードの所定領域の配列からBurst信号の電界強度や複数回送信されるBurst信号同士の電界強度差を特定できるので、Challenge信号が請求項の第1信号に相当し、車側第2送信処理部143が請求項の車両側送信処理部に相当する。Burst信号は請求項の第2信号に相当する。
本実施形態では、相対的強度特定部266が、相対的強度特定領域の配列に応じて、BurstAとBurstBとの電界強度差を特定する構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、キー側信号強度特定部265でBurstAだけでなく、BurstBについての電界強度も特定し、特定したこれらの電界強度の差をBurstAとBurstBとの電界強度差として相対的強度特定部266が特定する構成としてもよい。この場合には、BurstAだけでなく、BurstBについての強度特定領域も電子キーシステム100において規定し、キー側信号強度特定部265が、BurstBについての強度特定領域の配列に応じて、BurstBの電界強度を特定する構成とすればよい。
t9では、キー側パターン特定部267が、図7に示すように、t7で暗号化した暗号化コードの、周波数ホッピングパターン特定用の所定領域(以下、ホッピングパターン特定領域)の配列から、周波数ホッピングパターンを特定する。周波数ホッピングパターンが請求項の周波数ホッピングパターン情報に相当し、キー側パターン特定部267が請求項の携帯機側パターン特定部に相当する。周波数ホッピングパターンとは、周波数ホッピング方式における周波数の切り替えパターンを指している。周波数ホッピング方式は、100msecなどの極めて短い時間ごとに信号を送信する周波数を変更する方式である。
ホッピングパターン特定領域は、暗号化コードの上位10bit目から22bit目までなど、予めキー側制御部26において規定されているものとする。このホッピングパターン特定領域が請求項の第2の所定領域に相当する。また、例えば配列「00」は周波数Ch1、配列「01」は周波数Ch2、配列「10」は周波数Ch3、配列「11」は周波数Ch4など、配列と周波数の種類との対応関係が予めキー側制御部26において規定されているものとする。
例えば、暗号化コードのホッピングパターン特定領域の配列が「010010011000」の場合、キー側パターン特定部267は、送信周波数ホッピングパターンをCh2、Ch1、Ch3、Ch2、Ch3、Ch1と特定する。なお、切り替える周波数の種類は、上述した4種類に限らず、配列と周波数の種類との対応関係を変えることによって、他の複数種類としてもよい。
キー側パターン特定部267は、Challenge信号に応答するResponse信号を電子キー20から送信する場合に、このResponse信号に続いて複数回送信するBurst信号の送信周波数ホッピングパターンを特定する。Response信号の送信からBurst信号の送信までの時間間隔や周波数の切り替えの時間間隔は、予めキー側制御部26において規定されているものとする。
続いて、電子キー20で行われるt6〜t9の処理と並行してBCM10で行われるt10〜t13の処理について説明を行う。
t10では、BCM10の車側暗号化処理部144が、t5で送信したChallenge信号に基づき、BCM10と電子キー20との間で共通の秘密鍵及び暗号化アルゴリズムを用いて暗号化を行い、t11に移る。車側暗号化処理部144が請求項の車両側暗号化処理部に相当する。
t11では、信号強度特定関連処理を行う。信号強度特定関連処理では、車側信号強度特定部145が、t10で暗号化した暗号化コードの強度特定領域の配列から、Challenge信号に続いて自車から送信するBurstAの電界強度、つまり、電子キー20での受信時の電界強度を特定する。ここで言うところの強度特定領域は、t7で暗号化した暗号化コードの強度特定領域と同じ領域である。つまり、強度特定領域は、予めキー側制御部26と車側制御部14とにおいて同じ領域が規定されている。
車側信号強度特定部145は、t8でのキー側信号強度特定部265と同様にして、BurstAの電界強度を特定する構成とすればよい。t10で暗号化した暗号化コードと、t7で暗号化した暗号化コードとは、同じChallenge信号のコード、秘密鍵、及び暗号化アルゴリズムを用いて生成した暗号化コードなので、暗号化コードは両者で同じものとなる。よって、車側信号強度特定部145で特定されるBurstAの電界強度と、キー側信号強度特定部265で特定されるBurstAの電界強度とは同じ値になる。
また、信号強度特定関連処理では、車側信号強度特定部145が、t10で暗号化した暗号化コードの相対的強度特定領域の配列から、Challenge信号に続いて自車から送信するBurstBの電界強度、つまり、電子キー20での受信時の電界強度を特定する。ここで言うところの相対的強度特定領域は、t7で暗号化した暗号化コードの相対的強度特定領域と同じ領域である。つまり、相対的強度特定領域も、予めキー側制御部26と車側制御部14とにおいて同じ領域が規定されている。
車側信号強度特定部145は、t8での相対的強度特定部266と同様にして、BurstAとBurstBとの電界強度差を特定し、この電界強度差と自らが特定したBurstAの電界強度とからBurstBの電界強度を特定する構成とすればよい。
t12では、車側パターン特定部146が、t9でのキー側パターン特定部267と同様にして、t10で暗号化した暗号化コードのホッピングパターン特定領域の配列から、周波数ホッピングパターンを特定する構成とすればよい。車側パターン特定部146が請求項の車両側パターン特定部に相当する。ここで言うところのホッピングパターン特定領域は、t7で暗号化した暗号化コードのホッピングパターン特定領域と同じ領域である。つまり、ホッピングパターン特定領域も、予めキー側制御部26と車側制御部14とにおいて同じ領域が規定されている。
車側パターン特定部146で特定する周波数ホッピングパターンは、キー側パターン特定部267で特定する周波数ホッピングパターンと同一ではあるが、受信周波数ホッピングパターンに該当することになる。
t13では、車側第1送信処理部141が、車側信号強度特定部145で特定した電界強度となるように、LF送信部11及びLFアンテナ31を介して、BurstA、BurstBの順にBurst信号を、LF帯の電波にのせて送信させ、t14に移る。この車側第1送信処理部141も請求項の車両側送信処理部に相当する。
一例としては、LF帯の電波を用いた無線通信の通信可能距離を、自車と電子キー20とのLF帯の電波を用いた無線通信が行われる距離と仮定する。そして、この通信可能距離での減衰分を車側信号強度特定部145で特定した電界強度に加えた値を送信出力とし、Burst信号を送信させることで、車側信号強度特定部145で特定した電界強度となるようにすればよい。
なお、前述した強度特定領域のbit数は、キー側制御部26と車側制御部14とにおいて強度特定領域が同じでありさえすれば、任意に設定可能である。よって、Burst信号の電界強度の値のバリエーションを増やしたい場合には、より強度特定領域のbit数を増やすことで対応すればよい。
t14では、キー側第1受信処理部261が、LFアンテナ21及びLF受信部22を介して、Burst信号を受信し、t15に移る。本実施形態の例では、BurstA、BurstBの順にBurst信号を受信する。
t15では、信号強度関連算出処理を行って、t16に移る。信号強度関連算出処理では、電子キー20の信号強度測定部268が、t14で受信したBurstA、BurstBの電界強度(つまり、RSSI)を測定する。電界強度の測定は、公知のRSSI回路を用いて行う構成とすればよい。
また、信号強度関連算出処理では、相対的強度算出部269が、信号強度測定部268で測定したBurstAの電界強度とBurstBの電界強度との差を算出することで、BurstAとBurstBとの電界強度差を算出する。
t16では、一致判定部270が、t15での相対的強度算出部269で算出したBurstAとBurstBとの電界強度差と、t8での相対的強度特定部266で特定したBurstAとBurstBとの電界強度差とが一致するか否かを判定する。
一例としては、電界強度差の値のずれが所定値以内であれば一致すると判定する構成とすればよい。ここで言うところの所定値とは誤差程度の値であって、任意に設定可能な値である。そして、一致すると判定した場合(t16でYES)には、返信判定部271がResponseの返信を行うと判定し、t17に移る。一方、一致しないと判定した場合(t16でNO)には、返信判定部271がResponseの返信を行わないと判定し、処理を終了する。
なお、本実施形態では、BurstAとBurstBとの電界強度差が一致するか否かを判定する構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、BurstAの電界強度も一致するか否かを判定する構成としてもよい。他にも、電界強度差が一致するか否かの判定を行わず、電界強度が一致するか否かの判定を行う構成としてもよい。この場合、電界強度差の特定や算出に用いる構成は省略すればよい。
t17では、t7でのキー側暗号化処理部264でChallenge信号に基づき暗号化した暗号化コードをResponse信号とする。そして、キー側送信処理部262が、RF送信部25及びRFアンテナ23を介して、このResponse信号をUHF帯の電波にのせて送信させ(つまり、Response送信)、t18に移る。t18では、BCM10の車側受信処理部142が、RFアンテナ32及びRF受信部13を介して、Response信号を受信し、t19に移る。
t19では、キー側送信処理部262が、t9でのキー側パターン特定部267で特定した送信周波数ホッピングパターンに従って、送信周波数を切り替えながら、RF送信部25及びRFアンテナ23を介して複数回のBurst信号の送信を行わせる。そして、t20に移る。なお、キー側送信処理部262が送信させる上述のBurst信号が、請求項の第3信号に相当し、キー側送信処理部262が請求項の携帯機側送信処理部に相当する。
t20では、車側受信処理部142が、t12での車側パターン特定部146で特定した受信周波数ホッピングパターンに従って、RF受信部13の受信周波数を切り替えながら、RFアンテナ32及びRF受信部13を介して複数回のBurst信号の受信を行う。そして、t21に移る。よって、車側受信処理部142が請求項の周波数切り替え部に相当する。
Response信号の受信からBurst信号の受信までの時間間隔や周波数の切り替えの時間間隔は、キー側制御部26でのResponse信号の送信からBurst信号の送信までの時間間隔や周波数の切り替えの時間間隔と同様の値が予め車側制御部14において規定されているものとする。これにより、車側パターン特定部146で特定した受信周波数ホッピングパターンに従ってRF受信部13の受信周波数を切り替えれば、電子キー20からの複数回のBurst信号の受信をできるようになっている。
t21では、BCM10の照合処理部147が照合処理を行って、t22に移る。照合処理では、t10での車側暗号化処理部144でChallenge信号に基づき暗号化した暗号化コードと、t18で受信したResponse信号としての暗号化コードとが一致するか否かを判定する。また、t20において車側受信処理部142で複数回のBurst信号を受信できたか否かを判定する。
照合処理において、暗号化コードが一致すると判定し、且つ、複数回のBurst信号を受信できたと判定した場合に、照合成立とする。一方、いずれか一方でも条件を満たさない場合には照合不成立とする。
そして、t22では、照合が成立した場合(t22でYES)には、ステップt23に移る。一方、照合が成立しなかった場合(t22でNO)には、処理終了する。
t23では、スマート駆動指示部148がスマート駆動を行わせて、フローを終了する。一例としては、ドアスイッチ33に対する操作に応じた信号が車側制御部14に入力されてから一定時間内である場合には、ドア施解錠部36に対してドアの解錠を指示する。ドア施解錠部36は、このドアの解錠の指示に応じて車両のドアの施錠を行うためのアクチュエータを駆動し、車両のドアの施錠を行う。なお、車両のドアの解錠だけでなく、車両のエンジン等の始動許可等を行う構成としてもよい。
ここで、電子キーシステム100において送信される信号の送信タイミングの概要について図8を用いて説明を行う。図8の例では、電子キー20から送信するBurst信号C、D、E、F、G、Hの送信周波数ホッピングパターンはCh2、Ch1、Ch3、Ch2、Ch3、Ch1であるものとする。また、ここでは、LF帯の電波にのせた無線通信をLF通信、UHF帯の電波にのせた無線通信をRF通信と呼ぶ。
図8に示すように、まず、BCM10からLF通信でWake信号が電子キー20に送信されると、電子キー20からBCM10へRF通信によってAckが送信される。なお、電子キー20からのAckの送信は行わない構成としてもよい。
電子キー20からBCM10へAckが送信された後、BCM10からRF通信でChallenge信号が電子キー20に送信される。BCM10からChallenge信号が電子キー20に送信された後、Challenge信号をもとにBCM10で特定した電界強度や電界強度差となるように、BurstA、BurstBの順にBurst信号がLF通信によって電子キー20に送信される。
BurstA、BurstBを受信した電子キー20では、BurstA、BurstBの電界強度を測定するとともに、測定結果からBurstAとBurstBとの電界強度差を算出する。電子キー20では、実測した結果から算出したBurstAとBurstBとの電界強度差と、Challenge信号をもとに特定したBurstAとBurstBとの電界強度差とが一致するか否かを判定する。そして、一致すると判定した場合に、電子キー20からRF通信でResponse信号をBCM10に送信する。
そして、Response信号の送信に続いて、電子キー20は、Challenge信号をもとに特定した送信周波数ホッピングパターンに従ってBurst信号をRF通信でBCM10に順次送信する(図8のC〜H参照)。なお、BCM10は、Challenge信号をもとに特定した受信周波数ホッピングパターンに従って受信周波数を切り替えることで、順次送信されてくるBurst信号を受信する。
本実施形態の構成によれば、BCM10から電子キー20にChallenge信号を送信すれば、このChallenge信号をもとに、BCM10から電子キー20に送信するBurst信号の電界強度や電界強度差をBCM10と電子キー20との両方でそれぞれ特定できる。そして、BCM10から電子キー20が受信した実際のBurst信号の電界強度や電界強度差が、特定したものと一致するか否かによって、リレーアタックの有無を判定できる。
これは、リレーアタックが行われると、中継器を介して信号の送信が行われるため、中継器を介さない場合に比べ、BCM10から電子キー20が受信するBurst信号の電界強度や電界強度差が異なった値になってしまうことによる。
本実施形態の構成によれば、BCM10から電子キー20が受信した実際のBurst信号の電界強度や電界強度差が、Challenge信号をもとに特定したものと一致しない場合には、電子キー20からのResponse信号を返信しない。よって、リレーアタックが行われている場合には、電子キー20からのResponse信号が返信されず、リレーアタックによって自車が不正利用されることを防止することが可能になる。
また、本実施形態の構成によれば、電界強度差を用いることで、減衰の影響による実際の測定値と、Challenge信号をもとに特定した値とのずれの影響を抑え、一致判定部270での判定の精度をより高くすることが可能になる。
さらに、本実施形態の構成によれば、Challenge信号をもとに、電子キー20からBCM10に送信するBurst信号の周波数ホッピングパターンをBCM10と電子キー20との両方でそれぞれ特定できる。そして、特定した周波数ホッピングパターンに従って送受信を行うことで、中継器を介しては上述のBurst信号の送受信を行うことができないようにすることが可能になる。よって、この点でも、リレーアタックによって自車が不正利用されることを防止することが可能になる。
なお、本実施形態では、自車からのChallenge信号の送信を、UHF帯の電波にのせて行う構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、LF帯の電波にのせて行う構成としてもよい。ただし、Wake信号とChallenge信号との送信に用いる周波数帯を異ならせることによって、不審者による信号の傍受が行われにくくなるので、Challenge信号の送信をUHF帯の電波にのせて行う構成とすることがより好ましい。
この場合には、BCM10側では、同一のLFアンテナ31からWake信号とChallenge信号とを送信することになる。また、電子キー20側では、同一のLFアンテナ21でWake信号とChallenge信号とを受信することになる。
また、本実施形態では、電子キー20からBCM10にBurst信号を送信する場合の送信周波数、受信周波数を、Challenge信号をもとに特定した周波数ホッピングパターンに従ってBCM10と電子キー20とで切り替える構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、周波数ホッピングパターンに従って送信周波数を切り替えたBurst信号の送信を行わない構成としてもよい。この場合には、周波数ホッピングパターンに関する構成を省略すればよい。
なお、本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
10 BCM(車載装置)、20 電子キー(携帯機)、21 LFアンテナ(携帯機側受信アンテナ)31 LFアンテナ(車両側送信アンテナ)、100 電子キーシステム(車両システム)、141 車側第1送信処理部(車両側送信処理部)、268 信号強度測定部、271 返信判定部

Claims (7)

  1. 車両に搭載される車載装置(10)と、
    ユーザに携帯される携帯機(20)を含み、
    前記車載装置と前記携帯機との間での、信号を電波に乗せて送受信する無線通信を用いた照合の結果に応じて車両の制御を行う車両システム(100)であって、
    前記車載装置は、
    前記車両に配置された車両側送信アンテナ(31、32)から、後に続けて送信させる第2信号の信号強度についての情報である信号強度情報を特定できる第1信号を送信させるのに続いて、前記信号強度情報に従った信号強度となるように前記第2信号を送信させる車両側送信処理部(141、143)を備え、
    前記携帯機は、
    前記車両側送信アンテナから送信された信号を受信する携帯機側受信アンテナ(21、23)と、
    前記第1信号の後に続いて前記携帯機側受信アンテナで受信した信号の信号強度を測定する信号強度測定部(268)と、
    前記携帯機側受信アンテナで受信した前記第1信号から特定できる前記第2信号の信号強度についての前記信号強度情報と、前記信号強度測定部で実際に測定した信号強度とをもとに、前記照合のための前記車載装置への返信を行うか否かを判定する返信判定部(271)とを備えることを特徴とする車両システム。
  2. 請求項1において、
    前記車両側送信処理部は、前記車両側送信アンテナから、後に続けて複数回送信させる第2信号の信号強度についての前記信号強度情報を特定できる前記第1信号を送信させるのに続いて、前記信号強度情報に従った信号強度となるように前記第2信号を複数回送信させるものであり、
    前記信号強度情報は、複数回送信させる前記第2信号同士の信号強度の差及び比の少なくともいずれかである相対的強度の情報を含み、
    前記携帯機は、
    前記携帯機側受信アンテナで受信した前記第1信号から、前記第1信号よりも後に複数回送信されてくる前記第2信号同士の前記相対的強度を特定する相対的強度特定部(266)と、
    前記信号強度測定部で測定した複数回の信号についての信号強度の測定結果から、この複数回の信号同士の前記相対的強度を算出する相対的強度算出部(269)と、
    前記相対的強度特定部で特定した、複数回送信されてくる前記第2信号同士の相対的強度と、前記相対的強度算出部で算出した相対的強度とが一致するか否かを判定する一致判定部(270)とを備え、
    前記返信判定部は、前記一致判定部で一致すると判定した場合には、前記照合のための前記車載装置への返信を行うと判定し、一致しないと判定した場合には、その返信を行わないと判定することを特徴とする車両システム。
  3. 請求項2において、
    前記第1信号は、前記照合のためのコードの信号であって、
    前記携帯機は、
    前記第1信号のコードを、秘密鍵を用いて暗号化する携帯機側暗号化処理部(264)を備え、
    前記相対的強度特定部は、前記携帯機側暗号化処理部で前記第1信号のコードを暗号化したコードの第1の所定領域の配列から、前記相対的強度を特定することを特徴とする車両システム。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において、
    前記車両側送信処理部は、前記携帯機から周波数ホッピング方式で複数回送信させる第3信号の送信周波数の切り替えパターンである周波数ホッピングパターン情報も特定できる前記第1信号を前記車両側送信アンテナから送信させ、
    前記携帯機は、
    前記照合のための前記車載装置への返信を行うと前記返信判定部で判定した場合に、前記携帯機側受信アンテナで受信した前記第1信号から特定できる前記周波数ホッピングパターン情報に従って送信周波数を切り替えて、前記携帯機の携帯機側送信アンテナ(23)から前記第3信号を送信させる携帯機側送信処理部(262)を備え、
    前記車載装置は、
    前記車両に配置された車両側受信アンテナ(32)を介して信号を受信する車両側受信部(13)と、
    前記車両側送信処理部で送信させた前記第1信号から特定できる前記周波数ホッピングパターン情報に従って、前記車両側受信部での受信周波数の切り替えを行う周波数切り替え部(142)を備えることを特徴とする車両システム。
  5. 請求項4において、
    前記第1信号は、前記照合のためのコードの信号であって、
    前記携帯機は、
    前記第1信号のコードを、前記車載装置と前記携帯機との間で共通の秘密鍵を用いて暗号化する携帯機側暗号化処理部(264)と、
    前記携帯機側暗号化処理部で前記第1信号のコードを暗号化したコードの第2の所定領域の配列から、前記周波数ホッピングパターン情報を特定する携帯機側パターン特定部(267)を備えるものであり、
    前記携帯機側送信処理部は、前記携帯機側パターン特定部で特定した前記周波数ホッピングパターン情報に従って送信周波数を切り替えて、前記携帯機の携帯機側送信アンテナから前記第3信号を送信させ、
    前記車載装置は、
    前記第1信号のコードを、前記車載装置と前記携帯機との間で共通の秘密鍵を用いて暗号化する車両側暗号化処理部(144)と、
    前記車両側暗号化処理部で前記第1信号のコードを暗号化したコードの前記第2の所定領域の配列から、前記周波数ホッピングパターン情報を特定する車両側パターン特定部(146)を備え、
    前記周波数切り替え部は、前記車両側パターン特定部で特定した前記周波数ホッピングパターン情報に従って前記車両側受信部での受信周波数を切り替えることを特徴とする車両システム。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両システム(100)で用いられることを特徴とする車載装置。
  7. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両システム(100)で用いられることを特徴とする携帯機。
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