JP2015089688A - 電車線工事用接地金具 - Google Patents

電車線工事用接地金具 Download PDF

Info

Publication number
JP2015089688A
JP2015089688A JP2013229024A JP2013229024A JP2015089688A JP 2015089688 A JP2015089688 A JP 2015089688A JP 2013229024 A JP2013229024 A JP 2013229024A JP 2013229024 A JP2013229024 A JP 2013229024A JP 2015089688 A JP2015089688 A JP 2015089688A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rail
grounding
metal fitting
piece
tightening bolt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013229024A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6310675B2 (ja
Inventor
達哉 砂▲崎▼
Tatsuya Sunazaki
達哉 砂▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SUNAZAKI SEISAKUSHO KK
Original Assignee
SUNAZAKI SEISAKUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SUNAZAKI SEISAKUSHO KK filed Critical SUNAZAKI SEISAKUSHO KK
Priority to JP2013229024A priority Critical patent/JP6310675B2/ja
Publication of JP2015089688A publication Critical patent/JP2015089688A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6310675B2 publication Critical patent/JP6310675B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electric Cable Installation (AREA)
  • Machines For Laying And Maintaining Railways (AREA)

Abstract

【課題】電車線停電工事用接地金具のレールへの取付けに際してブラスト除去を不要か簡単にすることができ且つレールの下部フランジの上面の種々の傾斜に適合して締付けることができるようにすること。
【解決手段】レールRの下部フランジFLの一半部に下面FLLに係合する下片20とレールRの下部フランジFLの上面FLUに締め付けるべき締付けボルト62がねじ係合する上片40とを含むコ字形接地金具本体10Bから成り、この接地金具本体10Bの下片20は、その下面が先端に向けて薄肉となるように傾斜するテーパの形態を有し、締付けボルト62の締付け端に遊動自在な拡大頭部62Hを有する。支援付けボルト62の拡大頭部62Hは、レールRの下部フランジFLの上面FLUの種々の傾斜に適合するように遊動して下部フランジの上面に面接触して締め付けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、トロリー線とも称される電車線を停電状態で工事する際に、作業を安全に行うために、電車線をレールに電気的に接続して接地するための接地金具の改良に関するものである。
電車線を停電状態で安全に工事する際に、電車線をレールに接地するために、電車線に引っ掛けるフック金具を上端に有し、このフック金具に接続されて下端まで延びるリード線を含む絶縁操作棒が用いられている(特許文献1及び2参照)。
電車線を工事する際には、電車線の停電後、リード線を適宜の手段でレールに接地し、その後、操作絶縁棒によってフック金具を電車線に引っ掛けて電車線をレールに接地している。
リード線をレールに接地するために接地金具が用いられるが、この接地金具の一例が特許文献2に開示されている。特許文献2に開示されている接地金具(以下第1の接地金具と称する)4は、図示しないレールの下を通してレールの下部フランジを抱え込むことができるようにU字形部材の両側片が内側(ウエブ側)に折り曲げられた形態のレールクランプ4aから成っており、このレールクランプ4aは、その一方の側片にねじ込まれた締付けボルトをレールの相応する下部フランジの上面に締め付けてレールの下部フランジに固定される(特許文献2の段落番号0011参照)。
しかし、この構造の接地金具は、レールクランプ4aをレールの下部フランジの下方に配置するためにレールの下方にある砕石や砂利の如きバラスト又は軌道スラブ(以下単にバラストと称する)を除去しなければならないので、バラストの除去作業に長い時間を要し、列車が走らない夜間に通常行われる工事の作業時間を短縮することができないため、一夜に行うことができる工事区間が短くなり、工事の作業性が低い欠点があった。夜間の暗い作業現場でバラストを除去する作業は、多大な時間を要し、停電工事の準備作業を効率よく行うことができなかった。また、締付けボルトの下端は、小さな面積を有するにすぎないため、レールへの締め付けが外れやすい上に、電気的接触が不十分である虞があった。特に、レールの下部フランジの締付け面(上面)は、傾斜しており、締付けボルトの締め付けを確実に行うのに高度の熟練を必要としていた。
一方、レールの下部フランジの一側にのみ取り付けてレールの下方の砂利等を除去する部分を少なくした接地金具(以下第2の接地金具と称する)が実用化されている(非特許文献1参照)。この第2の接地金具は、非特許文献1の第2頁の写真に相応する図6から解るように、レールLの一方の下部フランジFの下面に配置される受け壁RWとこの受け壁RWに一体に形成され側面が開口している略逆U字形の押し壁PWとを含む金具本体Aから成り、この金具本体Aの押し壁PWと受け壁RW上に位置するレールの下部フランジFとの間に差し込んでハンマー等で叩き込まれる楔部材Bを備えている。
この第2の接地金具は、第1の接地金具に比べてレールの下方のブラストを除去する部分は少なくなるが、受け壁RWが入り込むのに充分な面積でブラストを除去する必要があるため、ブラスト除去作業に大きな時間がかかり、また、楔部材Bは、レールに線接触でレールに締め付けられるので(図6の符号C参照)、楔部材とレールとの接触面積が小さく、接地金具とレールとの電気的接続が不確実である上に、この線接触で押し壁PWの相応する部分に大きな応力が掛かってこの部分で押し壁PWが割れる虞があった。更に、ハンマーで叩く作業は、大きな騒音を発生し、寝静まった周囲の住宅地等に悪影響を与える虞がある。
上記のように、従来技術のいずれの接地金具も、ブラスト除去作業に多大の時間を要するため、短時間に長い区間の工事を行うことができないし、また接地金具のレールへの電気的接続を確実に行う作業も容易ではなかった。
特開2006−69448号公報 特開2009−274659号公報
日本電設工業株式会社ホームページ「接地器株金具(レール用)(NDK7101)
本発明が解決しようとする課題は、ブラスト除去作業を殆ど必要とすることなく、またレールの下部フランジの傾斜に拘わらずこの下部フランジに確実に接続することができる電車線停電工事用接地金具を提供することにある。
本発明の課題解決手段は、レールの下部フランジの一半部又は略一半部の下面に係合する下片と前記下片から一体に垂直に延びる側片と前記側片から前記レールのウエブに向けて延びる上片とを含む略コ字形接地金具本体から成り、前記接地金具本体に設けられ電車線に電気的に接続されるリード線を接続するリード線接続手段と前記接地金具本体の前記上片にねじ係合し前記レールの下部フランジの上面に締め付けるべき締付けボルトを含むレール接続手段を備え、前記接地金具本体の下片は、その下面が先端に向けて薄肉となるように傾斜するテーパの形態を有し、前記レール接続手段は、前記締付けボルトの締付け端に遊動自在な拡大頭部を有することを特徴とする電車線停電工事用接地金具を提供することにある。
前記接地金具本体の上片は、接続すべきレールの下部フランジの上面に沿って傾斜している形態とすることができる。このようにすると、レール接続手段の締付けボルトは、レールの下部フランジに僅かの遊動運動で容易に着座して締め付けることができる。
本発明の課題解決手段において、前記締付けボルトの拡大頭部は、前記締付けボルトの下端小径部に緩く嵌め込まれて前記締付けボルトの本体よりも大きな外径を有する押え部材と、前記締付けボルトの本体から下向きに延びる下端小径延長部から前記押え部材が抜けることがないように前記押え部材を前記下端小径延長部に遊動自在に保持する保持部材とから成っている形態とすることができる。
前記押え部材は、前記締付けボルトの本体と小径延長部との間の肩部に対向する鍔を有する環状体から成っており、また、前記保持部材は、前記押え部材の鍔を抜け止めする頭部を有する皿ビスとすることができる。この場合、前記押え部材の鍔と前記皿ビスの頭部との間には、前記締付けボルトの下端小径延長部に遊嵌し押え部材の内面に対して間隔をあけている外周面を有する座金が配置されているのが好ましい。
前記押え部材は、その鍔と前記締付けボルトの間の肩部との間隔によって締付けボルトの軸線方向(上下方向)に変位することができ、また前記座金の外周面との間隔によって前記締付けボルトの軸線方向に直交する方向(横方向)に変位することができ、更に押え部材は、締付けボルトの下端小径延長部に遊嵌しているので、締付けボルトの軸線を中心に回動することができ、従って、前記押え部材は、前記締付けボルトに対して上下方向、左右方向及び周方向に変位するように遊動することができる。
本発明によれば、上記のように、接地金具本体の下片は、その下面が先端に向けて薄肉となるように傾斜するテーパの形態を有するので、レールの下側のブラストを除去する必要がないか必要があってもブラストを僅かに除去するだけで、レールの下側に接地金具を差し込むことができ、従って、停電工事前の準備作業を短時間で行うことができる。また、接地金具本体をレールに接続する締付けボルトの下端小径部(締付け端)に遊動自在な拡大頭部を有するので、レールの種類に応じて異なる下部フランジの種々の傾斜に合わせてこの下部フランジに接地金具を面接触で確実に接続することができる。
締付けボルトの拡大頭部は、締付けボルトの本体から下方に延びる下端小径部に緩く嵌め込まれて締付けボルトの本体よりも大きな外径を有する押え部材と、締付けボルトの下端小径部から押え部材が抜けることがないように押え部材を下端小径部に遊動自在に保持する保持部材とから成っていると、遊動自在な拡大頭部は、簡単な機構で容易に組み立てることができる。
本発明の1つの実施の形態による電車線停電工事用接地金具の使用直前の状態の正面図である。 図1の接地金具の側面図である。 図1及び図2の接地金具のレール接続手段の一半部を断面にした拡大して示し、同図(A)は、レール接続手段の押え部材が未だレールの下部フランジに締め付けられていない状態の正面図、同図(B)は、レール接続手段の押え部材がレールの下部フランジに締め付けられた状態の正面図である。 図3のレール接続手段の分解斜視図である。 図3のレール接続手段に用いられている押え部材を示し、同図(A)は、その一半部を断面にした正面図、同図(B)は、下面図である。 非特許文献2の従来技術のレール接続手段の横断面図である。
(全体構成)
本発明の好ましい1つの実施の形態による電車線停電工事用接地金具10が図1に示されており、この接地金具10は、レールRの下部フランジFLの一半部の下面FLLに係合する下片(下壁又は受け壁)20とこの下片20から一体に垂直に延びる側片(側壁)30とこの側片30からレールRのウエブWに向かうように下片20にほぼ平行に延びる上片(上壁又は押し壁)40とを含む銅、真鍮の如き導電性金属製の略コ字形(横向きU字形)の接地金具本体10Bから成り、この接地金具本体10Bに設けられ電車線に電気的に接続するリード線を接続するリード線接続手段50と、接地金具本体10Bの上片40にねじ係合しレールRの下部フランジFLの上面FLUに締め付けるべき締付けボルト62を含むレール接続手段60を更に備えている。
(リード線接続手段50の構成)
リード線接続手段50は、この接地金具本体10Bの下片20と側片30とに跨ってその正面(図1の正面、図2の右側面に相応する面)に斜めに形成されたリード線受けへこみ23とこのへこみ23に嵌め込まれるリード線扁平端子70Tを接地金具本体10Bに締め付けて固定するステンレス製のねじ52から成っている。図示しないリード線は、特許文献1又は2に開示されている従来技術と同様に、図示しない操作絶縁棒の上端に設けられたフック金具に予め電気的に接続され、このフック金具がトロリー線に引っ掛けられてトロリー線に電気的に接続される。リード線扁平端子70Tは、リー線が差し込まれて圧着等で固定されるリード線固定部70を有する。
(接地金具本体10Bの構成)
接地金具本体10Bの下片20は、その下面が先端に向けて薄肉となるように上向きに傾斜するテーパ20Tの形態を有する。下片20の先端(レールの中央に向かう端部)20Eは、丸み20Rを有しており、下片20は、テーパ20Tと丸み20Rによって接地金具本体10Bの下片20がレールRの下方のブラストを除去しなくても又は僅かに除去するだけでレールの下方のブラスト内に容易に差し込むことができる。
図示の形態では、接地金具本体10Bの上片40は、接続すべきレールRの下部フランジFLの上面FLUの傾斜にほぼ沿って傾斜している。このようにすると、接地金具本体10Bの上片40がレールRの下部フランジFLの上面FLUの傾斜に正確に平行でなくても、レール接続手段60の締付けボルト62は、レールRの下部フランジFLの上面FLUに対して僅かの遊び運動で容易に着座して締め付けることができるので有利である。このようにすると、接地金具10は、在来線、新幹線等の異なる形態の種々のレールに適合することができる。
(レール接続手段60の構成)
レール接続手段60は、締付けボルト62の締付け端に遊動自在な拡大頭部62Hを有する(図3(A)参照)。締付けボルト62は、手で回動することができるように、上端に蝶形ハンドル62Kを有する。図示の形態では、この拡大頭部62Hは、締付けボルト62の本体62Bから下向きに延びる下端小径延長部(その下端が締め付け端となる)62Eに緩く嵌め込まれて締付けボルト62の本体62Bよりも大きな外径を有する押え部材64と、締付けボルト62の下端小径延長部62Eから押え部材64が抜けることがないように押え部材64を下端小径延長部62Eに遊動自在に保持する保持部材66とから成っている。
図示の形態では、押え部材64は、締付けボルト62の本体62Bと下端小径延長部62Eとの間に形成される肩部(段部)62Sに対向する鍔64Fを有する環状体64Aから成っている。また、保持部材66は、押え部材64の鍔64Fを抜け止めする頭部66Hを有するステンレス製の皿ビス66Bから成っている。更に、押え部材64の鍔64Fと皿ビス66Bの頭部66Hとの間には、皿ビス66Bの頭部66Hに嵌合し押え部材64の内面に対して間隔をあけている外周面68Pを有する座金68が配置されている。なお、図3及び図5に示すように、押え部材64は、その下面に放射方向に4つの溝64Gが設けられており、これらの溝64Gは、押え部材64がレールRの下部フランジFLの上面に着座する際に押え部材64がレールRの下部フランジFLに対して滑るのを防止する滑り止め作用を押え部材64に付与する働きを有する。
締付けボルト62の拡大頭部62Hが上記のように構成されていると、押え部材64は、その鍔64Fと締付けボルト62の肩部62Sとの間隔によって締付けボルト62の軸線方向(上下方向Y)に変位することができ、また押え部材64の内周面と座金68の外周面との間隔によって締付けボルト62の下端小径延長部62Eの軸線方向に直交する方向(横方向X)に変位したり、締付けボルト62の下端小径延長部の周りを回動したりすることができ、従って、押え部材64は、締付けボルト62の小径延長部62Eに対して上下、左右及び周方向に遊動することができる。
(接地金具の使用方法の説明)
次に、本発明の接地金具の使用方法(レールへの取付方法)を説明すると、図1に示すように、レールRの左側のブラストをやや浅めに取り除いてレールRの下部フランジFLの下面とブラストとの間に接地金具10の下片20をその先端から押し込んでレールの下部フランジFLの左縁が接地金具10の側片30の内側に衝合するようにする。なお、レール接続手段60の締付けボルト62の拡大頭部62Hは、図1の実線で示すように、接地金具本体10Bの上片40の下面に係合している上昇位置にある。
次いで、蝶型ハンドル62Kで締付けボルト62を手で回して拡大頭部62Hを下降するが、先ず、拡大頭部62Hの押え部材64がレールRの下部フランジFLの上面FLUに乗る(図1の想像線参照)。既に述べたように、押え部材64は、締付けボルト62の軸線に対して平行な方向(上下方向)、直交する方向(横方向)及び軸線を中心とする回動方向(周方向)に相対的に変位することができるので、締付けボルト62の軸線がレールRの下部フランジFLの傾斜面に対して直角になっていなくても、押え部材64は、上下方向、横方向及び周方向に変位して押え部材64の下面がレールRの下部フランジFLの傾斜面に確実に着座することができる。
このようにして、押え部材64がレールRの下部フランジFLの上面FLUに合わせて面接触で係合した後、締付けボルト62が更にねじ込まれて下降すると、締付けボルト62の肩部62Sが押え部材64の上面に衝合し、締付けボルト62の下向きの締付け力によって押え部材64がレールRの下部フランジFLの上面FLUに押し付けられ、接地金具10がレールRに固定して接地される(図3(B)参照)。
その後、操作絶縁棒に沿って延びるリード線の扁平端子70Tを接地金具10のリード線受けへこみ23に嵌入し、ねじ52で扁平端子70Tを接地金具10に電気的に接続しつつ機械的に固定する。最後に、操作絶縁棒のフック金具をトロリー線に引っ掛けてトロリー線をレールに接地する。
トロリー線の停電工事が終了した後、絶縁操作棒のフック金具をトロリー線から外し、ねじ52を緩めてリード線の扁平端子70Tを接地金具10から外し、接地金具10の締付けボルト62をハンドル62Kで緩めて押え部材64をレールRの下部フランジFLから離反させ、接地金具本体10BをレールRから引き抜き、レールRの下方のブラストを元の状態に整えて工事を終了する。
上記のように、接地金具本体10Bの下片20は、その下面が先端に向けて薄肉となるように傾斜するテーパの形態を有するので、接地金具本体10BをレールRの下部フランジにセットする際に、レールRの下側のブラストを除去する必要がないか必要があってもブラストを僅かに除去するだけでよく、停電工事前の準備作業を短時間で行うことができる、また、接地金具本体10BをレールRに接続する締付けボルト62の締付け端に遊動自在な拡大頭部62Hを有するので、レールRの下部フランジFLの傾斜がレールの種類によって異なっていてもこの下部フランジFLに接地金具10を確実に接続することができる。
締付けボルト62の拡大頭部62Hは、締付けボルト62から下向きに延びる下端小径延長部62Eに緩く嵌め込まれて締付けボルト62の本体62Bよりも大きな外径を有する押え部材64と、締付けボルト62の本体62の下端小径延長部62Eから押え部材64が抜けることがないように押え部材64を下端小径延長部62Eに遊動自在に保持する保持部材66とから成っているので、遊動自在な拡大頭部62Hは、簡単な機構で容易に形成することができる。
接地金具10は、締付けボルト62の回動のみでレールRの下部フランジFLに着脱することができるので、着脱操作が簡単であり、工事終了後、そのまま次の工事に再使用することができる。
なお、上記の実施の形態では、金具本体10Bの下片20は、レールRの下部フランジFLの一半部に係合する長さとなっているが、この長さは、金具本体10Bの下片20が下部フランンジFLとバラストとの間に食い込むのに支障がない程度でできるだけ長ければよく、従って、この下片20の長さは、下部フランジFLの一半部より多少短くても長くてもよい。
本発明によれば、上記のように、接地金具本体の下片は、テーパの形態を有するので、レールの下側のブラストの除去の必要がないか除去が僅かでよく、停電工事前の準備作業を短時間で行うことができ、また、接地金具本体をレールに接続する締付けボルトの下端小径延長部(締付け端)に遊動自在な拡大頭部を有するので、レールの下部フランジの傾斜に合わせてこの下部フランジに接地金具を確実に接続することができ、傾斜の異なる種々のレールに適用することができ、高い産業上の利用性を有する。
R レール
FL 下部フランジ
FLU 上面
W ウエブ
10 接地金具
10B 接地金具本体
20 下片(下壁又は下フランジ)
20E 下片の先端
20T テーパ
20R 丸み
23 リード線端子受けへこみ
30 側片(側壁又はウエブ)
40 上片(上壁又は上フランジ)
50 リード線接続手段
52 ねじ
60 レール接続手段
62 締付けボルト
62B 本体
62K 蝶形ハンドル
62H 拡大頭部
62E 下端小径延長部
62S 肩部(段部)
64 押え部材
64A 環状体
64F 鍔
64G 溝
66 保持部材
66B 皿ビス
66H 頭部
68 座金
68P 内周面
70 リード線固定部
70T 扁平端子

Claims (5)

  1. レールの下部フランジの一半部又は略一半部の下面に係合する下片と前記下片から一体に垂直に延びる側片と前記側片から前記レールのウエブに向けて延びる上片とを含む略コ字形接地金具本体から成り、前記接地金具本体に設けられ電車線に電気的に接続されるリード線を接続するリード線接続手段と前記接地金具本体の前記上片にねじ係合し前記レールの下部フランジの上面に締め付けるべき締付けボルトを含むレール接続手段を備え、前記接地金具本体の下片は、その下面が先端に向けて薄肉となるように傾斜するテーパの形態を有し、前記レール接続手段は、前記締付けボルトの締付け端に遊動自在な拡大頭部を有することを特徴とする電車線停電工事用接地金具。
  2. 請求項1に記載の電車線停電工事用接地金具であって、前記接地金具本体の上片は、接続すべきレールの下部フランジの上面に沿って傾斜していることを特徴とする電車線停電工事用接地金具。
  3. 請求項1又は2に記載の電車線停電工事用接地金具であって、前記締付けボルトの拡大頭部は、前記締付けボルトの本体の下向きに延びる下端小径延長部に遊嵌されて前記締付けボルトの本体よりも大きな外径を有する押え部材と、前記締付けボルトの前記下端小径延長部から前記押え部材が抜けることがないように前記押え部材を前記下端小径延長部に遊動自在に保持する保持部材とから成っていることを特徴とする電車線停電工事用接地金具。
  4. 請求項3に記載の電車線停電工事用接地金具であって、前記押え部材は、前記締付けボルトの本体と前記小径延長部との間の肩部に対向する鍔を有する環状体から成り、前記保持部材は、前記押え部材の鍔を抜け止めする頭部を有する皿ビスから成っていることを特徴とする電車線停電工事用接地金具
  5. 請求項4に記載の電車線停電工事用接地金具であって、前記押え部材の鍔と前記皿ビスの頭部との間には、前記押え部材の内面に対して間隔をあけている外周面を有する座金が配置されていることを特徴とする電車線停電工事用接地金具。
JP2013229024A 2013-11-05 2013-11-05 電車線工事用接地金具 Active JP6310675B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013229024A JP6310675B2 (ja) 2013-11-05 2013-11-05 電車線工事用接地金具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013229024A JP6310675B2 (ja) 2013-11-05 2013-11-05 電車線工事用接地金具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015089688A true JP2015089688A (ja) 2015-05-11
JP6310675B2 JP6310675B2 (ja) 2018-04-11

Family

ID=53193434

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013229024A Active JP6310675B2 (ja) 2013-11-05 2013-11-05 電車線工事用接地金具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6310675B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109080505A (zh) * 2018-08-06 2018-12-25 西南交通大学 一种轨道车辆的停车装置
CN112636111A (zh) * 2020-10-16 2021-04-09 汤国军 新型轨道引接线连接装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH078696U (ja) * 1993-07-09 1995-02-07 株式会社トヨダプロダクツ スタンド
JP3059094U (ja) * 1998-11-13 1999-07-02 株式会社サンテック 軌道用レールにおける接地用金物
JPH11176550A (ja) * 1997-12-12 1999-07-02 West Japan Railway Co レールボンド溶接用のクランプ装置
WO2008139951A1 (ja) * 2007-05-08 2008-11-20 Terumo Kabushiki Kaisha クランプ装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH078696U (ja) * 1993-07-09 1995-02-07 株式会社トヨダプロダクツ スタンド
JPH11176550A (ja) * 1997-12-12 1999-07-02 West Japan Railway Co レールボンド溶接用のクランプ装置
JP3059094U (ja) * 1998-11-13 1999-07-02 株式会社サンテック 軌道用レールにおける接地用金物
WO2008139951A1 (ja) * 2007-05-08 2008-11-20 Terumo Kabushiki Kaisha クランプ装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109080505A (zh) * 2018-08-06 2018-12-25 西南交通大学 一种轨道车辆的停车装置
CN112636111A (zh) * 2020-10-16 2021-04-09 汤国军 新型轨道引接线连接装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6310675B2 (ja) 2018-04-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1825572B1 (en) Method and device for connecting an electrical conductor to a metal bar. and tool for fastening a bushing in a hole in a metal bar
JP2008226845A (ja) 碍子用電力ケーブル固定装置
KR101825017B1 (ko) 건축용 에이치 빔 파이프 행거 고정용 클램프
JP6310675B2 (ja) 電車線工事用接地金具
WO2016009666A1 (ja) アンカーボルト
KR20140137879A (ko) 콘크리트 벽체의 단열재를 포함한 외장재 시공용 앵커 조립체
US8764461B2 (en) System for electrically connecting conductor to track member
JP5895320B2 (ja) 鉄骨構造物の施工方法、及び、鉄骨構造物の固定部材
JP5756243B1 (ja) 落下防止機構を備えた配管支持金物
KR20130058198A (ko) 압축인류클램프
KR20160000452U (ko) 클램핑장치 및 그것이 설치된 지지구조체
JP6190788B2 (ja) 固定金具
JP4350324B2 (ja) 高圧ピン碍子交換具と高圧ピン碍子の交換方法
JP2008154351A (ja) 分岐線取付装置
KR100361083B1 (ko) 애자용 전선 고정장치
JP3207104U (ja) 落下防止機能を備えた配管支持具
JP2009089562A (ja) 平行クレビス
KR200402129Y1 (ko) 철도 시설물의 시공 장치
KR20100091381A (ko) 콘크리트 침목용 베이스플레이트 체결구조
JP2017025594A (ja) 支柱固定具
JP4953793B2 (ja) 落橋防止装置
CN202562969U (zh) 挂线试验用金属杆头
JP3183550U (ja) 足場固定具
JP2008236963A (ja) 電線架設部材の取付具
WO2008018112A1 (en) Device for quickly fixing an armor to a rod of a street lighting pole

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161024

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170719

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170725

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170925

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180319

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6310675

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250