JP4350324B2 - 高圧ピン碍子交換具と高圧ピン碍子の交換方法 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電柱のアームに取り付けられた高圧ピン碍子を、短時間に能率よく交換することのできる交換具と交換方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
送配電線用の電柱において、電柱に横設したアームにジャンパー線を固定するために、高圧ピン碍子が使用されている。
【0003】
高圧ピン碍子5は図4に示すように、その下部に、アームに取り付けるためのボルト部6が設けられている。アームは断面が正方形の鋼製の型材で、上下方向に貫通する貫通孔7a、7a(具体的には上下一対の孔から構成されている)を有している。高圧ピン碍子はアームの貫通孔に上方から挿通され、ボルト部6の突出部8にナット9を締結してアーム7に保持されている。
【0004】
また、図11に示すように、アーム7の両側に位置するそれぞれの電線10の基端に取り付けた耐張碍子11には二又状のストラップ12が付属しており、ストラップ12のそれぞれの端部12bにはボルト孔12aが設けられている。前記ボルト部6をアーム7に挿通させるとき、端部12bをアーム7の上下面に重ね、前記ボルト部6を前記ボルト孔12aに同時に挿通する。そして前記ナット9の締結の際に、同時に両ストラップ端部12bを前記アーム7に保持している。ジャンパー線13は高圧ピン碍子5上部に設けられた溝部14にバインド線15で緊縛して支持されている。
【0005】
この高圧ピン碍子5は、絶縁性能のよいものへの取り替えや、破損劣化したものの取り替えなどで交換をする場合があるが、従来の交換作業は次のようにして行われていた。
【0006】
まず、アーム7の両側の電線10の耐張碍子11の外側を掴持して張線機(図示せず)で互いに引き寄せた後、ジャンパー線13を緊迫しているバインド線15を解き、高圧ピン碍子5からジャンパー線13を取り外す。次に高圧ピン碍子5のボルト部6の突出部8に締結されているナット9を外して、高圧ピン碍子5とボルト部6でアーム7に固定されていたストラップ12をアーム7から取り外す。
【0007】
次いで、新しい高圧ピン碍子5のボルト部6を上側のストラップ端部12b、12bのボルト孔12a、12aに通してからアーム7の貫通孔7a、7aに挿通させ、その先端に下側のストラップ端部12b、12bのボルト孔12a、12aを通した後、ナット9で締結して高圧ピン碍子5とストラップ端部12bをアーム7に固定する。そして、高圧ピン碍子5とジャンパー線13をバインド線15で緊迫し、最後に張線機を弛め、アーム側に引き寄せていた電線10を元に戻す。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記の高圧ピン碍子5の交換作業において、高圧ピン碍子5をアーム7から抜き取ると、ストラップ端部12bは高圧ピン碍子5のボルト部6でアーム7に固定されていたため、ストラップ12がアーム7から外れ、耐張碍子11と共にアーム7の両側で張線機のワイヤに支持されて垂れ下がる。
【0009】
従って、新たな高圧ピン碍子5をアーム7に取り付けるときには、垂れ下がった耐張碍子11に付属したストラップ12を引き上げて、その端部12bのボルト孔12aとアーム7の貫通孔7aの孔位置合わせを行わなければならないが、耐張碍子11は重く、また、柱上で行う作業であるため時間と手間を要し、作業効率が悪かった。
【0010】
そこで本発明は、高圧ピン碍子を短時間で能率よく交換することができ、間接活線工法にも対応できる交換具と、その交換具を使用して高圧ピン碍子を交換する方法を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の高圧ピン碍子交換具は、柱状体に横設したアームの上下方向に貫通する貫通孔に、高圧ピン碍子のボルト部を上方から挿通し、ボルト部の突出部にナットを締結して高圧ピン碍子を前記アームに保持させる一方、前記アームの両側に位置するそれぞれの電線の基端に取り付けた耐張碍子のストラップを、そのボルト孔を有する端部が前記アームの水平面部に重なった状態で位置するように配置すると共に、前記ボルト部の挿通の際に、同時に前記ボルト部を前記ボルト孔に挿通し、前記ナットの締結の際に、同時に両ストラップを前記アームに保持させ、両架線間に連設されたジャンパー線を前記高圧ピン碍子に支持させた架線支持構造における高圧ピン碍子の取り替え作業に使用する交換具であって、操作棒と、その上端に接続して設けられた挿入支持部とを備え、挿入支持部は、前記貫通孔および前記ボルト孔に貫通しうる外径と長さを有すると共に、前記ボルト部の少なくとも一部を収容して高圧ピン碍子を支持しうる上方解放の支持凹部を有することを特徴とする。
【0012】
挿入支持部は、貫通孔とボルト孔に貫通しうる外径を有するので、高圧ピン碍子のボルト部に代わって、貫通孔とボルト孔に挿通させることができ、また、貫通孔とボルト孔に挿通しうる長さを有するので、挿入支持部を貫通孔とボルト孔に挿通させると、挿入支持部によってストラップをアームに保持させることができる。従って、ストラップがアームから外れることがなく、後述のように能率のよい交換作業ができる。
【0013】
さらに、挿入支持部は、高圧ピン碍子のボルト部の少なくとも一部を収容する上方解放の支持凹部を有するので、挿入支持部を貫通孔とボルト孔に挿通させると、支持凹部に高圧ピン碍子のボルト部が入り、高圧ピン碍子が支持される。すなわち高圧ピン碍子が、貫通孔とボルト孔から抜き取られ、支持凹部に支持されることになる。支持凹部の深さは、高圧ピン碍子を安定して支持できるものであればよいが、ボルト部の長さより大きい場合は、ボルト部を収容したとき、挿入支持部の先端が高圧ピン碍子の磁器の部分に当たり、高圧ピン碍子を破損することがあるので、ボルト部の長さより小さいことが望ましい。
【0014】
ここで、ストラップには通常、耐張碍子の自重など、ボルト部を水平方向のいずれかの方向に押す力が加わっているため、ボルト部とボルト孔および貫通孔の位置関係は必ずしも同軸状ではなく偏心しており、挿入支持部を押し上げるだけでは貫通させることはが容易でない。そこで、挿入支持部の上端を斜めに切り取り、先端部をボルト部外周面とボルト孔内周面および貫通孔内周面との間に生じている偏心した隙間の、大きく開いた側に挿入させ、ついで挿入支持部を回転させながら押し上げると、先端部をボルト部外周面とボルト孔内周面および貫通孔内周面の隙間を容易に貫通させることができる。
【0015】
本発明の高圧ピン碍子の交換方法は、上記の交換具を用いて高圧ピン碍子の取り替え作業を行う方法であって、高圧ピン碍子のボルト部の突出部のナットを取り外す工程と、前記高圧ピン碍子交換具の挿入支持部をボルト部の突出部から前記貫通孔と前記ボルト孔に挿入し、アームとストラップ端部双方を貫通するまで押し上げ、高圧ピン碍子のボルト部を挿入支持部の支持凹部に収容して支持する工程と、挿入支持部で支持されている高圧ピン碍子を新たな高圧ピン碍子と交換して新たな高圧ピン碍子を、そのボルト部を、挿入支持部の支持凹部に挿入して支持させる工程と、挿入支持部をアームとストラップ端部双方から抜き取ってストラップを新たな高圧ピン碍子のボルト部で支持する工程と、新たな高圧ピン碍子のボルト部のナットを締結する工程とを有することを特徴とする。
【0016】
本方法の、高圧ピン碍子交換方法によると、高圧ピン碍子交換具の挿入支持部を、ボルト部の突出部から、貫通孔とボルト孔に挿入し、アームとストラップ端部双方を貫通するまで押し上げることにより、高圧ピン碍子のボルト部が、挿入支持部に設けられた、上方解放の支持凹部に収容され、高圧ピン碍子が、アームとストラップ端部から抜き取られると同時に、挿入支持部がストラップに設けたボルト孔に挿通してストラップを保持するので、従来のようにストラップがアームから外れてしまうことがない。
【0017】
次に、この高圧ピン碍子に換えて、新たな高圧ピン碍子を挿入支持部に支持させ、挿入支持部をアームとストラップ双方から下方に抜き取ると、挿入支持部に代わって高圧ピン碍子のボルト部が貫通孔とボルト孔に挿通すると同時に、ストラップがアームにボルト部で保持されるので、ボルト部の突出部にナットを締結すれば高圧ピン碍子とストラップを共にアーム上に固定することができる。
【0018】
すなわち、新たな高圧ピン碍子をアームに取り付けるときに、従来のように、アームから外れたストラップを引き寄せて、その端部のボルト孔とアームの貫通孔の孔位置合わせを行うという煩雑な作業を行う必要がなくなり、間接活線工法により作業を行うこともできる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0020】
図1、2、3は本発明に係る高圧ピン碍子交換具1を示す図で、図1は全体図、図2は挿入支持部2の詳細を示す側面図、図3は挿入支持部2の一部を破断して示した正面図である。高圧ピン碍子交換具1は、絶縁性の材料よりなる操作棒3と、その先端に接続して設けられた金属製の挿入支持部2よりなる。挿入支持部2は、先端の上方解放の支持凹部4を形成している外径がd1である円筒部と、同円筒部と操作棒3の中間の、外径が円筒部と等しい中実の円柱部2aとを一体に備えてなる。円筒部と円柱部2aの外径は、貫通孔7aとボルト孔12aに挿通させることができるように、それらの内径よりやや小さくなっている。支持凹部4の内径d2は、ボルト部6を収容できるように、ボルト部6の外径d3よりやや大きくなっている。また、その深さL1は、ボルト部6を収容したとき、挿入支持部2の先端が碍子の磁器の部分に当たり、破損することがないように、ボルト部6の長さより小さくなっている。なお、円筒部と操作棒3の中間部が中実の円柱部2aとなっているのは、衝撃による変形を防止するためである。
【0021】
また、挿入支持部2の長さL2は、貫通孔7aおよびボルト孔12aに貫通しうる長さ、すなわちアーム7の高さとその上下面に重ねて配置された計4枚のストラップ端部12bの厚さの和より大きくなっているので、挿入支持部2を挿通させたとき、全てのストラップ12に挿入支持部2を挿通させ、挿入支持部2でアーム7上に支持することができる。
【0022】
挿入支持部2の上端は、貫通孔7aとボルト孔12aに挿入しやすくするため、支持凹部4端面の円周の約2/3の部分が端面に対して約45°の角度で斜めに切り取られている。
【0023】
次に、高圧ピン碍子5の交換方法について説明する。図4〜図9に高圧ピン碍子5の交換の手順を示す。電柱近傍の架線支持構造についての説明は、既に別項で図11により説明しているので省略する。
【0024】
高圧ピン碍子5の交換に当たっては、まず、アーム7の両端に位置する電線10を耐張碍子11の外側で掴持し、張線機(図示せず)でアーム7側に引き寄せて弛ませてから、ジャンパー線13を緊縛しているバインド線15を解き、高圧ピン碍子5からジャンパー線13を外す。
【0025】
次いで高圧ピン碍子5のボルト部6の突出部8のナット9を外し(図4)、挿入支持部2を、その支持凹部4にボルト部6に挿入してボルト孔12aと貫通孔7aに挿通し(図5)、先端がアーム7上面に重ねられた2枚のストラップ端部12bの内の上側のストラップ端部12bを貫通するまで押し上げる(図6)。
【0026】
このとき、ストラップ12には通常、耐張碍子11の自重などにより、水平方向のいずれかの方向に力が加わっているため、ボルト部6とボルト孔12aおよび貫通孔7aの位置関係は必ずしも同軸状ではなく偏心している。図10に、ストラップの端部12bが片側に引っ張られてボルト孔12aとボルト部6が偏心し、ボルト孔12aの内周面とボルト部6の外周面の一部が接触している例を示す。
【0027】
この様な偏心が発生した場合、挿入支持部2を押し上げるだけではアーム7やストラップ端部12bに当たるため、貫通させることが困難である。そこで、挿入支持部2の上端を斜めに切り取り、残っている先端部をボルト部6の外周面とボルト孔12aの内周面あるいは貫通孔7aの内周面との間に生じている偏心した隙間の、大きく開いた側に挿入させ、ついで挿入支持部2を回転させながら押し上げると、挿入支持部2をボルト部6外周面とボルト孔12a内周面あるいは貫通孔7a内周面の隙間を容易に貫通させることができる。
【0028】
挿入支持部2の押し上げの完了した図6の状態において、挿入支持部2によって上下4枚のストラップ12がアーム7に保持され、同時に高圧ピン碍子5のボルト部6が挿入支持部2の支持凹部4に収まっている。
【0029】
次に、挿入支持部2をこの位置に保持したまま、この高圧ピン碍子5に換えて、新たな高圧ピン碍子5を支持凹部4に支持させ、挿入支持部2を下方に移動させて図7のように抜き取ると、支持凹部4に保持されていたボルト部6が貫通孔7aとボルト孔12aに挿通すると同時に、上下4枚のストラップ12がボルト部6によってアーム7部に保持される(図8)。
【0030】
次にナット9をボルト部6の突出部8に締結して高圧ピン碍子5とストラップ端部12bをアームに固定した後、高圧ピン碍子5とジャンパー線13をバインド線15で緊縛する(図9)。
【0031】
最後に張線機を弛め、アーム側に引き寄せていた電線10を元に戻す。
【0032】
【発明の効果】
本発明によれば、高圧ピン碍子の交換作業時、ボルト部をアームから取り外してもストラップがアームから離れることがないため、従来の交換作業において必要であった、ボルト部をストラップとアームに挿通させるときの、ストラップを引き寄せて、その端部のボルト孔とアームの貫通孔の穴位置合わせをする作業が不要になり、短時間で能率のよい作業が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る高圧ピン碍子交換具の全体を示す正面図。
【図2】本発明の一実施の形態に係る高圧ピン碍子交換具の挿入支持部の詳細を示す平面図。
【図3】本発明の一実施の形態に係る高圧ピン碍子交換具の挿入支持部の一部を破断して示した正面図。
【図4】高圧ピン碍子のアームへの取り付け状態を示す図。
【図5】本発明に係る交換具をボルト部へ挿通する過程を示す図。
【図6】本発明に係る交換具を先端が貫通孔およびボルト孔をすべて貫通するまで押し上げた状態を示す図。
【図7】新たな高圧ピン碍子を交換具の支持凹部に支持させた後、交換具をボルト部より抜き取る過程を示す図。
【図8】新たな高圧ピン碍子のボルト部の、貫通孔とボルト孔への挿通が完了した状態を示す図。
【図9】高圧ピン碍子の交換が完了した状態を示す図。
【図10】ボルト孔とボルト部が偏心している場合の、ボルト部のボルト孔および貫通孔へ挿通状態を示すアームおよびストラップ端部の断面図。
【図11】電柱の高圧ピン碍子が取り付けられているアームの周辺を示す斜視図。
【符号の説明】
2 挿入支持部
3 操作棒
4 支持凹部
5 高圧ピン碍子
6 ボルト部
7 アーム
7a 貫通孔
8 突出部
9 ナット
11 耐張碍子
12 ストラップ
12a ボルト孔
13 ジャンパー線

Claims (3)

  1. 柱状体に横設したアームの上下方向に貫通する貫通孔に、高圧ピン碍子のボルト部を上方から挿通し、ボルト部の突出部にナットを締結して高圧ピン碍子を前記アームに保持させる一方、前記アームの両側に位置するそれぞれの架線の基端に取り付けた耐張碍子のストラップを、そのボルト孔を有する端部が前記アームの水平面部に重なった状態で位置するように配置すると共に、前記ボルト部の挿通の際に、同時に前記ボルト部を前記ボルト孔に挿通し、前記ナットの締結の際に、同時に両ストラップを前記アームに保持させ、両架線間に連設されたジャンパー線を前記高圧ピン碍子に支持させた架線支持構造における高圧ピン碍子の取り替え作業に使用する交換具であって、操作棒と、その上端に接続して設けられた挿入支持部とを備え、挿入支持部は、前記貫通孔および前記ボルト孔に貫通しうる外径と長さを有すると共に、前記ボルト部の少なくとも一部を収容して高圧ピン碍子を支持しうる上方解放の支持凹部を有することを特徴とする高圧ピン碍子交換具。
  2. 挿入支持部の上端が斜めに切り取られていることを特徴とする第1項記載の高圧ピン碍子交換具。
  3. 柱状体に横設したアームの上下方向に貫通する貫通孔に、高圧ピン碍子のボルト部を上方から挿通し、ボルト部の突出部にナットを締結して高圧ピン碍子を前記アームに保持させる一方、前記アームの両側に位置するそれぞれの架線の基端に取り付けた耐張碍子のストラップを、そのボルト孔を有する端部が前記アームの水平面部に重なった状態で位置するように配置すると共に、前記ボルト部の挿通の際に、同時に前記ボルト部を前記ボルト孔に挿通し、前記ナットの締結の際に、同時に両ストラップを前記アームに保持させ、両架線間に連設されたジャンパー線を前記高圧ピン碍子に支持させた架線支持構造における高圧ピン碍子の交換方法において、請求項1または2に記載の高圧ピン碍子交換具を用いて高圧ピン碍子の取り替え作業を行う方法であって、高圧ピン碍子のボルト部の突出部のナットを取り外す工程と、高圧ピン碍子交換具の挿入支持部をボルト部の突出部から前記貫通孔と前記ボルト孔に挿入し、アームとストラップ端部双方を貫通するまで押し上げ、高圧ピン碍子のボルト部を挿入支持部の支持凹部に収容して支持する工程と、挿入支持部で支持されている高圧ピン碍子を新たな高圧ピン碍子と交換して新たな高圧ピン碍子を、そのボルト部を挿入支持部の支持凹部に挿入して支持させる工程と、挿入支持部をアームとストラップ端部双方から抜き取ってストラップを新たな高圧ピン碍子のボルト部で支持する工程と、新たな高圧ピン碍子のボルト部のナットを締結する工程とを有することを特徴とする高圧ピン碍子の交換方法。
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