JP2015089466A - 車両用シート及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】初期の目的の形状に成形でき、しかも、部品手数が減少化できて軽量化可能で耐久性をも兼ね備えることである。【解決手段】シートクッションSは、このシートクッションSの外形形状にブロー成形してなる中空状シートクッション部SC1と、この中空状シートクッション部SC1を支持するシートクッションフレームCFとを有し、前記中空状シートクッション部SC1の着座面部SC2には緩衝材1を設け、シートバックSBは、このシートバックSBの外形形状にブロー成形してなる中空状シートバック部SB1と、この中空状シートバック部SB1を支持するシートバックフレームを有してなる。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用シート及びその製造方法に関し、車両用シートを構成するシートバック、シートクッションをブロー成形してなる車両用シート及びその製造方法である。
従来、車両用シート、例えば、自動車用シートにあっては、特開2000−23777号公報に記載されているものが知られており、斯かる自動車用シートでは、金属製のシートバックフレームを、ブロー成形によりシートバックの概略形状に形成された中空状の樹脂成形シェルに内蔵し、シートバックに生じる荷重を金属製のシートバックフレームに受けて十分に耐えうるように構成されている。
このような自動車用シートは、金属製のシートバックフレームを、ブロー成形によりシートバックの概略形状に形成された中空状の樹脂成形シェルに内蔵しているので、従来品に比べ、重量の軽量化が図られ、部品点数も減少してコストダウンに貢献する。
特開2000−23777号公報
かかる自動車用シートでは、金属製のシートバックフレームを、ブロー成形によりシートバックの概略形状に形成された中空状の樹脂成形シェルに内蔵しているので、ブロー成形時に、金属製のシートバックフレームとシートバックの概略形状に形成された中空状の樹脂成形シェルとの間の隙間から、空気が漏れてブロー成形時における空気圧の低下を招き、中空状の樹脂成形シェルが目的の形状とならないという不良品が生じていた。
そこで、本発明は、初期の目的の形状に成形でき、しかも、部品手数が減少化できて軽量化可能で耐久性をも兼ね備えた車両用シート及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明にかかる車両用シートは、シートクッションとシートバックとからなる車両用シートにおいて、
シートクッションは、このシートクッションの外形形状にブロー成形してなる中空状シートクッション部と、この中空状シートクッション部を支持するシートクッションフレームとを有し、前記中空状シートクッション部の着座面部には緩衝材を設け、
シートバックは、このシートバックの外形形状にブロー成形してなる中空状シートバック部と、この中空状シートバック部を支持するシートバックフレームを有してなることを特徴とする。
かかる車両用シートは、シートクッションは、このシートクッションの外形形状にブロー成形してなる中空状シートクッション部と、この中空状シートクッション部を支持するシートクッションフレームとを有し、シートバックは、このシートバックの外形形状にブロー成形してなる中空状シートバック部と、この中空状シートバック部を支持するシートバックフレームを有してなり、部品点数が減少化するので、中空状シートクッション部と中空状シートバック部によりシートクッションとシートバックの軽量化が図られ、中空状シートクッション部と中空状シートバック部とは、それぞれシートクッションフレームとシートバックフレームで支持されているので十分な耐久性が生じる。前記中空状シートクッション部の着座面部には緩衝材を設けているので、着座感もよく、外観品質も良い。
前記中空状シートクッション部は、シートクッションの外形形状からなる枠状シートクッション部と、この枠状シートクッション部の中央の着座面となる着座面用シートクッション部とに分離し、この着座面用シートクッション部を弾性部材で支持することができる。
枠状シートクッション部と、この枠状シートクッション部の中央の着座面となる着座面用シートクッション部とに分離し、この着座面用シートクッション部を弾性部材で支持することで、着座面用シートクッション部の着座感の向上が図られる。
中空状シートバック部は、シートバックの外形形状からなる枠状シートバック部と、この枠状シートバック部の中央の背もたれ面となる背もたれ面用シートバック部とに分離し、この背もたれ面用シートバック部を弾性部材で支持した。
枠状シートバック部と、この枠状シートバック部の中央の背もたれ面となる背もたれ面用シートバック部とに分離し、この背もたれ面用シートバック部を弾性部材で支持することにより、背もたれ面用シートバック部の背もたれ感が向上する。
本発明にかかる車両用シートの製造方法は、金属製フレームをインサートしてブロー成形型により、中空状シートクッション部又は中空状シートバック部のブロー成形品を製造する車両用シートの製造方法において、中空状シートクッション部又は中空状シートバック部を支持する金属製フレームと、中空状シートクッション部又は中空状シートバック部のブロー成形品のパリソンとの境界部に、ブロー成形時に、中空状シートクッション部又は中空状シートバック部と金属製フレームとの間からの空気漏れを防止する空気漏れ防止用弾性部材を設けたことを特徴とする。
かかる車両用シートの製造方法は、中空状シートクッション部又は中空状シートバック部を支持する金属製フレームと、中空状シートクッション部又は中空状シートバック部のブロー成形品のパリソンとの境界部に、ブロー成形時に、中空状シートクッション部又は中空状シートバック部と金属製フレームとの間からの空気漏れを防止する空気漏れ防止用弾性部材を設けたことにより、ブロー成形時に、中空状シートクッション部又は中空状シートバック部と金属製フレームとの間からの空気漏れを防止でき、ブロー成形時における空気圧の低下現象もなく、中空状シートクッション部又は中空状シートバック部を初期形状に成形することができる。空気漏れ防止用弾性部材により空気漏れを防止しているので、金属製フレームとブロー成形型とが破損することもない。
空気漏れ防止用弾性部材は、金属製フレームとブロー成形品のパリソンとの境界部における金属製フレームとブロー成形品のパリソンとの間に設けることが好ましい。
空気漏れ防止用弾性部材は、金属製フレームとブロー成形品のパリソンとの境界部におけるブロー成形型に設けることが好ましい。
本発明によれば、初期の目的の形状に成形でき、しかも、部品手数が減少化できて軽量化可能で耐久性をも兼ね備えた車両用シート及びその製造方法が得られる。
本発明に係る自動車用シートの斜視図。 図1に示すX―X線断面図 図1に示すシートの分解斜視図 他の実施例を示す図1に示すX-X線部分断面図 図4に示す表皮を取り付ける際の部分断面図 図1に示すY−Y線部分断面図 図1に示すZ-Z線部分断面図 他の実施例のシートバックの斜視図 本発明に係る他の実施例の自動車用シートの斜視図 図9に示す自動車用シートの分解斜視図 図9のV-V線断面図 本発明に係る一実施例の自動車用シートの製造方法の断面図 本発明方法により製造したシートクッション、シートバックの斜視図
本発明に一実施例を図1乃至図12に基づいて説明する。
図1に示す車両用シートは、自動車用シートSのシートバックSBとシートクッションSCを示し、これらシートバックSBとシートクッションSCはブロー成形品からなる。
このブロー成形品は、ポリプロピレン等のオレフィンを主原料とし、耐冷、耐熱、強度等の要件により、適宜、ナイロン、ポリカーボネート等のエンジニアリング樹脂とポリオレフィンとのブレンド品を混合し、ブロー成形することにより、適度の撓みを有するブロー成形品が得られる。
図1,2に示すように、シートクッションSCは、このシートクッションSCの外形形状にブロー成形してなる中空状シートクッション部SC1と、この中空状シートクッション部SC1を支持するシートクッションフレームCFとを有し、中空状シートクッション部SC1の着座面部SC2には緩衝材1を設け、この緩衝材1を表皮材2により被覆してなる。
中空状シートクッション部SC1は、シートクッションSCの外形形状にブロー成形し、その左右側部(着座者が着座した際の左右)には上方へ突出した膨出部SC3、SC3が形成され、着座者を左右側から支持できるようになっている。中空状シートクッション部SC1の着座面部SC2は、緩衝材1を取り付けるために凹部状に形成され、この着座面部SC2に緩衝材1が取り外し可能に取り付けられている。緩衝材1はクッション性を有する素材からなり、表面が表皮材2により被覆されている。この緩衝材1はその裏面、着座面部SC2側に、中空状シートクッション部SC1の着座面部SC2から取り外し可能に、例えば、ベルベット式ファスナー3が設けられている。中空状シートクッション部SC1の着座面部SC2にも、緩衝材1が取り外し可能なベルベット式ファスナー4が設けられている。この緩衝材1は、中空状シートクッション部SC1の着座面部SC2に対して、その形状を変えることができて交換可能となっている。
すなわち、緩衝材1の大きさ、高さが変えられる緩衝材を複数種類用意すれば、希望により着座者の体形に応じて、希望の大きさの緩衝材1を中空状シートクッション部SC1の着座面部SC2取り付けることにより、快適な着座感が得られ、着座感が向上する。
中空状シートクッション部SC1の裏面には、中空状シートクッション部SC1を支持するシートクッションフレームCFが設けられている。
中空状シートクッション部SC1の裏面には、その左右側部側及び前面部側に、シートクッションフレームCFが嵌合するフレーム嵌合用凹部SC4、SC4が形成され、シートクッションフレームCFの左右フレーム部CF1、CF1が嵌合して、この中空状シートクッション部SC1をシートクッションフレームCFにより支持している。中空状シートクッション部SC1はシートクッションフレームCFにより支持されており、耐久性の向上が図られる。
中空状シートクッション部SC1は、その左右側部(着座者が着座した際の左右)には上方へ突出した膨出部SC3、SC3が形成され、表皮により被覆されていないが、ブロー成形時に、この膨出部SC3、SC3の表面を例えば、シボ加工すれば意匠的に見栄え良くすることができる。
図4、5に示すように、中空状シートクッション部SC1を表皮5により被覆することもできる。図4に示すように、表皮5はその端末部5aをシートクッションフレームCFの左右フレーム部CF1、CF1に巻き込み、中空状シートクッション部SC1のフレーム嵌合用凹部SC4、SC4と左右フレーム部CF1、CF1とにより挟持することにより、表皮5の端末部5aを中空状シートクッション部SC1に取り付けることができる。表皮5の端末部5aは、中空状シートクッション部SC1のフレーム嵌合用凹部SC4、SC4と左右フレーム部CF1、CF1とにより挟持することにより、表皮5の端末部5aを中空状シートクッション部SC1に取り付けることができるので、取り付け作業が容易で、しかも、表皮5の端末部5aを取り付けるための固定用部材が不要となり、部品点数の削減が図られる。
シートバックSBは、図3、6、7、8に示すように、シートバックSBの外形形状にブロー成形してなる中空状シートバック部SB1と、この中空状シートバック部SB1を支持するシートバックフレームBFを有してなる。
中空状シートバック部SB1は、図8に示すように、シートバックフレームBFを内部に配設しても、図6,7に示すように外部に配設してもよく、中空状シートバック部SB1をシートバックフレームBFにより支持している。
図8に示すシートバックSBは、ブロー成形した中空状シートバック部SB1の下面部SB2に、シートバックフレームBFが内部には嵌入するためのスリットSB3が形成されている。このスリットSB3の左右側には、シートバックフレームBFの左右フレーム部BF1、BF1が内部に嵌まり込むための円形孔SB4、SB4が形成されている。
図6,7に示す中空状シートバック部SB1は、中空状シートバック部SB1の左右側面部SB5、SB5には、シートバックフレームBFの左右フレーム部BF1、BF1が嵌まり込むための支持用凹部SB6、SB6が形成されている。
そして、この中空状シートバック部SB1では、シートバックフレームBFの左右フレーム部BF1、BF1の上部間を連結するシートバックフレームBFの上部フレーム部BF2を挟持するため、着座面側から背裏面側に折り返してなる上部フレーム部挟持部SB7が形成されている。中空状シートバック部SB1はシートバックフレームBFの左右フレーム部BF1、BF1、上部フレーム部BF2により支持されている。
シートバックフレームBFはその左右フレーム部BF1、BF1の下端部BF3、BF3がシートクッションフレームCFの左右フレーム部CF1、CF1の後端部CF2、CF2に例えば、リクライニング装置(図示せず)により傾動可能に取り付けらており、シートバックSBがシートクッションSCに対して、その傾動角度が変えられる。
図3に示すように、中空状シートクッション部SC1と中空状シートバック部SB1は、蛇腹状部材6により連結すると、シートバックSBがシートクッションSCに対して、スムーズにその傾動角度が変えられる。また、シートバックSBの下端とシートクッションSCの後端との隙間発生が防止でき、外観品質が向上するし、隙間に物を挟むこともない。
この自動車用シートは、シートクッションSCは、このシートクッションSCの外形形状にブロー成形してなる中空状シートクッション部SC1と、この中空状シートクッション部SC1を支持するシートクッションフレームCFとを有し、シートバックSBは、このシートバックSBの外形形状にブロー成形してなる中空状シートバック部SB1と、この中空状シートバック部SB1を支持するシートバックフレームBFを有してなり、部品点数が減少化するので、中空状シートクッション部SC1と中空状シートバック部SB1によりシートクッションSCとシートバックSBの軽量化が図られ、中空状シートクッション部SC1と中空状シートバック部SB1とは、それぞれシートクッションフレームCFとシートバックフレームBFで支持されているので十分な耐久性が生じる。前記中空状シートクッション部SC1の着座面部SC2には緩衝材1を設け、この緩衝材1を表皮材2により被覆してなるので、着座感もよく、外観品質も良い。また ブロー成型品、座面部を乗員体格に応じて 例えば 大中小の3サイズを設定し、容易に着脱、取り換え(着せ替え)を行うことも可能になる。この方法により カーディラー等で容易に エンドユーザーの要望により エンドユーザーの体格、嗜好(色、表皮パターン 等)に応じ オプション設定が可能になる。
次に、図9乃至図11により、他の実施例にかかる自動車用シートにつき説明する。中空状シートクッション部SC11は、シートクッションSCの外形形状からなる枠状シートクッション部SC12と、この枠状シートクッション部SC12の中央の着座面となる着座面用シートクッション部SC13とに分離し、この着座面用シートクッション部SC13を弾性部材10で支持し、中空状シートバック部SB11は、シートバックSBの外形形状からなる枠状シートバック部SB12と、この枠状シートバック部SB12の中央の背もたれ面となる背もたれ面用シートバック部SB13とに分離し、この背もたれ面用シートバック部SB13を弾性部材11で支持する。
中空状シートクッション部SC11は、シートクッションSCの外形形状からなる枠状シートクッション部SC12と、この枠状シートクッション部SC12の中央の着座面となる着座面用シートクッション部SC13とに分離してなる。
中空状シートクッション部SC11は、シートクッションSCの外形形状からなる枠状シートクッション部SC12と、この枠状シートクッション部SC12の中央の着座面となる着座面用シートクッション部SC13とに分離可能にブロー成形する。
枠状シートクッション部SC12と着座面用シートクッション部SC13とは、ブロー成形の際に、枠状シートクッション部SC12から着座面用シートクッション部SC13が切り離しできるように成形される。
そして、枠状シートクッション部SC12には、前述したと同様に枠状シートクッション部SC12の裏面には、枠状シートクッション部SC12を支持するシートクッションフレームCFが設けられている。
そして、枠状シートクッション部SC12の中央部SC14には、着座面用シートクッション部SC13が取り付けられる。
着座面用シートクッション部SC13は前述したと同様に、その上面SC15に緩衝材1を設けている。
着座面用シートクッション部SC13は、図9、10に示すように、その裏面には、弾性部材であるS字形状のバネ材10が埋設され、このバネ材10はその前後端部10a、10bがシートクッションフレームCFに固定されている。
着座面用シートクッション部SC13は、枠状シートクッション部SC12とは別体として、シートクッションフレームCFにバネ材10により固定されているので、更に、クッション性が良くなり、着座感の向上につながる。
次は、中空状シートバック部SB11について説明する。この中空状シートバック部SB11は、シートバックSBの外形形状からなる枠状シートバック部SB12と、この枠状シートバック部SB12の中央の背もたれ面となる背もたれ面用シートバック部SB13とに分離可能にブロー成形してなる。
枠状シートバック部SB12とその中央の背もたれ面となる背もたれ面用シートバック部SB13とはブロー成形後、枠状シートバック部SB12から背もたれ面用シートバック部SB13が切り離し可能に成形される。
背もたれ面用シートバック部SB13には、その裏面側に弾性部材であるバネ材11が埋設され、このバネ材11がシートバックフレームBFに取り付けられ、シートバックフレームBFに支持されている。枠状シートバック部SB12とは別体であるので、背もたれ面用シートバック部SB13の背もたれ感が向上する。
中空状シートバック部SB11の枠状シートバック部SB12には、前述したと同様に、シートバックフレームBFが設けられている。
次に、本発明にかかる車両用シートの製造方法につき図12、13に基づき説明する。
金属製フレーム21、図示ではシートバックフレームをインサートしてブロー成形型である上型22,下型23により、中空状シートバック部SB1のブロー成形品を製造している。
中空状シートバック部SB1を支持する金属製フレーム21と、中空状シートバック部SB1のブロー成形品のパリソンPとの境界部24に、ブロー成形時に、中空状シートバック部SB1と金属製フレーム21との間からの空気漏れを防止する空気漏れ防止用弾性部材25を設けた。
この空気漏れ防止用弾性部材25は、図12に示すように、弾性部材であるので、ブロー成形型である上型22,下型23を合致する前には、その変形部分25a、25aが金属製フレーム21側に膨出しているが、ブロー成形型である上型22,下型23を合致すると、金属製フレーム21を押圧密着しているので、空気漏れを防止することができる。
このような弾性部材25では、金属フレーム21にバラツキがあっても、そのバラツキを吸収することができ対応範囲が広がる。
図13には、本方法により製造したシートバックSB、シートクッションSCを示す。
シートバックSBは中空状シートバック部SB21の内部に、シートバックフレームBFを内蔵してブロー成形しており、シートバックフレームBFの左右フレーム部BF1、BF1の下端部BF5、BF5は中空状シートバック部SB21から外部に突出して形成されている。
そのため、中空状シートバック部SB21の内部に、シートバックフレームBFを内蔵してブロー成形する際には、左右フレーム部BF1、BF1の下端部BF5、BF5と中空状シートバック部SB21との間から、空気が漏れてブロー成形の際の空気圧低下が生じ、中空状シートバック部SB21が初期形状に成形できないが、図12に示すように、ブロー成形型22、23に空気漏れ防止用弾性部材25を設けると、左右フレーム部BF1、BF1の下端部BF5、BF5と中空状シートバック部SB21との間からの空気漏れが防止でき、てブロー成形の際の空気圧低下が生じることもなく、図13に示すように、初期形状の中空状シートバック部SB21の成形ができる。
前記ではシートバックSBについて説明したが、シートクッションSCの場合もシートバックSBと場合と同様である。
シートクッションSCは中空状シートバック部SC21の内部に、シートクッションフレームCFを内蔵してブロー成形しており、シートクッションフレームCFの左右フレーム部CF1、CF1の後端部CF2、CF2は中空状シートクッション部SC21から外部に突出して形成されている。
そのため、中空状シートクッション部SC21の内部に、シートクッションフレームCFを内蔵してブロー成形する際には、左右フレーム部CF1、CF1の後端部CF2、CF2と中空状シートクッション部SC21との間から、空気が漏れてブロー成形の際の空気圧低下が生じ、中空状シートクッション部SC21が初期形状に成形できないが、図12に示すように、ブロー成形型22、23に空気漏れ防止用弾性部材25を設けると、左右フレーム部CF1、CF1の後端部CF2、CF2と中空状シートクッション部SC21との間からの空気漏れが防止でき、ブロー成形の際の空気圧低下が生じることもなく、図13に示すように、初期形状の中空状シートクッション部SC21の成形ができる。
これら、シートバックSBの下端部BF5、BF5、シートクッションSCの後端部CF2、CF2は、シートバックSBとシートクッションSCとを連結するためのものである。
かかる車両用シートの製造方法は、中空状シートバック部SB1を支持する金属製フレーム21と、中空状シートバック部SB1のブロー成形品のパリソンPとの境界部24に、ブロー成形時に、中空状シートバック部SB1と金属製フレーム21との間からの空気漏れを防止する空気漏れ防止用弾性部材25を設けたことにより、ブロー成形時に、中空状シートバック部SB1と金属製フレーム21との間からの空気漏れを防止でき、ブロー成形時における空気圧の低下現象もなく、中空状シートバック部SB1を初期形状に成形することができる。空気漏れ防止用弾性部材25により空気漏れを防止しているので、金属製フレーム21とブロー成形型22、23とが破損することもない。金属製フレームの寸法のばらつきによる空気漏れも、空気漏れ防止用弾性部材25により防止でき、空気漏れに起因する製品の不良品化が防止できる。
空気漏れ防止用弾性部材25は、金属製フレーム21とブロー成形品のパリソンPとの境界部24における金属製フレーム21とブロー成形品のパリソンPとの間に設けてもよく、また、空気漏れ防止用弾性部材25は、金属製フレーム21とブロー成形品のパリソンPとの境界部におけるブロー成形型22,23に設けても良い。
空気漏れ防止用弾性部材25は、弾力性がある部材であればよく、例えば、樹脂製又はゴム製のブッシュ、カラーなどである。
SCはシートクッション
SBはシートバック
SC1は中空状シートクッション部
SB1は中空状シートバック部
SC2は中空状シートクッション部の着座面部
1は緩衝材

Claims (6)

  1. シートクッションとシートバックとからなる車両用シートにおいて、
    シートクッションは、このシートクッションの外形形状にブロー成形してなる中空状シートクッション部と、この中空状シートクッション部を支持するシートクッションフレームとを有し、前記中空状シートクッション部の着座面部には緩衝材を設け、
    シートバックは、このシートバックの外形形状にブロー成形してなる中空状シートバック部と、この中空状シートバック部を支持するシートバックフレームを有してなることを特徴とする車両用シート。
  2. 前記中空状シートクッション部は、シートクッションの外形形状からなる枠状シートクッション部と、この枠状シートクッション部の中央の着座面となる着座面用シートクッション部とに分離し、この着座面用シートクッション部を弾性部材で支持したことを特徴とする請求項1記載の車両用シート。
  3. 中空状シートバック部は、シートバックの外形形状からなる枠状シートバック部と、この枠状シートバック部の中央の背もたれ面となる背もたれ面用シートバック部とに分離し、この背もたれ面用シートバック部を弾性部材で支持したことを特徴とする請求項1記載の車両用シート。
  4. 金属製フレームをインサートしてブロー成形型により、中空状シートクッション部又は中空状シートバック部のブロー成形品を製造する車両用シートの製造方法において、中空状シートクッション部又は中空状シートバック部を支持する金属製フレームと、中空状シートクッション部又は中空状シートバック部のブロー成形品のパリソンとの境界部に、ブロー成形時に、中空状シートクッション部又は中空状シートバック部と金属製フレームとの間からの空気漏れを防止する空気漏れ防止用弾性部材を設けたことを特徴とする車両用シートの製造方法。
  5. 空気漏れ防止用弾性部材は、金属製フレームとブロー成形品のパリソンとの境界部における金属製フレームとブロー成形品のパリソンとの間に設けたことを特徴とする請求項4記載の車両用シートの製造方法。
  6. 空気漏れ防止用弾性部材は、金属製フレームとブロー成形品のパリソンとの境界部におけるブロー成形型に設けたことを特徴とする請求項4記載の車両用シートの製造方法。


























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