JP2015089446A - 家具連結具および天板延長家具 - Google Patents

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Ryo Saito
藤 遼 齋
本 武 橋
Takeshi Hashimoto
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Abstract

【課題】天板付き家具の耐震性を一層高めることができると共に、天板表面の作業領域を天板2枚分以上に広げることができる家具連結具および天板延長家具を提供する。
【解決手段】天板の端面同士が所定の間隔を空けて向かい合うような向きで配置された一対の天板付き家具の前記天板間に掛け渡されるように配置される連結具本体と、前記連結具本体を、前記一対の天板付き家具の天板の裏面に、または、前記一対の天板付き家具の天板の前記向かい合う端面に隣接する他の端面に、固定するための固定部材と、前記一対の天板付き家具の天板の前記向かい合う端面間に配置されると共に前記連結具本体によって裏面を支持される天板延長用板部材と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、家具連結具および天板延長家具に関する。
現在、オフィス等で使用されているデスク等の既存の天板付き家具に対して、耐震性(すなわち、家具を転倒または横滑させようとする地震、振動等の外力に耐える能力)を高めることが求められており、そのための様々な装置が提案されている。
例えば、特開2013−48871号公報(特許文献1)では、天板付き家具を建物の壁面に対して連結する家具連結具が提案されている。この家具連結具は、より詳細には、天板付き家具の天板表面に接着またはビス留めされる第1固定部材と、建物の壁面に接着またはビス留めされる第2固定部材と、第1固定部材と第2固定部材との間を連結する帯状または紐状の連結具本体と、を備えている。
しかしながら、この家具連結具では、天板付き家具が建物の壁面に対して連結されるため、天板付き家具の配置(レイアウト)の変更が困難である。また、この家具連結具では、天板付き家具の天板表面に第1固定部材の接着領域を確保する必要があるため、天板表面の作業性や作業領域が損なわれてしまう。
これらの問題を解決するために、特開2006−307976号公報(特許文献2)では、一対の天板付き家具の天板の奥側端面同士を密着させた状態で連結する家具連結具が提案されている。この家具連結具は、より詳細には、天板の互いに向かい合う奥側端面に隣接する他の端面(側面)に取り付られる一対の側面板材と、当該一対の側面板材間に掛け渡されるように配置されて当該一対の側面板材の各々に固定される連結具本体と、を備えている。
ところで、地震、振動等の外力に対して家具の転倒を防止するためには、家具の脚に作用する自重による抵抗モーメントが、家具を転倒させようとする外力による転倒モーメントよりも大きくなければならない。
しかしながら、特許文献2に記載の家具連結具では、天板の奥側端面同士を密着させる必要があるため、連結後の天板付き家具の奥行方向の脚の間隔が、天板の奥行方向の長さの約2倍までしか広げられない。そのため、特に軽量な天板付き家具や重心位置が高い天板付き家具では、連結後の天板付き家具の脚に作用する抵抗モーメントが、奥行方向の外力による転倒モーメントに耐えるのに十分な大きさにならないことがある。また、この家具連結具では、連結後の天板付き家具の天板表面の作業領域を、天板2枚分以上に広げることはできない。更に、この家具連結具では、天板側面に専用の側面板材を取り付ける必要があるため、側面板材の取り付けに材料費及び労力がかかるという不都合もある。
特開2013−48871号公報 特開2006−307976号公報
本発明は、以上のような問題点に着目し、これを有効に解決すべく創案されたものである。本発明の目的は、天板付き家具の耐震性を一層高めることができると共に、天板表面の作業領域を天板2枚分以上に広げることができる家具連結具および天板延長家具を提供することにある。
本発明は、天板の端面同士が所定の間隔を空けて向かい合うような向きで配置された一対の天板付き家具の前記天板間に掛け渡されるように配置される連結具本体と、前記連結具本体を、前記一対の天板付き家具の天板の裏面に、または、前記一対の天板付き家具の天板の前記向かい合う端面に隣接する他の端面に、固定するための固定部材と、前記一対の天板付き家具の天板の前記向かい合う端面間に配置されると共に前記連結具本体によって裏面を支持される天板延長用板部材と、を備えたことを特徴とする家具連結具である。
本発明によれば、一対の天板付き家具が、天板の端面同士が所定の間隔を空けて向かい合うように配置された状態で連結具本体により連結されるため、連結後の天板付き家具の脚の間隔は、天板の端面同士が密着される場合に比べて、前記所定の間隔だけ更に広がり得る。これにより、連結後の天板付き家具の脚に作用する抵抗モーメントが増大され、耐震性が一層高まり得る。また、一対の天板付き家具の天板の向かい合う端面間に天板延長用板部材が配置され、当該天板延長用板部材の裏面が連結具本体によって支持されることで、天板表面の作業領域が天板2枚分以上に広がり得る。
好ましくは、前記連結具本体には、前記天板延長用板部材の裏面に当接可能な当接部材が、鉛直方向に高さ位置可変に設けられている。このような態様によれば、天板延長用板部材の表面の高さ位置を、天板表面の高さ位置と一致するように容易に調整することができる。
具体的には、例えば、前記連結具本体の少なくとも一部は、前記天板延長用板部材の裏面と対向するように配置されており、当該一部には、ネジ穴が設けられており、前記当接部材は、前記ネジ穴に螺合されたネジ部材からなる。このような態様によれば、ネジ穴に螺合されたネジ部材を回転させることで、ネジ部材(当接部材)の上端部の高さ位置を容易に微調整することできる。これにより、例えば複数のネジ部材の上端部で天板延長板部材の裏面を支持する場合、各ネジ部材の上端部の高さ位置が互いに一致するように精密に調整されることで、天板延長用板部材にガタツキが生じることが防止され得る。
この場合、更に好ましくは、前記天板延長用板部材の裏面のうち前記ネジ部材に対応する部分には、窪みが形成されている。このような態様によれば、天板延長用板部材の裏面の窪みにネジ部材の上端部が挿入されることで、天板延長用板部材が横滑することが防止され、耐震性が一層高まり得る。
また、好ましくは、前記連結具本体は、前記一対の天板付き家具の天板の裏面側に配置されており、前記固定部材は、前記連結具本体を前記一対の天板付き家具の天板の裏面に固定するようになっている。このような態様によれば、連結具本体及び固定部材が一対の天板付き家具の天板及び天板延長板用部材の裏面側に配置されることで、連結具本体及び固定部材は外観上視認され得ない。そのため、一対の天板付き家具のデザイン性が損なわれることが防止され得る。
前記天板延長用板部材の表面には、パーティションが立設されていてもよい。
また、本発明は、天板の端面同士が所定の間隔を空けて向かい合うような向きで配置可能な一対の天板付き家具と、前記したいずれかの特徴を有する家具連結具と、を備えたことを特徴とする天板延長家具である。
本発明によれば、一対の天板付き家具が、天板の端面同士が所定の間隔を空けて向かい合うように配置された状態で連結具本体により連結されるため、連結後の天板付き家具の脚の間隔は、天板の端面同士が密着される場合に比べて、前記所定の間隔だけ更に広がり得る。これにより、連結後の天板付き家具の脚に作用する抵抗モーメントが増大され、耐震性が一層高まり得る。また、一対の天板付き家具の天板の向かい合う端面間に天板延長用板部材が配置され、当該天板延長用板部材の裏面が連結具本体によって支持されることで、天板表面の作業領域が天板2枚分以上に広がり得る。
本発明によれば、一対の天板付き家具が、天板の端面同士が所定の間隔を空けて向かい合うように配置された状態で連結具本体により連結されるため、連結後の天板付き家具の脚の間隔は、天板の端面同士が密着される場合に比べて、前記所定の間隔だけ更に広がり得る。これにより、連結後の天板付き家具の脚に作用する抵抗モーメントが増大され、耐震性が一層高まり得る。また、一対の天板付き家具の天板の向かい合う端面間に天板延長用板部材が配置され、当該天板延長用板部材の裏面が連結具本体によって支持されることで、天板表面の作業領域が天板2枚分以上に広がり得る。
図1は、本発明の第1の実施の形態による天板延長家具を示す概略斜視図である。 図2は、図1の天板延長家具の概略平面図である。 図3は、図1の天板延長家具における家具連結具を拡大して示す概略側面図である。 図4は、図3の家具連結具の天板延長用板部材の裏面に窪みが設けられた態様を説明するための概略側面図である。 図5は、図3の家具連結具の天板延長用板部材の表面にパーティションが立設された態様を説明するための概略斜視図である。 図6は、本発明の第2の実施の形態による天板延長家具を示す概略斜視図である。 図7は、図6の天板延長家具の概略平面図である。 図8は、図6の天板延長家具における家具連結具を拡大して示す概略側面図である。 図9は、図7の天板延長家具のA−A線切断断面図である。 図10は、本発明の第3の実施の形態による天板延長家具を示す概略斜視図である。 図11は、図10の天板延長家具の概略側面図である。 図12は、図10の天板延長家具における補助連結具の別例を示す概略側面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態による天板延長家具10aを示す概略斜視図である。図2は、図1の天板延長家具10aの概略平面図である。図3は、図1の天板延長家具10aにおける家具連結具20を拡大して示す概略側面図である。
図1に示すように、本実施の形態による天板延長家具10aは、天板12a、12bの端面13a、13b同士が所定の間隔を空けて向かい合うような向きで配置可能な一対の天板付き家具11a、11bと、一対の天板付き家具11a、11bを連結するための2個の家具連結具20と、を備えている。
天板付き家具11a、11bは、具体的には、例えば、オフィス等で使用されているそれ自体は公知のデスク(机、テーブルを含む)である。図1に示すように、本実施の形態の天板付き家具11a、11bは、平面視矩形状を有する天板12a、12bと、側面視「コ」字形状を有し、天板12a、12bの裏面に対して直角に固定された一対の側板17a、17bと、一対の側板17a、17b間に掛け渡されるように配置されて当該一対の側板17a、17bに固定された背板16a、16bと、を有している。天板12a、12bは、例えば合板からなり、天板12a、12bの厚みは、例えば30mmである。
図1に示すように、天板12a、12bの裏面と背板16a、16bの上端部との間には、例えば電気コードやネットワークケーブル等を通すことができるように、所定の間隔の隙間が空けられている。また、側板17a、17bの下端部が位置する平面(例えば、地面)と背板16a、16bの下端部との間にも、例えば電気コードやネットワークケーブル等を通すことができるように、所定の間隔の隙間が空けられている。本実施の形態では、側板17a、17bの下端部のみが地面に接しており、すなわち、側板17a、17bが天板付き家具11a、11bを支持する脚を形成している。
図1に示すように、一対の天板付き家具11a、11bは、背板16a、16b同士が互いに平行に向かい合うような向きで配置されている。天板12a、12bの背板16a、16b側の端面13a、13b間には、所定の間隔(例えば、200mm)が空けられている。
図3に示すように、本実施の形態の家具連結具20は、一対の天板付き家具11a、11bの天板12a、12b間に掛け渡されるように配置される連結具本体21と、連結具本体21を、一対の天板付き家具11a、11bの天板12a、12bの裏面に固定するための固定部材23a、23bと、一対の天板付き家具11a、11bの天板12a、12bの向かい合う端面13a、13b間に配置されると共に連結具本体21によって裏面を支持される天板延長用板部材22と、を有している。
連結具本体21としては、具体的には、例えば、矩形状の断面を有する筒形金具が用いられる。連結具本体21の軸方向の長さは、例えば400mmであり、連結具本体21の矩形状の断面の一辺の長さは、例えば30mmである。
連結具本体21は、一対の天板付き家具11a、11bの天板12a、12bの裏面側に配置されており、連結具本体21の軸線は、向かい合う端面13a、13bに対して直角な向きに向けられている。連結具本体21の両端部は、それぞれ、天板12a、12bの裏面と背板16a、16bの上端部との間の隙間に挿入されている。これにより、連結具本体21と背板16a、16bとが物理的に干渉することが防止されている。
各天板12a、12bの裏面にはそれぞれネジ穴18a、18bが設けられており、連結具本体21の上壁のうち当該ネジ穴18a、18bに対応する部分には貫通孔が空けられている。本実施の形態の固定部材23a、23bは、各連結具本体21の上壁の貫通孔に上向きに挿通されて、天板12a、12bの裏面のネジ穴18a、18bに螺合されるネジ部材からなる。すなわち、連結具本体21は、固定部材23a、23bにより天板12a、12bの各裏面にネジ留めされるようになっている。
なお、各天板12a、12bの裏面のネジ穴18a、18bとしては、好ましくは、引き出し等の収納を取り付ける目的で設けられた既存のネジ穴が使用され得る。
図2に示すように、天板延長用板部材22は、平面視矩形状を有しており、天板12a、12bの向かう合う端面13a、13b間に水平に配置されている。天板延長用板部材22は、例えば合板からなる。天板延長用板部材22の幅は、例えば200mmであり、厚みは、例えば20mmである。
図3に示すように、連結具本体21には、天板延長用板部材22の裏面に当接可能な当接部材24が、鉛直方向に高さ位置可変に設けられている。
具体的には、例えば、連結具本体21のうち天板延長用板部材22の裏面と対向する部分にネジ穴が設けられており、当接部材24は、当該ネジ穴に螺合されたネジ部材からなる。本実施の形態では、連結具本体21の上壁のうち天板延長用板部材22の裏面と対向する部分には貫通孔が2つ空けられており、連結具本体21の上壁の下面側には、各貫通孔にそれぞれ対応するようにナット29が2つ溶接されて固定されている。そして、ネジ部材からなる当接部材24は、連結具本体21の上壁の各貫通孔に下向きに挿入されて各ナット29のネジ穴に螺合されている。ネジ部材からなる当接部材24が回転することにより、当該当接部材24の上端部の高さ位置は容易に微調整されるようになっている。
なお、連結具本体21の上壁の厚みが十分厚い場合には、上壁の貫通孔の内周面にネジ溝を形成してもよい。この場合、ナット29を省略してもよい。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
図1に示すように、まず、一対の天板付き家具11a、11bが、天板12a、12bの背板16a、16b側の端面13a、13b同士が所定の間隔を空けて向かい合うような向きで配置される。
次に、家具連結具20の連結具本体21が、天板12a、12bの裏面側において、天板12a、12b間に掛け渡されるように配置される。本実施の形態では、連結具本体21の両端部は、それぞれ、天板12a、12bの裏面と背板16a、16bの上端部との隙間に挿入される。連結具本体21の上壁の貫通孔が天板12a、12bの裏面のネジ穴18a、18bに対応するように位置合わせされる。
次に、ネジ部材からなる固定部材23a、23bが、連結具本体21の両端部から連結具本体21の内側に入れられ、連結具本体21の上壁の貫通孔に上向きに挿通されて、天板12a、12bの裏面のネジ穴18a、18bに螺合される。これにより、連結具本体21が天板12a、12bの各裏面にネジ留めにより固定される。
次に、ネジ部材からなる当接部材24が回転され、各当接部材24の上端部の高さ位置が互いに一致するように精密に調整される。
次に、一対の天板付き家具11a、11bの天板12a、12bの向かい合う端面13a、13b間に、天板延長用板部材22が配置される。天板延長用板部材22の裏面には各当接部材24の上端部が当接され、天板延長用板部材22は各当接部材24を介して連結具本体21によって支持される。各当接部材24の上端部の高さ位置が互いに一致するように精密に調整されているため、天板延長用板部材22にガタツキが生じることが防止され得る。
なお、本件発明者の実際の検証によれば、連結部本体21上に支持された天板延長用板部材22は、40kg程度の荷重に対して十分に耐え得ることが確認された。従って、例えば、図5に示すように、天板延長用板部材22の表面には、比較的重量のあるパーティション27を立設することもできる。
以上のような本実施の形態によれば、一対の天板付き家具11a、11bが、天板12a、12bの端面13a、13b同士が所定の間隔を空けて向かい合うように配置された状態で連結具本体21により連結されるため、連結後の天板付き家具11a、11bの脚(本実施の形態では、側板17a、17b)の間隔は、天板12a、12bの端面13a、13b同士が密着される場合に比べて、前記所定の間隔だけ更に広がり得る。これにより、連結後の天板付き家具11a、11bの脚に作用する抵抗モーメントが増大され、耐震性が一層高まり得る。
また、本実施の形態によれば、一対の天板付き家具11a、11bの天板12a、12bの向かい合う端面13a、13b間に天板延長用板部材22が配置され、当該天板延長用板部材22の裏面が連結具本体21によって支持されることで、天板12a、12b表面の作業領域が天板2枚分以上に広がり得る。
また、本実施の形態によれば、連結具本体21には、天板延長用板部材22の裏面に当接可能な当接部材24が、鉛直方向に高さ位置可変に設けられているため、当接部材24が当接する天板延長用板部材22の表面の高さ位置を、天板12a、12b表面の高さ位置と一致するように容易に調整することができる。
また、本実施の形態によれば、連結具本体21及び固定部材23a、23bが一対の天板付き家具11a、11bの天板12a、12b及び天板延長板用部材22の裏面側に配置されているため、連結具本体21及び固定部材23a、23bは外観上視認され得ない。そのため、一対の天板付き家具11a、11bのデザイン性が損なわれることが防止され得る。
なお、本実施の形態では、図3に示すように、天板延長用板部材22の裏面は平坦であったが、図4に示すように、天板延長用板部材22の裏面のうち当接部材(ネジ部材)24に対応する部分には、窪み28が形成されていてもよい。この場合、ネジ部材24の上端部が窪み28に挿入されることで、天板延長用板部材22が横滑することが防止され、耐震性が一層高まり得る。
また、本実施の形態では、図1乃至図3に示すように、一対の天板付き家具11a、11bは、天板12a、12bの背板16a、16b側の端面(奥側端面)13a、13bが所定の間隔を空けて向かい合うように配置された状態で、家具連結具20により連結されたが、これに限定されず、天板12a、12bの側板17a、17b側の端面(側面)14a、14bが所定の間隔を空けて向かい合うように配置された状態で、家具連結具20により連結されてもよい。
次に、図6乃至図9を参照して、本発明の第2の実施の形態について説明する。
図6は、本発明の第2の実施の形態による天板延長家具を示す概略斜視図である。図7は、図6の天板延長家具の概略平面図である。図8は、図6の天板延長家具における家具連結具を拡大して示す概略側面図である。図9は、図7の天板延長家具のA−A線切断断面図である。
図6に示すように、本実施の形態による天板延長家具10bは、第1の実施の形態における家具連結具20の代わりに、それとは異なる態様の家具連結具30を備えている。
図6乃至図9に示すように、本実施の形態の家具連結具30は、一対の天板付き家具11a、11bの天板12a、12b間に掛け渡されるように配置される連結具本体31と、連結具本体31を、一対の天板付き家具11a、11bの天板12a、12bの向かい合う端面13a、13bに隣接する他の端面(側面)14a、14bに固定するための固定部材33a、33bと、一対の天板付き家具11a、11bの天板12a、12bの向かい合う端面13a、13b間に配置されると共に連結具本体31によって裏面を支持される天板延長用板部材22と、を有している。
連結具本体31としては、具体的には、例えば、細長形状の板状金具が用いられる。連結具本体21の長手方向の長さは、例えば400mmである。
連結具本体31は、各天板12a、12bの側面と向かい合うように配置されている。各天板12a、12bの側面にはそれぞれネジ穴(不図示)が設けられており、連結具本体31のうち当該ネジ穴に対応する部分には貫通孔が空けられている。本実施の形態の固定部材33a、33bは、連結具本体31に対して天板12a、12bとは逆側から当該連結具本体31の貫通孔に挿通されて、天板12a、12bの側面のネジ穴に螺合されるネジ部材からなる。すなわち、連結具本体31は、固定部材33a、33bにより天板12a、12bの側面にネジ留めされるようになっている。
本実施の形態では、連結具本体31の少なくとも一部は、天板延長用板部材22の裏面と対向するように配置されており、当該一部には、ネジ穴が設けられている。具体的には、例えば、図8及び図9に示すように、連結具本体31のうち天板12a、12bの向かい合う端面13a、13b間に露出する部分には「L」字状金具34が取り付けられており、当該「L」字状金具34の下腕部が、天板12a、12bの裏面と対向するように突き出されている。
そして、「L」字状金具34の下腕部には貫通孔が2つ空けられており、当該下腕部の下面側には、各貫通孔にそれぞれ対応するようにナット29が2つ溶接されて固定されている。そして、ネジ部材からなる当接部材24が、「L」字状金具34の下腕部の各貫通孔に下向きに挿入されて各ナット29のネジ穴に螺合されている。ネジ部材からなる当接部材24が回転することにより、当該当接部材24の上端部の高さ位置は容易に調整されるようになっている。
その他の構成は図1乃至図3に示す第1の実施の形態と略同様である。図6乃至図9において、図1乃至図3に示す第1の実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
図6に示すように、まず、第1の実施の形態と同じやり方で、一対の天板付き家具11a、11bが、天板12a、12bの背板16a、16b側の端面13a、13b同士が所定の間隔を空けて向かい合うような向きで配置される。
次に、家具連結具30の連結具本体31が、天板12a、12bの側面側において、天板12a、12b間に掛け渡されるように配置される。連結具本体31の貫通孔が天板12a、12bの側面のネジ穴に対応するように位置合わせされる。
次に、ネジ部材からなる固定部材33a、33bが、連結具本体31に対して天板12a、12bとは逆側から、連結具本体31の貫通孔に挿入されて、天板12a、12bの側面のネジ穴に螺合される。これにより、連結具本体21が各天板12a、12bの側面にネジ留めにより固定される。
次に、ネジ部材からなる当接部材24が回転され、各当接部材24の上端部の高さ位置が互いに一致するように精密に調整される。
次に、一対の天板付き家具11a、11bの天板12a、12bの向かい合う端面13a、13b間に、天板延長用板部材22が配置される。天板延長用板部材22の裏面には各当接部材24の上端部が当接され、天板延長用板部材22は各当接部材24を介して連結具本体31の「L」字状金具34によって支持される。各当接部材24の上端部の高さ位置が互いに一致するように精密に調整されているため、天板延長用板部材22にガタツキが生じることが防止され得る。
以上のような第2の実施の形態によっても、連結具本体31及び固定部材33a、33bが外観上視認される点以外は、第1の実施の形態と同様の作用効果が得られる。
なお、本実施の形態においても、図4に示すように、天板延長用板部材22の裏面のうちネジ部材24に対応する部分に窪み28が形成されていてもよい。また、図5に示すように、天板延長用板部材22の表面にパーティション27が立設されていてもよい。
また、本実施の形態では、図6乃至図9に示すように、一対の天板付き家具11a、11bは、天板12a、12bの背板16a、16b側の端面(奥側端面)13a、13bが所定の間隔を空けて向かい合うように配置された状態で、家具連結具30により連結されたが、これに限定されず、天板12a、12bの側板17a、17b側の端面(側面)14a、14bが所定の間隔を空けて向かい合うように配置された状態で、家具連結具30により連結されてもよい。
次に、図10及び図11を参照して、本発明の第3の実施の形態について説明する。
図10は、本発明の第3の実施の形態による天板延長家具を示す概略斜視図である。図11は、図10の天板延長家具の概略側面図である。
図10及び図11に示すように、第3の実施の形態による天板延長家具10cは、第1の実施の形態と同じ家具連結具20に加えて、一対の天板付き家具11a、11bを連結するための補助連結具40を更に備えている。
図11に示すように、本実施の形態の補助連結具40は、一対の天板付き家具11a、11bの向かい合う背板16a、16b間に掛け渡されるように配置される補助連結具本体41と、補助連結具本体41を一対の天板付き家具11a、11bの向かい合う背板16a、16bに固定するための補助固定部材43a、43bと、を有している。
補助連結具本体41は、図11における左右方向に延びる板状金具からなり、補助連結具本体41の両端部は、背板16a、16bの下端部と地面との間の隙間に挿入されて更に左右方向に延ばされている。
そして、図11に示すように、補助連結具本体41の両端部は、背板16a、16bの向かい合う面とは逆側の裏面側において、上向きに屈曲されており、当該屈曲された部分にはネジ穴が空けられている。
補助固定部材43a、43bは、補助連結具本体41の両端部のネジ穴に螺合されたネジ部材からなる。ネジ部材からなる補助固定部材43a、43bが回転されることで、補助固定部材43a、43bのネジ先が、一対の天板付き家具11a、11bの背板16a、16bの裏面に当接されるようになっている。
その他の構成は図1乃至図3に示す第1の実施の形態と略同様である。図9及び図10において、図1乃至図3に示す第1の実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
図10に示すように、まず、第1の実施の形態と同じやり方で、一対の天板付き家具11a、11bが、天板12a、12bの背板16a、16b側の端面13a、13b同士が所定の間隔を空けて向かい合うような向きで配置される。
次に、第1の実施の形態と同じやり方で、家具連結具20の連結具本体21が、一対の天板付き家具11a、11bの裏面に対して固定される。そして、一対の天板付き家具11a、11bの天板12a、12bの向かい合う端面13a、13b間に、天板延長用板部材22が配置され、天板延長用板部材22の裏面が各当接部材24を介して連結具本体21によって支持される。
次に、補助連結具本体41が、向かい合う背板16a、16b間に掛け渡されるように配置される。本実施の形態では、補助連結具本体41の両端部は、それぞれ、背板16a、16bの下端部と地面との間の隙間に挿入され、背板16a、16bの裏面に向き合うように配置される。
次に、ネジ部材からなる補助固定部材43a、43bが回転され、補助固定部材43a、43bのネジ先が、一対の天板付き家具11a、11bの背板16a、16bの裏面に当接される。
以上のような第3の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の作用効果が得られる他、背板16a、16bの裏面に補助固定部材43a、43bが当接されることで、背板16a、16b同士の間隔が家具連結具20を支点として「ハ」字状に広がることが防止され、一対の天板付き家具11a、11bの耐震性が一層高まり得る。
なお、本実施の形態では、補助連結具本体41の長さが調整不可能に構成されていたが、図12に示すように、補助連結具本体41’の長さが調整可能に構成されていてもよい。
具体的には、例えば、図12に示すように、補助連結具本体41’は、一対の筒形金具41a、41bと、両端部が当該一対の筒形金具41a、41bの内部にそれぞれスライド可能に挿入されたコア金具41cと、を有している。
図12に示すように、一対の筒形金具41a、41bの周壁には当該周壁を貫通するようにネジ穴が空けられており、当該ネジ穴にネジ部材44a、44bが螺合されている。ネジ部材44a、44bが回転されることで、ネジ部材44a、44bのネジ先が筒形金具41a、41bの内側に突き出され、コア金具41cに当接されるようになっている。これにより、コア金具41cがネジ部材44a、44bのネジ先と筒形金具41a、41bの内周面との間で挟まれて摩擦力が発生し、当該摩擦力により、コア金具41cは筒形金具41a、41bに対して固定されるようになっている。
また、本実施の形態では、図12に示すように、筒形金具41a、41bのコア金具41cとは逆側の端部には、それぞれ、2本の腕部を有する「コ」字状金具45a、45bが、各腕部の先端を上向きに向けられた姿勢で溶接されて固定されている。「コ」字状金具45a、45bのうち筒形金具41a、41bとは逆側の腕部には当該腕部を貫通するようにネジ穴が空けられており、当該ネジ穴にネジ部材からなる補助固定部材43a、43bが螺合されている。また、「コ」字状金具45a、45bのうち筒形金具41a、41b側の腕部の内面には、弾性部材46a、46b(例えば、ゴム)が取り付けられている。
このような構成からなる補助連結具40’では、補助連結具本体41’が、一対の天板付き家具11a、11bの向かい合う背板16a、16b間に掛け渡されるように配置される際に、背板16a、16bの下端部が、それぞれ、各「コ」字状金具45a、45bの2本の腕部の間に挿入される。
次に、筒形金具41a、41bがコア金具41cに対してスライドされて、補助連結具本体41’が長手方向に伸長され、「コ」字状金具45a、45bのうち筒形金具41a、41b側の腕部に取り付けられた弾性部材46a、46bが、背板16a、16bの互いに向かい合う面に当接される。この状態で、ネジ部材44a、44bが回転され、コア金具41cが筒形金具41a、41bに対して固定される。
次に、ネジ部材からなる補助固定部材43a、43bが回転され、補助固定部材43a、43bのネジ先が、背板16a、16bの裏面に当接される。
このような態様によれば、補助連結具40’が一対の天板付き家具11a、11bの背板16a、16bの裏面だけでなく向かい合う面にも当接されることで、背板16a、16b同士が補助連結具40’を介して一層強固に連結され得る。これにより、一対の天板付き家具11a、11bの耐震性が一層高まり得る。
なお、以上のような第1乃至第3の実施の形態では、一対の天板付き家具11a、11bは、それ自体は公知のデスク(机、テーブルを含む)であったが、これに限定されず、例えば、それ自体は公知のベンチ(椅子、スツールを含む)であってもよい。
10a 天板延長家具
10b 天板延長家具
10c 天板延長家具
11a、11b 天板付き家具
12a、12b 天板
13a、13b 向かい合う端面
14a、14b 他の端面(側面)
16a、16b 背板
17a、17b 側板
18a、18b ネジ穴
20 家具連結具
21 連結具本体
22 天板延長用板部材
23a、23b 固定部材
24 当接部材
27 パーティション
28 窪み
29 ナット
30 家具連結具
31 連結具本体
33a、33b 固定部材
34 「L」字状金具
40 補助連結具
40’ 補助連結具
41 補助連結具本体
41’ 補助連結具本体
41a、41b 筒形金具
41c コア金具
43a、43b 補助固定部材
44a、44b ネジ部材
45a、45b 「コ」字状金具
46a、46b 弾性部材

Claims (7)

  1. 天板の端面同士が所定の間隔を空けて向かい合うような向きで配置された一対の天板付き家具の前記天板間に掛け渡されるように配置される連結具本体と、
    前記連結具本体を、前記一対の天板付き家具の天板の裏面に、または、前記一対の天板付き家具の天板の前記向かい合う端面に隣接する他の端面に、固定するための固定部材と、
    前記一対の天板付き家具の天板の前記向かい合う端面間に配置されると共に前記連結具本体によって裏面を支持される天板延長用板部材と、
    を備えたことを特徴とする家具連結具。
  2. 前記連結具本体には、前記天板延長用板部材の裏面に当接可能な当接部材が、鉛直方向に高さ位置可変に設けられている
    を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の家具連結具。
  3. 前記連結具本体の少なくとも一部は、前記天板延長用板部材の裏面と対向するように配置されており、当該一部には、ネジ穴が設けられており、
    前記当接部材は、前記ネジ穴に螺合されたネジ部材からなる
    ことを特徴とする請求項2に記載の家具連結具。
  4. 前記天板延長用板部材の裏面のうち前記ネジ部材に対応する部分には、窪みが形成されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の家具連結具。
  5. 前記連結具本体は、前記一対の天板付き家具の天板の裏面側に配置されており、
    前記固定部材は、前記連結具本体を前記一対の天板付き家具の天板の裏面に固定するようになっている
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の家具連結具。
  6. 前記天板延長用板部材の表面には、パーティションが立設されている
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の家具連結具。
  7. 天板の端面同士が所定の間隔を空けて向かい合うような向きで配置可能な一対の天板付き家具と、
    請求項1乃至6のいずれかに記載の家具連結具と、
    を備えたことを特徴とする天板延長家具。
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