JP2015088926A - デジタルフィルタ - Google Patents

デジタルフィルタ Download PDF

Info

Publication number
JP2015088926A
JP2015088926A JP2013225973A JP2013225973A JP2015088926A JP 2015088926 A JP2015088926 A JP 2015088926A JP 2013225973 A JP2013225973 A JP 2013225973A JP 2013225973 A JP2013225973 A JP 2013225973A JP 2015088926 A JP2015088926 A JP 2015088926A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
inverter
carrier frequency
digital filter
switching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013225973A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6213155B2 (ja
Inventor
得郎 筒井
Tokuro Tsutsui
得郎 筒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2013225973A priority Critical patent/JP6213155B2/ja
Publication of JP2015088926A publication Critical patent/JP2015088926A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6213155B2 publication Critical patent/JP6213155B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Power Conversion In General (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Abstract

【課題】フィルタ定数を変更した際のデジタルフィルタの出力波形の特性を改善すること。
【解決手段】電力変換装置の電圧が入力され、且つカットオフ周波数を可変に制御するデジタルフィルタは、電力変換装置のキャリア周波数を変更する際に、変更前後のキャリア周波数を比較した結果に基づいて、デジタルフィルタのフィルタ定数を切り替えるタイミングと電力変換装置のキャリア周波数を変更するタイミングの順序が決定され、前記デジタルフィルタのフィルタ定数を切り替えるタイミングで切り替えられたフィルタ定数に基づいて、フィルタリングを行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、デジタルフィルタに関する。
駆動源として電動モータを搭載したハイブリッド車、電気自動車、燃料電池車などが知られている。このような車両は、電動モータに電力を供給する、例えば、バッテリ、キャパシタなどの電源装置と、電圧を昇圧または降圧するためのコンバータと、直流と交流とを変換するためのインバータなどの電気機器とが設けられたシステムを備える。
デジタルフィルタに関して、サーボデータ算出のためのパラメータを算出し、これらに基づいて動作モードを判定し、動作モードに応じてフィルタのパラメータを変更し、フィルタの内部変数の初期値を適切な値に設定することにより、フィルタ特性変更時にフィルタ出力が不連続となることを防止する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、デジタルフィルタの出力信号に対して演算を施して出力するフィードバック信号演算部と、デジタルフィルタの入力信号に対して演算を施して出力するフィードフォワード信号演算部と、該フィードバック信号演算部の出力と該フィードフォワード信号演算部の出力とを加算してデジタルフィルタの出力信号とする加算器とを具備するデジタルフィルタのフィルタ係数を変更する技術が知られている。この技術では、デジタルフィルタの全フィルタ係数を順次0に設定し、該フィードバック信号演算部におけるフィルタ係数を順次変更後の係数へ更新し、該フィードフォワード信号演算部におけるフィルタ係数を順次変更後の係数へ変更する(例えば、特許文献2参照)。
特開平11−112289号公報 特開平02−252307号公報
動作モードに応じてフィルタのパラメータを変更する技術では、フィルタ定数変更時のフィルタ出力値の不連続性を抑えるために積分制御を行うため、複雑な演算処理が必要となる。
デジタルフィルタの全フィルタ係数を順次0に設定し、該フィードバック信号演算部におけるフィルタ係数を順次変更後の係数へ更新する技術では、全フィルタ係数を順次0に設定するための演算量が増加するとともに、全フィルタ係数を順次0に設定するためフィルタリングできない時間が発生するとともに、フィルタリングに遅れが生じる。
本発明の目的は、フィルタ定数を変更した際のデジタルフィルタの出力波形の特性を改善することである。
開示の一実施例のデジタルフィルタは、
電力変換装置の電圧が入力され、且つカットオフ周波数を可変に制御するデジタルフィルタであって、
前記電力変換装置のキャリア周波数を変更する際に、変更前後のキャリア周波数を比較した結果に基づいて、前記デジタルフィルタのフィルタ定数を切り替えるタイミングと前記電力変換装置のキャリア周波数を変更するタイミングの順序が決定され、前記デジタルフィルタのフィルタ定数を切り替えるタイミングで切り替えられたフィルタ定数に基づいて、フィルタリングを行う。
開示の実施例によれば、フィルタ定数を変更した際のデジタルフィルタの出力波形の特性を改善することができる。
制御回路の一例を示す図である。 制御回路の一実施例を示す図である。 制御回路の動作の一実施例を示す図である。 制御回路の一実施例のデジタルフィルタの出力波形を示す図である。
次に、本発明を実施するための形態を、以下の実施例に基づき図面を参照しつつ説明する。以下で説明する実施例は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施例に限られない。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。
<実施例>
<制御回路>
図1に、制御回路の一例を示す。
制御回路の一例は、モータ400に電力を供給する。制御回路は、駆動源としてモータを搭載したハイブリッド車、電気自動車、燃料電池車などに搭載される。
制御回路は、コンバータ200と、インバータ300とを備える。インバータ300は、モータ400を駆動する。コンバータ200は、インバータ300に必要な電力を供給する。
コンバータ200は、昇圧制御を行う。コンバータ200は、インバータ300のスイッチングノイズやモータノイズをフィルタで除去した電圧(VH電圧)を昇圧制御に使用する。コンバータ200は、リアクトル202と、2個のトランジスタTrbH204、TrbL206と、2個のダイオード208、210とを有する。トランジスタTrbH204、TrbL206の一例は、npn型のトランジスタである。リアクトル202は、バッテリ100の正極側に一端が接続され、2個のトランジスタの接続点に他端が接続される。
2個のトランジスタTrbH204、TrbL206は、直列に接続される。各トランジスタTrbH204、TrbL206のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すようにダイオード208、210がそれぞれ接続される。
2個のトランジスタTrbH204、TrbL206のゲート電圧をオンまたはオフに制御することにより、インバータ300に供給する電力量が調整される。
トランジスタTrbH204、TrbL206を、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)で構成してもよい。トランジスタに代えて、パワーMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field-Effect Transistor)などの電力スイッチング素子を用いるようにしてもよい。
バッテリ100から放電された電力をモータ400に供給する際、コンバータ200のスイッチング動作により、電圧が昇圧される。逆に、モータ400により発電された電力をバッテリ100に充電する際、電圧がコンバータ200により降圧される。
インバータ300は、直流電力から交流電力を電気的に生成する電源回路を有する電力変換装置である。インバータ300は、U相アーム302と、V相アーム304と、W相アーム306とを有する。U相アーム302と、V相アーム304と、W相アーム306は並列に接続される。U相アーム302は、直列に接続された2個のトランジスタ308、310を有する。V相アーム304は、直列に接続された2個のトランジスタ312、314を有する。W相アーム306は、直列に接続された2個のトランジスタ316、318を有する。トランジスタ308−318の一例は、npn型のトランジスタである。
トランジスタ308のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオード320が接続される。トランジスタ310のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオード322が接続される。トランジスタ312のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオード324が接続される。トランジスタ314のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオード326が接続される。トランジスタ316のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオード328が接続される。トランジスタ318のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオード330が接続される。
各アームにおける各トランジスタの接続点は、モータ400の各コイル(図示なし)の中性点(図示なし)とは異なる端部にそれぞれ接続される。
インバータ300は、バッテリ100から供給される直流電流を交流電流に変換し、モータ400に供給する。また、インバータ300は、モータ400により発電された交流電流を直流電流に変換する。
平滑コンデンサ102は、バッテリ100によりチャージされる。
2個のトランジスタTrbH204、TrbL206のゲート電圧をオンにする時間とオフにする時間は、インバータ300の電源電圧Vs_invに基づいて設定される。つまり、2個のトランジスタTrbH204、TrbL206のゲート電圧をオンにする時間とオフにする時間を制御する際に、インバータの電源電圧Vs_invを1つのパラメータとして使用する。具体的には、インバータ300の電源電圧Vs_invが目標電圧よりも低い場合には電力供給量を上昇させるように制御し、逆にインバータ300の電源電圧Vs_invが目標電圧よりも高い場合には電力供給量を低下させるように制御する。
仮に、インバータ300の電源電圧Vs_invにノイズが重畳した場合を考える。この場合、本来の電源電圧Vs_invに対して、ノイズが重畳した電源電圧Vs_invに基づいてTrbH204、TrbL206のゲート電圧をオンにする時間とオフにする時間が制御されるため好ましくない。
インバータ300の電源電圧Vs_invに重畳するノイズは、モータノイズなどのモータ400の回転数に比例した成分やインバータ300のスイッチングノイズなどのインバータ300のキャリア周波数に比例した成分が支配的である。
モータ400の回転数に対応して、カットオフ周波数などのフィルタ定数が制御側から設定される。モータ400の回転数は連続的に変化するため、制御側から設定されるフィルタ定数も連続的に変化する。このため、デジタルフィルタの出力にグリッジは発生しない。
インバータ300のキャリア周波数に対応して、カットオフ周波数などのフィルタ定数が制御側から設定される。モータの回転数に対して、インバータ300のキャリア周波数は、走行モードの変化により、制御側から不連続に変更させる。このため、キャリア周波数を切り替える際に、フィルタ定数も不連続に切り替えることになる。
つまり、インバータ300の電源電圧Vs_invに重畳するノイズのうち、デジタルフィルタの出力に残る振幅の大きなノイズは、インバータ300のキャリア周波数に依存する。ここで、インバータ300のキャリア周波数は、トランジスタTrbH204、TrbL206のゲート電圧をオンまたはオフにする周波数である。したがって、キャリア周波数に基づいてノイズの周波数を算出し、適切なフィルタリングを行うことでノイズを低減できる。
なお、キャリア周波数は、モータ400の動作モード、動作状態に応じて適宜変更する必要があるため、カットオフ周波数が可変であるデジタルフィルタを使用する。
カットオフ周波数を変更することにより、デジタルフィルタのフィルタ定数が変更される。したがって、キャリア周波数が不連続に変更された場合にはデジタルフィルタのフィルタ定数も不連続に変更される。この場合、フィルタ定数の不連続な変化にともなって、デジタルフィルタによりフィルタリングされた波形にうねり、跳ね上がりなどの細いパルスが発生する。この細いパルスは、グリッジと呼ばれることもある。グリッジの影響により、デジタルフィルタによるフィルタリング後の電圧と実際のインバータ300の電源電圧Vs_invとの乖離が大きくなる。このため、インバータ300の電源電圧Vs_invとは異なる電圧、つまりノイズが重畳された電源電圧Vs_invが昇圧制御に利用され、制御性が悪化する。
一般的に、3相モータを駆動するインバータ300の電源に重畳する(乗る)ノイズは、キャリア周波数に同期してインバータ300のトランジスタ308−318をオンまたはオフに切り替えることにより発生する場合が多い。インバータ300のトランジスタ308−318をオンまたはオフに切り替えるタイミングに併せて(同期して)、インバータ300の電源ラインからモータ400に電流が供給される。
しかし、過渡的な電流の変化はコンバータ200で供給できないため、コンデンサ212を電源とGND間に配置することにより、過渡的な電流を供給する。しかし、コンデンサ212から過渡的な電流を充電または放電する際に、電流の充放電量に応じた電圧変動が発生する場合がある。
インバータ300のトランジスタ308−318をオンまたはオフにする制御は、キャリア周波数でのパルス幅変調(pulse width modulation、PWM)制御により行われる。このため、キャリア周波数が高い程トランジスタをオンにする時間が短くなるように制御され、キャリア周波数が低い程トランジスタをオンにする時間が長くなるように制御される。
電流の充放電量は、トランジスタがオンである時間と正の相関があるため、キャリア周波数が高くなる程、充放電量は低下する。充放電量が低下することにより、電圧変動は小さくなり、キャリア周波数に依存するノイズも小さくなる。
逆に、キャリア周波数が低くなる程、充放電量は上昇する。充放電量が上昇することにより、電圧変動は大きくなり、キャリア周波数に依存するノイズは大きくなる。
キャリア周波数が高い場合にはインバータ300の電源電圧Vs_invに重畳されるノイズは小さく、キャリア周波数が低い場合にはインバータ300の電源電圧Vs_invに重畳されるノイズは大きくなる。
制御回路の一実施例は、フィルタ定数を変更するタイミングを調整することにより、グリッジを低減する。具体的には、切り替え前後のキャリア周波数のうち、高い周波数の状態で、デジタルフィルタのフィルタ定数の切り替えを実行する。高い周波数の状態でデジタルフィルタのフィルタ定数の切り替えを実行することにより、インバータ300の電源電圧Vs_invに重畳されるノイズが小さい状態で切り替えることができるため、グリッジを低減することができる。グリッジを低減することによりフィルタ定数を変更した際のフィルタ出力値の特性を改善できる。
<制御回路の一実施例>
図2は、制御回路の一実施例を示す。
図2に示される制御回路は、図1を参照して説明した制御回路にコンバータ制御部500を備えたものである。コンバータ制御部500は、ASIC(application specific integrated circuit)などの集積回路で構成される。集積回路で構成されることにより、コンバータを高速化できる。
コンバータ制御部500は、コンバータ200と、インバータ300と接続される。コンバータ制御部500は、インバータ300のキャリア周波数の変更タイミング情報とキャリア周波数の変更値情報とを取得する。コンバータ制御部500は、現状のキャリア周波数からキャリア周波数の変更値への変化に基づいて、デジタルフィルタのフィルタ定数を切り替えるタイミングを調整する。
具体的には、コンバータ制御部500は、現状のキャリア周波数よりもキャリア周波数の変更値の方が高い場合には、デジタルフィルタのフィルタ定数を切り替えてから、インバータ300のキャリア周波数の切り替えを実施する。逆に、コンバータ制御部500は、現状のキャリア周波数がキャリア周波数の変更値以下である場合には、インバータ300のキャリア周波数の切り替えを実施してから、デジタルフィルタのフィルタ定数を切り替える。
<コンバータ制御部500の機能>
コンバータ制御部500は、A/D変換部502と、デジタルフィルタ504と、昇圧制御部506と、インバータ制御部508とを備える。
A/D変換部502は、インバータ300のインバータ電源電圧Vs_invをデジタル値に変換し、デジタルフィルタ504に入力する。
インバータ制御部508は、インバータ300を制御する。インバータ制御部508は、トランジスタ308−318のゲート電圧をオンまたはオフにすることにより、インバータ300を制御する。また、インバータ制御部508は、インバータ300のキャリア周波数の変更タイミング情報とキャリア周波数の変更値情報とを取得する。インバータ制御部508は、現状のキャリア周波数からキャリア周波数の変更値への変化に基づいて、デジタルフィルタのフィルタ定数を切り替えるタイミングを調整する。
具体的には、インバータ制御部508は、現状のキャリア周波数よりもキャリア周波数の変更値の方が高い場合には、デジタルフィルタ504のフィルタ定数の切り替え制御を実行してから、インバータ300のキャリア周波数の切り替え制御を実行する。逆に、インバータ制御部508は、現状のキャリア周波数がキャリア周波数の変更値以下である場合には、インバータ300のキャリア周波数の切り替え制御を実行してから、デジタルフィルタのフィルタ定数の切り替え制御を実行する。
また、インバータ制御部508は、デジタルフィルタ504にカットオフ周波数などのフィルタ定数を入力する。
デジタルフィルタ504は、A/D変換部502と、インバータ制御部508と接続される。デジタルフィルタ504は、A/D変換部502から入力されるデジタル値に変換したインバータ電源電圧Vs_invに重畳されるノイズを除去する。具体的には、デジタルフィルタ504は、インバータ制御部508からのカットオフ周波数などのフィルタ定数に基づいて、フィルタリングを行うことによりインバータ300のキャリア周波数に比例する成分のノイズを除去する。
デジタルフィルタ504は、ノイズを除去したインバータ電源電圧Vs_invを昇圧制御部506に入力する。
昇圧制御部506は、デジタルフィルタ504と接続される。昇圧制御部506は、デジタルフィルタ504からのノイズを除去したインバータ電源電圧Vs_invに基づいて、コンバータ200のTrbH204、TrbL206のゲート電圧をオンにする時間とオフにする時間を制御する。
<制御回路の動作の一実施例>
図3は、制御回路の動作の一実施例を示す
ステップS302では、制御回路に、インバータ300のキャリア周波数の切り替え要求が発生する。
ステップS304では、現状のキャリア周波数がキャリア周波数の変更値よりも高いか否かを判定する。
ステップS306では、現状のキャリア周波数がキャリア周波数の変更値よりも高いと判定した場合、デジタルフィルタ504のフィルタ定数の切り替えを実施する。例えば、高いキャリア周波数(5kHz)から低いキャリア周波数(2kHz)に変更する場合には、低いキャリア周波数に変更する前に、カットオフ周波数を設定することによりフィルタ定数の切り替えを実施する。デジタルフィルタ504は、切り替えられたフィルタ定数に基づいて、フィルタリングを行う。
ステップS308では、インバータ300のキャリア周波数の切り替えを実施する。例えば、低いキャリア周波数に変更する。
ステップS310では、現状のキャリア周波数がキャリア周波数の変更値以下であると判定した場合、インバータ300のキャリア周波数の切り替えを実施する。例えば、低いキャリア周波数(2kHz)から高いキャリア周波数(5kHz)に変更する場合には、カットオフ周波数を設定することによりフィルタ定数の切り替えを実施する前に低いキャリア周波数に変更する。
ステップS312では、デジタルフィルタ504のフィルタ定数の切り替えを実施する。例えば、カットオフ周波数を設定することによりフィルタ定数の切り替えを実施する。デジタルフィルタ504は、切り替えられたフィルタ定数に基づいて、フィルタリングを行う。
<制御回路の一実施例の効果>
図4は、制御回路の一実施例におけるデジタルフィルタの出力波形を示す。
図4において、上図はフィルタ定数の切り替えタイミングを示し、下図はインバータの電源電圧波形とデジタルフィルタからの出力波形を示す。
また、図4において、左図は従来の制御回路の出力特性を示し、右図は本実施例の制御回路の出力特性を示す。
従来の制御回路によれば、デジタルフィルタのフィルタ定数の切り替えとキャリア周波数の切り替えとが、切り替え前後のキャリア周波数の高低に拘わらず同様のタイミングで行われるため、キャリア周波数を高周波数から低周波数へ切り替える場合と、低周波数から高周波数へ切り替える場合のいずれかでグリッジが発生する。
従来の制御回路に対し、本実施例の制御回路では、切り替え前後のキャリア周波数のうち、高い周波数の状態で、デジタルフィルタのフィルタ定数の切り替えが行われるため、グリッジが低減する。
制御回路の一実施例によれば、インバータのキャリア周波数を切り替える際に、切り替え前後のキャリア周波数のうち、高い周波数のタイミングで、デジタルフィルタのフィルタ定数の切り替えることにより、デジタルフィルタの出力波形のグリッジを低減できる。つまり、デジタルフィルタのフィルタ定数の切り替えタイミングと、インバータのキャリア周波数を切り替えるタイミングの順序を制御することにより、フィルタリングを停止することなく、グリッジを低減できる。
以上、本発明は特定の実施例及び変形例を参照しながら説明されてきたが、各実施例及び変形例は単なる例示に過ぎず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。説明の便宜上、本発明の実施例に従った装置は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウエアで、ソフトウエアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明は上記実施例に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が包含される。
100 バッテリ
102 平滑コンデンサ
200 コンバータ
202 リアクトル
204、206 トランジスタ
208、210 ダイオード
212 コンデンサ
300 インバータ
302 U相アーム
304 V相アーム
306 W相アーム
308、310、312、314、316、318 トランジスタ
320、322、324、326、328、330 ダイオード
400 モータ
500 コンバータ制御部
502 A/D変換部
504 デジタルフィルタ
506 昇圧制御部
508 インバータ制御部

Claims (1)

  1. 電力変換装置の電圧が入力され、且つカットオフ周波数を可変に制御するデジタルフィルタであって、
    前記電力変換装置のキャリア周波数を変更する際に、変更前後のキャリア周波数を比較した結果に基づいて、前記デジタルフィルタのフィルタ定数を切り替えるタイミングと前記電力変換装置のキャリア周波数を変更するタイミングの順序が決定され、前記デジタルフィルタのフィルタ定数を切り替えるタイミングで切り替えられたフィルタ定数に基づいて、フィルタリングを行う、デジタルフィルタ。
JP2013225973A 2013-10-30 2013-10-30 デジタルフィルタ Active JP6213155B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013225973A JP6213155B2 (ja) 2013-10-30 2013-10-30 デジタルフィルタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013225973A JP6213155B2 (ja) 2013-10-30 2013-10-30 デジタルフィルタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015088926A true JP2015088926A (ja) 2015-05-07
JP6213155B2 JP6213155B2 (ja) 2017-10-18

Family

ID=53051296

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013225973A Active JP6213155B2 (ja) 2013-10-30 2013-10-30 デジタルフィルタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6213155B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0715972A (ja) * 1993-06-25 1995-01-17 Okuma Mach Works Ltd インバータ制御装置
JPH07307629A (ja) * 1994-05-11 1995-11-21 Asahi Kasei Micro Syst Kk トーンコントロール回路
JP2001154704A (ja) * 1999-11-26 2001-06-08 Prime Motion:Kk フィードバック制御システム
JP2002368583A (ja) * 2001-06-06 2002-12-20 Pioneer Electronic Corp ディジタルフィルタ

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0715972A (ja) * 1993-06-25 1995-01-17 Okuma Mach Works Ltd インバータ制御装置
JPH07307629A (ja) * 1994-05-11 1995-11-21 Asahi Kasei Micro Syst Kk トーンコントロール回路
JP2001154704A (ja) * 1999-11-26 2001-06-08 Prime Motion:Kk フィードバック制御システム
JP2002368583A (ja) * 2001-06-06 2002-12-20 Pioneer Electronic Corp ディジタルフィルタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP6213155B2 (ja) 2017-10-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4941686B2 (ja) 電力変換装置
EP2733844B1 (en) Vehicle and method for controlling vehicle
JP5794274B2 (ja) マトリクスコンバータ
JP6065790B2 (ja) 電動機制御装置
JP4085976B2 (ja) インバータの制御装置及び制御方法
JP2008228554A (ja) 電力変換装置の制御装置および制御方法
JP2010279176A (ja) 電動機駆動装置の制御装置
JP2009291019A (ja) 交流モータ用インバータの制御装置
JP2007082281A (ja) 電力変換回路の制御装置
JP6729795B2 (ja) 回転電機制御装置
JP2017112664A (ja) 電源システム
TW200924366A (en) Matrix converter
WO2009014245A1 (ja) 半導体スイッチング素子の駆動制御装置
US20190097562A1 (en) Quasi six-step pwm control
JP2016226190A (ja) 回転電機の制御装置
JP2007215381A (ja) 電圧変換装置
JP6080996B1 (ja) 電動機駆動システム
JP2008220106A (ja) Pwm制御装置
JP2008236889A (ja) インバータ装置
JP7501995B2 (ja) コンバータの制御方法、及び、制御装置
JP2011101554A (ja) コンバータの制御装置
JP6213155B2 (ja) デジタルフィルタ
JP2017070056A (ja) インバータ駆動装置
JP5694046B2 (ja) 制御装置
JP6961096B2 (ja) インバータ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160310

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170523

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170713

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170822

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170904

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6213155

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151