JP2015087778A - プラント監視装置 - Google Patents
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Abstract
Description
まず、スクロールバーのないウィンドウについて述べる。
マウスのドラッグ操作でウィンドウサイズを拡大し、これに伴いウィンドウ上の表示領域が増大しても、表示する情報量が増えることはなく、何も表示されない、空白エリアが増えるだけであった。
同様に、マウスのドラッグ操作でウィンドウサイズを縮小し、表示領域が減少した場合には、ウィンドウ上にスクロールバーが表示されることで、ウィンドウの一部が隠される(可視範囲外となる)か、表示されている全情報が縮小表示されるかのいずれかであった。
また、これらの動作は、アプリケーションで統一されていた。(特許文献1参照)
マウスのドラッグ操作でウィンドウサイズを拡大し、これに伴い表示領域が増大しても、スクロールバーによって隠されていた(可視範囲外となっていた)領域に表示されていた情報が表示されるだけで、新たな(まだウィンドウ上に表示されていない)情報をウィンドウ上に追加表示することはできなかった。
同様に、マウスのドラッグ操作でウィンドウサイズを縮小しても、スクロールバーによって隠される領域が増えるだけで、限られた表示領域にどのような情報を表示するか、ユーザが自由にカスタマイズすることはできなかった。(特許文献2参照)
アプリケーションの再起動による装置の停止中は、プラントからの収集データが欠測することや、アラームの発生を検知できなくなる等、プラント監視機能が停止してしまう問題点があった。
拡大する手段、及び拡大されたウィンドウに予め定義した情報を追加表示する手段を備えたものである。
以下、この発明の実施の形態1を図に基づいて説明する。
図1は、この発明の実施の形態1によるプラント監視システムを示すシステム構成図である。
図1において、プラント監視システムは、次のように構成されている。
プラント機器1は、水処理プラント施設を構成する機器である。制御装置2は、プラント機器1を制御する。監視装置3は、プラント制御バス5を介して制御装置2と接続され、制御装置2が収集したプラント機器1の状態を示すデータを取得して、プラント機器1の状態を監視、制御する。表示端末4は、監視装置3に接続され、プラント機器1の状態を表示する。
図2において、プラント監視を行うために、表示端末4上に表示される各種ウィンドウを示す。これらは、表示端末4上に、ベース画面として表示されるものではなく、ウィンドウ化された状態で表示される。
ここでは、各種トレンドデータをグラフ表示するトレンドウィンドウ11と、プラント上で発生、または回復したアラーム情報や、ガイダンス情報、および操作の履歴を一覧表示するサマリウィンドウ12と、プラントの状態監視や、設定値の変更などの操作を行うユーザグラフィックウィンドウ13とを、表示頻度が高いウィンドウ例として示している。
図3(a)はドラッグして表示領域拡大する図、図3(b)は空白の領域が出現した図である。
図3において、11は図2におけるものと同じものである。図3(b)では領域21は空白になっている。
図4(a)はドラッグして表示領域拡大する図、図4(b)は情報が追加された図である。
図4において、11は図2におけるものと同じものである。図4(b)では領域22に追加情報が表示される。図4では、トレンドデータa、b、cが表示されるとともに、図4(a)では左側にトレンドデータbの工学値スケール、図4(b)では左側にトレンドデータbの工学値スケール、右側の領域22に追加情報としてトレンドデータaの工学値スケールが表示されている。
図5(a)はドラッグして表示領域拡大する図、図5(b)は情報が追加された図である。
図5において、12は図2におけるものと同じものである。図5(b)では領域23に追加情報が表示されている。
実施の形態1は、ユーザの操作に応じて、ウィンドウを拡大する機能(手段)により拡大されたウィンドウに、予め定義した情報を追加表示する機能(手段)についてのものである。
本発明の対象となる、トレンドウィンドウ11、サマリウィンドウ12、ユーザグラフィックウィンドウ13等のウィンドウは、ウィンドウの枠をマウスでドラッグすることで、ウィンドウのサイズを拡大、縮小することが可能なウィンドウであることを前提とする。
スクロールバーのないウィンドウでは、ウィンドウの枠をマウスでドラッグして、ウィンドウのサイズを拡大すると、何も表示されない空白の領域21がウィンドウ上に出現する。
なお、スクロールバーのあるウィンドウでも、ウィンドウのサイズに関らず、可視範囲内に表示する情報量を固定とした場合には、同様に空白の領域が出現する。
例えば、図4に示すように、トレンドウィンドウ11のウィンドウサイズを拡大することでできた新たな領域22に、追加情報を表示する。図4では、追加情報として、任意のトレンドデータ(図4ではトレンドデータa)の工学値スケールを表示している。
予め、表示する領域が拡大された場合に、何を追加で表示するかを設定しておくことで、マウスのドラッグ操作によるウィンドウサイズの拡大のみで、表示する情報量を自動的に増やすことができる。
この状態で、さらにウィンドウの表示領域を拡大すると、さらに別の項目を追加で表示する。この操作は、ウィンドウの最大のサイズ(モニタのサイズ)まで繰り返すことができる。
これにより、プラントの運転効率も向上することができる。
以下に、この発明の実施の形態2を図に基づいて説明する。
図6は、この発明の実施の形態2によるプラント監視システムのトレンドウィンドウを示す図である。
図6(a)はウィンドウサイズ縮小前の図、図6(b)は情報が削除された図である。
図6において、11は図2におけるものと同じものである。図6(a)では、トレンドデータa、b、cが表示されるとともに、左側にトレンドデータbの工学値スケール、右側にトレンドデータaの工学値スケールが表示されている。図6(b)では、表示領域が縮小されたため、両側の工学値スケールが削除され、トレンドデータa、b、cのみが表示されている。
実施の形態2では、予め、ウィンドウサイズが縮小された場合に削除する項目を設定しておく。例えば、図6では、トレンドデータbの工学値スケールと、トレンドデータaの工学値スケールの2つを設定しておく。
図6(a)のようにウィンドウサイズを縮小することで、図6(b)のように、トレンドデータbの工学値スケールとトレンドデータaの工学値スケールをウィンドウ上から削除する。
以下に、この発明の実施の形態3を図に基づいて説明する。
図7は、この発明の実施の形態3によるプラント監視システムのサマリウィンドウを示す図である。
図7において、12は図2におけるものと同一のものである。領域24は、初期のウィンドウ表示状態から表示領域が少しでも広がった時点で最小限の情報から徐々に表示する領域である。
図8(a)はドラッグして表示領域拡大する図、図8(b)は予め項目の表示幅を定義しておき、定義した幅の分までウィンドウサイズが広がった時点で、当該項目の情報を表示する図である。
図8において、12は図2におけるものと同一のものである。領域25は、ウィンドウサイズが定義した幅まで広がった時点で、該当する項目の情報を表示する領域である。
すなわち、実施の形態3では、図7のように、ウィンドウの拡大にしたがって徐々に追加表示する情報量を増加させる第一の機能と、図8のように、ウィンドウの拡大により表示領域が確保された段階で、予め定義した情報を一挙に追加表示する第二の機能とをユーザが選択可能(予め設定)に構成されている。
すなわち、ウィンドウの縮小にしたがって徐々に削除する情報量を増加させる第三の機能と、ウィンドウの縮小により表示領域が確保できなくなった段階で、予め定義された情報を一挙に削除する第四の機能とを選択可能に構成されている。
この場合、例えば図8では、図8(b)から図8(a)へ移行し、図7では、領域24が徐々に縮小して、上述の図8、図7で拡大について説明したのと逆の動きをする。
ウィンドウサイズが少しでも拡大された場合に、まず追加で表示する情報の一部を領域24に表示し、そこからウィンドウサイズが大きくなるにつれ、表示量を増やしていく方法である。
この方法を用いることで、ウィンドウサイズを少ししか拡大できない場合でも、初期の表示状態より、多くの情報をウィンドウ上に同時に表示することができる。
図8(a)の状態からウィンドウサイズが拡大された場合に、追加で表示する情報の表示サイズを予め設定しておき、図8(b)のように、ウィンドウサイズの拡大によって新たに追加された領域25が、当該サイズを上回った場合に、追加の情報を表示する方法である。
図7の方法のように、一部の表示だけでは、何の意味も持たない情報や、一部だけを表示することで、却ってユーザに誤解を与えてしまうような情報については、図8の方法を選択することができる。
以下に、この発明の実施の形態4を図に基づいて説明する。
図9は、この発明の実施の形態4によるプラント監視システムのサマリウィンドウを示す図である。
図9(a)はドラッグして表示領域拡大する図、図9(b)は予め定義した項目の文字サイズを拡大する図である。
図9において、12は図2におけるものと同一のものである。領域26は、文字サイズを拡大表示する領域である。
図9に示すように、ウィンドウサイズが拡大された場合に、どの情報の文字サイズを拡大するのか、および拡大後の文字サイズを予め定義しておくことで(複数設定する場合には、優先度も併せて定義する)、ウィンドウサイズを拡大すると、領域26に示すように、定義していた情報の文字サイズが、自動的に拡大される。
また、文字サイズが拡大されることにより、当該文字の表示エリア(縦横幅)も自動的に拡大される。
文字サイズの拡大は、強調表示の意味をもち、例えば、プラント監視を行う上で特に重要な情報や、多くの作業員で共有しておきたい情報を、一目で判断、理解することが可能になる。つまり、プラントの運転効率が向上する。
以下に、この発明の実施の形態5を図に基づいて説明する。
図10は、この発明の実施の形態5によるプラント監視システムのサマリウィンドウを示す図である。
図10(a)はドラッグして表示領域を縮小する図、図10(b)は予め定義した項目の文字サイズを縮小した図である。
図10において、12は図2におけるものと同一のものである。領域27は、文字サイズを縮小表示する領域である。
図10に示すように、予めウィンドウサイズが縮小された場合に、どの情報の文字サイズを縮小するのか、および縮小後の文字サイズも定義しておくことで(複数設定する場合には、優先度も併せて定義する)、図10(a)でウィンドウサイズを縮小すると、図10(b)の領域27のように、当該情報の文字サイズが、自動的に縮小される。
例えば、プラント監視を行う上で、文字が見えなくても問題とならないような情報(関連情報のリンク先の表示など)については、可能な限り縮小表示することで、ユーザが必要とする情報だけを、即時に認識できるようになる。
以下に、この発明の実施の形態6を図に基づいて説明する。
図11は、この発明の実施の形態6によるプラント監視システムのサマリウィンドウを示す図である。
図11(a)はドラッグして表示領域を拡大する図、図11(b)は追加情報を表示後、一定期間フリッカ表示する図である。
図11において、12は図2におけるものと同一のものである。領域28は、追加情報の表示後、一定期間フリッカ表示する領域である。
図12(a)はドラッグして表示領域を拡大する図、図12(b)は追加情報を表示後、一定期間文字色を変えて表示する図である。
図12において、12は図2におけるものと同一のものである。領域29は、追加情報の表示後、一定期間文字色を変えて表示する領域である。
図13(a)はドラッグして表示領域を拡大する図、図13(b)は追加情報を表示後、一定期間字体を変えて表示する図である。
図13において、12は図2におけるものと同一のものである。領域30は、追加情報の表示後、一定期間字体を変えて表示する領域である。
例えば、図11では、追加で表示された項目に対し、表示後一定の期間、フリッカ表示する。
また、図12では、追加で表示された項目に対し、表示後一定の期間、文字色を変えて表示する。
さらにまた、図13では、追加で表示された項目に対し、表示後一定の期間、字体や文字の太さを変えて表示する。
これらは全て、予め表示方法およびその表示期間を定義(選択)しておくものとする。
また、追加された情報の表示方法を、その他のものと変えることで、ユーザにどの項目が追加されたのかを知らせることができる。
以下に、この発明の実施の形態7を図に基づいて説明する。
図14は、この発明の実施の形態7によるプラント監視システムのサマリウィンドウを示す図である。
図14(a)はドラッグして表示領域を拡大する図、図14(b)は追加情報とともにウィンドウを閉じるためのボタンを表示する図である。
図14において、12は図2におけるものと同一のものである。ボタン31は、ウィンドウ下部に表示されたウィンドウを閉じるためのボタンである。
図14では、ウィンドウの初期表示時は、右上に「閉じる」ボタン(×ボタン)が表示され、ウィンドウサイズが拡大されると、図14(b)のように、右下に「閉じる」ためのボタン31が新たに表示されるようになっている。
サイズの大きいウィンドウにおいては、ウィンドウ上に複数個の「閉じる」ボタンを設置することで、ウィンドウを閉じるときに、マウスの稼動距離を短くすることができる。
また、複数のモニタに跨ってウィンドウを表示するような場合(大画面表示や、マルチスクリーン表示など)は、ある特定のモニタが故障し、当該モニタ上に表示されていた「閉じる」ボタンの表示が消えてしまった場合にも、別のモニタ上に表示されている「閉じる」ボタンを押下することで、問題なくウィンドウを消去することができる。
11 トレンドウィンドウ、12 サマリウィンドウ、
13 ユーザグラフィックウィンドウ、21〜30 領域、31 ボタン。
Claims (8)
- プラント機器を監視するための情報をウィンドウに表示するプラント監視装置であって、
ユーザの操作に応じて、上記ウィンドウを拡大する手段、
及び拡大されたウィンドウに予め定義した情報を追加表示する手段を備えたことを特徴とするプラント監視装置。 - 上記拡大されたウィンドウに予め定義した情報を追加表示する手段は、
上記ウィンドウの拡大にしたがって徐々に上記追加表示する情報量を増加させる第一の機能と、
上記ウィンドウの拡大により表示領域が確保された段階で、上記予め定義した情報を一挙に追加表示する第二の機能とを選択可能に構成されていることを特徴とする請求項1記載のプラント監視装置。 - プラント機器を監視するための情報をウィンドウに表示するプラント監視装置であって、
ユーザの操作に応じて、上記ウィンドウを縮小する手段、
及び縮小されたウィンドウから予め定義された情報を削除する手段を備えたことを特徴とするプラント監視装置。 - 上記縮小されたウィンドウから予め定義された情報を削除する手段は、
上記ウィンドウの縮小にしたがって徐々に上記削除する情報量を増加させる第三の機能と、
上記ウィンドウの縮小により表示領域が確保できなくなった段階で、上記予め定義された情報を一挙に削除する第四の機能とを選択可能に構成されていることを特徴とする請求項3記載のプラント監視装置。 - プラント機器を監視するための情報をウィンドウに表示するプラント監視装置であって、
ユーザの操作に応じて、上記ウィンドウを拡大する手段、
及び拡大されたウィンドウで、予め定義した情報の文字サイズを拡大表示する手段を備えたことを特徴とするプラント監視装置。 - プラント機器を監視するための情報をウィンドウに表示するプラント監視装置であって、
ユーザの操作に応じて、上記ウィンドウを縮小する手段、
及び縮小されたウィンドウで、予め定義された情報の文字サイズを縮小表示する手段を備えたことを特徴とするプラント監視装置。 - 上記拡大されたウィンドウに予め定義した情報を追加表示する手段は、
上記追加表示した情報を所定時間、強調表示することを特徴とする請求項1または請求項2記載のプラント監視装置。 - 上記ウィンドウが所定サイズ以上に拡大された場合に、上記ウィンドウに上記ウィンドウを閉じるためのボタンを表示する手段を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2または請求項7記載のプラント監視装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2024070362A1 (ja) * | 2022-09-30 | 2024-04-04 | 村田機械株式会社 | 監視システム、情報処理方法、及び情報処理プログラム |
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JPH07200242A (ja) * | 1993-12-28 | 1995-08-04 | Casio Comput Co Ltd | データ選択方法 |
JP2005275784A (ja) * | 2004-03-24 | 2005-10-06 | Toshiba Corp | プラント監視制御装置 |
-
2013
- 2013-10-28 JP JP2013222937A patent/JP6129054B2/ja active Active
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