JP2015087441A - 電気光学装置、及び電気光学装置の駆動方法 - Google Patents
電気光学装置、及び電気光学装置の駆動方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015087441A JP2015087441A JP2013223977A JP2013223977A JP2015087441A JP 2015087441 A JP2015087441 A JP 2015087441A JP 2013223977 A JP2013223977 A JP 2013223977A JP 2013223977 A JP2013223977 A JP 2013223977A JP 2015087441 A JP2015087441 A JP 2015087441A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- electro
- luminance
- crystal panel
- optical device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Projection Apparatus (AREA)
- Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
- Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
Abstract
Description
このような液晶パネルにおいて、液晶素子に直流電圧を印加して駆動すると、当該液晶素子の画素電極又は共通電極の近傍に不純物イオンが堆積する。これによって、画像の表示の跡が残ってしまう、いわゆる画面の焼き付きなどの劣化現象が発生する。
交流駆動では、通常、画素電極と共通電極との間に印加される電圧が、正極性駆動期間と負極性駆動期間とで平均を取ったときに0Vとなるように駆動されるところ、共通電位が変動すると、正極性駆動期間において画素に印加される電圧(高電位側の階調電位と共通電位との電位差)と、負極性駆動期間において画素に印加される電圧(低電位側の階調電位と共通電位との電位差)とが異なる値となってしまう。
ここで、画素の表示輝度は、主として階調電位と共通電位との間の電位差によって決定されるため、共通電位が変動すると、正極性駆動期間と負極性駆動期間とで表示輝度に差が生じ、当該液晶パネルにフリッカーが生じてしまう。
特許文献1には、液晶パネルを交流駆動する際に、フリッカーの発生を抑制するために共通電位を調整する技術が開示されている。具体的には、特定のタイミングで、液晶パネルに入力する共通電位の値の調整が指示された場合に、フリッカーが最小となるように共通電位の値が自動的に調整される技術が特許文献1に開示されている。
従って、当該液晶パネルからの出射光をいずれのタイミングで検出しても、正極性駆動期間の画素からの出射光と、負極性駆動期間の画素からの出射光とが共に検出器に入射してしまい、当該光検出器において混在して検出される。従って、従来の技術では正極性駆動期間に係る表示輝度と、負極性駆動期間に係る表示輝度とを、それぞれ別個に充分な精度で特定することができない。
フリッカーの発生を抑制するためには、正極性駆動期間と負極性駆動期間とで表示輝度に輝度差が生じないようにする必要があり、そのためには正極性駆動期間及び負極性駆動期間の各期間における表示輝度を充分な精度で検出する必要がある。
本発明は、上述の事情に鑑みて為されたものであり、線順次走査方式で駆動される液晶パネルにおけるフリッカーの発生を良好な精度で検出して抑制することを解決課題とする。
この一態様によれば、所定領域(検出領域)の画素が正極性駆動期間中に走査光源部によって照明されるタイミング、及び、負極性駆動期間中に走査光源部によって照明されるタイミングで、光検出部によって検出信号が生成される。そして、この検出信号に基づいて、検出領域の輝度が特定される。液晶パネル全面ではなく検出領域に限定して光検出が行われるため、正極性駆動されている領域からの光と、負極性駆動されている領域からの光とが混合して検出されることがなく、各極性の駆動期間での輝度が精度良く特定される。さらに、そのように特定された各極性の駆動期間での輝度に基づいて、フリッカーが精度良く検出される。
このように構成することで、良好な精度で検出された正極性駆動状態での検出領域の輝度と、負極性駆動状態での検出領域の輝度との差を減少させる処理が行われ、フリッカーの発生が抑制される。
このように構成することで、良好な精度で検出された検出領域の輝度に係る時間領域の関数が周波数領域のスペクトルに変換され、且つ、この周波数領域のスペクトルを参照して所定の周波数成分(例えば60Hz成分)を減少させる処理が行われ、フリッカーの発生が抑制される。
この一態様によれば、所定領域(検出領域)の画素が走査光源部によって照明されるタイミングで、光検出部によって検出信号が生成される。そして、この検出信号に基づいて、検出領域の輝度が特定される。液晶パネル全面ではなく検出領域に限定して光検出が行われるため、正極性駆動されている領域からの光と、負極性駆動されている領域からの光とが混合して検出されることがなく、各極性の駆動期間での輝度が精度良く特定される。さらに、検出領域の輝度の理論値が、階調電位に基づいて算出される。そして、この輝度の理論値と、精度良く特定された輝度との差を減少させる補正処理が行われ、フリッカーの発生が抑制される。この一態様においては、階調電位が、当該電気光学装置に入力された通常映像の映像信号に基づいて生成されていてもよい。
このように構成することで、正極性駆動状態に係る期間及び負極性駆動状態に係る期間のうち、共通電極と画素電極との間の電位差が小さい方の期間が、他方の期間よりも長く設定されることで、フリッカーの発生が抑制される。
この一態様によれば、所定領域(検出領域)の画素が正極性駆動期間中に走査光源部によって照明されるタイミング、及び、負極性駆動期間中に走査光源部によって照明されるタイミングで、光検出部によって検出信号が生成される。そして、この検出信号に基づいて、検出領域の輝度が特定される。液晶パネル全面ではなく検出領域に限定して光検出が行われるため、正極性駆動されている領域からの光と、負極性駆動されている領域からの光とが混合して検出されることがなく、各極性の駆動期間での輝度が精度良く特定される。さらに、そのように特定された各極性の駆動期間での輝度に基づいて、フリッカーが精度良く検出される。
図1は、本発明の第1実施形態に係る電気光学装置100の主要構成の一例を示すブロック図である。図2は、電気光学装置100の光学系に係る構成の一例を示す斜視図である。
図1に示すように、電気光学装置100は、電気光学パネルである液晶パネル12、制御部14、信号処理部21、ポリゴンミラー駆動部23、ポリゴンミラー25、光源26、サンプルホールド回路(以下、S/H回路という。)27、及び光検出器29を備える。
ここで図2に示すように、第1実施形態では、電気光学装置100として、赤色用液晶パネル12R、緑色用液晶パネル12G、及び青色用液晶パネル12Bの3枚の液晶パネルを備える三板式液晶プロジェクターを想定する。三板式液晶プロジェクターでは、各色の液晶パネル12R,12G,12Bによる単色映像を、クロスプリズム73によって合成し、投射レンズ71によってスクリーン(不図示)に投射する。
図1においては、図面の煩雑化を避けるため、各色用液晶パネル12R,12G,12Bを別個に図示せずに、一つの「液晶パネル12」を図示している。以下、各色用液晶パネル12R,12G,12Bに共通の事項を説明する際には、それらを液晶パネル12と総称して説明する。
共通電位供給回路60は、画素PIXが備える共通電極に印加する共通電位Vcomを生成し、共通電極64(図3参照)に当該共通電位Vcomを供給する。以下、図3を参照して画素PIXについて説明する。
この交流駆動において共通電位Vcomにずれが生じると、正極性駆動される期間(以下、「正極性駆動期間」という。)と、負極性駆動される期間(以下、「負極性駆動期間」という。)とで液晶素子CLの透過率(表示階調)が異なってしまい、フリッカー(ちらつき、明滅)が発生してしまう。従って、フリッカーを抑制するためには、正極性駆動期間及び負極性駆動期間の各期間での表示輝度をそれぞれ良好な精度で検出し、それに基づき補正する必要がある。以下、フリッカーの検出及び該検出結果に基づく補正に係る処理について説明する。
信号処理部21は、映像データVdをアナログのデータ信号(以下、階調電圧という。)Vidに変換し、階調電圧Vidを液晶パネル12へ供給する。
図面の煩雑化を避けるため、図2においては緑色用液晶パネル12Gに対応する走査光源部70のみが図示されているが、実際には赤色用液晶パネル12R及び青色用液晶パネル12Bの各々についても、緑色用液晶パネル12Gと同様に走査光源部70が設けられている。また、各色用液晶パネル12R,12G,12Bに対して設けられた各走査光源部70が備える光源26は、当然ながら、それぞれ対応する液晶パネルに係る色のレーザー光を出射する光源である。
そして、各色用液晶パネル12R,12G,12Bによる単色映像はクロスプリズム73によって合成され、投射レンズ71によってスクリーン(不図示)に投射される。
図4は、走査信号供給タイミングと、照明タイミングと、S/H回路27によって保持される光検出器29の検出信号が生成されるタイミング(以下、光検出タイミングという。)との関係を表すタイミングチャートを示す図である。
走査線駆動回路42によって走査線32に走査信号が供給されると、当該走査信号が供給されて表示映像が書き換えられた領域が照明されるように、制御部14が走査光源部70を制御する。具体的には、図4に示すように、走査信号が供給されたタイミングの直後に、当該走査信号が供給された領域が当該走査光源部70によって照明される。
すなわち、光検出器29とS/H回路27とは、液晶パネル12の検出領域が走査光源部70によって走査されたときに、検出領域からの出射光を検出する光検出部として機能する。
なお、HOE28やポリゴンミラー25を用いずに、例えばMEMSスキャナーなどを用いて、光源26から射出したレーザー光を液晶パネル12上で2次元に走査する構成としてもよい。
図面の煩雑化を避けるため、図2においては不図示としているが、赤色用液晶パネル12R及び青色用液晶パネル12Bの各々についても、それら液晶パネル12R,12Bからの出射光の一部(漏れ光)を検出する光検出器が設けられてる。
つまり、各色用液晶パネル12R,12G,12Bからの出射光は、それぞれに対応して設けられた光検出器によって別個に検出される。ここで、それぞれの光検出器には、対応する液晶パネル12の映像に係る色の光のみを透過させるフィルターを設け、他の液晶パネル12からの出射光の入射を確実に防止してもよい。
本例では、走査線駆動回路42によって検出領域の走査線32に走査信号が供給された直後に、走査光源部70によって当該検出領域が照明され、当該検出領域が照明されたタイミングで光検出器2によって生成された検出信号をS/H回路27に保持させるように、制御部14が液晶パネル12、光源26、ポリゴンミラー駆動部23、及びS/H回路27を制御する。
なお、光検出器29によって検出された液晶パネル12からの出射光の一部(漏れ光)に基づいて、当該液晶パネル12の表示輝度を特定する技術は当業者には公知の技術である。
まず、制御部14は、フリッカー検出用の静止画像(以下、試験画像という。)を表示パネル12に表示させる(ステップS1)。具体的には、制御部14は、メモリ(不図示)から試験画像を表す信号を読み出して信号処理部21に入力し、当該試験画像を表示パネル12に表示させる。ここで試験画像としては、フリッカーを検出しやすい画像として、例えば輝度50%の中間調のベタ画像を挙げることができる。
なお、試験画像ではなく、通常の動画像(以下、通常映像という。)を液晶パネル12に表示させている期間であってもフリッカーの検出を行うことは可能であるが、その場合には図5に示すフローチャートとは処理内容が異なるため、変形例として後に詳述する([第2変形例]参照)。
また、制御部14は、S/H回路27によって保持された検出信号のうち、検出領域を負極性駆動しているときの検出信号に基づいて、負極性駆動期間における検出領域の表示輝度(以下、「第2輝度」という。)を特定する(ステップS4)。
すなわち、制御部14は、検出領域が正極性駆動状態のときの輝度と、検出領域が負極性駆動状態のときの輝度とに基づいて、液晶パネル12におけるフリッカーを検出するフリッカー検出部として機能する。
制御部14は、ステップS6の判定結果が肯定の場合、フリッカーの発生を抑制する補正処理を行い(ステップS7)、ステップS2へ移行する。このステップS6における補正処理としては、例えば次の2種類の処理を挙げることができる。
(補正処理2)制御部14は、検出領域の表示輝度に係る時間領域の関数を、周波数領域のスペクトルに変換し、それを参照して「所定の周波数成分」を減少させる処理を行う。ここで液晶パネル12のリフレッシュレートが60Hzの場合には、「所定の周波数成分」は30Hz成分である。つまり、「所定の周波数成分」は液晶パネル12のリフレッシュレートの1/2の周波数成分である。本例の場合、30Hz成分を減少させる処理を行うことで、検出領域における正極性駆動期間での表示輝度と負極性駆動期間での表示輝度との差が減少する。
(方法1)制御部14は、共通電位供給回路60を制御して、画素PIXが備える共通電極64に印加する共通電位Vcomの値を変更する。
(方法2)制御部14は、データ線駆動回路44を制御して、データ線34に供給する階調電位の値を変更する。
(方法3)制御部14は、正極性駆動期間及び負極性駆動期間のうち、共通電極64と画素電極62との間の電位差が小さい方の期間を、他方の期間よりも長く設定する。具体的には、例えば、画素電極62と共通電極64との間に印加される電圧が、正極性駆動期間と負極性駆動期間とで平均を取ったときに0Vとなるように、期間の設定をすればよい。なお、共通電位Vcomの値が変化する原因の一つは液晶層66の特定領域に堆積した不純物イオンであるところ、共通電極64と画素電極62との間の電位差が小さい方の期間を、他方の期間よりも極端に長く設定することで、特定領域に堆積した不純物イオンを低減することができる。
以上説明したように、本発明の第1実施形態によれば、線順次走査方式で駆動される液晶パネルに映像を表示させる電気光学装置であって、当該液晶パネルにおけるフリッカーの発生が高精度で検出されて抑制される電気光学装置、及び電気光学装置の駆動方法を提供することができる。
上述した第1実施形態に係る電気光学装置100と、第1変形例に係る電気光学装置100Aとの主な相違点の一つは、光検出器29に係る構成である。以下、この相違点について説明し、第1実施形態と重複する説明は省略する。
第1実施形態に係る電気光学装置100を三板式液晶プロジェクターでは、各色用液晶パネル12R,12G,12Bの各々に対応して光検出器29を設ける必要があるが、第1変形例に係る電気光学装置100Aでは一つの光検出器29を設け、各色用液晶パネル12R,12G,12Bで時分割によって共用する。
図7は、第1変形例に係る電気光学装置100Aが備える光検出器29に係るカラーホイール29wの概観図である。カラーホイール29wは、同図に示すように赤色透過セグメント29w−R、緑色透過セグメント29w−G、及び青色透過セグメント29w−Bに周方向に三分割された略円板状を呈する部材であり、光検出器29の光入射部の前方に設けられている。制御部14は、垂直同期信号Vsに基づいてカラーホイール駆動部51を制御してモーター53を駆動し、カラーホイール29wを回転させる。各色用液晶パネル12R,12G,12Bの検出領域からの出射光は、それぞれカラーホイール29wの対応色のセグメントを通過し、赤色、緑色、青色の順次光として光検出器29に入射する。
図8は、第1変形例に係る電気光学装置100Aにおける、走査信号供給タイミングと照明タイミングと光検出タイミングとの相互関係を表すタイミングチャートを示す図である。同図に示すように、第1変形例に係る電気光学装置100Aでは、赤色用液晶パネル12Rと緑色用液晶パネル12Gと青色用液晶パネル12Bとで互いに異なる検出領域を設定する。制御部14は、各色用液晶パネル12R,12G,12Bの検出領域が照明されるタイミング(光検出タイミング)で、それぞれ対応色の透過セグメント29が光検出器29の光入射部を覆うように、カラーホイール29wを回転駆動させる。このように構成することで、一つの光検出器29を、時分割で各色用液晶パネル12R,12G,12Bで共用することが可能となる。
なお、光検出器29に入射する光の波長を時間的に変化させる部材はカラーホイール29wに限られず、例えばファブリペロー型のフィルターを用いてもよい。この場合、ファブリペロー型のフィルターの間隙を時間的に変化させ、フィルタリングする波長を変化させる。
第1実施形態に係る電気光学装置100では、検出領域の画素を所定の階調値に設定する試験画像を液晶パネル12に表示させている期間中に、フリッカーの検出に係る一連の処理を行うが、第2変形例に係る電気光学装置100では、検出領域の画素の階調値が時間経過と共に変化するような通常映像を液晶パネル12に表示させている期間中に、フリッカーの検出に係る一連の処理を行う。
ここで、y行,x列の画素の入力信号の階調をG(x,y)とし、検出範囲をx=n1〜n2、y=m1〜m2とし、図9のステップS11で特定した黒輝度をLmin、ステップS12で特定した白輝度をLmaxとし、最大階調(例えば8bit階調であれば255)をGmaxとし、ガンマ値(例えば2.2)をγとすると、検出領域の理論輝度Lidealは、下記式で表される。
このステップS17の判定結果が肯定の場合、制御部14は、共通電位供給回路60を制御して、表示輝度の理論値と特定値との差を減少させるように、共通電極64に印加する共通電位Vcomの値を調整し(ステップS18)、上述したステップS14へ移行する。なお、ステップS17の判定結果が否定の場合もステップS14へ移行する。
以上説明したように、本発明の第1実施形態に係る第2変形例によれば、フリッカーの検出及び補正処理のためだけに試験画像を液晶パネル12に表示させる必要がなく、ユーザーが視聴する通常映像を液晶パネル12に表示させている期間であっても、フリッカーの検出及び補正処理を行うことが可能となる。
第1実施形態においては、電気光学装置100として三板式液晶プロジェクターを想定したが、第2実施形態においては、電気光学装置100Bとして単板式液晶プロジェクターを想定する。以下、第1実施形態との相違点について説明し、重複する説明については省略する。
図10は、本発明の第2実施形態に係る電気光学装置100Bの光学系に係る構成例を示す斜視図である。図11は、第2実施形態における走査信号供給タイミングと照明タイミングとの相互関係を表すタイミングチャートを示す図である。
なお、各色レーザー光は互いに異なる位置に照射されており、光検出器29の配置位置も液晶パネル12の上下に係る映像光が比較的分離されている位置であるので、光検出器29に検出対象の特定色の映像光のみを透過させるためのフィルターを設ける必要はない。
以上説明したように、本発明の第2実施形態によれば、第1実施形態に係る電気光学装置と同様の効果を奏する単板式液晶プロジェクターを提供することができる。
Claims (10)
- 走査線とデータ線との交差部位に設けられ、前記データ線を介して階調電位が供給される画素電極と、前記画素電極に対し液晶を介在して配置され、共通電位が印加される共通電極と、を備える液晶パネルと、
前記階調電位が前記共通電位よりも高電位である正極性駆動状態と、前記階調電位が前記共通電位よりも低電位である負極性駆動状態とに切り換えて前記液晶パネルを駆動する駆動部と、
前記走査線に走査信号が供給されると、当該走査線に係る表示領域を照明光によって走査する走査光源部と、
前記液晶パネルからの出射光を、当該電気光学装置の外部へ投射する投射レンズと、
前記液晶パネルの所定領域が前記走査光源部によって走査されたときに、前記所定領域からの出射光を検出する光検出部と、
前記光検出部による検出結果に基づいて、前記所定領域の輝度を特定する輝度特定部と、
前記所定領域が前記正極性駆動状態のときの輝度と、前記所定領域が前記負極性駆動状態のときの輝度とに基づいて、前記液晶パネルにおけるフリッカーを検出するフリッカー検出部と、
を備えることを特徴とする電気光学装置。 - 前記フリッカー検出部によって前記フリッカーが検出されると、前記正極性駆動状態での前記所定領域の輝度と、前記負極性駆動状態での前記所定領域の輝度との差を減少させる補正処理部をさらに備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。 - 前記フリッカー検出部によって前記フリッカーが検出されると、前記所定領域の輝度に係る時間領域の関数を、周波数領域のスペクトルに変換する周波数変換部と、
前記周波数領域のスペクトルを参照して、所定の周波数成分を減少させる補補正処理部と、
をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。 - 走査線とデータ線との交差部位に設けられ、前記データ線を介して階調電位が供給される画素電極と、前記画素電極に対し液晶を介在して配置され、共通電位が印加される共通電極と、を備える液晶パネルと、
前記走査線に走査信号が供給されると、当該走査線に係る表示領域を照明光によって走査する走査光源部と、
前記液晶パネルからの出射光を、当該電気光学装置の外部へ投射する投射レンズと、
前記液晶パネルの所定領域が前記走査光源部によって走査されたときに、前記所定領域からの出射光を検出する光検出部と、
前記光検出部による検出結果に基づいて、前記所定領域の輝度を特定する輝度特定部と、
前記所定領域の輝度の理論値を、前記階調電位に基づいて算出する理論値算出部と、
前記理論値と、前記特定された輝度との差が閾値以上であるか否かを判定する判定部と、
前記判定部による判定結果が肯定の場合、前記理論値と、前記特定された輝度との差を減少させる補正処理部と、
を備えることを特徴とする電気光学装置。 - 前記補正処理部は、前記共通電位を変更する、
ことを特徴とする請求項2乃至請求項4のうちいずれか一項に記載の電気光学装置。 - 前記補正処理部は、前記階調電位を変更する、
ことを特徴とする請求項2乃至請求項4のうちいずれか一項に記載の電気光学装置。 - 前記補正処理部は、前記正極性駆動状態に係る期間及び前記負極性駆動状態に係る期間のうち、前記共通電極と前記画素電極との間の電位差が小さい方の期間を、他方の期間よりも長く設定する、
ことを特徴とする請求項2乃至請求項4のうちいずれか一項に記載の電気光学装置。 - 前記階調電位は、前記所定領域を所定の階調値に設定する試験信号に基づいて生成されている、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項7のうちいずれか一項に記載の電気光学装置。 - 前記階調電位は、当該電気光学装置に入力された映像信号に基づいて生成されている、
ことを特徴とする請求項4に記載の電気光学装置。 - 走査線とデータ線との交差部位に設けられ、前記データ線を介して階調電位が供給される画素電極と、前記画素電極に対し液晶を介在して配置され、共通電位が印加される共通電極とを備え、前記階調電位が前記共通電位よりも高電位である正極性駆動状態と、前記階調電位が前記共通電位よりも低電位である負極性駆動状態とに切り換えられて駆動される電気光学装置の駆動方法であって、
前記走査線に走査信号が供給されると、当該走査線に係る表示領域を照明光によって走査する工程と、
前記液晶パネルの所定領域が前記照明光によって走査されたときに、前記所定領域からの出射光を検出する工程と、
前記検出の結果に基づいて、前記所定領域の輝度を特定する工程と、
前記所定領域が前記正極性駆動状態のときの輝度と、前記所定領域が前記負極性駆動状態のときの輝度とに基づいて、前記液晶パネルにおけるフリッカーを検出する工程と、
を有することを特徴とする電気光学装置の駆動方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013223977A JP2015087441A (ja) | 2013-10-29 | 2013-10-29 | 電気光学装置、及び電気光学装置の駆動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013223977A JP2015087441A (ja) | 2013-10-29 | 2013-10-29 | 電気光学装置、及び電気光学装置の駆動方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015087441A true JP2015087441A (ja) | 2015-05-07 |
Family
ID=53050324
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013223977A Withdrawn JP2015087441A (ja) | 2013-10-29 | 2013-10-29 | 電気光学装置、及び電気光学装置の駆動方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015087441A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020079831A (ja) * | 2018-11-12 | 2020-05-28 | 株式会社Jvcケンウッド | 位相変調装置及び位相変調方法 |
JP2020123800A (ja) * | 2019-01-30 | 2020-08-13 | セイコーエプソン株式会社 | 投影位置検出装置、画像投影システムおよび投影位置検出方法 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005221569A (ja) * | 2004-02-03 | 2005-08-18 | Seiko Epson Corp | 液晶パネルに入力する対向電極電圧の調整 |
JP2005221945A (ja) * | 2004-02-09 | 2005-08-18 | Seiko Epson Corp | プロジェクタ |
JP2005309066A (ja) * | 2004-04-21 | 2005-11-04 | Seiko Epson Corp | 電気光学パネルの評価補正装置及び評価補正方法、電気光学装置並びに電子機器 |
JP2006003867A (ja) * | 2004-05-20 | 2006-01-05 | Seiko Epson Corp | 画像補正量検出装置、電気光学装置用駆動回路、電気光学装置及び電子機器 |
JP2006099034A (ja) * | 2004-09-03 | 2006-04-13 | Seiko Epson Corp | 電気光学装置の調整方法および調整装置 |
JP2011158776A (ja) * | 2010-02-02 | 2011-08-18 | Seiko Epson Corp | 液晶装置、液晶装置の制御方法および電子機器 |
JP2013064823A (ja) * | 2011-09-16 | 2013-04-11 | Seiko Epson Corp | 電気光学装置、電気光学装置の駆動方法および電子機器 |
US20130271506A1 (en) * | 2012-04-13 | 2013-10-17 | Wistron Corporation | Backlight control method and backlight system |
-
2013
- 2013-10-29 JP JP2013223977A patent/JP2015087441A/ja not_active Withdrawn
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005221569A (ja) * | 2004-02-03 | 2005-08-18 | Seiko Epson Corp | 液晶パネルに入力する対向電極電圧の調整 |
JP2005221945A (ja) * | 2004-02-09 | 2005-08-18 | Seiko Epson Corp | プロジェクタ |
JP2005309066A (ja) * | 2004-04-21 | 2005-11-04 | Seiko Epson Corp | 電気光学パネルの評価補正装置及び評価補正方法、電気光学装置並びに電子機器 |
JP2006003867A (ja) * | 2004-05-20 | 2006-01-05 | Seiko Epson Corp | 画像補正量検出装置、電気光学装置用駆動回路、電気光学装置及び電子機器 |
JP2006099034A (ja) * | 2004-09-03 | 2006-04-13 | Seiko Epson Corp | 電気光学装置の調整方法および調整装置 |
JP2011158776A (ja) * | 2010-02-02 | 2011-08-18 | Seiko Epson Corp | 液晶装置、液晶装置の制御方法および電子機器 |
JP2013064823A (ja) * | 2011-09-16 | 2013-04-11 | Seiko Epson Corp | 電気光学装置、電気光学装置の駆動方法および電子機器 |
US20130271506A1 (en) * | 2012-04-13 | 2013-10-17 | Wistron Corporation | Backlight control method and backlight system |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020079831A (ja) * | 2018-11-12 | 2020-05-28 | 株式会社Jvcケンウッド | 位相変調装置及び位相変調方法 |
JP7131315B2 (ja) | 2018-11-12 | 2022-09-06 | 株式会社Jvcケンウッド | 位相変調装置及び位相変調方法 |
JP2020123800A (ja) * | 2019-01-30 | 2020-08-13 | セイコーエプソン株式会社 | 投影位置検出装置、画像投影システムおよび投影位置検出方法 |
JP7318215B2 (ja) | 2019-01-30 | 2023-08-01 | セイコーエプソン株式会社 | 画像投影システムおよび投影位置検出方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8648883B2 (en) | Display apparatus and method of driving the same | |
US8411004B2 (en) | Video processing circuit, video processing method, liquid crystal display device, and electronic apparatus | |
KR100620130B1 (ko) | 액정 패널로 입력하는 대향 전극 전압의 조정 회로 | |
JP5071442B2 (ja) | 液晶表示装置、制御方法および電子機器 | |
US8519937B2 (en) | Digitally modulated image projection system | |
JP5365828B2 (ja) | 液晶表示装置およびその駆動方法 | |
US20110187759A1 (en) | Liquid crystal device, method of controlling liquid crystal device, and electronic apparatus | |
TW201340087A (zh) | 信號處理裝置、液晶裝置、電氣機器及信號處理方法 | |
US9058767B2 (en) | Electrooptical device having pixel subfields controllable to produce gray levels | |
JP2010079151A (ja) | 電気光学装置、その駆動方法、および電子機器 | |
US10121400B2 (en) | Video processing circuit, electro-optical device, electronic apparatus, and video processing method | |
TW201340088A (zh) | 信號處理裝置、液晶裝置、電子機器及信號處理方法 | |
JP2015087441A (ja) | 電気光学装置、及び電気光学装置の駆動方法 | |
CN105940442A (zh) | 视频处理电路、视频处理方法、电光装置及电子设备 | |
JP6078946B2 (ja) | 電気光学装置および電子機器 | |
JP3994997B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
JP2010197806A (ja) | 液晶表示装置、制御方法および電子機器 | |
JP5413987B2 (ja) | 液晶表示装置、駆動回路および駆動方法 | |
JP4569081B2 (ja) | 表示装置および投射型表示装置 | |
JP2014164017A (ja) | 電気光学装置の駆動装置、電気光学装置の駆動方法、電気光学装置及び電子機器 | |
JP2013064823A (ja) | 電気光学装置、電気光学装置の駆動方法および電子機器 | |
JP2018097022A (ja) | 画像表示装置および画像表示方法 | |
JP5326561B2 (ja) | 液晶装置の駆動方法、液晶装置および電子機器 | |
JP2008139263A (ja) | ゴースト検査装置およびゴースト検査方法 | |
JP6299108B2 (ja) | 電気光学装置の駆動装置、電気光学装置の駆動方法、電気光学装置及び電子機器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20160617 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20160624 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160708 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170620 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20170807 |