JP7131315B2 - 位相変調装置及び位相変調方法 - Google Patents

位相変調装置及び位相変調方法 Download PDF

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Description

本発明は、液晶素子を用いた位相変調装置及び位相変調方法に関する。
近年、光通信分野では激増する情報量に対応するため、環状に形成された光ネットワークシステム、及び、光波長多重通信システムが提唱されている。これら光通信システムにおける光信号の分岐または挿入を、電気信号への変換を中継することなく実行できるROADM(Reconfigurable Optical And Drop Multiplexer)装置が用いられている。
ROADM装置における光スイッチング装置として、WSS(Wavelength Selective Switch)装置が用いられる。WSS装置における光スイッチング素子として、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)ミラー、及び、例えばLCOS(Liquid Crystal on Silicon)素子等の反射型の液晶素子が用いられる。
LCOS素子は、複数の反射型の画素電極が水平方向、及び、垂直方向に配置されている画素領域を有する反射型の液晶素子である。各画素電極上の液晶の屈折率は、液晶に印加される電圧を画素電極ごとに制御することにより変化する。信号光の位相速度は、各画素上の液晶の屈折率を変化させることにより、画素ごとに制御される。
LCOS素子は、位相速度を画素ごとに段階的に変化させることにより、信号光の波面を変化(傾斜)させることができる。LCOS素子は、信号光の波面の傾斜角を位相速度の変化の割合に応じて制御することができる。即ち、LCOS素子は、画素ごとに位相速度を変化させて信号光を所定の方向に反射する位相変調素子として機能する。
MEMSミラーは信号光の波長帯の数に対応してミラーが必要になる。そのため、信号光の波長帯またはその数を変更する場合、変更内容に対応させてMEMSミラーを新たに作製しなければならない。
それに対して、LCOS素子は画素領域を複数の画素ブロックに任意に分割し、画素ブロックごとに制御することができる。そのため、信号光の波長帯またはその数を変更する場合、変更内容に対応させて画素ブロックを再構成することができるので、液晶素子を新たに作製する必要がない。即ち、LCOS素子は、MEMSミラーよりも可変グリッド性に優れている。特許文献1には、LCOS素子を用いた位相変調装置の一例が記載されている。
特開2016-143037号公報
LCOS素子等の液晶素子を用いた位相変調装置では、液晶素子が高温状態になったり時間が経過したりした場合に、画素電極と対向電極との間に印加される駆動電圧にDC成分が加算されることにより、フリッカまたは焼き付き等の液晶素子に関する不具合が発生する場合がある。
液晶素子では、高温下または高湿度の環境における保管または使用、または液晶素子自体の温度変化等により、画素電極と対向電極の間に印加される駆動電圧にDC成分が加算されることがある。これは、フリッカまたは焼き付き等の表示上の不具合を発生させる要因となる。LCOS素子等の液晶素子を用いた位相変調装置においても、フリッカまたは焼き付きは、信号のノイズ増大またはファイバポート間のクロストーク等の不具合となる。
本発明は、不要なDC成分に起因する液晶素子に関する不具合の発生を抑制することができる位相変調装置及び位相変調方法を提供することを目的とする。
本発明は、複数の画素電極が配置され、前記複数の画素電極に異なる駆動電圧が印加されることにより、光通信の信号光として照射される光を位相変調して前記光の波面を変化させる画素領域、及び、前記画素領域の外側の領域であって、前記画素領域により位相変調された前記光の漏れ光を受光することができる前記画素領域の近傍の領域に形成されており、前記漏れ光を受光して受光信号を生成する受光部を有する液晶素子と、所定の周波数における前記受光信号を解析する信号解析部と、前記信号解析部による解析結果に基づいて、前記液晶素子を制御する制御部とを備え、前記信号解析部は、前記液晶素子に光が照射されていない無信号状態であるか否かを判断し、無信号状態ではないと判断したときに、前記受光信号を解析して前記解析結果を得る位相変調装置を提供する。
また、本発明は、複数の画素電極が配置されている画素領域を有する液晶素子が、前記複数の画素電極に異なる駆動電圧が印加されることにより、光通信の信号光として照射される光を位相変調して前記光の波面を変化させ、受光部が、前記液晶素子によって位相変調された前記光の漏れ光を受光して受光信号を生成し、信号解析部が、前記液晶素子に光が照射されていない無信号状態であるか否かを判断し、前記信号解析部が、無信号状態ではないと判断したときに、所定の周波数における前記受光信号を解析し、制御部が、前記信号解析部による解析結果に基づいて、前記液晶素子を制御する位相変調方法を提供する。
本発明の位相変調装置及び位相変調方法によれば、不要なDC成分に起因する液晶素子に関する不具合の発生を抑制できる。
一実施形態の位相変調装置を示すブロック図である。 液晶素子の一例を示す上面図である。 図2のA-Aで切断した液晶素子の断面図である。 反射型の液晶素子による信号光の位相変調を示す図である。 画素電極に印加される駆動電圧を示す図である。 画素電極上の液晶の屈折率を示す図である。 液晶に印加される電圧の方向が正転と反転とを交互に繰り返す正反転駆動を示す図である。 一実施形態の位相変調方法の一例を示すフローチャートである。 画素電極側電圧にDC成分が加算された状態を示す図である。 画素電極側電圧にDC成分が加算された場合の受光信号の光応答波形を示す図である。 周波数成分に変換された受光信号を示す図である。 対向電極側電圧が調整された状態を示す図である。 対向電極側電圧が調整された状態の受光信号の光応答波形を示す図である。 対向電極側電圧が調整された状態の受光信号の周波数成分を示す図である。
図1を用いて、一実施形態の位相変調装置を説明する。位相変調装置1は、制御部3と、信号解析部4と、反射型の液晶素子5とを備える。制御部3、及び信号解析部4を集積回路として構成してもよい。液晶素子5には受光部6が形成されている。液晶素子5は例えばLCOS素子である。以下、液晶素子5をLCOS素子5とする。
画像データ生成部2には情報データJDが入力される。情報データJDは、信号光の入力ポート及び出力ポートの位置と信号光における入射光に対する反射光の角度との関係を示すパラメータと、信号光の波長帯、即ち所望の反射光角度を実現する位相の変化量の分布に関わるパラメータとを含む。
位相の変化量は、入射光の位相に対する反射光の位相の進みまたは遅れであり、位相速度の分布に対応する。所定の入力ポートから射出された信号光は、位相変調装置1により位相変調され、目的の出力ポートへ入射する。
画像データ生成部2は、情報データJDに基づいて位相の変化量の分布を設定する。画像データ生成部2は、位相の変化量の分布、または、位相速度の分布に基づいて画像データDDを生成し、制御部3へ出力する。位相変調装置1は、画像データ生成部2を備える構成としてもよい。
制御部3は、画像データDDに基づいて、駆動制御信号DCSを生成する。駆動制御信号DCSは、LCOS素子5の駆動を制御するタイミング、及び、画像データDDのLCOS素子5における各画素に対応する階調データを含む。制御部3は、駆動制御信号DCSを各画素に書き込まれるタイミングに合わせてLCOS素子5へ出力する。制御部3は、駆動制御信号DCSによりLCOS素子5の駆動を制御する。LCOS素子5は、駆動制御信号DCSに基づいて、信号光を画素ブロックごとに位相変調する。
受光部6は、LCOS素子5により位相変調された信号光の漏れ光を光電変換し、受光信号LRSを生成する。受光部6は受光信号LRSを信号解析部4へ出力する。信号解析部4は受光信号LRSを、連続的、断続的、または定期的に監視している。信号解析部4は受光信号LRSの振幅(信号レベル)を検出する。例えば、信号解析部4は、受光信号LRSの所定の周波数における振幅を検出し、所定の閾値Xtに基づいて受光信号LRSを解析する。
信号解析部4は、解析結果に基づいて、受光信号LRSに含まれる不要なDC成分を検出する。不要なDC成分が検出された場合、信号解析部4は、不要なDC成分が検出されたことを示す検出信号DSを生成し、制御部3へ出力する。制御部3は、検出信号DSに基づいて、LCOS素子5の駆動を制御する。LCOS素子5の具体的な制御方法については後述する。
図2及び図3を用いて、LCOS素子5の構成例を説明する。LCOS素子5は、駆動基板20(第1の基板)と、透明基板30(第2の基板)と、液晶11と、シール材12と、受光部6とを有する。
駆動基板20は、画素領域21と、配向膜22と、複数の接続端子23とを有する。画素領域21には、光反射性を有する複数の画素電極24が水平方向及び垂直方向に配置されている。1個の画素電極24が1画素を構成する。配向膜22は少なくとも画素領域21上に形成されている。
駆動基板20として半導体基板を用いてもよい。駆動基板20は例えばシリコン基板である。駆動基板20には、各画素を駆動するための駆動回路が形成されている。画素電極24、及び、接続端子23の材料としてアルミニウムまたはアルミニウム合金を用いてもよい。
受光部6は、LCOS素子5の駆動基板20において画素領域21の周囲に形成されている。具体的には、受光部6は、画素領域21よりも外側の領域で、かつ、画素領域21の近傍の領域に形成されている。画素領域21の近傍の領域とは、受光部6がLCOS素子5により位相変調された信号光の漏れ光を受光できる領域である。受光部6は、LCOS素子5により位相変調された信号光の漏れ光を受光して光電変換し、受光信号LRSを生成する。なお、受光部6は、画素領域21に照射される信号光の漏れ光を受光する。従って、受光信号LRSは、LCOS素子5により位相変調された信号光の漏れ光と、画素領域21に照射される信号光の漏れ光とにより生成されることになる。
受光部6は例えばフォトダイオードである。図2には、1個の受光部6が画素領域21の近傍に形成されている場合の構成を示している。なお、受光部6の形状、及び個数は図2に示す構成に限定されるものでなく、任意の形状、及び、個数に設定することができる。また、受光部6の位置は図2に示す位置に限定されるものでなく、画素領域21よりも外側の領域であり、かつ、LCOS素子5により位相変調された信号光の漏れ光を受光できる領域であれば、任意の位置に形成することができる。
WSS装置等の光スイッチング装置に用いられる光の波長帯は、一般的に1200nm~1700nmの範囲の赤外帯域である。例えばCバンド及びLバンドと称される波長帯は、1530nm~1625nmの範囲の赤外帯域である。上記の赤外帯域に受光感度を有する受光部6として用いられるフォトダイオードの材料として、InGaAs(インジウムガリウム砒素)等の化合物半導体を用いてもよい。
半導体プロセスにより、例えばシリコン基板である駆動基板20上に、シリコン酸化膜またはゲルマニウム層等のバッファ層を形成する。次に、バッファ層上に赤外帯域に受光感度を有するInGaAs等の化合物半導体をpn接合またはnp接合を有して成膜する。さらに、成膜された化合物半導体膜をフォトリグラフィ法によりパターン化する。上記の半導体プロセスにより、受光部6を駆動基板20上に形成することができる。
透明基板30は、対向電極31と、配向膜32とを有する。配向膜32は対向電極31上に形成されている。駆動基板20と透明基板30とは、複数の画素電極24と対向電極31とが対向するようにシール材12により所定の間隙を有して固定されている。
透明基板30、対向電極31、及び、配向膜32は、光透過性を有する。透明基板30として無アルカリガラス基板または石英ガラス基板を用いてもよい。対向電極31の材料としてITO(Indium Tin Oxide)を用いてもよい。なお、ITO膜の上側及び下側に、光透過性を有する誘電体膜を形成してもよい。
シール材12は、画素領域21の外周部に沿って画素領域21と受光部6とを取り囲むように環状に形成されている。シール材12として紫外線硬化樹脂、熱硬化性樹脂、または紫外線と熱との併用により硬化する樹脂を用いてもよい。
液晶11は、駆動基板20と透明基板30との所定の間隙に充填され、シール材12により封止されている。透明基板30の対向電極31が形成されている面とは反対側の面に反射防止膜33を形成してもよい。反射防止膜33として誘電体多層膜を用いてもよい。
複数の接続端子23は、駆動基板20の外周部に形成されている。複数の接続端子23のうちの所定の接続端子23には、制御部3から駆動制御信号DCSが入力される。受光部6で生成された受光信号LRSは、複数の接続端子23のうちの所定の接続端子23から、信号解析部4へ出力される。また、複数の接続端子23のうちの所定の接続端子23は、外部の電源等と接続されている。
図4、図5A、及び図5Bを用いて、LCOS素子5による信号光の位相変調を説明する。図4に示す符号25は、複数の画素電極24により構成される画素ブロックを示している。通常、画素ブロックは、3個以上の画素電極24が水平方向及び垂直方向にそれぞれ配置されている構成を有する。
説明を分かりやすくするために、3個の画素電極24により画素ブロック25を構成する場合について説明する。各画素電極24を区別するため、左から画素電極24a、画素電極24b、及び、画素電極24cとする。
図1に示す画像データ生成部2により生成された位相の変化量の分布(位相速度の分布)に応じた画像データDDに基づいて、図5Aに示すように、画素電極24a、24b、及び24cには異なる駆動電圧DVa、DVb、及びDVcが印加される。
実際には、液晶11に印加される駆動電圧DVa、DVb、及びDVcは、画素電極24a、24b、及び24cと対向電極31との間に印加される電圧である。液晶11は、構成される分子の屈折率と誘電率に異方性を有することから、印加される駆動電圧によって分子の傾斜が変化することで屈折率が変化する。
これにより、図5Bに示すように、画素電極24a上の液晶11は第1の屈折率naを有し、画素電極24b上の液晶11は第2の屈折率nbを有し、画素電極24c上の液晶11は第3の屈折率nc(na>nb>nc)を有する。屈折率na~ncは画素電極24a~24c上の液晶11の平均的な屈折率である。
図4に示すように、入力ポートから出力された信号光SLは、p偏光またはs偏光の直線偏光の状態で画素領域21の画素ブロック25に入射する。図3に示す配向膜22及び32は、信号光SLの偏向方向と液晶11の配向方向とが同じになるように形成されている。配向方向とは、例えば配向膜22付近の液晶11が傾斜する方向である。なお、配向膜32付近の液晶11が傾斜する方向を配向方向としてもよい。
信号光SLの偏向方向と液晶11の配向方向とを同じにすることにより、直線偏光が楕円偏光へと変調されて、p偏光がs偏光成分を有する、または、s偏光がp偏光成分を有することによって生じる信号光SLの減衰を抑制して、信号光SLを効率的に反射させることができる。
図4に示すpa、pb、及びpcは、画素電極24a、24b、及び24c上の液晶11の屈折率の違いにより生じる位相速度の違いを模式的に示している。図4に示すWFは信号光SLの波面を模式的に示している。波面WFは、信号光SLの位相が揃った面をいう。信号光SLは、画素電極24aから画素電極24cに向かって位相の変化量または位相速度が段階的に大きくなる。これにより、信号光SLの波面WFを変化(傾斜)させることができる。
駆動電圧DVa、DVb、及びDVcにより、画素電極24a、24b、及び24c上の液晶11の屈折率の差を大きくし、位相変化の差を大きくすることで波面WFの傾斜角θを大きくすることができる。また、画素電極24a、24b、及び24c上の液晶11の屈折率の差を小さくし、位相変化の差を小さくすることで波面WFの傾斜角θを小さくすることができる。傾斜角θは、信号光SLの波面WFと画素電極24a、24b、及び24cの垂線とのなす角度に相当する。なお、画素電極24の数を変えることにより波面WFの傾斜角θを変化させることもできる。
従って、図1に示す情報データJDは、信号光SLの入力ポート及び出力ポートの位置と画素電極24における信号光SLの入射と反射との成す角度との関係を示すパラメータと、信号光SLの波長帯、即ち所望の反射光角度を実現する位相の変化量の分布に関わるパラメータとを含む。
信号光SLは、画像データ生成部2により生成された画像データDDに基づいて、波面WFが所定の傾斜角θとされ、画素電極24a、24b、及び24cにより反射される。従って、LCOS素子5は、画像データDDに基づいて、信号光SLの位相速度を画素ごとに段階的に変化させることにより、信号光SLを所定の方向に反射させることができる。
LCOS素子5は、信号光SLの波面WFの傾斜角θを位相速度の変化の割合に応じて制御することができる。即ち、LCOS素子5は、画素ごとに位相速度を変化させて信号光SLを所定の方向に反射する位相変調素子として機能する。LCOS素子5が信号光SLの波面WFの傾斜角θを制御することにより、信号光SLは目的の出力ポートに入射される。
図6と図7に示すフローチャートと図8~図13を用いて、一実施形態の位相変調方法、具体的にはLCOS素子5(液晶素子)の制御方法について説明する。図6は、液晶11に印加される電圧の方向が正転と反転とを交互に繰り返す正反転駆動の場合を示している。図6の(a)は正転時の状態を示し、(b)は反転時の状態を示している。
図6(a)の符号VpHは正転時の画素電極24側の電圧(以下、正転時画素電極側電圧VpHとする)を示し、符号VcLは正転時の対向電極31側の電圧(以下、正転時対向電極側電圧VcLとする)を示している。符号+VLcは正転時画素電極側電圧VpHから正転時対向電極側電圧VcLを減算した差分電圧(以下、正転時差分電圧+VLcとする)を示し、正転時に液晶11に印加される電圧に相当する。符号Vpcは画素電極24側の中心電圧の最適値を示し、符号Vccは対向電極31側の中心電圧の最適値を示している。
図6(b)の符号VpLは反転時の画素電極24側の電圧(以下、反転時画素電極側電圧VpLとする)を示し、符号VcHは反転時の対向電極31側の電圧(以下、反転時対向電極側電圧VcHとする)を示している。符号-VLcは反転時画素電極側電圧VpLから反転時対向電極側電圧VcHを減算した差分電圧(以下、反転時差分電圧-VLcとする)を示し、反転時に液晶11に印加される電圧に相当する。
図7に示すフローチャートにおいて、受光部6は、ステップS1にて、LCOS素子5により位相変調される信号光SLの漏れ光を光電変換して受光信号LRSを生成し、信号解析部4へ出力する。
LCOS素子5が高温状態になったり時間が経過したりした場合に、LCOS素子5が高温下または高湿度の環境における保管または使用、または液晶素子自体の温度変化等により、画素電極24と対向電極31との間に印加される駆動電圧にDC成分が加算される場合がある。一般的に、LCOS素子では、画素電極24がアルミニウム等を主成分とする高反射率の金属により形成され、対向電極31がITO等の透明導電性材料により形成されているため、異種材料間に電圧が印加されることにより、DC成分が加算される場合がある。また、LCOS素子の内部に形成されている回路の影響、または液晶11等の有機材料を取り扱うときに残存するイオン性物質の影響によってDC成分が加算される場合がある。
例えば、画素電極24の低電圧側が0Vであり、高電圧側が3Vである場合、画素電極24側の中心電圧は1.5Vとなる。例えば、対向電極31の低電圧側が0Vであり、高電圧側が3Vである場合、対向電極31側の中心電圧は1.5Vとなる。しかし、不要なDC成分が加算されることにより、画素電極24側及び対向電極31側の中心電圧が最適値からずれる。
画素電極24側及び対向電極31側の中心電圧が最適値からずれると、画素電極24側の差分電圧と対向電極31側の差分電圧とが正転時と反転時とで異なる。これにより、フリッカまたは焼き付き等のLCOS素子5に関する不具合が発生する場合がある。
図8は、図6に対応し、画素電極側電圧VpH及びVpLに不要なDC成分が加算された状態を示している。正転時画素電極側電圧VpHに不要なDC成分Vdcが加算されることにより、正転時差分電圧は+VLc+Vdcとなる。反転時画素電極側電圧VpLに不要なDC成分Vdcが加算されることにより、反転時差分電圧は-VLc+Vdcとなる。
従って、画素電極側電圧VpH及びVpLに不要なDC成分が加算された状態では、正転時差分電圧+VLc+Vdcと反転時差分電圧-VLc+Vdcとは異なる。具体的には、正転時には反転時よりも高い電圧が画素電極24と対向電極31との間に印加される。図9は、画素電極側電圧VpH及びVpLに不要なDC成分が加算された場合の受光信号LRSの光応答波形を示している。
信号解析部4は、ステップS2にて、フーリエ変換等の処理を実行することにより、受光信号LRSを周波数成分に変換する。図10は、周波数成分に変換された受光信号LRSを示している。信号解析部4は、周波数成分に変換された受光信号LRSを、所定の周波数ごとに解析する。
信号解析部4は、ステップS3にて、所定の周波数fa(第2の周波数)において、受光信号LRSの振幅が閾値Sha(第2の閾値)以上であるか否かを判定する。周波数faは、受光信号LRSの直流成分を検出できるように非常に低い値に設定されている。受光信号LRSの振幅が閾値Sha以上ではない(NO)と判定された場合、信号解析部4は、信号光SLがLCOS素子5に照射されていない、即ち無信号状態であると判断し、処理をステップS2へ戻す。
無信号状態であると判断された場合、位相変調装置1は、消費電力を低減させるために制御部3を制御し、LCOS素子5をスタンバイ状態にしてもよい。
受光信号LRSの振幅が閾値Sha以上である(YES)と判定された場合、信号解析部4は、無信号状態ではない、即ち、信号光SLが画素領域21の画素ブロック25に入射している状態であると判断する。信号解析部4は、ステップS4にて、所定の周波数fb(第1の周波数)における受光信号LRSの振幅と周波数fbの周辺の周波数における受光信号LRSの振幅との差分Xbを取得する。周波数fbは、不要なDC成分による影響を検出できる値に設定されている。
具体的には、周波数fbは、画像データDDのフレーム周波数、及び、画素電極側電圧Vpと対向電極側電圧Vcとの正反転周波数の少なくともいずれかの周波数に設定されている。周波数fbは、フレーム周波数、及びフレーム周波数の高調波に対応する周波数に設定してもよい。例えば、フレーム周波数が60Hzである場合、その高調波に対応する周波数は120Hzまたは240Hz等である。この場合、周波数fbは、60Hzと120Hz及び240Hzの少なくともいずれかとに設定してもよい。図10は、周波数fbとして、2つの周波数fb1及びfb2が設定されている場合を示している。
差分Xbは、周波数fbにおける受光信号LRSの振幅と、周波数fbの影響を受けない周波数における受光信号LRSの振幅とに基づいて取得してもよい。差分Xbは、周波数fbにおける受光信号LRSの振幅と、周波数fbの周辺の周波数における受光信号LRSの振幅の平均値とに基づいて取得してもよい。即ち、周波数fbにおける受光信号LRSの振幅がその周辺レベルと比較できればよい。
信号解析部4は、ステップS5にて、差分Xbが閾値Xt(第1の閾値)以上であるか否かを判定する。差分Xbが閾値Xt以上ではない(NO)と判定された場合、信号解析部4は、不要なDC成分による影響がないと判断し、処理をステップS2へ戻す。差分Xbが閾値Xt以上である(YES)と判定された場合、信号解析部4は、不要なDC成分による影響があると判断する。信号解析部4は、ステップS6にて、検出信号DSを生成し、制御部3へ出力する。検出信号DSは、差分Xbに関する情報を含んでいてもよい。
図10に示すように、閾値Xtは、複数の周波数fb1及びfb2に対して共通の値であってもよいし、複数の周波数fb1及びfb2にそれぞれ対応する、互いに異なる値であってもよい。例えば、周波数fb1に対応する閾値Xt1と、周波数fb2に対応する閾値Xt2とを設定してもよい。
この場合、信号解析部4は、周波数fb1における受光信号LRSの振幅と周波数fb1の周辺の周波数における受光信号LRSの振幅との差分Xb1を取得する。信号解析部4は、周波数fb2における受光信号LRSの振幅と周波数fb2の周辺の周波数における受光信号LRSの振幅との差分Xb2を取得する。信号解析部4は、差分Xb1が閾値Xt1以上であるか否かを判定し、差分Xb2が閾値Xt2以上であるか否かを判定する。差分Xb1が閾値Xt1以上であり、かつ、差分Xb2が閾値Xt2以上であると判定された場合、または、差分Xb1が閾値Xt1以上であると判定された場合、または、差分Xb2が閾値Xt2以上であると判定された場合、信号解析部4は、検出信号DSを生成し、制御部3へ出力する。
制御部3は、ステップS7にて、検出信号DSに基づいて、不要なDC成分に対応する電圧調整を行う。制御部3は、画素電極側電圧Vp、対向電極側電圧Vc、画素電極24側の中心電圧、及び対向電極31側の中心電圧の少なくともいずれかについて、不要なDC成分に対応する電圧調整を行う。図11は、図8に対応し、対向電極側電圧Vcについて、不要なDC成分Vdcに対応する電圧調整を行う場合を示している。制御部3は、例えば対向電極側電圧VcL及びVcHに不要なDC成分Vdcに対応する電圧を加算するように、対向電極側電圧VcL及びVcHの電圧調整を行う。
具体的には、制御部3は、対向電極側電圧Vcに任意の電圧を加算する、または、対向電極側電圧Vcから任意の電圧を減算する。制御部3は、電圧調整結果に基づいて、差分Xbが小さくなるように上記の電圧調整を繰り返す。制御部3は、例えば対向電極側電圧Vcに任意の電圧を加算した場合、差分Xbが小さくなれば対向電極側電圧Vcに任意の電圧をさらに加算し、差分Xbが大きくなれば対向電極側電圧Vcから任意の電圧を減算する。上記の電圧調整を繰り返すことにより、対向電極側電圧VcL及びVcHに不要なDC成分Vdcに対応する電圧が加算されることになる。
対向電極側電圧VcL及びVcHに不要なDC成分Vdcに対応する電圧が加算されることにより、正転時差分電圧は+VLcとなり、反転時差分電圧は-VLcとなる。即ち、正転時差分電圧+VLcと反転時差分電圧-VLcとは絶対値が同じになるため、正転時、及び反転時では同じ電圧が画素電極24と対向電極31との間に印加される。図12は、図9に対応し、対向電極側電圧Vcが調整された状態の受光信号LRSの光応答波形を示している。図13は、図10に対応し、対向電極側電圧Vcが調整された状態の受光信号LRSの周波数成分を示している。
位相変調装置1は、ステップS1~ステップS7を、連続的、断続的、または定期的に実行することにより、LCOS素子5の電圧調整を行う。
本実施形態の位相変調装置及び位相変調方法では、受光部6がLCOS素子5により位相変調される信号光SLの漏れ光を光電変換して受光信号LRSを生成し、信号解析部4が受光信号LRSを周波数成分に変換する。信号解析部4が所定の周波数fbにおける差分Xbを取得し、差分Xbに基づいて不要なDC成分を検出する。制御部3が不要なDC成分に対応する電圧調整を行う。これにより、不要なDC成分に起因する液晶素子に関する不具合の発生を抑制することができる。
本発明は、上述した本実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
本実施形態の位相変調装置及び位相変調方法では、液晶素子5としてLCOS素子を用いたが、これに限定されるものではない。液晶素子5として、例えばガラス基板等の基板上にTFT(Thin Film Transistor)技術を用いて製作した反射型の液晶パネルを用いてもよい。
1 位相変調装置
3 制御部
4 信号解析部
5 LCOS素子(液晶素子)
6 受光部
21 画素領域
24 画素電極
DV 駆動電圧
LRS 受光信号
SL 信号光(光)
WF 波面

Claims (5)

  1. 複数の画素電極が配置され、前記複数の画素電極に異なる駆動電圧が印加されることにより、光通信の信号光として照射される光を位相変調して前記光の波面を変化させる画素領域、及び、前記画素領域の外側の領域であって、前記画素領域により位相変調された前記光の漏れ光を受光することができる前記画素領域の近傍の領域に形成されており、前記漏れ光を受光して受光信号を生成する受光部を有する液晶素子と、
    所定の周波数における前記受光信号を解析する信号解析部と、
    前記信号解析部による解析結果に基づいて、前記液晶素子を制御する制御部と、
    を備え、
    前記信号解析部は、前記液晶素子に光が照射されていない無信号状態であるか否かを判断し、無信号状態ではないと判断したときに、前記受光信号を解析して前記解析結果を得る
    位相変調装置。
  2. 前記信号解析部は、前記受光信号を解析するときに、前記受光信号を周波数成分に変換し、第1の周波数における前記受光信号の振幅と前記第1の周波数の周辺の周波数における前記受光信号の振幅との差分を取得し、前記差分が第1の閾値以上であるか否かを判定し、
    前記差分が前記第1の閾値以上であると判定された場合に、前記制御部は、前記差分が小さくなるように前記液晶素子を制御する
    請求項1に記載の位相変調装置。
  3. 前記信号解析部は、前記無信号状態であるか否かを判断するときに、前記第1の周波数より低い第2の周波数における前記受光信号の振幅が第2の閾値以上であるか否かを判定し、前記受光信号の振幅が前記第2の閾値以上であると判定された場合に、前記差分を取得する
    請求項2に記載の位相変調装置。
  4. 前記液晶素子は、
    前記画素領域を有する駆動基板と、
    前記複数の画素電極と対向する対向電極を有する透明基板と、
    前記駆動基板と前記透明基板との間隙に充填されている液晶と、
    を有し、
    前記制御部には、前記光の波面を変化させるための画像データが入力され、
    前記第1の周波数は、前記画像データのフレーム周波数、及び、前記液晶に印加される電圧の方向が正転と反転とを交互に繰り返す正反転駆動における正反転周波数の少なくともいずれかの周波数に設定されている
    請求項2または3に記載の位相変調装置。
  5. 複数の画素電極が配置されている画素領域を有する液晶素子が、前記複数の画素電極に異なる駆動電圧が印加されることにより、光通信の信号光として照射される光を位相変調して前記光の波面を変化させ、
    受光部が、前記液晶素子によって位相変調された前記光の漏れ光を受光して受光信号を生成し、
    信号解析部が、前記液晶素子に光が照射されていない無信号状態であるか否かを判断し、
    前記信号解析部が、無信号状態ではないと判断したときに、所定の周波数における前記受光信号を解析し、
    制御部が、前記信号解析部による解析結果に基づいて、前記液晶素子を制御する
    位相変調方法。
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