JP2015087302A - 配管形状測定装置および配管形状測定方法 - Google Patents

配管形状測定装置および配管形状測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】プラント設備等に既設された配管の外周面の形状を外周面に沿って連続的に測定可能な配管形状測定装置および配管形状測定方法を提供する。【解決手段】配管12の軸線X方向に直交する平面内に配置され、配管12の外径よりも大径で略円形状の案内路20aが設けられたリング部材20と、案内路20aに沿って案内される検出面を有し、検出面と配管12の外周面との離間距離D1,D2,D3を検出するレーザ測定器30と、レーザ測定器30の案内路20a上の存在位置P1,P2,P3を検出するロータリエンコーダと、ロータリエンコーダが検出する存在位置P1,P2,P3と、存在位置P1,P2,P3においてレーザ測定器30が検出する離間距離D1,D2,D3とに基づいて、配管12の外周面の形状を測定する測定部と備える配管形状測定装置100を提供する。【選択図】図1

Description

本発明は、配管形状測定装置および配管形状測定方法に関する。
従来、横断面が略円筒形状の配管の外周面の形状を測定する測定装置が知られている(例えば、特許文献1,2参照。)。
特許文献1には、配管(鋼管)を軸線回りに回転させながら、配管の半径方向に向かいあって設けられた距離検出器の距離検出信号を演算することにより、配管の外周面の形状を測定する測定装置が開示されている。特許文献1に記載の測定装置は、配管自体を回転させるものであるので、プラント設備に既設された配管を測定対象とすることができない。
一方、特許文献2には、測定対象の配管の軸線方向に直交する平面内にリング部材を配置し、リング部材の外周面の全周に等間隔で設けられた測定用孔にダイヤルゲージを挿入して配管の外周面の形状を測定する測定装置が開示されている。
特開平6−185924号公報 特開2013−156118号公報
しかしながら、特許文献2に開示された測定装置は、プラント設備に既設された配管を測定対象とすることができるものの、リング部材の外周面に設けられた測定用孔の位置においてのみ配管の外周面の形状が計測される。そのため、測定用孔が無くダイヤルゲージが挿入できない位置における配管の外周面の形状を計測することができない。
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、プラント設備等に既設された配管の外周面の形状を外周面に沿って連続的に測定可能な配管形状測定装置および配管形状測定方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、以下の手段を採用する。
本発明に係る配管形状測定装置は、複数の配管部材を溶接して形成された横断面が略円筒形状の被測定配管の外周面の形状を測定する配管形状測定装置であって、前記被測定配管の軸線方向に交差する平面内に配置され、前記被測定配管の外径よりも大径で略円形状の案内路が設けられたリング部材と、前記案内路に沿って案内される検出面を有し、該検出面と前記被測定配管の外周面との離間距離を検出する第1検出部と、前記第1検出部の該案内路上の存在位置を検出する第2検出部と、前記第2検出部が検出する前記存在位置と、該存在位置において前記第1検出部が検出する前記離間距離とに基づいて、前記被測定配管の外周面の形状を測定する測定部とを備える。
本発明に係る配管形状測定装置によれば、被測定配管の軸線方向に交差する平面内に配置された案内路に沿って第1検出部が有する検出面を移動させることにより、検出面と被測定配管の外周面との離間距離が連続的に検出される。案内路は、被測定配管の周囲に設けられており、その案内路にそって検出面を有する第1検出部が移動するので、被測定配管自体を回転させる必要は無い。したがって、プラント設備等に既設された配管の外周面の形状を測定することができる。
このように、本発明に係る配管形状測定装置によれば、プラント設備等に既設された配管の外周面の形状を外周面に沿って連続的に測定可能な配管形状測定装置を提供することができる。
本発明の第1態様の配管形状測定装置は、前記被測定配管が、横断面が半円筒形状の一対の前記配管部材の軸線方向に延在する端面同士を溶接して形成されており、前記測定部が、前記第2検出部が検出する前記存在位置と、該存在位置において前記第1検出部が検出する前記離間距離とに基づいて、前記被測定配管の横断面の対向する位置に存在する一対の溶接部の一対の第1位置と、該一対の溶接部間を結ぶ第1直線に直交する第2直線が通過する前記被測定配管の前記外周面上の一対の第2位置を特定し、該特定した前記一対の第1位置から該一対の第1位置間の距離を測定し、該特定した前記一対の第2位置から該一対の第2位置間の距離を測定し、該一対の第1位置間の距離と該一対の第2位置間の距離とに基づいて、前記被測定配管の扁平率を算出する。
本発明の第1態様の配管形状測定装置によれば、被測定配管の横断面の対向する位置に存在する一対の溶接部の一対の第1位置を特定した上で、被測定配管の横断面の長軸長(一対の第1位置間の距離)と被測定配管の横断面の短軸長(一対の第2位置間の距離)を測定して、被測定配管の扁平率を算出する。このように、第1検出部が検出する検出面と被測定配管の外周面の離間距離を、被測定配管の横断面の長軸長と短軸長に変換した上で扁平率を算出するので、リング部材が被測定配管と同軸に設置されずに軸がずれてしまう場合であっても、扁平率を正確に測定することができる。したがって、被測定配管の同一箇所の外周面の形状を複数回に渡って計測する場合、被測定配管に対するリング部材の設置位置の誤差によらず、正確に被測定配管の外周面の形状を計測することができる。
本発明の第2態様の配管形状測定装置は、接地面に対して前記リング部材を固定するとともに、該接地面に対する該リング部材の設置高さおよび設置角度を調整可能な支持部を備える。
このようにすることで、接地面に対して配管形状測定装置を設置する場合に、被測定配管に対するリング部材の設置高さおよび設置角度を適切に調整することができる。
本発明の第3態様の配管形状測定装置は、前記リング部材の内周面に接続され、該内周面から前記被測定配管の中心に向けて突出する複数の支持部材を備え、前記リング部材は、該リング部材の内周面と前記被測定配管の外周面との間に前記支持部材の長さに応じた隙間が設けられた状態で前記被測定配管の外周面に固定される。
このようにすることで、複数の支持部材を用いてリング部材が被測定配管の外周面に対して直接的に固定されるので、接地面を必要とせずに、配管形状測定装置のリング部材を被測定配管の外周面に対して適切に固定することができる。
本発明の第4態様の配管形状測定装置は、前記軸線方向に交差する平面に対する前記案内路が配置される平面の傾きを検出する第3検出部を備える。
このようにすることで、被測定配管の軸線方向に交差する平面に案内路が適切に配置されていないことを検出し、リング部材を適切に設置するべき旨を、配管形状測定装置の操作者に伝達することができる。
本発明の第5態様の配管形状測定装置は、前記リング部材が、周方向に沿って分割された複数の円弧部材を組み合わせて形成されている。
このようにすることで、被測定配管の軸線方向の任意の位置に、複数の円弧部材を組み合わせて形成されたリング部材を配置することができる。
本発明の配管形状測定方法は、複数の配管部材を溶接して形成された横断面が略円筒形状の被測定配管の外周面の形状を測定する配管形状測定方法であって、前記被測定配管の軸線方向に交差する平面内に、前記被測定配管の外径よりも大径で略円形状の案内路が設けられたリング部材が配置されており、前記案内路に沿って案内される検出面を有する距離検出部により、該検出面と前記被測定配管の外周面との離間距離を検出する第1検出工程と、前記距離検出部の該案内路上の存在位置を検出する第2検出工程と、前記第2検出工程が検出する前記存在位置と、該存在位置において前記第1検出工程が検出する前記離間距離とに基づいて、前記被測定配管の外周面の形状を測定する測定工程とを備える。
本発明に係る配管形状測定方法によれば、被測定配管の軸線方向に交差する平面内に配置された案内路に沿って第1検出部が有する検出面を移動させることにより、検出面と被測定配管の外周面との離間距離が連続的に検出される。案内路は、被測定配管の周囲に設けられており、その案内路にそって検出面を有する第1検出部が移動するので、被測定配管自体を回転させる必要は無い。したがって、プラント設備等に既設された配管の外周面の形状を測定することができる。
このように、本発明に係る配管形状測定装置によれば、プラント設備等に既設された配管の外周面の形状を外周面に沿って連続的に測定可能な配管形状測定方法を提供することができる。
本発明の第1態様の配管形状測定方法は、前記被測定配管が、横断面が半円筒形状の一対の前記配管部材の軸線方向に延在する端面同士を溶接して形成されており、前記測定工程が、前記第2検出工程が検出する前記存在位置と、該存在位置において前記第1検出工程が検出する前記離間距離とに基づいて、前記被測定配管の横断面の対向する位置に存在する一対の溶接部の一対の第1位置と、該一対の溶接部間を結ぶ第1直線に直交する第2直線が通過する前記被測定配管の前記外周面上の一対の第2位置を特定し、該特定した前記一対の第1位置から該一対の第1位置間の距離を測定し、該特定した前記一対の第2位置から該一対の第2位置間の距離を測定し、該一対の第1位置間の距離と該一対の第2位置間の距離とに基づいて、前記被測定配管の扁平率を測定する。
本発明の第1態様の配管形状測定方法によれば、被測定配管の横断面の対向する位置に存在する一対の溶接部の一対の第1位置を特定した上で、被測定配管の横断面の長軸長(一対の第1位置間の距離)と被測定配管の横断面の短軸長(一対の第2位置間の距離)を測定して、被測定配管の扁平率を算出する。このように、第1検出部が検出する検出面と被測定配管の外周面の離間距離を、被測定配管の横断面の長軸長と短軸長に変換した上で扁平率を算出するので、リング部材が被測定配管と同軸に設置されずに軸がずれてしまう場合であっても、扁平率を正確に測定することができる。したがって、被測定配管の同一箇所の外周面の形状を複数回に渡って計測する場合、被測定配管に対するリング部材の設置位置の誤差によらず、正確に被測定配管の外周面の形状を計測することができる。
本発明の第2態様の配管形状測定方法は、前記軸線方向に交差する平面に対する、前記案内路が配置される平面の傾きを検出する第3検出工程を備える。
このようにすることで、被測定配管の軸線方向に交差する平面に案内路が適切に配置されていないことを検出し、リング部材を適切に設置するべき旨を、操作者に伝達することができる。
本発明によれば、プラント設備等に既設された配管の外周面の形状を外周面に沿って連続的に測定可能な配管形状測定装置および配管形状測定方法を提供することができる。
本発明の第1実施形態の配管形状測定装置を示す正面図である。 図1に示す配管形状測定装置を示す左側面図である。 図1に示すレーザ測定器を示す正面図である。 図3に示すレーザ測定器のB−B矢視断面図である。 本発明の第1実施形態の配管形状測定装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態の演算部が実行する測定工程における配管形状の座標を示す図であり、(a)が座標変換前の配管形状の座標を示す図であり、(b)が回転角度の変換処理後の座標を示す図である。 本発明の第1実施形態の演算部が実行する測定工程における配管形状の座標を示す図であり、(a)がY軸方向のずれの変換処理後の配管形状の座標を示す図であり、(b)がX軸方向のずれの変換処理後の配管形状の座標を示す図である。 本発明の第1実施形態の配管形状測定方法を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態の配管形状測定装置を示す左側面図である。 本発明の第2実施形態の配管形状測定装置を示す正面図である。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態の配管形状測定装置100について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態の配管形状測定装置100を示す正面図である。図2は、図1に示す配管形状測定装置を示す左側面図である。図1において、配管部材10,11により形成される配管12は、図2のA−A矢視断面図となっている。また、図5は、本発明の第1実施形態の配管形状測定装置100の構成を示すブロック図である。
図1に示す配管形状測定装置100は、配管部材10,11を溶接して形成された横断面が略円筒形状の配管12(被測定配管)の外周面の形状を測定する装置である。
配管形状測定装置100は、図1に示すように、配管12の軸線X方向に直交する平面内に配置されたリング部材20と、配管12の外周面との離間距離を検出するレーザ測定器30と、接地面Gに対してリング部材20を固定する支持部40,41を備える。また、配管形状測定装置100は、図5に示すように、配管12の外周面の形状を測定する測定部50を備える。
リング部材20には、配管12の外径よりも大径で略円形状の案内路20aが設けられている。後述するように、レーザ測定器30は、案内路20aに沿って案内される検出面33aを有する検出器33(第1検出部)と、検出器33の案内路20a上の存在位置を検出するロータリエンコーダ31(第2検出部)を備えている。
本実施形態の配管12は、横断面が半円筒形状で軸線X方向に延在する一対の配管部材10,11により構成される。半円筒形状の配管部材10,11は、軸線X方向に延在する端面同士が溶接されている。この溶接された部分が、配管の長手方向(軸線X方向)に延在する一対の溶接部13,14となっている。端面同士が溶接された配管部材10,11により配管12が形成されている。一対の溶接部13,14は、図1に示すように、配管12の横断面の対向する位置に存在している。
配管12の外径としては種々のサイズが採用可能であるが、例えば、400mm〜1000mm程度のものを採用することができる。
支持部40は、高さ調整部42と角度調整部44を備えている。高さ調整部42は、接地面Gに対するリング部材20の設置高さを調整する機構である。また、支持部41は、高さ調整部43と角度調整部45を備えている。高さ調整部43は、接地面Gに対するリング部材20の設置高さを調整する機構である。
リング部材20は、図1に示すように、角度調整部44に含まれる棒状部材と、角度調整部45に含まれる棒状部材によって、略円形状のリング部材20の中心を通過する直径の両端部に対応する2箇所で揺動可能に支持されている。図2に示すように、リング部材20を揺動させると実線に示す位置から点線で示す位置に移動する。
角度調整部44,45は、リング部材20を棒状部材回りに適宜揺動させ、配管12の軸線X方向に直交する平面内に案内路20aが配置されるように調整された後に、リング部材20が棒状部材回りに揺動しないようにロックするロック機構を備えている。ロック機構によりロックすることで、配管12の軸線X方向に直交する平面内に案内路20aが配置される状態を維持することができる。
次に、図3および図4を用いてレーザ測定器30をより詳細に説明する。図3は、図1に示すレーザ測定器30を示す正面図である。図4は、図3に示すレーザ測定器30のB−B矢視断面図である。
図3に示すように、レーザ測定器30は、回転軸35回りに回転可能なロータリエンコーダ31と、回転軸36回りに回転可能な従動ローラ32と、回転軸35および回転軸36を介してロータリエンコーダ31と従動ローラ32を一定間隔に保持して連結する連結部材34と、連結部材34の長手方向の中央部に固定された検出器33を備える。
検出器33の配管12の外周面と対向する面は、検出面33aとなっている。検出面33aは、レーザ測定器30が備えるレーザ光源(不図示)から発光され、配管12の外周面にて反射した反射光の強度を検出する面となっている。検出面33aが検出する反射光の強度により、検出面33aと配管12の外周面との離間距離を検出することができる。
検出器33は、ロータリエンコーダ31と従動ローラ32を連結する連結部材34に固定されているため、検出面33aの法線方向に軸線Xが存在する状態に維持される。したがって、レーザ測定器30は、案内路20a上の位置に拘わらず、検出面33aと配管12の外周面を常に平行に保った状態で、配管12の外周面にて反射した反射光の強度を検出する。
図4に示すように、リング部材20の案内路20aの横断面は、ロータリエンコーダ31が移動可能に案内される溝形状となっている。図4に示すように、リング部材20は、ロータリエンコーダ31の接地面の上部と下部が案内路20aから外れないような構造となっている。検出器33は、案内路20aから軸線X方向に突出した位置に配置されている。突出した位置に配置されているので、検出器33の検出面33aと配管12の外周面の間には他の部材等が存在しない状態に維持されている。
リング部材20は、周方向に沿って分割された円弧部材21,22を組み合わせて形成されている。円弧部材21,22は、円環形状のリング部材20に直径部分で半分にした形状となっており、締結部23,24において締結ボルトにより締結されている。このように、リング部材20は、分割された円弧部材21,22を組み合わせて形成されているので、円弧部材21,22を配管12の左右両側から近接させて組み合わせ、締結部23,24により締結することにより、プラント設備等に既設の配管12に容易にリング部材20を装着することができる。
ロータリエンコーダ31は、回転軸35回りに回転するのに応じてパルスを出力するセンサである。例えば、ロータリエンコーダ31として、回転軸35回りに回転するのに応じて360パルスを出力するセンサを用いることができる。ロータリエンコーダ31が出力するパルス数は、レーザ測定器30が案内路20a上のどの位置(存在位置)に存在するかを示す値となる。したがって、ロータリエンコーダ31は、案内路20aに沿って移動することによってレーザ測定器30の案内路20a上の位置を検出することができる。
ロータリエンコーダ31が出力するパルスは測定部50に入力され、演算部52によってカウントされる。演算部52は、ロータリエンコーダ31が出力するパルス数をカウントすることにより、レーザ測定器30が案内路20a上のどの位置(存在位置)に存在するかを検出することができる。
レーザ測定器30は、ロータリエンコーダ31と従動ローラ32がリング部材20の案内路20aに沿って移動することにより、検出面33aと配管12の外周面の各所との離間距離を検出する。図1に示すように、例えば、P1を始点として、P2,P3へとレーザ測定器30を移動させる場合、レーザ測定器30は、位置P1,P2,P3における離間距離Dをそれぞれ距離D1,D2,D3として検出する。図1では、位置P1を始点とした場合、位置P2,P3の軸線X回りの角度αは、それぞれ角度α1,α2となっている。
レーザ測定器30は、案内路20aに沿って軸線X回りに1周回る際に、等間隔の複数位置Pで、離間距離Dを検出する。離間距離Dは、案内路20aに沿って多くの箇所で離間距離Dを検出するのが、精度良く配管12の形状を計測するという点で望ましい。レーザ測定器30は、例えば、軸線X回りに0.1°ピッチで離間距離Dを検出する。この場合、案内路20aの全周の、3600箇所において離間距離Dを検出することとなる。
ロータリエンコーダ31は移動距離に応じたパルス数を出力するので、0.1°ピッチの移動距離に対応するロータリエンコーダ31のパルス数nを予め計測しておくものとする。レーザ測定器30は、ロータリエンコーダ31がnパルス出力する毎に離間距離Dの検出を行うことにより、軸線X回りに0.1°ピッチで離間距離Dを検出することができる。
本実施形態において、レーザ測定器30は、配管形状測定装置100の操作者によって、手動により案内路20aに沿って案内される。ロータリエンコーダ31のパルス数によってレーザ測定器30の存在位置Pが認識できるので、レーザ測定器30は、レーザ測定器30が一定の速度で案内路20aに沿って案内されない場合であっても、等間隔の複数位置Pで、離間距離Dを検出することができる。
図5に示すように、配管形状測定装置100は、検出器3およびロータリエンコーダ31を含むレーザ測定器30と、記憶部51および演算部52を含む測定部50を備えている。測定部50は、ロータリエンコーダ31が出力するパルスと、検出器33が出力する反射光の強度を示す出力信号とを受信する。演算部52は、計測開始の時点からロータリエンコーダ31から出力されたパルスの合計値を演算する。
そして、測定部50は、検出器33が出力する出力信号と、演算部52が演算するパルス数の合計値を対応づけて、記憶部51に記憶させる。ここで、演算部52により演算されるパルス数の合計値は、計測開始の時点におけるレーザ測定器30の案内路20a上の位置から現在のレーザ測定器30の位置までの距離に対応している。したがって、演算部52が演算するパルス数の合計値と検出器33が出力する出力信号とを対応付けて記憶することにより、レーザ測定器30の複数の存在位置Pにおける検出面33aと配管12の外周面の離間距離Dが連続的に記憶される。軸線X回りに0.1°ピッチで離間距離Dを検出する場合、案内路20aの1周分で等間隔の3600箇所における離間距離Dが記憶部51に記憶される。
測定部50は、レーザ測定器30とは異なる場所に設け、ケーブル(不図示)によりレーザ測定器30と接続されるようにするが、他の態様も可能である。例えば、測定部50は、レーザ測定器30とは異なる場所に設け、無線通信によりレーザ測定器30と各種のデータの送受信を行うようにしてもよい。また、例えば、レーザ測定器30自体に、測定部50を組み込むように構成してもよい。
記憶部51に存在位置Pと離間距離Dを対応付けたデータが記憶された後、演算部52は、記憶部51に記憶されたデータに基づいて、配管12の外周面の形状を演算する。演算部52が実行する演算処理の詳細について、図6および図7を用いて以下で説明する。
以下で説明する演算部52が実行する演算処理は、後述する図8で説明するステップS805の測定工程に対応している。
図6は、本発明の第1実施形態の演算部が実行する測定工程における配管形状の座標を示す図であり、(a)が座標変換前の配管形状の座標を示す図であり、(b)が回転角度の変換処理後の座標を示す図である。図7は、(a)がY軸方向のずれの変換処理後の配管形状の座標を示す図であり、(b)がX軸方向のずれの変換処理後の配管形状の座標を示す図である。
第1に、演算部52は、記憶部51に記憶された存在位置Pと離間距離Dを対応付けたデータを、配管12の外周面の形状を示す座標データに変換する。具体的には、図6(a)に実線64で示す座標データに変換する。図6(a)に示す実線64は、複数の座標点を結んだ状態を示しており、本実施形態では3600箇所の座標点を結んだ状態を示している。
図6は、配管12の軸線Xを原点とした座標を示しており、リング部材20の案内路20aを示す座標が鎖線63で示されている。この鎖線上の座標はレーザ測定器30の検出面33aの位置を示している。記憶部51に記憶された3600組のデータ(1〜3600までのパルス数の合計値と、各パルス数に対する離間距離Dのデータ)のうち、パルス数の合計値は、鎖線63上を等分した3600箇所のいずれかの位置に対応している。また、記憶部51に記憶された3600組のデータのうち、離間距離Dのデータは、鎖線63上の各位置から原点Oに向けた距離に対応している。演算部52は、記憶部51に記憶された存在位置Pと離間距離Dを対応付けたデータを変換することにより、図6(a)に実線64で示す座標データを生成する。
図6(a)に示すように、略円形状の実線64の2箇所には、配管12の溶接部13,14に対応する突起部61,62が存在している。これら突起部61,62は、溶接部13,14が配管12の外周面に対して訥形状となっているために、座標上に存在している。突起部61,62を結んだ直線は、配管12の溶接部13,14を結んだ配管12の長軸に対応している。演算部52には、一対の突起部61,62に対応する一対の位置を座標データから特定する処理プログラムが予め組み込まれている。演算部52は、この予め組み込まれた処理プログラムを実行することにより、一対の突起部61,62に対応する一対の位置を特定する。
演算部52は、一対の突起部61,62に対応する一対の位置を特定した後、それら一対の位置を結んだ直線と、座標軸Xとがなす角θを算出する。この角度θが0°ではない場合、演算部52は角度θが0°となるように、図6(a)の実線64で示す座標データの回転角度を変換する変換処理を実行する。
図6(b)に示す実線65は回転角度の変換処理後の座標を示している。実線65は、図6(b)に点線で示される変換処理前の座標に対して、一対の突起部61,62に対応する位置を結ぶ直線が座標軸Xとなす角度θが0°となるように変換されている。
演算部52は、回転角度の変換処理を実行した後、一対の突起部61,62に対応する位置を結ぶ直線が座標軸Yの原点Oと一致していない場合に、Y軸方向のずれの変換処理を実行する。
図7(a)に示す実線66はY軸方向のずれの変換処理後の座標を示している。実線66は、図7(a)に点線で示される変換処理前の座標に対して、一対の突起部61,62に対応する位置を結ぶ直線が座標軸Yの原点Oと一致するように変換されている。
演算部52は、Y軸方向のずれの変換処理を実行した後、実線66で示す略円形状の配管12の短軸が座標軸Xの原点Oと一致していない場合に、X軸方向のずれの変換処理を実行する。演算部52は、実線66で示す座標のY座標の値が最も大きい座標と、Y座標の値が最も小さい座標とを抽出し、それらの座標を結ぶ直線がX軸と交差する位置のX座標の値を特定することにより、配管12の短軸が座標軸Xの原点Oと一致していないかどうかを判定する。
図7(b)に示す実線66はX軸方向のずれの変換処理後の座標を示している。実線67は、図7(b)に点線で示される変換処理前の座標に対して、配管12の短軸が座標軸Xの原点Oと一致するように変換されている。
図7(b)の実線67で示す座標データでは、配管12の横断面の対応する位置に存在する一対の溶接部13,14に対応する位置(一対の第1位置)が、実線67と座標軸Xが交差する位置における座標として特定される。演算部52は、特定された座標から一対の溶接部13,14に対応する位置間の距離L1を測定する。距離L1は、実線67で示される配管12の外周面の形状の長軸の距離を示している。
また、図7(b)の実線67で示す座標データでは、配管12の一対の溶接部13,14間を結ぶ直線(第1直線)に直交する直線(第2直線)が通過する配管12の外周面上の位置(一対の第2位置)が、実線67と座標軸Yが交差する位置における座標として特定される。演算部52は、特定された座標から一対の溶接部13,14間を結ぶ直線に直交する直線が通過する配管12の外周面上の位置間の距離L2を測定する。距離L2は、実線67で示される配管12の外周面の形状の短軸の距離を示している。
そして、演算部52は、距離L1と距離L2とに基づいて、以下の式(1)により扁平率Fを算出する。
F=(L1-L2)/L1 (1)
扁平率Fは、L1=L2となる場合は値が0となり、配管12の外周面の形状が真円であることを示す。扁平率Fが大きくなるにつれ、配管12の外周面の形状が真円から変形し、長軸の長さと短軸の長さの差異が大きい楕円形上になる。測定部50が扁平率Fの値を測定することにより、配管形状測定装置100の操作者は、配管12に亀裂等の損傷が生じる可能性が高いかどうかを判別することができる。
測定部50が測定した扁平率Fは、表示部(不図示)に表示して操作者が認識できるようになっている。また、扁平率Fは、予め定められた値を上回る場合に、表示部(不図示)に表示して操作者が認識できるようにしてもよい。なお、演算部52は、最終的に算出された扁平率Fを記憶部51に記憶させるだけでなく、図7(b)に実線67で示す座標データも記憶部51に記憶させる。記憶部51に記憶された変換処理後の座標データは、配管12の外周面の形状そのものの測定結果となっている。また、扁平率Fは、配管12の外周面の形状に対応する値となっている。
次に、図8を用いて、本発明の第1実施形態の配管形状測定方法について説明する。図8は、本発明の第1実施形態の配管形状測定方法を示すフローチャートである。
図8に示す各処理は、演算部52が予めROM(不図示)あるいは記憶部51に記憶された処理プログラムを読み出して実行することにより行われる。
ステップS801で、演算部52は、レーザ測定器30の検出器33により検出される離間距離Dの出力信号を受信する(第1検出工程)。
ステップS802で、演算部52は、レーザ測定器30のロータリエンコーダ31により検出される存在位置Pを示すパルス信号を受信し、受信済みのパルスの総数を示すカウント値に加算する(第2検出工程)。
ステップS803で、演算部52は、ステップS801で検出した離間距離Dの出力信号と、ステップS802で算出したカウント値(パルスの総数)とを対応付けて、記憶部51に記憶させる(記憶工程)。
ステップS804で、演算部52は、案内路20aの1周分の離間距離Dの検出が行われたかどうかを判断し、検出が完了していればステップS805に処理を進め、そうでなければステップS801に処理を進める。例えば、案内路20aの1周分で0.1°ピッチで離間距離Dを検出する場合、3600箇所分の離間距離Dを検出した場合にステップS805に処理を進める。
ステップS805で、演算処理は、記憶部51に対応付けて記憶された離間距離Dを示す出力信号の値と存在位置Pを示すカウント値の値に基づいて、配管12の外周面の形状を測定する(測定工程)。
なお、配管12の外周面の形状を測定する測定工程において演算部52が実行する演算処理は、前述した図6および図7において説明した処理と同様であるので、ここでの説明を省略する。
以上説明したように、本実施形態の配管形状測定装置100によれば、配管12(被測定配管)の軸線X方向に直交する平面内に配置された案内路20aに沿って検出器33(第1検出部)が有する検出面33aを移動させることにより、検出面33aと配管12の外周面との離間距離Dが連続的に検出される。案内路20aは、配管12の周囲に設けられており、その案内路20aにそって検出面33aを有する検出器33(第1検出部)が移動するので、配管12自体を回転させる必要は無い。したがって、プラント設備等に既設された配管12の外周面の形状を測定することができる。
このように、本実施形態の配管形状測定装置100によれば、プラント設備等に既設された配管12の外周面の形状を外周面に沿って連続的に測定可能な配管形状測定装置100を提供することができる。
また、本実施形態の配管形状測定装置100は、配管12の横断面の対向する位置に存在する一対の溶接部13,14の一対の第1位置を特定した上で、配管12の横断面の長軸長(一対の第1位置間の距離)と配管12の横断面の短軸長(一対の第2位置間の距離)を測定して、配管12の扁平率Fを算出する。このように、検出器33(第1検出部)が検出する検出面33aと配管12の外周面の離間距離Dを、配管12の横断面の長軸長と短軸長に変換した上で扁平率Fを算出するので、リング部材20が配管12と同軸に設置されずに軸がずれてしまう場合であっても、扁平率Fを正確に測定することができる。したがって、配管12の同一箇所の外周面の形状を複数回に渡って計測する場合、配管12に対するリング部材20の設置位置の誤差によらず、正確に配管12の外周面の形状を計測することができる。
また、本実施形態の配管形状測定装置100は、接地面Gに対してリング部材20を固定するとともに、接地面Gに対するリング部材20の設置高さおよび設置角度を調整可能な支持部40,41を備える。
このようにすることで、接地面Gに対して配管形状測定装置100を設置する場合に、配管12に対するリング部材20の設置高さおよび設置角度を適切に調整することができる。
また、本実施形態の配管形状測定装置100は、リング部材20が、周方向に沿って分割された複数の円弧部材21,22を組み合わせて形成されている。
このようにすることで、配管12の軸線X方向の任意の位置に、複数の円弧部材21,22を組み合わせて形成されたリング部材20を配置することができる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態について図9を用いて説明する。図9は、本発明の第2実施形態の配管形状測定装置200を示す左側面図である。
第2実施形態は第1実施形態の変形例であり、同一の符号を付したものは同一の機能および構成を備える。以下で特に説明する場合を除き、第1実施形態と同様であるものとして説明を省略する。
第2実施形態の配管形状測定装置200は、リング部材20の頂部に、距離検出部20b,20c(第3検出部)が設けられている点が、第1実施形態の配管形状測定装置100と異なる。
図9に示すように、リング部材20の頂部には、距離検出部20b,20cが軸線X方向に一定距離を隔てた位置に配置されている。距離検出部20b,20cは、配管12の外周面との離間距離を検出するセンサである。距離検出部20b,20cが軸線X方向に一定距離を隔てた位置に配置されているので、距離検出部20b,20cが検出する距離が異なる場合、軸線X方向に直交する平面に対して、案内路20aが配置される平面が傾いていることを示す。
距離検出部20b,20cが検出する離間距離は、それぞれ図5に示す演算部52に入力される。演算部52は、距離検出部20b,20cが検出する離間距離が異なる場合に、離間距離の差分を表示部(不図示)に表示させる。配管形状測定装置100の操作者は、表示部に表示された離間距離の差分を見ながら角度調整部44,45により適切にリング部材20の設置角度を調整することができる。演算部52は、離間距離の差分を表示部(不図示)に表示させるものとしたが、離間距離の差分から演算した軸線X方向に直交する平面に対する案内路20aが配置される平面の傾きを示す値を表示させるようにしてもよい。
以上説明したように本実施形態の配管形状測定装置200は、軸線X方向に直交する平面に対する案内路20aが配置される平面の傾きを検出する距離検出部20b,20c(第3検出部)を備える。
このようにすることで、配管12の軸線X方向に直交する平面に案内路20aが適切に配置されていないことを検出し、リング部材20を適切に設置するべき旨を、配管形状測定装置200の操作者に伝達することができる。
〔第3実施形態〕
次に、本発明の第3実施形態について図10を用いて説明する。図10は、本発明の第3実施形態の配管形状測定装置300を示す左側面図である。
第3実施形態は第1実施形態の変形例であり、同一の符号を付したものは同一の機能および構成を備える。以下で特に説明する場合を除き、第1実施形態と同様であるものとして説明を省略する。
第3実施形態の配管形状測定装置300は、第1実施形態の支持部40,41に替えて、支持部材60,61,62,63によりリング部材20を配管12の外周面に固定する点が異なる。
図10に示すように、本実施形態の配管形状測定装置300は、支持部材60,61,62,63を備える。支持部材60,61,62,63は、リング部材20の内周面の等間隔の4箇所において、それぞれ締結ボルト(不図示)により締結されている。支持部材60,61,62,63は、棒状の部材であり、リング部材20の内周面から配管12の中心に向けて突出している。
リング部材20は、リング部材20の内周面と配管12の外周面との間に、それぞれ同一の長さの支持部材60,61,62,63の長さに応じた隙間が設けられた状態で、配管12の外周面に固定される。
以上説明した本実施形態の配管形状測定装置300によれば、支持部材60,61,62,63を用いてリング部材20が配管12の外周面に対して直接的に固定されるので、接地面を必要とせずに、配管形状測定装置300のリング部材20を配管12の外周面に対して適切に固定することができる。
〔他の実施形態〕
第1実施形態において、レーザ測定器30は、配管形状測定装置100の操作者によって、手動により案内路20aに沿って案内されるものとしたが、他の態様であってもよい。例えば、レーザ測定器30に案内路20aに沿って自走する機構を設けるようにしてもよい。
12 配管
13,14 溶接部
20 リング部材
20a 案内路
20b,20c 距離検出部(第3検出部)
21,22 円弧部材
30 レーザ測定器
33 検出器(第1検出部)
33a 検出面
31 ロータリエンコーダ(第2検出部)
40,41 支持部
42,43 高さ調整部
44,45 角度調整部
50 測定部
60,61,62,63 支持部材
100,200,300 配管形状測定装置

Claims (9)

  1. 複数の配管部材を溶接して形成された横断面が略円筒形状の被測定配管の外周面の形状を測定する配管形状測定装置であって、
    前記被測定配管の軸線方向に交差する平面内に配置され、前記被測定配管の外径よりも大径で略円形状の案内路が設けられたリング部材と、
    前記案内路に沿って案内される検出面を有し、該検出面と前記被測定配管の外周面との離間距離を検出する第1検出部と、
    前記第1検出部の該案内路上の存在位置を検出する第2検出部と、
    前記第2検出部が検出する前記存在位置と、該存在位置において前記第1検出部が検出する前記離間距離とに基づいて、前記被測定配管の外周面の形状を測定する測定部とを備える配管形状測定装置。
  2. 前記被測定配管が、横断面が半円筒形状の一対の前記配管部材の軸線方向に延在する端面同士を溶接して形成されており、
    前記測定部が、
    前記第2検出部が検出する前記存在位置と、該存在位置において前記第1検出部が検出する前記離間距離とに基づいて、前記被測定配管の横断面の対向する位置に存在する一対の溶接部の一対の第1位置と、該一対の溶接部間を結ぶ第1直線に直交する第2直線が通過する前記被測定配管の前記外周面上の一対の第2位置を特定し、
    該特定した前記一対の第1位置から該一対の第1位置間の距離を測定し、
    該特定した前記一対の第2位置から該一対の第2位置間の距離を測定し、
    該一対の第1位置間の距離と該一対の第2位置間の距離とに基づいて、前記被測定配管の扁平率を算出する請求項1に記載の配管形状測定装置。
  3. 接地面に対して前記リング部材を固定するとともに、該接地面に対する該リング部材の設置高さおよび設置角度を調整可能な支持部を備えた請求項1または請求項2に記載の配管形状測定装置。
  4. 前記リング部材の内周面に接続され、該内周面から前記被測定配管の中心に向けて突出する複数の支持部材を備え、
    前記リング部材は、該リング部材の内周面と前記被測定配管の外周面との間に前記支持部材の長さに応じた隙間が設けられた状態で前記被測定配管の外周面に固定される請求項1または請求項2に記載の配管形状測定装置。
  5. 前記軸線方向に交差する平面に対する前記案内路が配置される平面の傾きを検出する第3検出部を備える請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の配管形状測定装置。
  6. 前記リング部材が、周方向に沿って分割された複数の円弧部材を組み合わせて形成されている請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の配管形状測定装置。
  7. 複数の配管部材を溶接して形成された横断面が略円筒形状の被測定配管の外周面の形状を測定する配管形状測定方法であって、
    前記被測定配管の軸線方向に交差する平面内に、前記被測定配管の外径よりも大径で略円形状の案内路が設けられたリング部材が配置されており、
    前記案内路に沿って案内される検出面を有する距離検出部により、該検出面と前記被測定配管の外周面との離間距離を検出する第1検出工程と、
    前記距離検出部の該案内路上の存在位置を検出する第2検出工程と、
    前記第2検出工程が検出する前記存在位置と、該存在位置において前記第1検出工程が検出する前記離間距離とに基づいて、前記被測定配管の外周面の形状を測定する測定工程とを備える配管形状測定方法。
  8. 前記被測定配管が、横断面が半円筒形状の一対の前記配管部材の軸線方向に延在する端面同士を溶接して形成されており、
    前記測定工程が、
    前記第2検出工程が検出する前記存在位置と、該存在位置において前記第1検出工程が検出する前記離間距離とに基づいて、前記被測定配管の横断面の対向する位置に存在する一対の溶接部の一対の第1位置と、該一対の溶接部間を結ぶ第1直線に直交する第2直線が通過する前記被測定配管の前記外周面上の一対の第2位置を特定し、
    該特定した前記一対の第1位置から該一対の第1位置間の距離を測定し、
    該特定した前記一対の第2位置から該一対の第2位置間の距離を測定し、
    該一対の第1位置間の距離と該一対の第2位置間の距離とに基づいて、前記被測定配管の扁平率を測定する請求項7に記載の配管形状測定方法。
  9. 前記軸線方向に交差する平面に対する、前記案内路が配置される平面の傾きを検出する第3検出工程を備える請求項7または請求項8に記載の配管形状測定方法。
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