JP2015086925A - パッキン及び継手構造 - Google Patents

パッキン及び継手構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2015086925A
JP2015086925A JP2013224983A JP2013224983A JP2015086925A JP 2015086925 A JP2015086925 A JP 2015086925A JP 2013224983 A JP2013224983 A JP 2013224983A JP 2013224983 A JP2013224983 A JP 2013224983A JP 2015086925 A JP2015086925 A JP 2015086925A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packing
tube
nipple
joint structure
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013224983A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015086925A5 (ja
Inventor
浩司 波谷
Koji Namitani
浩司 波谷
史和 松下
Fumikazu Matsushita
史和 松下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Totaku Industries Inc
Original Assignee
Totaku Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Totaku Industries Inc filed Critical Totaku Industries Inc
Priority to JP2013224983A priority Critical patent/JP2015086925A/ja
Publication of JP2015086925A publication Critical patent/JP2015086925A/ja
Publication of JP2015086925A5 publication Critical patent/JP2015086925A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Joints With Sleeves (AREA)
  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)
  • Gasket Seals (AREA)

Abstract

【課題】パッキンの無制限な拡径、変形を抑制し、接続作業を簡単にかつ確実に行うことのできるパッキン及び継手構造を提供する。
【解決手段】
ニップル20に外嵌される管体1と、この管体1に外嵌され、管体1の内周面を上記ニップル20の外周面に圧接する締付手段40との間に介在されるパッキン31であって、スリット32によって周方向に不連続な環状体とされており、互いに対向する縁端部には、係合状態において、互いに離間する方向への移動を規制する係合手段33が設けられている。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えば給排水用、食品輸送用、薬品輸送用、ガソリン輸送用のホースやパイプ等の各種流体を輸送するための管体の端部に取り付けて、他の管体や各種機器等における継手との連結に使用するパッキン及び継手構造に関する。
従来、この種の継手構造としては、管体と締付手段との間にパッキンを設け、締付手段によってパッキンを押圧することで、管体をニップルに密着させて止水性を確保するものが知られている(例えば特許文献1参照)。
ところで、特許文献1に記載のパッキンは、略Z字状のスリットが設けられており、周方向に不連続な環状体とされている。そのため、パッキンの拡径、縮径が可能であり、締付手段による締め付けに応じてその径を自在に変えて、管体をニップルに密着させることができる。
特開平5−302691号公報
ところが、特許文献1のパッキンでは、互いに対向する縁端部の、互いに離間する方向への移動を規制する手段が無いことから、縁端部がパッキン周方向に自由に移動してしまい、パッキンの形状(環状)が崩れ易くなっていた。そのため、周方向に連続する環状体とされたパッキンに比べて、継手の組み立て作業や分解作業においてその取り扱いが煩雑となり、特に、組み立て時においては、パッキン形状が崩れると止水性に影響を及ぼすことから、形状を維持するために細心の注意を払う必要があった。
また、周方向に不連続の環状体とされたパッキンの場合、管体が例えば弛みやシワが生じ易いフィルムから構成されていると、パッキンを縮径させた際、ニップル径とフィルム径との差によって生じるフィルム余剰部分がスリット間に寄せ集められることになる。この寄せ集められたフィルム余剰部分は、スリット間に位置するため、パッキンによって圧接され難く、漏れを引き起こす原因となるが、引用文献1のパッキンのように拡径が規制されていないと、拡径時と縮径時との差が大きくなり易いことから、寄せ集めも大きくなり易く、安定して止水性を得ることが困難であった。
そこで、この発明は、上記の不具合を解消して、パッキンの無制限な拡径、変形を抑制し、接続作業を簡単かつ確実に行うことのできるパッキン及び継手構造の提供を目的とする。
この発明のパッキン31は、ニップル20に外嵌される管体1と、この管体1に外嵌され、管体1の内周面を上記ニップル20の外周面に圧接する締付手段40との間に介在されるものであって、スリット32によって周方向に不連続な環状体とされており、互いに対向する縁端部には、係合状態において、互いに離間する方向への移動を規制する係合手段33が設けられていることを特徴としている。具体的には、上記係合手段33は、互いに係合可能なように縁端部にそれぞれ形成された鉤部である。
また、本発明の継手構造は、上記管体1が、管路を構成するチューブ状のフィルム2を備えており、パッキン31は、管端5から延出されたフィルム2に外嵌されていることを特徴としている。
また、上記パッキン31には、上記管端5の形状に合わせて切欠部33aが設けられている。具体的には、上記管体1は螺旋状の補強芯3、4を備えており、上記管端5はこの補強芯3、4に沿って螺旋状とされ、且つ最縁端に位置する補強芯3、4を管体1の軸方向に向かって切断することで螺旋ピッチ分の段差5aが形成されており、上記パッキン31の切欠部33aは、上記管端5の螺旋及び段差5aの形状に合わせて設けられている。
さらに、上記パッキン31には、互いに係合可能なように縁端部にそれぞれ形成された鉤部33のいずれか一方に近接して、上記管端5の段差5aと係合可能な段差部33bが設けられており、この段差部33bが近接して設けられた側の鉤部33は、上記管端5とは反対側に開口し、上記段差部33bを上記管端5の段差5aに係合させた状態で他方の鉤部33と係合可能とされている。
さらにまた、上記パッキン31の他に、周方向に連続な環状体であって、上記管体1の端部に外嵌されるとともに締付手段40に係止されることで、上記管体1のニップル20からの抜けを防止するパッキン34を備えている。この上記周方向に連続な環状体とされたパッキン34は、上記延出されたフィルム2の基端部近傍に螺着されている。
この発明のパッキンでは、係合手段を係合することにより、縁端部の互いに離間する方向への移動が制限されるため、パッキンの過度の拡径が抑制され、パッキン形状が崩れ難くなって、組み立て、分解に際しての取り扱いが容易となる。また、パッキンの拡径が抑えられることから、例えば弛みやシワが生じ易いフィルムからなる管体に外嵌させた場合であっても、締付手段によってパッキンを縮径させる際のフィルムのつまみ上げ(ニップル径とフィルム径との差によって生じるフィルム余剰部分の寄せ集め)を抑制することができ、つまみ上げに起因する漏れを防止することができる。
また、係合手段が、互いに係合可能なように縁端部にそれぞれ形成された鉤部であることから、縁端部間に生じる非圧接部の形状が複雑となり、スリットがパッキン軸方向に直線状に形成されている場合に比べて止水性が向上する。
さらに、パッキンに管端の形状に合わせて切欠部を設けている、具体的には、管端の螺旋及び段差の形状に合わせて切欠部を設けているため、管端から離れた位置にあるフィルムは勿論のこと、管端近傍のフィルムをも確実にニップルに圧接させることができ、内圧によるフィルムの膨らみを抑えて止水性を向上させることができる。
また、段差部が設けられた側の鉤部の開口を管端とは反対側に向けているため、パッキンの段差部を管端の段差に係合させた状態で、鉤部同士の係合を行うことができ、パッキンを容易に且つ位置ずれすることなく取り付けることができる。
さらにまた、周方向に不連続な環状体とされたパッキンの他に、周方向に連続な環状とされたパッキンを備えているため、高い止水性を確保しながらも、ニップルからの管体の抜けをも確実に防止することができる。特に周方向に連続な環状体とされたパッキンを管体に螺着させているため、引き抜きに対する耐久性を向上させることができる。
この発明の一実施形態に係る継手構造の分解斜視図である。 継手構造を示す分解斜視図である。 継手構造を示す斜視図である。 継手構造を示す縦断面図である。 止水用パッキンを示す斜視図である。 抜け止め用パッキンを示す斜視図である。 半割外装体を示す平面図である。 止水用パッキンの異なる形態を示す斜視図である。 止水用パッキンのさらに異なる形態を示す斜視図である。
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1乃至図4において、1は、例えば食品輸送用ホースとして使用される管体である。この管体1は、管路を構成するチューブ状のフィルム2に対して、このフィルム2を内周側から径外方向に付勢する螺旋状の内周側補強芯3と、外周側から径内方向に付勢する螺旋状の外周側補強芯4とを、管体軸方向に交互に設けることで形成されている。従って、フィルム2は管体軸方向に向かって凹凸が連続する波状とされ、管体1の内外周面には、フィルム2の波状と各補強芯3、4の表面とで管体軸方向に連続する凹凸が形成されている。
10は、管体1の端部に設けられて、例えば他の管体の端部に取り付けた継手や貯蔵タンク等の各種機器に備え付けの継手(以下、「他の継手」という)との連結に使用する管端継手である。この管端継手10は、管体1の端部に内嵌して、他の継手と接続するためのニップル20と、管体1に外嵌するパッキン30と、このパッキン30を外側から締め付けて、パッキン30の内周面を管体1の外周面に押し付けることで、管体1の内周面をニップル20の外周面に圧接させる締付手段(ホルダー)40とを備えている。
ニップル20は、例えばステンレス製であって、図1に示すように、全体的に略筒状に形成されている。また、ニップル20の軸方向の一端側が管体1の端部に内嵌する例えば直筒状の嵌合筒部21とされ、他端側が他の継手に接続する例えば螺子部付きの接続部22とされている。また、ニップル20の嵌合筒部21と接続部22との間の中間部分において、円環状のフランジ部23が径外方向に張り出した状態で突設されている。
パッキン30は、例えば合成ゴム製であって、止水用パッキン31と抜け止め用パッキン34の2種類で構成されている。
止水用パッキン31は、図5に示すように、スリット32によって周方向に不連続な環状体とされており、互いに対向する縁端部には、係合状態において、互いに離間する方向への所定量以上の移動を規制する係合手段33が設けられている。係合手段33は、具体的には、互いに係合可能なように縁端部にそれぞれ形成された鉤部である。また、係合状態の鉤部33、33間にはスリット32の幅分だけの隙間が生じており、このスリット32の幅分だけパッキン周方向に移動ができるようになっている。なお、止水用パッキン31の内周面は外周面平滑とされたニップル20の嵌合筒部21に合わせて平滑とされている。
抜け止め用パッキン34は、図6に示すように、周方向に連続な環状体とされ、その内周面には、管体1の外周面の凹凸に対応する溝部35が螺旋状に形成されており、管体1に螺合可能とされている。
ホルダー40は、管体1の端部を外側から挟み込むように組み付ける一対の半割外装体41、41を備えている。一対の半割外装体41、41は、例えばステンレス製であって、図1、図2に示すように、略同形状とされており、略半筒状の本体部42と、この本体部42の軸方向(前後方向)に沿った両端部分から径外方向に張り出した一対の連結部48、48とを備えている。なお、図7(a)は半割外装体41の外周面側、図7(b)は内周面側を示している。
本体部42の内周面には、その周方向に沿って3本の線状突起43、44、45が互いに平行に形成されている。そして、線状突起43、44間に形成された小幅の嵌合溝46に、ニップル20のフランジ部23が遊嵌するようになっている。また、線状突起44、45間に形成された大幅の装着溝47は、さらに浅溝部47aと深溝部47bとに分けられており、浅溝部47aに止水用パッキン31が、深溝部47bに抜け止め用パッキン34がそれぞれ内装可能とされている。
一対の連結部48、48には、一対のボルト挿通孔49、49が軸方向(前後方向)に間隔をあけてそれぞれ形成されている。また、これら連結部48における本体部42の内周面に連続する内面が、ホルダー40の組み付け時の重ね合わせ面とされている。
次に、上記構成の管端継手10を、管体1の端部に取り付ける手順について説明する。まず、管体1の端部の内外補強芯3、4を一定の範囲(止水用パッキン31の軸方向の幅程度)で除去し、管端5からフィルム2のみを延出させるとともに、この延出されたフィルム2の基端部近傍であって内外補強芯3、4を除去していない部分に抜け止め用パッキン34を外嵌、螺着する。次に、管端5から延出されたフィルム2をニップル20の嵌合筒部21に外嵌させることで、管体1の端部へのニップル20の装着を完了する。なお、この際、抜け止め用パッキン34が管体1を介してニップル20の嵌合筒部21と対向するようにしておく。
続いて、止水用パッキン31をフィルム2に外嵌させる。すなわち、ニップル20のフランジ部23と抜け止め用パッキン34との間に位置するフィルム2を抱持するようにして、フィルム2の外側に止水用パッキン31の内周面を当接させる。また、この状態において、鉤部33、33同士を係合させ、止水用パッキン31の不意の落下やパッキン形状の崩れを防止する。なお、止水用パッキン31は、上記取り付け手順の他にも、ニップル20の嵌合筒部21にフィルム2や管体1の端部を外嵌させる前に、予めフィルム2に外嵌させておくようにしても良い。
次に、半割外装体41を、ニップル20が装着されている管体1の端部に組み付ける。この組み付けに際しては、線状突起43、44間に形成された小幅の嵌合溝46に、ニップル20のフランジ部23が遊嵌されるように、線状突起44、45間に形成された大幅の装着溝47のうち、浅溝部47aに止水用パッキン31が、深溝部47bに抜け止め用パッキン34がそれぞれ位置するようにして、管体1の端部を挟み込む。そして、上下一対の半割外装体41、41を重ね合わせ、連結部48のボルト挿通孔49に挿通したボルト50にナット51を螺合して締め付ける。
このとき、止水用パッキン31は、ホルダー40による締め付けに合わせて徐々に縮径していき、フィルム2を隙間無くニップル20の嵌合筒部21に密着させることとなる。
また、抜け止め用パッキン34は、半割外装体41の最も管体1側に設けられた線状突起45に係止(当接)された状態となり、ニップル20からの管体1の抜けに抗することになる。
このようにして、半割外装体41、41を組み付けて、パッキン30を外側から締め付けることで、フィルム2や管体1の端部がニップル20の嵌合筒部21に圧接されて、ニップル20が管体1の端部に固定され、管端継手10の取り付けが完了する。
上記構成の継手構造においては、周方向に不連続な環状とされた止水用パッキン31の他に、周方向に連続な環状とされた抜け止め用パッキン34を備えているため、高い止水性を確保しながらも、ニップル20からの管体1の抜けをも確実に防止することができる。具体的に説明すると、管体1の抜け方向に働く力が、管体1から抜け止め用パッキン34、ホルダー40の線状突起45、ホルダー40の本体部42、ホルダー40の線状突起43、ニップル20のフランジ部23といった経路で伝達されるため、止水用パッキン31に管体1の抜け方向の力がほとんど作用することは無く、止水用パッキンの変形を抑えて止水性を維持し続けることができ、また抜け止め用パッキン34が連続な環状体であってかつ管体1に螺着されていることから力が作用した場合であっても変形し難く、且つズレも生じ難いことから高い耐久性を発揮することができる。
また、管端継手10は、洗浄や点検といったメンテナンスが定期的に必要となる。この場合、管体1の端部から管端継手10を取り外して分解し、洗浄や点検を行った後、再び管体1の端部に管端継手10を取り付けるといった作業を要するが、この際、止水用パッキン31の鉤部33を係合することにより、縁端部の互いに離間する方向への移動が制限されるため、パッキン31の過度の拡径が抑制され、パッキン形状が崩れ難くなって、組み立て、分解に際しての取り扱いが容易となる。また、止水用パッキン31の拡径が所定量(スリット幅)に抑えられるため、弛みやシワが生じ易いフィルム2に止水用パッキン31を外嵌させても、ホルダー40によって止水用パッキン31を縮径させる際のフィルム2のつまみ上げ(ニップル径とフィルム径との差によって生じるフィルム余剰部分の寄せ集め)を抑制することができ、つまみ上げに起因する漏れを防止することができる。しかも、縁端部間に生じる非圧接部の形状が鉤状と複雑になることから、スリット32がフィルム周方向のどの部分に位置したとしても高い止水性を維持することができる。
次に、本発明の異なる実施形態について詳細に説明する。図8は、説明の簡単のために、管体1と止水用パッキン31のみを示した図であるが、管端5からフィルム2を延出するにあたって内周側補強芯3及び外周側補強芯4を取り除くには、管体1の周方向に切断するよりも軸方向に向かって切断したほうが容易である。ただ、このような切断方法を採った場合、管端5は内周側補強芯3又は外周側補強芯4に沿って螺旋状とされるとともに、螺旋ピッチ分の段差5a(図8において切断された補強芯先端と軸方向側に1ピッチ分ずれた位置にある補強芯側部とを結ぶ点線で示す)が形成されることになる。
そのため、図5に示す止水用パッキン31のように管端5側の端面が周方向に平行とされていると、止水用パッキン31と管端5との間に、止水用パッキン31に圧接されないフィルム2が生じることになる。この部分は、内外補強芯3、4にも支持されていないため、内圧に対する耐久性に乏しく漏れの原因となる。
そこで、管端5の螺旋や段差5aに形状に合わせて止水用パッキン31の管端5側の端部に切欠部33aを設け、フィルム2を管端5から確実に圧接できるようにしている。
また、止水用パッキン31の鉤部31同士を係合するにあたって、止水用パッキン31の段差部33bと管端5の段差5aとに位置ずれが生じないよう、段差部33bが設けられている側の鉤部33の開口33cを管端5とは反対側に開口させ、止水用パッキン31の段差部33bと管端5の段差5aとを当接(係合)させた状態において、他方の鉤部33を係合できるように構成している。
以上にこの発明の具体的な実施形態について説明したが、この発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正及び変更を加え得ることは勿論である。
例えば、止水用パッキンとしては、図5や図8に示すものに限らず、図9に示す形態のものを用いても良い。図9(a)に示す止水用パッキン31においては、スリット幅が設けられておらず、周方向への移動が拘束されている。このような止水用パッキンでは、フィルム2のつまみ上げが全く生じないため、つまみ上げに起因する漏れを確実に防止することができる。また、図9(b)に示す止水用パッキン31においては、返し部33dが設けられているため、軸方向への移動が規制されることになり、パッキンの形状がより崩れ難くなる。図9(c)に示す止水用パッキン31においては、係合手段33が、鉤部をパッキン側面から見て左右対称に設けたような形状とされており、先端幅広部33eが、この先端幅広部33eの形状に合わせて設けられた係合孔33fに係合されることで、周方向の移動を規制している。図9(d)は、先端幅広部33eや係合孔33fを複数個設けたものである。なお、係合手段33の形状としては、上記形状に限らず、種々の形状のものを使用可能である。
また、ホルダー40としては、上記半割構造に限らず、パッキン30の外側に巻き付ける帯板状のものやC字状のものであって、加締めによって締め付けを行うものであっても良い。また、管体1としては、フィルム2と内外補強芯3、4の外側にさらに外皮や補強芯等を備えるものを用いても良い。
1・・管体、2・・フィルム、3・・内周側補強芯、4・・外周側補強芯、5・・管端、5a・・段差、20・・ニップル、31・・止水用パッキン、32・・スリット、33・・係合手段(鉤部)、33a・・切欠部、33b・・段差部、34・・抜け止め用パッキン、40・・締付手段(ホルダー)

Claims (8)

  1. ニップル(20)に外嵌される管体(1)と、この管体(1)に外嵌され、管体(1)の内周面を上記ニップル(20)の外周面に圧接する締付手段(40)との間に介在されるパッキン(31)であって、該パッキン(31)はスリット(32)によって周方向に不連続な環状体とされており、互いに対向する縁端部には、係合状態において、互いに離間する方向への移動を規制する係合手段(33)が設けられていることを特徴とするパッキン。
  2. 上記係合手段(33)は、互いに係合可能なように縁端部にそれぞれ形成された鉤部である請求項1記載のパッキン。
  3. 上記管体(1)は、管路を構成するチューブ状のフィルム(2)を備えており、請求項1又は2に記載のパッキン(31)は、管端(5)から延出されたフィルム(2)に外嵌されていることを特徴とする継手構造。
  4. 上記パッキン(31)には、上記管端(5)の形状に合わせて切欠部(33a)が設けられている請求項3記載の継手構造。
  5. 上記管体(1)は螺旋状の補強芯(3)(4)を備えており、上記管端(5)はこの補強芯(3)(4)に沿って螺旋状とされ、且つ最縁端に位置する補強芯(3)(4)を管体(1)の軸方向に向かって切断することで螺旋ピッチ分の段差(5a)が形成されており、上記パッキン(31)の切欠部(33a)は、上記管端(5)の螺旋及び段差(5a)の形状に合わせて設けられている請求項4記載の継手構造。
  6. 上記パッキン(31)には、互いに係合可能なように縁端部にそれぞれ形成された鉤部(33)のいずれか一方に近接して、上記管端(5)の段差(5a)と係合可能な段差部(33b)が設けられており、この段差部(33b)が近接して設けられた側の鉤部(33)は、上記管端(5)とは反対側に開口し、上記段差部(33b)を上記管端(5)の段差(5a)に係合させた状態で他方の鉤部(33)と係合可能とされている請求項5記載の継手構造。
  7. 上記パッキン(31)の他に、周方向に連続な環状体であって、上記管体(1)の端部に外嵌されるとともに締付手段(40)に係止されることで、上記管体(1)のニップル(20)からの抜けを防止するパッキン(34)を備えている請求項3乃至6記載の継手構造。
  8. 上記周方向に連続な環状体とされたパッキン(34)は、上記延出されたフィルム(2)の基端部近傍に螺着されている請求項7記載の継手構造。
JP2013224983A 2013-10-30 2013-10-30 パッキン及び継手構造 Pending JP2015086925A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013224983A JP2015086925A (ja) 2013-10-30 2013-10-30 パッキン及び継手構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013224983A JP2015086925A (ja) 2013-10-30 2013-10-30 パッキン及び継手構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015086925A true JP2015086925A (ja) 2015-05-07
JP2015086925A5 JP2015086925A5 (ja) 2016-06-16

Family

ID=53049923

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013224983A Pending JP2015086925A (ja) 2013-10-30 2013-10-30 パッキン及び継手構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015086925A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016170599A1 (ja) * 2015-04-21 2016-10-27 東拓工業株式会社 可撓性ホース

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6047987U (ja) * 1983-09-09 1985-04-04 トヨタ自動車株式会社 配管継ぎ手
JPS63106957U (ja) * 1986-12-29 1988-07-11
JPH1163232A (ja) * 1997-08-08 1999-03-05 Tanken Seal Seiko:Kk パッキン
JP2011089575A (ja) * 2009-10-21 2011-05-06 Totaku Industries Inc ホース継手構造

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6047987U (ja) * 1983-09-09 1985-04-04 トヨタ自動車株式会社 配管継ぎ手
JPS63106957U (ja) * 1986-12-29 1988-07-11
JPH1163232A (ja) * 1997-08-08 1999-03-05 Tanken Seal Seiko:Kk パッキン
JP2011089575A (ja) * 2009-10-21 2011-05-06 Totaku Industries Inc ホース継手構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016170599A1 (ja) * 2015-04-21 2016-10-27 東拓工業株式会社 可撓性ホース

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2484353C1 (ru) Узел соединения полимерной трубы
US10323779B2 (en) Pipe coupling structure
JP4324575B2 (ja) フランジ配管どうしの接続構造
JPH0231272B2 (ja)
RU2008104933A (ru) Устройство для соединения гибких шлангов
US20140246853A1 (en) Connecting device for flexible pipes
WO2011155436A1 (ja) 管端継手
CA2939064C (en) Joint unit
CN103363236A (zh) 具有补偿器的管道连接器
JP2015086925A (ja) パッキン及び継手構造
JP2006316806A (ja) 流体機器どうしの接続構造
JP2011220404A (ja) 配管の連結構造
KR20190024024A (ko) 풀림 및 누설이 방지되는 플랜지
KR101618831B1 (ko) 체결력이 향상되는 슬라이딩가이드를 구비한 연결밴드
JP2013224690A (ja) 管継手カバー
EP2054658B1 (en) Composable pipework having a plurality of modular tubular ducts
JP2015078749A (ja) 管継手
JP2009014011A (ja) 伸縮管継手
KR101458394B1 (ko) 나선관용 연결장치
JP4674078B2 (ja) フランジ配管どうしの接続構造
CN216520075U (zh) 一种地下管路连接机构
JP2010255854A (ja) フランジ配管と流体機器との接続構造
JP6913541B2 (ja) 流体機器の接続構造
CN220118866U (zh) 一种法兰接头
JP2009058018A (ja) 防塵カバー付伸縮管継手

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160421

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160421

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170317

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170509

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20171219