JP2015086619A - 鋼管杭接続構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】大きな杭径を有する鋼管杭の接続に適用する場合に十分な耐力が確保された鋼管杭接続構造を提供する。【解決手段】接続すべき鋼管杭の端面に対向して取り付けられる互いに挿脱可能な雌円筒10と雄円筒20とからなり、雌円筒10は、内面に、相互間隔を開けて円周方向に列設され内径が雄円筒20の外周面22に遊嵌する複数の内面突起13を、杭軸方向に複数列備え、雄円筒20は、外面に、上記内面突起13と交互に円周方向に列設され外径が雌円筒10の内周面12に遊合する複数の外面突起23を、杭軸方向に複数列備え、雄円筒20を雌円筒10に挿入して上記接続すべき鋼管杭を軸回りに相対回動させたとき杭軸方向複数列の各列の上記内面突起13および杭軸方向複数列の各列の上記外面突起23それぞれの反杭端側の端面が互いに係合する位置関係を有する。【選択図】図1
Description
本発明は、鋼管杭どうしを接続する鋼管杭接続構造に関する。
鋼管杭は、通常、ねじ継手その他の機械的な継手、または現場溶接によって上下鋼管杭を接続し、長尺の基礎支持材等として供用されている。ねじ継手は、鋼管杭端部にテーパねじなどからなる雄ねじを形成し、雌ねじを有するソケットまたは拡径部等にねじ込んで接続する。そのため、ねじ継手は加工が面倒で高価である。また、現場溶接は天候に支配される影響が大きく溶接資格者の確保の点でも難点がある。
また、土木用の基礎杭では、杭外径より突設する寸法は、杭径により、9mm以内又は12mm以内に制限されているので、ソケットやスリーブを用いる継手等は構造上不可となる場合もある。
このような要求に合致する技術として、現場溶接を必要としない機械式継手であって、外径が鋼管杭の外径と同等の寸法の優れた鋼管杭の接続構造が開示されている。この接続構造は継手部の圧縮、引張、曲げ、ねじり強度が大きく、鋼管杭を地中に沈設するとき、杭に正回転又は逆回転の何れをも付与することができる(例えば、特許文献1参照)。
その技術手段は、杭軸方向圧着端面を有し、互いに挿脱可能な雌円筒と雄円筒とからなり、雌円筒は、入り口側内面に、相互間隔を開けて円周方向に配設され内径が雄円筒の外周面に遊嵌する複数の内面突起を備え、雄円筒は、装入端側外面に、前記内面突起と交互に配設され外径が雌円筒の内周面に遊合する複数の外面突起を備えたものであって、内面突起および外面突起はそれぞれ奥側端面に円周方向に対して傾斜したテーパを有し、このテーパは雄円筒を雌円筒中に挿入して回動したとき互いに接触し、テーパにより前記内面突起および外面突起が圧着され、雄雌円筒を強固に接続固定するテーパである鋼管杭の接続構造である。
また、継手部に上下杭の軸線が湾曲するような曲げが作用したときに、継手部の曲げ強度を十分に高めるように改善を施した技術がある(例えば、特許文献2参照)。
この技術は、雄雌円筒の嵌合部の長さを格別な長さとすることなく、曲げに抵抗する抵抗力を大きくした技術で、嵌合部に印籠構造を設けたものである。尚、この印籠構造は、接合する部材の一方の端部に突出部を設け、この突出部が嵌合する凹部を相手方に設けた構造である。
さらに、内面突起および外面突起それぞれの反杭端側に設けていた円周方向相互テーパを取止め、厳密な精密加工を行う必要のないように改善を施した技術がある(例えば、特許文献3参照。)。
この技術は、内面突起および外面突起それぞれの反杭端側の端面を、上下杭接続後に相互に、細隙を介して対向する杭軸直交面又は相互に細隙を介して係止する円錐台面とし、上下杭に回転力を伝達するキー部材を雄雌円筒間に介装したものである。
特許文献1〜3に開示された機械式継手は、優れた特性を有し、賞用されているが、大きな杭径を有する鋼管杭の接続にその機械式継手を適用する場合、杭に作用する軸力や曲げに対する耐力を確保するためには、機械式継手の内面突起および外面突起それぞれの杭半径方向の厚さを厚くしなければならないという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑み、大きな杭径を有する鋼管杭の接続に適用する場合であっても、内面突起および外面突起それぞれの厚さを抑えた上で、杭に作用する軸力や曲げに対する耐力が十分確保された合理的な鋼管杭接続構造を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成する本発明の鋼管杭接続構造は、接続すべき鋼管杭の端面に対向して取り付けられる互いに挿脱可能な雌円筒と雄円筒とからなり、雌円筒は、内面に、相互間隔を開けて円周方向に列設され内径が雄円筒の外周面に遊嵌する複数の内面突起を、杭軸方向に複数列備え、雄円筒は、外面に、上記内面突起と交互に円周方向に列設され外径が雌円筒の内周面に遊合する複数の外面突起を、杭軸方向に複数列備え、雄円筒を雌円筒に挿入して上記接続すべき鋼管杭を軸回りに相対回動させたとき杭軸方向複数列の各列の上記内面突起および杭軸方向複数列の各列の上記外面突起それぞれの反杭端側の端面が互いに係合する位置関係を有することを特徴とする。
本発明の鋼管杭接続構造は、内面突起および外面突起を杭軸方向に1列備えている従来の鋼管杭接続構造と比べて、上記内面突起および上記外面突起を杭軸方向に複数列備えているため、内面突起および外面突起それぞれの反杭端側の端面が、理論的にn倍(n≧2)の大きな面積で互いに係合する。そのため、本発明の鋼管杭接続構造によれば、杭に作用する軸力や曲げモーメントが莫大となるような大きな杭径を有する鋼管杭の接続に適用する場合であっても、内面突起および外面突起それぞれの厚さを適正に抑えた上で、必要な所望耐力を十分確保することができる。
ここで、本発明の鋼管杭接続構造は、上記内面突起および上記外面突起それぞれが、当該杭の所要軸力を支持するのに充分な合計面積を反杭端側の端面に備えるとともに、突起の杭軸方向合計せん断面積を有することが好ましい。
このような好ましい形態によれば、杭に作用する大きな軸力や曲げに対して、杭接続部の耐力が確実に確保される。
また、本発明の鋼管杭接続構造では、上記内面突起および上記外面突起の杭軸方向複数列の間隔は、内面突起および外面突起がそれぞれ遊合する寸法を有し、かつ、上記雌円筒と上記雄円筒の杭軸方向圧着端面が密着したとき遊合状態であることも好ましい形態である。
このような好ましい形態によれば、雌円筒と雄円筒との挿脱がスムーズである。
また、本発明の鋼管杭接続構造は、上記内面突起および上記外面突起それぞれが、矩形円弧状であるという形態も好ましい。
このような好ましい形態によれば、内面突起や外面突起の、精度の高い形状や寸法の加工が容易である。
また、本発明の鋼管杭接続構造は、杭軸方向複数列の各列の上記内面突起および杭軸方向複数列の各列の上記外面突起が、それぞれ杭軸方向に関して格子状に配列されたものであることが好ましい。
このような好ましい形態によれば、雄円筒を雌円筒に挿入して接続すべき鋼管杭を軸回りに相対回動させる回数が1回でよいため、杭の接続施工が容易である。
また、本発明の鋼管杭接続構造は、杭軸方向複数列の各列の上記内面突起および杭軸方向複数列の各列の上記外面突起が、それぞれ杭軸方向に関して千鳥状に配列されたものであることも好ましい形態である。
このような好ましい形態によれば、内面突起および外面突起それぞれの反杭端側の端面が、円周方向の全域に亘って互いに係合するため、杭に作用する軸力や曲げに対する耐力がバランス良く、局所的に大きな応力が作用することが回避される。
また、本発明の鋼管杭接続構造は、上記雌円筒および上記雄円筒それぞれの杭軸方向圧着端面に印籠構造を設けたことが好ましい。
ここで、印籠構造は、接合する部材の一方の端部に突出部を設け、この突出部が嵌合する凹部を相手方に設けた構造である。
このような好ましい形態によれば、接続すべき鋼管杭の接続後において、杭軸が湾曲するように作用する曲げ力に対して鋼管杭の雄雌円筒の接続構造の抵抗力が格段に向上する。
また、本発明の鋼管杭接続構造は、上記内面突起および上記外面突起それぞれの反杭端側の端面に印籠構造を設けたことも好ましい形態である。
このような好ましい形態によれば、接続すべき鋼管杭の接続後において引張が作用したときに、より強固に噛み合うこととなるため、鋼管杭同士が分離することが確実に防止される。
さらに、本発明の鋼管杭接続構造は、上記雌円筒の先端部外周の一部と、この雌円筒の先端部に当接する上記雄円筒の端面外周の対応する部分に、上記接続すべき鋼管杭の接続後にこの鋼管杭の相対回動を防止するキーが嵌入されるキー溝を備えたことが好ましい。
このような好ましい形態によれば、接続された鋼管杭を相互に正転、逆転するとき鋼管杭間の回転力が伝達される。
本発明によれば、従来技術では耐力が不足するような大きな杭径を有する鋼管杭の接続に適用する場合であっても、内面突起および外面突起それぞれの厚さを抑えた上で、杭に作用する軸力や曲げに対する耐力が十分確保された鋼管杭接続構造が提供される。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の第1実施形態である鋼管杭接続構造が取り付けられた接続すべき上下鋼管杭を斜め上から見た斜視図である。尚、図1には、接続前の状態の上下鋼管杭が示されている。また、図2は、図1に示すA部の平面図、B部およびC部の縦断面図である。図2において、説明を解りやすくするために、内面突起および外面突起にはそれぞれハッチングを施して示した。尚、後述する図3〜図5、図11〜図16においても同様である。
図1,図2に示す鋼管杭接続構造は、接続すべき上下鋼管杭30,40それぞれの端面に対向して取り付けられる互いに挿脱可能な雌円筒10と雄円筒20とからなる。そして、下鋼管杭40の上端面に取付られた雌円筒10内に、上鋼管杭30の下端面に取付られた雄円筒20を挿入するように構成されている。雌円筒10は、下鋼管杭40内に裏当て板41を当てて基部15を円周溶接42によって取り付けられている。雄円筒20は、上鋼管杭30内に裏当て板(図示省略)を当てて基部25を円周溶接32によって取り付けられている。
図1,図2に示すように、雌円筒10には、内面に、相互間隔を開けて円周方向に列設され内径が雄円筒20の外周面22に遊嵌する複数の内面突起13が、杭軸方向に2列備えられている。遊嵌とは僅かな隙間をもって嵌合する態様を言う。この内面突起13は、雌円筒10の内面から等厚さで突出した矩形円弧板状である。この内面突起13の相互間隔(弧状間隔)は内面突起13の幅(弧の長さ)より僅かに広い寸法に設定されている。杭軸方向2列の各列の内面突起13のうちの杭端側の列の内面突起13の頭部には先端部突起14が形成されており、軸方向圧着端面11より上方に突出している。また、雌円筒10の先端部外周の一部に、後述する相対回動防止構造が取り付けられる取付部となる切欠19が設けられている。相対回動防止構造は、上下鋼管杭30,40の接続後に上下鋼管杭30,40の相対回動を防止するものである。
また、図1,図2に示すように、雄円筒20には、外面に、相互間隔を開けて円周方向に列設され外径が雌円筒10の内周面12に遊合する複数の外面突起23が、杭軸方向に2列備えられている。遊合とは僅かな隙間をもって嵌合する態様を言う。この外面突起23は上記雌円筒10の内面突起13と交互に設けられている。この外面突起23は、雄円筒20の外周面22から等厚さで突出する矩形円弧板状をなしており、上記雌円筒10の内面突起13と幅寸法(弧状幅)が等しく、外面突起23の相互間隔(弧状間隔)は外面突起23の幅(弧の長さ)より僅かに広い寸法に設定されている。また、雌円筒10の先端部に当接する雄円筒20の端面外周の、雌円筒10の切欠19に対応する部分に、後述する相対回動防止構造が取り付けられる取付部となる溝29が設けられている。また、この溝29は、杭半径方向に延在するタップ孔291を有する。タップ孔291は、後述のキーの固定ボルト取付け用である。
また、外面突起23の反杭端側の端面28と内面突起13の反杭端側の端面18とは、雄円筒20を雌円筒10に挿入して外面突起23の幅(円弧幅)の分だけ回動したとき互いに細隙間を持って対向するようになっている。
内面突起13および外面突起23それぞれが、杭の所要軸力を支持するのに充分な合計面積を反杭端側の端面18,28に備えるとともに、突起の杭軸方向合計せん断面積を有する。また、内面突起13および外面突起23の杭軸方向2列の間隔は、内面突起13および外面突起23がそれぞれ遊合する寸法を有し、かつ、雌円筒10と雄円筒20の杭軸方向圧着端面11,21が密着したとき遊合状態である。
また、杭軸方向2列の各列の内面突起13および杭軸方向2列の各列の外面突起23が、それぞれ杭軸方向に関して格子状に配列されている。そのため、雄円筒20を雌円筒10に挿入して上鋼管杭30を下鋼管杭40に対して軸回りに相対回動させる回数が1回でよいため、杭の接続施工が容易である。
内面突起13と外面突起23とがあたかもスプライン継手のようになっており、雌円筒10と雄円筒20は、軸方向に相互に挿入可能になっている。
雌円筒10内に雄円筒20を挿入した後、上鋼管杭30を回動させると、内面突起13の反杭端側の端面18と外面突起23の反杭端側の端面28は僅かな隙間をもって対向するようになっている。すなわち、雄円筒20を雌円筒10に挿入して接続すべき上下鋼管杭30,40を軸回りに相対回動させたとき杭軸方向2列の各列の内面突起13および杭軸方向2列の各列の外面突起23それぞれの反杭端側の端面が互いに係合する位置関係を有する。
第1実施形態の鋼管杭接続構造は、内面突起および外面突起を杭軸方向に1列備えている従来の鋼管杭接続構造と比べて、内面突起13および外面突起23を杭軸方向に2列備えているため、内面突起13および外面突起23それぞれの反杭端側の端面18,28が、理論的に2倍の大きな面積で互いに係合する。そのため、第1実施形態の鋼管杭接続構造によれば、杭に作用する軸力や曲げモーメントが莫大となるような大きな杭径を有する鋼管杭の接続に適用する場合であっても、内面突起および外面突起それぞれの厚さを適正に抑えた上で、杭に作用する軸力や曲げに対する耐力を十分確保することができる。
次に、雄雌円筒10、20の接続について説明する。
図1,図2に示すように、先に施工された下鋼管杭40上端の雌円筒10の内面突起13の相互間隔(弧状間隔)の部分に、図示しないクレーン等で吊り込んだ上鋼管杭30下端に取り付けた雄円筒20の外面突起23の円周方向位置を合わせる。つまり、内面突起13と外面突起23とが互い違いになるように位置させる。
図3は、挿入途中における、雌円筒および雄円筒の部分平面図および縦断面図である。
図3に示すように、雄円筒20を雌円筒10内に上方から杭軸に沿って挿入する。
図4は、挿入後における、雌円筒および雄円筒の部分平面図および縦断面図である。
雌円筒10と雄円筒20の杭軸方向圧着端面11,21が密着するまで、雄円筒20を雌円筒10に挿入する。
図5は、接続完了後における、雌円筒および雄円筒の部分平面図および縦断面図である。
挿入長さ分を十分に挿入した後、図5に示すように、雄円筒20つまり、上鋼管杭30を、下鋼管杭40に対して軸回りに、内面突起13や外面突起23の幅寸法に相当する分だけ相対回動させる。この相対回動によって、杭軸方向2列の各列の内面突起13および杭軸方向2列の各列の外面突起23それぞれの反杭端側の端面18,28が互いに係合する。
このとき、雌円筒10の内面突起13の先端部突起14は雄円筒20の端面に設けた円周溝24内に嵌入し、突起13の頭部(突起)14と円周溝24は印籠構造を形成する。一方、雄円筒20の外面突起23の先端部突起27も雌円筒10の当接面16に設けた円周溝17内に嵌入する。この部分も先端部突起27と円周溝17とは印籠構造を形成している。
これらの、雌円筒10および雄円筒20それぞれの杭軸方向圧着端面に設けた印籠構造により、上下鋼管杭30,40の接続後に雄雌円筒10、20相互間に杭軸が湾曲する曲げ力が発生しても、これに対して非常に大きな曲げ抵抗力が発生する。従って、この雄雌円筒10、20による接続部が曲げに対して強固な接続構造となり、上下鋼管杭30,40の接続部は引っ張り、圧縮、曲げに対して強固な継手を形成する。
なお、雌円筒10の内面突起13と雄円筒20の外面突起23のそれぞれ反杭端側の端面18、28は図2〜図5に示すように杭軸に直交する平面状であってもよいが、互いに蟻差し状に係合する円錐台側面形状とすれば内面突起13と外面突起23とが相互に印籠構造を形成する。このように形成すると、さらに杭軸が湾曲する方向の曲げ力に対してさらに抵抗力が増加し、好ましい。なお、この形状は、従来の円周方向テーパ加工とは異なり、単純な旋削加工によって形成することができるので、コストアップを招来することはない。
内面突起13の面18と外面突起23の面28とが隙間を介して対向するように雄雌円筒10,20を結合したとき、雄円筒20の溝29と雌円筒10の切欠19とが軸方向に一致し、キーが取り付けられる取付部となる。尚、上述したように雄円筒20側の溝29にタップ孔291が形成されている。
ここで、図6,図7を参照して、上下鋼管杭30,40の接続後に上下鋼管杭30,40の相対回動を防止する相対回動防止構造について説明する。
相対回動防止構造は、キー51およびボルト52により構成されている。
図6は、キーの平面図、側面図、および上面図である。
キー51は、取付部に嵌入されたときにタップ孔291と同軸であって杭半径方向に貫通する、入口側に座ぐり部511aが形成された座ぐり孔511を有する。
図7は、ボルトの平面図および側面図である。
ボルト52は、座ぐり部511aに収まる頭部521を有し、取付部に嵌入されたキー51の座ぐり孔511を通ってタップ孔291に螺入される。
図8,図9を参照して、雄雌円筒10,20の接続についての説明を続ける。
図8は、図5に示すD−D矢視断面図である。
図5,図8に示すように、取付部に、雄雌円筒10,20の外面から図6に示すキー51を嵌め込む。鋼管杭は、回転させながら地中に沈設する場合が多く、また、回転方向を正逆に変更することもある。キー51はこの上下の鋼管杭間の回転力を伝達する。すなわち、キー51は上下鋼管杭30、40を相互に正転、逆転するとき上下鋼管杭30、40間の回転力を伝達する。
図9は、ボルトを座ぐり孔を通ってタップ孔に螺入した状態を示す縦断面図である。
ボルト52をキー51の座ぐり孔511を通ってタップ孔291に螺入することによって、キー51が固定される。
以上で、本発明の第1実施形態の説明を終了する。
次に、図10〜図16を参照して本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態では、内面突起および外面突起それぞれの杭軸方向に関する配列が上述した第1実施形態とは異なるが、その他は上述した第1実施形態と同様である。以下、相違点に着目して説明する。
図10は、本発明の第2実施形態である鋼管杭接続構造が取り付けられた接続すべき上下鋼管杭を斜め上から見た斜視図である。尚、図10には、接続前の状態の上下鋼管杭が示されている。また、図11は、図1に示すE部の平面図、F部およびG部の縦断面図である。
杭軸方向2列の各列の内面突起13および杭軸方向2列の各列の外面突起23が、それぞれ杭軸方向に関して千鳥状に配列されている。そのため、円周方向の全域に亘って互いに係合するため、杭に作用する軸力や曲げに対する耐力がバランス良く、局所的に大きな応力が作用することが回避される。
第2実施形態の鋼管杭接続構造も、第1実施形態の鋼管杭接続構造と同様に、内面突起および外面突起を杭軸方向に1列備えている従来の鋼管杭接続構造と比べて、内面突起13および外面突起23を杭軸方向に2列備えているため、内面突起13および外面突起23それぞれの反杭端側の端面18,28が、理論的に2倍の大きな面積で互いに係合する。そのため、第2実施形態の鋼管杭接続構造によっても、杭に作用する軸力や曲げモーメントが莫大となるような大きな杭径を有する鋼管杭の接続に適用する場合であっても、内面突起および外面突起それぞれの厚さを適正に抑えた上で、杭に作用する軸力や曲げに対する耐力を十分確保することができる。
次に、雄雌円筒10、20の接続について説明する。
図10,図11に示すように、先に施工された下鋼管杭40上端の雌円筒10の杭軸方向2列の各列の内面突起13のうちの杭端側の列の内面突起13の相互間隔(弧状間隔)の部分に、図示しないクレーン等で吊り込んだ上鋼管杭30下端に取り付けた雄円筒20の杭軸方向2列の各列の外面突起23のうちの杭端側の列の外面突起23の円周方向位置を合わせる。つまり、杭端側の列の内面突起13と杭端側の列の外面突起23とが互い違いになるように位置させる。
図12は、1段階目の挿入途中における、雌円筒および雄円筒の部分平面図および縦断面図である。
図12に示すように、雄円筒20を雌円筒10内に上方から杭軸に沿って挿入する。
図13は、1段階目の挿入後における、雌円筒および雄円筒の部分平面図および縦断面図である。
杭軸方向2列の各列の外面突起23のうちの杭端側の列の外面突起23における杭端側端面と、杭軸方向2列の各列の内面突起13のうちの反杭端側の列の内面突起13における杭端側端面とが接するまで、雄円筒20を雌円筒10に挿入する。
図14は、2段階目の挿入前における、雌円筒および雄円筒の部分平面図および縦断面図である。
上鋼管杭30を、下鋼管杭40に対して軸回りに、内面突起13や外面突起23の幅寸法に相当する分だけ相対回動させる。この相対回動により、反杭端側の列の内面突起13の、円周方向の相互間隔に、杭端側の列の外面突起23が合わせられる。
図15は、2段階目の挿入後における、雌円筒および雄円筒の部分平面図および縦断面図である。
雌円筒10と雄円筒20の杭軸方向圧着端面11,21が密着するまで、雄円筒20を雌円筒10に挿入する。
図16は、接続完了後における、雌円筒および雄円筒の部分平面図および縦断面図である。
2段階目の挿入後、図16に示すように、雄円筒20つまり、上鋼管杭30を、下鋼管杭40に対して軸回りに、内面突起13や外面突起23の幅寸法に相当する分だけ相対回動させる。この相対回動によって、杭軸方向2列の各列の内面突起13および杭軸方向2列の各列の外面突起23それぞれの反杭端側の端面18,28が互いに係合する。
内面突起13の面18と外面突起23の面28とが隙間を介して対向するように雄雌円筒10,20を結合したとき、雄円筒20の溝29と雌円筒10の切欠19とが軸方向に一致し、キーが取り付けられる取付部となる。尚、上述したように雄円筒20側の溝29にタップ孔291が形成されている。
以上で、本発明の第2実施形態の説明を終了する。
次に、図17を参照して本発明の第3実施形態について説明する。第3実施形態では、印籠構造が設けられた位置が上述した第1実施形態とは異なるが、その他は上述した第1実施形態と同様である。以下、相違点に着目して説明する。
図17は、本発明の第3実施形態である鋼管杭接続構造であって、接続前の状態の雄雌円筒の縦断面図である。
雌円筒10の内面突起13、および雄円筒20の外面突起23それぞれの、反杭端側の端面18,28に、雄雌円筒10,20の接続後に互いに係合する突起181,281が設けられている。この突起が印籠構造を形成している。すなわち、内面突起13および外面突起23それぞれの反杭端側の端面18,28に印籠構造が設けられている。そのため、上下鋼管杭30,40の接続後に雄雌円筒10、20相互間に引張が作用したときに、より強固に噛み合うこととなるため、鋼管杭30,40同士が分離することが確実に防止される。
以上で、本発明の第3実施形態の説明を終了する。
尚、上述した各実施形態では、接続すべき上下鋼管杭のうちの下鋼管杭の上端面に雌円筒が、また、上鋼管杭の下端面に雄円筒が取り付けられている例を挙げて説明したが、本発明の鋼管杭接続構造は、これに限られるものではなく、接続すべき上下鋼管杭のうちの上鋼管杭の下端面に雌円筒が、また、下鋼管杭の上端面に雄円筒が取り付けられていてもよい。
また、上述した各実施形態では、本発明にいう内面突起および外面突起それぞれが、杭軸方向に2列ずつ備えられている例を挙げて説明したが、本発明にいう内面突起および外面突起それぞれは、これに限られるものではなく、杭軸方向に3列以上ずつ備えられていてもよい。
また、上述した各実施形態では、本発明にいう内面突起および外面突起それぞれが、矩形円弧状である例を挙げて説明したが、本発明にいう内面突起および外面突起それぞれは、杭の所要軸力を支持するのに充分な合計面積を反杭端側の端面に備えるとともに、突起の杭軸方向合計せん断面積を有していれば、矩形円弧状とは異なる形状であってもよい。
また、上述した各実施形態では、内面突起および外面突起それぞれの杭軸方向に関する配列が格子状あるいは千鳥状である例を挙げて説明したが、本発明の鋼管杭接続構造は、これらに限られるものではなく、雄円筒を雌円筒に挿入して接続すべき鋼管杭を軸回りに相対回動させたとき杭軸方向複数列の各列の内面突起および杭軸方向複数列の各列の外面突起それぞれの反杭端側の端面が互いに係合する位置関係を有していれば、内面突起および外面突起それぞれの杭軸方向に関する配列はいかなる配列であってもよい。
また、上述した第3実施形態では、内面突起および外面突起それぞれの杭軸方向に関する配列が格子状である鋼管杭接続構造において、印籠構造が、内面突起および外面突起それぞれの反杭端側の端面に設けられている例を挙げて説明したが、本発明の鋼管杭接続構造は、これに限られるものではなく、内面突起および外面突起それぞれの杭軸方向に関する配列が千鳥状である鋼管杭接続構造において、印籠構造が、内面突起および外面突起それぞれの反杭端側の端面に設けられていてもよい。
また、上述した各実施形態では、印籠構造が「雌円筒および雄円筒それぞれの杭軸方向圧着端面」あるいは「内面突起および外面突起それぞれの反杭端側の端面」に設けられている例を挙げて説明したが、本発明の鋼管杭接続構造は、これに限られるものではなく、印籠構造が設けられていなくてもよい。
10 雌円筒
11 軸方向圧着端面
12 内周面
13 内面突起
14 先端部突起
15 基部
16 当接面
17 円周溝
18 反杭端側の端面
19 切欠
20 雄円筒
21 軸方向圧着端面
22 外周面
23 外面突起
24 円周溝
25 基部
27 先端部突起
28 反杭端側の端面
29 溝
291 タップ孔
30 上鋼管杭
32 円周溶接
40 下鋼管杭
41 裏当て板
42 円周溶接
51 キー
511 座ぐり孔
511a 座ぐり部
52 ボルト
521 頭部
181,281 突起
11 軸方向圧着端面
12 内周面
13 内面突起
14 先端部突起
15 基部
16 当接面
17 円周溝
18 反杭端側の端面
19 切欠
20 雄円筒
21 軸方向圧着端面
22 外周面
23 外面突起
24 円周溝
25 基部
27 先端部突起
28 反杭端側の端面
29 溝
291 タップ孔
30 上鋼管杭
32 円周溶接
40 下鋼管杭
41 裏当て板
42 円周溶接
51 キー
511 座ぐり孔
511a 座ぐり部
52 ボルト
521 頭部
181,281 突起
Claims (5)
- 接続すべき鋼管杭の端面に対向して取り付けられる互いに挿脱可能な雌円筒と雄円筒とからなり、該雌円筒は、内面に、相互間隔を開けて円周方向に列設され内径が該雄円筒の外周面に遊嵌する複数の内面突起を、杭軸方向に複数列備え、該雄円筒は、外面に、前記内面突起と交互に円周方向に列設され外径が該雌円筒の内周面に遊合する複数の外面突起を、杭軸方向に複数列備え、該雄円筒を該雌円筒に挿入して前記接続すべき鋼管杭を軸回りに相対回動させたとき杭軸方向複数列の各列の前記内面突起および杭軸方向複数列の各列の前記外面突起それぞれの反杭端側の端面が互いに係合する位置関係を有することを特徴とする鋼管杭接続構造。
- 杭軸方向複数列の各列の前記内面突起および杭軸方向複数列の各列の前記外面突起が、それぞれ杭軸方向に関して格子状に配列されたものであることを特徴とする請求項1記載の鋼管杭接続構造。
- 杭軸方向複数列の各列の前記内面突起および杭軸方向複数列の各列の前記外面突起が、それぞれ杭軸方向に関して千鳥状に配列されたものであることを特徴とする請求項1記載の鋼管杭接続構造。
- 前記雌円筒および前記雄円筒それぞれの杭軸方向圧着端面に印籠構造を設けたことを特徴とする請求項1から3のうちのいずれか1項記載の鋼管杭接続構造。
- 前記内面突起および前記外面突起それぞれの反杭端側の端面に印籠構造を設けたことを特徴とする請求項1から3のうちのいずれか1項記載の鋼管杭接続構造。
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JP2013227333A JP2015086619A (ja) | 2013-10-31 | 2013-10-31 | 鋼管杭接続構造 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2013
- 2013-10-31 JP JP2013227333A patent/JP2015086619A/ja active Pending
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