JP2015085952A - 繰出容器 - Google Patents
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Abstract
Description
この繰出容器では、中皿が雄ネジ軸に螺着される雌ネジ部を備え、この雌ネジ部には、雄ネジ軸に当接するフィンが突設されている。
また、弾性変形可能な材料で形成された摺動部を容器本体の内周面に圧接させることができるので、容器本体内において、中皿よりも容器軸方向に沿う吐出孔側に位置する内容物が、容器本体の内周面と中皿の摺動部との間を通って漏出することを防止できる。また、摺動部が容器本体の内周面に圧接されることの反作用力によって、中皿の雌ネジ部が雄ネジ軸に向けて押し付けられるので、中皿の雌ネジ部におけるネジ山またはネジ谷の上記一部と雄ネジ軸との密接性がさらに向上する。
このように、雄ネジ軸及び容器本体と中皿との間のシール性を向上させることができる。
なお、例えば容器本体が真円筒状である場合には、摺動部が容器本体の内周面に圧接されることによって容器本体の内周面に対する摺動部の摩擦抵抗が増大するので、雄ネジ軸の回転に伴って中皿が雄ネジ軸と共に容器本体に対して回転することを防止できる。
この場合では、ネジ山またはネジ谷のうちの上記一部と摺動部とを同一材料で一体に形成することにより、中皿の雌ネジ部におけるネジ山またはネジ谷の上記一部と摺動部とを容易かつ精度よく形成することができる。
この場合では、摺動筒部の外周面が容器軸方向の全長にわたって容器本体の内周面に摺接する場合と比較して、雄ネジ軸及び容器本体と中皿との間のシール性を向上させつつ、雄ネジ軸が容器軸方向に移動しにくくなる(雄ネジ軸が回転しにくくなる)ことを抑制できる。
さらに、容器本体2の底部には、雄ネジ軸5の下端が挿入される円筒状の挿入筒部13が上方に向けて延設されている。
吐出本体部21は、平面視で円環板状の装着板部23と、装着板部23の開口縁部から上方に向けて延設された有頂円筒状の吐出筒部24と、を有する。
装着板部23上には、塗布部材25が配設されている。装着板部23の下面には、操作部材4の後述する連結板部34の上面に当接する第1環状当接部23Aと第1環状当接部23Aよりも径方向外側に配設された第2環状当接部23Bとが下方に向けて突設されている。第1環状当接部23Aには、装着板部23と操作部材4の後述する連結板部34との間から吐出筒部24の内部への流路を確保するために、切欠部が適宜形成されている。
第1外筒部35の上端部は、連結板部34よりも上方に突出しており、この上端部の内周面には、第1取付突条部22Aと係合する複数の第2取付突条部35Aが全周にわたって径方向内側に向けて突設されている。なお、第1及び第2取付突条部22A、35Aは、周方向に間欠的に形成されていてもよく、外筒部31が装着筒部22に対して容器軸O回りで回転できれば、他の取付構造を用いてもよい。
また、第1外筒部35の下端部には、係止突出部12Aと係止する係止溝部35Bが全周にわたって形成されている。なお、上述と同様に、外筒部31が容器本体2に対して容器軸O回りで回転できれば、他の係止構造を用いてもよい。
第2外筒部36は、連結板部34から下方に向けて連設されており、第1外筒部35と共に容器本体2の上段部12を径方向で挟み込む。
柱状部33は、連結板部34の中央部から下方に向けて連設されており、内筒部32と共に雄ネジ軸5の後述する上端部41を径方向で挟み込む。
連結筒部53は、外径が操作部材4の第2外筒部36の内径よりも小さくなっていると共に内径が内筒部32の外径よりも大きくなっており、中皿6が容器本体2内を上方に向けて移動するにしたがって操作部材4の第2外筒部36と内筒部32との間に位置するようになっている(図2の仮想線を参照)。
まず、オーバーキャップ7を取り外し、操作部材4の外筒部31を露出させる。この状態で外筒部31を容器軸O回りの一方向に回転させると、雄ネジ軸5は、操作部材4の回転に伴って容器軸O回りに回転する。そして、中皿6は、雄ネジ軸5が中皿6に対して相対的に回転することにより、容器本体2内を上方に向けて移動する。
以上のようにして、繰出容器1を用いて内容物を被塗布部に塗布する。
さらに、ネジ山54Aの上記一部54Bと摺動部52Aとを同一材料で一体に形成することで、上記一部54Bと摺動部52Aとを容易かつ精度よく形成できる。
例えば、図6に示すように、中皿100の摺動筒部101は、上下方向の全長にわたって容器本体2の内周面に摺接していてもよく、摺動筒部101の外周縁部全体が摺動部101Aとして機能する。これにより、中皿100と容器本体2の内周面との間の密着性がさらに向上し、例えば内容物の粘度が低い場合などにおいて、内容物が中皿100の摺動筒部101と容器本体2の内周面との間を通って漏出することをより確実に防止できる。
雌ネジ部におけるネジ山の上記一部は、ネジ切始まりの1mm以上2mm以下の部分に形成されているが、ネジ山の一部分であれば、ネジ切終わりの1mm以上2mm以下の部分に形成されてもよく、ネジ山の中途部分など他の部分に形成されてもよい。また、ネジ山に沿う上記一部の長さは、1mm以上2mm以下に限られない。
雌ネジ部におけるネジ山の上記一部は、上下方向の断面視で上下方向の全長にわたって雄ネジ部に当接しているが、雌ネジ部におけるネジ山のうちの一部の内径を他の部分の内径よりも小さくなっていれば、上下方向の全長にわたって雄ネジ部に当接していなくてもよい。
雌ネジ部におけるネジ山またはネジ谷のうちの一部と摺動部とを同一材料で一体に形成しているが、上記一部と摺動部とを別体として形成してもよく、さらに、別材料で形成してもよい。同様に、周リブ部は、摺動部と別体として形成されてもよく、摺動部とは別の材料で形成されてもよい。
摺動筒部には、一対の摺動部が設けられているが、少なくとも1つの摺動部が設けられていればよく、3以上の摺動部が設けられていてもよい。
操作部材は、雄ネジ軸の上端部に連結されているが、容器本体の外部に露呈すると共に雄ネジ軸を回転操作できれば、雄ネジ軸の下端部など、雄ネジ軸の他の部分に連結されてもよい。また、雄ネジ軸を直接操作できる構成とすることによって操作部材を省略してもよい。
容器本体や吐出部材、操作部材、中皿は、円筒状に限らず、例えば楕円筒状など他の形状であってもよい。
Claims (3)
- 内容物が収容される容器本体と、
前記内容物を吐出する吐出孔が形成された吐出部材と、
前記容器本体内に容器軸方向に沿って延設され、かつ前記容器軸回りに回転自在に配設された雄ネジ軸と、
前記容器本体内に摺動自在に嵌合され、かつ前記雄ネジ軸に螺着されており、前記雄ネジ軸の回転操作に伴って前記容器本体内を前記容器軸に沿って移動する中皿と、
を備える繰出容器であって、
前記中皿が、前記雄ネジ軸に螺着された雌ネジ部と、前記容器本体の内周面上を摺動する摺動部と、を備え、
前記雌ネジ部におけるネジ山のうちの一部の内径が、他の部分の内径よりも小さく、または、前記雌ネジ部におけるネジ谷のうち一部の内径が、他の部分の内径よりも小さく、
前記雌ネジ部における前記ネジ山または前記ネジ谷のうちの前記一部と前記摺動部とが、弾性変形可能な材料で形成されていることを特徴とする繰出容器。 - 前記雌ネジ部における前記ネジ山または前記ネジ谷のうちの前記一部と前記摺動部とが、同一材料で一体に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の繰出容器。
- 前記中皿が、前記容器軸に沿って間隔をあけて一対の前記摺動部が設けられた摺動筒部を備え、
前記摺動筒部のうちの前記容器軸に沿う一対の前記摺動部間には、弾性変形可能な材料で形成され、前記容器本体の内周面上を摺動する周リブ部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の繰出容器。
Priority Applications (1)
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JP2013225428A JP6243702B2 (ja) | 2013-10-30 | 2013-10-30 | 繰出容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013225428A JP6243702B2 (ja) | 2013-10-30 | 2013-10-30 | 繰出容器 |
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JP2015085952A true JP2015085952A (ja) | 2015-05-07 |
JP6243702B2 JP6243702B2 (ja) | 2017-12-06 |
Family
ID=53049160
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2013225428A Active JP6243702B2 (ja) | 2013-10-30 | 2013-10-30 | 繰出容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP6243702B2 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55131982U (ja) * | 1979-03-13 | 1980-09-18 | ||
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US5172834A (en) * | 1990-12-26 | 1992-12-22 | Philip Wang | Dispensing container converting reciprocating motion to rotary motion to move a product dispensing piston to dispense the product in a fixed amount |
-
2013
- 2013-10-30 JP JP2013225428A patent/JP6243702B2/ja active Active
Patent Citations (5)
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JP6243702B2 (ja) | 2017-12-06 |
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