JP2015085449A - ロボット - Google Patents

ロボット Download PDF

Info

Publication number
JP2015085449A
JP2015085449A JP2013226525A JP2013226525A JP2015085449A JP 2015085449 A JP2015085449 A JP 2015085449A JP 2013226525 A JP2013226525 A JP 2013226525A JP 2013226525 A JP2013226525 A JP 2013226525A JP 2015085449 A JP2015085449 A JP 2015085449A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
male terminal
attachment
robot
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013226525A
Other languages
English (en)
Inventor
純伸 後藤
Yoshinobu Goto
純伸 後藤
大輔 桐原
Daisuke Kirihara
大輔 桐原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2013226525A priority Critical patent/JP2015085449A/ja
Publication of JP2015085449A publication Critical patent/JP2015085449A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】ロボットの動作中において該動作に必要な電気的接続が遮断されることを抑制する。【解決手段】アーム部と着脱機構部とは、力覚センサーの配線用貫通穴を通された配線によって電気的に接続する。また、着脱機構部とハンド部とは、互いに向き合った部位に設けられた第1端子および第2端子を接触させることによって電気的に接続する。さらに、着脱機構部とハンド部とは、第1端子および第2端子のうち、少なくとも一方の端子が他方の端子側に付勢することによって電気的に接続する。【選択図】図2

Description

本発明は、アーム部の先端に設けられたハンド部を用いて対象物を把持するロボットに
関する。
ロボット技術の進歩によって、製造現場の様々な工程でロボットが使用されるようにな
っている。たとえば、塗装や溶接などの工程では、塗装ロボットや溶接ロボットが広く使
用されている。
近年では、ハンド部とアーム部との間に力覚センサーを設けることで、ハンド部にかか
る力やモーメントを測定して、該測定の結果に基づいてハンド部の制御を行うことが行わ
れている。これによって、より細やかな作業、例えば、対象物を壊さないように適度な力
で把持することや、重量の異なる部品の組み付け等を行うことが可能となってきている。
このようなロボットとしては、アーム部と力覚センサーとを、これらの外側を通る配線
によって電気的に接続し、アーム部とハンド部とを、これらの外側に固定された接続端子
同士を接触させることによって電気的に接続する技術が提案されている(特許文献1)。
特開平07−237165号公報
しかし、上記の提案の技術では、ロボットの動作中において該動作に必要な電気的接続
が遮断されてしまう虞がある。なぜならば、アーム部と力覚センサーとの電気的な接続は
これらの外側を通る配線によって行われているので、該配線がロボット周辺に存在する物
体や作業員と接触して断線してしまう可能性がある。また、アーム部とハンド部との電気
的な接続はそれぞれの外側に固定された接続端子同士を接触させることによって行われて
いるので、該接続端子がロボット周辺に存在する物体や作業員と接触して、あるいは、ハ
ンド部に力が作用することでハンド部がアーム部に対して変位して、接続端子同士が離れ
てしまう可能性がある。
この発明は、従来の技術が有する上述した課題の少なくとも一部を解決するためになさ
れたものであり、ロボットの動作中において該動作に必要な電気的接続の遮断を抑制可能
な技術を提供することを目的とする。
上述した課題の少なくとも一部を解決するために、本発明のロボットは次の構成を採用
した。すなわち、
制御部を有する本体部と、
基部側が前記本体部に接続され、前記制御部に動作を制御されるアーム部と、
前記アーム部の先端側に設けられた力覚センサーと、
前記力覚センサーに設けられた着脱機構部と、
前記着脱機構部に着脱可能に取り付けられて対象物に接触するハンド部と
を備えたロボットであって、
前記力覚センサーには配線用貫通穴が設けられ、前記アーム部と前記着脱機構部とは前
記配線用貫通穴を通る配線によって電気的に接続されており、
前記着脱機構部の前記ハンド部側の部位には第1端子が設けられ、前記ハンド部の前記
着脱機構部側の部位には第2端子が設けられ、
前記ハンド部が前記着脱機構部に取り付けられると、前記第1端子および前記第2端子
のうち少なくとも一方の端子が他方の端子側に付勢されながら接触することによって、前
記ハンド部と前記着脱機構部とが電気的に接続されることを特徴とする。
このような構成を有する本発明のロボットにおいては、アーム部と着脱機構部とは、力
覚センサーの配線用貫通穴を通された配線によって電気的に接続されている。従って、該
配線がロボット周辺に存在する物体や作業員と接触して断線することを防止できる。また
、着脱機構部にハンド部を取り付けることで、自ずと互いに向き合った部位に設けられた
第1端子と第2端子とが接触して、着脱機構部とハンド部とが電気的に接続される。従っ
て、着脱機構部とハンド部との電気的な接続を容易にしつつ、これらの端子がロボット周
辺に存在する物体や作業員と接触して端子同士が離れることを防止できる。さらに、着脱
機構部とハンド部とは、第1端子および第2端子のうち、少なくとも一方の端子が他方の
端子側に付勢されることによって電気的に接続されている。従って、ハンド部に力が作用
してハンド部が着脱機構部に対して変位しても、端子同士が離れることを抑制できる。こ
れらの結果、ロボットの動作中において該動作に必要な電気的接続が遮断されることを抑
制することが可能となる。
尚、力覚センサーは、例えば、アーム部からの配線が配線用貫通穴の内壁に接続される
ことによって、あるいは、着脱機構部を介して、アーム部やハンド部と電気的に接続され
る。
また、上述したロボットにおいては、第1端子がメス型端子および第2端子がオス型端
子、または第1端子がオス型端子および第2端子がメス型端子のいずれかであり、メス型
端子には、オス型端子が挿入される挿入用貫通穴が形成されたメス型端子カバーが設けら
れていることとしても良い。
ハンド部は着脱機構部に着脱可能に取り付けられているので、ハンド部を取り換えるこ
とができる反面、メス型端子に作業員が触れる等して埃が付着し、メス型端子とオス型端
子との間に接触不良が起こる可能性がある。そこで、メス型端子にメス型端子カバーを設
けることで、メス型端子に埃が付着することを抑制でき、ひいては、メス型端子とオス型
端子との間に接触不良が起こることを抑制することが可能となる。
また、上述したロボットにおいては、オス型端子には、オス型端子カバーが設けられて
おり、オス型端子カバーは、ハンド部が着脱機構部に取り付けられるに際して、メス型端
子カバー自体またはメス型端子カバーの周辺部に当接することによって、オス型端子の少
なくともメス型端子側を露出させることとしてもよい。
ハンド部は着脱機構部に着脱可能に取り付けられているので、ハンド部を取り換えるこ
とができる反面、オス型端子に作業員が触れる等して埃が付着し、オス型端子とメス型端
子との間に接触不良が起こる可能性がある。そこで、オス型端子にオス型端子カバーを設
けることで、オス型端子に埃が付着することを抑制でき、ひいては、オス型端子とメス型
端子との間に接触不良が起こることを抑制することが可能となる。また、オス型端子をメ
ス型端子に接触させるためにはオス型端子の少なくともメス端子側(先端側)を露出させ
る必要がある。この点、本発明は、着脱機構部にハンド部を取り付けることに伴って、半
ば自動的にオス型端子が露出されるので、オス型端子を露出させるための手間を削減する
ことが可能となる。
また、上述したロボットにおいては、挿入用貫通穴の径は、最小部からメス型端子側に
向けて大きくなるように形成されていることとしても良い。
メス型端子側に(メス型端子カバー内に)埃や作業員の指等が進入することを防止する
観点に立つと、当然ながら、挿入用貫通穴の径は小さい方が良い。この反面、挿入用貫通
穴の径を小さくすると、オス型端子が挿入用貫通穴の内壁に接触することで、オス型端子
に対してメス型端子から離れる方向に力が作用して、オス型端子とメス型端子との間で接
触不良が起こる可能性がある。この点、本発明は、挿入用貫通穴の径を最小部では小さく
することで、メス型端子側に(メス型端子カバー内に)埃や作業員の指等が進入すること
を抑制しつつも、挿入用貫通穴の径を最小部からメス型端子側に向けて大きく形成するこ
とで、オス型端子の先端側と挿入用貫通穴の内壁との間隔を大きくすることができる。従
って、ハンド部が着脱機構部に対して変位することに伴ってオス型端子の先端側が撓んで
も、オス型端子が挿入用貫通穴の内壁に接触することを抑制でき、ひいては、オス型端子
に対してメス型端子から離れる方向に力が作用することを抑制することができる。この結
果、オス型端子とメス型端子との間で接触不良が起こることを抑制できる。
また、上述したロボットにおいては、挿入用貫通穴は、オス型端子が挿入される入口側
の端面に、最小部を有することとしてもよい。
こうすれば、ハンド部のオス型端子が精度良く組み付けられていない場合、オス型端子
が挿入用貫通穴に挿入できないので、ハンド部を着脱機構部に取り付けることができない
。オス型端子の組み付け精度が悪いハンド部を無理に着脱機構部に取り付けると、オス型
端子が挿入用貫通穴に接触した状態となるため、取り付け当初は動作していても、動作の
途中で、オス型端子とメス型端子との接触不良が発生し易くなる。この点で、本発明では
、オス型端子の組み付け精度が悪いハンド部は初めから着脱機構部に取り付けることがで
きないので、動作中に接触不良が発生することを抑制できる。
また、上述したロボットにおいては、オス型端子は、外周面の少なくとも一部が、オス
型端子の基部側から先端側に向けて拡径した形状であることとしてもよい。
こうすれば、ハンド部が着脱機構部に取り付けられた状態でオス型端子が挿入用貫通穴
の内壁に接触すると、オス型端子の基部側から先端側に向けて拡径した形状がメス型端子
方向の力を受ける。この結果、オス型端子が挿入用貫通穴の内壁に接触した場合であって
も、オス型端子とメス型端子との間で接触不良が起こることを抑制できる。
また、上述したロボットにおいては、挿入用貫通穴の内壁とオス型端子との間隔は、最
狭部からメス型端子側に向けて広くなっていることとしてもよい。
このようにした場合も、上述したように、オス型端子が挿入用貫通穴の内壁に接触する
ことを抑制できるので、オス型端子とメス型端子との間で接触不良が起こることを抑制で
きる。
また、上述したロボットにおいては、前記オス型端子の径は、最大部から前記メス型端
子側に向けて小さく形成されていることとしても良い。
このようにした場合も、上述したように、オス型端子が挿入用貫通穴の内壁に接触する
ことを抑制できるので、オス型端子とメス型端子との間で接触不良が起こることを抑制で
きる。
また、本発明のロボットは次の構成を採用してもよい。すなわち、
本体部と、
前記本体部に接続され、前記制御部に動作を制御されるアーム部と、
前記アーム部の先端側に設けられた力覚センサーと、
前記力覚センサーに設けられた着脱機構部と、
前記着脱機構部に着脱可能に取り付けられて対象物に接触するハンド部と
を備えたロボットであって、
前記アーム部と前記着脱機構部とは前記力覚センサーの開口部を通る配線によって接続
されることとしてもよい。
このような構成を有する本発明のロボットにおいては、アーム部と着脱機構部とは、力
覚センサーの開口部を通された配線によって電気的に接続されている。従って、この配線
がロボット周辺に存在する物体や作業員と接触して断線することを防止できる。この結果
、ロボットの動作中において該動作に必要な電気的接続が遮断されることを抑制すること
が可能となる。
本実施例のロボットの大まかな構造を示す説明図である。 ハンド部がアーム部に取り付けられる様子を示す分解斜視図である。 ハンド部を換装する様子を示す説明図である。 メス型端子カバーおよびオス型端子カバーを示す斜視図である。 着脱機構部にハンド部が取り付けられる際の、メス型端子およびオス型端子の周辺部を示す説明図である。 メス型端子カバーの挿入用貫通穴の形状等を説明するための説明図である。 変形例の挿入用貫通穴およびオス型端子を示す説明図である。 別形態のロボットを示す説明図である。
A.実施例 :
以下では、上述した本願発明の内容を明確にするために、実施例について説明する。
図1は、本実施例のロボット100の大まかな構造を示す説明図である。図1に示され
るように、本実施例のロボット100は、本体部130と、基部側が本体部130に接続
されるとともに複数の関節を有するアーム部120と、力覚センサー140および着脱機
構部150を介してアーム部120の先端側に取り付けられるとともに対象物を把持する
ハンド部110等から構成される。
これらのうち、力覚センサー140は、ハンド部110にかかる力やモーメントを検出
するためのセンサーであり、着脱機構部150は、ハンド部110をアーム部120の先
端側に着脱可能に取り付けるための装置である。また、本体部130には、アーム部12
0やハンド部110を動作させるためのモーターや、力覚センサー140等に電源を供給
するための電源供給部や、力覚センサー140による検出結果を参照しながら、アーム部
120やハンド部110の動作を制御する制御部等が設けられている。これにより、本実
施例のロボット100は、たとえば対象物を把持して搬送するといった動作を行うことが
できる。
図2は、力覚センサー140および着脱機構部150を介して、ハンド部110がアー
ム部120に取り付けられる様子を示す分解斜視図である。図2に示されるように、アー
ム部120内には本体部130に接続された配線(フラットケーブル)w1,w2が通さ
れている。力覚センサー140には、アーム部120側から着脱機構部150側に向けて
配線用貫通穴141(開口部)が形成されている。アーム部120から延びる配線w1は
、配線用貫通穴141の内壁に設けられたコネクタ(図示せず)に接続されている。この
ように配線w1を接続することにより、本体部130の電力供給部から力覚センサー14
0に対して電力が供給されるとともに、本体部130の制御部と力覚センサー140との
間で各種信号の送受信が可能となる(アーム部120と力覚センサー140とが電気的に
接続される)。
これに対して、アーム部120から延びる配線w2は、力覚センサー140の配線用貫
通穴141をそのまま通されて、着脱機構部150の力覚センサー140側に設けられた
コネクタ151に接続されている(アーム部120と着脱機構部150とが電気的に接続
されている)。また、着脱機構部150には係止孔152が形成され、ハンド部110に
は着脱機構部150側に突出させて係止片111が形成されている。着脱機構部150の
係止孔152に、ハンド部110の係止片111を挿入させることによって、ハンド部1
10が着脱機構部150に取り付けられる。この際、着脱機構部150のハンド部110
側に設けられたメス型端子(バンプ型端子、ここでは図示せず)に、ハンド部110の着
脱機構部150側に設けられたオス型端子112(スプリングピン型端子)が接触する(
メス型端子とオス型端子とが電気的に接続されている)。オス型端子112は、基部がバ
ネによってメス型端子側に付勢されているので(スプリングピン型端子であるので)、オ
ス型端子112はメス型端子に押しつけられた状態で接触する。
このように、配線w2が着脱機構部150のコネクタ151に接続され、着脱機構部1
50のメス型端子にハンド部110のオス型端子112が接触することにより、本体部1
30の電力供給部から着脱機構部150を介してハンド部110に電力が供給されるとと
もに、本体部130の制御部とハンド部110との間で着脱機構部150を介して各種信
号の送受信が可能となる(アーム部120とハンド部110とが電気的に接続される)。
以上のように、本実施例のロボット100は、アーム部120と着脱機構部150とは
、力覚センサー140の配線用貫通穴141を通された配線によって電気的に接続されて
いる。また、着脱機構部150にハンド部110を取り付けることで、互いに向き合った
部位に設けられたメス型端子(第1端子)とオス型端子(第2端子)112とが接触して
、着脱機構部150とハンド部110とが電気的に接続される。従って、該配線がロボッ
ト周辺に存在する物体や作業員と接触して断線することを防止できる。加えて、着脱機構
部150とハンド部110との電気的な接続を容易にしつつ、これらの端子がロボット周
辺に存在する物体や作業員と接触して端子同士が離れることを防止できる。
さらに、着脱機構部150とハンド部110とは、オス型端子がメス型端子側に付勢さ
れる(メス型端子に押しつけられる)ことによって電気的に接続されている。従って、ハ
ンド部110に力が作用してハンド部110が着脱機構部150に対して変位しても、端
子同士が離れることを抑制できる。これらの結果、ロボット100の動作中において該動
作に必要な電気的接続が遮断されることを抑制することが可能となる。
ここで、上述したようにハンド部110は着脱機構部150に対して着脱可能となって
おり、図3に示すように、把持しようとする対象物に応じてハンド部110を換装するこ
とで、様々な対象物を把持することができる。このようにハンド部110を換装する機会
があると、着脱機構部150のメス型端子やハンド部110のオス型端子112に作業員
が触れる等して埃が付着し、メス型端子とオス型端子112との間に接触不良が起こる可
能性がある。そこで、本実施例のロボット100では、メス型端子およびオス型端子11
2のそれぞれにカバーを設けている。
図4(a)は、メス型端子に設けられたメス型端子カバーを示す斜視図である。上述し
たようにメス型端子153は着脱機構部150のハンド部110側に設けられており、メ
ス型端子153には、該メス型端子153を覆うようにして、合成樹脂等によって形成さ
れたメス型端子カバー154が設けられている。メス型端子カバー154のメス型端子1
53と対向する位置には、挿入用貫通穴154aが形成されている。この挿入用貫通穴1
54aには、着脱機構部150にハンド部110が取り付けられる際にハンド部110の
オス型端子112が挿入される。
図4(b)は、オス型端子112に設けられたオス型端子カバーを示す斜視図である。
オス型端子112には、オス型端子112を覆うようにして、合成樹脂等によって形成さ
れたオス型端子カバー113が設けられている。オス型端子カバー113には、着脱機構
部150にハンド部110が取り付けられる際にオス型端子112の先端側が露出される
露出用貫通穴113aが形成されている。
図5は、着脱機構部150にハンド部110が取り付けられる際の、メス型端子153
およびオス型端子112の周辺部を示す説明図である。図5(a)には着脱機構部150
にハンド部110が取り付けられる前の様子が示されており、図5(b)には着脱機構部
150にハンド部110が取り付けられた後の様子が示されている。
図5(a)に示されるように、オス型端子カバー113は、おおまかには、オス型端子
112の基部側を覆う固定カバー113bと、移動カバー113cとから構成されている
。移動カバー113cの露出用貫通穴113aにはオス型端子112の先端側が挿入され
ており、移動カバー113cは固定カバー113bに対してオス型端子112の軸方向に
移動可能に設けられている。図5(a)に示されるように、ハンド部110が着脱機構部
150に取り付けられていない状態では、移動カバー113cはバネ113dに付勢され
てオス型端子112の先端側に移動され、オス型端子112の先端側が露出用貫通穴11
3aに収納された状態となっている。
この状態で、ハンド部110が着脱機構部150に取り付けられると、図5(b)に示
されるように、移動カバー113cは、メス型端子カバー154に当接することによって
、バネ113dの復元力に対抗しながらオス型端子112の基部側に移動される。これに
よって、オス型端子112の先端側は、露出用貫通穴113aから露出するとともに、メ
ス型端子カバー154の挿入用貫通穴154aに挿入されて、メス型端子153に押しつ
けられる(オス型端子112とメス型端子153とが電気的に接続される)。
以上のように本実施例のロボット100は、メス型端子153にメス型端子カバー15
4を設けているので、メス型端子153に埃が付着することを抑制でき、ひいては、メス
型端子153とオス型端子112との間に接触不良が起こることを抑制することが可能と
なる。
また、オス型端子112にオス型端子カバー113を設けているので、オス型端子11
2に埃が付着することを抑制でき、ひいては、オス型端子112とメス型端子153との
間に接触不良が起こることを抑制することが可能となる。さらに、ハンド部110が着脱
機構部150に取り付けられる際に、移動カバー113cは、メス型端子カバー154に
当接することによって、バネ113dの復元力に対抗しながらオス型端子112の基部側
に移動される。従って、着脱機構部150に対するハンド部110の取り付けに伴って、
自動的にオス型端子112が露出されるので、オス型端子112を露出させるための手間
を削減することが可能となる。
図6は、メス型端子カバー154の挿入用貫通穴154aの形状等を説明するための説
明図である。図6に示されるように、挿入用貫通穴154aは、オス型端子112の基部
側の端部(以下「入口端部」という)からメス型端子153側の端部(以下「出口端部」
という)に向けて徐々に大きく形成されている。例えば、オス型端子112として外径が
0.8mm〜1.3mmの端子を採用した場合は、挿入用貫通穴154aの入口端部の径
aは1.4mm〜2.1mmに形成され、挿入用貫通穴154aの出口端部の径bは2.
2mm〜3.0mmに形成されている。
すなわち、挿入用貫通穴154aの内壁とオス型端子112との間隔に着目すると、こ
の間隔は、挿入用貫通穴154aの入口端部(最狭部)から出口端部にかけて、間隔cか
ら間隔dに徐々に大きく(広く)なっている。
ここで、メス型端子153側に(メス型端子カバー154内に)埃や作業員の指等が進
入することを防止する観点に立つと、当然ながら、挿入用貫通穴154aの径は小さい方
が良い。この反面、挿入用貫通穴154aの径を小さくすると、オス型端子112が挿入
用貫通穴154aの内壁に接触することで、オス型端子112に対してメス型端子153
から離れる方向に力が作用して、オス型端子112とメス型端子153との間で接触不良
が起こる可能性がある。
この点、本実施例では、挿入用貫通穴154aの径を入口端部(最小部)では小さくす
ることで、メス型端子153側に(メス型端子カバー154内に)埃や作業員の指等が進
入することを抑制する。その一方で、挿入用貫通穴154aの径を入口端部(最小部)か
ら出口端部に向けて大きく形成することで、オス型端子112の先端側と挿入用貫通穴1
54aの内壁との間隔を大きくすることができる。従って、ハンド部110が着脱機構部
150に対して変位することに伴って、オス型端子112の先端側が撓んでもオス型端子
112が挿入用貫通穴154aの内壁に接触することを抑制でき、ひいては、オス型端子
112に対してメス型端子153から離れる方向に力が作用することを抑制することがで
きる。この結果、オス型端子112とメス型端子153との間で接触不良が起こることを
抑制できる。
また、上述のように挿入用貫通穴154aが形成されると、自ずと挿入用貫通穴154
aの内壁はメス型端子153側を向いた面となる。従って、オス型端子112が挿入用貫
通穴154aの内壁に接触すると、メス型端子153側を向いた面によって、オス型端子
112はメス型端子153方向への力を受ける。この結果、オス型端子112が挿入用貫
通穴154aの内壁に接触した場合であっても、オス型端子112とメス型端子153と
の間で接触不良が起こることを抑制できる。
加えて、挿入用貫通穴154aの入口端部の内径が最小となっているので(入口側の端
面に最小部が形成されているので)、ハンド部110のオス型端子112が精度良く組み
付けられていない場合、オス型端子112が挿入用貫通穴154aに挿入できないので、
ハンド部110を着脱機構部150に取り付けることができない。オス型端子112の組
み付け精度が悪いハンド部110を無理に着脱機構部150に取り付けると、オス型端子
112が挿入用貫通穴154aに接触した状態となるため、取り付け当初は動作していて
も、動作の途中で、オス型端子112とメス型端子153との接触不良が発生し易くなる
。この点で、本実施例では、オス型端子112の組み付け精度が悪いハンド部110は初
めから着脱機構部150に取り付けることができないので、動作中に接触不良が発生する
ことを抑制できる。
また、図6に示されるように、メス型端子153の径e(例えば、3.1mm〜3.9
mm)は、挿入用貫通穴154aの出口端部の径b(例えば、2.2mm〜3.0mm)
よりも大きく形成されている。従って、ハンド部110が着脱機構部150に対して変位
することに伴って、オス型端子112の先端側が撓んでも、オス型端子112の先端部が
メス型端子153から外れた位置にズレてしまうことを抑制でき、ひいては、オス型端子
112とメス型端子153との間で接触不良が起こることを抑制できる。
尚、挿入用貫通穴154aおよびオス型端子112は、図6を用いて上述した形状以外
にも種々の形状に形成することができる。以下では、挿入用貫通穴154aおよびオス型
端子112の変形例について説明する。
B.変形例 :
図7は、変形例の挿入用貫通穴154aおよびオス型端子112を示す説明図である。
図7(a)に示すように、オス型端子112の先端側にいくにつれて(メス型端子153
側に向けて)オス型端子112の径を大きく形成することによって、オス型端子112の
外周面がオス型端子112の基部側を向いた形状(オス型端子の基部側から先端側に向け
て拡径した形状)にしてもよい。こうすれば、オス型端子112が挿入用貫通穴154a
の内壁に接触すると、該内壁のメス型端子153側を向いている面にオス型端子112の
基部側を向いている面(オス型端子の基部側から先端側に向けて拡径した形状)が接触す
ることによって、オス型端子112はメス型端子153方向の力を受ける。この結果、オ
ス型端子112が挿入用貫通穴154aの内壁に接触した場合であっても、オス型端子1
12とメス型端子153との間で接触不良が起こることを抑制できる。
また、図7(b)に示すように、オス型端子112の先端側にいくにつれて(メス型端
子153側に向けて)オス型端子112の径を小さく形成してもよい。これすれば、オス
型端子112の先端側と挿入用貫通穴154aの内壁との間隔を更に大きくとることがで
きるので、ハンド部110が着脱機構部150に対して変位することに伴ってオス型端子
112の先端側が撓んでも、オス型端子112が挿入用貫通穴154aの内壁に接触する
ことを抑制でき、ひいては、オス型端子112に対してメス型端子153から離れる方向
に力が作用することを抑制することができる。従って、オス型端子112とメス型端子1
53との間で接触不良が起こることを抑制できる。
また、図7(c)に示すように、挿入用貫通穴154aの径は、挿入用貫通穴154a
の入口端部から中途部までは一定に形成し、中途部から出口端部に向けて大きく形成する
こととしてもよい。また、図7(d)に示すように、挿入用貫通穴154aの径は、挿入
用貫通穴154aの入口端部から第1中途部に向けて小さく形成し、第1中途部から第2
中途部までは一定に形成し、第2中途部から出口端部に向けて大きく形成することとして
もよい。これらのように形成した場合も、上述した実施例と同様の効果を得ることが可能
となる。
以上、本実施例および変形例のロボットについて説明したが、本発明は上記の実施例あ
るいは変形例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で
実施することが可能である。
たとえば、上述した実施例では、横方向から対象物を把持するものとして説明したが、
図8(a)に示すように、上方から対象物を把持するようにしても良い。また、上述した
実施例では、本体部130に1つのアーム部120が接続されているものとして説明した
が、図8(b)に示すように、本体部130に複数のアーム部120が接続されているよ
うにしても良い。
100…ロボット、 110…ハンド部、 112…オス型端子、
113…オス型端子カバー、 113a…露出用貫通穴、 113b…固定カバー、
113c…移動カバー、 120…アーム部、 130…本体部、
140…力覚センサー、 141…配線用貫通穴、 150…着脱機構部、
153…メス型端子、 154…メス型端子カバー、 154a…挿入用貫通穴

Claims (9)

  1. 制御部を有する本体部と、
    基部側が前記本体部に接続され、前記制御部に動作を制御されるアーム部と、
    前記アーム部の先端側に設けられた力覚センサーと、
    前記力覚センサーに設けられた着脱機構部と、
    前記着脱機構部に着脱可能に取り付けられて対象物に接触するハンド部と
    を備えたロボットであって、
    前記力覚センサーには配線用貫通穴が設けられ、前記アーム部と前記着脱機構部とは前
    記配線用貫通穴を通る配線によって電気的に接続されており、
    前記着脱機構部の前記ハンド部側の部位には第1端子が設けられ、前記ハンド部の前記
    着脱機構部側の部位には第2端子が設けられ、
    前記ハンド部が前記着脱機構部に取り付けられると、前記第1端子および前記第2端子
    のうち少なくとも一方の端子が他方の端子側に付勢されながら接触することによって、前
    記ハンド部と前記着脱機構部とが電気的に接続されることを特徴とするロボット。
  2. 請求項1に記載のロボットであって、
    前記第1端子がメス型端子および前記第2端子がオス型端子、または前記第1端子がオ
    ス型端子および前記第2端子がメス型端子のいずれかであり、
    前記メス型端子には、前記オス型端子が挿入される挿入用貫通穴が形成されたメス型端
    子カバーが設けられている
    ことを特徴とするロボット。
  3. 請求項2に記載のロボットであって、
    前記オス型端子には、オス型端子カバーが設けられており、
    前記オス型端子カバーは、前記ハンド部が前記着脱機構部に取り付けられるに際して、
    前記メス型端子カバー自体または前記メス型端子カバーの周辺部に当接することによって
    、前記オス型端子の少なくとも前記メス型端子側を露出させる
    ことを特徴とするロボット。
  4. 請求項2または請求項3に記載のロボットであって、
    前記挿入用貫通穴の径は、最小部から前記メス型端子側に向けて大きく形成されている
    ことを特徴とするロボット。
  5. 請求項4に記載のロボットであって、
    前記挿入用貫通穴は、前記オス型端子が挿入される入口側の端面に、前記最小部を有す

    ことを特徴とするロボット。
  6. 請求項4または請求項5に記載のロボットであって、
    前記オス型端子は、外周面の少なくとも一部が、前記オス型端子の基部側から先端側に
    向けて拡径した形状である
    ことを特徴とするロボット。
  7. 請求項2または請求項3に記載のロボットであって、
    前記挿入用貫通穴の内壁と前記オス型端子との間隔は、最狭部から前記メス型端子側に
    向けて広くなっている
    ことを特徴とするロボット。
  8. 請求項2または請求項3に記載のロボットであって、
    前記オス型端子の径は、最大部から前記メス型端子側に向けて小さく形成されている
    ことを特徴とするロボット。
  9. 本体部と、
    前記本体部に接続され、前記制御部に動作を制御されるアーム部と、
    前記アーム部の先端側に設けられた力覚センサーと、
    前記力覚センサーに設けられた着脱機構部と、
    前記着脱機構部に着脱可能に取り付けられて対象物に接触するハンド部と
    を備えたロボットであって、
    前記アーム部と前記着脱機構部とは前記力覚センサーの開口部を通る配線によって接続
    される
    ことを特徴とするロボット。
JP2013226525A 2013-10-31 2013-10-31 ロボット Pending JP2015085449A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013226525A JP2015085449A (ja) 2013-10-31 2013-10-31 ロボット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013226525A JP2015085449A (ja) 2013-10-31 2013-10-31 ロボット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015085449A true JP2015085449A (ja) 2015-05-07

Family

ID=53048805

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013226525A Pending JP2015085449A (ja) 2013-10-31 2013-10-31 ロボット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015085449A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019098417A (ja) * 2017-11-28 2019-06-24 キヤノン株式会社 ロボット装置およびロボット装置に着脱可能な力覚センサ
JP2020056770A (ja) * 2018-12-18 2020-04-09 株式会社トライフォース・マネジメント 力覚センサ
JP2021152550A (ja) * 2019-02-13 2021-09-30 株式会社トライフォース・マネジメント 力覚センサ

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019098417A (ja) * 2017-11-28 2019-06-24 キヤノン株式会社 ロボット装置およびロボット装置に着脱可能な力覚センサ
JP7305298B2 (ja) 2017-11-28 2023-07-10 キヤノン株式会社 力センサ、力センサの制御方法、ロボットシステム、ロボットシステムの制御方法、ロボットシステムを用いた物品の製造方法、制御プログラム及び記録媒体
JP2020056770A (ja) * 2018-12-18 2020-04-09 株式会社トライフォース・マネジメント 力覚センサ
JP2021152550A (ja) * 2019-02-13 2021-09-30 株式会社トライフォース・マネジメント 力覚センサ
JP2021182014A (ja) * 2019-02-13 2021-11-25 株式会社トライフォース・マネジメント 力覚センサ
JP2022000661A (ja) * 2019-02-13 2022-01-04 株式会社トライフォース・マネジメント 力覚センサ
JP7004368B2 (ja) 2019-02-13 2022-01-21 株式会社トライフォース・マネジメント 力覚センサ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8858271B2 (en) Speaker interconnect
US7790984B2 (en) Apparatus for controlling cable of robot
JP5852296B1 (ja) コネクタ
JP2011038545A (ja) ケーブル類保護案内装置
US9564708B2 (en) Electrical connector
US20210370498A1 (en) Assembly for a Robot, and Robot Device
JP2015085449A (ja) ロボット
JPWO2016174980A1 (ja) コネクタ
JP2016091594A (ja) レバー式コネクタ
KR20160023806A (ko) 커넥터 및 이것을 사용한 툴 교환 장치
JP2020066067A (ja) ロボットハンドおよびロボットシステム
JP2014075298A (ja) 端子用スペーサ
JP2018045817A (ja) 係止機構、コネクタ、及び、ワイヤハーネス
JP2014093299A (ja) ロケーター及びワイヤー停止装置、手動圧着工具、コネクターを配置し且つ保持するための方法、及び、システム
JP2009211903A (ja) 丸型端子用スクリューレス端子台
US20180219448A1 (en) Device for attaching/detaching idler horn for actuator module
JP6240001B2 (ja) 雄端子
US9925673B2 (en) Power supplying module
JP4778330B2 (ja) チャック装置
JP2008084672A (ja) 合体解除治具
US10158198B2 (en) Signal module and signal relay device
JP2017059347A (ja) ワイヤハーネス
CN109638530B (zh) 电连接器
JP2021077599A5 (ja)
JP4804113B2 (ja) ロボットハンド

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20160616

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20160624