JP2008084672A - 合体解除治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】係合部を破損させることなく短時間でプレート状ハウジングを分離することが可能な合体解除治具を提供する。
【解決手段】合体解除治具1はコネクタ2のプレート状ハウジング3a,3b同士を分離する。一方のプレート状ハウジング3aには相手方のコネクタに近づく方向を案内する案内リブ8が設けられている。コネクタ2はプレート状ハウジング3a,3b同士を固定する係合部6を複数備えている。合体解除治具1はコネクタ2に接離する治具本体12と治具本体12を案内可能なガイド部13と係合部6各々に対応して設けられた解除部14を備えている。解除部14は治具本体12がコネクタ2に近づくのにしたがって対応する係合部6のプレート状ハウジング3a,3b同士の固定を解除する。
【選択図】図4

Description

本発明は、コネクタの互いに積層された複数のプレート状ハウジング同士を分離するための合体解除治具に関する。
移動体としての自動車には、多種多様な電子機器が搭載される。前記自動車は、前記電子機器に電力や制御信号などを伝えるために、ワイヤハーネスを配索している。ワイヤハーネスは、複数の電線と、コネクタと、を備えている。電線は、導電性の芯線と、該芯線を被覆する絶縁性の被覆部と、を備えた所謂被覆電線である。
前述したコネクタは、端子金具と、複数のプレート状ハウジングとを備えている。端子金具は、導電性の板金などからなり、電線接続部と電気接触部とを備えている。電線接続部には、前述の電線が電気的及び機械的に接続される。電気接触部は、コネクタに嵌合する相手方のコネクタの端子金具の電気接触部と電気的に接続する。
プレート状ハウジングは、絶縁性の合成樹脂からなり平板状に形成されている。プレート状ハウジングは、それぞれ、端子金具が取り付けられる。プレート状ハウジングは、複数が積層される。このため、プレート状ハウジングには、互いに積層されたもの同士を固定するための係合部が設けられている。係合部は、互いに積層される二つのプレート状ハウジングのうちの一方のプレート状ハウジングに設けられた係合凹部と、一端部が他方のプレート状ハウジングに連なりかつ該他方のプレート状ハウジングから一方のプレート状ハウジングに向かって延在しているとともに他端部が前記係合凹部と係合する係合凸部とを備えている。前述したコネクタは、端子金具を取り付けられたプレート状ハウジングが複数積層されて組み立てられる。
前述したコネクタのプレート状ハウジング同士を分離するためには、従来から種々の治具(例えば、特許文献1参照)が用いられてきた。特許文献1に示された治具は、先細の棒状に形成されたこじり操作部を有しており、各係合部の係合凸部と前述した一方のプレート状ハウジングとの間に先端部が挿入されることで、係合凹部と係合凸部との係合を解除する。
特開2005−25997号公報
前述した特許文献1に示された治具では、複数設けられた係合部の係合凹部と係合凸部との係合を一つずつ解除しなければならなかった。このため、作業にかかる所要時間が長時間化する傾向であった。また、前述した特許文献1に示された治具では、係合凸部をこじる際にガイドとなるものがないので、作業員によっては、係合凸部を必要以上にこじりすぎて、該係合凸部などを破損させてしまうことがあった。
したがって、本発明の目的は、係合部を破損させることなく短時間でプレート状ハウジングを分離することが可能な合体解除治具を提供することにある。
前述した課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の合体解除治具は、端子金具を保持するプレート状ハウジングが複数積層されて構成されたコネクタの前記プレート状ハウジング同士を分離するための合体解除治具であって、前記コネクタは、複数のプレート状ハウジングのうちの少なくとも一つに設けられて相手方のコネクタと嵌合する際に該相手方のコネクタに近づく方向を案内する案内部と、前記プレート状ハウジング同士を固定する係合部と、を備えており、前記コネクタに接離する治具本体と、前記治具本体に設けられ、かつ前記案内部と接触して前記治具本体を案内可能なガイド部と、前記係合部各々に対応して複数設けられ、かつ前記治具本体が前記コネクタに近づくのにしたがって、対応する前記係合部の前記プレート状ハウジング同士の固定を解除する解除部と、を備えたことを特徴としている。
請求項2に記載の本発明の合体解除治具は、請求項1に記載の合体解除治具において、前記ガイド部は、直線状に延在し、かつ、互いに間隔をあけて平行に複数設けられていることを特徴としている。
請求項3に記載の本発明の合体解除治具は、請求項1又は請求項2に記載の合体解除治具において、前記係合部は、互いに積層される二つのプレート状絶縁体のうちの一方から凸の凸部と、一端部が他方に連なりかつ該他方から前記一方に向かって延在して他端部が前記凸部と係合する係合片とを備え、前記解除部は、前記治具本体から直線状に延在した棒状部と、前記棒状部の前記コネクタ寄りの端に連なりかつ前記棒状部から離れるのにしたがって徐々に前記一方のプレート状ハウジングに近づくように先細に形成された先細部と、を備えて、前記治具本体が前記コネクタに近づくのにしたがって前記一方のプレート状ハウジングと前記係合片の前記他端部との間に前記先細部が侵入することを特徴としている。
請求項1に記載した本発明の合体解除治具によれば、解除部が係合部に対応して複数設けられているので、一度に、複数の係合部の解除を行うことができる。また、プレート状ハウジングに設けられた案内部に接触して、治具本体を案内するガイド部を備えているので、治具本体をコネクタに近づけて、係合部の解除を行う際の解除部の軌跡が常に一定となる。
請求項2に記載した本発明の合体解除治具によれば、ガイド部が複数設けられているので、係合部の解除中に、治具本体即ち解除部のコネクタに対する姿勢が変化することを防止できる。
請求項3に記載した本発明の合体解除治具によれば、解除部が先細部を備えかつ該先細部が係合片の他端部と凸部が設けられた一方のプレート状ハウジングとの間に侵入するので、係合部の解除を確実に行うことができる。
以上説明したように、請求項1に記載の本発明は、一度に複数の係合部の解除を行うことができるので、プレート状ハウジング同士の分離にかかる所要時間を短縮することができる。
また、治具本体をコネクタに近づけて、係合部の解除を行う際の解除部の軌跡が常に一定となるので、作業員によって、解除部の軌跡がばらつくことを防止でき、解除部が過度に係合部をこじることを防止できる。したがって、係合部の破損を防止できる。
このように、ガイド部と複数の解除部とを備えているので、治具本体をコネクタに近づけるだけで、複数の係合部の解除を一度に行うことができる。よって、係合部を破損させることなく短時間でプレート状ハウジングを分離することができる。
請求項2に記載の本発明は、係合部の解除中に、治具本体即ち解除部のコネクタに対する姿勢が変化することを防止できるので、解除部が過度に係合部をこじることを確実に防止できる。したがって、係合部の破損を確実に防止できる。
請求項3に記載の本発明は、解除部の先細部が係合片の他端部と凸部が設けられた一方のプレート状ハウジングとの間に侵入するので、係合部の解除を確実に行うことができる。
本発明の一実施形態にかかる端子金具の合体解除治具(以下、単に治具と記す)1を、図1ないし図11を参照して説明する。図1などに示す治具1は、自動車などに配索されるワイヤハーネスを構成するコネクタ2(図2及び図3に示す)のプレート状ハウジング3同士を分離する際に用いられる。
ワイヤハーネスは、複数の電線4(図2に示す)と、コネクタ2(図2及び図3に示す)とを備えている。電線4は、導電性の芯線と該芯線を被覆する絶縁性の被覆部とを備えた所謂被覆電線である。ワイヤハーネスは、前述したコネクタ2が図2中に二点鎖線で示す相手方のコネクタ5と嵌合するなどして、自動車に搭載される各種の電子機器に所望の信号や電力を供給する。
コネクタ2は、図2及び図3に示すように、図示しない複数の端子金具と、複数のプレート状ハウジング3と、複数の係合部6と、を備えている。
端子金具は、導電性の金属などで構成された板金で構成され、電線接続部と電気接触部とを備えている。電線接続部には、電線4が電気的及び機械的に接続される。電気接触部は、電線接続部に連なっている。電気接触部は、コネクタ2に嵌合する相手方のコネクタ5の端子金具と電気的に接続する。
プレート状ハウジング3は、図示例では、二つ設けられている。プレート状ハウジング3は、それぞれ、絶縁性の合成樹脂で構成され、平板状に形成されている。プレート状ハウジング3には、端子金具を収容して、該端子金具を取り付ける(保持する)端子収容溝が複数設けられている。端子収容溝は、それぞれが直線状に形成されており、互いに平行に配置されている。
前述した二つのプレート状ハウジング3は、互いに平行に積層されて、コネクタ2を構成する。二つのプレート状ハウジング3のうちの図2及び図3中上方に位置する一方のプレート状ハウジング3(以下、符号3aで示す)には、ロックアーム7と、案内部としての案内リブ8とが設けられている。このように、コネクタ2を構成する複数の二つのプレート状ハウジング3のうちの一つのプレート状ハウジング3aには、案内部としての案内リブ8が設けられている。
ロックアーム7は、相手方のコネクタ5のコネクタハウジングに設けられたロック受け部などに係合して、コネクタ2,5同士を嵌合させる。案内リブ8は、一方のプレート状ハウジング3aの外表面から凸に形成されている。案内リブ8は、一方のプレート状ハウジング3aの端子収容溝の長手方向に対して直交する方向の両端(幅方向の両端)に設けられている。案内リブ8は、端子収容溝の長手方向に沿って直線状に延在している。
こうして、案内リブ8は、コネクタ2,5同士の嵌合方向(矢印Kで示し、コネクタ2,5同士が嵌合する際に互いに近づく方向)に沿って、直線状に延在している。案内リブ8は、相手方のコネクタ5のコネクタハウジングに設けられた案内溝内に侵入して、コネクタ2,5同士が正規の状態で嵌合するように、これらのコネクタ2,5同士が近づく方向を案内する。
係合部6は、コネクタ2の幅方向の両端にそれぞれ一つ設けられている。このため、図示例では、係合部6は、二つ設けられている。それぞれの係合部6は、図8及び図9に示すように、一方のプレート状ハウジング3aに設けられた凸部9と、図2中下方に位置する他方のプレート状ハウジング3(以下、符号3bで示す)に設けられた係合片10と、を備えている。
凸部9は、一方のプレート状ハウジング3aの幅方向の両端に位置する外側面から凸に形成されている。係合片10は、他方のプレート状ハウジング3bの幅方向の両端に位置する外側面に設けられている。係合片10は、一端部10aが他方のプレート状ハウジング3bの一方のプレート状ハウジング3a寄りの縁に連なって、該一端部10aから一方のプレート状ハウジング3aに向かって延在して、他端部10bが自由端となっている。
係合片10は、他方のプレート状ハウジング3bの幅方向に沿って他端部10bが変位可能に、弾性変形自在となっている。係合片10の他端部10bと一端部10aとに亘って、貫通孔11が設けられている。係合片10は、貫通孔11内に凸部9を位置付けて、該凸部9と係合する。係合片10が凸部9と係合すると、凸部9が貫通孔11の他端部10b寄りの端に位置付けられる。このように、係合片10は、他端部10bが凸部9と係合する。
また、係合片10は、凸部9と係合すると、一方のプレート状ハウジング3aに重なる。前述した係合部6は、係合片10の他端部10bが凸部9に係合することで、プレート状ハウジング3a,3b同士を積層して、これらを互いに固定する。
治具1は、図1に示すように、治具本体12と、複数のガイド部13と、複数の解除部14とを備えている。治具本体12は、プレート状ハウジング3a,3b同士を分離する際に、コネクタ2に接離する。治具本体12は、作業部15と、操作部16とを備えている。作業部15は、一対の平行部17と、一つの連結部18とを備えている。平行部17は、それぞれが厚手の平板状に形成され、互いに間隔をあけて平行に配置されている。一対の平行部17間の間隔は、プレート状ハウジング3a,3bの幅と略等しく該幅よりも若干小さい。連結部18は、厚手の平板状に形成され、平行部17の一端同士を連結している。作業部15は、一対の平行部17と連結部18とを備えて、平面形状がコ字状に形成されている。
操作部16は、太めの棒状に形成され、一端が連結部18の中央部に連なっている。操作部16は、連結部18から平行部17と平行でかつ該平行部17と逆向きに直線状に延在している。
ガイド部13は、治具本体12の平行部17の各々に一つ設けられている。即ち、ガイド部13は、図示例では、二つ設けられている。ガイド部13は、平行部17の内面17aの外縁に連なり、かつ平行部17から操作部16と逆向きに延びている。ガイド部13は、直線状に延在した棒状に形成されている。複数のガイド部13は、互いに間隔をあけて平行に設けられている。ガイド部13は、図7に示すように、平行部17の内面17aから平行部17同士が近づく方向に伸びた内伸部19と、該内伸部19の平行部17から離れた側の端部から平行部17と平行に延びた平行伸部20とを、その全長に亘って備えている。
ガイド部13は、図7に示すように、平行伸部20が一対の案内リブ8間に位置しかつ案内リブ8の近傍に位置する。そして、ガイド部13は、治具本体12がコネクタ2に近づく際に、平行伸部20が案内リブ8に接触することで、治具本体12がコネクタ2に接離する方向(以下、接離方向と記す)を前述した嵌合方向Kと平行に保つ。なお、接離方向とは、治具1がコネクタ2に近づいて係合片10の係合を解除する際に、治具本体12がコネクタ2に対して相対的に移動する方向を示している。このように、ガイド部13は、治具本体12の接離方向に沿って直線状に延在している。
解除部14は、治具本体12の平行部17の各々に一つ設けられている。即ち、解除部14は、図示例では、二つ設けられている。解除部14は、係合部6と1対1で対応して設けられている。解除部14は、平行部17から操作部16と逆向きに直線状に延在している。二つの解除部14は、互いに間隔をあけて平行に配置されている。解除部14は、図1に示すように、治具本体12の平行部17から接離方向(ガイド部13の長手方向)に沿って直線状に延在した棒状部21と、該棒状部21の操作部16から離れた側の端(即ち、コネクタ2寄りの端)に連なった先細部22と、を一体に備えている。
棒状部21は、四角柱状に形成され、平行部17からコネクタ2に向かって延在している。棒状部21の厚みは、係合片10の厚みと略等しい。先細部22は棒状部21から離れるのにしたがって徐々に一方のプレート状ハウジング3aの外側面に近づくように先細に形成されている。前述した解除部14は、ガイド部13の平行伸部20が案内リブ8間に位置すると、嵌合方向K即ち接離方向に沿って、係合部6の係合片10の他端部10bと並ぶ位置に配置されている。
前述した構成の治具1を用いて、コネクタ2のプレート状ハウジング3a,3b同士を以下のように分離する。まず、図4に示すように、前述した嵌合方向K即ち接離方向に沿って、互いに対応する係合部6の係合片10の他端部10bと、解除部14とが並ぶ位置に、コネクタ2と治具1とを配置する。そして、作業員が操作部16などを把持して、治具1を徐々にコネクタ2に近づける。すると、図7に示すように、二つのガイド部13の平行伸部20が、二つの案内リブ8間に位置するとともに、図10に示すように、先細部22の先端が一方のプレート状ハウジング3aの外側面と係合片10の他端部10bとの間に侵入する。このように、先細部22は、治具本体12がコネクタ2に近づくのにしたがって一方のプレート状ハウジング3aの外側面と係合片10の他端部10bとの間に侵入する。すると、係合片10の他端部10bが一方のプレート状ハウジング3aの外側面から徐々に離れる。
さらに、治具1をコネクタ2に近づけると、図5及び図11に示すように、解除部14の棒状部21が一方のプレート状ハウジング3aの外側面と係合片10の他端部10bとの間に侵入する。すると、棒状部21の厚みと、係合片10の厚みが略等しいので、凸部9と係合片10との係合が解除されるまで、他端部10bが一方のプレート状ハウジング3aの外側面から離れる。こうして、係合片10の凸部9に対する係合が解除される。このように、解除部14は、治具1の治具本体12がコネクタ2に近づくのにしたがって、対応する係合部6のプレート状ハウジング3a,3b同士の固定を解除する。そして、図6に示すように、他方のプレート状ハウジング3bを一方のプレート状ハウジング3aから引き離して、プレート状ハウジング3a,3b同士を分離する。
本実施形態の治具1によれば、解除部14が係合部6に対応して複数設けられているので、一度に、複数の係合部6の解除を行うことができる。このため、プレート状ハウジング3a,3b同士の分離にかかる所要時間を短縮することができる。
また、治具1が、一方のプレート状ハウジング3aに設けられた案内リブ8に接触して、治具本体12を案内するガイド部13を備えているので、治具本体12をコネクタ2に近づけて、係合部6の解除を行う際の解除部14の軌跡が常に一定となる。このため、作業員によって、解除部14の軌跡がばらつくことを防止でき、解除部14が過度に係合部6をこじることを防止できる。したがって、係合部6の破損を防止できる。
このように、治具1は、ガイド部13と複数の解除部14とを備えているので、治具本体12をコネクタ2に近づけるだけで、複数の係合部6の解除を一度に行うことができる。よって、係合部6を破損させることなく短時間でプレート状ハウジング3a,3bを分離することができる。
また、治具1では、ガイド部13が複数設けられているので、係合部6の解除中に、治具本体12即ち解除部14のコネクタ2に対する姿勢が変化することを防止できる。このため、解除部14が過度に係合部6をこじることを確実に防止できる。したがって、係合部6の破損を確実に防止できる。
さらに、治具1は、解除部14が先細部22を備えかつ該先細部22が係合片10の他端部10bと凸部9が設けられた一方のプレート状ハウジング3aとの間に侵入するので、係合部6の解除を確実に行うことができる。
なお、前述した実施形態では、案内部としての案内リブ8が一方のプレート状ハウジング3aから凸に形成されているが、本発明では、案内部をプレート状ハウジング3a,3bの外表面から凹などの他の形状に形成しても良い。前述した実施形態では、案内部を一方(ひとつ)のプレート状ハウジング3aに二つ設けているが、本発明では、案内部を一つ又は三つ以上設けても良く、案内部を二つ以上のプレート状ハウジング3a,3bに設けても良い。前述した実施形態では、コネクタ2は、二つのプレート状ハウジング3a,3bを備えているが、本発明では、プレート状ハウジング3a,3bを三つ以上備えていても良い。
また、前述した実施形態では、係合部6が二つ設けられ、解除部14が二つ設けられているが、本発明では、係合部6を三つ以上設けかつ解除部14を三つ以上設けても良い。さらに、前述した実施形態では、治具1が、ガイド部13を二つ備えている。しかしながら、本発明では、治具1に、ガイド部13を一つ又は三つ以上設けても良い。さらに、本発明では、解除部14の構成を種々変更しても良い。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の一実施形態にかかる合体解除治具を示す斜視図である。 図1に示された合体解除治具でプレート状ハウジング同士が分離されるコネクタの斜視図である。 図2に示されたコネクタを分解して示す斜視図である。 図2に示されたコネクタと合体解除治具とを間隔をあけて並べた状態を示す斜視図である。 図4に示されたコネクタに合体解除治具を近づけた状態を示す斜視図である。 図5に示されたコネクタのプレート状ハウジング同士を分離した状態を示す斜視図である。 図4に示されたコネクタの案内リブ間に合体解除治具のガイド部の平行伸部が位置した状態を示す正面図である。 図2中のVIII−VIII線に沿う断面図である。 図2中のIX−IX線に沿う断面図である。 図8に示された係合片と一方のプレート状ハウジングとの間に合体解除治具の解除部の先細部が侵入した状態を示す断面図である。 図8に示された係合片と一方のプレート状ハウジングとの間に合体解除治具の解除部の棒状部が侵入した状態を示す断面図である。
符号の説明
1 合体解除治具
2 コネクタ
3 プレート状ハウジング
3a 一方のプレート状ハウジング
3b 他方のプレート状ハウジング
5 相手方のコネクタ
6 係合部
8 案内リブ(案内部)
9 凸部
10 係合片
10a 一端部
10b 他端部
12 治具本体
13 ガイド部
14 解除部
21 棒状部
22 先細部

Claims (3)

  1. 端子金具を保持するプレート状ハウジングが複数積層されて構成されたコネクタの前記プレート状ハウジング同士を分離するための合体解除治具であって、
    前記コネクタは、複数のプレート状ハウジングのうちの少なくとも一つに設けられて相手方のコネクタと嵌合する際に該相手方のコネクタに近づく方向を案内する案内部と、前記プレート状ハウジング同士を固定する係合部と、を備えており、
    前記コネクタに接離する治具本体と、
    前記治具本体に設けられ、かつ前記案内部と接触して前記治具本体を案内可能なガイド部と、
    前記係合部各々に対応して複数設けられ、かつ前記治具本体が前記コネクタに近づくのにしたがって、対応する前記係合部の前記プレート状ハウジング同士の固定を解除する解除部と、を備えたことを特徴とする合体解除治具。
  2. 前記ガイド部は、直線状に延在し、かつ、互いに間隔をあけて平行に複数設けられていることを特徴とする請求項1記載の合体解除治具。
  3. 前記係合部は、互いに積層される二つのプレート状絶縁体のうちの一方から凸の凸部と、一端部が他方に連なりかつ該他方から前記一方に向かって延在して他端部が前記凸部と係合する係合片とを備え、
    前記解除部は、前記治具本体から直線状に延在した棒状部と、前記棒状部の前記コネクタ寄りの端に連なりかつ前記棒状部から離れるのにしたがって徐々に前記一方のプレート状ハウジングに近づくように先細に形成された先細部と、を備えて、前記治具本体が前記コネクタに近づくのにしたがって前記一方のプレート状ハウジングと前記係合片の前記他端部との間に前記先細部が侵入することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の合体解除治具。
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