JPH1167470A - 調光スイッチ - Google Patents

調光スイッチ

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JPH1167470A
JPH1167470A JP9229954A JP22995497A JPH1167470A JP H1167470 A JPH1167470 A JP H1167470A JP 9229954 A JP9229954 A JP 9229954A JP 22995497 A JP22995497 A JP 22995497A JP H1167470 A JPH1167470 A JP H1167470A
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voltage
power supply
terminal
load
output voltage
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JP9229954A
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English (en)
Inventor
Kousuke Sasaki
工輔 佐々木
Yoshihisa Ishigami
義久 石神
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】交流電源の電圧変動によって、照明負荷の照度
がちらつくのを防止した調光スイッチを提供する。 【解決手段】電源端子t1 と共通端子t3 との間には、
トライアックTRC及び白熱灯Lからなる直列回路とダ
イオードブリッジDBとが並列に接続される。ダイオー
ドブリッジDBの直流出力端子間には抵抗R2 ,R1
直列回路が接続される。制御回路部4は、入力端子IN
1 に入力された可変抵抗器VRの設定電圧V1 を読み込
み、内部に設定されたテーブルから電圧V1 に応じた出
力電圧を選択する。制御回路部4は入力端子IN2 から
抵抗R2 ,R1 の接続点の電圧V 2 を読み込み、電圧V
2 から交流電源ACの電圧変動を検出し、白熱灯Lに供
給する出力電圧が所望の出力電圧となるように、トライ
アックTRCの導通位相角を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、照明負荷を所望の
調光レベルで点灯させるように操作される調光スイッチ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の調光スイッチとしては、電子ス
イッチング素子としてのトライアックを交流電源及び照
明負荷と直列に接続し、トライアックをターンオンさせ
るゲート回路を、トリガー素子としてのダイアック、可
変抵抗器、及びコンデンサで構成したものがあった。
【0003】このゲート回路では、交流電源を投入する
と可変抵抗器を介してコンデンサが充電され、コンデン
サの両端電圧がダイアックのブレークオーバ電圧に達す
ると、トライアックがトリガされて、ターンオンする。
トライアックは一旦ターンオンすると、次に交流電源の
電源電圧がゼロクロス点に達するまでオン状態を保つ。
すなわち、トライアックは、交流電源の交流半波ごとに
ダイアックによりトリガされて、その後電源電圧のゼロ
クロス点までオン状態を保つのである。したがって、可
変抵抗器の抵抗値を調整して、コンデンサの両端電圧が
ダイアックのブレークオーバ電圧に達するまでの時間を
調整することにより、トライアックの点弧期間(通電位
相角)を位相制御することにより、照明負荷を所望の調
光レベルで調光していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の調光スイッ
チでは、可変抵抗器の抵抗値とコンデンサの静電容量と
で設定される時定数によって、トライアックのトリガポ
イントが決まるので、周辺機器の動作などによって、交
流電源の電圧変動が発生すると、照明負荷に出力する出
力電圧が変動して、照明負荷の照度がちらつくという問
題があった。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みて為されたもの
であり、その目的とするところは、照明負荷の照度のち
らつきを防止した調光スイッチを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、交流電源と照明負荷との間に
挿入された位相制御素子と、照明負荷の照度を設定する
照度設定手段と、交流電源の電源電圧を検出する電圧検
出手段と、照度設定手段の設定照度と照明負荷へ出力す
る出力電圧との対応関係が設定されたテーブルを有し、
照度設定手段の設定照度に基づいてテーブルから出力電
圧を選択し、電圧検出手段の検出した電圧に応じて照明
負荷に所望の出力電圧を供給するように位相制御素子の
導通角を制御する制御手段とを備えているので、交流電
源の電圧変動に応じて位相制御素子の導通角を制御する
ことにより、照明負荷に所望の出力電圧を供給すること
ができる。
【0007】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、交流電源が電源端子と共通端子との間に接続さ
れ、照明負荷が負荷端子と共通端子との間に接続され、
位相制御素子が電源端子と負荷端子との間に接続される
とともに、電圧検出手段が電源端子と共通端子との間に
印加された電圧から交流電源の電圧変動を検出してお
り、請求項3の発明では、請求項2の発明において、制
御手段が、電源端子と共通端子との間に印加された電圧
の位相角度が略π/2の時点で、電圧検出手段の検出し
た電源電圧をサンプリングしているので、請求項1の発
明と同様に、交流電源の電圧変動に応じて位相制御素子
の導通角を制御することにより、照明負荷に所望の出力
電圧を供給することができる。
【0008】請求項4の発明では、請求項1の発明にお
いて、交流電源及び照明負荷からなる直列回路が電源端
子と負荷端子との間に接続され、位相制御素子が電源端
子と負荷端子との間に接続されるとともに、電圧検出手
段が電源端子と負荷端子との間に印加される電圧から交
流電源の電圧変動を検出しており、請求項5の発明で
は、請求項4の発明において、制御手段が、電源端子と
負荷端子との間に印加される電圧の位相角度が最小通電
位相角よりも小さい位相角度において、電圧検出手段の
検出した電源電圧をサンプリングしているので、交流電
源の電圧変動に応じて、即座に位相制御素子の導通角を
制御することにより、照明負荷に所望の出力電圧を供給
することができる。
【0009】請求項6の発明では、請求項1乃至5の発
明において、テーブルに設定された出力電圧の最大値
が、交流電源の電源電圧の変動範囲よりも小さい値なの
で、交流電源の電源電圧の変動範囲内であれば、全ての
照度設定範囲において、テーブルに規定された出力電圧
を保つことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。 (実施形態1)本実施形態の調光スイッチの回路図を図
1に示す。この調光スイッチでは、電源端子t1 と共通
端子t3 との間に交流電源ACが接続され、負荷端子t
2 と共通端子t3 との間に照明負荷たる白熱灯Lが接続
され、電源端子t1 と負荷端子t2 との間にフィルター
回路部1を介して位相制御素子たるトライアックTRC
が接続されており、所謂3線式の接続となっている。ト
ライアックTRCの両端間には、後述する発光ダイオー
ドLEDと共にフォトカプラPCを構成するフォトサイ
リスタPS及び抵抗R3 を介して、コンデンサC1 と抵
抗R4 からなる並列回路が接続され、抵抗R3 とコンデ
ンサC1 との接続点にトライアックTRCのゲートが接
続される。そして、トライアックTRC、フォトカプラ
PCを構成するフォトサイリスタPS、抵抗R3 ,R4
及びコンデンサC1 から負荷制御回路部2が構成され
る。
【0011】また、電源端子t1 と共通端子t3 との間
には、フィルター回路部1を介してダイオードブリッジ
DBの交流入力端子が接続されている。ダイオードブリ
ッジDBの直流出力端子間には、電圧検出手段たる抵抗
2 ,R1 の直列回路が接続されており、電源端子t1
と共通端子t3 との間に印加された電圧を抵抗R2 ,R
1 で分圧した電圧V2 から、交流電源ACの電圧変動を
検出することができる。
【0012】また、ダイオードブリッジDBの直流出力
端子間には、逆流防止用のダイオードD1 を介して電源
回路部3が接続される。電源回路部3の出力端子間に
は、白熱灯Lの照度を設定するための照度設定手段たる
可変抵抗器VRと、後述の制御手段たる制御回路部4と
が並列に接続されており、電源回路部3はダイオードブ
リッジDBの整流電圧を平滑して、制御回路部4に動作
電源Vddを供給する。また、可変抵抗器VRは電源回路
部3の出力電圧Vddを分圧した電圧V1 を制御回路部4
の入力端子IN1 に出力する。
【0013】制御回路部4の入力端子IN1 は、可変抵
抗器VRによって分圧された電圧V 1 が入力され、入力
端子IN2 は抵抗R1 ,R2 の接続点に接続される。ま
た、制御回路部4の出力端子OUTにはフォトサイリス
タPSと共にフォトカプラPCを構成する発光ダイオー
ドLEDが抵抗R5 を介して接続される。この調光スイ
ッチの動作を、図2(a)に示すフローチャートを参照
して説明する。
【0014】まず制御回路部4は、入力端子IN2 に入
力された電圧V2 を検出し、電圧V 2 より電源電圧のゼ
ロクロスから次のゼロクロスまでの時間(周期)t0
検出して(ステップS1 )、式(1)より電源電圧の周
波数fを求める(ステップS 2 )。 f=1/t0 ……(1) 次に、制御回路部4は、入力端子IN1 に入力された電
圧V1 を検出し(ステップS3 )、図2(b)に示すテ
ーブルTaから、電圧V1 に応じた出力電圧を選択する
(ステップS4 )。ここに、制御回路部4には図2
(b)に示すテーブルTaが設けられており、このテー
ブルTaには、可変抵抗器VRの設定電圧V 1 (Vdd
1/n,Vdd・2/n,…Vdd・n/n)と白熱灯Lに
供給する出力電圧(VO1 ,VO2 ,…VOn )との対
応関係が予め設定されている。例えば電圧V1 がVdd
n/nの場合、制御回路部4はテーブルTaから電圧V
1 に応じた出力電圧VOn を選択する。
【0015】その後、制御回路部4は、電源電圧の位相
角がπ/2における入力端子IN2の電圧V2 を検出し
(ステップS5 )、ステップS6 で式(2)の演算を行
って、その時点における電源電圧V3 を求める。 V3 =V2 ・(R1 +R2 )/(R1 ・√2) ……(2) さらに制御回路部4は、ステップS7 で式(3)の演算
を行い、所望の出力電圧VOn と電圧V3 とから、トラ
イアックTRCの通電位相角Xを求める。
【0016】 X=cos-1(2VOn /V3 −1) ……(3) ここで、制御回路部4は通電位相角Xが−1≦X≦1の
範囲内か否かを判断し(ステップS8 )、通電位相角X
が−1≦X≦1の範囲内にあれば、通電位相時間tn
n =X/(2πf)とし(ステップS9 )、通電位相
角Xが−1≦X≦1の範囲外であれば、通電位相時間t
n をtn =0として(ステップS9 )、次のゼロクロス
よりtn 秒後から位相πまで、出力端子OUTから発光
ダイオードLEDに信号を出力して、フォトサイリスタ
PSを導通させる。フォトサイリスタPSが導通する
と、抵抗R3 を介して抵抗R4 及びコンデンサC1 の並
列回路とに電流が流れ、抵抗R4 の両端電圧によってト
ライアックTRCがトリガされてターンオンし、電源電
圧の次のゼロクロスまでオン状態を保持する。尚、コン
デンサC1 はノイズ対策用に設けられており、その静電
容量値は小さい値に設定されているので、フォトサイリ
スタPSが導通するのと略同時にトライアックTRCが
トリガされてターンオンする。
【0017】ところで、周辺負荷の動作によって交流電
源ACの電源電圧が変動すると、抵抗R1 ,R2 の接続
点の電位V2 が変動し、テーブルTaから選択する出力
電圧が変化するので、制御回路部4は交流電源ACの電
圧変動に応じてトライアックTRCの通電位相時間を変
化させて、白熱灯Lに供給する出力電圧を略一定に保つ
ことができる。したがって、交流電源ACの電圧変動に
よって、白熱灯Lの照度がちらつくのを防止することが
できる。
【0018】尚、図3に示すように、白熱ランプLのか
わりに、蛍光灯(図示せず)を調光するための調光用安
定器5を接続しても良い。この調光スイッチは、図4に
示すように、壁面17に埋設されたスイッチボックス1
8に、上述の回路を納装した本体10がねじ13を用い
て固定される。本体10の前面にはプレート枠14が取
り付けられ、プレート枠14の前面には化粧プレート1
6が取り付けられる。ここで、プレート枠14及び化粧
プレート16にそれぞれ設けた開口14a,16aから
露出する本体10の部位には、可変抵抗器VRの抵抗値
を調整するための回転式のつまみ11’と、白熱灯Lを
点灯・消灯させるスイッチ12が配設されている。ま
た、スイッチボックス18には、交流電源ACや白熱灯
Lからの配線19が配線されており、配線19は本体1
0に接続される。
【0019】(実施形態2)本実施形態の調光スイッチ
の回路図を図5に示す。尚、基本的な構成は実施形態1
の調光スイッチと同様であるので、同一の構成要素に
は、同一の符号を付して、その説明を省略する。この調
光スイッチでは、電源端子t1 と負荷端子t2 との間に
交流電源AC及び白熱灯Lからなる直列回路が接続さ
れ、位相制御素子たるTRCがフィルター回路部1を介
して電源端子t1 と負荷端子t2 との間に接続されてお
り、所謂2線式の接続となっている。
【0020】また、電源端子t1 と負荷端子t2 との間
にはフィルター回路部1を介してダイオードブリッジD
Bの交流入力端子が接続されている。また、ダイオード
ブリッジDBの直流出力端子間には電圧検出手段たる抵
抗R2 ,R1 の直列回路が接続されており、電源端子t
1 と共通端子t3 との間に印加された電圧を抵抗R2
1 で分圧した電圧V2 から、交流電源ACの電圧変動
を検出することができる。
【0021】この調光スイッチの動作を、図6(a)に
示すフローチャートを参照して説明する。尚、ステップ
1 〜S4 までの動作は、実施形態1の調光スイッチと
同様であるので、その説明を省略する。制御回路部4
は、ステップS4 でテーブルTaより可変抵抗器VRの
設定電圧V2 に応じて例えば所望の出力電圧VOn を選
択すると、ステップS12で電源電圧のゼロクロスからt
1 秒後の入力端子IN2 の入力電圧V2 を検出し、ステ
ップS13で式(4)の演算を行い、その時点におけるダ
イオードブリッジDBの出力電圧V3'を求める。ここ
で、電源電圧のゼロクロスからt1 秒後における位相角
度は、最小通電位相角度よりも小さい位相角度となって
いる。
【0022】 V3'=V2 ・(R1 +R2 )/R1 ……(4) その後制御回路部4は、ステップS14で式(5)の演算
を行い、電源電圧のピーク電圧V3 を求める。 V3 =V3'/(√2sin(2πft1 )) ……(5) さらに制御回路部4は、ステップS15で式(6)の演算
を行って、所望の出力電圧VOn と電圧V3 から、トラ
イアックTRCの通電位相角Xを求める。
【0023】 X=cos-1(2VOn /V3 −1) ……(6) ここで、制御回路部4は、ステップS16において通電位
相角Xが−1≦X≦1の範囲内か否かを判断する。通電
位相角Xが−1≦X≦1の範囲内であれば、制御回路部
4は通電位相時間tn をtn =X/(2πf)とする
(ステップS17)。一方、通電位相角Xが−1≦X≦1
の範囲内になった場合、交流電源ACの電源電圧の方が
出力電圧VOn よりも低くなっているので、制御回路部
4は出力電圧を最大にするために、通電位相時間tn
n =t2 +αとする(ステップS 19)。ここで、t2
は最小通電位相時間であり、αは最小通電位相時間t2
に対するマージンである。
【0024】さらにステップS18で、制御回路部4は、
ステップS17の演算によって得られた通電位相時間tn
が最小通電位相時間t2 以上であれば、通電位相時間t
n をそのままの値とし、ステップS17の演算によって得
られた通電位相時間tn が最小通電時間t2 未満であれ
ば、通電位相時間tn をtn =t2 +αとする(ステッ
プS19)。そして、ステップS11で、制御回路部4は電
源電圧の次のゼロクロスよりtn 秒後から位相πまで出
力端子OUTから発光ダイオードLEDに信号を出力
し、フォトサイリスタPSを導通させる。フォトサイリ
スタPSが導通すると、抵抗R3 を介して抵抗R4 及び
コンデンサC1 の並列回路に電流が流れ、抵抗R4 の両
端電圧によりトライアックTRCがトリガされてターン
オンし、電源電圧の次のゼロクロスまでオン状態を保持
する。
【0025】ところで、テーブルTaには、可変抵抗器
VRの照度設定値に対応した出力電圧が予め設定されて
いるが、交流電源ACの電源電圧が所望の出力電圧を下
回った場合、ステップS18で通電位相時間tn が最小通
電位相時間t2 に制限されるため、白熱灯Lに供給する
出力電圧が変動する虞がある。そこで、テーブルTaに
設定された出力電圧の最大値VOn を、交流電源ACの
電源電圧変動時に想定される電源電圧の最小値よりも小
さい値に設定することにより、交流電源ACの電圧変動
が想定範囲内であれば、所望の出力電圧が最大値VOn
となった場合でも、通電位相時間tn を早めることによ
って、白熱灯Lに供給する出力電圧を略一定に保つこと
ができる。
【0026】例えば、交流電源ACの電源電圧VOの変
動幅を±10%、トライアックTRCの最小通電位相時
間t2 を2mSとし、テーブルTaに設定された出力電
圧の最大値VOn をVOn <0.8・VOと設定する
と、上述の演算によって求めた通電位相時間tn がtn
≧2.16mSとなるので、常にtn ≧t2 となり、通
電位相時間tn が最小通電位相時間t2 に制限されるこ
とがない。
【0027】この場合の調光スイッチの動作を図7
(a)に示すフローチャートを参照して説明する。尚、
ステップS1 〜S4 までの動作は実施形態1と同様であ
り、ステップS12〜S15までの動作は、上述の動作と同
様であるので、その説明を省略する。制御回路部4は、
ステップS15で通電位相角Xを演算すると、ステップS
20で通電位相時間tn をtn =X/(2πf)とし、ス
テップS11で電源電圧の次のゼロクロスよりtn 秒後か
ら位相角πまで、出力端子OUTから発光ダイオードL
EDに信号を出力し、フォトサイリスタPSを導通させ
る。フォトサイリスタPSが導通すると、抵抗R3 を介
して抵抗R4 及びコンデンサC1 の並列回路に電流が流
れ、抵抗R4 の両端電圧によりトライアックTRCがト
リガされてターンオンし、電源電圧の次のゼロクロスま
でオン状態を保持する。
【0028】この調光スイッチは、図8に示すように、
壁面17に埋設されたスイッチボックス18に、上述の
回路を納装した本体10がねじ13を用いて固定され
る。本体10の前面にはプレート枠14がねじ15を用
いて取り付けられ、プレート枠14の前面には化粧プレ
ート16が被着される。ここで、プレート枠14及び化
粧プレート16にそれぞれ設けた開口14a,16aか
ら露出する本体10の部位には、可変抵抗器VRの抵抗
値を調整するためのスライド式のつまみ11と、白熱灯
Lを点灯・消灯させるスイッチ12が配設されている。
また、スイッチボックス18には、交流電源ACや白熱
灯Lからの配線19が配線されており、配線19は本体
10に接続される。
【0029】
【発明の効果】上述のように、請求項1の発明は、交流
電源と照明負荷との間に挿入された位相制御素子と、照
明負荷の照度を設定する照度設定手段と、交流電源の電
源電圧を検出する電圧検出手段と、照度設定手段の設定
照度と照明負荷へ出力する出力電圧との対応関係が設定
されたテーブルを有し、照度設定手段の設定照度に基づ
いてテーブルから出力電圧を選択し、電圧検出手段の検
出した電圧に応じて照明負荷に所望の出力電圧を供給す
るように位相制御素子の導通角を制御する制御手段とを
備えているので、交流電源の電圧変動に応じて位相制御
素子の導通角を制御することにより、照明負荷に所望の
出力電圧を供給することができ、照明負荷の照度がちら
くつのを防止できるという効果がある。
【0030】請求項2の発明は、交流電源が電源端子と
共通端子との間に接続され、照明負荷が負荷端子と共通
端子との間に接続され、位相制御素子が電源端子と負荷
端子との間に接続されるとともに、電圧検出手段が電源
端子と共通端子との間に印加された電圧から交流電源の
電圧変動を検出しており、請求項3の発明は、制御手段
が、電源端子と共通端子との間に印加された電圧の位相
角度が略π/2の時点で、電圧検出手段の検出した電源
電圧をサンプリングしているので、請求項1の発明と同
様に、交流電源の電圧変動に応じて位相制御素子の導通
角を制御することにより、照明負荷に所望の出力電圧を
供給することができ、照明負荷の照度がちらつくのを防
止できるという効果がある。
【0031】請求項4の発明は、交流電源及び照明負荷
からなる直列回路が電源端子と負荷端子との間に接続さ
れ、位相制御素子が電源端子と負荷端子との間に接続さ
れるとともに、電圧検出手段が電源端子と負荷端子との
間に印加される電圧から交流電源の電圧変動を検出して
おり、請求項5の発明は、制御手段が、電源端子と負荷
端子との間に印加される電圧の位相角度が最小通電位相
角よりも小さい位相角度において、電圧検出手段の検出
した電源電圧をサンプリングしているので、交流電源の
電圧変動に応じて、即座に位相制御素子の導通角を制御
することにより、照明負荷に所望の出力電圧を供給する
ことができ、照明負荷の照度がちらつくのを防止できる
という効果がある。
【0032】請求項6の発明は、テーブルに設定された
出力電圧の最大値が、交流電源の電源電圧の変動範囲よ
りも小さい値なので、交流電源の電源電圧の変動範囲内
であれば、全ての照度設定範囲において、テーブルに規
定された出力電圧を保つことができ、照明負荷の照度が
ちらつくのを防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の調光スイッチを示す回路図であ
る。
【図2】(a)は同上の調光スイッチの制御動作を説明
するフローチャートであり、(b)は同上の制御に用い
るテーブルを説明する図である。
【図3】同上の別の調光スイッチを示す回路図である。
【図4】同上の調光スイッチの取付方法を説明する図で
ある。
【図5】実施形態2の調光スイッチを示す回路図であ
る。
【図6】(a)は同上の調光スイッチの制御動作を説明
するフローチャートであり、(b)は同上の制御に用い
るテーブルを説明する図である。
【図7】(a)は同上の調光スイッチの別の制御動作を
説明するフローチャートであり、(b)は同上の制御に
用いるテーブルを説明する図である。
【図8】同上の調光スイッチの取付方法を説明する図で
ある。
【符号の説明】
4 制御回路部 AC 交流電源 DB ダイオードブリッジ IN1 ,IN2 入力端子 L 白熱灯 R1 ,R2 抵抗 TCR トライアック t1 電源端子 t3 共通端子 V1 ,V2 電圧 VR 可変抵抗器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流電源と照明負荷との間に挿入された位
    相制御素子と、照明負荷の照度を設定する照度設定手段
    と、交流電源の電源電圧を検出する電圧検出手段と、照
    度設定手段の設定照度と照明負荷へ出力する出力電圧と
    の対応関係が設定されたテーブルを有し、照度設定手段
    の設定照度に基づいてテーブルから出力電圧を選択し、
    電圧検出手段の検出した電圧に応じて照明負荷に所望の
    出力電圧を供給するように位相制御素子の導通角を制御
    する制御手段とを備えて成ることを特徴とする調光スイ
    ッチ。
  2. 【請求項2】交流電源が電源端子と共通端子との間に接
    続され、照明負荷が負荷端子と共通端子との間に接続さ
    れ、位相制御素子が電源端子と負荷端子との間に接続さ
    れるとともに、電圧検出手段が電源端子と共通端子との
    間に印加された電圧から交流電源の電圧変動を検出する
    ことを特徴とする請求項1記載の調光スイッチ。
  3. 【請求項3】制御手段が、電源端子と共通端子との間に
    印加された電圧の位相角度が略π/2の時点で、電圧検
    出手段の検出した電源電圧をサンプリングすることを特
    徴とする請求項2記載の調光スイッチ。
  4. 【請求項4】交流電源及び照明負荷からなる直列回路が
    電源端子と負荷端子との間に接続され、位相制御素子が
    電源端子と負荷端子との間に接続されるとともに、電圧
    検出手段が電源端子と負荷端子との間に印加される電圧
    から交流電源の電圧変動を検出することを特徴とする請
    求項1記載の調光スイッチ。
  5. 【請求項5】制御手段が、電源端子と負荷端子との間に
    印加される電圧の位相角度が最小通電位相角よりも小さ
    い位相角度において、電圧検出手段の検出した電源電圧
    をサンプリングすることを特徴とする請求項4記載の調
    光スイッチ。
  6. 【請求項6】テーブルに設定された出力電圧の最大値
    が、交流電源の電源電圧の変動範囲よりも小さい値であ
    ることを特徴とする請求項1乃至5記載の調光スイッ
    チ。
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