JP2015084170A - 料金自動収受機 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の一態様における料金自動収受機は、貨幣が投入される貨幣投入部と、該貨幣投入部に投入された後に案内されてきた前記貨幣を判別して投入金額を集計する複数の貨幣処理ユニットと、前記貨幣投入部に投入された前記貨幣を分配して前記複数の貨幣処理ユニットに案内する分配部とを備えることを特徴とする。
なお、前記分配制御部は、複数の前記貨幣処理ユニットのうちいずれか一つが故障した場合に、故障していない貨幣処理ユニットにのみ前記貨幣を分配してもよい。
以下、本発明に係る第一実施形態について図1から図4を参照して説明する。
図1に示すように、第一本実施形態の料金自動収受機100は、有料道路の料金所等に設置されている。料金自動収受機100は、車線200の側部に配置されて車線200上を通行する車両300から無人で貨幣を収受可能とされている。料金自動収受機100は、料金自動収受機100の外装である筐体1と、筐体1に設けられて利用者によって操作される利用者操作部2と、筐体1の内部で貨幣を処理する硬貨収受部3と、を備えている。
第一硬貨投入口311aは、車両300の運転手等の利用者から投入される硬貨の受け取りを可能とするよう筐体1の前面10aから突出して配置されている。第一硬貨投入口311aに硬貨が投入されると、図示しないセンサが投入された枚数を検知して後述する主制御部37に枚数情報を信号として送っている。
第一投入路311bは、管状部材であって、第一硬貨投入口311aから鉛直方向下方に向かって延びており、硬貨を内部で自然落下させることで搬送している。即ち、第一投入路311bは、第一硬貨投入口311aに投入された硬貨を第一貨幣処理ユニット321及び第二貨幣処理ユニット322に向かって落下させて搬送する。
第二硬貨投入口312aは、第一硬貨投入口311aと同じ構成で、筐体1の前面10aの鉛直方向の下段側に配置されている。
第二投入路312bは、第一投入路311bと同じく、管状部材であって、第二硬貨投入口312aから鉛直方向下方に向かって延びており、硬貨を内部で自然落下させることで搬送している。即ち、第二投入路312bは、第二硬貨投入口312aに投入された硬貨を第一貨幣処理ユニット321及び第二貨幣処理ユニット322に向かって落下させて搬送する。
第二貨幣処理ユニット322は、第一貨幣処理ユニット321と同じ装置であって、第一貨幣処理ユニット321とは配置される位置のみが異なっている。
分岐路343は、第一案内路341に対して複数の第二案内路342a、342bを下方に向かって傾斜させて接続することで、第一案内路341から第二案内路342a、342bが分岐するように接続している。
第二釣銭送出路362bは、第二貯留部本体361bから鉛直方向下方に向かって延びる管状に形成された硬貨の搬送路である。第二釣銭送出路362bは、第一釣銭送出路362aと合流するよう形成されており、貯留部本体361から送出された硬貨を払出先選択部39に送出する。
第一釣銭返却口381aは、筐体1の前面10aから窪んで形成されている。第一釣銭返却口381aは、第一硬貨投入口311aと対応していることが利用者にわかるよう第一硬貨投入口311aの鉛直方向下方に並んで配置されている。
第一釣銭路381bは、管状に形成され、第一釣銭返却口381aから鉛直方向上方の払出先選択部39に向かって延びており、払出先選択部39から硬貨が自然落下することで第一釣銭返却口381aまで搬送している。
第二釣銭返却口382aは、第一釣銭返却口381aと同じ構成で、第二硬貨投入口312aと対応していることが利用者わかるよう第二硬貨投入口312aの鉛直方向下方に並んで配置されている。
第二釣銭路382bは、第一釣銭路381bと同じく、管状に形成され、第一釣銭返却口381aから鉛直方向上方の払出先選択部39に向かって延びており、払出先選択部39から硬貨が自然落下することで第一釣銭返却口381aまで搬送している。
上記のような第一実施形態の料金自動収受機100は、筐体1の前面10a側に停車した車両300の運転手等の利用者により車両300の車種に応じて筐体1の上段又は下段の通行券挿入口26に通行券が挿入される。通行券が挿入されたとき、料金自動収受機100は、その通行券の磁気情報に基づき車種、通行距離に応じた料金を計算して、料金表示部21に表示する。そして、利用者は、この料金表示部21の料金表示に従って、貨幣投入部31及び紙幣挿入口22に金銭を投入する。すると、料金自動収受機100は、投入された金銭を算出し、この算出結果と先の料金との差額に基づき、釣銭がある場合には、その釣銭を釣銭払出部38及び紙幣返却口23から返却する。
同様に、第二貨幣処理ユニット322にて投入金額を集計するための処理が行われた硬貨は、第二処理硬貨搬送路35bによって、筐体1の鉛直方向上方に配置された第二貯留部36bまで搬送される。第二貯留部36bに搬送された硬貨は、第二貯留部36bにおいて種類ごとに分別されて貯留される。
次に、図5を参照して第二実施形態の料金自動収受機100について説明する。
第二実施形態においては第一実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。この第二実施形態の料金自動収受機100は、分配部34bの構成について、第一実施形態と相違する。
第一受け部41aは、第二案内路342a、342bのいずれかに一方に傾いた状態で、第一案内路341から落下してくる硬貨の重心より先端が外側にくるよう形成された板材である。例えば、第二案内路342a側に第一受け部41aが傾いて配置されている場合には、第一受け部41aの回転支持部42と接続されていない側の端部が第一案内路341から落下してくる硬貨の重心より図5における紙面左側に配置されるような形状をなしていればよい。
また、第二受け部41b及び第三受け部41cも第一受け部41aと同様の形状である。
上記のような第二実施形態の料金自動収受機100では、合流部33を介して落下しながら搬送されてくる硬貨が第一案内路341を通過して分岐路343に到達する。分岐路343に到達した硬貨は、切替部40によって、第一貨幣処理部ユニットと接続されている第二案内路342a及び第二貨幣処理部ユニットと接続されている第二案内路342bのいずれか一方に案内される。例えば、第一受け部41aが第一貨幣処理ユニット321に接続される第二案内路342aを遮っている場合、硬貨は、第二貨幣処理ユニット322に接続される第二案内路342bに案内され、硬貨に作用する重力によって第三受け部41cを押しながら第二貨幣処理ユニット322に向かう。第三受け部41cが押されると回転支持部42が第三受け部41cを第二案内路342bの内壁に接触するまで回転する。同時に、回転支持部42に接続されている第一受け部41a及び第二受け部41bも回転し、第一受け部41aは、第二貨幣処理ユニット322に接続される第二案内路342bを遮ることとなる。そのため、次に第一案内路341を落下して案内されてきた硬貨は、第一貨幣処理ユニット321に接続される第二案内路342aに案内され、硬貨に作用する重力によって第二受け部41bを押しながら第二貨幣処理ユニット322に向かう。このようにして、硬貨が落下してくるたびに、二つの第二案内路342a、342bのいずれか一方に案内する先を切り替えている。
次に、図6を参照して第三実施形態の料金自動収受機100について説明する。
第三実施形態においては第一実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。この第三実施形態の料金自動収受機100は、分配部34cの構成について、第一実施形態と相違する。
上記のような第三実施形態の料金自動収受機100では、合流部33を介して落下しながら搬送されてくる硬貨が第一案内路341を通過して分岐路343に到達する。分岐路343に到達した硬貨は、例えば、自動受け部41dが第一貨幣処理ユニット321に接続される第二案内路342aを遮っている場合、第二貨幣処理ユニット322に接続される第二案内路342bに案内され、センサ部50から分配制御部60に信号が送られる。そして、第二貨幣処理ユニット322に接続される第二案内路342bを通過する硬貨の枚数が予め定めた枚数を超えると、分配制御部60から自動切替部40aの自動回転支持部42aに指示が送られる。自動回転支持部42aは、分配制御部60からの指示を受けると、回転して自動受け部41dを移動させる。そして、第一貨幣処理ユニット321に接続される第二案内路342aから第二貨幣処理ユニット322に接続される第二案内路342bを遮るように切り替える。これによって、第二貨幣処理ユニット322に接続される第二案内路342bが自動受け部41dに遮られると、硬貨は第一貨幣処理ユニット321に接続される第二案内路342aに案内される。このように、遮る第二案内路342a、342bを順次切り替えることで、第一貨幣処理ユニット321及び第二貨幣処理ユニット322に交互に硬貨を案内する。
なお、自動切替部40aの自動受け部41は、自動回転支持部42aによって回転させられることで、第二実施形態の第一受け部41aと同様の動きをする。これにより、第一受け部41aと同様に、第一案内路341から落下してくる硬貨の重心をずらして、第二案内路342a、342bに硬貨を振り分けている。
このようにすることで、第一貨幣処理ユニット321及び第二貨幣処理ユニット322のいずれか一方が故障して正常に作動することができなくなった場合に、正常に作動する貨幣処理ユニット32のみに硬貨を案内して、料金自動収受機100を継続して運用することができる。
次に、図7を参照して第四実施形態の料金自動収受機100について説明する。
第四実施形態においては第一実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。この第四実施形態の料金自動収受機100は、複数の貨幣処理ユニット32に対して一組の貯留部36を有する点について、第一実施形態と相違する。
共通釣銭送出路362cは、貯留部本体361から鉛直方向下方に向かって延びて管状に形成される釣銭用貨幣の搬送路である。共通釣銭送出路362cは、貯留部本体361から送出された釣銭用貨幣を払出先選択部39に送出する。
上記のような第四実施形態の料金自動収受機100では、第一貨幣処理ユニット321及び第二貨幣処理ユニット322にて投入金額が集計された硬貨は、共通処理硬貨搬送路35cによって、筐体1の鉛直方向上方に配置された共通貯留部36cまでまとめて搬送される。共通貯留部36cに搬送された硬貨は、共通貯留部36cにおいて種類ごとに分別されて貯留される。
共通貯留部36cには、主制御部37から入力された送出する金額に基づいて、貯留されている硬貨の中から適当な種類の硬貨を必要な枚数だけ釣銭用貨幣として送出する。共通貯留部36cは筐体1の鉛直方向上方に配置されているため、送出された釣銭用貨幣である硬貨は共通釣銭送出路362cを落下しながら払出先選択部39に送られる。
また、貨幣処理ユニット32は、二つであることに限定されものではなく、複数用いられればよい。即ち、使用される環境に応じて三つや四つの貨幣処理ユニット32が並列して用いられてもよい。
Claims (8)
- 貨幣が投入される貨幣投入部と、
該貨幣投入部に投入された後に案内されてきた前記貨幣を判別して投入金額を集計する複数の貨幣処理ユニットと、
前記貨幣投入部に投入された前記貨幣を分配して前記複数の貨幣処理ユニットに案内する分配部とを備えることを特徴とする料金自動収受機。 - 前記貨幣投入部を複数備えるとともに、
前記複数の貨幣投入部にそれぞれ投入された複数の前記貨幣を合流させて前記分配部に案内する合流部を備えることを特徴とする請求項1に記載の料金自動収受機。 - 前記複数の貨幣投入部のそれぞれと対応して配置されて釣銭用貨幣を払い出す複数の釣銭払出部と、
利用者が利用した前記貨幣投入部に対応する前記釣銭払出部を選択して前記釣銭用貨幣を払い出す払出先選択部とを備えることを特徴とする請求項2に記載の料金自動収受機。 - 複数の前記貨幣処理ユニットで集計された前記貨幣をまとめて釣銭用貨幣として貯留する貯留部を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の料金自動収受機。
- 前記貨幣処理ユニットで集計された前記貨幣を釣銭用貨幣として貯留するとともに、前記貨幣処理ユニットで集計が行われる前に貯留されていた釣銭用貨幣を利用者に対して払い出す貯留部を備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の料金自動収受機。
- 前記分配部は、前記貨幣投入部から前記貨幣を落下して案内するよう前記貨幣投入部に対して接続される第一案内路と、
前記貨幣処理ユニットに向かって前記貨幣を落下して案内するよう前記貨幣処理ユニットと接続される第二案内路と、
前記第一案内路から複数の前記第二案内路を分岐させるように接続する分岐路と、を有することを特徴する請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の料金自動収受機。 - 前記分配部は、前記分岐路に配置され、落下してきた前記貨幣を受けることによって、前記貨幣に作用する重力を利用して、前記貨幣を案内する前記第二案内路を切り替える切替部とを有することを特徴とする請求項6に記載の料金自動収受機。
- 前記分配部は、前記貨幣の枚数を検出するセンサ部と、
前記センサ部における検出結果に基づいて、任意の枚数を一単位として前記貨幣を分配する分配制御部と、を有することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の料金自動収受機。
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JPS63208994A (ja) * | 1987-02-26 | 1988-08-30 | 三菱重工業株式会社 | 自動料金収受用端末機 |
JPH0713069U (ja) * | 1993-08-03 | 1995-03-03 | 三菱重工業株式会社 | 料金収受装置 |
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- 2013-10-25 JP JP2013222437A patent/JP6304859B2/ja active Active
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