JP2017033087A - 紙幣処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化すると共に内部構成を簡素化し、利便性を向上する。
【解決手段】現金処理装置1は、入金紙幣が投入される紙幣入金部22と、出金紙幣が集積される紙幣出金部24と、入金紙幣又は出金紙幣を鑑別する紙幣鑑別部26と、紙幣を収納する複数の紙幣収納庫28と、リジェクト紙幣を収納するリジェクト庫30と、補充処理においては紙幣収納庫28に集積させる紙幣を収納し、回収処理においては紙幣収納庫28から搬送された紙幣を収納すると共に、入金処理においては入金紙幣を一時的に保留する補充回収庫32と、紙幣入金部22、紙幣出金部24、紙幣鑑別部26、紙幣収納庫28、リジェクト庫30及び補充回収庫32を接続する搬送路41とを設ける。
【選択図】図3

Description

本発明は紙幣処理装置に関し、例えば紙幣のような紙葉状の媒体を投入して所望の取引を行う現金処理装置等に適用して好適なものである。
従来、金融機関や店舗等で使用される現金処理装置等においては、顧客との取引内容に応じて、例えば利用者に紙幣や硬貨等の現金を入金させ、また利用者へ現金を出金する。現金処理装置としては、利用者に紙幣を投入させる紙幣入金口と、該紙幣入金口からスタッカの受入口に接続され紙幣を搬送する入金紙幣搬送路と、入金紙幣搬送路に配され、投入された紙幣の金種及び真偽を鑑別すると共に紙幣の記番号を識別する鑑別部と、利用者に紙幣を受け渡す紙幣出金口と、スタッカの繰出口から紙幣出金口に接続され紙幣を搬送する出金紙幣搬送路と、金種毎に紙幣を格納するスタッカと、スタッカから回収した紙幣を収納する紙幣回収庫と、紙幣出金口と紙幣回収庫との間に配され、リジェクト紙幣を収納する紙幣リジェクト庫とを有するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−202491号公報
この現金処理装置は、入金時においてスタッカを一時貯留部として用いる場合、使用可能なスタッカを1つ減らすことになるため、取扱可能な金種や枚数が減ってしまう。またこの現金処理装置は、入金時においてはスタッカ上部の受入口からスタッカへ紙幣を収納する一方、出金時においてはスタッカ下部の繰出口から紙幣を繰り出すため、入金用と出金用とで個別に搬送路が必要となり、装置が大型化すると共に搬送路が複雑化してしまう。またこの現金処理装置は、出金時や回収時に紙幣が鑑別部を通過しないため、紙幣を計数するためのセンサがスタッカ毎に別途必要になり、構成が煩雑になってしまう。さらにこの現金処理装置は、補充時においては紙幣入金口から補充紙幣を投入させるが、紙幣入金口には多数の紙幣を一度にセットできないため、補充処理を完了するまで何回も紙幣を行員がセットしなければならない場合があり、煩雑な作業を行員に強いることとなる。また、紙幣回収庫に補充紙幣をセットし、該紙幣回収庫から紙幣を補充する方式も存在するが、この現金処理装置の搬送路のレイアウトではその方式を実現できない。さらにこの現金処理装置は、リジェクト庫を紙幣回収庫と紙幣出金口との間に配置しているため、装置の上下方向が高くなってしまう。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、小型化すると共に内部構成を簡素化し、利便性を向上し得る紙幣処理装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の紙幣処理装置においては、入金紙幣が投入される入金部と、出金紙幣が集積される出金部と、入金紙幣又は出金紙幣を鑑別する鑑別部と、紙幣を収納する複数の紙幣収納庫と、リジェクト紙幣を収納するリジェクト庫と、補充処理においては紙幣収納庫に集積させる紙幣を収納し、回収処理においては紙幣収納庫から搬送された紙幣を収納すると共に、入金処理においては入金紙幣を一時的に保留する兼用収納庫と、入金部、出金部、鑑別部、紙幣収納庫、リジェクト庫及び兼用収納庫を接続する搬送路とを設けるようにした。
また本発明の紙幣処理装置においては、入金部と接続され、該入金部の紙幣を搬送する入金搬送路と、入金搬送路と接続される主搬送路と、主搬送路に配置され、入金部側へ向かって搬送される入金紙幣又は出金紙幣を鑑別する鑑別部と、主搬送路に接続され、紙幣を収納する複数の紙幣収納庫と、回収搬送路を介して主搬送路に接続され、紙幣収納庫から回収すべき紙幣を収納する回収庫と、出金搬送路を介して主搬送路と接続され、出金紙幣が集積される出金部と、主搬送路に設けられ、鑑別部を通過した紙幣を出金搬送路又は回収搬送路の何れかの方向へ振り分ける切替部とを設けるようにした。
さらに本発明の紙幣処理装置においては、入金紙幣が投入される入金部と、入金部と接続され、該入金部の紙幣を搬送する入金搬送路と、入金搬送路と接続される主搬送路と、出金搬送路を介して主搬送路と接続され、出金紙幣が集積される出金部と、主搬送路に配置され、入金紙幣又は出金紙幣を鑑別する鑑別部と、収納庫搬送路を介して主搬送路と接続され、紙幣を収納する複数の紙幣収納庫と、兼用搬送路を介して主搬送路と接続され、補充処理においては紙幣収納庫に集積させる紙幣を収納し、回収処理においては紙幣収納庫から搬送された紙幣を収納すると共に、入金処理においては入金紙幣を一時的に保留する兼用収納庫と、主搬送路と出金搬送路と接続搬送路との分岐に設けられ、鑑別部を通過した紙幣を出金搬送路又は接続搬送路の何れかの方向へ振り分ける切替部とを設けるようにした。
本発明によれば、簡易な構成にできる。かくして本発明は、小型化すると共に内部構成を簡素化し、利便性を向上し得る紙幣処理装置を実現できる。
現金処理装置の構成を示す斜視図である。 第1の実施の形態による紙幣ユニットの構成を示す右側面図である。 第1の実施の形態による入金計数処理における紙幣の経路を示す右側面図である。 第1の実施の形態による入金収納処理における紙幣の経路を示す右側面図である。 第1の実施の形態による入金返却処理における紙幣の経路を示す右側面図である。 第1の実施の形態による出金処理における紙幣の経路を示す右側面図である。 第1の実施の形態による表裏反転出金処理における紙幣の経路を示す右側面図である。 第1の実施の形態による回収処理における紙幣の経路を示す右側面図である。 第1の実施の形態による補充処理における紙幣の経路を示す右側面図である。 第2の実施の形態による紙幣ユニットの構成を示す右側面図である。 第2の実施の形態による入金計数処理における紙幣の経路を示す右側面図である。 第2の実施の形態による入金収納処理における紙幣の経路を示す右側面図である。 第2の実施の形態による補充処理における紙幣の経路を示す右側面図である。 第2の実施の形態による振分処理における紙幣の経路を示す右側面図である。 第2の実施の形態による振分処理における紙幣の経路を示す右側面図である。 第3の実施の形態による紙幣ユニットの構成を示す右側面図である。 第3の実施の形態による入金計数処理における紙幣の経路を示す右側面図である。 第3の実施の形態による入金収納処理における紙幣の経路を示す右側面図である。 第3の実施の形態による入金返却処理における紙幣の経路を示す右側面図である。 第3の実施の形態による出金処理における紙幣の経路を示す右側面図である。 第3の実施の形態による表裏反転出金処理における紙幣の経路を示す右側面図である。 第3の実施の形態による回収処理における紙幣の経路を示す右側面図である。 第3の実施の形態による補充処理における紙幣の経路を示す右側面図である。
以下、発明を実施するための形態(以下実施の形態とする)について、図面を用いて説明する。
[1.第1の実施の形態]
[1−1.現金処理装置の全体構成]
図1に示すように、現金処理装置1は金融機関の行員(例えば受付窓口員)が操作する行員操作型端末、いわゆるテラーキャッシャーであり、行員の操作に基づいて紙幣の入出金処理を行う。この現金処理装置1は、箱型の筐体2の上部に、硬貨入出金口4、紙幣入金口6、紙幣出金口8、表示部10及び操作部12が設けられている。硬貨入出金口4は、行員により硬貨が投入又は取り出される。紙幣入金口6は、行員により入金紙幣が投入される。紙幣出金口8は、行員により出金紙幣が取り出される。表示部10は液晶ディスプレイにより構成され、メニュー画面、各種処理の結果画面等を表示する。操作部12は押しボタンにより構成され、現金処理装置1に対する操作を受け付ける。筐体2内には、現金処理装置1全体を統括制御する主制御部14、硬貨に関する種々の処理を行う硬貨ユニット16及び紙幣に関する種々の処理を行う紙幣ユニット18等が設けられている。以下では、現金処理装置1のうち行員が対峙する側を前側とし、その反対を後側とし、該前側に対峙した行員から見て左及び右をそれぞれ左側及び右側とし、さらに上側及び下側を定義して説明する。
[1−2.紙幣ユニットの構成]
図2に示すように、紙幣ユニット18は、箱型の紙幣ユニット筐体20の内部に、紙幣入金部22、紙幣出金部24、紙幣鑑別部26、紙幣収納庫28(28a、28b及び28c)、リジェクト庫30、補充回収庫32、3分岐切替器34、2分岐切替器35、36a、36b、36c及び37、並びに搬送路41が設けられており、主制御部14(図1)が各部を統括制御する。
紙幣入金部22及び紙幣出金部24は、紙幣入金部22が上側、紙幣出金部24が下側となるように上下方向に並んで設けられている。紙幣入金部22は、紙幣ユニット筐体20内の上部前方に配され、上面が開口する箱型の収納部を有しており、この収納部の開口の一部が上述した紙幣入金口6となる。紙幣入金部22は、入金取引時に行員により紙幣入金口6から収納部内に入金紙幣が投入されると、投入された入金紙幣を1枚ずつ分離して現金処理装置1内に取り込む。紙幣出金部24は、紙幣ユニット筐体20内の上部前方において紙幣入金部22の下側に配され、前面が開口する箱型の集積部を有しており、この集積部の開口の一部が上述した紙幣出金口8となる。紙幣出金部24は、入金取引時に入金すべきでないと判定された入金リジェクト紙幣や、出金取引時に紙幣収納庫28a〜28c等から搬送されてくる出金紙幣を集積部に集積し、集積した入金リジェクト紙幣や出金紙幣を紙幣出金口8から行員に取り出させる。
紙幣鑑別部26は、紙幣入金部22及び紙幣出金部24の後方且つ紙幣収納庫28の上方に配され、搬送されてきた紙幣の金種、真偽、正損及び走行状態等を鑑別する。この紙幣鑑別部26は、取り扱うことのできる正常紙幣か取り扱うことのできないリジェクト紙幣かをその鑑別結果に基づいて紙幣毎に判定する。
紙幣ユニット筐体20内の下部には、前から後ろに向かって補充回収庫32、リジェクト庫30並びに紙幣収納庫28a、28b及び28cが前後方向に並んで設けられている。以下では紙幣収納庫28a、28b及び28cをまとめて紙幣収納庫28とも呼ぶ。紙幣収納庫28は、紙幣鑑別部26の下方に配され、それぞれ、紙幣を金種毎に収納可能な箱型であり、搬送路41を介して搬送されてくる紙幣を内部に上下方向に重ねて集積すると共に、内部に集積されている紙幣を1枚ずつ搬送路41に繰り出す。この紙幣収納庫28a、28b及び28cは、それぞれが単一の金種の紙幣を収納する単一金種収納庫として設定されている。紙幣収納庫28は、それぞれ個別に紙幣ユニット18から着脱可能な着脱式となっている。
リジェクト庫30は、紙幣収納庫28より前方且つ補充回収庫32の後方に配され、紙幣を収納可能な箱型であり、出金処理及び入金収納処理に紙幣鑑別部26によってリジェクト紙幣と判定された紙幣を集積する。リジェクト庫30は、紙幣ユニット18の前面から着脱可能な着脱式となっている。紙幣回収時には、リジェクト紙幣が収納されたリジェクト庫30を行員が紙幣ユニット18から取り外すことにより、リジェクト紙幣を回収する。
補充回収庫32は、紙幣ユニット筐体20内の下部前方において紙幣入金部22及び紙幣出金部24の下方に配され、紙幣を収納可能な箱型であり、紙幣収納庫28に補充する紙幣を収納し、また紙幣収納庫28内から回収した紙幣を収納する。補充回収庫32は、紙幣ユニット18の前面から着脱可能な着脱式となっている。紙幣回収時には、紙幣が収納された補充回収庫32を行員が紙幣ユニット18から取り外すことにより、紙幣を回収する。一方紙幣補充時には、補充紙幣が装填された補充回収庫32を行員が紙幣ユニット18に取り付けることにより、紙幣を補充する。また補充回収庫32は、入金処理において紙幣入金部22から取り込まれ紙幣鑑別部26により正常紙幣と判定された紙幣を一時的に集積する。補充回収庫32に集積された紙幣は、入金取引成立後に該補充回収庫32から繰り出されて紙幣鑑別部26へ搬送され、紙幣鑑別部26により金種が特定された後、紙幣収納庫28へ搬送され収納される。また補充回収庫32は、出金処理において紙幣の向きを反転する際にも用いられる。
2分岐切替器35、36a、36b、36c及び37は、主制御部14の制御に基づき図示しない駆動部に駆動され回動することによりブレードの傾斜方向を変化させて紙幣の搬送経路を2通りに切り替える2ウェイブレードである。3分岐切替器34は、主制御部14の制御に基づき図示しない駆動部に駆動され回動することによりブレードの傾斜方向を変化させて紙幣の搬送経路を3通りに切り替える3ウェイブレードである。
さらに紙幣ユニット筐体20内には、これら紙幣入金部22、紙幣出金部24、紙幣鑑別部26、紙幣収納庫28、リジェクト庫30、補充回収庫32、3分岐切替器34、2分岐切替器35、36a、36b、36c及び37の各部を繋ぐ搬送路41が設けられている。搬送路41は、紙幣を短手方向に沿って搬送する。搬送路41は、入金搬送路42、主搬送路44、出金搬送路48、振分搬送路52a、振分搬送路52b、振分搬送路52c及び補充回収庫搬送路58により構成されている。
入金搬送路42は、紙幣入金部22から後方へ延びて紙幣鑑別部26の上方を通過し紙幣ユニット18の後部で下側に方向を変えて2分岐切替器35まで延びることにより、紙幣入金部22と鑑別搬送路46及び収納搬送路50とを接続している。
主搬送路44は、鑑別搬送路46、収納搬送路50、収納庫搬送路54a〜54c、接続搬送路56及びリジェクト庫搬送路60によりループ状に構成されている。
鑑別搬送路46は、2分岐切替器35から前方へ延びて紙幣鑑別部26を通過し3分岐切替器34まで延びることにより、入金搬送路42及び収納搬送路50と出金搬送路48及び接続搬送路56とを接続している。収納搬送路50は、2分岐切替器35から下方へ向かって2分岐切替器36cまで延びることにより、入金搬送路42及び鑑別搬送路46と収納庫搬送路54c及び振分搬送路52cとを接続している。
収納庫搬送路54cは、2分岐切替器36cから前方へ向かって2分岐切替器36bまで延びることにより、収納搬送路50及び振分搬送路52cと収納庫搬送路54b及び振分搬送路52bとを接続している。収納庫搬送路54bは、2分岐切替器36bから前方へ向かって2分岐切替器36aまで延びることにより、収納庫搬送路54c及び振分搬送路52bと収納庫搬送路54a及び振分搬送路52aとを接続している。収納庫搬送路54aは、2分岐切替器36aから前方へ向かってリジェクト庫30の上方でリジェクト庫搬送路60に合流することにより、収納庫搬送路54b及び振分搬送路52aとリジェクト庫搬送路60とを接続している。
接続搬送路56は、3分岐切替器34から下方へ向かって2分岐切替器37まで延びることにより、鑑別搬送路46及び出金搬送路48とリジェクト庫搬送路60及び補充回収庫搬送路58とを接続している。リジェクト庫搬送路60は、2分岐切替器37から下方へ向かって途中で収納庫搬送路54aに合流されリジェクト庫30まで延びることにより、接続搬送路56及び補充回収庫搬送路58とリジェクト庫30及び収納庫搬送路54aとを接続している。
振分搬送路52cは、2分岐切替器36cから下方へ向かって紙幣収納庫28cまで延びることにより、収納搬送路50及び収納庫搬送路54cと紙幣収納庫28cとを接続している。振分搬送路52bは、2分岐切替器36bから下方へ向かって紙幣収納庫28bまで延びることにより、収納庫搬送路54c及び収納庫搬送路54bと紙幣収納庫28bとを接続している。振分搬送路52aは、2分岐切替器36aから下方へ向かって紙幣収納庫28aまで延びることにより、収納庫搬送路54b及び収納庫搬送路54aと紙幣収納庫28aとを接続している。
出金搬送路48は、3分岐切替器34から前方へ向かって紙幣出金部24まで延びることにより、鑑別搬送路46及び接続搬送路56と紙幣出金部24とを接続している。補充回収庫搬送路58は、2分岐切替器37から前方へ向かって補充回収庫32まで延びることにより、接続搬送路56及びリジェクト庫搬送路60と補充回収庫32とを接続している。
かかる構成において現金処理装置1の紙幣ユニット18は、紙幣鑑別部26による紙幣の鑑別結果等をもとに主制御部14が各部を制御して、後述する入金計数処理、入金収納処理、入金返却処理、出金処理、表裏反転出金処理、回収処理及び補充処理を行う。
[1−3.入金計数処理]
現金処理装置1は、行員により操作部12を介して入金計数処理が選択されると、紙幣入金部22を紙幣の投入待ち状態とする。このとき補充回収庫32内には紙幣が集積されていない。またこのとき現金処理装置1は、図3に示すように、入金搬送路42を搬送された紙幣が鑑別搬送路46へ搬送されるように2分岐切替器35を切り替えることにより、入金搬送路42と鑑別搬送路46とを結ぶ搬送経路を形成する。紙幣入金部22に紙幣が投入されると、現金処理装置1は、該紙幣を1枚ずつ分離し紙幣入金部22から繰り出して入金搬送路42に沿って後方へ搬送してから鑑別搬送路46に沿って前方へ搬送し紙幣鑑別部26を通過させる。
ここで現金処理装置1は、紙幣鑑別部26により紙幣が正常な紙幣である入金可能紙幣と判定された場合は、該入金可能紙幣が補充回収庫32へ搬送されるように3分岐切替器34及び2分岐切替器37を切り替えることにより、鑑別搬送路46と接続搬送路56と補充回収庫搬送路58と補充回収庫32とを結ぶ入金搬送経路R1を形成する。現金処理装置1は、入金可能紙幣を入金搬送経路R1に沿って鑑別搬送路46、接続搬送路56及び補充回収庫搬送路58を通過させ補充回収庫32へ搬送し一時的に集積する。
一方現金処理装置1は、紙幣鑑別部26により紙幣が入金に適さない入金リジェクト紙幣と判定された場合は、該入金リジェクト紙幣が紙幣出金部24へ搬送されるように3分岐切替器34を切り替えることにより、鑑別搬送路46と出金搬送路48と紙幣出金部24とを結ぶ入金リジェクト搬送経路R2を形成する。現金処理装置1は、入金リジェクト紙幣を入金リジェクト搬送経路R2に沿って鑑別搬送路46及び出金搬送路48を通過させ紙幣出金部24へ集積し行員に返却する。因みに現金処理装置1は、紙幣の金種に対応した紙幣収納庫28が満杯、すなわち追加集積不可状態であるフル状態の場合、該紙幣を紙幣出金部24へ搬送して集積し行員に返却する。
[1−4.入金収納処理]
現金処理装置1は、入金計数処理の完了後に入金収納処理を行う。このとき現金処理装置1は、図4に示すように、補充回収庫搬送路58を搬送された紙幣が収納搬送路50へ搬送されるように2分岐切替器37、3分岐切替器34及び2分岐切替器35を切り替えることにより、補充回収庫32と補充回収庫搬送路58と接続搬送路56と鑑別搬送路46と収納搬送路50とを結ぶ搬送経路を形成する。現金処理装置1は、入金可能紙幣を1枚ずつ分離し補充回収庫32から繰り出して補充回収庫搬送路58、接続搬送路56及び鑑別搬送路46を介し紙幣鑑別部26を通過させる。
ここで現金処理装置1は、紙幣鑑別部26により紙幣が正常な紙幣である収納可能紙幣と判定された場合は、該収納可能紙幣が金種に応じて紙幣収納庫28a、28b又は28cへ搬送されるように2分岐切替器36a、36b及び36cを切り替えることにより、収納搬送路50と振分搬送路52a、52b又は52cとを結ぶ収納搬送経路R3を形成する。現金処理装置1は、収納可能紙幣を収納搬送経路R3に沿って振分搬送路52cか、収納庫搬送路54c及び振分搬送路52bか、収納庫搬送路54c、収納庫搬送路54b及び振分搬送路52aかの何れかを通過させ紙幣収納庫28c、28b又は28aへ搬送し集積する。
一方現金処理装置1は、紙幣鑑別部26により紙幣が収納に適さない収納リジェクト紙幣と判定された場合は、該収納リジェクト紙幣がリジェクト庫30へ搬送されるように2分岐切替器36a、36b及び36cを切り替えることにより、収納搬送路50と収納庫搬送路54cと収納庫搬送路54bと収納庫搬送路54aと収納庫搬送路54cとリジェクト庫搬送路60とリジェクト庫30とを結ぶ収納リジェクト搬送経路R4を形成する。現金処理装置1は、収納リジェクト紙幣を収納リジェクト搬送経路R4に沿って収納庫搬送路54c、収納庫搬送路54b、収納庫搬送路54a及び収納庫搬送路54cを通過させ、リジェクト庫搬送路60に合流させてリジェクト庫30へ搬送し集積する。
[1−5.入金返却処理]
現金処理装置1は、行員により入金取引を中止するために操作部12を介して入金返却処理が選択されると、入金返却処理を行う。このとき現金処理装置1は、図5に示すように、補充回収庫搬送路58を搬送された紙幣が紙幣出金部24へ搬送されるように2分岐切替器37及び3分岐切替器34を切り替えることにより、補充回収庫32と補充回収庫搬送路58と接続搬送路56と出金搬送路48と紙幣出金部24とを結ぶ入金返却搬送経路R5を形成する。現金処理装置1は、入金可能紙幣を1枚ずつ分離し補充回収庫32から繰り出して入金返却搬送経路R5に沿って補充回収庫搬送路58、接続搬送路56及び出金搬送路48を通過させ紙幣出金部24へ搬送し集積して行員に返却する。
[1−6.出金処理]
現金処理装置1は、行員により操作部12を介して出金処理が選択されると、出金処理を行う。このとき現金処理装置1は、図6に示すように、金種に応じて紙幣収納庫28a、28b又は28cから繰り出された紙幣が鑑別搬送路46へ搬送されるように2分岐切替器36a、36b及び36c並びに2分岐切替器35を切り替えることにより、振分搬送路52a、52b又は52cと収納搬送路50と鑑別搬送路46とを結ぶ搬送経路を形成する。現金処理装置1は、紙幣を1枚ずつ分離し紙幣収納庫28a、28b又は28cから繰り出して搬送経路に沿って振分搬送路52a、収納庫搬送路54b及び収納庫搬送路54cか、振分搬送路52b及び収納庫搬送路54cか、振分搬送路52cの何れかと、収納搬送路50と、鑑別搬送路46とを介し紙幣鑑別部26を通過させる。
ここで現金処理装置1は、紙幣鑑別部26により紙幣が正常な紙幣である出金可能紙幣と判定された場合は、該出金可能紙幣が紙幣出金部24へ搬送されるように3分岐切替器34を切り替えることにより、鑑別搬送路46と出金搬送路48と紙幣出金部24とを結ぶ出金搬送経路R6を形成する。現金処理装置1は、出金可能紙幣を出金搬送経路R6に沿って鑑別搬送路46及び出金搬送路48を通過させ紙幣出金部24へ搬送し集積して行員に受け渡す。
一方現金処理装置1は、紙幣鑑別部26により紙幣が出金に適さない出金リジェクト紙幣と判定された場合は、該出金リジェクト紙幣がリジェクト庫30へ搬送されるように3分岐切替器34及び2分岐切替器37を切り替えることにより、鑑別搬送路46と接続搬送路56とリジェクト庫搬送路60とリジェクト庫30とを結ぶ出金リジェクト搬送経路R7を形成する。現金処理装置1は、出金リジェクト紙幣を出金リジェクト搬送経路R7に沿って鑑別搬送路46、接続搬送路56及びリジェクト庫搬送路60を通過させてリジェクト庫30へ搬送し集積する。
[1−7.表裏反転出金処理]
現金処理装置1は、行員により操作部12を介して表裏反転出金処理が選択されると、表裏反転出金処理を行う。現金処理装置1は、上述した出金処理と同様の動作を行い、紙幣を1枚ずつ分離し紙幣収納庫28a、28b又は28cから繰り出して紙幣鑑別部26を通過させる。
ここで現金処理装置1は、紙幣鑑別部26により紙幣が正常な紙幣であり且つ表面が上側を向いている表向きである一面側紙幣としての出金可能表向き紙幣と判定された場合は、図7(A)に示すように、該出金可能表向き紙幣が紙幣出金部24へ搬送されるように3分岐切替器34を切り替えることにより、鑑別搬送路46と出金搬送路48と紙幣出金部24とを結ぶ出金搬送経路R8を形成する。現金処理装置1は、出金可能表向き紙幣を出金搬送経路R8に沿って鑑別搬送路46及び出金搬送路48を通過させ紙幣出金部24へ搬送し表向きに集積して行員に受け渡す。これにより紙幣出金部24には紙幣が表向きで集積される。
一方現金処理装置1は、紙幣鑑別部26により紙幣が正常な紙幣であり且つ裏面が上側を向いている裏向きである他面側紙幣としての出金可能裏向き紙幣と判定された場合は、該出金可能裏向き紙幣が補充回収庫32へ搬送されるように3分岐切替器34及び2分岐切替器37を切り替えることにより、鑑別搬送路46と接続搬送路56と補充回収庫搬送路58と補充回収庫32とを結ぶ表裏反転出金搬送経路R9を形成する。現金処理装置1は、出金可能裏向き紙幣を表裏反転出金搬送経路R9に沿って鑑別搬送路46、接続搬送路56及び補充回収庫搬送路58を通過させ補充回収庫32へ搬送し裏向きに一時的に集積する。
また一方現金処理装置1は、紙幣鑑別部26により紙幣が出金に適さない出金リジェクト紙幣と判定された場合は、上述した出金処理と同様に該出金リジェクト紙幣がリジェクト庫30へ搬送されるように3分岐切替器34及び2分岐切替器37を切り替えることにより、鑑別搬送路46と接続搬送路56とリジェクト庫搬送路60とリジェクト庫30とを結ぶ出金リジェクト搬送経路R10を形成する。現金処理装置1は、出金リジェクト紙幣を出金リジェクト搬送経路R10に沿って鑑別搬送路46、接続搬送路56及びリジェクト庫搬送路60を通過させてリジェクト庫30へ搬送し集積する。
現金処理装置1は、出金すべき紙幣の紙幣収納庫28からの繰出が完了すると、図7(B)に示すように、補充回収庫搬送路58を搬送された紙幣が紙幣出金部24へ搬送されるように2分岐切替器37及び3分岐切替器34を切り替えることにより、補充回収庫32と補充回収庫搬送路58と接続搬送路56と出金搬送路48と紙幣出金部24とを結ぶ表裏反転出金搬送経路R11を形成する。現金処理装置1は、出金可能裏向き紙幣を1枚ずつ分離し補充回収庫32から繰り出して表裏反転出金搬送経路R11に沿って補充回収庫搬送路58、接続搬送路56及び出金搬送路48を通過させ紙幣出金部24へ搬送し表向きに集積して行員に受け渡す。このように紙幣鑑別部26を通過した際に裏向きだった紙幣は、一旦補充回収庫32へ集積され、集積される前の搬送方向の後端側を先端側として補充回収庫32から繰り出されることにより、表向きになって紙幣出金部24に集積される。これにより紙幣出金部24には紙幣が全て表向きで集積される。
[1−8.回収処理]
現金処理装置1は、行員により操作部12を介して回収処理が選択されると、回収処理を行う。現金処理装置1は、上述した出金処理と同様の動作を行い、紙幣を1枚ずつ分離し紙幣収納庫28a、28b又は28cから繰り出して紙幣鑑別部26を通過させる。
ここで現金処理装置1は、紙幣鑑別部26により紙幣が正常な紙幣である回収可能紙幣と判定された場合は、図8に示すように、該回収可能紙幣が補充回収庫32へ搬送されるように3分岐切替器34及び2分岐切替器37を切り替えることにより、鑑別搬送路46と接続搬送路56と補充回収庫搬送路58と補充回収庫32とを結ぶ回収搬送経路R12を形成する。現金処理装置1は、回収可能紙幣を回収搬送経路R12に沿って鑑別搬送路46、接続搬送路56及び補充回収庫搬送路58を通過させ補充回収庫32へ搬送し集積する。
一方現金処理装置1は、紙幣鑑別部26により紙幣が回収に適さない回収リジェクト紙幣と判定された場合は、該回収リジェクト紙幣がリジェクト庫30へ搬送されるように3分岐切替器34及び2分岐切替器37を切り替えることにより、鑑別搬送路46と接続搬送路56とリジェクト庫搬送路60とリジェクト庫30とを結ぶ回収リジェクト搬送経路R13を形成する。現金処理装置1は、回収リジェクト紙幣を回収リジェクト搬送経路R13に沿って鑑別搬送路46、接続搬送路56及びリジェクト庫搬送路60を通過させてリジェクト庫30へ搬送し集積する。
回収処理終了後に、補充回収庫32及びリジェクト庫30が紙幣ユニット18から取り出され、それぞれ内部に集積されている紙幣が取り出されることにより、回収可能紙幣及び回収リジェクト紙幣が回収される。
[1−9.補充処理]
現金処理装置1は、補充紙幣が装填された補充回収庫32と、空のリジェクト庫30とが行員により紙幣ユニット18に取り付けられ、行員により操作部12を介して補充処理が選択されると、補充処理を行う。このとき現金処理装置1は、図9に示すように、補充回収庫搬送路58を搬送された紙幣が収納搬送路50へ搬送されるように2分岐切替器37、3分岐切替器34及び2分岐切替器35を切り替えることにより、補充回収庫32と補充回収庫搬送路58と接続搬送路56と鑑別搬送路46と収納搬送路50とを結ぶ搬送経路を形成する。現金処理装置1は、補充紙幣を1枚ずつ分離し補充回収庫32から繰り出して補充回収庫搬送路58、接続搬送路56及び鑑別搬送路46を介し紙幣鑑別部26を通過させる。
ここで現金処理装置1は、紙幣鑑別部26により紙幣が正常な紙幣である補充可能紙幣と判定された場合は、該補充可能紙幣が金種に応じて紙幣収納庫28a、28b又は28cへ搬送されるように2分岐切替器36a、36b及び36cを切り替えることにより、収納搬送路50と振分搬送路52a、52b又は52cとを結ぶ補充搬送経路R14を形成する。現金処理装置1は、補充可能紙幣を補充搬送経路R14に沿って振分搬送路52cか、収納庫搬送路54c及び振分搬送路52bか、収納庫搬送路54c、収納庫搬送路54b及び振分搬送路52aかの何れかを通過させ紙幣収納庫28c、28b又は28aへ搬送し集積する。
一方現金処理装置1は、紙幣鑑別部26により紙幣が補充に適さない補充リジェクト紙幣と判定された場合は、該補充リジェクト紙幣がリジェクト庫30へ搬送されるように2分岐切替器36a、36b及び36cを切り替えることにより、収納搬送路50と収納庫搬送路54cと収納庫搬送路54bと収納庫搬送路54aと収納庫搬送路54cとリジェクト庫搬送路60とリジェクト庫30とを結ぶ補充リジェクト搬送経路R15を形成する。現金処理装置1は、補充リジェクト紙幣を補充リジェクト搬送経路R15に沿って収納庫搬送路54c、収納庫搬送路54b、収納庫搬送路54a及び収納庫搬送路54cを通過させ、リジェクト庫搬送路60に合流させてリジェクト庫30へ搬送し集積する。
補充回収庫32内の補充紙幣を全て分離し、対応する金種の紙幣収納庫28a、28b及び28cか、リジェクト庫30への集積を完了すると、現金処理装置1は補充処理を終了する。
ここで、補充処理において紙幣収納庫28a、28b又は28cにおける何れかがフル状態になり、補充紙幣の搬送先がなくなった場合、現金処理装置1は補充処理を中断する。このとき補充回収庫32内に補充紙幣が残留した状態になるため、このままでは現金処理装置1は、入金計数処理及び入金収納処理を行うことができない。このため現金処理装置1は、補充回収庫32内の紙幣を空にする必要がある。これに対し現金処理装置1は、補充回収庫32内の紙幣を取り出してもらうように表示部10に指示を出す。行員により補充回収庫32内の紙幣が取り出されて、空になった補充回収庫32が紙幣ユニット18に装着されると、現金処理装置1は、紙幣ユニット18の動作が可能な状態になる。
[1−10.効果等]
以上の構成において現金処理装置1は、補充回収庫32を、紙幣を一時的に保留する一時保留部として使用するようにした。これにより現金処理装置1は、専用の一時保留部を別途設ける必要がないため、該現金処理装置1を小型化できると共に低コスト化させることができる。
また現金処理装置1は、補充回収庫32を、出金可能紙幣の表裏を反転する反転機構として使用するようにした。これにより現金処理装置1は、専用の反転機構を別途設けたり一時保留部を別途設け反転機構として使用したりする必要がないため、該現金処理装置1を小型化できると共に低コスト化させることができる。
従来、補充回収庫32は、主に回収処理及び補充処理の際にしか用いられておらず、現金処理装置が通常の運用である入金計数処理、入金収納処理、入金返却処理、出金処理及び表裏反転出金処理を行う際には用いられていなかったため、利用頻度が多くはなかった。これに対し現金処理装置1は、頻度が高くない回収処理及び補充処理の際だけでなく、頻度が高い通常の運用である入金計数処理及び表裏反転出金処理においても補充回収庫32を一時保留部として用いるようにした。これにより現金処理装置1は、通常の運用時にも補充回収庫32を有効活用することができる。
また現金処理装置1は、入金計数処理及び表裏反転出金処理において予め補充回収庫32を空にするようにした。これにより現金処理装置1は、顧客側の紙幣と現金処理装置1側の紙幣とが補充回収庫32内で物理的に混在してしまうことを防止できる。
また現金処理装置1は、紙幣鑑別部26よりも前側に紙幣入金部22、紙幣出金部24及び補充回収庫32を配置し、該紙幣入金部22から、入金搬送路42を介し鑑別搬送路46を紙幣鑑別部26の一端側である後側に接続するようにした。このように現金処理装置1は、紙幣鑑別部26よりも前側に紙幣入金部22が配置された構成において、紙幣鑑別部26の後側(すなわち紙幣入金部22の逆側)から前側(すなわち紙幣入金部22側)へ紙幣を搬送し紙幣鑑別部26を通過させるようにした。
また現金処理装置1は、紙幣鑑別部26の後側から鑑別搬送路46を延ばし、入金搬送路42と収納搬送路50とに分岐させ、収納搬送路50に紙幣収納庫28及びリジェクト庫30を接続するようにした。さらに現金処理装置1は、紙幣鑑別部26の前側から鑑別搬送路46を延ばし、該鑑別搬送路46に紙幣出金部24、補充回収庫32及びリジェクト庫30を接続するようにした。換言すれば現金処理装置1は、紙幣鑑別部26の前側に配置された3分岐切替器34とは逆側である紙幣鑑別部26の後側に、入金計数処理には入金搬送路42から鑑別搬送路46へ紙幣の搬送先を切り替えると共に回収処理には鑑別搬送路46から収納搬送路50へ紙幣の搬送先を切り替える2分岐切替器35を設けるようにした。
また現金処理装置1は、出金搬送路48と接続搬送路56と鑑別搬送路46との接続箇所に3ウェイブレードである3分岐切替器34を設けるようにした。これにより現金処理装置1は、紙幣鑑別部26から紙幣出金部24と補充回収庫32又はリジェクト庫30とに紙幣の搬送先を切り替えて搬送できると共に、補充回収庫32から紙幣出金部24と紙幣鑑別部26とに紙幣の搬送先を切り替えて搬送できる。
従来、紙幣鑑別部の前側に配置された紙幣入金部から紙幣鑑別部の前側に搬送路が接続され、紙幣鑑別部の後側から紙幣収納庫等に搬送路が接続される現金処理装置があった。すなわち従来の現金処理装置は、紙幣入金部から紙幣鑑別部を通過した側の搬送路に紙幣収納庫等が接続されるものがあった。
これに対し現金処理装置1は、紙幣鑑別部26を通過するループ状の主搬送路44と、入金搬送路42、出金搬送路48、補充回収庫搬送路58、振分搬送路52a、52b及び52cとを接続し、それら入金搬送路42、出金搬送路48、補充回収庫搬送路58、振分搬送路52a、52b及び52cと各機構とを接続するようにした。これにより現金処理装置1は、紙幣鑑別部の前側に配置された紙幣入金部から紙幣鑑別部の前側に搬送路を接続し該紙幣鑑別部の後側から紙幣収納庫等に搬送路を接続する場合と比べて、搬送路の搬送路長自体は長くなるものの、一時保留部を省略しつつ搬送路の分岐及び切替器を少なくし、従来と同様に各処理を行うことができるため、現金処理装置1を小型化できる。
また現金処理装置1は、リジェクト庫30でループ状の主搬送路44の始端及び終端を接続するような形態としたことにより、入金収納処理時の収納リジェクト紙幣、出金処理時の出金リジェクト紙幣、補充処理時の補充リジェクト紙幣、回収処理時の回収リジェクト紙幣といった、種々のリジェクト紙幣を収納できる。これにより現金処理装置1は、入金計数処理時以外の種々のリジェクト紙幣の搬送先を1箇所に集約できるため、装置を簡素化できるとともに、余分な収納庫を設ける必要がなくなるため、装置を小型化できる。
また現金処理装置1は、このような搬送路41の構成のため、入金計数処理と出金処理とでは紙幣鑑別部26を前方から後方へ向かって紙幣が通過し、入金収納処理では入金計数処理及び出金処理とは逆に紙幣鑑別部26を後方から前方へ向かって紙幣が通過することとなる。
さらに現金処理装置1は、補充回収庫32及びリジェクト庫30を紙幣ユニット18の前側に配置するようにした。これにより現金処理装置1は、補充回収庫32及びリジェクト庫30が着脱される際の操作性を向上させることができる。
また現金処理装置1は、搬送路41の分岐を少なくすることにより簡易な搬送路41の構成としつつ、切替器の個数も抑えることにより、簡易な構成にできる。また現金処理装置1は、簡易な構成としつつ、入金計数処理、入金収納処理、出金処理、表裏反転出金処理、回収処理及び補充処理の全てにおいて紙幣に紙幣鑑別部26を通過させることができる。
以上の構成によれば、現金処理装置1は、入金紙幣が投入される紙幣入金部22と、出金紙幣が集積される紙幣出金部24と、入金紙幣又は出金紙幣を鑑別する紙幣鑑別部26と、紙幣を収納する複数の紙幣収納庫28と、リジェクト紙幣を収納するリジェクト庫30と、補充処理においては紙幣収納庫28に集積させる紙幣を収納し、回収処理においては紙幣収納庫28から搬送された紙幣を収納すると共に、入金処理においては入金紙幣を一時的に保留する補充回収庫32と、紙幣入金部22、紙幣出金部24、紙幣鑑別部26、紙幣収納庫28、リジェクト庫30及び補充回収庫32を接続する搬送路41とを設けるようにした。
これにより現金処理装置1は、補充処理又は回収処理において利用されていた補充回収庫32を一時保留部としても利用することにより、補充回収庫32に加えて一時保留部を設ける必要がなくなるため一時保留部を省略でき、装置を小型化できる。
また現金処理装置1は、入金紙幣が投入される紙幣入金部22と、紙幣入金部22と接続され、該紙幣入金部22の紙幣を搬送する入金搬送路42と、入金搬送路42と接続される主搬送路44と、主搬送路44に配置され、紙幣入金部22側へ向かって搬送される入金紙幣又は出金紙幣を鑑別する紙幣鑑別部26と、主搬送路44に接続され、紙幣を収納する複数の紙幣収納庫28と、回収搬送路としての補充回収庫搬送路58を介して主搬送路44に接続され、紙幣収納庫28から回収すべき紙幣を収納する補充回収庫32と、出金搬送路48を介して主搬送路44と接続され、出金紙幣が集積される紙幣出金部24と、主搬送路44に設けられ、紙幣鑑別部26を通過した紙幣を出金搬送路48又は補充回収庫搬送路58の何れかの方向へ振り分ける3分岐切替器34とを設けるようにした。
これにより現金処理装置1は、搬送路の分岐及び切替器を少なくできるため、装置を小型化できる。
さらに現金処理装置1は、入金紙幣が投入される紙幣入金部22と、紙幣入金部22と接続され、該紙幣入金部22の紙幣を搬送する入金搬送路42と、入金搬送路42と接続される主搬送路44と、出金搬送路48を介して主搬送路44と接続され、出金紙幣が集積される紙幣出金部24と、主搬送路44に配置され、入金紙幣又は出金紙幣を鑑別する紙幣鑑別部26と、収納庫搬送路54a〜54cを介して主搬送路44と接続され、紙幣を収納する複数の紙幣収納庫28と、接続搬送路56を介して主搬送路44と接続され、補充処理においては紙幣収納庫28に集積させる紙幣を収納し、回収処理においては紙幣収納庫28から搬送された紙幣を収納すると共に、入金処理においては入金紙幣を一時的に保留する補充回収庫32と、主搬送路44と出金搬送路48と接続搬送路56との分岐に設けられ、紙幣鑑別部26を通過した紙幣を出金搬送路48又は接続搬送路56の何れかの方向へ振り分ける3分岐切替器34とを設けるようにした。
これにより現金処理装置1は、補充処理又は回収処理において利用されていた補充回収庫32を一時保留部としても利用することにより、補充回収庫32に加えて一時保留部を設ける必要がなくなるため一時保留部を省略でき、装置を小型化できる。
[2.第2の実施の形態]
[2−1.現金処理装置及び紙幣ユニットの構成]
図1に示すように、第2の実施の形態による現金処理装置101は、第1の実施の形態による現金処理装置1と比べて、それぞれ主制御部114が主制御部14と、紙幣ユニット118が紙幣ユニット18と異なっているものの、それ以外は同様に構成されている。図2と対応する部材に同一符号を付した図10に示すように、紙幣ユニット118における紙幣収納庫28b及び28cは、紙幣ユニット18と同様に、それぞれが単一の金種の紙幣を収納する単一金種収納庫として設定されており、金種1(例えば1000円札)の紙幣である第1金種紙幣BL1を収納する。紙幣収納庫28aは、混在した金種の紙幣を収納する混在金種収納庫として設定されており、第1金種紙幣BL1と金種2(例えば10000円札)の紙幣である第2金種紙幣BL2とを収納する。ここで、紙幣収納庫28bはフル状態であり、紙幣収納庫28a及び28cは追加集積可能状態である通常状態であるとする。
[2−2.入金計数処理]
現金処理装置101は、行員により操作部12を介して入金計数処理が選択されると、紙幣入金部22を紙幣の投入待ち状態とする。このとき紙幣入金部22には、図11(A)に示すように第1金種紙幣BL1の束と第2金種紙幣BL2の束とが投入される。現金処理装置101は、上述した入金計数処理と同様の処理を行い、紙幣を1枚ずつ分離し紙幣入金部22から繰り出して、図11(B)に示すように、入金可能紙幣を入金搬送経路R1に沿って補充回収庫32へ搬送し一時的に集積する一方、入金リジェクト紙幣を入金リジェクト搬送経路R2に沿って紙幣出金部24へ搬送して集積し行員に返却する。
このとき第2金種紙幣BL2を収納する紙幣収納庫28bはフル状態であるため、第2金種紙幣BL2を補充回収庫32から紙幣収納庫28bへは搬送し得ない状態となっている。
[2−3.入金収納処理]
現金処理装置101は、入金計数処理の完了後に入金収納処理を行う。現金処理装置101は、上述した入金収納処理と同様の処理を行い、入金可能紙幣を1枚ずつ分離し補充回収庫32から繰り出して、図12(A)に示すように、収納可能紙幣を収納搬送経路R3に沿って紙幣収納庫28c、28b又は28aへ搬送し集積する一方、収納リジェクト紙幣を収納リジェクト搬送経路R4に沿ってリジェクト庫30へ搬送し集積する。
このとき第2金種紙幣BL2を収納する紙幣収納庫28bはフル状態であるため、現金処理装置101は、図12(B)に示すように、第2金種紙幣BL2を補充回収庫32から、通常状態の混在金種収納庫である紙幣収納庫28aへ搬送し集積する。一方第1金種紙幣BL1を収納する紙幣収納庫28cは通常状態であるため、現金処理装置101は、第1金種紙幣BL1を補充回収庫32から、単一金種収納庫である紙幣収納庫28cへ搬送し集積する。このように現金処理装置101は、集積先の紙幣収納庫28がフル状態のためにそれ以上紙幣が集積できない場合であっても、該紙幣を混在金種収納庫である紙幣収納庫28aに集積することにより、紙幣の搬送先を確保し、紙幣ユニット118を停止させることなく入金収納処理を継続することができる。
[2−4.補充処理]
現金処理装置1は、補充紙幣が装填された補充回収庫32と、空のリジェクト庫30とが行員により紙幣ユニット18に取り付けられ、行員により操作部12を介して補充処理が選択されると、補充処理を行う。現金処理装置101は、上述した補充処理と同様の処理を行い、補充紙幣を1枚ずつ分離し補充回収庫32から繰り出して、図13(A)に示すように、補充紙幣を補充搬送経路R14に沿って紙幣収納庫28a、28b又は28cへ搬送し集積する一方、補充リジェクト紙幣を補充リジェクト搬送経路R15に沿ってリジェクト庫30へ搬送し集積する。
このとき第2金種紙幣BL2を収納する紙幣収納庫28bはフル状態であるため、現金処理装置101は、図13(B)に示すように、第2金種紙幣BL2を補充回収庫32から、通常状態の混在金種収納庫である紙幣収納庫28aへ搬送し集積する。一方第1金種紙幣BL1を収納する紙幣収納庫28cは通常状態であるため、現金処理装置101は、第1金種紙幣BL1を補充回収庫32から、単一金種収納庫である紙幣収納庫28cへ搬送し集積する。このように現金処理装置101は、補充先の紙幣収納庫28がフル状態のためにそれ以上紙幣が集積できない場合であっても、該紙幣を混在金種収納庫である紙幣収納庫28aに集積することにより、紙幣の搬送先を確保し、紙幣ユニット118を停止させることなく補充処理を継続することができる。
ここで、紙幣収納庫28a、28b及び28cが全てフル状態になり、補充回収庫32内に補充紙幣が残留している場合、現金処理装置101は、出金処理以外の取引を停止し、出金処理のみの運用に制限する。この状態で出金処理が継続し、紙幣収納庫28a、28b及び28cのうち、補充回収庫32に残留している金種の紙幣が補充されるべき紙幣収納庫28がフル状態から通常状態になった場合、現金処理装置101は、補充回収庫32に残留している補充紙幣を紙幣収納庫28へ搬送し、該補充回収庫32内の補充紙幣が全てなくなった場合、再度全ての取引を可能な状態にする。
その他現金処理装置101の紙幣ユニット118は、現金処理装置1の紙幣ユニット18と同様の入金返却処理、出金処理及び回収処理を行う。
[2−5.混在金種収納庫の紙幣の振分処理]
現金処理装置101は、単一金種収納庫である紙幣収納庫28b及び28cに収納された紙幣の枚数が少なくなり、且つ混在金種収納庫である紙幣収納庫28aに紙幣が収納されている場合、該紙幣収納庫28aに収納された紙幣を紙幣収納庫28b及び28cに振り分ける振分処理を行う。
現金処理装置101は、上述した回収処理とほぼ同様の動作を行い、第1金種紙幣BL1及び第2金種紙幣BL2を1枚ずつ分離し紙幣収納庫28aから繰り出して、図14(A)に示すように、第1金種紙幣BL1及び第2金種紙幣BL2を振分回収搬送経路R16に沿って補充回収庫32へ搬送し集積する。図14(B)に示すように、紙幣収納庫28aから紙幣収納庫28b及び28cへ振り分けるべき第1金種紙幣BL1及び第2金種紙幣BL2が補充回収庫32に集積されると、現金処理装置101は、上述した補充処理と同様の処理を行い、第1金種紙幣BL1及び第2金種紙幣BL2を1枚ずつ分離し補充回収庫32から繰り出して、図15(A)に示すように、第1金種紙幣BL1及び第2金種紙幣BL2を振分補充搬送経路R17に沿って紙幣収納庫28b及び28cへ搬送し集積する。
このように現金処理装置101は、図15(B)に示すように、収納された紙幣の枚数が少なくなった紙幣収納庫28b及び28cに紙幣収納庫28aから補充回収庫32を介し紙幣を移動させることにより、紙幣収納庫28aに収納されていた紙幣を出金処理に用いることができる。
[2−6.効果等]
ここで、従来のように一時保留部が設けられている現金処理装置の場合、紙幣収納庫28がフル状態になった場合、該紙幣収納庫28が通常状態になるまで紙幣を補充回収庫に一時的に集積させておけばよかった。これに対し現金処理装置101は、入金計数処理及び表裏反転出金処理において補充回収庫32を利用するために該補充回収庫32は予め空になっている必要があるため、紙幣収納庫28に入りきらない紙幣を補充回収庫32に一時的に集積させておくことは好ましくない。
これに対し現金処理装置101は、複数の紙幣収納庫28の内の1個を混在金種収納庫に設定にするようにした。これにより現金処理装置101は、入金計数処理及び表裏反転出金処理において補充回収庫32に紙幣を一時保留する場合において、単一金種収納庫の紙幣収納庫28がフル状態になった状態でも、補充回収庫32の紙幣を混在金種収納庫の紙幣収納庫28に収納することにより、紙幣ユニット118の取引を停止せずに継続できる。
その他第2の実施の形態による現金処理装置101は、第1の実施の形態による現金処理装置1とほぼ同様の作用効果を奏する。
[3.第3の実施の形態]
[3−1.現金処理装置及び紙幣ユニットの構成]
図1に示すように、第3の実施の形態による現金処理装置201は、第1の実施の形態による現金処理装置1と比べて、それぞれ主制御部214が主制御部14と、紙幣ユニット218が紙幣ユニット18と異なっているものの、それ以外は同様に構成されている。図2と対応する部材に同一符号を付した図16に示すように、紙幣ユニット218は、紙幣ユニット18と比べて、搬送路241が搬送路41と異なり、2分岐切替器35が省略されていると共に2分岐切替器38、39及び40が追加されているものの、それ以外は同様に構成されている。
2分岐切替器38、39及び40は、主制御部214の制御に基づき図示しない駆動部に駆動され回動することによりブレードの傾斜方向を変化させて紙幣の搬送経路を2通りに切り替える2ウェイブレードである。
搬送路241は、搬送路41における入金搬送路42、主搬送路44、出金搬送路48、振分搬送路52a、振分搬送路52b、振分搬送路52c及び補充回収庫搬送路58それぞれに対応する、入金搬送路242、主搬送路244、出金搬送路248、振分搬送路252a、振分搬送路252b、振分搬送路252c及び補充回収庫搬送路258に加えて、下側接続搬送路262が設けられている。
入金搬送路242は、紙幣入金部22から後方へ向かって2分岐切替器38まで延びることにより、紙幣入金部22と鑑別収納搬送路246及び上側接続搬送路264とを接続している。
主搬送路44は、鑑別収納搬送路246、収納庫搬送路254a、収納庫搬送路254b、収納庫搬送路254c、収納時リジェクト庫搬送路268、接続搬送路256、リジェクト庫搬送路260、補充回収庫リジェクト庫出金部搬送路266及び上側接続搬送路264によりループ状に構成されている。
鑑別収納搬送路246は、2分岐切替器38から後方へ向かって紙幣鑑別部26を通過し紙幣ユニット218の後部で下側に方向を変えて2分岐切替器36cまで延びることにより、入金搬送路242及び上側接続搬送路264と収納庫搬送路254c及び振分搬送路252cとを接続している。
収納庫搬送路254c及び254bは、収納庫搬送路54c及び54bと同様に構成されている。収納庫搬送路254aは、2分岐切替器36aから前方へ向かって2分岐切替器40まで延びることにより、収納庫搬送路254b及び振分搬送路252aと収納時リジェクト庫搬送路268及び下側接続搬送路262を接続している。収納時リジェクト庫搬送路268は、2分岐切替器40から前方へ向かってリジェクト庫30の上方でリジェクト庫搬送路260に合流することにより、収納庫搬送路254a及び下側接続搬送路262とリジェクト庫搬送路260とを接続している。
接続搬送路256は、3分岐切替器34から下方へ向かって2分岐切替器37まで延びることにより、補充回収庫リジェクト庫出金部搬送路266及び出金搬送路248とリジェクト庫搬送路260及び補充回収庫搬送路258とを接続している。リジェクト庫搬送路260は、2分岐切替器37から下方へ向かって途中で収納時リジェクト庫搬送路268に合流されリジェクト庫30まで延びることにより、接続搬送路256及び補充回収庫搬送路258とリジェクト庫30及び収納時リジェクト庫搬送路268とを接続している。補充回収庫リジェクト庫出金部搬送路266は、2分岐切替器39から前方へ向かって3分岐切替器34まで延びることにより、上側接続搬送路264及び下側接続搬送路262と出金搬送路248及び接続搬送路256とを接続している。
振分搬送路252a、252b及び252cは、振分搬送路52a、52b及び52cと同様に構成されている。
出金搬送路248は、3分岐切替器34から前方へ向かって紙幣出金部24まで延びることにより、補充回収庫リジェクト庫出金部搬送路266及び接続搬送路256と紙幣出金部24とを接続している。補充回収庫搬送路258は、2分岐切替器37から前方へ向かって補充回収庫32まで延びることにより、接続搬送路256及びリジェクト庫搬送路260と補充回収庫32とを接続している。
上側接続搬送路264は、2分岐切替器38から下方へ向かって2分岐切替器39まで延びることにより、鑑別収納搬送路246及び入金搬送路242と補充回収庫リジェクト庫出金部搬送路266及び下側接続搬送路262とを接続している。下側接続搬送路262は、2分岐切替器40から上方へ向かって2分岐切替器39まで延びることにより、収納庫搬送路254a及び収納時リジェクト庫搬送路268と上側接続搬送路264及び補充回収庫リジェクト庫出金部搬送路266とを接続している。
[3−2.入金計数処理]
現金処理装置201は、行員により操作部12を介して入金計数処理が選択されると、紙幣入金部22を紙幣の投入待ち状態とする。現金処理装置201は、紙幣を1枚ずつ分離し紙幣入金部22から繰り出して、図17に示すように、入金可能紙幣を入金搬送経路R201に沿って補充回収庫32へ搬送し一時的に集積する一方、入金リジェクト紙幣を入金リジェクト搬送経路R202に沿って紙幣出金部24へ搬送して集積し行員に返却する。
[3−3.入金収納処理]
現金処理装置201は、入金計数処理の完了後に入金収納処理を行う。現金処理装置201は、入金可能紙幣を1枚ずつ分離し補充回収庫32から繰り出して、図18に示すように、収納可能紙幣を収納搬送経路R203に沿って紙幣収納庫28a、28b又は28cへ搬送し集積する一方、収納リジェクト紙幣を収納リジェクト搬送経路R204に沿ってリジェクト庫30へ搬送し集積する。
[3−4.入金返却処理]
現金処理装置201は、行員により操作部12を介して入金返却処理が選択されると、入金返却処理を行う。現金処理装置201は、入金可能紙幣を1枚ずつ分離し補充回収庫32から繰り出して、図19に示すように入金返却搬送経路R205に沿って紙幣出金部24へ搬送して集積し行員に返却する。
[3−5.出金処理]
現金処理装置201は、行員により操作部12を介して出金処理が選択されると、出金処理を行う。現金処理装置201は、紙幣を1枚ずつ分離し紙幣収納庫28a、28b又は28cから繰り出して、図20に示すように、出金可能紙幣を出金搬送経路R206に沿って紙幣出金部24へ搬送して集積し行員に受け渡す一方、出金リジェクト紙幣を出金リジェクト搬送経路R207に沿ってリジェクト庫30へ搬送し集積する。
[3−6.表裏反転出金処理]
現金処理装置201は、行員により操作部12を介して表裏反転出金処理が選択されると、表裏反転出金処理を行う。現金処理装置201は、紙幣を1枚ずつ分離し紙幣収納庫28a、28b又は28cから繰り出して、図21(A)に示すように、出金可能表向き紙幣を出金搬送経路R208に沿って紙幣出金部24へ搬送して集積し行員に返却する一方、出金可能裏向き紙幣を表裏反転出金搬送経路R209に沿って補充回収庫32へ搬送し一時的に集積する。また一方現金処理装置201は、出金リジェクト紙幣を出金リジェクト搬送経路R210に沿ってリジェクト庫30へ搬送し集積する。
現金処理装置201は、出金すべき紙幣の紙幣収納庫28からの繰出が完了すると、出金可能裏向き紙幣を1枚ずつ分離し補充回収庫32から繰り出して、図21(B)に示すように表裏反転出金搬送経路R211に沿って紙幣出金部24へ搬送して集積し行員に受け渡す。
[3−7.回収処理]
現金処理装置201は、行員により操作部12を介して回収処理が選択されると、回収処理を行う。現金処理装置201は、紙幣を1枚ずつ分離し紙幣収納庫28a、28b又は28cから繰り出して、図22に示すように、回収可能紙幣を回収搬送経路R212に沿って補充回収庫32へ搬送し集積する一方、回収リジェクト紙幣を回収リジェクト搬送経路R213に沿ってリジェクト庫30へ搬送し集積する。
[3−8.補充処理]
現金処理装置201は、補充紙幣が装填された補充回収庫32と、空のリジェクト庫30とが行員により紙幣ユニット218に取り付けられ、行員により操作部12を介して補充処理が選択されると、補充処理を行う。現金処理装置201は、補充紙幣を1枚ずつ分離し補充回収庫32から繰り出して、図23に示すように、補充可能紙幣を補充搬送経路R214に沿って紙幣収納庫28a、28b又は28cへ搬送し集積する一方、補充リジェクト紙幣を補充リジェクト搬送経路R215に沿ってリジェクト庫30へ搬送し集積する。
[3−9.効果等]
現金処理装置201は、紙幣鑑別部26よりも前側に紙幣入金部22、紙幣出金部24及び補充回収庫32を配置し、紙幣鑑別部26の前側(すなわち紙幣入金部22側)から後側へ鑑別収納搬送路246を通過させ、該鑑別収納搬送路246の下流側に紙幣収納庫28及びリジェクト庫30を接続するようにした。
このような構成において現金処理装置201は、入金計数処理において紙幣鑑別部26を前側から後側へ通過した紙幣を補充回収庫32又は紙幣出金部24へ搬送するために、下側接続搬送路262を設けている。また現金処理装置201は、入金収納処理、出金処理、表裏反転出金処理及び回収処理において、紙幣に紙幣鑑別部26を通過させるために、上側接続搬送路264を設けている。それと共に現金処理装置201は、これら上側接続搬送路264や下側接続搬送路262等に紙幣を振り分けるために、2分岐切替器38、39及び40を設けている。
このように現金処理装置201は、補充回収庫32を、紙幣を一時的に保留する一時保留部として使用するようにした。これにより現金処理装置201は、専用の一時保留部を別途設ける必要がないため、該現金処理装置201を小型化できると共に低コスト化させることができる。
その他第3の実施の形態による現金処理装置201は、第1の実施の形態による現金処理装置1とほぼ同様の作用効果を奏する。
[4.他の実施の形態]
なお上述した第1の実施の形態においては、補充処理において紙幣収納庫28a、28b又は28cにおける何れかがフル状態になった場合、現金処理装置1は、補充処理を中断し、補充回収庫32内の紙幣を取り出してもらうように表示部10に指示を出し、行員により補充回収庫32内の紙幣が取り出されて空になった補充回収庫32が紙幣ユニット18に装着されると、紙幣ユニット18の動作を可能な状態にする場合について述べた。本発明はこれに限らず、図5に示した入金返却処理と同様の処理をすることにより、補充回収庫32内の紙幣を紙幣出金部24へ搬送して行員に受け取ってもらうことにより、補充回収庫32内の紙幣を空にして、紙幣ユニット18の動作を可能な状態にしても良い。
また上述した実施の形態においては、入金計数処理及び表裏反転出金処理においては予め補充回収庫32を空にする場合について述べた。本発明はこれに限らず、既に補充回収庫32に紙幣が集積されている状態であっても、該紙幣の上に仕切板を配置したり模擬券を挿入したりすることにより、該紙幣と、入金計数処理及び表裏反転出金処理において補充回収庫32に一時的に集積される紙幣とが物理的に区別されていれば、入金計数処理及び表裏反転出金処理に予め補充回収庫32を空にしなくても良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、表裏反転出金処理に出金可能裏向き紙幣を補充回収庫32へ一旦集積してから繰り出して紙幣出金部24へ搬送することにより該出金可能裏向き紙幣を反転させる場合について述べた。本発明はこれに限らず、出金可能裏向き紙幣を接続搬送路56、補充回収庫搬送路58又はリジェクト庫搬送路60上に一旦保留してから紙幣出金部24へ搬送することにより反転させても良い。またリジェクト庫搬送路60と収納庫搬送路54aとを相互に搬送可能に接続し、出金可能裏向き紙幣を該収納庫搬送路54aに一旦保留しても良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、収納庫搬送路54aは、リジェクト庫30に向かうようリジェクト庫搬送路60に合流する場合について述べた。本発明はこれに限らず、収納庫搬送路54aと接続搬送路56との接続箇所に切替器を設け、収納庫搬送路54aからリジェクト庫30又は接続搬送路56へ切り替えて紙幣を搬送可能にしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、出金時に表面が上側を向いている紙幣を表向きの紙幣とし、裏面が上側を向いている紙幣を裏向きの紙幣とする場合について述べた。本発明はこれに限らず、出金時に裏面が上側を向いている紙幣を表向きの紙幣とし、表面が上側を向いている紙幣を裏向きの紙幣としても良い。
さらに上述した実施の形態においては、補充回収庫32は、紙幣収納庫28に補充する紙幣を収納し、且つ紙幣収納庫28内から回収した紙幣を収納する場合について述べた。本発明はこれに限らず、少なくとも紙幣収納庫28内から回収した紙幣を収納すれば良い。その場合現金処理装置は、紙幣入金部22から紙幣を行員に投入させ紙幣収納庫28へ補充すれば良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、現金処理装置1に紙幣収納庫28が3個設けられている場合について述べた。本発明はこれに限らず、2個以下か、又は4個以上の任意の個数だけ紙幣収納庫28が設けられていても良い。
さらに上述した第2の実施の形態においては、現金処理装置101に紙幣収納庫28が3個設けられている場合について述べた。本発明はこれに限らず、2個以上の任意の個数だけ紙幣収納庫28が設けられていても良い。その場合、少なくとも1個の紙幣収納庫28が混在金種収納庫であれば良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、紙幣入金部22と紙幣出金部24とが別体で設けられた紙幣ユニット18に本発明を適用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、紙幣入金部と紙幣出金部とを兼用する紙幣入出金部が設けられた紙幣ユニットに本発明を適用しても良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、行員との間で媒体としての紙幣に関する取引処理を行う現金処理装置1の紙幣ユニット18に本発明を適用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、顧客との間で所望の取引を行う現金取引装置(ATM:Automatic Teller Machine)や、釣銭機や、例えば各種金券や証券等、或いは入場券や乗車券のような種々の紙葉状の媒体を取り扱う種々の装置に本発明を適用しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、入金部としての紙幣入金部22と、出金部としての紙幣出金部24と、鑑別部としての紙幣鑑別部26と、紙幣収納庫としての紙幣収納庫28と、リジェクト庫としてのリジェクト庫30と、兼用収納庫としての補充回収庫32と、搬送路としての搬送路41とによって、紙幣処理装置としての紙幣ユニット18を構成する場合について述べた。
本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる入金部と、出金部と、鑑別部と、紙幣収納庫と、リジェクト庫と、搬送路と、兼用収納庫とによって、紙幣処理装置を構成するようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、入金部としての紙幣入金部22と、入金搬送路としての入金搬送路42と、主搬送路としての主搬送路44と、鑑別部としての紙幣鑑別部26と、紙幣収納庫としての紙幣収納庫28と、回収庫としての補充回収庫32と、出金部としての紙幣出金部24と、切替部としての3分岐切替器34とによって、紙幣処理装置としての紙幣ユニット18を構成する場合について述べた。
本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる入金部と、入金搬送路と、主搬送路と、鑑別部と、紙幣収納庫と、回収庫と、出金部と、切替部とによって、紙幣処理装置を構成するようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、入金部としての紙幣入金部22と、入金搬送路としての入金搬送路42と、主搬送路としての主搬送路44と、出金部としての紙幣出金部24と、鑑別部としての紙幣鑑別部26と、紙幣収納庫としての紙幣収納庫28と、兼用収納庫としての補充回収庫32と、切替部としての3分岐切替器34とによって、紙幣処理装置としての紙幣ユニット18を構成する場合について述べた。
本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる入金部と、入金搬送路と、主搬送路と、出金部と、鑑別部と、紙幣収納庫と、兼用収納庫と、切替部とによって、紙幣処理装置を構成するようにしても良い。
本発明は、顧客との間で紙幣の入出金に関する取引処理を行う現金処理装置等でも利用できる。
1、101、201……現金処理装置、2……筐体、4……硬貨入出金口、6……紙幣入金口、8……紙幣出金口、10……表示部、12……操作部、14、114、214……主制御部、16……硬貨ユニット、18、118、218……紙幣ユニット、20……紙幣ユニット筐体、22……紙幣入金部、24……紙幣出金部、26……紙幣鑑別部、28……紙幣収納庫、30……リジェクト庫、32……補充回収庫、34……3分岐切替器、35、36a、36b、36c、37、38、39、40……2分岐切替器、41、241……搬送路、42、242……入金搬送路、44、244……主搬送路、46……鑑別搬送路、246……鑑別収納搬送路、48、248……出金搬送路、50……収納搬送路、52a、52b、52c、252a、252b、252c……振分搬送路、54a、54b、54c、254a、254b、254c……収納庫搬送路、56、256……接続搬送路、58、258……補充回収庫搬送路、60、260……リジェクト庫搬送路、262……下側接続搬送路、264……上側接続搬送路、266……補充回収庫リジェクト庫出金部搬送路、268……収納時リジェクト庫搬送路、R1、R201……入金搬送経路、R2、R202……入金リジェクト搬送経路、R3、R203……収納搬送経路、R4、R204……収納リジェクト搬送経路、R5、R205……入金返却搬送経路、R6、R206……出金搬送経路、R7、R207……出金リジェクト搬送経路、R8、R208……出金搬送経路、R9、R209……表裏反転出金搬送経路、R10、R210……出金リジェクト搬送経路、R11、R211……表裏反転出金搬送経路、R12、R212……回収搬送経路、R13、R213……回収リジェクト搬送経路、R14、R214……補充搬送経路、R15、R215……補充リジェクト搬送経路、R16……振分回収搬送経路、R17……振分補充搬送経路。

Claims (14)

  1. 入金紙幣が投入される入金部と、
    出金紙幣が集積される出金部と、
    入金紙幣又は出金紙幣を鑑別する鑑別部と、
    紙幣を収納する複数の紙幣収納庫と、
    リジェクト紙幣を収納するリジェクト庫と、
    補充処理においては前記紙幣収納庫に集積させる紙幣を収納し、回収処理においては前記紙幣収納庫から搬送された紙幣を収納すると共に、入金処理においては前記入金紙幣を一時的に保留する兼用収納庫と、
    前記入金部、前記出金部、前記鑑別部、前記紙幣収納庫、前記リジェクト庫及び前記兼用収納庫を接続する搬送路と
    を有する紙幣処理装置。
  2. 前記入金部及び前記出金部は、前記鑑別部よりも前方に配され、
    前記兼用収納庫は、前記入金部及び前記出金部の下方に配置され、
    前記リジェクト庫は、前記兼用収納庫と前記紙幣収納庫との間に配置される
    請求項1に記載の紙幣処理装置。
  3. 前記搬送路は、入金搬送路、鑑別搬送路、出金搬送路及び接続搬送路を有し、
    前記入金搬送路は、前記入金部と接続され前記鑑別部よりも後方へ延伸して設けられ、
    前記鑑別搬送路は、前記入金搬送路と接続され、該入金搬送路との接続位置から前方へ延び前記鑑別部を後方から前方へ向かって通過し、
    前記出金搬送路は、前記鑑別搬送路に前記鑑別部よりも前側で接続され、且つ前記出金部と接続され、
    前記接続搬送路は、前記鑑別搬送路に前記鑑別部よりも前側で接続され、且つ前記兼用収納庫と接続され、
    前記鑑別搬送路と前記出金搬送路と前記接続搬送路との分岐に設けられ、前記鑑別部を通過した紙幣を前記出金搬送路又は前記接続搬送路の何れかの方向へ振り分ける切替部
    をさらに有する請求項1又は請求項2に記載の紙幣処理装置。
  4. 前記接続搬送路及び前記鑑別搬送路は、前記兼用収納庫と前記鑑別部との間で、前記鑑別部から前記兼用収納庫に向かって、且つ前記兼用収納庫から前記鑑別部に向かって、双方向に前記紙幣を搬送させる
    請求項3に記載の紙幣処理装置。
  5. 前記接続搬送路及び前記出金搬送路は、前記兼用収納庫から前記出金部に向かって前記紙幣を搬送させる
    請求項3に記載の紙幣処理装置。
  6. 前記鑑別搬送路における前記鑑別部よりも後側から前記鑑別搬送路及び前記入金搬送路に対し前記紙幣収納庫の方向に向かって分岐する収納搬送路
    をさらに有する請求項3に記載の紙幣処理装置。
  7. 前記接続搬送路から前記リジェクト庫の方向に向かって分岐するリジェクト庫搬送路
    をさらに有する請求項6に記載の紙幣処理装置。
  8. 前記収納搬送路と接続され前記リジェクト庫に向かって前記リジェクト庫搬送路に合流する収納庫搬送路
    をさらに有する請求項7に記載の紙幣処理装置。
  9. 前記兼用収納庫に前記入金紙幣を一時的に保留する場合、入金処理開始時に前記兼用収納庫内の紙幣を空にするよう制御する制御部
    をさらに有する請求項1に記載の紙幣処理装置。
  10. 複数の前記紙幣収納庫のうち1つは、複数種類の金種を混在させて収納する混在金種収納庫であり、
    前記制御部は、前記紙幣収納庫のうち単一種類の金種を収納する単一金種収納庫が満杯の場合、前記兼用収納庫に収納された前記単一金種収納庫に収納すべき紙幣を前記混在金種収納庫へ保留させる
    請求項9に記載の紙幣処理装置。
  11. 前記兼用収納庫は、前記紙幣処理装置の前側に配され、
    前記リジェクト庫は、前記兼用収納庫の後方に配され、
    前記兼用収納庫及び前記リジェクト庫は何れも前記紙幣処理装置における前面から着脱可能である
    請求項1に記載の紙幣処理装置。
  12. 前記紙幣収納庫から繰り出された紙幣を前記鑑別部で鑑別し、鑑別した結果に基づいて、前記紙幣が正常な一面側紙幣である場合は前記出金部へ搬送し、異常な紙幣である場合は前記リジェクト庫へ搬送し、正常な他面側紙幣である場合は前記兼用収納庫へ搬送した後に前記出金部へ搬送する
    請求項1に記載の紙幣処理装置。
  13. 入金紙幣が投入される入金部と、
    前記入金部と接続され、該入金部の紙幣を搬送する入金搬送路と、
    前記入金搬送路と接続される主搬送路と、
    前記主搬送路に配置され、前記入金部側へ向かって搬送される前記入金紙幣又は出金紙幣を鑑別する鑑別部と、
    前記主搬送路に接続され、紙幣を収納する複数の紙幣収納庫と、
    回収搬送路を介して前記主搬送路に接続され、前記紙幣収納庫から回収すべき紙幣を収納する回収庫と、
    出金搬送路を介して前記主搬送路と接続され、前記出金紙幣が集積される出金部と、
    前記主搬送路に設けられ、前記鑑別部を通過した紙幣を前記出金搬送路又は前記回収搬送路の何れかの方向へ振り分ける切替部と
    を有する紙幣処理装置。
  14. 入金紙幣が投入される入金部と、
    前記入金部と接続され、該入金部の紙幣を搬送する入金搬送路と、
    前記入金搬送路と接続される主搬送路と、
    出金搬送路を介して前記主搬送路と接続され、出金紙幣が集積される出金部と、
    前記主搬送路に配置され、入金紙幣又は出金紙幣を鑑別する鑑別部と、
    収納庫搬送路を介して前記主搬送路と接続され、紙幣を収納する複数の紙幣収納庫と、
    接続搬送路を介して前記主搬送路と接続され、補充処理においては前記紙幣収納庫に集積させる紙幣を収納し、回収処理においては前記紙幣収納庫から搬送された紙幣を収納すると共に、入金処理においては前記入金紙幣を一時的に保留する兼用収納庫と、
    前記主搬送路と前記出金搬送路と前記接続搬送路との分岐に設けられ、前記鑑別部を通過した紙幣を前記出金搬送路又は前記接続搬送路の何れかの方向へ振り分ける切替部と
    を有する紙幣処理装置。
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