JP2000268220A - 紙幣入金整理機 - Google Patents

紙幣入金整理機

Info

Publication number
JP2000268220A
JP2000268220A JP7618099A JP7618099A JP2000268220A JP 2000268220 A JP2000268220 A JP 2000268220A JP 7618099 A JP7618099 A JP 7618099A JP 7618099 A JP7618099 A JP 7618099A JP 2000268220 A JP2000268220 A JP 2000268220A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
designated
denomination
stacker
banknotes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7618099A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3860930B2 (ja
Inventor
Masao Sakamoto
本 正 雄 坂
Yasushi Kakimoto
本 裕 史 柿
Etsuo Osami
悦 生 小佐見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Glory Ltd
Original Assignee
Glory Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Glory Ltd filed Critical Glory Ltd
Priority to JP7618099A priority Critical patent/JP3860930B2/ja
Publication of JP2000268220A publication Critical patent/JP2000268220A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3860930B2 publication Critical patent/JP3860930B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 バッチ処理で紙幣を区分け整理する整理機に
おいて紙幣の取り出しを容易にすることにより満杯によ
る処理の中断を減少して処理時間の短縮を図る。 【解決手段】 ホッパ部15に投入された紙幣を収納庫
24へ収納する入金モードかホッパ部に投入された紙幣
を指定金種の指定枚数ごとに区分けするバッチモードか
を選択指定するモード指定手段と、バッチモードが指定
されたときに区分けする紙幣の金種および枚数を指定す
る金種枚数指定手段と、前記モード指定手段により入金
モードが指定されているときは入金可能な紙幣を前記一
時保留部へ集積させるとともに識別不能なリジェクト紙
幣をスタッカ部19,20へ集積させ、バッチモードが
指定されているときは指定金種の紙幣をスタッカ部へ集
積させるとともに指定外金種の紙幣および識別不能なリ
ジェクト紙幣を一時保留部22へ集積させるよう搬送分
岐手段を制御する制御部45とを具有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、売上金等の現金を
入金する入金機に係り、特に金種混合状態の紙幣を金種
別に所定枚数ずつに区分けして整理するバッチ処理機能
を有する紙幣入金整理機に関する。
【0002】
【従来の技術】スーパーマーケット等の大型小売店の出
納室や、タクシー会社の事務所などにおいては、レジ係
や運転手等の担当者が自身による操作によって売上金を
入金処理する貨幣入金機が設置されている。
【0003】上記のような貨幣入金機は、紙幣の入金処
理を行う紙幣処理部と、硬貨の入金処理を行う硬貨処理
部と、入金処理に必要なデータや指令の入力あるいはI
Dカードのデータを読み取る操作部と、操作ガイダンス
や計数結果等を表示する表示部と、担当者別の入金デー
タを記憶または外部へ転送するデータ処理部とを備えて
いる。
【0004】前記処理部のうち紙幣処理部についてみる
と、図6(A)に略示するように、機体1の上方部に紙
幣を投入する入金ホッパ2が設けられ、この入金ホッパ
2に投入された紙幣を1枚ずつ繰り込んで搬送する搬送
路3の途中に紙幣の金種等を識別する識別部4が配設さ
れ、この識別部4の下流側に入金可能な紙幣を一時保留
する一時保留部5と入金不可の紙幣を返却するリジェク
ト口6とが配設されていて分岐部7の切り換えにより紙
幣をいずれかに送るようになっている。そして上記一時
保留部5の下方には入金承認がなされたとき一時保留紙
幣を収納する収納庫8が配設されており、入金処理時に
は図6(A)のようにして使用される。前記一時保留部
5は機体1に設けられた開閉扉9により機体1の外部と
は遮蔽されており、前記リジェクト口6は機体1外に開
放されている。
【0005】一方、上記の貨幣入金機では、出納係員が
金種混合状態で収納庫8に一括収納されている紙幣を金
種別に所定枚数ずつに区分けして整理する際に使用する
バッチ処理機能を備えている。このバッチ処理時には、
図6(B)に示すように、整理したい金種とその枚数を
指定し、金種混合状態の紙幣を入金ホッパ2にセットし
てスタートボタンを押すとその紙幣が1枚ずつ繰り込ま
れて識別部4により金種が識別され、指定されている金
種の紙幣は一時保留部5に集積され、指定されていない
金種の紙幣と識別できなかったリジェクト紙幣はリジェ
クト口6へ返却される。
【0006】指定金種紙幣が設定枚数集積されるか、あ
るいはリジェクト口6が満杯になると繰り込みが一時停
止され、設定枚数に達した一時保留紙幣、あるいは満杯
になったリジェクト口6の紙幣を取り除くことにより再
び繰り込みが開始され、こうして順次区分け整理ができ
るようになっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかるに上記従来の機
械では、バッチ処理において指定金種を一時保留部5に
集積させるようになっているため、所定枚数に達した指
定金種を取り出す際にその都度一時保留部5の開閉扉9
を開けなければならず、そのため取り出し操作がきわめ
て面倒であるという問題点があった。
【0008】また通常一時保留部5は1回に入金される
紙幣をすべて一時保留し得るように容量が大きく設定さ
れているのに対し、リジェクト口6は入金時に生じるリ
ジェクト紙幣(識別不能紙幣)が発生する可能性が少な
いことからその容量は比較的小さく設定されている。そ
のためバッチ処理を行った場合、指定金種紙幣が所定枚
数に達する前にリジェクト口6が満杯状態になってしま
って繰り込みが一時停止し、これによりバッチ処理がス
ムーズに行えないという問題点があった。
【0009】さらに上記従来の機械では1金種ずつしか
バッチ処理を行うことができず、例えば万円、五千円、
千円の3金種の混合紙幣を整理するとき、仮にリジェク
ト紙幣が1枚もなかったとしても最低2回はバッチ処理
を行わなければならない。すなわち最初に万円紙幣を指
定すると万円紙幣のみが所定枚数ずつ区分けして取り出
すことができ、五千円と千円紙幣は混合状態となる。そ
して2回目で五千円を指定すると五千円紙幣が所定枚数
ずつ区分けして取り出せ、千円紙幣だけが残ることにな
って金種別に分類することはできるが、操作回数が多い
ため整理作業が著しく面倒であるという問題があった。
【0010】本発明は上記従来の技術の問題点に着目
し、バッチ処理紙幣の取り出しを容易として操作性の向
上を図り、迅速な操作を可能とするとともに、指定金種
紙幣やリジェクト紙幣が満杯になってバッチ処理作業が
中断する事態を減少して処理時間の短縮を図る紙幣入金
整理機を提供することを課題としてなされたものであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する手段
として本発明は、複数枚の紙幣を受け入れて1枚ずつ繰
り込むホッパ部と、このホッパ部から繰り込まれた紙幣
の金種等を識別する識別部と、入金すべき紙幣を収納す
る収納庫と、前記識別部を通過した紙幣を機体内に一時
集積するとともに収納指令時には前記収納庫への収納を
可能とし、返却指令時には機体外から取り出しを可能と
する一時保留部と、前記識別部を通過した紙幣を機体外
から取り出し可能に集積するスタッカ部と、前記ホッパ
部、識別部、一時保留部、スタッカ部の各部間で紙幣の
搬送および分岐を行う搬送分岐手段と、前記ホッパ部に
投入された紙幣を前記収納庫へ収納する入金モードかホ
ッパ部に投入された紙幣を指定金種の指定枚数ごとに区
分けするバッチモードかを選択指定するモード指定手段
と、このモード指定手段によりバッチモードが指定され
たときに区分けする紙幣の金種および枚数を指定する金
種枚数指定手段と、前記モード指定手段により入金モー
ドが指定されているときは入金可能な紙幣を前記一時保
留部へ集積させるとともに識別不能なリジェクト紙幣を
前記スタッカ部へ集積させ、前記バッチモードが指定さ
れているときは指定金種の紙幣を前記スタッカ部へ集積
させるとともに指定外金種の紙幣および識別不能なリジ
ェクト紙幣を前記一時保留部へ集積させるよう前記搬送
分岐手段を制御する制御部とを具有することを特徴とす
る。
【0012】前記スタッカ部は第1スタッカ部と第2ス
タッカ部との2つのスタッカ部で構成することができ、
前記金種枚数指定手段を2種の金種を指定し得るように
構成すれば2金種の紙幣を同時にバッチ処理することが
できるので一層処理能率を高めることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態の
外観を示し、機体10内に紙幣処理部11と硬貨処理部
12とが併設されている場合を示しており、図2(A)
に紙幣処理部11の略示断面図を、図2(B)に硬貨処
理部12の略示断面図を示している。
【0014】すなわち機体10の前面上方部の傾斜面部
10aには、本機を操作する担当者のIDカードのデー
タを読み取るカードリーダ13、その直下位置に入金処
理等の各処理に必要なデータや指令を入力するための操
作部14、その下方位置に紙幣入金ホッパ15がそれぞ
れ設けられており、機体10の上面には操作ガイダンス
や計数結果等を表示する表示部16が、また前記操作部
15の側方位置にはレシート発行口17が設けられてい
る。
【0015】前記傾斜面部10aの下端に続く平面部1
0bの左方位置には硬貨入金ホッパ18が設けられ、機
体10の下方の前面上方部右側には第1スタッカ部19
および第2スタッカ部20の各取出口19a,20aが
上下に並設されて開口されている。この取出口19a,
20aは紙幣の飛び出しを防ぐための舌片状のストッパ
19b,20bが下方に向け回動変位可能に設けられて
いる。
【0016】またその下部位置には一時保留部22の開
閉扉23が、その下部位置には収納庫24の引出し扉2
5がそれぞれ設けられ、前面左側にはリジェクト硬貨返
却箱26と硬貨返却箱27が上下に位置してそれぞれ抜
きとり可能に設けられている。
【0017】前記紙幣処理部11の内部構造は、図2
(A)にその概要を示すように、前記紙幣入金ホッパ1
5に投入された紙幣を1枚ずつ繰り込む繰り込み手段2
8の後流側に、繰り込まれた紙幣の金種等を識別する識
別部29が設けられ、この識別部29に続いて機体10
の前面側の一時保留部22へ向けて配設される搬送路3
0の途中に切換爪31を有する分岐部を介して分岐する
分岐搬送路32が設けられ、さらにこの分岐搬送路32
の途中から切換爪33を有する分岐部を介して2路に分
岐されてそれぞれの分岐搬送路34,35を通じ前記第
1スタッカ部19と第2スタッカ部20に紙幣を送り込
むようになっている。図示の実施形態ではこれら搬送路
および分岐部により本発明でいう搬送分岐手段を構成し
ている。
【0018】図2(A)において36,37,38は、
一時保留部22、第1、第2スタッカ部19,20へ紙
幣を送入する際に紙幣の後端をはたき落して良好に集積
させるめの羽根車、S1 〜S4 は、紙幣入金ホッパ1
5、一時保留部22、第1、第2スタッカ部19,20
の紙幣の有無を検知するセンサを示す。
【0019】前記硬貨処理部12は本発明とは直接の関
係はないが、その構成は図2(B)に示すように、硬貨
入金ホッパ18の直下に配設された回転円盤からなる繰
り出し部39、繰り出された硬貨の金種等を識別する識
別部40、硬貨を金種別に分類する分類部41、分類さ
れた硬貨を金種別に一時保留する一時保留部42、リジ
ェクト硬貨を受け入れるリジェクト箱26、硬貨を返却
する際の硬貨返却箱27、前記一時保留部42から収納
指令により金種別に収納する硬貨収納庫43等からなっ
ており、この硬貨収納庫43は前記紙幣処理部11の紙
幣収納庫24と共に台車44により機体10から引出し
可能とされている。
【0020】制御部45は、操作部14およびカードリ
ーダ13の操作に基づいて各部を制御し、入金処理およ
びバッチ処理を行わせるように構成されている。すなわ
ち操作部14のモード指定手段46(図1示)により入
金モードが指定された場合には、繰り込み手段28およ
び搬送路30,32,34,35を駆動制御して紙幣入
金ホッパ15に投入された紙幣を1枚ずつ繰り込んで識
別部29で金種等を識別し、その識別結果に応じて切換
爪31,33を切り換え制御し、入金可能な紙幣は一時
保留部22へ集積させ、識別不能なリジェクト紙幣は第
1(または第2)スタッカ部19へリジェクト紙幣とし
て集積する。そして操作部14による入金承認指令操作
により一時保留部22に集積された紙幣を収納庫24へ
収納させる。また操作部14による返却指令操作により
開閉扉23のロックを解除して一時保留部22に集積さ
れた紙幣を取り出し可能とする。
【0021】一方、操作部14のモード指定手段46に
よりバッチモードが指定された場合には、さらに操作部
14の金種枚数指定手段47によりバッチ処理を行う金
種と枚数の指定が可能になり、その指定に基づき繰り込
み手段28および搬送路30,32,34,35を駆動
制御して紙幣入金ホッパ15に投入された紙幣を1枚ず
つ繰り込んで識別部29で金種等を識別し、その識別結
果に応じて切り換え爪31,33を切り換え制御し、指
定された金種紙幣は第1(または第2)スタッカ部19
へ集積し、指定金種以外の紙幣および識別不能なリジェ
クト紙幣は一時保留部22へ集積させる。そして第1
(または第2)スタッカ部19の紙幣が指定枚数に達す
ると繰り込み手段28を一旦停止させ、その指定枚数に
達した紙幣が取り除かれると繰り込みを再開して順次バ
ッチ処理を可能とする。
【0022】なお、入金モード時には硬貨の入金も可能
であるが、本発明とは直接関係しないのでここでは紙幣
についてのみの説明としている。
【0023】図3は本願請求項1記載の発明に対応する
形態を模式化して示すもので、単一のリジェクト用スタ
ッカ部(便宜上符号19で示す)を有する場合である。
この場合における入金モードによる入金処理は、図3
(A)のように一時保留部22は入金のための正常な紙
幣の一時集積のために用いられ、スタッカ部19がリジ
ェクト口として使用される。
【0024】すなわち通常の入金処理時には、入金しよ
うとする担当者が自己のIDカードをカードリーダ13
に通してその担当者のデータを入力する。次いで操作部
14のモード指定手段46により入金モードを指定する
とともに紙幣入金ホッパ15に入金しようとする紙幣を
投入し、操作部14のスタートボタンを押すと、紙幣入
金ホッパ15に投入された紙幣は繰り込み手段28によ
り1枚ずつ繰り込まれ、繰り込まれた紙幣は識別部29
を通る間に識別される。その紙幣が正常紙幣と識別され
たときは搬送路30を直進して一時保留部22へ送入集
積され、識別不能な紙幣であるときは、切換爪31が切
り換ってスタッカ部19へリジェクトされる。
【0025】入金金額および紙幣枚数等は表示部16に
表示され、操作部14の承認ボタンを押せば一時保留部
22内の紙幣は収納庫24内へ収納される。
【0026】所定の金種紙幣を所定枚数ずつに区分けす
るバッチ処理を行うときは、操作部14のモード指定手
段46によりバッチモードを指定するとともに金種枚数
指定手段47によりバッチ処理すべき金種およびバッチ
枚数を指定し、紙幣を紙幣入金ホッパ15に投入したう
え操作部14のスタートボタンを押すと、上記ホッパ1
5に投入された紙幣は1枚ずつ繰り込まれて識別部29
により金種の識別および枚数の計数がなされる。
【0027】その紙幣が指定された金種紙幣であると識
別されたときは切換爪31が切り換ってスタッカ部19
へ送り込まれ、指定外金種紙幣およびリジェクト紙幣で
あるときは切換爪31の切り換りにより一時保留部22
へ送り込まれる。
【0028】こうしてスタッカ部19へ指定枚数のバッ
チ紙幣が投出されると繰り込みが停止し、これを抜き取
って1回のバッチ処理が終了する。このバッチ紙幣が抜
き取られると再び繰り込みが開始され、前記と同様にし
てスタッカ部19に次回のバッチ紙幣が投出される。
【0029】図1、図2に示した実施形態の場合はスタ
ッカ部が第1スタッカ部19と第2スタッカ部20との
2つのスタッカ部で構成されているので、図4の図表に
示すように『1金種バッチ』と『2金種バッチ』とを選
択することができ、また『1金種バッチ』で「1スタッ
カ」使用と、「2スタッカ」使用との選択を行う。
【0030】『1金種バッチ』で「1スタッカ」使用の
場合は、第1スタッカ部19に「指定外金種」の紙幣と
リジェクト紙幣を送入し、「指定金種」は第2スタッカ
部20へ送入される。この場合は一時保留部22は使用
されない。
【0031】したがって指定された金種の紙幣は第2ス
タッカ部20に指定枚数が投出され、この第2スタッカ
部20に投出された指定金種紙幣を機体10の前面に開
口する取出口20aから直ちに取り出すことができ、こ
の紙幣が取り出されたことをセンサS4 が検知すれば再
び紙幣の繰り込みを再開して上記仕分けが行われる。
【0032】なおこの実施形態ではスタッカ部が2つ設
けられているので、指定外金種の紙幣とリジェクト紙幣
とを空いている第1スタッカ部19へ集積させることに
より指定外金種紙幣とリジェクト紙幣とも取り出しやす
いようにしており、一時保留部22は使用していないの
で本発明には直接該当はしないが、指定外金種紙幣およ
びリジェクト紙幣の取り出しやすさよりも指定外金種紙
幣およびリジェクト紙幣の集積容量を考慮する場合は指
定外金種紙幣とリジェクト紙幣の集積先を第1スタッカ
部19から一時保留部22へ変更することによって容易
に対処することができる。
【0033】またリジェクト紙幣の集積先はそのまま第
1スタッカ部19とし、指定外金種紙幣の集積先だけを
一時保留部22に変更することも可能である。この場合
は、各紙幣の集積先が分割されるので、指定外金種ある
いはリジェクト紙幣が満杯状態になって繰り出しが停止
してしまうという機会がより軽減される。
【0034】『1金種バッチ』で「2スタッカ」使用の
場合は、その指定された金種の紙幣が一方のスタッカ部
19(または20)に指定枚数投出されると切換爪33
が切換って他方のスタッカ部20(または19)に指定
枚数の指定金種紙幣が投出される。
【0035】したがって指定枚数投出された側のスタッ
カ部から紙幣を抜き取っている間も他方のスタッカ部へ
の投出が継続して行われるので、高能率にバッチ処理を
進めることができる。
【0036】指定金種以外の紙幣およびリジェクト紙幣
は一時保留部22へ送入される。ここに入った紙幣はバ
ッチ処理の対象外であるので、その取り出しには開閉扉
23を開けて随時取り出せばよい。
【0037】『2金種バッチ』の場合は、図5(A)に
例示するように第1指定の金種「万」および枚数「10
0」を入力し、第2指定の金種「五千」および枚数「2
0」を入力する。
【0038】これにより第1指定金種の万円紙幣は第2
スタッカ部20へ投出され、第2指定金種の五千円紙幣
は第1スタッカ部19へ投出される。それぞれの指定金
種が指定枚数投出されると投出が中断され、その紙幣を
取り出すことにより再開してバッチ処理がなされる。
【0039】この場合も、指定金種以外の紙幣(この場
合は千円紙幣)およびリジェクト紙幣は一時保留部22
へ送入され、その取り出しには開閉扉23を開けて随時
取り出す。
【0040】上記指定金種、指定枚数は、表示部16に
図5(B)のように表示され、バッチ処置の処理中には
各指定金種紙幣の端数(計算中の枚数)および完了数
(抜き取った回数)が表示される。すなわち端数の位置
には現在計数中の枚数が逐次表示され、この枚数が指定
枚数に達するとバッチ処理が完了したことになり、一旦
繰り込みが停止されるか、あるいは他方への集積が開始
される。指定枚数に達しないで計数が終了したときには
指定枚数に満たない残数が端数として表示される。そし
て指定枚数に達した紙幣を抜き取った回数は完了数の位
置に表示される。したがってこの場合は、2金種のバッ
チ処理を2つのスタッカ部19,20を用いて同時併行
して行うことができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、紙
幣入金機を用いてバッチ処理を行う場合に、バッチ処理
すべき紙幣は機体前面に開口するスタッカ部へ投出する
のでバッチ紙幣の取り出しが容易であり、操作性が著し
く向上する結果、処理操作を迅速に行うことができる。
また指定金種以外の紙幣やリジェクト紙幣が満杯になっ
てバッチ処理作業が中断する機会が少なくなり、処理能
率を大幅に向上することができる。
【0042】請求項2によれば、2金種同時にバッチ処
理ができるので、全金種をバッチ処理する場合の処理時
間を著しく短縮することができる。
【0043】さらに請求項3によれば、1金種バッチ処
理時にノンストップで連続的に行うことができ、一層処
理速度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による紙幣入金整理機の一実施形態を示
す外観斜視図。
【図2】(A)は図1における紙幣処理部、(B)は硬
貨処理部の略示断面図。
【図3】(A)は入金処理時、(B)はバッチ処理時の
各部の機能を示す説明図。
【図4】本発明の使用態様を示す図表。
【図5】(A),(B)は2金種指定時の指定内容およ
び表示状態を示す説明図。
【図6】従来の技術を示し、(A)は入金処理時、
(B)はバッチ処理時の各部の機能を示す説明図。
【符号の説明】
1,10 機体 2,15 紙幣入金ホッパ 4,29 識別部 5,22 一時保留部 6 リジェクト口 8,24 収納庫 9,23 一時保留部の扉 11 紙幣処理部 12 硬貨処理部 14 操作部 19 第1スタッカ部 20 第2スタッカ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小佐見 悦 生 兵庫県姫路市下手野一丁目3番1号 グロ ーリー工業株式会社内 Fターム(参考) 3E040 AA01 BA15 CA06 FB02 FC03 5B055 BB00 CB03 CC02 GG02 GG03 GG04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数枚の紙幣を受け入れて1枚ずつ繰り込
    むホッパ部と、このホッパ部から繰り込まれた紙幣の金
    種等を識別する識別部と、入金すべき紙幣を収納する収
    納庫と、前記識別部を通過した紙幣を機体内に一時集積
    するとともに収納指令時には前記収納庫への収納を可能
    とし、返却指令時には機体外から取り出しを可能とする
    一時保留部と、前記識別部を通過した紙幣を機体外から
    取り出し可能に集積するスタッカ部と、前記ホッパ部、
    識別部、一時保留部、スタッカ部の各部間で紙幣の搬送
    および分岐を行う搬送分岐手段と、前記ホッパ部に投入
    された紙幣を前記収納庫へ収納する入金モードかホッパ
    部に投入された紙幣を指定金種の指定枚数ごとに区分け
    するバッチモードかを選択指定するモード指定手段と、
    このモード指定手段によりバッチモードが指定されたと
    きに区分けする紙幣の金種および枚数を指定する金種枚
    数指定手段と、前記モード指定手段により入金モードが
    指定されているときは入金可能な紙幣を前記一時保留部
    へ集積させるとともに識別不能なリジェクト紙幣を前記
    スタッカ部へ集積させ、前記バッチモードが指定されて
    いるときは指定金種の紙幣を前記スタッカ部へ集積させ
    るとともに指定外金種の紙幣および識別不能なリジェク
    ト紙幣を前記一時保留部へ集積させるよう前記搬送分岐
    手段を制御する制御部とを具有することを特徴とする紙
    幣入金整理機。
  2. 【請求項2】前記スタッカ部が第1スタッカ部と第2ス
    タッカ部との2つのスタッカ部で構成され、前記金種枚
    数指定手段は2種の金種を指定し得るように構成されて
    いる請求項1記載の紙幣入金整理機。
  3. 【請求項3】前記金種枚数指定手段により同一金種が2
    つ指定されたとき前記第1スタッカ部および第2スタッ
    カ部がそれぞれ設定枚数になるごとに各スタッカ部への
    搬送路を切り換えるようにされている請求項2記載の紙
    幣入金整理機。
JP7618099A 1999-03-19 1999-03-19 紙幣入金整理機 Expired - Fee Related JP3860930B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7618099A JP3860930B2 (ja) 1999-03-19 1999-03-19 紙幣入金整理機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7618099A JP3860930B2 (ja) 1999-03-19 1999-03-19 紙幣入金整理機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000268220A true JP2000268220A (ja) 2000-09-29
JP3860930B2 JP3860930B2 (ja) 2006-12-20

Family

ID=13597927

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7618099A Expired - Fee Related JP3860930B2 (ja) 1999-03-19 1999-03-19 紙幣入金整理機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3860930B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006085219A (ja) * 2004-09-14 2006-03-30 Glory Ltd 売上金入金機
JP2007080091A (ja) * 2005-09-15 2007-03-29 Toshiba Corp 紙葉類処理装置、及びこれを用いた紙葉類処理方法
JP2013117899A (ja) * 2011-12-05 2013-06-13 Oki Electric Ind Co Ltd 紙幣処理装置
JP2015179547A (ja) * 2009-03-25 2015-10-08 グローリー株式会社 貨幣処理装置
CN105210121A (zh) * 2013-05-30 2015-12-30 冲电气工业株式会社 介质排出装置及介质排出系统
WO2016056464A1 (ja) * 2014-10-08 2016-04-14 グローリー株式会社 紙幣処理装置
JP2017059222A (ja) * 2015-09-15 2017-03-23 グローリー株式会社 紙葉類処理装置
WO2018195683A1 (zh) * 2017-04-24 2018-11-01 深圳怡化电脑股份有限公司 自助存取款机
WO2018209648A1 (zh) * 2017-05-18 2018-11-22 深圳怡化电脑股份有限公司 金融自助设备及取款、存款方法

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4562470B2 (ja) * 2004-09-14 2010-10-13 グローリー株式会社 売上金入金機
JP2006085219A (ja) * 2004-09-14 2006-03-30 Glory Ltd 売上金入金機
JP2007080091A (ja) * 2005-09-15 2007-03-29 Toshiba Corp 紙葉類処理装置、及びこれを用いた紙葉類処理方法
JP2015179547A (ja) * 2009-03-25 2015-10-08 グローリー株式会社 貨幣処理装置
JP2013117899A (ja) * 2011-12-05 2013-06-13 Oki Electric Ind Co Ltd 紙幣処理装置
CN103975368A (zh) * 2011-12-05 2014-08-06 冲电气工业株式会社 纸币处理装置
WO2013084631A1 (ja) * 2011-12-05 2013-06-13 沖電気工業株式会社 紙幣処理装置
RU2579338C2 (ru) * 2011-12-05 2016-04-10 Оки Электрик Индастри Ко., Лтд. Устройство обработки банкнот
CN105210121A (zh) * 2013-05-30 2015-12-30 冲电气工业株式会社 介质排出装置及介质排出系统
WO2016056464A1 (ja) * 2014-10-08 2016-04-14 グローリー株式会社 紙幣処理装置
JP2016076169A (ja) * 2014-10-08 2016-05-12 グローリー株式会社 紙幣処理装置
JP2017059222A (ja) * 2015-09-15 2017-03-23 グローリー株式会社 紙葉類処理装置
WO2018195683A1 (zh) * 2017-04-24 2018-11-01 深圳怡化电脑股份有限公司 自助存取款机
WO2018209648A1 (zh) * 2017-05-18 2018-11-22 深圳怡化电脑股份有限公司 金融自助设备及取款、存款方法
CN110476190A (zh) * 2017-05-18 2019-11-19 深圳怡化电脑股份有限公司 金融自助设备及取款、存款方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3860930B2 (ja) 2006-12-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100380648B1 (ko) 지폐입출금기
JP6252056B2 (ja) 紙幣入出金装置及び紙幣取引装置
US8540068B2 (en) Money handling machine
JP5296052B2 (ja) 貨幣処理装置
RU2587411C2 (ru) Устройство приема/выдачи банкнот и аппарат обработки банкнот
JP2009110230A (ja) 紙幣取扱装置
JPH0793637A (ja) 現金処理システム
JP3860930B2 (ja) 紙幣入金整理機
JP3983992B2 (ja) 紙幣入出金処理システム
JP3258611B2 (ja) 紙幣処理機
JP2007034522A (ja) 自動釣銭機および自動補充回収機
JP2012078949A (ja) 紙幣処理装置
JPH117585A (ja) 金銭処理装置
JP2525361B2 (ja) 紙幣入出金処理機
JP4052529B2 (ja) 紙幣処理装置
JP2017033087A (ja) 紙幣処理装置
WO2013081090A1 (ja) 貨幣処理システム、貨幣処理装置及び貨幣処理方法
JP2000222619A (ja) 金銭処理装置
JP4857719B2 (ja) 紙幣入出金機
JP5354414B2 (ja) 還流式紙幣処理装置
JP5015583B2 (ja) 還流式紙幣処理装置
JP2756058B2 (ja) 紙幣入出金機
WO2010097928A1 (ja) 貨幣処理機
JP2011014016A (ja) 硬貨処理装置
JPH0793636A (ja) 現金処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060104

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060901

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060925

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090929

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090929

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100929

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110929

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110929

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120929

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120929

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130929

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees