JP2015083483A - 段ボール緩衝体 - Google Patents

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Abstract

【課題】組み立てが容易であって緩衝特性を容易に変更し得るトレイ形の段ボール緩衝体に対する要求がある。【解決手段】段ボール緩衝体10は、端板部21と、第1側壁部22と、第2側壁部23と、第2側壁部の両側から延在して隣接する第1側壁部の内側に配される補強壁部26と、第1側壁部の先端縁から重ね部24を介して延在する内壁部25と、内壁部が補強壁部を挟んで第1側壁部に重なり合うように内壁部を端板部に係止させる手段27,28と、第2側壁部の内側に配される緩衝補強枠30と、緩衝補強枠の両端から延在し、補強壁部と重なり合った状態で補強壁部と内壁部との間に配される補助緩衝部33とを具え、緩衝補強枠は連結部31を介して段ボールの幅方向につながり、かつ積層状態で重ね合わされる複数枚の補強板部32A〜32Cを含み、補助緩衝部は第2側壁部に接する少なくとも一番外側の補強板部32Aの両側からそれぞれ延在している。【選択図】図5

Description

本発明は、物品を保護するために段ボールを組み合わせて作られる段ボール緩衝体に関する。
電子機器などの物品を搬送する場合、この物品を保護するために緩衝体が用いられる。特に、段ボールから作られる緩衝体は、その再利用が可能なために発泡樹脂製の緩衝体に代わるものとして、その利用が推進されつつある。例えば、電子機器などの物品に対して採用される段ボール緩衝体の一例として、図1に示すような物品の梱包形態か、あるいはさらにこれを段ボール箱に入れた包装形態が採用される。これは、下部段ボールトレイ1内に物品2の下端部を収容させ、この物品2の上端部を上部段ボールトレイ3にて覆い、物品2の上下両端部を保護したものである。下部段ボールトレイ1は、矩形の底板部1aとこの底板部1aを取り囲む側壁部1bとを有し、上部段ボールトレイ3は、矩形の上板部3aとこの上板部3aを取り囲む側壁部3bとを有する。このように、物品の形状とその輸送形態とに適合させた段ボールの組み立て構造が例えば特許文献1や特許文献2などで提案されている。
実開昭51−5570号公報 実開平6−61787号公報
基本的に、上部段ボールトレイや下部段ボールトレイは、一枚の段ボールから抜型などを用いて得られるブランクをけい線に沿って折り曲げて組み立てることにより得られる。この場合、物品2の側面2B,2Cなどから突出する突起物2b,2cの突出量に応じて側壁部1b,3bの厚みを設定する必要がある。しかしながら、特許文献1,2に開示された方法で側壁部1b,3bの厚みをさらに厚く変更しようとすると、ブランクが非常に大きくなってしまう上にその組み立て作業が著しく複雑化し、しかも段ボールの利用歩留まりが低下してしまう可能性もあった。
本発明の目的は、組み立てが容易であって、段ボールの利用歩留まりをほとんど低下させることなく、側壁部の厚みを容易に変更し得る段ボール緩衝体を提供することにある。
本発明による段ボール緩衝体は、相互に平行な一対の第1縁辺およびこれら第1縁辺と直交する相互に平行な一対の第2縁辺を有する矩形の端板部と、この端板部の前記第1縁辺からそれぞれ延在する一対の第1側壁部と、前記端板部の前記第2縁辺からそれぞれ延在する一対の第2側壁部と、これら第2側壁部の両側からそれぞれ延在し、隣接する前記第1側壁部の内側にそれぞれ配される補強壁部と、前記第1側壁部の先端縁からそれぞれ重ね部を介して延在し、前記補強壁部を挟んで当該第1側壁部に重ね合わされる一対の内壁部と、これら内壁部が前記補強壁部をそれぞれ挟んで前記第1側壁部に重なり合うように当該内壁部と前記端板部とをそれぞれ係止させる手段と、前記第2側壁部の内側にそれぞれ配される一対の緩衝補強枠と、これら緩衝補強枠の両端からそれぞれ延在し、前記第2側壁部の前記補強壁部と重なり合った状態で当該補強壁部と前記第1側壁部の内壁部との間に配される補助緩衝部とを具え、前記緩衝補強枠は、それぞれスコアを有する連結部を介して段ボールの幅方向につながり、かつ積層状態で重ね合わされる複数枚の補強板部を含み、前記補助緩衝部は前記第2側壁部に接する少なくとも一番外側の前記補強板部の両側からそれぞれ延在していることを特徴とするものである。
本発明においては、第1側壁部の内側に補強壁部と補強板部と内壁部とが重なり合い、少なくとも4枚の段ボールが積層状態となる。一方、第2側壁部の内側には緩衝補強枠の複数枚の補強板部が重なり合い、少なくとも3枚の段ボールが積層状態となるが、補強板部を3枚構成にした場合には、第1側壁部と同じ4枚の段ボールを積層させた状態となる。なお、すべての補強板部の両側に補助緩衝部を延在させた場合、第1側壁部における段ボールの積層枚数は緩衝補強枠の補強板部の枚数に3(第1側壁部および補強壁部および内壁部)を加えた数となる。換言すると、側壁部の厚みを変更する必要がある場合、緩衝補強枠を構成する補強板部の枚数と補助緩衝部の数とを希望に応じて変更することにより、対応させることができる。
本発明による段ボール緩衝体において、重ね部の幅寸法を補強壁部と内壁部との間に配される補助緩衝部の枚数に対応させることが好ましい。また、補強板部の両側から延在する補助緩衝部を、補強壁部と内壁部との間に配されるその枚数に応じて第2側壁部に接する一番外側の補強板部から内側の補強壁部へと順に形成することが好ましい。
本発明の段ボール緩衝体によると、緩衝補強枠の補強板部の枚数を変更することによって、第2側壁部に重ね合わされる段ボールの枚数を自由に変更することができる。同様に、補強板部から延在する補助緩衝部の数を変更することによって、第1側壁部に重ね合わされる段ボールの枚数を自由に変更することができる。この場合、緩衝補強枠の補強板部の枚数および補助緩衝部の数の変更に伴って端板部および重ね部の寸法を増減させるだけで段ボール緩衝体を構成することができる。
重ね部の幅寸法を補強壁部と内壁部との間に配される補助緩衝部の枚数に対応させた場合、第1側壁部および内壁部を補強壁部および補助緩衝部に対して密着させることができ、強度的に有利となる。
補強板部の両側から延在する補助緩衝部を、補強壁部と内壁部との間に配されるその枚数に応じて第2側壁部に接する一番外側の補強板部から内側の補強壁部へと順に形成した場合、内側に位置する補強板部の両端部と補助緩衝部との間に隙間をなくすことができる。結果として、強度的に有利となる。
本発明の対象となる物品の一例の梱包状態を模式的に表す概念図である。 本発明の対象となる図1に示した物品の平面図である。 本発明をトレイ形の段ボール緩衝体に適用した一実施形態の外観を表す立体投影図である。 図3中のIV−IV矢視に沿った拡大断面図である。 図3中のV−V矢視に沿った拡大断面図である。 図3に示した実施形態の組み立て途中の状態を表す立体投影図である。 図3に示した実施形態における本体部を構成する段ボールの展開図である。 図3に示した実施形態における一方の緩衝補強枠を構成する段ボールの展開図である。 図8に示した一方の緩衝補強枠の組み立て途中の状態を表す立体投影図である。 図3に示した実施形態における他方の緩衝補強枠を構成する段ボールの展開図である。 図10に示した緩衝補強枠の折り畳み途中の外観を表す立体投影図である。
本発明による段ボール緩衝体を図1に示すような電子機器などのほぼ直方体形状の物品を運搬する際の包装に適用させた一実施形態について、図2〜図11を参照しながら詳細に説明する。
まず対象となる物品2の平面形状を図2に示すが、本発明はこのような寸法形状の物品2にのみ適合するものではないことに注意されたい。包括的に直方体形状を有する物品2の4つの側面2A,2B,2C,2Dの高さ方向中央部には、突出量がそれぞれ異なる突起物2a,2b,2c,2dがある。各側面2A〜2Dからのこれらの突起物2a〜2dの突出量は、2c,2d>2a>2bとなっており、突起物2c,2dの突出量はほぼ同じである。従って、図2中の二点鎖線で示すように、各側面2A〜2Dからの突起物2a〜2dの突出量よりもそれぞれ多少厚めの側壁部22A,23B,22C,23Dを有する段ボール緩衝体10を形成する必要がある。
このような物品2に取り付けられる本実施形態における段ボール緩衝体10の外観を6 3に示し、そのIV−IV矢視に沿った拡大断面形状を図4に示し、図3中のV−V矢視に沿った拡大断面形状を図5に示す。さらに、その組み立て途中の状態を図6に示し、本体部20を構成する段ボールの展開形状を図7に示す。すなわち、本実施形態おける段ボール緩衝体10はトレイ形を有し、図1および図2に示すような物品2の上下両端部にそれぞれ被せて使用することを意図している。本実施形態においては、上下の段ボール緩衝体10が上下対称構造を有しているので、以下では下側の段ボール緩衝体10についてのみ説明すし、上側の段ボール緩衝体については説明を省略する。
複々両面段ボールを用いたこの段ボール緩衝体10は、本体部20と、一対の緩衝補強枠30,40とを具えているが、所望の厚みを得るために複々両面段ボール以外の任意の段ボールを用いて段ボール緩衝体10を構成することも当然可能である。
本体部20は、矩形の端板部21と、段ボールの幅方向(図4中、上下方向)に対向する一対の第1側壁部22A,22Cと、段ボールの流れ方向(図4中、左右方向)に対向する一対の第2側壁部23B,23Dとを具えている。矩形の端板部21は、相互に平行な一対の第1縁辺20a,20cおよびこれら第1縁辺20a,20cと直交する相互に平行な一対の第2縁辺20b,20dを有する。けい線、すなわちスコアが形成された端板部21の第1縁辺20a,20cからそれぞれ延在する一対の第1側壁部22A,22Cは、重ね部24A,24Cと、内壁部25とをそれぞれ有する。重ね部24A,24Cは、スコア20eが形成された第1側壁部22A,22Cの先端縁から段ボールの幅方向にそれぞれ延在する。スコアが形成された端板部21の第2縁辺20b,20dからそれぞれ延在する一対の第2側壁部23B,23Dは、これらの両側からスコア20fを介してそれぞれ段ボールの幅方向に延在する補強壁部26A,26Cを有する。これら補強壁部26A,26Cは、それぞれ第2側壁部23B,23Dが隣接する第1側壁部22A,22Cの内側に配される補強壁部26A,26Cをそれぞれ有する。先の重ね部24A,24Cからスコア20gを介して段ボールの幅方向に延在する内壁部25は、それぞれ補強壁部26A,26Cを挟んで第1側壁部22A,22Cに重ね合わされる。
内壁部25の先端縁にそれぞれ突設された係止突起27は、端板部21の第1縁辺20a,20cに近接して形成された開口部28a,28cに差し込まれる。そして、補強壁部26A,26Cをそれぞれ挟んで第1側壁部22A,22Cと重なり合うように内壁部25を端板部21に係止させる。これにより、端板部21と第1側壁部22A,22Cと重ね部24A,24Cと内壁部25とで囲まれた強固な箱型断面構造が画成され、同時に補強壁部26A,26Cにつながる第2側壁部23B,23Dが端板部21から垂直に立ち上がった状態に保持される。つまり、これら係止突起27および開口部28a,28cが内壁部25と端板部21とを係止させる本発明における手段として機能する。
本実施形態においては、開口部28a,28cを端板部21の第1縁辺20a,20cに接するように形成している。しかしながら、開口部28a,28cを端板部21の第1縁辺20a,20cから離して形成し、係止突起27が係止し得る程度の幅寸法(図7中、上下方向に沿った長さ)に止めるようにしてもよい。また、内壁部25と端板部21とを係止させる本発明における手段として、上述した係止突起27および開口部28a,28c以外の他の周知の構成を任意に採用することも当然可能である。
一方の緩衝補強枠30を構成する段ボールの展開形状を図8に示し、その組み立て途中の状態を図9に示す。一方の第2側壁部23Bの内側に配される緩衝補強枠30は、それぞれスコア30aを介して段ボールの幅方向につながった複数枚(図示例では3枚)の補強板部32,32,32を具えている。個々の補強板32〜32を分けるスコア30aの途中には、これらスコア30aを横切る一対のスリット30bによって仕切られ、かつ一対のスコア30cを有する連結部31が配されている。補強板部32から最も遠い補強板部32の先端縁には、前述した連結部31との干渉を回避するための凹部34が形成されている。補強板部32から最も遠い補強板部32が一番内側となるように、補強板部32,32の間に画成された連結部31が凹部34に入り込み、3枚の補強板部32〜32が相互に重ね合わされて3枚構成の緩衝補強枠30を画成する。第2側壁部23Bにより近い外側の2つの補強板部32,32の一方の第1側壁部22Aに近接する側の端部には、けい線、すなわちクリーズ30dを介して段ボールの流れ方向に延在する補助緩衝部33A,33Aがそれぞれ形成されている。また、緩衝補強枠30の補強板部32〜32の他方の第1側壁部22Cに近接する側の端部には、クリーズ30eを介して段ボールの流れ方向に延在する補助緩衝部33C,33C,33Cがそれぞれ形成されている。これら補助緩衝部33A,33A,33C〜33Cは、第2側壁部23Bの補強壁部26A,26Cとそれぞれ重なり合った状態で補強壁部26A,26Cと第1側壁部22A,22Cの内壁部25との間に配される。これらの補助緩衝部33A,33A,33C〜33Cが緩衝補強枠30から直角に折れ曲がることができるように、個々の補強板部32〜32の長さ(図8中、上下方向の長さ)がこれらの積層順番に従って段ボールの厚み分ずつ広げられている。
従って、第1の側壁部22Aには内側から順に内壁部25,補助緩衝部33A,33A,補強壁部26Aを重ね合わせた段ボールの5層構造が画成される。また、第2の側壁部23Bには内側から順に補強板部32,32,32を重ね合わせた段ボールの4層構造が画成される。同様に、第1の側壁部22Cには内側から順に内壁部25,補助緩衝部33C,33C,33C,補強壁部26Aを重ね合わせた段ボールの6層構造が画成される。
他方の緩衝補強枠40を構成する段ボールの展開形状を図9に示し、その組み立て途中の状態を図10に示す。他方の第2側壁部23Dの内側に配される緩衝補強枠40は、それぞれスコア40aを介して段ボールの幅方向につながった複数枚(図示例では5枚)の補強板部42〜42を具えている。補強板部42,42をつなぐスコア40aを除き、個々の補強板42〜42を分けるスコア40aの途中には、これらスコア40aを横切る一対のスリット40bによって仕切られ、かつ一対のスコア40cを有する連結部41が配されている。本実施形態では補強板部42〜42がジグザグに折り畳まれ、両端に位置する補強部材42,42が重ね合わされた状態となるため、補強板部42から最も遠い補強板部42の先端縁には、連結部41との干渉を回避するための凹部44が形成されている。同様に、補強板部42,42をつなぐスコア40aの途中にも先の凹部44と同じ機能を持つ開口部45が形成されている。このように、隣接する補強板部42〜42の間にそれぞれ形成される連結部41や開口部45は、補強板部42〜42の積層順番に応じてその配置場所や大きさを変更する必要がある。第2側壁部23Dにより近い外側の2つの補強板部42,42の一方の第1側壁部22Aに近接する側の端部には、クリーズ40dを介して段ボールの流れ方向に延在する補助緩衝部43A,43Aがそれぞれ形成されている。また、第2側壁部23Dにより近い外側の3つの補強板部42,42,42の他方の第1側壁部22Cに近接する側の端には、それぞれクリーズ40eを介して延在する補助緩衝部43C,43C,43Cが形成されている。これらの補助緩衝部43A,43A,43C,43C,43Cが緩衝補強枠40からそれぞれ直角に折れ曲がることができるように、個々の補強板部42〜42の長さ(図10中、上下方向に沿った長さ)がこれらの積層順番に従って段ボールの厚み分ずつ広げられている。
従って、第2の側壁部23Dには内側から順に補強板部42,42,42,42,42を重ね合わせた段ボールの6層構造が画成される。段ボール緩衝体10の対向する一対の内壁部25の間隔と、突起物2a,2cが形成された商品2の一対の側面2A,2Cの間隔とが対応関係にある。また、対向する緩衝補強枠30,40の一番内側に位置する補強板部32,42の間隔と、突起物2b,2dが形成された商品2の一対の側面2B,2Dの間隔とが対応関係にある。
このように、突出量が最も少ない突起物2bがある物品2の側面2Bに当接する一方の第2側壁部23Bに重ね合わされる段ボールの積層枚数が4枚となっている。また、突出量が最も多い突起物2c,2dがある物品2の側面2C,2Dに当接する他方の第1側壁部22Cおよび他方の第2の側面部23Dにそれぞれ重ね合わされる段ボールの積層枚数が6枚となっている。さらに、突出量がこれらの中間となった突起物2aがある物品2の側面2Aに当接する一方の第1側壁部22Aに重ね合わされる段ボールの積層枚数が5枚となっている。これにより、第1側壁部22A,22Cにそれぞれ配される段ボールの積層枚数と、第2側壁部23B,Dにそれぞれ配される段ボールの積層枚数とを物品2の突起物2a〜2dの突出量にそれぞれ対応させている。つまり、一方の第1側壁部22Aからその内壁部25までの間隔、すなわち重ね部24Aの幅寸法と、商品2の突起物2aの突出量とが対応関係にある。また、他方の第1側壁部22Cからその内壁部25までの間隔、すなわち重ね部24Cの幅寸法と、商品2の突起物2cの突出量とが対応関係にある。さらに、一方の第2側壁部23Bおよび一方の緩衝補強枠30の合算厚みと、商品2の突起物2bの突出量とが対応関係にあり、他方の第2側壁部23Dおよび他方の緩衝補強枠40の合算厚みと、商品2の突起物2dの突出量とが対応関係にある。
端板部21の寸法および重ね部24A,24Cの幅(図4中、上下方向の長さ)寸法は、緩衝補強枠30,40を画成する補強板部32〜32,42〜42の数に応じて変更される。同様に、端板部21の寸法および重ね部24A,24Cの幅寸法は、第1側壁部22A,22Cと内壁部25との間にそれぞれ挟まれる補助緩衝部の数に応じても変更される。例えば、補助緩衝部33の数のみを本実施形態よりもさらに多く設定した場合、一対の第1縁辺20aの間隔および重ね部24の幅寸法を広げると共に後述する開口部28の位置をこれに応じて端板部21の中央側にずらす必要がある。この場合、重ね部24および端板部21および開口部28以外の本体部20の寸法形状が変化しないことに注意されたい。また、緩衝補強枠30の補強板部32A〜. 2Cの数(積層枚数)を本実施形態よりも多く設定した場合、一対の第2縁辺20bの間隔を広げる必要がある。このように、側壁部22A,22C,23B,23Dにおける段ボールの積層枚数を変更するため、緩衝補強枠30,40における補強板部32〜32,42〜42の数を任意に変更することが可能である。同様に、補助緩衝部33A,33A,33C〜33C,43A,43Cの数を任意に変更することも可能である。
なお、本発明はその特許請求の範囲に記載された事項のみから解釈されるべきものであり、上述した実施形態においても、本発明の概念に包含されるあらゆる変更や修正が記載した事項以外に可能である。つまり、上述した実施形態におけるすべての事項は、本発明を限定するためのものではなく、本発明とは直接的に関係のないあらゆる構成を含め、その用途や目的などに応じて任意に変更し得るものである。
10 段ボール緩衝体
20 本体部
20a,20c 第1縁辺
20b,20d 第2縁辺
20e〜20g スコア
21 端板部
22A,22C 第1側壁部
23B,23D 第2側壁部
24A,24C 重ね部
25 内壁部
26A,26C 補強壁部
27 係止突起
28a,28c 開口部
30,40 緩衝補強枠
30a,40a スコア
30b,40b スリット
30c,40c スコア
30d,40d クリーズ
30e,40e クリーズ
31,41 連結部
32〜32,42〜42 補強板部
33A,33A 補助緩衝部
33C〜33C,43A,43A,43C,43C,43C 補助緩衝部
34,44 凹部
45 開口部

Claims (3)

  1. 相互に平行な一対の第1縁辺およびこれら第1縁辺と直交する相互に平行な一対の第2縁辺を有する矩形の端板部と、
    この端板部の前記第1縁辺からそれぞれ延在する一対の第1側壁部と、
    前記端板部の前記第2縁辺からそれぞれ延在する一対の第2側壁部と、
    これら第2側壁部の両側からそれぞれ延在し、隣接する前記第1側壁部の内側にそれぞれ配される補強壁部と、
    前記一対の第1側壁部の先端縁からそれぞれ重ね部を介して延在し、前記補強壁部を間に挟んで当該第1側壁部に重ね合わされる一対の内壁部と、
    これら内壁部が前記補強壁部を挟んで前記第1側壁部に重なり合うように当該内壁部を前記端板部にそれぞれ係止させる一対の手段と、
    前記第2側壁部の内側にそれぞれ配される一対の緩衝補強枠と、
    これら緩衝補強枠の両端からそれぞれ延在し、前記第2側壁部の前記補強壁部と重なり合った状態で当該補強壁部と前記内壁部との間に配される補助緩衝部と
    を具え、前記緩衝補強枠は、それぞれスコアを有する連結部を介して段ボールの幅方向につながり、かつ積層状態で重ね合わされる複数枚の補強板部を含み、前記補助緩衝部は前記第2側壁部に接する少なくとも一番外側の前記補強板部の両側からそれぞれ延在していることを特徴とする段ボール緩衝体。
  2. 前記重ね部の幅寸法が前記補強壁部と前記内壁部との間に配される補助緩衝部の枚数に対応していることを特徴とする請求項1に記載の段ボール緩衝体。
  3. 前記補強板部の両側から延在する前記補助緩衝部は、前記補強壁部と前記内壁部との間に配される枚数に応じて前記第2側壁部に接する一番外側の前記補強板部から内側の前記補強壁部へと順に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の段ボール緩衝体。
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