JP2015082878A - 蓄電装置、蓄電システムおよび蓄電装置の制御方法 - Google Patents

蓄電装置、蓄電システムおよび蓄電装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】蓄電装置を家庭や一般オフィス等に簡易に設置して使用することが困難である。【解決手段】本発明の蓄電装置は、商用電源に接続された電路に設けられたプラグ受に挿抜可能な差込プラグと、差込プラグとプラグ受との接続状態を検出する差込プラグ接続検出手段と、商用電源からの電力供給状態を監視する商用電源監視手段と、電池モジュールを備えた蓄電池部と、差込プラグ接続検出手段の検出結果と商用電源監視手段の監視結果とに基づいて、差込プラグを介して行う蓄電池部の充放電を制御する電力制御手段、とを有する。【選択図】 図1

Description

本発明は、蓄電装置、蓄電システムおよび蓄電装置の制御方法に関し、特に、商用電源に接続可能な蓄電装置、蓄電システムおよび蓄電装置の制御方法に関する。
大容量の蓄電装置と商用電源や太陽電池等を組み合わせて、家庭や一般オフィスにおいて安定した電力を供給するシステムが開発されている。このような電力供給システムの一例が特許文献1に記載されている。図8に、特許文献1に記載された関連する電力供給システム10のブロック図を示す。
関連する電力供給システム10は、連携盤11、パワーコンディショナー12、太陽電池13、充放電ユニット14、蓄電池ユニット15、電力計測ユニット16、切替ボックス18、接続箱19を備える。
連携盤11は、単相3線式200V/100Vの幹線電路Wa1が接続され、電力会社の商用電源PSから幹線電路Wa1を介して商用電力が供給される。連携盤11には、主電源ブレーカ11a、分岐ブレーカ11b、太陽光発電用ブレーカ11cが収納されている。幹線電路Wa1は、各分岐ブレーカ11bを介して複数の分岐電路Wa2に分岐している。分岐電路Wa2には照明機器、空調機器、家電機器等の機器K1が接続される。
パワーコンディショナー12と太陽電池13とで太陽光発電装置を構成している。太陽光によって太陽電池13が発電した直流電力は、接続箱19を介してパワーコンディショナー12に供給され、パワーコンディショナー12によって交流電力に変換される。
充放電ユニット14と蓄電池ユニット15とで蓄電装置を構成している。充放電ユニット14は連携盤11の分岐ブレーカ11bに分岐電路Wa2経由で接続しており、連携盤11を介して供給される交流電力を直流電力に変換して蓄電池ユニット15を充電する。また、充放電ユニット14は蓄電池ユニット15に蓄えられている直流電力を交流電力に変換し、交流電路Wa4を介して機器K2へ供給する。
電力計測ユニット16は、図中の各箇所における電力測定データに基づいて、商用電源PSが商用電力を供給している通常時と、商用電源PSから商用電力の供給が停止している停電時との判別を行う。
商用電源PSが商用電力を供給している通常時において、パワーコンディショナー12は連携盤11を介して交流電力を供給する。しかし、パワーコンディショナー12に設けた自立コンセント12bには、太陽電池13の発電電力から生成した交流電力は供給されない。また、切替ボックス18は交流電路Wa5の接続先を分岐電路Wa2に切り替えている。
商用電源PSが商用電力の供給を停止している停電時においては、パワーコンディショナー12は、自立コンセント12bに太陽電池13の発電電力から生成した交流電力を供給する。これにより、太陽光発電によって蓄電池ユニット15を充電することができる。充放電ユニット14は、蓄電池ユニット15に蓄えられている直流電力を交流電力に変換し、自立コンセント14jに交流電力を供給する。そして、切替ボックス18は、交流電路Wa5の接続先を交流電路Wa4に切り替える。したがって、停電時においては、交流電路Wa5に接続している機器K2の動作電力は、蓄電池ユニット15から充放電ユニット14を介して供給される。
このように商用電源PSの停電時においても、パワーコンディショナー12の自立コンセント12bから蓄電池ユニット15の充電電力を供給することによって、太陽光発電によって蓄電池ユニット15を充電することができる。したがって、関連する電力供給システム10によれば、停電時の電力供給能力の向上を図ることができる、としている。
国際公開第2012/165365号([0029]〜[0061])
上述した関連する電力供給システム10が備える蓄電装置においては、家庭等に設置する場合、連携盤11の分岐ブレーカ11bに接続するための電気工事を行う必要がある。また、関連する蓄電装置の充放電ユニット14は、専用の自立コンセント14jおよび切替ボックス18を介して交流電路Wa5に接続することとしている。そのため、商用電源PSに常時接続される分岐電路Wa2とは別に、交流電路Wa5および切替ボックス18を別途設ける必要がある。
このように、関連する蓄電装置においては電気工事や専用の電路が必要となるため、関連する蓄電装置を家庭や一般オフィス等に簡易に設置して使用することが困難である、という問題があった。
本発明の目的は、上述した課題である、蓄電装置を家庭や一般オフィス等に簡易に設置して使用することが困難である、という課題を解決する蓄電装置、蓄電システムおよび蓄電装置の制御方法を提供することにある。
本発明の蓄電装置は、商用電源に接続された電路に設けられたプラグ受に挿抜可能な差込プラグと、差込プラグとプラグ受との接続状態を検出する差込プラグ接続検出手段と、商用電源からの電力供給状態を監視する商用電源監視手段と、電池モジュールを備えた蓄電池部と、差込プラグ接続検出手段の検出結果と商用電源監視手段の監視結果とに基づいて、差込プラグを介して行う蓄電池部の充放電を制御する電力制御手段、とを有する。
本発明の蓄電システムは、蓄電装置と、システムコントローラと、分電盤、とを有し、蓄電装置は、商用電源に接続された電路に設けられたプラグ受に挿抜可能な差込プラグと、差込プラグとプラグ受との接続状態を検出する差込プラグ接続検出手段と、商用電源からの電力供給状態を監視する商用電源監視手段と、電池モジュールを備えた蓄電池部と、差込プラグ接続検出手段の検出結果と商用電源監視手段の監視結果とに基づいて、差込プラグを介して行う蓄電池部の充放電を制御する電力制御手段、とを備え、分電盤は、商用電源に接続された電路中に配置しており、電源電圧計と、電源遮断機と、電源電流計とを備え、システムコントローラは、電源電流計の検出値に基づいて、電力制御手段に充放電を指示する。
本発明の蓄電装置の制御方法は、商用電源から差込プラグを介して蓄電装置へ供給される電力の電力供給状態を監視し、商用電源に接続された電路に設けられたプラグ受とプラグ受に挿抜可能な差込プラグとの接続状態を検出し、接続状態の検出結果と電力供給状態の監視結果とに基づいて、差込プラグを介して行う蓄電装置が備える蓄電池の充放電を制御する。
本発明の蓄電装置、蓄電システムおよび蓄電装置の制御方法によれば、蓄電装置を家庭や一般オフィス等に簡易に設置して使用することができる。
本発明の第1の実施形態に係る蓄電装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る蓄電装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る蓄電装置が備えるDC/ACコンバータの構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係る蓄電装置が備える差込プラグの構成を示す概略図であり、(a)は差込プラグがプラグ受に装着されていない状態、(b)は差込プラグがプラグ受に装着されている状態を示す。 本発明の第4の実施形態に係る蓄電システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施形態に係る蓄電システムが備える分電盤の構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施形態に係る蓄電システムの動作を説明するためのブロック図である。 関連する電力供給システムの構成を示すブロック図である。
以下に、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
〔第1の実施形態〕
図1は、本発明の第1の実施形態に係る蓄電装置100の構成を示すブロック図である。蓄電装置100は、差込プラグ110、差込プラグ接続検出手段120、商用電源監視手段130、蓄電池部140、および電力制御手段150、とを有する。
差込プラグ110は、商用電源20に接続された電路21に設けられたコンセントなどのプラグ受22に挿抜可能である。差込プラグ110とプラグ受22により差込接続器を構成し、差込プラグ110をプラグ受22に抜き差しすることにより配線の電気的接続および断路を簡易に行うことができる。電路21に設けられた他のプラグ受23には電気機器25の差込プラグ24を接続することができる。差込プラグ110およびプラグ受22の形状は各国の工業規格により定められており、日本の家庭や一般オフィスで用いられているものは日本工業規格(JIS C 8303)で規定されている。
差込プラグ接続検出手段120は、差込プラグ110とプラグ受22との接続状態を検出する。商用電源監視手段130は、商用電源20からの電力供給状態を監視する。蓄電池部140は電池モジュールを備える。そして、電力制御手段150は、差込プラグ接続検出手段120の検出結果と商用電源監視手段130の監視結果とに基づいて、差込プラグ110を介して行う蓄電池部140の充放電を制御する。
次に、本実施形態による蓄電装置の制御方法について説明する。本実施形態の蓄電装置の制御方法においては、まず、商用電源から差込プラグを介して蓄電装置へ供給される電力の電力供給状態を監視する。また、商用電源に接続された電路に設けられたプラグ受とプラグ受に挿抜可能な差込プラグとの接続状態を検出する。そして、接続状態の検出結果と電力供給状態の監視結果とに基づいて、差込プラグを介して行う蓄電装置が備える蓄電池の充放電を制御する。
上述したように、本実施形態による蓄電装置100および蓄電装置の制御方法においては、差込プラグの接続状態の検出結果と、商用電源からの電力供給状態の監視結果とに基づいて、差込プラグを介して行う蓄電池の充放電を制御する構成としている。そのため、差込プラグ110がプラグ受22に装着されていない状態で、差込プラグ110を介して蓄電池が放電することを防ぐことができる。さらに、商用電源20から電力が供給されていない状態で蓄電池が放電する単独運転を回避し、蓄電池からの電力が商用電源の電力系統に逆潮流することを防止することができる。
このように、本実施形態による蓄電装置および蓄電装置の制御方法によれば、蓄電装置の安全性を充分に確保することができる。そのため、専用の配線や電気工事は不要であり、差込プラグをコンセントなどのプラグ受に装着するだけでよいので、蓄電装置を家庭や一般オフィス等に簡易に設置して使用することができる。
〔第2の実施形態〕
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図2は、本発明の第2の実施形態に係る蓄電装置200の構成を示すブロック図である。蓄電装置200は、パワーコンディショナー201、バッテリマネージメントユニット(BMU)202、電池モジュール203、および差込プラグ210を有する。バッテリマネージメントユニット(BMU)202と電池モジュール203が蓄電池部を構成する。また、蓄電装置200とシステムコントローラ30とから蓄電システムが構成される。
パワーコンディショナー201は、制御部220、差込プラグ電圧計230、電流計240、第1の切替器250、AC/DCコンバータ260、DC/ACコンバータ270、および第2の切替器280を備える。
差込プラグ電圧計230は差込プラグ接続検出手段を構成し、差込プラグ210を構成する差込刃の間の電圧である差込プラグ電圧を検知する。
AC/DCコンバータ260は、差込プラグ210から入力する交流電力を直流電力に変換する交流直流変換手段として動作する。DC/ACコンバータ270は、蓄電池部を構成する電池モジュール203から入力する直流電力を交流電力に変換する直流交流変換手段として動作する。
第1の切替器250は、第1の切換手段として、差込プラグ210と、交流直流変換手段としてのAC/DCコンバータ260および直流交流変換手段としてのDC/ACコンバータ270との接続状態を切り換える。第2の切替器280は、第2の切換手段として、蓄電池部を構成する電池モジュール203と、交流直流変換手段としてのAC/DCコンバータ260および直流交流変換手段としてのDC/ACコンバータ270との接続状態を切り換える。
制御部220は制御手段として、第1の切換手段である第1の切替器250および第2の切換手段である第2の切替器280の動作を制御する。また、制御部220は、システムコントローラ30があらかじめ定められた条件に基づいて送出する充電または放電の指示を受け取る。
上述したAC/DCコンバータ260、DC/ACコンバータ270、第1の切替器250、第2の切替器280、および制御部220により電力制御手段が構成される。
次に、本実施形態による蓄電装置200の各構成部分の動作について、さらに詳細に説明する。
差込プラグ電圧計230は、差込プラグ210から入力する交流電力の電圧を検出し、制御部220に検出値を送信する。
制御部220は、システムコントローラ30からの充電または放電の指示と、差込プラグ電圧計230からの検出値に基づいて、第1の切替器250および第2の切替器280の動作を制御する。システムコントローラ30から充電を指示された場合、次のように制御する。すなわち、差込プラグ210から入力する交流電力をAC/DCコンバータ260に供給し、AC/DCコンバータ260で変換した直流電力を電池モジュール203に供給するように第1の切替器250および第2の切替器280を切り替える。
システムコントローラ30から放電を指示され、かつ、差込プラグ電圧計230の検出値が所定の電圧波形と所定の周波数を満足する場合、例えば商用電源のAC100V、50Hzまたは60Hzを検知した場合は、次のように制御する。この場合は、差込プラグ210がプラグ受22に装着されていると判断できる。したがって、電池モジュール203が出力する直流電力をDC/ACコンバータ270に供給し、DC/ACコンバータ270で変換した交流電力を差込プラグ210から出力するように第1の切替器250および第2の切替器280を切り替える。
システムコントローラ30から放電を指示され、かつ、差込プラグ電圧計230の検出値が所定の電圧値または所定の周波数を満足しない場合は、差込プラグ210がプラグ受22に装着されていないと判断できるので、第1の切替器250を遮断する。
また、制御部220は、充電時にバッテリマネージメントユニット202から充電停止の指示を受け取った場合、第2の切替器280を遮断する。一方、放電時にバッテリマネージメントユニット202から放電停止の指示を受け取った場合は、制御部220は第2の切替器280を遮断する。
第1の切替器250は制御部220の制御により以下の状態をとる。すなわち、差込プラグ210から入力した交流電力をAC/DCコンバータ260に供給する状態と、DC/ACコンバータ270が出力した交流電力を差込プラグ210に供給する状態をとる。さらに差込プラグ210から入力した交流電力をAC/DCコンバータ260およびDC/ACコンバータ270のいずれにも接続せず遮断した状態を加えた3通りの状態をとる。
第2の切替器280は制御部220の制御により以下の状態をとる。すなわち、AC/DCコンバータ260が出力した直流電力を電池モジュール203に供給する状態と、電池モジュール203が出力した直流電力をDC/ACコンバータ270に供給する状態をとる。さらに電池モジュール203が出力した直流電力をAC/DCコンバータ260およびDC/ACコンバータ270のいずれにも供給せずに遮断した状態を加えた3通りの状態をとる。
AC/DCコンバータ260は、第1の切替器250から入力した交流電力を直流電力に変換する。DC/ACコンバータ270は、第2の切替器280から入力した直流電力を交流電力に変換する。
電池モジュール203は、一個または複数の電池セルから構成され、電力を蓄えて所定の電圧と電流で充放電を行う。バッテリマネージメントユニット202は、電池モジュール203を構成する電池セルの電圧をモニタする。そして、モニタした電圧が充電時に所定の電圧を上回ったときは制御部220に充電停止を指示し、放電時に所定の電圧を下回ったときには制御部220に放電停止を指示する。
図3に、DC/ACコンバータ270の構成を示す。DC/ACコンバータ270は、直流電力入力部271、直流電圧計272、直流電流計273、遮断機274、インバータ275、交流電流計276、交流電圧計277、リアクタンス278、および交流電力出力部279を備える。
直流電圧計272は直流電力入力部271から入力する直流電力の電圧を検出し、制御部220に検出値を送信する。直流電流計273は直流電力入力部271から入力する直流電力の電流を検出し、制御部220に検出値を送信する。
遮断機274は、制御部220の制御により直流電力入力部271から入力した直流電力をインバータ275に供給する状態と、直流電力入力部271から入力した直流電力をインバータ275に供給せずに遮断した状態とを切り替える。インバータ275は制御部220の制御により、遮断機274から入力した直流電力を所定の電圧値、所定の周波数の交流電力に変換する。
交流電流計276はインバータ275が出力する交流電力の電流を検出し、制御部220に検出値を送信する。交流電圧計277はインバータ275が出力する交流電力の電圧を検出し、制御部220に検出値を送信する。リアクタンス278は、インバータ275が出力する交流電力の電圧の位相がインバータ275が出力する交流電力の電流の位相よりも90度進むように作用する。
ここで、交流電流計276と制御部220が商用電源監視手段を構成する。すなわち、交流電流計276は直流交流変換手段としてのDC/ACコンバータ270が出力する交流電流である変換後交流電流を検知する。そして、制御部220は差込プラグ電圧の位相変化と変換後交流電流の位相変化を比較した結果を監視結果として出力する。
また制御部220は、差込プラグ電圧計230が検出した交流電圧の位相と、交流電流計276が検出した交流電流の位相がほぼ一致するようにインバータ275を制御する。このとき、制御部220は位相変化を起こすために、交流電流の位相がわずかに変化するようにインバータ275を制御する。ここで、交流電流計276が検出した交流電流の位相変化と差込プラグ電圧計230が検出した交流電圧の位相変化が一致するときは、商用電源20から交流電力が供給されていないと判断できる。これは、差込プラグ電圧計230が検出する交流電圧(差込プラグ電圧)は商用電源20とインバータ275が出力する交流電圧の合成となるからである。このとき、制御部220は第1の切替器250を遮断するように制御する。
次に、本実施形態による蓄電装置200の動作について説明する。
制御部220は、差込プラグ電圧計230が検知した差込プラグ電圧が所定の電圧値を満足しない場合、差込プラグ210がプラグ受22に装着されていないと判断する。このとき、交流電力が差込プラグ210から出力しないように第1の切替器250を遮断する。
また、制御部220は、差込プラグ電圧計230が検出する交流電圧の位相と交流電流計276が検出する交流電流の位相がほぼ一致し、かつ、交流電流の位相がわずかに変化するようにインバータ275を制御する。ここで、交流電流計276が検出した交流電流の位相変化と差込プラグ電圧計230が検出した交流電圧の位相変化が一致するとき、制御部220は商用電源20から交流電力が供給されていないと判断し、第1の切替器250を遮断する。つまり、差込プラグ210がプラグ受22に装着され、かつ、システムコントローラ30から放電の指示がされている場合であっても、商用電源20から交流電力が供給されていないときは、制御部220は交流電力が差込プラグ210から出力しないように制御する。そのため、商用電源20から電力が供給されていない状態で電池モジュール203が放電する単独運転を回避し、電池モジュール203からの電力が商用電源の電力系統に逆潮流することを防止することができる。
このように、差込プラグ接続検出手段の検出結果が差込プラグとプラグ受とが接続されていない状態を示す場合、および商用電源監視手段の監視結果が商用電源からの電力が供給されていない状態を示す場合、の少なくともいずれか一方である場合、制御手段は以下の制御を行う。すなわち制御手段は、第1の切換手段が、差込プラグを、交流直流変換手段および直流交流変換手段のいずれとも接続しないように、第1の切換手段を制御する。また、これに限らず、この場合に制御手段が直流交流変換手段の動作を中止することとしてもよい。この場合は蓄電装置の低消費電力化を図ることができる。
次に、差込プラグ210がプラグ受22に装着され、かつ、システムコントローラ30から充電を指示されている場合について説明する。この場合、制御部220は、差込プラグ210から入力した交流電力をAC/DCコンバータ260に供給し、AC/DCコンバータ260で変換した直流電力を電池モジュール203に供給するように第1の切替器250と第2の切替器280を切り替える。これにより、制御部220は差込プラグ210から入力した電力を電池モジュール203に充電するように制御することができる。
すなわち、差込プラグ接続検出手段の検出結果が差込プラグとプラグ受とが接続された状態を示すものであり、商用電源監視手段の監視結果が商用電源からの電力が供給されている状態を示すものである場合、制御手段は以下の制御を行う。つまり、第1の切換手段が差込プラグと交流直流変換手段を接続し、第2の切換手段が蓄電池部と交流直流変換手段を接続するように、制御手段は第1の切換手段および第2の切換手段を制御する。
次に、差込プラグ210がプラグ受22に装着されており、システムコントローラ30から放電を指示され、かつ、交流電流計276が検出した交流電流の位相変化と差込プラグ電圧計230が検出した交流電圧の位相変化が一致しない場合について説明する。この場合、制御部220は商用電源20から交流電力が供給されていると判断する。これは、差込プラグ電圧計230が検出する交流電圧(差込プラグ電圧)は商用電源20とインバータ275が出力する交流電圧の合成となるからである。そこで制御部220は、電池モジュール203が出力する直流電力をDC/ACコンバータ270に供給し、DC/ACコンバータ270で変換した交流電力を差込プラグ210から出力するように第1の切替器250と第2の切替器280を切り替える。これにより、制御部220は電池モジュール203が出力する電力を差込プラグ210から出力するように制御することができるので、商用電源20だけでは電力が不足する場合に蓄電装置200から電力を供給することが可能になる。
すなわち、差込プラグ接続検出手段の検出結果が差込プラグとプラグ受とが接続された状態を示すものであり、商用電源監視手段の監視結果が商用電源からの電力が供給されている状態を示すものである場合、制御手段は以下の制御を行う。つまり、第1の切換手段が差込プラグと直流交流変換手段を接続し、第2の切換手段が蓄電池部と直流交流変換手段を接続するように、制御手段は第1の切換手段および第2の切換手段を制御する。
次に、本実施形態の蓄電装置200による効果について説明する。
本実施形態の蓄電装置200は、差込プラグ210がプラグ受22に装着されており、かつ、商用電源20から交流電力が供給されている場合に、システムコントローラ30からの放電指示により交流電力を差込プラグ210から出力する構成としている。そのため、差込プラグ210がプラグ受22に装着されていない状態で、差込プラグ210を介して電池モジュール203が放電することを防ぐことができる。このように差込プラグ210を用いる場合であっても充分に安全が確保されるので、差込プラグ210から既設の配線である電路21を通して電気機器25に交流電力を供給することが可能となる。その結果、蓄電装置を家庭や一般オフィス等に簡易に設置して使用することができる。
また、本実施形態の蓄電装置200は、差込プラグ210がプラグ受22に装着されており、かつ、商用電源20から交流電力が供給されていないときは、交流電力を差込プラグ210から出力しないように構成されている。そのため、商用電源20から電力が供給されていない状態で蓄電池が放電する単独運転を回避し、蓄電池からの電力が商用電源の電力系統に逆潮流することを防止することができる。
次に、本実施形態による蓄電装置の制御方法について説明する。
本実施形態の蓄電装置の制御方法では、プラグ受と差込プラグとの接続状態の検出結果が差込プラグとプラグ受とが接続された状態を示すものであり、電力供給状態の監視結果が商用電源からの電力が供給されている状態を示すものである場合、以下の制御を行う。つまり、蓄電池から入力する直流電力を交流電力に変換した変換後交流電力を生成し、変換後交流電力を差込プラグに出力するように制御する。または、差込プラグから入力する商用電源からの交流電力を直流電力に変換した変換後直流電力を生成し、変換後直流電力を蓄電池に出力するように制御する。
また、プラグ受と差込プラグとの接続状態の検出結果が差込プラグとプラグ受とが接続されていない状態を示す場合、および電力供給状態の監視結果が商用電源からの電力が供給されていない状態を示す場合、の少なくともいずれか一方である場合、差込プラグと蓄電池との接続を遮断するように制御する。
本実施形態の蓄電装置の制御方法によっても、蓄電装置を家庭や一般オフィス等に簡易に設置して使用することが可能となる。
〔第3の実施形態〕
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。本実施形態による蓄電装置300は、パワーコンディショナー201、バッテリマネージメントユニット(BMU)202、電池モジュール203、および差込プラグ310を有する。パワーコンディショナー201は、制御部220、差込プラグ電圧計230、電流計240、第1の切替器250、AC/DCコンバータ260、DC/ACコンバータ270、および第2の切替器280を備える。本実施形態の蓄電装置300は、第2の実施形態による蓄電装置200と差込プラグ310の構成が異なる。他の構成は同様であるので、それらの詳細な説明は省略する。
図4に、本実施形態による蓄電装置300が備える差込プラグ310の構成を示す。図4(a)は差込プラグ310がプラグ受22に装着されていない状態、(b)は差込プラグ310がプラグ受22に装着されている状態を示す。
差込プラグ310には、差込プラグ310がプラグ受22に挿入されているか否かを検知する挿抜検知器が一体に構成されている。挿抜検知器は、図4に示すように挿抜検知用スイッチ311と検出器312を備え、差込プラグ接続検出手段として機能する。差込プラグ310がコンセントなどのプラグ受22に挿入されると、挿抜検知用スイッチ311が押下される。検出器312は挿抜検知用スイッチ311の状態を検出して制御部220に通知する。
制御部220は、システムコントローラ30からの充電または放電の指示と検出器312からの検出値に基づいて、第1の切替器250および第2の切替器280を制御する。具体的には、システムコントローラ30から充電の指示を受け付けたときは、制御部220は以下の制御を行う。すなわち、差込プラグ310から入力する交流電力をAC/DCコンバータ260に供給し、AC/DCコンバータ260で変換した直流電力を電池モジュール203に供給するように第1の切替器250と第2の切替器280を切り替える。
システムコントローラ30から放電の指示を受け付けた場合、制御部220は以下の制御を行う。まず、検出器312の検出値が、挿抜検知用スイッチ311が押下状態であることを示すものであるときは、次のように制御する。すなわち、電池モジュール203が出力する直流電力をDC/ACコンバータ270に供給し、DC/ACコンバータ270で変換した交流電力を差込プラグ310から出力するように第1の切替器250と第2の切替器280を切り替える。一方、システムコントローラ30から放電の指示を受け付けた場合であっても、検出器312の検出値が、挿抜検知用スイッチ311が押下状態でないことを示すものであるときは、第1の切替器250を遮断する。
本実施形態による蓄電装置300のその他の構成部分の動作は、本発明の第2の実施形態による蓄電装置200のものと同じであるため、それらの説明は省略する。
次に、本実施形態による蓄電装置300の動作について、図2および図4を用いて説明する。
まず、差込プラグ310がプラグ受22に挿入されていないときは、検出器312の検出値は挿抜検知用スイッチ311が押下状態でないことを示す。そこで、制御部220は差込プラグ310がプラグ受22に挿入されていないと判断し、交流電力が差込プラグ310から出力しないように第1の切替器250を遮断する。
次に、差込プラグ310がプラグ受22に装着され、かつ、制御部220がシステムコントローラ30から充電の指示を受け付けた場合について説明する。この場合、検出器312の検出値は挿抜検知用スイッチ311が押下状態であることを示す。そこで、制御部220は、差込プラグ310から入力した交流電力をAC/DCコンバータ260に供給し、AC/DCコンバータ260で変換した直流電力を電池モジュール203に供給するように第1の切替器250と第2の切替器280を切り替える。これにより、差込プラグ310から入力した電力を電池モジュール203に充電するように制御することができる。
次に、差込プラグ310がプラグ受22に装着され、かつ、制御部220がシステムコントローラ13から放電の指示を受け付けた場合について説明する。このとき、検出器312の検出値は挿抜検知用スイッチ311が押下状態であることを示す。この場合、制御部220が第2の実施形態と同様の手段により商用電源20から交流電力が供給されていると判断したときは、以下の制御を行う。すなわち、電池モジュール203が出力する直流電力をDC/ACコンバータ270に供給し、DC/ACコンバータ270で変換した交流電力を差込プラグ310から出力するように第1の切替器250と第2の切替器280を切り替える。これにより、電池モジュール203が出力する電力を差込プラグ310から出力するように制御することができる。
上述したように、本実施形態の蓄電装置300は、差込プラグ310がプラグ受22に装着されていないときは、交流電力が差込プラグ310から出力しないように構成されている。そのため、蓄電装置の安全性の向上を図ることができるので、蓄電装置を家庭や一般オフィス等に簡易に設置して使用することが可能になる。
〔第4の実施形態〕
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。図5は、本発明の第4の実施形態に係る蓄電システム400の構成を示すブロック図である。蓄電システム400は、蓄電装置200、システムコントローラ30、および分電盤410を有する。
蓄電装置200は、パワーコンディショナー201、バッテリマネージメントユニット(BMU)202、電池モジュール203、および差込プラグ210を有する。パワーコンディショナー201は、制御部220、差込プラグ電圧計230、電流計240、第1の切替器250、AC/DCコンバータ260、DC/ACコンバータ270、および第2の切替器280を備える。上述したAC/DCコンバータ260、DC/ACコンバータ270、第1の切替器250、第2の切替器280、および制御部220により電力制御手段が構成される。なお、蓄電装置200の構成は第2の実施形態で説明したので、ここではその説明は省略する。
図6に、分電盤410の構成を示す。分電盤410は商用電源20に接続された電路21中に配置しており、電源電圧計411、電源遮断機412、および電源電流計413を備える。
電源電圧計411は分電盤410に入力する交流電力の電圧を検出し、システムコントローラ30に検出値を送信する。電源遮断機412は、電源遮断機412を流れる電流値が所定の遮断電流値を超えた時に、分電盤410に入力する交流電力を遮断する。また、システムコントローラ13からの制御によって、分電盤410に入力した交流電力が導通する状態と遮断した状態とを切り替える。電源電流計413は分電盤410が送出する交流電力の電流を検出し、システムコントローラ30に検出値を送出する。
システムコントローラ30は、電源電流計413の検出値が所定の電流値を超えたとき、制御部220に放電を指示する。このときの所定の電流値は、電源遮断機412の遮断電流値よりも低い値に設定する。また、電源電圧計411の検出値が所定の電圧値を満足しない場合、または、所定の周波数を満足しない場合、システムコントローラ30は制御部220に放電停止を指示する。これは、この場合には商用電源20から電力が供給されていないと判断できるので、単独運転を回避するためである。
次に、本実施形態による蓄電システム400の動作について、図5および図6を用いて説明する。
分電盤410から送出される交流電力の電流値が電源遮断機412の遮断電流値に近づいて、システムコントローラ30が電源電流計413の検出値が所定の電流値を超えたことを検知すると、システムコントローラ30は制御部220に放電を指示する。制御部220は、電池モジュール203が出力する電力を差込プラグ210から出力するように制御する。すなわち、電池モジュール203が出力する直流電力をDC/ACコンバータ270に供給し、DC/ACコンバータ270で変換した交流電力を差込プラグ210から出力するように第1の切替器250および第2の切替器280を切り替える。
また、商用電源20から交流電力が供給されていない場合、システムコントローラ30は電源電圧計411の検出値が所定の電圧値を満足しないことを検知し、制御部220に放電停止を指示する。このとき、制御部220は第1の切替器250を遮断するので、電池モジュール203が放電する電力が差込プラグ210から出力されることはない。
上述したように、本実施形態の蓄電システム400は、分電盤410から送出される交流電力の電流値が電源遮断機412の遮断電流値に近づくと、交流電力を蓄電装置200が備える蓄電装置2の差込プラグ210から出力するように構成されている。そのため、電気機器25の消費電流が電源遮断機412の遮断電流値を超える場合であっても、既設の配線である電路21を用いて電気機器25に交流電力を供給することができる。その結果、電気機器25に対する使用電力の制約を簡易に緩和することが可能となり、電気機器25を使用する際の利便性の向上を図ることができる。
また、本実施形態の蓄電システム400は、商用電源20から交流電力が供給されていないときは、交流電力が差込プラグ210から出力されないように構成されている。そのため、単独運転を回避し、蓄電装置200からの電力が商用電源20の電力系統に逆潮流することを防止することができる。
上述した説明では、商用電源20から交流電力が供給されていない場合、システムコントローラ30は制御部220に放電停止を指示することとした。しかしこれに限らず、システムコントローラ30が分電盤410の電源遮断機412を遮断状態とすることとしてもよい。この場合は、蓄電装置200からの電力が商用電源20の電力系統に逆潮流することはない。そのため、システムコントローラ30が制御部220に放電を指示することにより、蓄電装置200を安全に単独運転させることが可能となる。したがって、蓄電装置200を停電時等のバックアップ電源として用いることができる。
また、上述した説明では、システムコントローラ30は、分電盤410が備える電源電流計413の検出値が所定の電流値を超えたとき、制御部220に放電を指示することとした。しかしこれに限らず、図7に示すように、電気機器25が通信ユニット26を搭載している場合には、蓄電システム400は以下のように動作することができる。ここで、通信ユニット26は、電気機器25の消費電流値をシステムコントローラ30に送信する機能を有し、システムコントローラ30は通信ユニット26からの信号を受信する機能を備えているものとする。
電気機器25の消費電流が所定の電流値を超えたとき、システムコントローラ30は通信ユニット26から交流電力出力の指示を受信し、蓄電装置200の制御部220に放電を指示する。このときの所定の電流値は、分電盤410の遮断電流値よりも低い値に設定する。
このとき制御部220は、電池モジュール203が出力する電力を差込プラグ210から出力するように制御する。すなわち、電池モジュール203が出力する直流電力をDC/ACコンバータ270に供給し、DC/ACコンバータ270で変換した交流電力を差込プラグ210から出力するように第1の切替器250および第2の切替器280を切り替える。
このように、通信ユニット26から受信した電気機器25の消費電流値が所定の値を超えた時に、システムコントローラ30が制御部220に放電を指示する構成とすることができる。この場合にも、電気機器25に対する使用電力の制約を簡易に緩和することが可能となり、電気機器25を使用する際の利便性の向上を図ることができる。
また、蓄電装置200は警報器をさらに備えた構成としてもよい。そして、電力制御手段としての制御部220が警報器に警報を発するように指示する構成とすることができる。制御部220は、システムコントローラ30から充電指示および放電指示のいずれかを受け付けたときに、差込プラグ210とプラグ受22との接続状態の検出結果が接続されていない状態を示す場合に、警報器に警報を発するように指示することとすることができる。
また、蓄電システム400は、分電盤410に接続した太陽光発電装置(photovoltaics:PV)をさらに備えた構成とすることができる。この場合、太陽光発電装置を用いて、商用電源20と協調して電力供給を行う系統連係運転を行うことが可能になる。
本発明は上記実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることはいうまでもない。
100、200 蓄電装置
110、210、310 差込プラグ
120 差込プラグ接続検出手段
130 商用電源監視手段
140 蓄電池部
150 電力制御手段
201 パワーコンディショナー
202 バッテリマネージメントユニット
203 電池モジュール
220 制御部
230 差込プラグ電圧計
240 電流計
250 第1の切替器
260 AC/DCコンバータ
270 DC/ACコンバータ
271 直流電力入力部
272 直流電圧計
273 直流電流計
274 遮断機
275 インバータ
276 交流電流計
277 交流電圧計
278 リアクタンス
279 交流電力出力部
280 第2の切替器
311 挿抜検知用スイッチ
312 検出器
400 蓄電システム
410 分電盤
411 電源電圧計
412 電源遮断機
413 電源電流計
10 関連する電力供給システム
11 連携盤
12 パワーコンディショナー
13 太陽電池
14 充放電ユニット
15 蓄電池ユニット
16 電力計測ユニット
18 切替ボックス
19 接続箱
20 商用電源
21 電路
22、23 プラグ受
24 差込プラグ
25 電気機器
26 通信ユニット
30 システムコントローラ

Claims (17)

  1. 商用電源に接続された電路に設けられたプラグ受に挿抜可能な差込プラグと、
    前記差込プラグと前記プラグ受との接続状態を検出する差込プラグ接続検出手段と、
    前記商用電源からの電力供給状態を監視する商用電源監視手段と、
    電池モジュールを備えた蓄電池部と、
    前記差込プラグ接続検出手段の検出結果と前記商用電源監視手段の監視結果とに基づいて、前記差込プラグを介して行う前記蓄電池部の充放電を制御する電力制御手段、とを有する
    蓄電装置。
  2. 前記電力制御手段は、
    前記差込プラグから入力する交流電力を直流電力に変換する交流直流変換手段と、
    前記蓄電池部から入力する直流電力を交流電力に変換する直流交流変換手段と、
    前記差込プラグと、前記交流直流変換手段および前記直流交流変換手段との接続状態を切り換える第1の切換手段と、
    前記蓄電池部と、前記交流直流変換手段および前記直流交流変換手段との接続状態を切り換える第2の切換手段と、
    前記第1の切換手段および前記第2の切換手段の動作を制御する制御手段、とを備える
    請求項1に記載した蓄電装置。
  3. 前記制御手段は、前記検出結果が前記差込プラグと前記プラグ受とが接続された状態を示すものであり、前記監視結果が前記商用電源からの電力が供給されている状態を示すものである場合、
    前記第1の切換手段が、前記差込プラグと前記直流交流変換手段を接続し、
    前記第2の切換手段が、前記蓄電池部と前記直流交流変換手段を接続するように、前記第1の切換手段および前記第2の切換手段を制御する
    請求項2に記載した蓄電装置。
  4. 前記制御手段は、前記検出結果が前記差込プラグと前記プラグ受とが接続された状態を示すものであり、前記監視結果が前記商用電源からの電力が供給されている状態を示すものである場合、
    前記第1の切換手段が、前記差込プラグと前記交流直流変換手段を接続し、
    前記第2の切換手段が、前記蓄電池部と前記交流直流変換手段を接続するように、前記第1の切換手段および前記第2の切換手段を制御する
    請求項2に記載した蓄電装置。
  5. 前記制御手段は、前記検出結果が前記差込プラグと前記プラグ受とが接続されていない状態を示す場合、および前記監視結果が前記商用電源からの電力が供給されていない状態を示す場合、の少なくともいずれか一方である場合、
    前記第1の切換手段が、前記差込プラグを、前記交流直流変換手段および前記直流交流変換手段のいずれとも接続しないように、前記第1の切換手段を制御する
    請求項2に記載した蓄電装置。
  6. 前記制御手段は、前記検出結果が前記差込プラグと前記プラグ受とが接続されていない状態を示す場合、および前記監視結果が前記商用電源からの電力が供給されていない状態を示す場合、の少なくともいずれか一方である場合、
    前記直流交流変換手段の動作を中止する
    請求項2に記載した蓄電装置。
  7. 前記差込プラグ接続検出手段は、前記差込プラグを構成する差込刃の間の電圧である差込プラグ電圧を検知する差込プラグ電圧計を備える
    請求項1から6のいずれか一項に記載した蓄電装置。
  8. 前記差込プラグ接続検出手段は、前記差込プラグが前記プラグ受に挿入されているか否かを検知する挿抜検知器を備え、前記挿抜検知器は前記差込プラグと一体に構成されている
    請求項1から6のいずれか一項に記載した蓄電装置。
  9. 前記差込プラグ接続検出手段は、前記差込プラグを構成する差込刃の間の電圧である差込プラグ電圧を検知する差込プラグ電圧計を備え、
    前記商用電源監視手段は、前記直流交流変換手段が出力する交流電流である変換後交流電流を検知する交流電流計を備え、前記差込プラグ電圧の位相変化と前記変換後交流電流の位相変化を比較した結果を前記監視結果として出力する
    請求項2から6のいずれか一項に記載した蓄電装置。
  10. 蓄電装置と、システムコントローラと、分電盤、とを有し、
    前記蓄電装置は、
    商用電源に接続された電路に設けられたプラグ受に挿抜可能な差込プラグと、
    前記差込プラグと前記プラグ受との接続状態を検出する差込プラグ接続検出手段と、
    前記商用電源からの電力供給状態を監視する商用電源監視手段と、
    電池モジュールを備えた蓄電池部と、
    前記差込プラグ接続検出手段の検出結果と前記商用電源監視手段の監視結果とに基づいて、前記差込プラグを介して行う前記蓄電池部の充放電を制御する電力制御手段、とを備え、
    前記分電盤は、前記商用電源に接続された前記電路中に配置しており、電源電圧計と、電源遮断機と、電源電流計とを備え、
    前記システムコントローラは、前記電源電流計の検出値に基づいて、前記電力制御手段に前記充放電を指示する
    蓄電システム。
  11. 前記システムコントローラは、前記電源電流計の検出値が所定の電圧値を満足しない場合、前記電源遮断機を遮断状態とし、前記電力制御手段に放電を指示する
    請求項10に記載した蓄電システム。
  12. 前記蓄電装置は、警報器をさらに備え、
    前記電力制御手段は、前記システムコントローラから充電指示および放電指示のいずれかを受け付けたときに、前記検出結果が前記差込プラグと前記プラグ受とが接続されていない状態を示す場合、前記警報器に警報を発するように指示する
    請求項10または11に記載した蓄電システム。
  13. 前記分電盤に接続した太陽光発電装置をさらに備えた
    請求項10から12のいずれか一項に記載した蓄電システム。
  14. 商用電源から差込プラグを介して蓄電装置へ供給される電力の電力供給状態を監視し、
    前記商用電源に接続された電路に設けられたプラグ受と前記プラグ受に挿抜可能な前記差込プラグとの接続状態を検出し、
    前記接続状態の検出結果と前記電力供給状態の監視結果とに基づいて、前記差込プラグを介して行う前記蓄電装置が備える蓄電池の充放電を制御する
    蓄電装置の制御方法。
  15. 前記検出結果が前記差込プラグと前記プラグ受とが接続された状態を示すものであり、前記監視結果が前記商用電源からの電力が供給されている状態を示すものである場合、
    前記蓄電池から入力する直流電力を交流電力に変換した変換後交流電力を生成し、
    前記変換後交流電力を前記差込プラグに出力する
    請求項14に記載した蓄電装置の制御方法。
  16. 前記検出結果が前記差込プラグと前記プラグ受とが接続された状態を示すものであり、前記監視結果が前記商用電源からの電力が供給されている状態を示すものである場合、
    前記差込プラグから入力する前記商用電源からの交流電力を直流電力に変換した変換後直流電力を生成し、
    前記変換後直流電力を前記蓄電池に出力する
    請求項14に記載した蓄電装置の制御方法。
  17. 前記検出結果が前記差込プラグと前記プラグ受とが接続されていない状態を示す場合、および前記監視結果が前記商用電源からの電力が供給されていない状態を示す場合、の少なくともいずれか一方である場合、
    前記差込プラグと前記蓄電池との接続を遮断する
    請求項14に記載した蓄電装置の制御方法。
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