JP2015081133A - 容器滅菌方法および容器滅菌設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子線照射装置の停止時間を短縮して連続運転が可能となる容器滅菌方法を提供する。【解決手段】容器搬送経路L3の上流側と下流側に所定間隔をあけて設置された複数の第1上流側電子線照射装置21および第1下流側電子線照射装置22から、容器B外面の略同一の被滅菌面Fに電子線を照射し、滅菌コントローラにより、これら上流側電子線照射装置21と下流側電子線照射装置22から照射される電子線出力の合計を、容器Bの被滅菌面Fを滅菌可能となるように制御した。【選択図】図2

Description

本発明は、容器の搬送経路に複数の電子線照射装置を並設した容器滅菌方法および容器滅菌設備に関する。
被処理物に電子線を照射する2つのヘッドと、2つのヘッドのフィラメントに電力を与える2つのフィラメント電源とを具備し、それぞれのヘッドのフィラメント電源にスイッチを設け、ビーム制御信号の大きさから見込まれるビーム切れ閾値と、実際のビーム電流計測値とを比較し、ビーム電流計測値がビーム切れ閾値以下となると、ビーム切れと判断して、その他のヘッドのフィラメント電力を維持しつつ、ビーム切れのヘッドのフィラメントへの電力供給を停止するものである。
これにより、電源共通多ビームヘッド型電子線照射装置において、1つのヘッドに放電が起こった場合に、異常ヘッドだけビームを停止し、他のヘッドのビームを維持することで、全部のヘッドの運転を停止する必要がなくなるものである。
特許第3952708号公報
ところで、電子線を照射して容器を滅菌する電子線滅菌設備では、たとえば600本/分程度の処理能力を持ち、下流側に設置された充填装置と連動される。電子線照射装置が事故や劣化により、電子線照射器の交換が必要になると、十分な時間、電子線滅菌設備の稼働を停止させる必要がある。
また、容器1本に対しての電子線照射時間は、0.1秒であり、電子線照射装置に、スパークが発生すると、元の照射出力に復帰するのに0.1〜0.2秒が必要であるため、スパークした電子線照射装置を通過する容器は、そのまま下流側の設備である滅菌室や充填装置を汚染する恐れがある。この場合、設備全体を停止して、洗浄作業を行わなければならない。
したがって、高速で滅菌処理する電子線容器滅菌設備では、スパークが極力生じないように電子線照射装置を運転することや、スパークが生じた場合に、未滅菌の容器を搬入して下流側の設備が汚染しないようにすること、が重要となる。
本発明は、電子線照射装置の停止時間を短縮して連続運転が可能となり、またスパークが生じて一時的に電子線出力が低下することがあっても、未滅菌の容器が下流側の設備の汚染を防止でき、さらにスパークの発生を抑制できる容器滅菌方法および容器滅菌設備を提供することを目的とする。
請求項1記載の容器滅菌方法は、
搬送経路に沿って搬送される容器に、電子線照射装置から電子線を照射して容器を滅菌する容器滅菌方法であって、
搬送経路の上流側と下流側に所定間隔をあけて設置された複数の電子線照射装置から、容器外面の略同一の被滅菌面に電子線を照射し、
滅菌コントローラにより、これら上流側と下流側の電子線照射装置から照射される電子線出力の合計を、容器の被滅菌面を滅菌可能となるように制御するものである。
請求項2記載の容器滅菌方法は、請求項1記載の方法において、
上流側電子線照射装置から照射される電子線出力が、設定範囲から変化した場合に、変化した電子線出力が照射された容器が下流側に搬送されて、下流側電子線照射装置の照射口に対面した時に、当該下流側電子線照射装置から照射される電子線出力を変化させて、前記上流側の電子線出力と前記下流側の電子線出力の合計が、容器外面を滅菌可能な電子線出力の設定範囲以上となるように制御するものである。
請求項3記載の容器滅菌方法は、請求項1または2記載の方法において、
各電子線照射装置の真空チャンバの真空状態をそれぞれ監視し、真空チャンバの真空度が低い電子線照射装置の電子線出力を、真空チャンバの真空度が高い電子線照射装置の電子線出力に比較して小さくなるように制御して、真空チャンバの真空度が低い電子線照射装置にスパークが発生するのを防止するものである。
請求項4記載の容器滅菌設備は、
搬送経路に沿って搬送される容器に対して、当該搬送経路に対面して設置された電子線照射装置から電子線を照射して容器外面を滅菌する容器滅菌設備であって、
容器の略同一の被滅菌面に電子線を照射する複数の電子線照射装置を、搬送経路の少なくとも上流側と下流側に所定間隔をあけて設置し、
上流側電子線照射装置と下流側電子線照射装置からそれぞれ照射される電子線出力の合計が、容器の被滅菌面を滅菌可能となるように制御する滅菌コントローラを設け、
前記滅菌コントローラは、
前記上流側電子線照射装置の電子線出力が、設定範囲から変化した場合、前記上流側電子線照射装置から電子線を照射された容器が搬送されて、前記下流側電子線滅菌設備の照射口に対面した時に、前記下流側電子線滅菌設備の電子線出力を変化させて、前記上流側電子線照射装置の電子線出力と前記下流側電子線照射装置の電子線出力の合計が、容器外面を少なくとも滅菌可能な電子線出力となるように制御するものである。
請求項5記載の容器滅菌設備は、請求項4記載の構成において、
搬送経路で下流側電子線滅菌設備より下流側に、搬送経路上の容器を排出可能なリジェクト装置を設け、
前記滅菌コントローラは、前記リジェクト装置を操作して、上流側電子線照射装置から照射される電子線出力が変化した容器を、搬送経路から排出するものである。
請求項6記載の容器滅菌設備は、
搬送経路に沿って搬送される容器に対して、当該搬送経路に対面して設置された電子線照射装置から電子線を照射して容器外面を滅菌する容器滅菌設備であって、
容器の略同一の被滅菌面に電子線を照射する複数の電子線照射装置を、搬送経路の少なくとも上流側と下流側に所定間隔をあけて設置し、
各電子線照射装置の真空チャンバのそれぞれ真空状態を検出する真空センサを設け、
滅菌コントローラは、真空チャンバの真空度が低い電子線照射装置の電子線出力を、真空チャンバの真空度が高い電子線照射装置の電子線出力に比較して小さくなるように制御すると同時に、上流側電子線照射装置と下流側電子線照射装置からそれぞれ照射される電子線出力の合計が、容器の被滅菌面を滅菌可能となるように制御するものである。
請求項1記載の発明によれば、複数の電子線照射装置により容器の略同一面に電子線を照射し滅菌するので、故障やメンテナンス、または稼働時間の長期化による劣化、経年変化による電子線照射装置の電子線照射量の低下に対して、滅菌コントローラにより低下していない電子線照射装置の電子線出力を増大させることができる。これにより、停止時間を無くして連続運転が可能となる。
請求項2記載の構成によれば、上流側で容器に照射される電子線量が、スパークなどに起因して設定量より低下した場合、下流側の電子線照射装置により容器に照射される電子線量を増加することで、容器外面の滅菌を確実に行うことができる。これにより、滅菌不良の容器が下流側の設備に送られることがなくなり、下流側の設備の汚染を防止することができる。したがって、滅菌設備を停止するような事態を低減でき、稼働時間を長くすることができる。
請求項3記載の発明によれば、電子線照射装置における真空チャンバの真空状態をそれぞれ監視し、真空度の低い電子線照射装置の電子線出力を下げて運転することができる。これにより、真空度の低い電子線照射装置に多く発生するスパークを未然に防止することができ、滅菌不良の容器が発生する回数を抑制することができる。
請求項4記載の構成によれば、容器の略同一の被滅菌面を滅菌する複数の電子線照射装置を、搬送経路に所定間隔を開けて設置し、故障やメンテナンス時、劣化や経年変化により電子線照射量の低下する電子線照射装置の電子線出力を調整して、長時間の連続運転が可能となる。そして、1台の電子線照射装置の電子線出力が低下したり、停止されるような事故が発生しても、残りの電子線照射装置の電子線出力を上げることにより、滅菌設備を停止することなく、長時間運転を継続することができて、事故にも柔軟に対応することができる。
請求項5記載の発明によれば、電子線出力が変化した容器は、必要以上に電子線を浴びて変質が生じている可能性があるため、リジェクト装置により、滅菌不良容器として、搬送経路から排出することで、良好に容器の滅菌作業を連続して行うことができる。
請求項6記載の発明によれば、搬送経路に所定間隔をあけて設置された複数の電子線照射装置において、真空チャンバの真空状態を真空センサによりそれぞれ監視しておき、滅菌コントローラにより、真空チャンバの真空状態の低い電子線照射装置の電子線出力を下げ、真空チャンバの真空状態の高い電子線照射装置の電子線出力を上げることにより、上流側電子線照射装置と下流側電子線照射装置の電子線出力の合計が、容器の被滅菌面を滅菌可能となるように制御するので、これにより、真空度が低い電子線照射装置にスパークの発生を未然に防止することができ、滅菌不良の容器が発生する回数を大幅に削減することができる。
本発明に係る容器滅菌設備の実施例1を示す概略平面図である。 外面用の電子線照射装置の配置を説明する拡大平面図である。 容器搬送装置を示す縦断面図である。 第1上流側、下流側電子線照射装置を示す平面図である。 外面用の電子線照射装置を示す平面視の断面図である。 本発明に係る容器滅菌設備の実施例2を示す概略平面図である。 外面用の電子線照射装置を示す平面視の断面図である。
[実施例1]
以下、本発明に係る電子線容器滅菌設備の実施例1を図1〜図5に基づいて説明する。
(設備概要)
図1に示すように、複数の第1〜第7遮蔽室11A〜11Gが、容器出入口11a〜11hを介して直列に接続して設置され、第1〜第7遮蔽室11A〜11Gに、容器Bを一定ピッチPで搬送する第1〜第7容器搬送装置12A〜12Gがそれぞれ設置されている。
入口側の第1遮蔽室11Aは、第1容器搬送装置12Aにより容器Bを搬送する円周状の容器搬送経路L1が形成され、第1遮蔽室11Aにより、容器入口11a側への電子線(X線)の漏出を防止している。
第2遮蔽室11Bおよび第3遮蔽室11Cは、容器Bの外面をそれぞれ滅菌する外面滅菌室であり、第2遮蔽室11Bで、第2容器搬送装置12Bにより形成される容器搬送経路L2の外周部に、第1上流側電子線照射装置21および第1下流側電子線照射装置22が一定間隔(たとえば2×ピッチPに対応する距離)をあけて設置されている。また第3遮蔽室11Cで容器搬送経路L3の外周部に、第2上流側電子線照射装置23および第2下流側電子線照射装置24が一定間隔(2×ピッチP)をあけて設置されている。
第4遮蔽室11Dは、容器Bの内面を滅菌する内面滅菌室であり、第4容器搬送装置12Dにより容器Bを搬送する円周状の第4容器搬送経路L4の上部に沿って、口部から容器B内に挿入可能なノズル型の複数の内面電子線照射装置(図示せず)と、これら内面電子線照射装置にそれぞれ対で配置される内面滅菌用電源装置30とが、一定ピッチごとに設置されている。
第5〜第7遮蔽室11E〜11Gは、容器出口11h側からの電子線(X線)の漏出を防止する出口側遮蔽室で、第5〜第7容器搬送装置12G〜12Gにより容器Bを搬送する円周状の搬送経路L5〜L7がそれぞれ形成されている。また中間の第6遮蔽室11Fには、円周状搬送経路L6から滅菌不良の容器Bを排出するリジェクト装置26が設置されている。
(容器搬送装置)
たとえば第2容器搬送装置12Bは、図3,図4に示すように、基台に立設された主軸13に、旋回テーブル14が回転自在に支持され、旋回テーブル14の外周部に、開閉自在な一対の把持アーム15R,15Lにより容器Bのネック部を把持可能な容器把持装置16が一定ピッチPで配設されている。17は旋回テーブル14に回動自在に貫設された開閉軸で、開閉軸17の上端部に、ばねにより閉動方向に拘束された把持アーム15R,15Lを開動可能なアーム開閉カム18が取り付けられている。開閉軸17の下端部に、旋回テーブル14の下方に固定された把持用開閉カム19に追従する開閉カムホロワ20がアーム部材を介して取り付けられている。
ここで、第2容器搬送装置12Bを説明したが、第4容器搬送装置12D以外の第1、第3、第5〜第7容器搬送装置12A,12C,12E〜12Gは、第2容器搬送装置12Bと略同一構造である。また第4容器搬送装置12Dは、容器把持装置16に把持された容器Bと、ノズル型の内面電子線照射装置とを相対して昇降させ、容器Bの口部から内面電子線照射装置を挿入する昇降機構(図示せず)が具備されている。
(電子線照射装置)
図2に示すように、第2遮蔽室11Bに、容器B外面の被滅菌面Fに電子線を照射する第1上流側、第1下流側電子線照射装置21,22が、搬送経路L2の外周側で上流側と下流側にたとえば2×ピッチPに対応する間隔P’をあけて設置されている。また第3遮蔽室11Cに、容器B外面の被滅菌面Rに電子線を照射する第2上流側、第2下流側電子線照射装置23,24が、搬送経路L3の外周側で上流側と下流側にたとえば2×ピッチPに対応する間隔P’をあけて設置されている。ここで、被滅菌面F,Rは、電子線の照射特性から、照射方向に対して90°を超えてそれぞれ照射されることになる。
さらに、第1上流側、第1下流側電子線照射装置21,22および第2上流側、第2下流側電子線照射装置23,24に、電子線を発生するための所定の電力を供給する第1上流側、第1下流側電源装置21PS,22PSおよび第2上流側、第2下流側電源装置23PS,24PSがそれぞれ設置されており、滅菌コントローラ25により、第1上流側、第1下流側電源装置21PS,22PSおよび第2上流側、第2下流側電源装置23PS,24PSがそれぞれ制御されて、第1〜第4電子線照射装置21〜24から照射される電子線出力が制御される。またこの滅菌コントローラ25により、第6遮蔽室11Fのリジェクト装置26が制御される。
さらに第1上流側、第1下流側電子線照射装置21,22および第2上流側、第2下流側電子線照射装置23,24は、図5に示すように、筒状で縦置きの筐体31の側面所定位置に、所定の高さの照射口34が形成され、この照射口34に薄膜金属34aが取り付けられて筐体31内の真空チャンバ30内が密閉され真空に保持されている。筐体31内にフィラメント32が設置されるとともに、フィラメント32の周囲に、透過窓33aが形成された電極33が設置されている。そして第1上流側電源装置21PS(22PS〜24PS)から電極33に給電されるとともに、さらにフィラメント電源35を介してフィラメント32に給電されており、フィラメント32と電極33の間で電子線が発生される。電子線は、透過窓33aから真空チャンバ30、照射口34を介して容器Bに照射される。
そして、第1上流側、下流側電子線照射装置21,22および第2上流側、下流側電子線照射装置23,24の各真空チャンバ30には、それぞれ真空状態を検出する第1上流側、下流側真空センサ21VS,22VSおよび第2上流側、下流側真空センサ23VS,24VSが設けられて、各真空チャンバ30内の真空度が滅菌コントローラ25にそれぞれ入力されている。
ここで、第2遮蔽室11Bの第1上流側、第1下流側電子線照射装置21,22および第2上流側、第2下流側電子線照射装置23,24は、容器Bの対称の略半面の被滅菌面F,Rに電子線を照射して滅菌する以外は、略同一に構成されるため、第1電子線照射装置21,22のみを説明して、第3滅菌室の第2電子線照射装置23,24の説明は省略する。
滅菌コントローラ25は、第1上流側、下流側電子線照射装置21,22の各真空チャンバ30の真空度に基づいて、真空度が低い真空チャンバ30を有する電子線照射装置(たとえば21)の電子線出力を下げ、真空度が高い電子線発生器21を有する電子線発生装置22の電子線出力を上げるように設定している。これは、真空チャンバ30の真空度が低下すると、電子線発生器21(22〜24)内で接地された筐体31と電極33と間でスパークが生じやすくなり、一時的(0.1〜0.2秒間)に電子線出力が停止されるからである。これにより、容器Bの被滅菌面Fに照射される電子線量が低下して滅菌不良が生じる恐れがある。
また滅菌コントローラ25は、第1上流側電子線照射装置21と第1下流側電子線照射装置22からそれぞれ照射される電子線出力の合計が、容器Bの被滅菌面Fを滅菌可能となるように制御される。
また滅菌コントローラ25は、第1上流側電子線照射装置21から容器Bに照射される電子線出力が、たとえば接地された筐体31と電極33と間でスパークが生じて電子線出力が設定範囲(閾値)から変化(低下)した場合、供給電流により検出することができる。スパークが生じた場合、第1上流側電子線照射装置21により照射された電子線出力が一時的(0.1〜0.2秒間)に電子線出力が停止される。したがって、第1上流側電子線照射装置21と第1下流側電子線照射装置22により照射された電子線出力の合計が、容器Bの被滅菌面Fを滅菌可能な設定値(閾値)より下がる恐れがある。なお、スパーク以外でも、電子線照射装置の劣化による照射口34の金属薄膜34aの破損により、電子線停止が発生することがある。
この時、滅菌コントローラ25では、その容器Bが次の照射位置まで2ピッチ搬送される時間の経過後、第1下流側電子線照射装置22の電子線出力を上げて、その容器Bに電子線を照射し、第1上流側電子線照射装置21により(出力低下状態で)照射された電子線出力との合計が、容器Bの被滅菌面Fを滅菌可能な設定値(閾値)の下限以上となるように制御する。
これにより、容器Bの被滅菌面Fには、少なくとも滅菌可能な出力の電子線が照射され、未滅菌で通過されることがない。したがって、未滅菌の容器Bが容器搬送経路L3〜L7に搬入されて、第3〜第7遮蔽室11C〜11G内が汚染されるのを未然に防止することができる。
さらに滅菌コントローラ25では、電子線の出力変化が生じた容器Bが、電子線の照射過剰になっている恐れがあることから、第6遮蔽室11Fのリジェクト装置26を操作して容器搬送経路L6から排除する。
ここで、少なくとも第1下流側電子線照射装置22は、第1上流側電子線照射装置21の電子線出力が停止されても、容器Bの被照射面Fを滅菌可能な放射線出力が得られる能力を備えたものがよい。
またここで、滅菌設備の容器Bの処理(滅菌)能力をたとえば600本/分とすると、各電子線照射装置21〜24で電子線を照射される時間は、0.1秒であり、容器Bが第1,第2上流側電子線照射装置21,23から第1,第2下流側電子線照射装置22,24まで搬送される時間は、0.2秒となり、滅菌コントローラ25は、0.2秒の間に第1,第2下流側電子線照射装置22,24の出力調整をする必要がある。
なお、実施例1では、第1,第2上流側電子線照射装置21,23および第1,第2下流側電子線照射装置22,24の各真空チャンバ30に、それぞれ真空状態に基づいてそれぞれの電子線出力を設定したが、稼働時間や運転状態などに基づいて、第1上流側、下流側電子線照射装置21,23および第2上流側、下流側電子線照射装置22,24の電子線出力をそれぞれ設定することができる。
また、被照射面F,Rについて、第2遮蔽室11Bおよび第3遮蔽室11Cにそれぞれ2台ずつの第1,第2電子線照射装置21〜24を配置したが、3台以上であってもよい。
さらに、実施例1では、時間の経過を基準として、電子線出力を制御したが、旋回テーブル14の回転角を検出器(ロータリエンコーダなど)により検出して、容器Bの位置を監視することで、電子線出力を制御してもよい。
[実施例2]
以下、本発明に係る電子線容器滅菌設備の実施例を図6および図7に基づいて説明する。この実施例2は、電子線照射装置において、真空チャンバの真空度が低下すると共にスパークが生じやすくなる点に着目して構成されたものであり、第1上流側、第1下流側電子線照射装置21,22および第2上流側、第2下流側電子線照射装置23,24の各真空チャンバ30の真空度をそれぞれ検出する真空センサ21VS〜24VSが設けられている。なお、第1実施例と同一部分は、同一符号を付して説明を省略する。たとえば(設備概要)および(容器搬送装置)は実施例1と同一に構成されているので省略する。また、(電子線照射装置)は真空センサが設けられている以外は、同一に構成されているので省略する。また図2〜図4も同一であるため省略する。
図1に示すように、複数の第1〜第7遮蔽室11A〜11Gが、容器出入口11a〜11hを介して直列に接続して設置され、第1〜第7遮蔽室11A〜11Gに、容器Bを一定ピッチPで搬送する第1〜第7容器搬送装置12A〜12Gがそれぞれ設置されている。
入口側の第1遮蔽室11Aは、第1容器搬送装置12Aにより容器Bを搬送する円周状の容器搬送経路L1が形成され、第1遮蔽室11Aにより、容器入口11a側への電子線(X線)の漏出を防止している。
第2遮蔽室11Bおよび第3遮蔽室11Cは、容器Bの外面をそれぞれ滅菌する外面滅菌室であり、第2遮蔽室11Bで、第2容器搬送装置12Bにより形成される容器搬送経路L2の外周部に、第1上流側電子線照射装置21および第1下流側電子線照射装置22が一定間隔(2×ピッチP)をあけて設置されている。また第3遮蔽室11Cで容器搬送経路L3の外周部に、第2上流側電子線照射装置23および第2下流側電子線照射装置24が一定間隔(2×ピッチP)をあけて設置されている。
第4遮蔽室11Dは、容器Bの内面を滅菌する内面滅菌室であり、第4容器搬送装置12Dにより容器Bを搬送する円周状の第4容器搬送経路L4の上部に沿って、口部から容器B内に挿入可能なノズル型の複数の内面電子線照射装置(図示せず)と、これら内面電子線照射装置にそれぞれ対で配置される内面滅菌用電源装置30とが、所定ピッチごとに設置されている。
第5〜第7遮蔽室11E〜11Gは、容器出口11h側からの電子線(X線)の漏出を防止する出口側遮蔽室で、第5〜第7容器搬送装置12G〜12Gにより容器Bを搬送する円周状の搬送経路L5〜L7がそれぞれ形成されている。また中間の第6遮蔽室11Fには、円周状搬送経路L6から滅菌不良の容器Bを排出するリジェクト装置26が設置されている。
(容器搬送装置)
たとえば第2容器搬送装置12Bは、図3,図4に示すように、基台に立設された主軸13に、旋回テーブル14が回転自在に支持され、旋回テーブル14の外周部に、開閉自在な一対の把持アーム15R,15Lにより容器Bのネック部を把持可能な容器把持装置16が一定ピッチPで配設されている。17は旋回テーブル14に回動自在に貫設された開閉軸で、開閉軸17の上端部に、ばねにより閉動方向に拘束された把持アーム15R,15Lを開動可能なアーム開閉カム18が取り付けられている。開閉軸17の下端部に、旋回テーブル14の下方に固定された把持用開閉カム19に追従する開閉カムホロワ20がアーム部材を介して取り付けられている。
ここで、第2容器搬送装置12Bを説明したが、第4容器搬送装置12D以外の第1、第3、第5〜第7容器搬送装置12A,12C,12E〜12Gは、第2容器搬送装置12Bと略同一構造である。また第4容器搬送装置12Dは、容器把持装置16に把持された容器Bと、ノズル型の内面電子線照射装置とを相対して昇降させ、容器Bの口部から内面電子線照射装置を挿入する昇降機構(図示せず)が具備されている。
(電子線照射装置)
図2に示すように、第2遮蔽室11Bに、容器B外面の被滅菌面Fに電子線を照射する第1上流側、下流側電子線照射装置21,22が、搬送経路L2の外周側で上流側と下流側にたとえば2ピッチPをあけて設置されている。また第3遮蔽室11Cに、容器B外面の被滅菌面Rに電子線を照射する第1上流側、下流側電子線照射装置23,24が、搬送経路L3の外周側で上流側と下流側にたとえば2ピッチPをあけて設置されている。ここで、被滅菌面F,Rは、電子線の照射特性から、照射方向に対して90°を超えてそれぞれ照射されることになる。
さらに、第1上流側、下流側電子線照射装置21,22および第2上流側、下流側電子線照射装置23,24に、電子線を発生するための所定の電力を供給する第1上流側、下流側フィラメント電源21PS,22PSおよび第2上流側、下流側電源装置23PS,24PSがそれぞれ設置されており、滅菌コントローラ25により、第1上流側、下流側電源装置21PS,22PSおよび第2上流側、下流側電源装置23PS,24PSがそれぞれ制御されて、第1〜第4電子線照射装置21〜24から照射される電子線出力が制御される。またこの滅菌コントローラ25により、第6遮蔽室11Fのリジェクト装置26が制御される。
さらに第1上流側、下流側電子線照射装置21,22および第2上流側、下流側電子線照射装置23,24は、図5に示すように、筒状で縦置きの筐体31の側面所定位置に、所定の高さの照射口34が形成され、この照射口34に薄膜金属34aが取り付けられて筐体31内の真空チャンバ30内が密閉され真空に保持されている。筐体31内にフィラメント32が設置されるとともに、フィラメント32の周囲に、透過窓33aが形成された電極33が設置されている。そして第1上流側電源装置21PS(22PS〜24PS)から電極33に給電されるとともに、さらにフィラメント電源35を介してフィラメント32に給電されてフィラメント32と電極33の間で電子線が発生される。電子線は、透過窓33aから真空チャンバ30、照射口34を介して容器Bに照射される。
そして、第1上流側、第1下流側電子線照射装置21,22および第2上流側、第2下流側電子線照射装置23,24の各真空チャンバ30には、それぞれ真空状態を検出する第1上流側、第1下流側真空センサ21VS,22VSおよび第2上流側、第2下流側真空センサ23VS,24VSが設けられて、各真空チャンバ30内の真空度がそれぞれ検出されて滅菌コントローラ25に入力されている。
ここで、第2遮蔽室11Bの第1上流側、第1下流側電子線照射装置21,22および第2上流側、第2下流側電子線照射装置23,24は、容器Bの対称の略半面の被滅菌面F,Rに電子線を照射して滅菌する以外は、略同一に構成されるため、第1電子線照射装置21,22のみを説明して、第3滅菌室の第2電子線照射装置23,24の説明は省略する。
滅菌コントローラ25は、第1上流側、下流側電子線照射装置21,22の各真空チャンバ30の真空度に基づいて、真空度が低い真空チャンバ30を有する電子線照射装置(たとえば21)の電子線出力を下げ、真空度が高い電子線発生器21を有する電子線発生装置22の電子線出力を上げるように設定している。これは、真空チャンバ30の真空度が低下すると、電子線発生器21(22〜24)内で接地された筐体31と電極33と間でスパークが生じやすくなり、一時的(0.1〜0.2秒間)に電子線出力が停止されるからである。これにより、容器Bの被滅菌面Fに照射される電子線量が低下して滅菌不良が生じる恐れがある。
そして、滅菌コントローラ25は、第1上流側電子線照射装置21と第1下流側電子線照射装置22からそれぞれ照射される電子線出力の合計が、容器Bの被滅菌面Fを滅菌可能となるように制御される。
上記構成によれば、実施例1と同様の作用効果を奏すること以外に、第1,第2それぞれの上流側および下流側電子線照射装置21〜24のうち、各真空チャンバ30の真空度が低下したものの電子線出力を小さくすることで、スパークの発生頻度を大幅に減少させることができる。
またここで、滅菌設備の容器Bの処理(滅菌)能力をたとえば600本/分とすると、各電子線照射装置21〜24で電子線を照射される時間は、0.1秒であり、容器Bが第1,第2上流側電子線照射装置21,23から第1,第2下流側電子線照射装置22,24まで搬送される時間は、0.2秒となり、滅菌コントローラ25は、0.2秒の間に第1,第2下流側電子線照射装置22,24の出力調整をする必要がある。
なお、実施例2では、第1,第2上流側電子線照射装置21,23および第1,第2下流側電子線照射装置22,24の各真空チャンバ30に、それぞれ真空状態に基づいてそれぞれの電子線出力を設定したが、第1上流側、下流側電子線照射装置21,23および第2上流側、下流側電子線照射装置22,24の稼働時間や運転状態などに基づいて、電子線出力を設定することもできる。
また、被照射面F,Rについて、第2遮蔽室11Bおよび第3遮蔽室11Cにそれぞれ2台ずつの第1,第2電子線照射装置21〜24を配置したが、3台以上であってもよい。
L1〜L7 容器搬送経路
B 容器
F,R 被滅菌面
11A〜11G 第1〜第7遮蔽室
11a〜11h 容器出入口
12A〜12G 第1〜第7容器搬送装置
13 主軸
14 旋回テーブル
15R,15L 把持アーム
16 容器把持装置
21 第1上流側電子線照射装置
21PS 第1上流側電源装置
21VS 第1上流側真空センサ
22 第1下流側電子線照射装置
22PS 第1下流側電源装置
22VS 第1下流側真空センサ
23 第2上流側電子線照射装置
23PS 第2上流側電源装置
23VS 第2上流側真空センサ
24 第2下流側電子線照射装置
24PS 第2下流側電源装置
24VS 第2下流側真空センサ
25 滅菌コントローラ
26 リジェクト装置
31 筐体
32 フィラメント
33 電極
34 照射口
40 内面滅菌用電源装置

Claims (6)

  1. 搬送経路に沿って搬送される容器に、電子線照射装置から電子線を照射して容器を滅菌する容器滅菌方法であって、
    搬送経路の上流側と下流側に所定間隔をあけて設置された複数の電子線照射装置から、容器外面の略同一の被滅菌面に電子線を照射し、
    滅菌コントローラにより、これら上流側と下流側の電子線照射装置から照射される電子線出力の合計を、容器の被滅菌面を少なくとも滅菌可能となるように制御する
    ことを特徴とする容器滅菌方法。
  2. 上流側電子線照射装置から照射される電子線出力が、設定範囲から変化した場合に、変化した電子線出力が照射された容器が下流側に搬送されて、下流側電子線照射装置の照射口に対面した時に、当該下流側電子線照射装置から照射される電子線出力を変化させて、前記上流側の電子線出力と前記下流側の電子線出力の合計が、容器外面を滅菌可能な電子線出力の設定範囲以上となるように制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の容器滅菌方法。
  3. 各電子線照射装置の真空チャンバの真空状態をそれぞれ監視し、真空チャンバの真空度が低い電子線照射装置の電子線出力を、真空チャンバの真空度が高い電子線照射装置の電子線出力に比較して小さくなるように制御して、真空チャンバの真空度が低い電子線照射装置にスパークが発生するのを防止する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の容器滅菌方法。
  4. 搬送経路に沿って搬送される容器に対して、当該搬送経路に対面して設置された電子線照射装置から電子線を照射して容器外面を滅菌する容器滅菌設備であって、
    容器の略同一の被滅菌面に電子線を照射する複数の電子線照射装置を、搬送経路の少なくとも上流側と下流側に所定間隔をあけて設置し、
    上流側電子線照射装置と下流側電子線照射装置からそれぞれ照射される電子線出力の合計が、容器の被滅菌面を滅菌可能となるように制御する滅菌コントローラを設け、
    前記滅菌コントローラは、
    前記上流側電子線照射装置の電子線出力が、設定範囲から変化した場合、前記上流側電子線照射装置から電子線を照射された容器が搬送されて、前記下流側電子線滅菌設備の照射口に対面した時に、前記下流側電子線滅菌設備の電子線出力を変化させて、前記上流側電子線照射装置の電子線出力と前記下流側電子線照射装置の電子線出力の合計が、容器外面を少なくとも滅菌可能な電子線出力となるように制御する
    ことを特徴とする容器滅菌設備。
  5. 搬送経路で下流側電子線滅菌設備より下流側に、搬送経路上の容器を排出可能なリジェクト装置を設け、
    前記滅菌コントローラは、前記リジェクト装置を操作して、上流側電子線照射装置から照射される電子線出力が変化した容器を、搬送経路から排出する
    ことを特徴とする請求項4記載の容器滅菌設備。
  6. 搬送経路に沿って搬送される容器に対して、当該搬送経路に対面して設置された電子線照射装置から電子線を照射して容器外面を滅菌する容器滅菌設備であって、
    容器の略同一の被滅菌面に電子線を照射する複数の電子線照射装置を、搬送経路の少なくとも上流側と下流側に所定間隔をあけて設置し、
    各電子線照射装置の真空チャンバのそれぞれ真空状態を検出する真空センサを設け、
    滅菌コントローラは、真空チャンバの真空度が低い電子線照射装置の電子線出力を、真空チャンバの真空度が高い電子線照射装置の電子線出力に比較して小さくなるように制御すると同時に、上流側電子線照射装置と下流側電子線照射装置からそれぞれ照射される電子線出力の合計が、容器の被滅菌面を滅菌可能となるように制御する
    ことを特徴とする容器滅菌設備。
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