JP2015080971A - 車両用シートベルト装置 - Google Patents

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【課題】 パーセルシェルフの前部下面を支持するクロスメンバに設けたリヤシート用のリトラクタからシートベルトを車室内に最短距離で引き出す。【解決手段】 車体後部に設けた荷室26の上壁を構成するパーセルシェルフ15の前部下面を車幅方向に延びるクロスメンバ18に接続し、荷室26の前方に配置したリヤシート11のシートベルト27のリトラクタ30をクロスメンバ18に支持し、リトラクタ30からパーセルシェルフ15に形成したシートベルト引出口17cを通してシートベルト27を車室内に引き出す。クロスメンバ18はシートベルト27が通過する切欠き18dを備えるので、リトラクタ30から出たシートベルト27をクロスメンバ18の上方を迂回してシートベルト引出口17cから車室内に引き出す必要がなくなり、シートベルト27の引き出し長さを最小限に抑えてシートベルト27の捩れを防止することができる。【選択図】 図2

Description

本発明は、車体後部に設けた荷室の上壁を構成するパーセルシェルフの前部下面を車幅方向に延びるクロスメンバに接続し、前記荷室の前方に配置したリヤシートのシートベルトのリトラクタを前記クロスメンバに支持し、前記リトラクタから前記パーセルシェルフに形成したシートベルト引出口を通して前記シートベルトを車室内に引き出す車両用シートベルト装置に関する。
リヤシートのシートバックの上端から後方に延びるパーセルシェルフの前部下面を断面U字状のクロスメンバの上面に支持し、クロスメンバの内部に収納したリトラクタから上方に引き出したシートベルトを、パーセルシェルフに形成したシートベルト挿通用開口を下から上に通過させた後に、パーセルシェルフの上面に突設した突起部をガイドにしてシートバックの上端からシートバックの前面に向けて案内するものが、下記特許文献1により公知である。
特開2001−253299号公報
ところで、上記従来のものは、リトラクタが断面U字状のクロスメンバの内部に収納されているため、リトラクタから一旦上方に引き出したシートベルトをパーセルシェルフの上面を経由して下向きに方向変換する必要がある。その結果、シートベルトの引き出し距離が大きくなり、シートベルトが捩じれて装着性が低下する可能性があった。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、パーセルシェルフの前部下面を支持するクロスメンバに設けたリヤシート用のリトラクタからシートベルトを車室内に最短距離で引き出すことを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、車体後部に設けた荷室の上壁を構成するパーセルシェルフの前部下面を車幅方向に延びるクロスメンバに接続し、前記荷室の前方に配置したリヤシートのシートベルトのリトラクタを前記クロスメンバに支持し、前記リトラクタから前記パーセルシェルフに形成したシートベルト引出口を通して前記シートベルトを車室内に引き出す車両用シートベルト装置であって、前記クロスメンバは、前記リトラクタおよび前記シートベルト引出口との間に前記シートベルトが通過する切欠きを備えることを特徴とする車両用シートベルト装置が提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記クロスメンバは前壁、底壁および後壁を有して内部に前記リトラクタを収納するU字状断面の部材であり、前記切欠きは前記前壁の上端を下方に切り欠いて形成されることを特徴とする車両用シートベルト装置が提案される。
また請求項3に記載された発明によれば、請求項1または請求項2の構成に加えて、前記シートベルトは前記リトラクタから水平方向前方あるいは前下りに引き出されることを特徴とする車両用シートベルト装置が提案される。
請求項1の構成によれば、車体後部に設けた荷室の上壁を構成するパーセルシェルフの前部下面を車幅方向に延びるクロスメンバに接続し、荷室の前方に配置したリヤシートのシートベルトのリトラクタをクロスメンバに支持し、リトラクタからパーセルシェルフに形成したシートベルト引出口を通してシートベルトを車室内に引き出す。クロスメンバは、リトラクタおよびシートベルト引出口との間にシートベルトが通過する切欠きを備えるので、リトラクタから出たシートベルトをクロスメンバの上方を迂回してシートベルト引出口から車室内に引き出す必要がなくなり、シートベルトの引き出し長さを最小限に抑えてシートベルトの捩れを防止することができるだけでなく、上方に引き出したシートベルトを下方に案内するためのガイド部材も不要になる。
また請求項2の構成によれば、クロスメンバは前壁、底壁および後壁を有して内部にリトラクタを収納するU字状断面の部材であり、切欠きは前壁の上端を下方に切り欠いて形成されるので、U字状断面のクロスメンバの内部空間を利用してリトラクタをコンパクトに配置しながら、リトラクタから引き出したシートベルトがクロスメンバの前壁と干渉するのを防止することができる。
また請求項3の構成によれば、シートベルトはリトラクタから水平方向前方あるいは前下りに引き出されるので、シートベルトをリトラクタから最短距離で車室内に引き出すことができる。
自動車のリヤシートの正面図。 図1の2−2線断面図。 図2の3−3線矢視図。 図2の4−4線矢視図。
以下、図1〜図4に基づいて本発明の実施の形態を説明する。尚、本明細書において前後方向、左右方向(車幅方向)および上下方向とは、運転席に着座した乗員を基準として定義される。
図1に示すように、自動車の三人掛けのリヤシート11はシートクッション12およびシートバック13を備えており、シートバック13の上端には左右および中央の3個のヘッドレスト14…が昇降可能に設けられる。リヤシート11に着座する右側の乗員の右側と、左側の乗員の左側と、中央の乗員の左側とに、それぞれシートベルト27…が配置される。
図2〜図4に示すように、リヤシート11の後方に形成された荷室26の上壁を構成するパーセルシェルフ15は水平方向に延びる板状の部材であり、前縁がシートバック13の上端部に臨み、後縁が図示せぬリヤウインドウガラスの下端に臨んでいる。
パーセルシェルフ15は、平坦な金属製のパネル16と、断面L字状の合成樹脂製のライニング17とからなり、ライニング17はパネル16の上面を覆う本体部17aと、本体部17aの前端を下向きに折り曲げた前壁部17bとからなる。左右のリヤホイールハウス28,28間を車幅方向に接続する断面U字状のクロスメンバ18は、上下方向に延びる前壁18aおよび後壁18bと、前壁18aおよび後壁18bの下端間を接続する底壁18cとを備えており、前壁18aおよび後壁18bの上端をパーセルシェルフ15のパネル16の前端部下面に接続することで閉断面に構成される。クロスメンバ18の前壁18aと左右のリヤホイールハウス28,28とが、正面視でハ字状に配置された左右一対の補強部材29,29で接続される。
3本のシートベルト27…の上端を引き出し可能に巻き取る3個のリトラクタ30…の各々が、クロスメンバ18の内部に取付ブラケット31,32を介して固定されており、3個のリトラクタ30…の前方に位置するクロスメンバ18の前壁18aには、その上端を下向きに切り欠いた3個の切欠き18d…が形成される。
図2は3個のリトラクタ30…のうちの中央のリトラクタ30を示すもので、リトラクタ30の前面に形成したスリット30aが切欠き18dに臨むとともに、スリット30aの前方に位置するライニング17の前壁部17bにシートベルト引出口17cが形成される。よって、リトラクタ30のスリット30aから水平方向前方に、あるいは僅かに前下りに引き出されたシートベルト27は、ライニング17の前壁部17bのシートベルト引出口17cを前方に通過した後、シートバック13の上端を経由して下方に向きを変え、シートバック13の前面に案内される。
リヤシート11の左右両側のシートベルト27,27のリトラクタ30,30の構造も、上述した中央のシートベルト27のリトラクタ30の構造と同じであり、クロスメンバ18の内部に配置されたリトラクタ30,30のスリット30a,30aから出たシートベルト27,27は、クロスメンバ18の切欠き18d,18dおよびライニング17のシートベルト引出口17c,17cを通過して車室内に引き出される。
次に、上記構成を備えた本発明の実施の形態の作用を説明する。
断面U字状のクロスメンバ18の内部に収納したリトラクタ30のスリット30aから出たシートベルト27は、パーセルシェルフ15のライニング17のシートベルト引出口17cを通過して車室内に引き出されるが、仮にクロスメンバ18の前壁18aが切欠き18dを持たない場合には、リトラクタ30のスリット30aから出たシートベルト27を、クロスメンバ18の前壁18aの上端を上向きに凸に迂回させてシートベルト引出口17cに案内する必要がある。このように、シートベルト27が一旦上昇した後に下降してクロスメンバ18の前壁18aの上端を迂回する場合には、シートベルト27を方向変換させる特別のガイド部材が必要になって部品点数が増加するだけでなく、装着時におけるシートベルト27の引き出し量が大きくなるため、シートベルト27が捩じれ易くなって装着性が低下する問題がある。
しかしながら、本実施の形態によれば、クロスメンバ18の前壁18aに切欠き18dを形成したことにより、クロスメンバ18の前壁18aと干渉することなくリトラクタ30のスリット30aからシートベルト27を水平方向前方にあるいは前下りに引き出すことが可能となり、これによりシートベルト27を前上がりから前下りに方向変換させる特別のガイド部材が不要になって部品点数が削減されるだけでなく、装着時におけるシートベルト27の引き出し量を最小限に抑え、シートベルト27を捩じれ難くして装着性を向上させることができる。
またクロスメンバ18の切欠き18dにシートベルト27を接触させてガイドとしての機能を持たせれば、シートベルト27の引き出しをスムーズに行うことが可能となるばかりか、シートベルト27の捩じれを一層効果的に防止することができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施の形態ではU字状断面を有するクロスメンバ18の内部にリトラクタ30を配置しているが、クロスメンバ18の形状や、クロスメンバ18に対するリトラクタ30の取付位置は、実施の形態に限定されるものではない。
また実施の形態ではシートベルト27をリトラクタ30のスリット30aから水平方向前方あるいは前下りに引き出しているが、シートベルト27の引き出し方向は僅かに前上りに傾斜していても良い。
11 リヤシート
15 パーセルシェルフ
17c シートベルト引出口
18 クロスメンバ
18a 前壁
18b 後壁
18c 底壁
18d 切欠き
26 荷室
27 シートベルト
30 リトラクタ

Claims (3)

  1. 車体後部に設けた荷室(26)の上壁を構成するパーセルシェルフ(15)の前部下面を車幅方向に延びるクロスメンバ(18)に接続し、前記荷室(26)の前方に配置したリヤシート(11)のシートベルト(27)のリトラクタ(30)を前記クロスメンバ(18)に支持し、前記リトラクタ(30)から前記パーセルシェルフ(15)に形成したシートベルト引出口(17c)を通して前記シートベルト(27)を車室内に引き出す車両用シートベルト装置であって、
    前記クロスメンバ(18)は、前記リトラクタ(30)および前記シートベルト引出口(17c)との間に前記シートベルト(27)が通過する切欠き(18d)を備えることを特徴とする車両用シートベルト装置。
  2. 前記クロスメンバ(18)は前壁(18a)、底壁(18c)および後壁(18b)を有して内部に前記リトラクタ(30)を収納するU字状断面の部材であり、前記切欠き(18d)は前記前壁(18a)の上端を下方に切り欠いて形成されることを特徴とする、請求項1に記載の車両用シートベルト装置。
  3. 前記シートベルト(27)は前記リトラクタ(30)から水平方向前方あるいは前下りに引き出されることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の車両用シートベルト装置。
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