JP2015080970A - 歩行者衝突検出センサの搭載構造 - Google Patents

歩行者衝突検出センサの搭載構造 Download PDF

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Abstract

【課題】車両前端部の側面視意匠が異なる場合(特に、車両前端上部が車両前端下部よりも車両前側へ突出されている場合)でも車両と歩行者との衝突を良好に検出する。【解決手段】車両10では、圧力チューブ44が、ラジエータサポートカバー20に固定され、フード26の前端部とラジエータサポートカバー20との間で車幅方向に延在されている。また、フード26に押圧部32が設けられて、押圧部32は圧力チューブ44と対向して配置されている。そして、車両10と歩行者との衝突時に歩行者のフード26上への倒れ込みでフード26の前端部が撓み変形すると、押圧部32が圧力チューブ44を押圧する。このように、車両10はフード26の押圧部32が圧力チューブ44を押圧するように構成されているため、側面視意匠において車両前端上部が車両前端下部よりも車両前側へ突出されている場合でも、圧力チューブ44を押圧部32によって良好に押圧できる。【選択図】図1

Description

本発明は、歩行者衝突検出センサの搭載構造に関する。
下記特許文献1に記載された歩行者衝突検出装置(歩行者衝突検出センサ)の搭載構造では、圧力チャンバが、バンパリインフォースメントの前面に沿って車幅方向に延在され、バンパカバーによって車両前側から覆われている。また、圧力チャンバ内には、圧力センサ(圧力検出器)が設けられており、圧力センサは、圧力チャンバの圧力変化に応じた信号をECU(衝突判定部)へ出力する。そして、車両と歩行者との衝突では、バンパカバーが車両後側へ変形してアブソーバを介して圧力チャンバを押圧する。これにより、圧力チャンバ内の圧力が変化して、車両への衝突が歩行者であるのか否かをECUが判定する。なお、下記特許文献2及び下記特許文献3には、上記歩行者衝突検出装置を利用したフード押上機構が開示されている。
特開2011−143825号公報 特開2001−001949号公報 特開2003−081052号公報
ところで、上記歩行者衝突検出装置の搭載構造では、歩行者衝突検出装置による車両と歩行者との衝突検出に対して車両前端部の側面視意匠が影響する場合がある。すなわち、上記特許文献1に記載された側面視意匠のように、車両前端下部を構成するバンパカバーが車両前端上部(例えばラジエータグリル)よりも車両前側へ突出されている車両では、歩行者に対する衝突部位が主に車両前端下部(バンパカバー)となる。このため、車両と歩行者との衝突を歩行者衝突検出装置によって良好に検出できる。
しかしながら、車両の側面視意匠において、例えば、フードの前端がバンパリインフォースメントよりも車両前側に配置されて、車両前端上部(例えばラジエータグリル)が車両前端下部を構成するバンパカバーよりも車両前側へ突出された車両では、歩行者に対する衝突部位が主に車両前端上部となる。このため、車両と歩行者との衝突を歩行者衝突検出装置によって検出できない或いは精度よく検出できない可能性がある。したがって、このような側面視意匠に設定された車両においても、車両と歩行者との衝突を歩行者衝突検出装置によって良好に検出できる構造にすることが望ましい。
本発明は、上記事実を考慮し、車両前端部の側面視意匠が異なる場合(特に、車両前端上部が車両前端下部よりも車両前側へ突出されている場合)でも車両と歩行者との衝突を良好に検出できる歩行者衝突検出センサの搭載構造を提供することを目的とする。
請求項1に記載の歩行者衝突検出センサの搭載構造は、フードの前端部の車両下側に設けられた車体側部材と、前記車体側部材及び前記フードの前端部の一方に固定され、前記車体側部材と前記フードの前端部との間で車幅方向に延在されると共に、車両への衝突が歩行者であるのか否かを判定する衝突判定部に接続され、押圧されることで前記衝突判定部への出力信号が変化する歩行者衝突検出センサと、前記車体側部材及び前記フードの前端部の他方に設けられ、前記歩行者衝突検出センサと対向して配置されると共に、前記歩行者衝突検出センサを押圧可能に構成された押圧部と、を備えている。
請求項1に記載の歩行者衝突検出センサの搭載構造では、フードの前端部の車両下側に車体側部材が設けられている。ここで、歩行者衝突検出センサが、車体側部材及びフードの前端部の一方に固定されると共に、車体側部材とフードの前端部との間で車幅方向に延在されている。また、車体側部材及びフードの前端部の他方には、押圧部が設けられており、押圧部は歩行者衝突検出センサと対向して配置されている。
そして、車両と歩行者との衝突では、歩行者がフード上に倒れ込むため、車両後斜め下方側への衝突荷重がフードの前端部に作用して、フードの前端部が車両後斜め下方側へ撓み変形する。これにより、歩行者衝突検出センサが車体側部材に固定された場合には、押圧部が歩行者衝突検出センサ側へ変位して歩行者衝突検出センサを押圧する。一方、歩行者衝突検出センサがフードに固定された場合には、歩行者衝突検出センサが押圧部側へ変位して押圧部によって押圧される。その結果、歩行者衝突検出センサの衝突判定部への出力信号が変化して、車両への衝突が歩行者であるのか否かが衝突判定部によって判定される。
このように、請求項1に記載の発明では、従来技術にように歩行者衝突検出センサをバンパカバーによって押圧するように構成されておらず、フードに作用する衝突荷重を活用して、歩行者衝突検出センサを押圧部によって押圧するように構成されている。このため、車両前端部の側面視意匠において、車両前端上部が車両前端下部よりも車両前側へ突出されている車両でも、車両と歩行者との衝突を歩行者衝突検出センサによって良好に検出できる。以上により、車両前端部の側面視意匠が異なる場合(特に、側面視で車両前端上部が車両前端下部よりも車両前側へ突出されている場合)でも車両と歩行者との衝突を良好に検出できる。
請求項2に記載の歩行者衝突検出センサの搭載構造は、請求項1に記載の発明において、前記歩行者衝突検出センサは、車幅方向に延在された圧力チューブと、前記圧力チューブ内の圧力変化に応じた信号を前記衝突判定部へ出力する圧力検出器と、を含んで構成されている。
請求項2に記載の歩行者衝突検出センサの搭載構造では、歩行者衝突検出センサが圧力チューブと圧力検出器とを含んで構成されており、圧力チューブが車幅方向に延在されている。このため、歩行者衝突検出センサの設置スペースを比較的小さく設定できる。
請求項3に記載の歩行者衝突検出センサの搭載構造は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記歩行者衝突検出センサが前記車体側部材に固定され、前記押圧部が前記フードの前端部に設けられており、前記押圧部は、側断面視で車両後側へ向かうに従い車両上側へ傾斜されている。
請求項3に記載の歩行者衝突検出センサの搭載構造では、歩行者衝突検出センサが車体側部材に固定されている。つまり、歩行者衝突検出センサが、車体に対して可動するフードではなく車体に固定された車体側部材に固定されている。これにより、歩行者衝突検出センサと衝突判定部との間を接続する接続部材を容易に配策することができる。
また、押圧部がフードの前端部に設けられており、押圧部は側断面視で車両後側へ向かうに従い車両上側へ傾斜されている。このため、車両と歩行者との衝突時にフードに作用する車両後斜め下方側への衝突荷重に対して略直交する方向に沿って押圧部が配置されている。これにより、歩行者衝突検出センサを押圧部によって効率よく押圧することができる。
請求項4に記載の歩行者衝突検出センサの搭載構造は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の発明において、側面視で車両前端上部が車両前端下部よりも車両前側へ突出されている。
請求項4に記載の歩行者衝突検出センサの搭載構造では、側面視で車両前端上部が車両前端下部よりも車両前側へ突出されている車両において、車両と歩行者との衝突を歩行者衝突検出センサによって良好に検出できる。
請求項1に記載の歩行者衝突検出センサの搭載構造によれば、車両前端部の側面視意匠が異なる場合(特に、側面視で車両前端上部が車両前端下部よりも車両前側へ突出されている場合)でも車両と歩行者との衝突を良好に検出できる。
請求項2に記載の歩行者衝突検出センサの搭載構造によれば、スペース効率の良い歩行者衝突検出センサの搭載構造を実現できる。
請求項3に記載の歩行者衝突検出センサの搭載構造によれば、歩行者衝突検出センサと衝突判定部との間を接続する接続部材を容易に配策することができると共に、歩行者衝突検出センサを押圧部によって効率よく押圧することができる。
請求項4に記載の歩行者衝突検出センサの搭載構造によれは、側面視で車両前端上部が車両前端下部よりも車両前側へ突出されている車両において、車両と歩行者との衝突を歩行者衝突検出センサによって良好に検出できる。
本実施の形態に係る歩行者衝突検出センサの搭載構造が適用された車両のフード及びラジエータサポートカバーの前端部を示す車両左側から見た拡大断面図である。 図1に示される車両の前部を車両上側から見た模式的な平面図である。 図2に示される車両の前部のフードを取り除いた状態を示す図2に対応する平面図である。 図2に示される車両の前部を車両左側から見た断面図(図2の4−4線断面図)である。 (A)は、車両と歩行者との衝突前の状態を示す車両左側から見た模式的な側面図であり、(B)は、車両と歩行者との衝突時の状態を示す(A)に対応する模式的な側面図である。
以下、図面を用いて、本実施の形態に係る歩行者衝突検出センサの搭載構造Sが適用された車両(自動車)10について説明する。なお、図面において適宜示される矢印FRは車両前側を示し、矢印LHは車両左側(車両幅方向一側)を示し、矢印UPは車両上側を示している。
図3に示されるように、車両10では、車両10の前部に設けられた歩行者衝突判定システム40によって、車両10への衝突(の有無)を判別するようになっている。以下、初めに車両10の前部の構造について説明し、次いで歩行者衝突判定システム40について説明する。
図5(A)に示されるように、車両10は、バンパ骨格部材であるバンパリインフォースメント(以下、「バンパRF」と称する)12を備えている。このバンパRF12は、例えば鉄系やアルミ系等の金属材料により製作されて、車両幅方向を長手方向として配置された骨格部材として構成されている。また、バンパRF12は、車体側の骨格部材を構成する左右一対のフロントサイドメンバ(図示省略)の前端間を架け渡して車体に対し支持されている。さらに、バンパRF12の車両幅方向両側部分は、フロントサイドメンバに対して車両幅方向外側へ僅かに突出されている。
バンパRF12の車両前側にはバンパカバー14が設けられている。バンパカバー14はバンパRF12を車両前側から覆うように車幅方向に延びており、図示しない部分で車体に対し固定的に支持されている。また、図2及び図3にも示されるように、バンパカバー14の車幅方向中央部の車両上側には、ラジエータグリル16が設けられている。このラジエータグリル16は、側面視でバンパカバー14よりも車両前側へ突出するように形成されている。これにより、側面視における車両前端上部10Aがラジエータグリル16によって構成されており、側面視における車両前端下部10Bがバンパカバー14によって構成されている。そして、車両10の側面視意匠では、車両前端上部10Aが車両前端下部10Bよりも車両前側へ突出されている(図5(A)参照)。
一方、図4に示されるように、車両10の前部には、ラジエータ(図示省略)を支持するラジエータサポート18が設けられている。このラジエータサポート18は、バンパRF12(図4では不図示)の車両後側に配置されると共に、車両前側から見た正面視で略矩形枠状に形成されている。
また、図3にも示されるように、ラジエータサポート18の車両上側には、「車体側部材」としてのラジエータサポートカバー20が設けられている。ラジエータサポートカバー20は、樹脂材で構成されると共に、略板状に形成されて、板厚方向を略車両上下方向にしてラジエータサポート18を車両上側から覆うように配置されている。そして、ラジエータサポートカバー20の後端部が、前述したラジエータサポート18の上部を構成するラジエータサポートアッパ18Aに固定されている。一方、ラジエータサポートカバー20の前端部はラジエータグリル16に固定されており、ラジエータサポートカバー20の前端は、車両上側から見た平面視で車両前側へ凸となる略円弧状に湾曲されている(図3参照)。
ラジエータサポートカバー20の前端部には、後述する圧力チューブ44を収容するための収容部22が一体に形成されている。収容部22は、側断面視で車両上側へ開口された凹状に形成されている。具体的には、図1に示されるように、収容部22は、板厚方向を略車両上下方向にした底壁部22Aと、底壁部22Aの前端から車両上側且つ車両前側へ延びる前壁部22Bと、底壁部22Aの後端から車両上側且つ車両後側へ延びる後壁部22Cと、を含んで構成されている。また、収容部22は、同一断面形状を成してラジエータサポートカバー20の前端に沿うように車幅方向に延在されている。すなわち、収容部22は、平面視で車両前側へ凸となるように湾曲されている。
図4に示されるように、ラジエータサポートカバー20の車両上側には、車両10のパワーユニット室24を車両上側から覆うフード26が設けられている。このフード26は、その後端部の車幅方向両側において、車体に固定されたフードヒンジ(図示省略)に回転可能に支持されている。これにより、フード26が、パワーユニット室24を閉じる閉位置(図4に示される位置)と、パワーユニット室24を開放する開位置と、の間で開閉するようになっている。
また、フード26は、車両外側に配置されて意匠面を構成するフードアウタパネル28と、パワーユニット室24側に配置されると共にフードアウタパネル28を補強するフードインナパネル30と、を含んで構成されている。そして、フードアウタパネル28及びフードインナパネル30の端末部がヘミング加工によって結合されている。さらに、フード26の前端26Aは、平面視で車両前側へ凸となる略円弧状に湾曲されている(図2参照)。具体的には、閉位置における平面視で、フード26の前端26Aがラジエータサポートカバー20の前端と同心円を成すように湾曲されている。また、フード26の前端26Aは、側面視でバンパRF12の前面12Aよりも車両前側に配置されている(図5(A)参照)。
また、図1に示されるように、フードインナパネル30の前端部には、後述する圧力チューブ44を押圧するための押圧部32が形成されている。この押圧部32は、ラジエータサポートカバー20の収容部22(詳しくは、前壁部22B)の車両上側に配置されると共に、側断面視で車両後側へ向かうに従い車両上側へ傾斜されて、フード26の前端に沿って車幅方向に延在されている。
次に歩行者衝突判定システム40について説明する。図3に示されるように、歩行者衝突判定システム40は、歩行者衝突検出センサ42と、「衝突判定部」としてのECU48と、を有しており、歩行者衝突検出センサ42及びECU48が電気的に接続されている。また、歩行者衝突検出センサ42は、圧力チューブ44と、「圧力検出器」としての圧力センサ46と、を含んで構成されている。
図1にも示されるように、圧力チューブ44は、断面略円環状の中空構造体として構成されると共に、長手方向を車両幅方向とした略長尺状に形成されている。この圧力チューブ44は、ラジエータサポートカバー20の収容部22内に収容されると共に、図示しない部分において複数のクリップ(図示省略)によってラジエータサポートカバー20に固定されている。これにより、圧力チューブ44が、フード26の前端部とラジエータサポートカバー20との間で車幅方向に延在されると共に、平面視でフード26の前端26Aに沿って湾曲されている。また、圧力チューブ44がラジエータサポートカバー20に固定された状態では、圧力チューブ44の上部が、ラジエータサポートカバー20の収容部22よりも車両上側へ突出されており、フード26の押圧部32が圧力チューブ44の上部と略上下方向に対向して配置されている。そして、車両10と歩行者Pとの衝突時に歩行者Pがフード26上に倒れ込んでフード26の前端部が車両後斜め下方側へ撓み変形すると、押圧部32が車両後斜め下方側(圧力チューブ44側)へ変位して圧力チューブ44を押圧するように構成されている。
さらに、圧力チューブ44は、ラジエータサポートカバー20に固定された状態で、その形状を維持可能な剛性を有しており、圧力チューブ44には、図示しない位置において、大気と連通された連通孔が形成されている。したがって、通常(静的には)、圧力チューブ44内は大気圧とされている。そして、押圧部32が圧力チューブ44を押圧すると、圧力チューブ44が上記連通孔から空気を逃がしながら潰れて、圧力チューブ44の内圧が動的に変化しながら圧力チューブ44の体積が減じられるようになっている。
圧力センサ46は圧力チューブ44の車幅方向両端部に設けられており、後述するECU48と電気的に接続されている。この圧力センサ46は、圧力チューブ44内の圧力を検出して、圧力チューブ44の圧力変化に応じた信号をECU48に出力するようになっている。
ECU48は、上述したように圧力センサ46と電気的に接続されると共に、図示しない位置で車体に固定されている。また、ECU48は圧力センサ46の出力信号に基づいて衝突荷重を算出するようになっている。さらに、ECU48には、歩行者衝突判定システム40を構成する衝突速度センサ(図示省略)が電気的に接続されている。この衝突速度センサは、衝突体との衝突速度に応じた信号をECU48に出力して、ECU48が、衝突速度センサの出力信号に基づいて、衝突速度を算出するようになっている。そして、ECU48は、算出された衝突荷重及び衝突速度から衝突体の有効質量を求めると共に、有効質量が閾値を超えるか否かを判断して、車両10との衝突体が歩行者であるのか否かを判定するようになっている。
次に本実施の形態の作用及び効果について説明する。
上記のように構成された車両10と歩行者Pとの衝突時には、歩行者Pがフード26上に倒れ込む(図5(B)参照)。このため、フード26の前端部が歩行者Pによって押圧されて、車両後斜め下方側への衝突荷重F(図1の矢印F参照)がフード26の前端部に作用する。これにより、フード26の前端部が車両後斜め下方側(圧力チューブ44側)へ撓み変形する。
ここで、圧力チューブ44が、ラジエータサポートカバー20に固定されると共に、フード26の前端部とラジエータサポートカバー20との間で車幅方向に延在されている。また、フード26の前端部には押圧部32が設けられており、押圧部32は圧力チューブ44の上部と略上下方向に対向して配置されている。そして、フード26の前端部が車両後斜め下方側(圧力チューブ44側)へ撓み変形すると、押圧部32が車両後斜め下方側(圧力チューブ44側)へ変位して圧力チューブ44を押圧する。
これにより、圧力チューブ44が押圧部32及びラジエータサポートカバー20によって押し潰されて、圧力チューブ44内の圧力が変化する。そして、圧力チューブ44の圧力変化に応じた信号を圧力センサ46がECU48へ出力して、ECU48が圧力センサ46の出力信号に基づいて衝突荷重を算出する。また、ECU48は衝突速度センサの出力信号に基づいて衝突速度を算出する。これにより、ECU48が、算出された衝突荷重及び衝突速度から衝突体の有効質量を求めると共に、有効質量が閾値を超えるか否かを判断して、車両10への衝突体が歩行者Pであるのか否かを判定する。
このように、本実施の形態の車両10では、従来技術にように圧力チューブ44をバンパカバー14によって押圧するように構成されておらず、フード26に作用する衝突荷重Fを活用して、圧力チューブ44を押圧部32によって押圧するように構成されている。このため、図5(A)に示されるように、側面視意匠において、フード26の前端26AがバンパRF12よりも車両前側に配置されて、車両前端上部10Aが車両前端下部10Bよりも車両前側へ突出されている車両10でも、圧力チューブ44を押圧部32によって良好に押圧することができる。これにより、車両10のような側面視意匠を有する車両でも、車両10と歩行者Pとの衝突を歩行者衝突検出センサ42によって良好に検出することができる。
また、歩行者衝突検出センサ42は圧力チューブ44及び圧力センサ46を含んで構成されており、圧力チューブ44は断面略円環状に形成されて車幅方向に延びている。このため、歩行者衝突検出センサ42の設置スペースを比較的小さく設定できる。これにより、車両10において、スペース効率の良い歩行者衝突検出センサの搭載構造Sを実現できる。
さらに、歩行者衝突検出センサ42に圧力チューブ44を用いることで、比較的低い荷重で圧力チューブ44を変形させることができ、圧力チューブ44を収容部22に沿って容易に湾曲させることができる。これにより、歩行者衝突検出センサ42の検出精度を向上でき、圧力チューブ44のラジエータサポートカバー20への組付性を向上できる。
また、歩行者衝突検出センサ42の圧力チューブ44が、ラジエータサポートカバー20の収容部22に収容されてラジエータサポートカバー20に固定されている。つまり、歩行者衝突検出センサ42が、車体に対して可動(パワーユニット室24を開閉する)するフード26ではなく車体に固定されたラジエータサポートカバー20に固定されている。これにより、フード26に圧力チューブ44を固定する場合に比べて、歩行者衝突検出センサ42とECU48との間を接続する接続部材を容易に配策することができる。
さらに、押圧部32が側断面視で車両後側へ向かうに従い車両上側へ傾斜されている。このため、車両10と歩行者Pとの衝突時にフード26に作用する車両後斜め下方への衝突荷重Fに対して略直交する方向に沿って押圧部32が配置されている。これにより、圧力チューブ44を押圧部32によって効率よく押圧することができる。
なお、本実施の形態では、歩行者衝突検出センサ42がラジエータサポートカバー20に固定されると共に、押圧部32がフード26に設けられている。これに代えて、歩行者衝突検出センサ42をフード26に固定すると共に、押圧部32をラジエータサポートカバー20に設けてもよい。具体的には、車両後斜め下方側へ開放された収容部22をフードインナパネル30に形成して、当該収容部22をフード26の前端26Aに沿うように車幅方向に延在させる。また、押圧部32を、圧力チューブ44の下部と対向するように配置して、側断面視で車両後方へ向かうに従い車両上側へ傾斜させる。さらに、圧力センサ46とECU48との間を接続する接続部材を、圧力センサ46からフード26を回転支持するフードヒンジの周辺へ延設させて配策させる。そして、この場合にも、車両10と歩行者Pとの衝突時に車両後斜め下方側への衝突荷重がフード26の前端部に作用して、フード26の前端部が車両後斜め下方側(圧力チューブ44側)へ撓み変形すると、圧力チューブ44が車両後斜め下方側(押圧部32側)へ変位して押圧部32によって押圧される。
また、本実施の形態では、歩行者衝突検出センサ42が圧力チューブ44及び圧力センサ46を含んで構成されている。これに代えて、歩行者衝突検出センサ42を例えば光ファイバセンサとして構成してもよい。この場合には、例えばラジエータサポートカバー20を金属材等により構成して、ラジエータサポートカバー20の曲げ剛性を高くしてもよい。
さらに、本実施の形態では、平面視で圧力チューブ44が車両前側に凸となる略円弧状に湾曲されて、フード26の前端26Aに沿うように配置されているが、圧力チューブ44の配置形態はこれに限らない。すなわち、各種車両のフード26の前端26Aの形状に対応して、例えば圧力チューブ44を平面視で略直線状に車幅方向に延びるように配置してもよい。
また、本実施の形態では、収容部22がラジエータサポートカバー20に一体に形成されているが、収容部22をラジエータサポートカバー20と別体で構成してもよい。例えば、収容部22の後壁部22Cを別体のブラケットで構成して、当該ブラケットをラジエータサポートカバー20に固定するように構成してもよい。
さらに、歩行者衝突検出センサの搭載構造Sは、側面視意匠において、車両前端上部10Aが車両前端下部10Bよりも車両前側へ突出されている車両10に適用されているが、歩行者衝突検出センサの搭載構造Sが適用される車両の側面視意匠はこれに限らない。例えば、車両前端下部が車両前端上部よりも車両前側へ突出された車両に歩行者衝突検出センサの搭載構造Sを適用してもよい。
10A 車両前端上部
10B 車両前端下部
20 ラジエータサポートカバー(車体側部材)
26 フード
32 押圧部
42 歩行者衝突検出センサ
44 圧力チューブ
46 圧力センサ(圧力検出器)
48 ECU(衝突判定部)
S 歩行者衝突検出センサの搭載構造

Claims (4)

  1. フードの前端部の車両下側に設けられた車体側部材と、
    前記車体側部材及び前記フードの前端部の一方に固定され、前記車体側部材と前記フードの前端部との間で車幅方向に延在されると共に、車両への衝突が歩行者であるのか否かを判定する衝突判定部に接続され、押圧されることで前記衝突判定部への出力信号が変化する歩行者衝突検出センサと、
    前記車体側部材及び前記フードの前端部の他方に設けられ、前記歩行者衝突検出センサと対向して配置されると共に、前記歩行者衝突検出センサを押圧可能に構成された押圧部と、
    を備えた歩行者衝突検出センサの搭載構造。
  2. 前記歩行者衝突検出センサは、車幅方向に延在された圧力チューブと、前記圧力チューブ内の圧力変化に応じた信号を前記衝突判定部へ出力する圧力検出器と、を含んで構成された請求項1に記載の歩行者衝突検出センサの搭載構造。
  3. 前記歩行者衝突検出センサが前記車体側部材に固定され、前記押圧部が前記フードの前端部に設けられており、
    前記押圧部は、側断面視で車両後側へ向かうに従い車両上側へ傾斜された請求項1又は請求項2に記載の歩行者衝突検出センサの搭載構造。
  4. 側面視で車両前端上部が車両前端下部よりも車両前側へ突出された請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の歩行者衝突検出センサの搭載構造。
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