JP2015080921A5 - - Google Patents

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特開2003−260790号公報 特開2007−144685号公報 特開2008−068516号公報 特開2008−105387号公報
すなわち本発明は、着色剤と、モノマーと、開始剤とを含有する活性エネルギー線硬化型インクジェットインキを用いた、1Pass印刷方式により硬化する活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ硬化膜の製造方法であって、
前記モノマーが、2官能以上の多官能モノマーを含み、かつ、
分子量300以上のモノマーを含まないか、または、分子量300以上のモノマーがインキ全重量中15重量%以下であり、
0≦単官能モノマー量/多官能モノマー量≦0.2(重量比)であり、
0.02≦開始剤量/モノマー量≦0.16(重量比)であり、
インキ粘度が、20mPa・s以下であり、
活性エネルギー線照射時の酸素濃度が大気中の酸素濃度未満の雰囲気下で硬化されることを特徴とする活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ硬化膜の製造方法に関する。

また、本発明は、モノマーが、EO(エチレンオキシド)またはPO(プロピレンオキシド)を主骨格としたモノマーを含むことを特徴とする上記活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ硬化膜の製造方法に関する。
また、本発明は、EO(エチレンオキシド)またはPO(プロピレンオキシド)を主骨格としたモノマーが、アクリル酸2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチル、または、ジプロピレングリコールジアクリレートを含むことを特徴とする上記活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ硬化膜の製造方法に関する。
また、本発明は、EO(エチレンオキシド)またはPO(プロピレンオキシド)を主骨格としたモノマーの含有量が、モノマー成分中30〜100重量%であることを特徴とする上記活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ硬化膜の製造方法に関する。 また、本発明は、インキ着弾後の活性エネルギー線照射時の酸素濃度が、0.5〜10体積である、上記活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ硬化膜の製造方法に関する。

また、本発明は、開始剤が、2,4,6−トリメチルベンゾイル−ジフェニル−フォスフィンオキサイド、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド、2,4−ジエチルチオキサントン、2−イソプロピルチオキサントン、オリゴ[2−ヒドロキシ−2−メチル−1−{4−(1−メチルビニル)フェニル}プロパノン]、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタノン−1、2−ジメチルアミノ−2−(4−メチル−ベンジル)−1−(4−モルフォリン−4−イル−フェニル)−ブタン−1−オン、[4−[4−メチルフェニル]チオ]フェニル〕フェニルメタノン、4−(ジメチルアミノ)安息香酸エチル、1−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパン−1−オン、4,4’−ビス−(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン、および、4,4’−ジエチルアミノベンゾフェノンから選択される少なくとも1つを含むことを特徴とする上記活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ硬化膜の製造方法に関する。
さらに本発明は、開始剤が、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタノン−1、ビス(2、4、6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド、および、2、4、6−トリメチルベンゾイル−ジフェニル−フォスフィンオキサイドから選択される少なくとも1つを含むことを特徴とする上記活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ硬化膜の製造方法に関する。
モノマーとして、2官能モノマーを使用することが好ましく、さらに、硬化性の点から、EO(エチレンオキシド)またはPO(プロピレンオキシド)を主骨格としたモノマーを使用することが好ましい。EOまたはPOを主骨格としたモノマーとは、反応性基である、アクリロイル基や、ビニル基、ビニルエーテル基を除いた部分にEOまたはPO基を含有するモノマーを示す。具体的には、VEEA(アクリル酸2−(2−ビニロキシエトキシ)エチル)、DPGDA(ジプロピレングリコールジアクリレート)から選択される2官能モノマーが好ましい。これらの2官能モノマーは開始剤からラジカルを伝搬しやすいため、開始剤とモノマー間の反応速度を向上させると思われ、単独もしくは併用することにより、高速印刷においても硬化膜中のモノマーおよび開始剤の残留量を低減させることができる。

Claims (7)

  1. 着色剤と、モノマーと、開始剤とを含有する活性エネルギー線硬化型インクジェットインキを用いた、1Pass印刷方式により硬化する活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ硬化膜の製造方法であって、
    前記モノマーが、2官能以上の多官能モノマーを含み、かつ、
    分子量300以上のモノマーを含まないか、または、分子量300以上のモノマーがインキ全重量中15重量%以下であり、
    0≦単官能モノマー量/多官能モノマー量≦0.2(重量比)であり、
    0.02≦開始剤量/モノマー量≦0.16(重量比)であり、
    インキ粘度が、20mPa・s以下であり、
    活性エネルギー線照射時の酸素濃度が大気中の酸素濃度未満の雰囲気下で硬化されることを特徴とする活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ硬化膜の製造方法。
  2. モノマーが、EO(エチレンオキシド)またはPO(プロピレンオキシド)を主骨格としたモノマーを含むことを特徴とする請求項1記載の活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ硬化膜の製造方法。
  3. EO(エチレンオキシド)またはPO(プロピレンオキシド)を主骨格としたモノマーが、アクリル酸2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチル、または、ジプロピレングリコールジアクリレートを含むことを特徴とする請求項2記載の活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ硬化膜の製造方法。
  4. EO(エチレンオキシド)またはPO(プロピレンオキシド)を主骨格としたモノマーの含有量が、モノマー成分中30〜100重量%であることを特徴とする請求項2または3記載の活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ硬化膜の製造方法。
  5. インキ着弾後の活性エネルギー線照射時の酸素濃度が、0.5〜10体積である、請求項1〜4いずれか記載の活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ硬化膜の製造方法。
  6. 開始剤が、2,4,6−トリメチルベンゾイル−ジフェニル−フォスフィンオキサイド、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド、2,4−ジエチルチオキサントン、2−イソプロピルチオキサントン、オリゴ[2−ヒドロキシ−2−メチル−1−{4−(1−メチルビニル)フェニル}プロパノン]、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタノン−1、2−ジメチルアミノ−2−(4−メチル−ベンジル)−1−(4−モルフォリン−4−イル−フェニル)−ブタン−1−オン、[4−[4−メチルフェニル]チオ]フェニル〕フェニルメタノン、4−(ジメチルアミノ)安息香酸エチル、1−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパン−1−オン、4,4’−ビス−(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン、および、4,4’−ジエチルアミノベンゾフェノンから選択される少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ硬化膜の製造方法。
  7. 開始剤が、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタノン−1、ビス(2、4、6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド、および、2、4、6−トリメチルベンゾイル−ジフェニル−フォスフィンオキサイドから選択される少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1〜6いずれか記載の活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ硬化膜の製造方法。
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