JP2015080390A - スライドシート用ワイヤハーネスの配索装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】スライドシートのスライド距離に対応した余長部を設けた前記ワイヤハーネスの長さ方向の中間部を移動自在に迂回させて挿通している電線余長収容ケースを設け、 前記電線余長収容ケースを、自動車の運転席と助手席の間に設けられているコンソールボックスの外面または内面で且つ前記スライドシートのシートの底面より高い位置に固定している。
【選択図】図2
Description
この場合、図9(A)(B)に示すように、スライドシート100のシート101の底部側面等に、電線余長収容ケース105を固定している。該電線余長収容ケース105はU字状の迂回部105aと、該迂回部105aの一端より延在し、連続したワイヤハーネス引出口105bを設けたレール部105cとを備えたJ字形状としている。前記迂回部105a内でのワイヤハーネス110の迂回量をスライドシートの前後移動に追従させて変化させ、ワイヤハーネス引出口105bからワイヤハーネス110に結合したスライダ111を引き出し、該スライダ111からフロア側に延在させるワイヤハーネス110をフロアF側に設置したハーネスレール108内に引き込んでいる。
フロア側に電線余長収容ケースを固定し、該電線余長収容ケース内からスライドシート側へワイヤハーネスを引き出してシートハーネスと接続する場合も同様で、シートを傾斜させて組みつける際には、スライドシートとフロアの距離が長くなるため、ワイヤハーネスの長さを組み付けに必要な長さにしておく必要がある。
さらに、電線余長収容ケース105をスライドシートのシート底面に設置すると、シート下方のスペースが狭くなり、該スペースを有効活用できなくなる問題がある。
前記スライドシートのスライド距離に対応した余長部を設けた前記ワイヤハーネスの長さ方向の中間部を移動自在に迂回させて挿通している電線余長収容ケースを設け、
前記電線余長収容ケースを、自動車の運転席と助手席の間に設けられているコンソールボックスの外面または内面で且つ前記スライドシートのシートの底面より高い位置に固定していることを特徴とするスライドシート用ワイヤハーネスの配索構造を提供している。
これにより、ワイヤハーネスの長さを接続作業のために長くする必要はない。
かつ、スライドシートのシート底面に電線余長吸収ボックスを設置しないため、シート下方にスペースを取らず、該スペースの有効活用を図ることができる。
前記電線余長収容ケース内に前記ワイヤハーネスの余長部を移動自在に迂回させて挿通し、該ワイヤハーネスのシート連結側にスライダを外嵌固定し、該スライダを前記スライダ摺動溝に摺動自在に装着すると共に該スライダより引き出して端末コネクタを前記シートハーネスの端末コネクタと嵌合接続している。
前記電線余長収容ボックスの下部の迂回部の一端に設けたフロア側引出口から引き出す前記ワイヤハーネスはフロアハーネスの幹線から分岐させている。
なお、フロアハーネスと分割し、前記電線余長収容ボックスに挿通したワイヤハーネスの端末をフロアハーネスの枝線とコネクタ接続してもよい。
前記ワイヤハーネスを電線余長収容ケースおよびスライダに貫通してスライドシートのシートハーネスと連結する端末まで前記四角筒状のキャタピラ型の外装材で外装した場合、電線余長収容ケースの高さは外装材の高さに相当させ、かつ、前記スライダは断面四角形状の角筒とすると、外装材をガタツキなく通すことができる。
図1乃至図7に本発明の第1実施形態を示す。
図1および図2に示すように、自動車に搭載するスライドシート1はフロア側の車室床材2に設置するシートレール3上に車輪Rがスライド自在に搭載されている。図1に示す前席側の運転席と助手席のスライドシート1、1の間には車室床材2の上面からコンソールボックス5が突設されている。該コンソールボックス5の外周壁5aは両側のスライドシート1、1と僅かな隙間をあけて位置する。該コンソールボックス5の上部には小物入れ5bが設けられ、該小物入れ5bの上端開口を蓋5cで開閉できるようにされている。
ワイヤハーネス6を外装材40で外装した状態で電線余長収容ケース10内で前後面の内面に沿ってスライドし、安定姿勢で保持されると共にガタツキ無くスライドできるようにしている。かつ、スライダ8内も外装材40で外装した状態で挿通固定している。
まず、図7(A)に示すように、フロアハーネスの幹線から分岐するワイヤハーネス6を外装材40で外装し、かつ、バンドクリップ16を取り付けると共にスライダ7を外嵌固定する。
一方、助手席のスライドシート1のスライド量が大きく、運転席シートのスライド量が少ない場合、該助手席のスライドシート1に接続するワイヤハーネス6のみ前記電線余長収容ケース10に挿通し、コンソールボックス5の助手席側の外側壁5aに固定する。
コンソールボックス5への電線余長収容ケース10の取付高さH2は、前記図2に示す正常使用状態の高さ位置H3と接続作業時の高さ位置H1との中間高さ位置であり、正常使用時に必要なワイヤハーネス6の長さは接続作業時に必要な長さと略同等となる。よって、接続作業のためにワイヤハーネス6を過度に長くする必要はない。
第2実施形態では、電線余長収容ケース10をコンソールボックス5の外側壁5aの内面に固定している。この固定部分は上部の小荷物入れ5bより下方のデットスペースとなっている部分である。電線余長収容ケース10からシート側へ引き出されるワイヤハーネス5はコンソールボックスの外側壁5aに設けたワイヤハーネス引出穴5hを通して引き出し、前記第1実施形態と同様にスライドシートに内蔵したシートハーネスとコネクタ接続している。他の構成、自動車への取付工程および作用効果は前記第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
1A シート
2 車室床材
5 コンソールボックス
6 ワイヤハーネス
7 スライダ
10 電線余長収容ケース
11 迂回部
12 スライダ嵌合部
13 ブラケット
14 スライダ摺動溝(シート側引出口)
15 フロア側引出口
16 バンドクリップ
50 シートハーネス
60 フロアハーネス
P フロアパネル
Claims (5)
- 自動車のスライドシート内に配線しているシートハーネスと、フロア側に配索されるフロアハーネスを接続するスライドシート用ワイヤハーネスの配索装置であって、
前記スライドシートのスライド距離に対応した余長部を設けた前記ワイヤハーネスの長さ方向の中間部を移動自在に迂回させて挿通している電線余長収容ケースを設け、
前記電線余長収容ケースを、自動車の運転席と助手席の間に設けられているコンソールボックスの外面または内面で且つ前記スライドシートのシートの底面より高い位置に固定していることを特徴とするスライドシート用ワイヤハーネスの配索構造。 - 前記電線余長収容ケースに挿通するワイヤハーネスは前記フロアハーネスの幹線から分岐した枝線であり、前記電線余長収容ケースのシート側引出口から引き出すワイヤハーネスの端末を前記スライドシートのシート底面側で前記シートハーネスとコネクタ接続している請求項1に記載のスライドシート用ワイヤハーネスの配索構造。
- 前記電線余長収容ケースをコンソールボックスの外面または内面に固定する高さ位置は、前記スライドシートのシートを原状の水平に戻した正常位置でのシート底面側のワイヤハーネス接続位置より高い位置とし、前記正常位置における前記ワイヤハーネス接続位置までの電線余長収容ケースからのワイヤハーネスの長さが、シートを上方傾斜させるワイヤハーネス接続作業時におけるシート底面の前記ワイヤハーネス接続位置までの電線余長収容ケースからのワイヤハーネスの必要長さと略同等としている請求項1または請求項2に記載のスライドシート用ワイヤハーネスの配索構造。
- 前記コンソールボックスに固定する前記電線余長収容ケースは、長円形状の迂回部と、該迂回部の上側長辺の全長に沿うと共に更に長さ方向の一端側を延在させた直線状のスライダ嵌合部とを組み合わせて全体形状を略J形状とし、上側の前記スライダ嵌合部の上面にスライダ摺動溝からなるシート側引出口を設け、
前記電線余長収容ケース内に前記ワイヤハーネスの余長部を移動自在に迂回させて挿通し、該ワイヤハーネスのシート連結側にスライダを外嵌固定し、該スライダを前記スライダ摺動溝に摺動自在に装着すると共に該スライダより引き出して端末コネクタを前記シートハーネスの端末コネクタと嵌合接続している請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のスライドシート用ワイヤハーネスの配索構造。 - 前記ワイヤハーネスの電線群はキャタピラ型の外装材で外装しており、該外装材は帯状の平板に長さ方向に延在すると共に幅方向に間隔をあけて設けた複数本の折曲ラインを折り曲げて四角筒型とすると共に、長さ方向に間隔をあけて幅方向に切り込みを入れて筒型の一方側を分離させると共に他方側を連続させ、前記一方側は屈曲するが他方側は屈曲しない状態で連結している請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のスライドシート用ワイヤハーネスの配索構造。
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