JP2015077349A - 歩行車 - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、利用者の身長に応じて、座部を所望の高さ位置に上下調節することができる歩行車の提供を目的とする。
【解決手段】歩行車1を構成する車本体2における座部6の幅方向Y両側部に、後側脚部4の長手方向に対して昇降可能に取り付けられ、座部6を座面が水平となる状態に支持する左右一対の座部支持部材62を備え、後側脚部4の両側部に、該後側脚部4を幅方向Yに挟み込むように取り付けられ、該後側脚部4を幅方向Yに挟持する一対の脚部挟持部材68,69を備え、後側脚部4の幅方向Y外側に、車本体2の前後方向Xに対して回動可能に取り付けられ、一対の脚部挟持部材68,69を前記後側脚部4が挟持される方向に対して相対移動する座部高さ調節レバー64を備えたことを特徴とする。
【選択図】図8

Description

この発明は、例えば、歩行困難な身障者や老人の歩行訓練、機能回復、買い物、散歩等に用いられ、利用者が着座して休憩をとることができる座部を備えた歩行車に関する。
従来、上述の身障者や老人が歩行する際、歩行能力の程度に応じて電動車椅子、車椅子、歩行器、杖などの介護機器を使用している。歩行器や杖は歩行する際に運動機能を働かせることができるが、電動車椅子や車椅子は歩行する必要がないため、運動機能をほとんど働かせることがない。
つまり、座部の高さが利用者の身長に対応してなければ、座り心地が悪いだけでなく、利用者の下肢にかかる負担が大きく、歩行時の疲労を回復することができない。また、着座した姿勢から起立した姿勢に移行する際に下肢にかかる負担が大きく、歩行を再開する前に、疲労してしまうため、歩行するための運動機能を十分に働かせることができなくなる。
そこで、歩行するための運動機能を働かせることができるうえ、疲れた際に休憩をとるための座部を備えた歩行車がある。これは、休憩時において、利用者が座部に着座することにより下肢にかかる負担を軽減し、残存している歩行能力を十分に働かせ、自力で歩行することができるようにしたものである。
そこで、上述の座部を備えた歩行車としては、例えば、昇降機構を介して車体フレームに取り付けられた座部を有する歩行車(歩行補助車)が提案されている(特許文献1参照)。この歩行車に用いられている昇降機構は、車体フレームの前方寄りに立設した支柱と、座部下面側に止着したシート支持部材との間に上下に離間して第一リンクと第二リンクを軸承して、四節リンクからなる平行リンク機構を構成している。
しかし、例えば、歩行形態と折畳み形態とに変形自在な構造を有する歩行車の場合、上述のような平行リンク機構を有する昇降機構を設けることは構造的に不可能であり、変形自在な歩行車において座部を所望の高さ位置に上下調節することができない。また、車体フレームの幅方向中央部に支持された座部が左右に傾きやすいため、該座部に着座する利用者の着座姿勢が安定せず、転倒するおそれがある。したがって、着座時において、利用者の下肢にかかる負担を軽減したり、疲労を回復することができない。
特開2013−34780号公報
この発明は、利用者の身長に応じて、座部を所望の高さ位置に上下調節することができる歩行車を提供することを目的とする。
この発明は、下端に車輪を枢着した前側斜め下方に延びる左右一対の前側脚部と、下端に車輪を枢着した後側斜め下方に延びる左右一対の後側脚部と、該前後脚部の上端側を連結する連結部材と、該連結部材の上端側に取り付けたハンドル部と、該後側脚部の幅方向内側に取り付けた座部とを、車本体に備えた歩行車であって、前記車本体における前記座部の幅方向両側部に、前記後側脚部の長手方向に対して昇降可能に取り付けられ、前記座部を座面が水平となる状態に支持する左右一対の座部支持部材を備え、前記後側脚部の両側部に、該後側脚部を幅方向に挟み込むように取り付けられ、該後側脚部を幅方向に挟持する一対の脚部挟持部材を備え、前記後側脚部の幅方向外側に、前記車本体の前後方向に対して回動可能に取り付けられ、前記一対の脚部挟持部材を前記後側脚部が挟持される幅方向に対して相対移動する座部高さ調節レバーを備えた歩行車であることを特徴とする。
この発明によれば、利用者の身長に応じて、座部を所望の高さ位置に上下調節することができる。
詳述すると、左右の座部高さ調節レバーを、一対の脚部挟持部材による後側脚部の挟持が解除される挟持解除方向へ回動操作し、該一対の脚部挟持部材による後側脚部の挟持を解除した後、左右の座部高さ調節レバーを保持したまま、座部を、左右の後側脚部に沿って所望の高さ位置に上下動する。利用者の身長に応じて、座部を所望する高さ位置に上下調節した後、座部高さ調節レバーを、一対の脚部挟持部材により後側脚部が挟持される挟持方向に回動操作して、一対の挟持部材により後側脚部を幅方向に挟持する。
これにより、座部を、所望の高さ位置に上下調節した状態に固定することができ、着座時において、座部の高さが変位することを防止できる。歩行時において、利用者の下肢に付与される負担を軽減することができ、該利用者の下肢に蓄積された疲労を回復させるのに寄与することができる。
この結果、利用者の身長に応じて、座部の高さを段階的(具体的には3段階)に上下調節することができるうえ、利用者の着座が楽に行える高さ位置に設定することができる。
しかも、座部を所望の高さ位置に固定する操作と、該座部を所望の高さに上下動する操作とを、車本体の両側部に取り付けた左右一対の座部高さ調節レバーにて行うので、座部の高さを上下調節する作業が簡単に行える。
さらに、例えば、座部を所望の高さ位置に固定する固定手段と、該座部を所望の高さ位置に上下動する昇降手段とを備える必要がなく、座部を所望の高さに上下調節する操作が簡単に行えるうえ、歩行車全体の構造を簡素化して、該歩行車の製造、及び組み立てを容易にすることができる。
この発明の態様として、前記後側脚部を、前記車本体の後側斜め下方に延びる弧状に形成した一対の支持フレームで構成し、該一対の支持フレームの間に、前記車本体の後方側下部から前方側上部に向けて弧状に湾曲する弧状レール部を備え、前記座部を支持する左右の座部支持部材の下端部に、前記後側脚部の弧状レール部に対して係合する下側支持ローラを備え、前記後側脚部の長手方向中間部に、前記座部支持部材の長手方向中央部に形成した前記弧状レール部と逆向きのガイド孔に対して係合する上側支持ローラを備え、前記下側支持ローラの軸中心部に挿通した支持軸の端部を、前記座部支持部材の下端部に形成した前記前方側から前記後方側に向けて低くなる角度に傾斜するガイド孔に対して係合することができる。
この発明によれば、座部を、座面が水平となる状態に保ちながら所望する高さ位置に上下動することができる。
詳述すると、座部を支持する左右の座部支持部材を、該座部支持部材の下端部に取り付けた下側支持ローラと、後側脚部の長手方向中間部に取り付けた上側支持ローラとで、後側脚部における支持フレーム間の弧状レール部に対して昇降可能に取り付けている。
これにより、座部を支持する左右の座部支持部材の取り付け姿勢を変位させることなく、所定の取り付け姿勢を保ったまま上下動することができる。
この結果、左右の座部支持部材にて支持された座部を、座面が水平となる状態に保ちながら上下動することができる。
しかも、座部にかかる荷重の一部を、後側脚部における弧状の支持フレームにて受けるため、着座時において、一対の脚部挟持部材に対して付与される負担が軽減され、座部を所望の高さ位置に固定した状態を保つのに必要な強度を確保することができる。
さらに、後側脚部における支持フレーム間の弧状レール部は、後方側に向けて張り出す滑らかな弧状を有しているので、座部を弧状レール部に沿って下方へ移動する程、車本体の後方側へ突き出すことになる。
これにより、座部が車本体の前方側に入り込んでいるよりも、該座部が車本体の後方側に突き出している方が座り易く、利用者の着座が楽に行える。
また、この発明の態様として、前記幅方向外側の脚部挟持部材と前記座部高さ調節レバーとの対向端部に、該幅方向に対して当接される形状に形成したカム部を周方向に所定間隔を隔てて複数設け、前記脚部挟持部材のカム部と前記座部高さ調節レバーのカム部を、前記座部高さ調節レバーを前記挟持方向に回動操作した際に互いに当接され、該座部高さ調節レバーを前記挟持方向と反対の挟持解除方向に回動操作した際に当接が回避されるカム形状に設定することができる。
詳述すると、座部高さ調節レバーを挟持解除方向へ回動操作し、座部高さ調節レバーのカム部と脚部挟持部材のカム部とを周方向に相対移動させ、該カム部を互い違いとなる状態に嵌合して当接を解除することにより、一対の脚部挟持部材による後側脚部の挟持固定が解除され、座部を所望の高さ位置に上下動することができる。
一方、座部高さ調節レバーを挟持方向へ回動操作する際、座部高さ調節レバーのカム部と脚部挟持部材のカム部とを互いに当接するとともに、その当接により、一対の脚部挟持部材が後側脚部に対してより強く押し付けられるので、座部を支持する左右の座部支持部材を所望の高さ位置に固定することができる。
この結果、座部を、所望の高さ位置により強固に固定することができ、座部がガタ付くことを防止できる。
また、この発明の態様として、前記座部支持部材の上端部と前記座部高さ調節レバーの上端部とに、前記一対の脚部挟持部材を介して幅方向に挿通された軸部材を備え、前記幅方向内側の脚部挟持部材と前記座部支持部材との間の前記軸部材上に、前記座部高さ調節レバーにより前記前後方向に回動操作される座部ロック部材を取り付け、前記座部ロック部材に、前記上側支持ローラが係止される被係止部を設けるとともに、該被係止部を座部ロック部材の長手方向に対して所定間隔を隔てて複数設けることができる。
詳述すると、例えば、座部高さ調節レバーを挟持解除方向(後方側)へ回動するとともに、その回動操作により座部ロック部材を同一方向に回動して、該座部ロック部材に形成した被係止部を、後側脚部の上側支持ローラから離脱させ、座部ロック部材によるロック固定を解除する。これにより、座部を支持する左右の座部支持部材を、左右の後側脚部に形成した弧状レール部に沿って上下移動することができる。
座部を所望の高さ位置に固定する際、座部高さ調節レバーを挟持方向(前方側)へ回動するとともに、その回動操作により座部ロック部材を同一方向に回動して、座部ロック部材に形成したいずれか一つの被係止部を、後側脚部の上側支持ローラに係止して、座部を支持する左右の座部支持部材を所望の高さ位置にロック固定する。
この結果、利用者の身長に応じて、座部の高さを段階的(具体的には3段階)に上下調節することができるうえ、所望の高さ位置により確実に固定することができる。
また、この発明の態様として、前記幅方向内側の脚部挟持部材と前記座部ロック部材との間の前記軸部材上に、前記座部高さ調節レバーと一体的に回動する係止解除部材を取り付け、前記係止解除部材の周面に、前記座部高さ調節レバーの前記挟持解除方向の回動操作により、前記前記座部ロック部材に対して前記挟持解除方向に当接されるカム部を径外方向に向けて突出することができる。
詳述すると、座部高さ調節レバーを挟持解除方向へ回動操作する際、係止解除部材のカム部を座部ロック部材に対して挟持解除方向に当接するとともに、座部高さ調節レバーの回動操作に伴って、座部ロック部材を挟持解除方向に向けて一体的に回動する。
座部ロック部材の被係止部を後側脚部の上側支持ローラから離脱させ、座部ロック部材によるロック固定を解除した後、座部を支持する左右の座部支持部材を、左右の後側脚部の弧状レール部に沿って上下移動させるので、座部を所望の高さ位置に上下動することができる。
座部を所望の高さ位置にロック固定する際、座部高さ調節レバーを挟持方向へ回動操作するとともに、その回動操作に伴って、座部ロック部材を挟持方向へ回動する。座部ロック部材に形成したいずれか一つの被係止部を、後側脚部の上側支持ローラに係止して、座部を支持する左右の座部支持部材を所望の高さ位置にロック固定する。
この結果、座部ロック部材により座部を所望の高さ位置にロック固定する動作と、該座部のロック固定を解除する動作とがより確実に行える。
この発明によれば、利用者の身長に応じて、座部を所望の高さ位置に上下調節することができる歩行車を提供することができる。
本実施形態の走行形態に変形した歩行車の右側面図。 走行形態の歩行車を前方から見た正面図。 走行形態の歩行車を後方から見た背面図。 走行形態の歩行車を上方から見た平面図。 走行形態の歩行車を下方から見た底面図。 折畳み形態に変形した歩行車の右側面図。 一対の脚部挟持部材による後側脚部の挟持状態を示す説明図。 座部ロック部材の係止状態を示す側面図。 脚部挟持部材のカム部と座部高さ調節レバーのカム部を示す説明図。 一対の脚部挟持部材による後側脚部の挟持解除状態を示す説明図。 座部ロック部材の係止解除状態を示す説明図。 ワイヤジョイントの拡大図。 図12のワイヤジョイントを後側斜め下方から見た底面図。
この発明の一実施形態を以下図面に基づいて詳述する。
図1は本実施形態の折畳み形態に変形した歩行車1の右側面図、図2は走行形態の歩行車1を前方から見た正面図、図3は走行形態の歩行車1を後方から見た背面図、図4は走行形態の歩行車1を上方から見た平面図、図5は走行形態の歩行車1を下方から見た底面図、図6は走行形態に変形した歩行車1の右側面図である。
本実施形態の歩行車1は、手押し操作される車本体2を、走行形態(図1参照)と折畳み形態(図6参照)とに変形自在に設けている。
車本体2は、該車本体2における前後方向Xの前方側Xaに取り付けた前側斜め下方に延びる左右一対の前側脚部3と、前後方向Xの後方側Xbに取り付けた後側斜め下方に延びる左右一対の後側脚部4と、車本体2における幅方向Yの両端側上部に取り付けた左右一対の連結部材5と、後側脚部4,4の幅方向Y内側に取り付けた高さ調節可能な座部6と、連結部材5の上端側に取り付けた高さ調節可能なハンドル部7とを備えている。
前側脚部3の下端部には前側車輪3aを枢着し、後側脚部4の下端部には前側車輪3aよりも大径の後側車輪4aを枢着している。
なお、車本体2の前後方向Xとは、手押し操作する車本体2の走行方向と一致する方向であり、車本体2の幅方向Yとは、前後方向Xに対して平面方向において直交する方向である。また、車本体2における前側脚部3の側を前方側Xaとし、逆に、前側脚部3に対する後側脚部4の側を後方側Xbとしている。
前側脚部3は、断面中空丸形状に形成した支持フレーム31で構成され、該支持フレーム31は、下端側を前方側Xaに向けて前側斜め下方に延びるように張り出した滑らかな形状に形成している。
後側脚部4は、断面中空楕円形状に形成した支持フレーム41と、断面中空丸形状に形成した支持フレーム42で構成され、支持フレーム41を前後方向Xの後方側Xbに配置し、支持フレーム42を前方側Xaに配置している(図1参照)。
支持フレーム41,42は、下端側を後方側Xbに向けて後側斜め下方に延びるように張り出した形状に形成するとともに、上端側から下端側に向けて滑らかな弧状に形成している。
支持フレーム41,42の間には、後方側Xb下部から前方側Xa上部に向けて幅方向Yから見て弧状に湾曲する弧状レール部43を、該支持フレーム41,42に沿って昇降方向Zに形成している。弧状レール部43の間隔は、該支持フレーム41,42間の上端側から下端側に向けて略同一幅に設定している。
連結部材5は、前側脚部3の上端部を、該連結部材5の前方側Xa端部に固定し、後側脚部4の上端部を、該連結部材5の後方側Xb端部に対して前後方向Xに前後回動可能に枢着している。
連結部材5における前後方向Xの上端側中央部には、ハンドル部7におけるホルダー部7bに固定した支柱7fを上下動可能に挿入している。連結部材5の側面には、支柱7fに形成した孔部7gに対して係合される調節ネジ5aを取り付けている。
座部6は、利用者の着座を許容する大きさ、及び形状に形成され、左右に配置した後側脚部4の幅方向Y内側に対して前後方向Xに前後回動可能に取り付けている(図1〜図5参照)。
ハンドル部7は、上方から見て略U字状に形成したハンドル杆7aと、ハンドル杆7aの両端部よりも前方側Xa外周面に取り付けた左右一対のホルダー部7bと、ホルダー部7bの後側下端部に取り付けた左右一対のブレーキレバー7cとで構成している。
ハンドル杆7aは、上方から見て中央部が前方側Xaに向けて張り出した形状を有しており、該ハンドル杆7aの両端部外周面には、利用者の手で把持しやすい大きさ、及び形状に形成した柔軟性を有するウレタン樹脂製のグリップ部7dをそれぞれ取り付けている。
ハンドル杆7aにおけるホルダー部7b、及びグリップ部7d以外の外周面は、柔軟性を有するウレタン樹脂製の被覆部材7eにて被覆している。
ホルダー部7bの下端部には、断面中空丸形状に形成した支柱7fを固定している。支柱7fの側面には、丸形状の孔部7gを該支柱7fの長手方向に対して所定間隔を隔てて複数配列している(図1参照)。
次に、ハンドル部7を所望の高さに上下調節する調節方法について説明する。先ず、調節ネジ5aを係合解除方向に回動操作して、支柱7fの孔部7gに対する係合を解除した後、ハンドル部7全体を把持して、ホルダー部7bの支柱7fを上下方向に移動させる。
ハンドル部7を所望の高さに上下動した際、調節ネジ5aを支柱17に形成した所望の位置の孔部17aに係合し、ハンドル部7を所望の高さ位置に固定する。
これにより、利用者の手で操作されるハンドル部7を、利用者の身長に応じて所望の高さに段階的に可変調節することができる。
左右に配置した前側脚部3の長手方向中間部は、該前側脚部3の幅方向Y内側に架設した前側支持杆3bにて連結しており、前側脚部3の上端部は、該前側脚部3の幅方向Y内側に架設した前側補強杆3cにて連結している。左右に配置した後側脚部4の長手方向中間部は、該後側脚部4の幅方向Y内側に架設した後側支持杆4bにて連結している。
これにより、左右に配置した後側脚部4の幅方向Y内側を、座部6の横幅よりも幅広で、利用者の身体(肩幅)よりも幅方向Yに幅広となる間隔に隔てている。
後側支持杆4bは、中央部を前方側Xaに向けて張り出した形状に形成しているので、ハンドル部7を利用者の手で操作する際、ハンドル部7の内側に対して利用者の身体を後方より入り込ませることができる。
後側支持杆4bの中央部は、利用者の歩行を許容する高さ(足の前後動を妨げない高さ)に架設しているので、後側支持杆4bの下方に、利用者の足の歩行動作が許容される空間を確保することができる。
前側脚部3における前側支持杆3bよりも上方の幅方向Y外側には、前側連結杆3dの前端を前後方向Xに前後回動可能に枢着している。後側脚部4における後側支持杆4bよりも下方の幅方向Y内側には、後側連結杆4dの後端を前後方向Xに前後回動可能に枢着している(図6参照)。
前側連結杆3dの後端、及び後側連結杆4dの前端は、前後方向Xに前後回動可能に連結している。該連結杆3d,4dを可動する折畳みレバー4eを、一方の連結杆の端部を幅方向Y外側に向けて略L字状に折り曲げて形成している。
前側連結杆3dの中間部側面と後側連結杆4dの前端部側面との間には、上述の連結部分を中心として、該連結杆3d,4dを前後方向X内側に向けて回動付勢するためのコイルスプリング4fを取り付けている。
次に、上述の折畳みレバー4eにより連結杆3d,4dを可動する動作について説明する。
先ず、折畳みレバー4eをコイルスプリング4fに抗して押し下げ、連結杆3d,4dの連結部分を該連結杆3d,4dが水平となる位置よりも下方へ移動しつつ、前側脚部3、及び後側脚部4を前後方向X外側へ開脚することにより、車本体2を折畳み形態(図6参照)から走行形態(図1参照)へ変形することができる。
その際、折畳みレバー4eを連結杆3d,4dの連結部分に対して上方から当接し、連結杆3d,4dの連結部分を水平となる位置よりも下方に規制するので、車本体2を走行形態に保つことができる。
一方、折畳みレバー4eをコイルスプリング4fに抗して引き上げ、連結杆3d,4dの連結部分を該連結杆3d,4dが水平となる位置よりも上方へ移動しつつ、前側脚部3、及び後側脚部4を前後方向X内側へ閉脚することにより、車本体2を走行形態(図1参照)から折畳み形態(図6参照)へ変形することができる。
左右に配置した前側脚部3の下端側には、前側車輪3aを首振り可能に支持する首振り機構8をそれぞれ取り付けている(図1参照)。
首振り機構8は、前側車輪3aを前側脚部3の下端部に取り付けた支持部材8aの下端部両側にそれぞれ枢着し、該支持部材8aの上端部を前側脚部3の下端部に対して水平回転可能に連結している。
走行時において、首振り機構8により左右の支持部材8aが独立して水平回転するので、歩行車1を、利用者が望む方向へ手押し操作することができる。
左右に配置した後側脚部4の下端側には、後側車輪4aを制動する制動機構9をそれぞれ取り付けている(図1参照)。
制動機構9は、後側車輪4aを後側脚部4の下端部に固定した支持部材4cの幅方向Y内側に枢着し、上方から見て略U字状に形成した制動部材9aを、後側脚部4の支持フレーム41に対して後方側Xbから挟み込むように取り付けるとともに、後側脚部4の下端側両側面に対して前後方向Xに前後回動可能に枢着している。
制動部材9aの後端側には、後側車輪4aの周面に対して径方向に押し付けられる制動片9bを、該制動部材9aの後端側を幅方向Y外側に向けて略L字状に折り曲げて形成している。制動部材9aの前端側上部には、柔軟性を有するチューブ9dから引き出したワイヤ9eの下端を連結している。
制動部材9aの前端側下部には、コイルスプリング9cの上端を係止しており、該コイルスプリング9cの下端は、後側脚部4の支持部材4cに係止している。コイルスプリング9cは、制動部材9aの制動片9bを後側車輪4aの周面に対して離間される方向に回動付勢している。
ワイヤ9eを挿入したチューブ9dの上端部は、ハンドル部7のホルダー部7bに連結している。ワイヤ9eの上端は、チューブ9dから引き出されて、ハンドル部7のブレーキレバー7cに連結している。
制動機構9のワイヤ9eは、左右の前側脚部3に取り付けたワイヤジョイント10にそれぞれ挿通している。左右のワイヤジョイント10は、左右に配置した後側脚部4の制動機構9と対応して、左右に配置した前側脚部3の幅方向Y外側にそれぞれ取り付けている(図12、図13参照)。
図12は図1に示すワイヤジョイント10のa部拡大図、図13は図12のワイヤジョイント10を後側斜め下方から見た底面図である。
左右の前側脚部3に取り付けたワイヤジョイント10は、幅方向Yに架設した1本の連結軸11にて連結している。連結軸11の両端部周面には、左右のワイヤジョイント10に収容した揺動部材12の基端部を該連結軸11の軸方向に対して直交して固定している。
揺動部材12は、連結軸11における両端部周面の同一線上にそれぞれ配置するとともに、該連結軸11の軸芯を中心として同一の径外方向に向けて突出している。さらに、連結軸11の両端部周面に固定した揺動部材12の径外方向に突出する長さを同一に設定している。
揺動部材12の揺動側端部には、ワイヤ9eが挿通される挿通孔12aを前後方向Xに貫通して形成するとともに、イモねじ13が螺合されるねじ孔12bを該挿通孔12aと直交して幅方向Yに貫通して形成している。
揺動部材12の挿通孔12aに挿通したワイヤ9eの長手方向途中部分は、ねじ孔12bに螺合したイモねじ13により該揺動部材12の揺動側端部に締結固定している。
次に、上述の制動機構9により後側車輪4aを制動する動作について説明する。
先ず、ハンドル部7に取り付けた左右のブレーキレバー7cのうちいずれか一方のブレーキレバー7cを制動操作した際、コイルスプリング9cに抗して、一方のワイヤ9eが前方側Xaの制動方向に向けて略同一長さ牽引される。
一方のワイヤ9eの牽引動作により、該ワイヤ9eを締結した一方のワイヤジョイント10の揺動部材12が前方側Xaへ揺動するとともに、連結軸11を介して、他方のワイヤジョイント10の揺動部材12が前方側Xaへ揺動する(図12のa部拡大図における二点鎖線参照)。
すなわち、連結軸11で連結した左右の揺動部材12が同一方向に対して同一角度だけ回動するとともに、揺動部材12の揺動側端部の回動半径が同一であるため、左右のワイヤジョイント10を介して、左右に配置した制動機構9を連動して動作することができる。
つまり、ワイヤ9eの牽引により、制動機構9の制動部材9aの制動片9bがコイルスプリング9cに抗して下方へ回動し、該制動片9bが後側車輪4aの周面に対して径方向に押し付けられるため、その押し付け部分に生じる接触抵抗によって、左右の後側車輪4aの回転を低速に制動するか、回転不可に制動することができる。
一方、ブレーキレバー7cの制動操作を解除した際、コイルスプリング9cの復元力によって、左右のワイヤ9eが後方側Xbに向けて牽引されるため、左右のブレーキレバー7cが制動操作前の状態に復帰する。
さらに、連結軸11を介して、左右のワイヤジョイント10の揺動部材12が後方側Xbへ揺動する(図12のa部拡大図における実線参照)。制動部材9aの制動片9bが上方へ回動し、後側車輪4aの周面から離間されるので、左右の後側車輪4aに対する制動が解除される。この結果、歩行車1を、利用者の手で望む方向に向けて走行移動することができる。
これにより、制動時において、左右に配置した制動機構8のうちいずれか一方の制動部材9aが片側の後側車輪4aに対して先に押し付けられるか、強く押し付けられることを防止できる。
しかも、左右の制動部材9aを、左右の後側車輪4aに対して略同時に押し付けて、左右の後側車輪4aを略均等に制動するため、左右の後側車輪4aに対する制動が片効き状態となることを防止できことができる。
この結果、制動時において、車本体2の向きが左右に変位するか、横揺れすることを防止でき、歩行車1の制動がより安定して行える。
さらにまた、車本体2の両側部に配索した2本のワイヤ9eの途中部分を、連結軸11の両端部周面に突出した揺動部材12にそれぞれ固定するので、例えば、車本体2の両側部に配索した2本のワイヤ9eを1つに結束する等して、左右の後側脚部4の下端側に取り付けた制動部材9aを一体的に制動動作するよりも、ワイヤ9eの配索長さが短くて済むため、ワイヤ9eの伸び縮みによる制動力の変動をより少なくすることができ、より確実に制動することができる。
後方側Xbに配置した左右一対の後側脚部4と、座部6の幅方向Y両側部との間には、該座部6を所望の高さ位置に上下調節するための座部高さ調節機構60を設けている。
図7は一対の脚部挟持部材68,69による後側脚部4の挟持状態を示す説明図、図8は座部ロック部材63の係止状態を示す側面図、図9は脚部挟持部材69のカム部69dと座部高さ調節レバー64のカム部64dを示す説明図、図10は一対の脚部挟持部材68,69による後側脚部4の挟持解除状態を示す説明図、図11は座部ロック部材63の係止解除状態を示す説明図である。
座部高さ調節機構60は、座部6を座面が水平となる姿勢に支持する座部支持枠61と、後側脚部4の幅方向Y内側に対して該後側脚部4の長手方向に昇降可能に取り付けた板状の座部支持部材62と、座部6を所望の高さ位置にて固定する板状の座部ロック部材63と、後側脚部4の幅方向Y外側に取り付けた座部高さ調節レバー64とで構成している。
座部6を支持する座部支持枠61は、上方から見て略U字状に形成され、座部6の下面全体を水平に支持する大きさに形成している。該座部支持枠61の両端部には、座部補強ジョイント611を介して座部支持部材62の上端部を固定している。座部支持枠61の前端側中央部は、座部6の下面側前端部に固定した枠保持部材6aにより前後方向Xに前後回動可能に保持している。
座部支持枠61における前端側の幅方向Y内側には、上方から見て略U字状に形成した差動棒6bの両端部を前後方向Xに前後回動可能に枢着している。差動棒6bの後端側は、座部6の下面側後端部に固定した棒保持部材6cにより前後方向Xに前後回動可能に保持している。
上述した座部6の回動動作について説明すると、車本体2の前側脚部3、及び後側脚部4を前後方向X外側に向けて開脚する際、座部6全体を、枠保持部材6aに保持された座部支持枠61の前端側を支点として後方側Xbへ回動し、座部6の下面を座部支持枠61に載置することにより、座部6を、該座部6の座面が水平となる姿勢に支持することができる。
これにより、座部6を、歩行時において利用者が休憩を取る際の椅子として利用することができる。
着座時において、歩行車1を走行停止状態に維持する場合、例えば、ハンドル部7のホルダー部7bに内蔵した図示しないロック手段にて、ブレーキレバー7cを制動操作状態に回動固定するか、あるいは、前側車輪3aの回転を図示しないロック手段にて回動不可に固定する。
前側脚部3、及び後側脚部4を前後方向X内側に向けて閉脚する際、座部6全体を、枠保持部材6aに保持された座部支持枠61の前端側を支点として前方側Xaへ回動し、座部支持枠61の前端側を枠保持部材6aの前端側凹部6aaに入り込ませることにより、車本体2を歩行形態(図1参照)から折畳み形態(図6参照)へ変形することができる。
歩行車1を用いて歩行する際、座部6全体を、枠保持部材6aに保持された座部支持枠61の前端側を支点として斜め下向き姿勢に回動すれば(図1の二点鎖線参照)、利用者の身体を、左右に配置した後側脚部4、及びハンドル部7の幅方向Y内側に入り込ませるとともに、該ハンドル部7の前端側に身体を寄せた状態で歩行することができる。
これにより、歩行する際、利用者の足や膝が座部6に当接することがなく、歩行を妨げることがない。
この結果、利用者の両肘部を、ハンドル部7あるいはグリップ部7dに載せることにより、歩行時において、利用者の全体重を歩行車1にて支えることができる。さらに、利用者の重心を車本体2の重心に寄せることができるので、歩行が安定して行える。
座部支持部材62は、金具本体62aの下端部に枢着した幅方向Y外側に突出する略鼓形状の下側支持ローラ621と、後側脚部4の長手方向中間部に枢着した幅方向Y内側に突出する筒状の支持ローラ622とで、後側脚部4における支持フレーム41,42間の弧状レール部43に対して長手方向に昇降可能に取り付けている(図7、図8参照)。
下側支持ローラ621は、該下側支持ローラ621の軸中心部に挿通した支持軸623にて自由回転可能に支持され、前記弧状レール部43に対して昇降可能に係合している。
該下側支持ローラ621の一端側幅方向Y内側に突出した支持軸623の一端は、金具本体62aの下端部に形成したガイド孔62bに対してスライド可能に係合している。ガイド孔62bは、前後方向Xにおける前方側Xaから後方側Xbに向けて徐々に低くなる角度に傾斜している。
支持ローラ622は、該支持ローラ622の軸中心部に挿通した支持軸624にて自由回転可能に支持し、該支持軸624にて支持された支持ローラ622は、金具本体62aの長手方向中央部に形成した弧状のガイド孔62cに対してスライド可能に係合している。
支持ローラ622の他端側に突出した支持軸624の他端は、後側脚部4における後側連結杆4dの後端を枢着した枢着部625に固定している。
ガイド孔62cは、弧状レール部43に対して前後逆向きとなる弧形状に形成するとともに、座部6を最下段、及び最上段に昇降する昇降距離と対応する長さに形成している。
次に、上述の座部支持部材62により座部6を昇降する動作について説明する。
先ず、座部6を最下段から最上段へ上昇移動する際、座部支持部材62が弧状レール部43に沿って上方へ移動するとともに、座部支持部材62の下端部が上方へ移動しながら前方側Xaへ移動する動作に伴って、下側支持ローラ621が弧状レール部43に沿って該弧状レール部43の下端側から上端側に向けて移動する。
座部6の上昇移動に伴って、座部支持部材62に取り付けた支持ローラ622がガイド孔62cに沿って該ガイド孔62cの下端側へ移動し、支持軸623がガイド孔62bに沿って該ガイド孔62bの下端側へ移動する。
一方、座部6を最上段から最下段へ下降移動する際、座部支持部材62が弧状レール部43に沿って下方へ移動するとともに、座部支持部材62の下端部が下方へ移動しながら後方側Xbへ移動する動作に伴って、下側支持ローラ621が弧状レール部43に沿って該弧状レール部43の上端側から下端側に向けて移動する。
座部6の下降移動に伴って、座部支持部材62に取り付けた支持ローラ622がガイド孔62cに沿って該ガイド孔62cの上端側へ移動し、支持軸623がガイド孔62bに沿って該ガイド孔62bの上端側へ移動する。
これにより、座部支持部材62の取り付け姿勢を変位させることなく、所定の取り付け姿勢を保ったまま昇降方向Zへ移動させることができるので、左右の座部支持部材62にて支持された座部6を、座面が水平となる状態に保ちながら上下動することができる(図7、図10参照)。
座部ロック部材63は、金具本体63aの上端部を、座部補強ジョイント611の下端部よりも上方で、該座部支持部材62の上端部よりも下方の位置に軸支した根角ボルト59に対して前後方向Xに前後回動可能に枢着している。
根角ボルト59の両端は、座部支持部材62における金具本体62aの上端側側面と、座部高さ調節レバー64におけるレバー本体64aの上端部に対して水平に連結している。
根角ボルト59における座部支持部材62と座部高さ調節レバー64との間の軸上には、係止解除部材67と、幅方向Y内側の脚部挟持部材68と、幅方向Y外側の脚部挟持部材69とを、幅方向Y内側から幅方向Y外側に向けてこの順に取り付けている。
幅方向Y内側の脚部挟持部材68と、上述の座部支持部材62との間の根角ボルト59上に、上述の座部ロック部材63の上端部を前後方向Xに前後回動可能に取り付けている。
係止解除部材67は、後側脚部4と座部ロック部材63との間に配置され、根角ボルト59における後側脚部4よりも幅方向Y内側で、座部ロック部材63よりも幅方向Y外側の軸上に一体的に固定している(図7、図8参照)。
係止解除部材67の一部周面には、座部ロック部材63における金具本体63aの係止解除片63eに対して当接されるカム部67aを径外方向に向けて突出している。係止解除部材67における幅方向Y外側の端面部には、脚部挟持部材68における幅方向Y内側の端面部を相対回転が許容される状態に嵌合している。
脚部挟持部材68、及び脚部挟持部材69は、座部高さ調節レバー64と係止解除部材67との間に配置され、根角ボルト59における長手方向中間部の軸上に、後側脚部4の支持フレーム41,42を幅方向Yに挟み込むように取り付けている。つまり、脚部挟持部材68を幅方向Y外側に配置し、脚部挟持部材69を幅方向Y内側に配置するとともに、根角ボルト59に対して軸方向にスライド可能に取り付けている。
脚部挟持部材68、及び脚部挟持部材69の対向端面には、互いに係合される孔部68a,69aと軸部68b,69bを形成している。孔部68a,69a、及び軸部68b,69bは、脚部挟持部材68、及び脚部挟持部材69による支持フレーム41,42の挟持動作が許容される長さ互いに係合している。
脚部挟持部材68、及び脚部挟持部材69の支持フレーム41,42を挟持するフレーム挟持面は、昇降方向Zと直交する面で切断した断面形状が略鼓形状となるように形成され、支持フレーム41,42の弧状レール部43側の内側周面と対応して滑らから曲面に形成している。
脚部挟持部材69における幅方向Y外側の端面部には、座部高さ調節レバー64におけるカム受け部64bのカム部64dと対応して、幅方向Y外側に向けて突出する扇状のカム部69dを形成している(図7、図9参照)。
カム部69dは、脚部挟持部材69の中心部に挿通した根角ボルト59を中心として、周方向に所定間隔を隔てて3箇所配置するとともに、挟持解除方向Kから挟持方向Lに向けて徐々に高くなるカム形状に形成している。
脚部挟持部材69における幅方向Y外側の中央部には、座部高さ調節レバー64におけるカム受け部64bと対向してコイルスプリング69eを装填している。
コイルスプリング69eは、その蓄積された弾性により、脚部挟持部材68、及び脚部挟持部材69を後側脚部4における支持フレーム41,42間の内側周面に対して幅方向Y内側に押し付けるとともに、該脚部挟持部材68、及び脚部挟持部材69を、支持フレーム41,42間の弧状レール部43に沿って昇降方向Zへ上下移動が許容される状態に押付けている。
金具本体63aの前方側Xa縁部には、後側脚部4の上側支持ローラ622に対して係止される凹状の被係止部63b,63c,63dを、金具本体63aの下端部から上端部に向けて所定間隔を隔てて形成している。
金具本体63aの上端側後縁部には、係止解除部材67のカム部67aが当接される係止解除片63eを、該金具本体63aの上端側後縁部を幅方向Y外側に折り曲げて形成している。
座部補強ジョイント611の内部には、座部ロック部材63の下端側を前方側Xaへ回動付勢するためのスプリング63fを装填している。スプリング63fの一端は、座部補強ジョイント611の下端側内壁部に係止しており、該スプリング63fの他端は、金具本体63aの前方側Xaに突出する上端側突出部分に固定した軸部63gに係止している。
すなわち、座部ロック部材63は、スプリング63fの弾性により、根角ボルト59を中心として前方側Xaに向けて回動付勢している。
座部高さ調節レバー64は、利用者の手により操作可能な大きさ、及び形状に形成したレバー本体64aの上端側に、脚部挟持部材69のカム部69dを受けるカム受け部64bを形成し、該レバー本体64aの下端側に、ロック解除レバー65の本体部65aを収容する収容部64cを形成している(図8参照)。
カム受け部64bにおける幅方向Y内側の端面部には、脚部挟持部材69のカム部69dと対応して、幅方向Y内側に向けて突出する扇状のカム部64dを形成している。
カム部64dは、カム受け部64bの中心部に挿通した根角ボルト59を中心として、周方向に所定間隔を隔てて3箇所配置するとともに、挟持方向Lから挟持解除方向Kに向けて徐々に高くなるカム形状に形成している。
解除レバー65は、レバー本体64aの収容部64cに収容される本体部65aと、該本体部65aの一部を側方に突出して形成した操作突起65bと、本体部65aの先端側中央部に突出した凸状の係止部65cとを備えている。
本体部65aは、収容部64cに対してスライド可能に収容され、操作突起65bは、収容部64cの一部側面を開口して形成した開口部64eより側方に向けて所定長さ突出している。
凸状の係止部65cは、カム受け部64bに収容された脚部挟持部材69の周面と対向して突出され、該脚部挟持部材69の一部周面に形成した凹状の被係止部69cに対して係止される形状に形成している。
収容部64cにおける本体部65aの後端側に装填したコイルスプリング66は、解除レバー65の全体を、該解除レバー65の係止部65cがカム側の周面に対して押し当てられる方向に常時付勢している。
上述の座部高さ調節レバー64を回動操作する方法について説明すると、座部高さ調節レバー64をロック位置に回動操作した際、コイルスプリング66の付勢力によって、解除レバー65の係止部65cが脚部挟持部材69の被係止部69cに係止されるので、座部高さ調節レバー64が回動不可にロック固定される。
座部高さ調節レバー64のロック固定を解除する場合、コイルスプリング66に抗して、解除レバー65の操作突起65bを引き下げ操作し、解除レバー65の係止部65cを脚部挟持部材69の被係止部69cから抜き取ることにより、座部高さ調節レバー64のロック固定が解除される(図9の二点鎖線参照)。
ロック解除された座部高さ調節レバー64を、根角ボルト59を中心として挟持解除方向Kに向けて回動操作すると、解除レバー65の係止部65cが脚部挟持部材69の周面に乗り上げ、ロック解除した状態に保つことができる。
次に、上述の座部高さ調節機構60により座部6を所望の高さ位置に上下調節する際の操作方法について説明する。
先ず、ロック解除レバー65を押し下げて、座部高さ調節レバー64のロック固定を解除した後、座部高さ調節レバー64を挟持解除方向Kへ回動操作し、座部高さ調節レバー64のカム部64dと、脚部挟持部材69のカム部69dとを、根角ボルト59を中心として周方向に相対移動させ、カム部64dとカム部69dを互い違いとなる状態に嵌合して、カム部64d,69dの幅方向Yに対する当接を解除する(図9、図10参照)。
脚部挟持部材68が幅方向Y内側に向けて移動可能で、脚部挟持部材69が幅方向Y外側に向けて移動可能となるため、脚部挟持部材68、及び脚部挟持部材69による支持フレーム41,42の挟持固定が解除される(図10参照)。
これにより、座部6を、弧状レール部43に沿って昇降方向Zに上下動することができる。
座部高さ調節レバー64をさらに挟持解除方向Kへ回動操作して、根角ボルト59に固定した係止解除部材67のカム部67aを座部ロック部材63の係止解除片63eに当接する。カム部67aの係止解除片63eに対する当接により、座部高さ調節レバー64の回動操作に伴って、座部ロック部材63が挟持解除方向Kに向けて一体的に回動する(図11参照)。
座部ロック部材63を挟持解除方向Kへ回動して、座部ロック部材63の被係止部63b,63c,63dを、後側脚部4の上側支持ローラ622から離脱させるので、座部ロック部材63によるロック固定が解除され、座部6を支持する左右の座部支持部材62を、左右の後側脚部4に形成した弧状レール部43に沿って昇降方向Zへ上下移動することができる。
次に、座部6を所望の高さ位置にロック固定する際、座部高さ調節レバー64を挟持方向Lへ回動操作するとともに、スプリング63fの付勢力を利用して、座部ロック部材63を挟持方向L(前方側Xa)へ回動する(図11参照)。
座部ロック部材63に形成したいずれか一つの被係止部63b,63c,63dを、後側脚部4の上側支持ローラ622に係止して、座部6を支持する左右の座部支持部材62を所望の高さ位置にロック固定する。
さらに、座部高さ調節レバー64を挟持方向Lへ回動操作する際、座部高さ調節レバー64のカム部64dと脚部挟持部材69のカム部69dとの軸方向端面(高い部分)を互いに当接するとともに、脚部挟持部材68を幅方向Y外側に向けて移動させ、脚部挟持部材69を幅方向Y内側に向けて移動させる(図7、図9参照)。
脚部挟持部材68、及び脚部挟持部材69を後側脚部4における支持フレーム41,42間の内側周面に対して幅方向Yに押し付ける。その押し付け時において、コイルスプリング69eに蓄積された復元力が相乗して得られるため、該脚部挟持部材68、及び脚部挟持部材69により支持フレーム41,42を幅方向Yに対してより強固に挟持することができる(図7参照)。
これにより、座部6を支持する左右の座部支持部材62が所望の高さ位置にロック固定されるため、座部6を、利用者の身長に応じて所望の高さ位置により強固にロック固定することができ、座部6がガタ付くことを防止できる。
この結果、利用者の身長に応じて、座部6の高さを段階的(具体的には3段階)に上下調節することができるうえ、利用者の着座が楽に行える高さ位置に設定することができる。
しかも、座部6を所望の高さ位置に固定する操作と、該座部6を所望の高さに上下動する操作とを、車本体2の両側部に取り付けた左右一対の座部高さ調節レバー64にて行うことができる。
つまり、例えば、座部6を所望の高さ位置に固定する固定手段と、該座部6を所望の高さ位置に上下動する昇降手段とを備える必要がなく、上述した二つの操作が座部高さ調節レバー64にて行えるため、座部6を所望の高さに上下調節する操作が簡単に行えるうえ、歩行車1全体の構造を簡素化して、該歩行車1の製造、及び組み立てを容易にすることができる。
さらに、座部6を支持する左右の座部支持部材62を、金具本体62aの下端部に枢着した幅方向Y外側に突出する略鼓形状の下側支持ローラ621と、後側脚部4の長手方向中間部に枢着した幅方向Y内側に突出する筒状の支持ローラ622とで、後側脚部4における支持フレーム41,42間の弧状レール部43に対して昇降可能に取り付けている。
これにより、左右の座部支持部材62にて支持された座部6を、座面が水平となる状態に保ちながら所望する高さ際にスムースに上下動することができ、利用者の着座が楽に行える状態を常に保つことができる。
さらにまた、座部6にかかる荷重の一部を、後側脚部4における弧状の支持フレーム42にて受けるため、着座時において、座部高さ調節機構60に付与される負担が軽減され、座部6を所望の高さ位置に固定した状態を保つのに必要な強度を確保することができる。
さらにまた、後側脚部4における支持フレーム41,42間の弧状レール部43は、後方側Xbに向けて張り出す滑らかな弧状を有しているので、座部6を弧状レール部43に沿って下方へ移動する程、車本体2の後方側Xbへ突き出すことになる。
これにより、座部6が車本体2の前方側Xaに入り込んでいるよりも、座部6が車本体2の後方側Xbに突き出している方が座り易く、利用者の着座が楽に行える。
この発明の構成と、前記実施形態との対応において、
この発明の軸部材は、実施形態の根角ボルト59に対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、請求項に示される技術思想に基づいて応用することができ、多くの実施の形態を得ることができる。
例えば、利用者の左右肘部を当てるための肘掛け台を、ハンドル部7における左右のホルダー部7bに取り付けてもよい。この場合、歩行時において、利用者の左右肘部を、ハンドル部7に取り付けた左右の肘掛け台に当てて身体を支えるので、利用者の足や腰等に与える負担を軽減することができる。
X…前後方向
Xa…前方側
Xb…後方側
Y…幅方向
Z…昇降方向
K…挟持解除方向
L…挟持方向
1…歩行車
2…車本体
3…前側脚部
4…後側脚部
41,42…支持フレーム
43…弧状レール部
5…連結部材
6…座部
59…根角ボルト
60…座席高さ調節機構
62…座部支持部材
62b,62c…ガイド孔
621…下側支持ローラ
622…上側支持ローラ
623,624…支持軸
63…座部ロック部材
63b,63c,63d…被係止部
63e…係止解除片
64…座部高さ調節レバー
64d…カム部
65…ロック解除レバー
67…係止解除部材
67a…カム部
68,69…脚部挟持部材
69d…カム部
7…ハンドル部
7c…ブレーキレバー
9…制動機構
9a…制動部材
9c…コイルスプリング
9e…ワイヤ
10…ワイヤジョイント
11…連結軸
12…揺動部材

Claims (5)

  1. 下端に車輪を枢着した前側斜め下方に延びる左右一対の前側脚部と、下端に車輪を枢着した後側斜め下方に延びる左右一対の後側脚部と、該前後脚部の上端側を連結する連結部材と、該連結部材の上端側に取り付けたハンドル部と、該後側脚部の幅方向内側に取り付けた座部とを、車本体に備えた歩行車であって、
    前記車本体における前記座部の幅方向両側部に、
    前記後側脚部の長手方向に対して昇降可能に取り付けられ、前記座部を座面が水平となる状態に支持する左右一対の座部支持部材を備え、
    前記後側脚部の両側部に、
    該後側脚部を幅方向に挟み込むように取り付けられ、該後側脚部を幅方向に挟持する一対の脚部挟持部材を備え、
    前記後側脚部の幅方向外側に、
    前記車本体の前後方向に対して回動可能に取り付けられ、前記一対の脚部挟持部材を前記後側脚部が挟持される幅方向に対して相対移動する座部高さ調節レバーを備えた
    歩行車。
  2. 前記後側脚部を、
    前記車本体の後側斜め下方に延びる弧状に形成した一対の支持フレームで構成し、
    該一対の支持フレームの間に、前記車本体の後方側下部から前方側上部に向けて弧状に湾曲する弧状レール部を備え、
    前記座部を支持する左右の座部支持部材の下端部に、
    前記後側脚部の弧状レール部に対して係合する下側支持ローラを備え、
    前記後側脚部の長手方向中間部に、
    前記座部支持部材の長手方向中央部に形成した前記弧状レール部と逆向きのガイド孔に対して係合する上側支持ローラを備え、
    前記下側支持ローラの軸中心部に挿通した支持軸の端部を、前記座部支持部材の下端部に形成した前記前方側から前記後方側に向けて低くなる角度に傾斜するガイド孔に対して係合した
    請求項1に記載の歩行車。
  3. 前記幅方向外側の脚部挟持部材と前記座部高さ調節レバーとの対向端部に、該幅方向に対して当接される形状に形成したカム部を周方向に所定間隔を隔てて複数設け、
    前記脚部挟持部材のカム部と前記座部高さ調節レバーのカム部を、
    前記座部高さ調節レバーを前記挟持方向に回動操作した際に互いに当接され、該座部高さ調節レバーを前記挟持方向と反対の挟持解除方向に回動操作した際に当接が回避されるカム形状に設定した
    請求項1又は2に記載の歩行車。
  4. 前記座部支持部材の上端部と前記座部高さ調節レバーの上端部とに、前記一対の脚部挟持部材を介して幅方向に挿通された軸部材を備え、
    前記幅方向内側の脚部挟持部材と前記座部支持部材との間の前記軸部材上に、前記座部高さ調節レバーにより前記前後方向に回動操作される座部ロック部材を取り付け、
    前記座部ロック部材に、
    前記上側支持ローラが係止される被係止部を設けるとともに、該被係止部を座部ロック部材の長手方向に対して所定間隔を隔てて複数設けた
    請求項1〜3のいずれか一つに記載の歩行車。
  5. 前記幅方向内側の脚部挟持部材と前記座部ロック部材との間の前記軸部材上に、前記座部高さ調節レバーと一体的に回動する係止解除部材を取り付け、
    前記係止解除部材の周面に、
    前記座部高さ調節レバーの前記挟持解除方向の回動操作により、前記前記座部ロック部材に対して前記挟持解除方向に当接されるカム部を径外方向に向けて突出した
    請求項1〜4のいずれか一つに記載の歩行車。
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