JP2015076728A - 画像形成装置及び画像形成システム - Google Patents

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Abstract

【課題】画像データの管理の手間を省くことができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置100はネットワークを介してサーバ装置300に接続される。この画像形成装置100は、画像データに基づいて記録媒体に画像を形成するための画像形成部と、画像データを読取るための画像読取部とを含む。画像形成装置100は画像読取部が画像データを読取ったことに応答して、画像読取部により読取られた画像データを、当該画像データを識別する識別情報を付してサーバ装置300に記憶させる。画像形成装置100はさらに、画像読取部により読取られた画像データに基づいて記録媒体に画像形成部が画像を形成するときに、当該画像データの識別情報を当該記録媒体に記録する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置及び画像形成システムに関し、特に、画像データの読取り機能を有する画像形成装置及び画像形成システムに関する。
情報機器の一種として、多くの事業所(会社、事務所等)に画像形成装置(代表的には複写機)が導入されている。このような画像形成装置の1つである複合機(MFP(Multifunction Peripheral))のように、コピーモード、画像通信モード(代表的にはファクシミリモード)、ネットワーク対応のプリントモード、及びスキャナモードのような複数の動作モードを有するものも多くなってきている。
また従来、ネットワークを介して接続された外部のサーバ装置と通信し、このサーバ装置に記憶されている画像データを印刷することが可能な画像形成装置が知られている。
後掲の特許文献1はこうした画像形成装置を開示する。特許文献1の画像形成装置はデジタル複合機であり、ネットワークを介してサーバ装置と接続されている。サーバ装置には、カタログ及び仕様書等の最新バージョンの資料が保存されている。デジタル複合機は、カタログ及び仕様書等の資料のバージョンアップ情報を管理し、複写時に最新バージョンの資料をサーバ装置から取得して印刷する。
特開2007−266962号公報
画像データを修正等して基データを更新した場合、これを管理する必要がある。従来は、ユーザ各人がその都度、保存先、名称等を指定して更新データを保存していた。こうした作業はユーザにとって手間であった。
特許文献1の画像形成装置は、複写時に最新バージョンの資料を印刷できるものの、最新バージョンの資料をどのようにしてサーバ装置に保存するかについては何ら記載がない。そのため、特許文献1に開示の技術ではこうした問題は解決できない。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、本発明の1つの目的は、画像データの管理の手間を省くことができる画像形成装置及び画像形成システムを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の第1の局面に係る画像形成装置は、ネットワークを介して外部記憶装置に接続される画像形成装置である。この画像形成装置は、画像データに基づいて記録媒体に画像を形成するための画像形成手段と、画像データを読取るための読取手段と、読取手段が画像データを読取ったことに応答して、読取手段により読取られた画像データを、当該画像データを一意に識別する識別情報を付して外部記憶装置に記憶させるための手段と、読取手段により読取られた画像データに基づいて記録媒体に画像形成手段が画像を形成するときに、当該画像データの識別情報を当該記録媒体に記録するための識別情報記録手段とを含む。
読取手段が画像データを読取ると、画像形成装置は、読取手段により読取られた画像データを、当該画像データを一意に識別する識別情報を付して外部記憶装置に記憶させる。画像データを修正等して基データが更新された場合に、更新された画像データを読取ることによってこの更新された画像データが外部記憶装置に記憶される。画像形成装置は、読取手段により読取られた画像データに基づいて記録媒体に画像を形成する。このとき、画像形成装置は画像データの識別情報を記録媒体に記録する。このように、画像データを読取ることによって画像データを所定の外部記憶装置に記憶させることができるので、画像データを容易に管理できる。したがって、画像データの管理の手間を省くことができる。
好ましくは、画像形成装置は、読取手段により読取られた画像データから識別情報を取得するための識別情報取得手段と、識別情報取得手段により取得された識別情報に基づいて外部記憶装置と通信し、読取手段により読取られた画像データと、当該画像データから取得された識別情報が示す、外部記憶装置に記憶されている画像データとを比較することにより、読取られた画像データが外部記憶装置に記憶されている画像データに対して変更されているか否かを判定するための判定手段と、判定手段による判定結果が肯定であることに応答して、外部記憶装置に記憶されている画像データを読取られた画像データに更新するための更新手段とをさらに含む。
画像形成装置は、読取手段により読取られた画像データから識別情報を取得すると、取得された識別情報に基づいて外部記憶装置と通信する。画像形成装置は、読取手段により読取られた画像データと、当該画像データから取得された識別情報が示す、外部記憶装置に記憶されている画像データとを比較することにより、読取られた画像データが変更(修正)されているか否かを判定する。読取られた画像データが変更(修正)されている場合、画像形成装置は外部記憶装置に記憶されている画像データを読取られた画像データに更新する。これにより、外部記憶装置に記憶された画像データを自動的に更新できるので、画像データの管理の手間を効果的に省くことができる。
より好ましくは、識別情報は当該識別情報が示す画像データのバージョン情報を含み、識別情報記録手段は、バージョン情報を含む識別情報を記録媒体に記録するための手段を含む。これにより、古いバージョンの画像データも利用できる。
さらに好ましくは、識別情報は当該識別情報が示す画像データのバージョン情報を含み、記憶させるための手段は、読取手段により読取られた画像データを、バージョン情報を含む識別情報を付して外部記憶装置に記憶させるための手段を含む。これにより、古いバージョンの画像データも利用できる。
さらに好ましくは、識別情報は当該識別情報を読取り可能な画像パターンとして記録媒体に記録されるとともに、記録媒体に記録される識別情報は複数種類の画像パターンを有し、画像形成装置は、識別情報の画像パターンをユーザに選択させるための選択手段をさらに含む。これにより、セキュリティの必要度に応じて識別情報の画像パターンを使い分けることができる。
さらに好ましくは、判定手段による判定結果が肯定であることに応答して、読取られた画像データと外部記憶装置に記憶されている画像データとの比較に基づいて画像が変更された変更領域を検出するための手段をさらに含み、更新手段は、外部記憶装置に記憶されている画像データのうち検出された変更領域のみを更新することにより、読取られた画像データに更新するための手段を含む。これにより、画像形成装置と外部記憶装置との間の通信量を低減できるので、画像データの更新が容易になる。
さらに好ましくは、画像形成装置は、読取手段により読取られた、識別情報が記録された記録媒体の画像データを表示するための表示手段と、表示手段により表示された画像データを修正するための手段とをさらに含む。
本発明の第2の局面に係る画像形成システムは、それぞれ、ネットワークを介して外部記憶装置に接続される画像形成装置及び情報処理装置を含む画像形成システムである。この画像形成システムにおいて、画像形成装置は、画像データに基づいて記録媒体に画像を形成するための画像形成手段と、画像データを読取るための読取手段と、読取手段が画像データを読取ったことに応答して、読取手段により読取られた画像データを、当該画像データを一意に識別する識別情報を付して外部記憶装置に記憶させるための手段と、読取手段により読取られた画像データに基づいて記録媒体に画像形成手段が画像を形成するときに、当該画像データの識別情報を当該記録媒体に記録するための識別情報記録手段とを含む。情報処理装置は、外部記憶装置に記憶されている画像データを修正するための手段を含む。
以上より、本発明によれば、画像データの管理の手間を省くことができる画像形成装置及び画像形成システムを得ることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る画像形成システムの全体構成を示す図である。 図1に示す画像形成システムの構成を説明するための図である。 識別コード(バーコード)が記録用紙の右下隅に記録された状態を示す図である。 図1に示す画像形成装置のハードウェア構成を示す制御ブロック図である。 図1に示す端末装置のハードウェア構成を示す制御ブロック図である。 図1に示すサーバ装置のハードウェア構成を示す制御ブロック図である。 図1に示す画像形成装置で実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 図1に示す画像形成装置で実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 図1に示す画像形成システムの動作を説明するための図である。 コピーモード時にタッチパネルディスプレイに表示される画面の一例を示す図である。 プレビュー表示を行なう画面の一例を示す図である。 本発明の第4の実施の形態に係る画像形成装置において、タッチパネルディスプレイに表示されるセキュリティ認証画面の一例を示す図である。 タッチパネルディスプレイに表示されるクラウド閲覧画面の一例を示す図である。 タッチパネルディスプレイに表示されるプリント画面の一例を示す図である。 識別コード(二次元コード)が記録用紙の右下隅に記録された状態を示す図である。
以下の実施の形態では、同一の部品には同一の参照番号を付してある。それらの機能及び名称も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
(第1の実施の形態)
図1を参照して、本実施の形態に係る画像形成システム80は、画像形成装置100、端末装置200(端末装置200a及び200b)、並びにサーバ装置300を含む。画像形成装置100は、例えばコピー機能、スキャナ機能、及びプリンタ機能等を備える複合機(MFP)である。なお、画像形成装置100は、レーザー光を露光に利用する、所謂レーザー方式(電子写真方式)の印刷機能を備える。しかし、他の形式の印刷機能を備えたものであってもよい。端末装置200は、情報処理装置の一種であるパーソナルコンピュータ(PC)である。サーバ装置300は、画像データを蓄積(記憶)するデータ蓄積サーバである。
これらの画像形成装置100、端末装置200及びサーバ装置300は、ネットワークを介して相互に通信可能に接続されている。具体的には、画像形成装置100はローカルネットワーク50及び電話回線網70に接続される。ローカルネットワーク50には端末装置200が接続されている。電話回線網70には外部のファクシミリ装置40が接続されている。ローカルネットワーク50はさらに、ゲートウェイ(図示せず。)及びインターネット60を介してサーバ装置300及びインターネットファクシミリ装置42(以下「ファクシミリ装置42」と呼ぶ。)が接続されている。画像形成装置100は、ファクシミリ装置40及び42との間でFAXによる画像データの送受信を可能とし、端末装置200との間で電子メール等を利用した画像データの送受信を可能とする。画像形成装置100はさらに、サーバ装置300との間で画像データ等の送受信を可能とする。
なお、本実施の形態における「画像データ」は、写真画像、イラスト画像等の画像データ、及び文書画像等の画像データ(文書データ)を含む。また、図1に示した端末装置200及びサーバ装置300の台数及び配置は一例であって、図1に示した台数及び配置に限定されるものではない。
図2を参照して、画像形成装置100はネットワーク上のサーバ装置300(以下「クラウド」と呼ぶ場合がある。)と接続され、サーバ装置300は各ユーザの端末装置200と接続される。画像形成装置100は原稿の画像を読取る(スキャンする)と、読取った画像データに基づいて記録用紙に画像を形成する。その際、画像形成装置100は当該画像(画像データ)を識別する識別情報を含む識別コード90を記録用紙の所定領域に記録する。画像形成装置100は、読取った画像データに識別情報を付して、その画像データをネットワーク上のサーバ装置300に送信する。サーバ装置300は送信された画像データを識別情報と関連付けて記憶する。サーバ装置300には、画像データとその識別情報とが関連付けながら蓄積される。識別情報は、当該画像データが記憶されるインターネット上の所在を示すURL(Uniform Resource Locator)情報を含む。このURL情報には画像データのファイル名が含まれる。
図3を参照して、識別コード90は例えばバーコードであり、記録用紙の右下隅に記録される。このように、画像データを識別する識別情報は、コード化されて記録用紙に記録される。
再び図2を参照して、端末装置200はサーバ装置300に蓄積された画像データにアクセス可能である。そのため、特定のユーザ間でサーバ装置300に蓄積された画像データを共有すれば、メール又はFAX等を用いずに電子データのやり取りが可能となる。さらにサーバ装置300に蓄積された画像データを画像形成装置100で印刷することにより、スキャンの繰返しによる画像劣化を防止できる。
識別コード90が記録された記録用紙(原稿)の内容が更新された場合、当該記録用紙の更新された画像を画像形成装置100が読取ると、画像形成装置100は読取った画像データから識別コード90に含まれる識別情報を取得する。例えば、識別コード90が記録された記録用紙(原稿)にペン等で文字等を手書き(追記)したり、画像の一部を削除したりすることによって修正(変更)した場合、原稿の内容が更新(例えばVer.1からVer.2に更新)される。画像形成装置100は取得した識別情報(URL情報)に基づいて、サーバ装置300に記憶されている画像データにアクセスし、読取った画像データとサーバ装置300に記憶されている画像データとを照合する。読取った画像データがサーバ装置300に記憶されている画像データに対して更新(変更)されている場合、画像形成装置100はサーバ装置300に記憶されている画像データを読取った画像データで書換える。
[ハードウェア構成]
〈画像形成装置100〉
図4を参照して、画像形成装置100は、画像形成装置100全体を制御する制御部102、揮発性の記憶装置であるRAM(Random Access Memory)104、コンピュータプログラム等を記憶するためのROM(Read Only Memory)106、及び通電が遮断された場合にもデータを保持する不揮発性の記憶部108を含む。画像形成装置100はさらに、画像読取部110、画像メモリ112、画像処理部114、画像形成部116、管理部118、操作部120、後処理部122、ファックスモデム124、及び通信インターフェイス(以下「インターフェイス」を「IF」と記す。)126を含む。
制御部102は、CPU(Central Processing Unit)等の処理装置である。ROM106は、フォント用ROM、プログラム用ROM、及びデータ用ROM(以上、いずれも図示せず。)を含む。記憶部108は、例えばハードディスクドライブ又はフラッシュメモリ等である。制御部102にはバスライン128が接続されており、このバスライン128にはRAM104、ROM106及び記憶部108が電気的に接続される。バスライン128には、さらに、画像読取部110、画像メモリ112、画像処理部114、画像形成部116、管理部118、操作部120、後処理部122、ファックスモデム124、及び通信IF126が電気的に接続される。
制御部102は、操作部120等からの指示に応じて各種コンピュータプログラムを実行することによって、画像形成装置100の各部の動作、並びに端末装置200及びサーバ装置300等の外部機器との通信等の所望の処理を実行する。上記の各種コンピュータプログラムは、予めROM106又は記憶部108に記憶されており、所望の処理の実行時において、当該ROM106又は記憶部108から読出されてRAM104に転送される。制御部102はRAM104の一部を作業領域としてプログラムを実行する。すなわち、制御部102は、ROM106又は記憶部108に格納されているコンピュータプログラムにしたがって画像形成装置100を構成する各部の制御を行ない、画像形成装置100の各機能を実現する。
画像読取部110は、画像を読取るためのCCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)と、原稿台、自動原稿送り装置(ADF)等にセットされた原稿を検知する原稿検知センサとを含み、原稿を読取って画像データを入力する。画像データは画像メモリ112に一時的に記憶される。
画像処理部114は、読取った画像データに対して、種々の画像処理を実行する。画像形成部116は、画像データを記録用紙に印刷する。画像データは、必要に応じて記憶部108に記憶される。管理部118は、画像形成装置100の制御情報、設定情報等を記憶して管理する。すなわち、管理部118には、制御部102によって制御される各機能部に関する情報が管理されている。
操作部120は、タッチパネルディスプレイ及び操作キー部(以上いずれも図示せず。)を含む。タッチパネルディスプレイは、液晶パネル等で構成された表示パネルと、表示パネルの上に配置され、タッチされた位置を検出するタッチパネルとを含む。操作キー部には、図示しないいくつかの機能キーが配置される。操作部120はまた、ユーザによる画像形成装置100に対する指示等の入力を受付ける。ユーザは、タッチパネルディスプレイに表示される画面によって、画像形成装置100の状態及びジョブの処理状況等の確認を行なう。タッチパネルディスプレイに表示されたキーを、表示パネルに重ねられたタッチパネル上で選択する(タッチパネル上の該当部分にタッチする)ことによって、画像形成装置100の機能設定及び動作指示等ができる。またユーザは、画像処理中のジョブを中断して別のジョブを割込ませるための割込み指示を操作部120から行なうこともできる。
後処理部122は、後処理として記録用紙をステープル留めするステープル処理、及び記録用紙にパンチ穴をあけるパンチ処理に対応可能である。ファックスモデム124は、電話回線網70に接続され、この電話回線網70を介してファクシミリ通信を行なうためのインターフェイスである。通信IF126は、外部のネットワークに接続され、画像形成装置100がネットワークを介して外部機器と通信するためのインターフェイスである。本実施の形態では、通信IF126はローカルネットワーク50に接続され、ローカルネットワーク50を介してインターネット60に接続される。ただし、通信IF126は直接インターネット60に接続される構成であってもよい。
以下、画像形成装置100が搭載している機能(プリンタ機能、コピー機能、スキャナ機能、及びファクシミリ機能)を実行する各モードについて簡単に説明する。
《プリンタモード》
画像形成装置100をプリンタとして利用する場合には、通信IF126を介して受信した画像データが画像メモリ112等を介して画像形成部116から出力される。
通信IF126は、例えば、ローカルネットワーク50に接続されたコンピュータ等から画像データを受信する。受信された画像データは、出力画像データとしてページ単位に画像メモリ112に送られた後、記憶部108に記憶される。その後、記憶部108に記憶された画像データが適切なタイミングで順次読出されて画像メモリ112に送られる。そして、画像形成部116での画像形成のタイミングに合わせて、画像データは画像形成部116へと伝送される。
記録用紙を給紙する給紙部(図示せず。)では、記録用紙がピックアップローラによって引き出され、複数の搬送用ローラによって、画像形成部116まで搬送される。画像形成部116では、帯電された感光体ドラムを入力された画像データに応じて露光することにより、感光体ドラムの表面に、画像データに応じた静電潜像を形成する。感光体ドラム上の静電潜像部分にトナーを付着させた後、トナーによる画像を、転写ベルトを介して、搬送された記録用紙に転写させる。その後、記録用紙は加熱及び加圧され(これにより記録用紙に画像が定着する)、排紙トレイ(図示せず。)に排出される。
《コピーモード》
画像形成装置100を複写機(コピー機)として利用する場合には、画像読取部110によって読取られた原稿の画像データが、画像形成部116から複写物として出力される。
画像読取部110に装備されたCCDにより、読取位置にセットされた原稿の画像を電子的に読取ることができる。読取られた画像データは、画像メモリ112上に出力データ(印刷用データ)として完成された後、記憶部108に記憶される。原稿が複数ある場合には、この読取り動作及び記憶動作が繰返される。その後、操作部120から指示された処理モードに基づいて、記憶部108に記憶された画像データが適切なタイミングで順次読出されて画像メモリ112に送られる。そして、上記したプリンタモードと同様に、画像データは画像形成部116へと伝送され、画像形成が行なわれる。
読取った画像データを複数枚印刷する場合にも、同様に出力データとしてページ単位で記憶部108に記憶され、記憶部108から画像メモリ112に送られ、出力枚数の分だけ繰返し、画像形成のタイミングに合わせて画像形成部116へ伝送される。
《スキャナモード》
画像形成装置100を、例えばネットワークスキャナとして利用する場合には、画像読取部110において読取られた原稿の画像データを、通信IF126からネットワークを介してコンピュータ等へ送信する。この場合にも、画像読取部110に装備されたCCDにより原稿を電子的に読取る。そして、読取られた原稿の画像データは、画像メモリ112上に出力データとして完成された後、記憶部108に記憶される。その後、画像データは、再び記憶部108から画像メモリ112に送られ、操作部120を介して指定された送信先又は予め設定された送信先との通信を確立した上で、通信IF126から、指示された送信先へと送信される。
《ファクシミリモード》
画像形成装置100は、ファックスモデム124及び電話回線網70を介して外部のファクシミリ装置40とFAX送受信することができる。画像形成装置100はまた、通信IF126、ローカルネットワーク50及びインターネット60を介して外部のファクシミリ装置42とFAX送受信することもできる。
画像形成装置100をファクシミリ装置として使用する場合、ファクシミリ装置40又はファクシミリ装置42からFAX受信したデータを、画像データとして画像メモリ112上に形成し、上記と同様に、記憶部108への記憶、画像形成部116による印刷を実行することができる。また、画像形成装置100は、記憶部108から画像データを読出して、FAX通信用のデータ形式に変換して、ファックスモデム124及び電話回線網70を介して外部のファクシミリ装置40に送信することができる。さらに、画像形成装置100は、記憶部108から画像データを読出して、通信IF126、ローカルネットワーク50及びインターネット60を介して外部のファクシミリ装置42に送信することもできる。
〈端末装置200〉
図5を参照して、端末装置200は、CPU210、ROM220、RAM230、及びハードディスク(HDD)240を含む。端末装置200はさらに、光ディスク282が装着可能で、光ディスク282に対する情報の書込及び光ディスク282からの情報の読出が可能な光ディスクドライブ280、マウス252及びキーボード254との間の接続に関するインターフェイスを提供するための入力IF250、ディスプレイ262との間の接続に関するインターフェイスを提供するためのディスプレイIF260、及び有線又は無線(本実施の形態においては有線)によりネットワークへの接続を提供するネットワークIF270とを含む。CPU210にはバス290が接続され、このバス290にはROM220、RAM230及びHDD240が電気的に接続される。バス290には、さらに、光ディスクドライブ280、入力IF250、ディスプレイIF260及びネットワークIF270が電気的に接続される。
ROM220、RAM230、HDD240、光ディスクドライブ280、入力IF250、ディスプレイIF260及びネットワークIF270は、いずれもCPU210の制御のもとに協調して動作し、端末装置200において種々のアプリケーションによる処理を実現する。それらアプリケーションは、例えば、ワードプロセッサ文書作成処理、表計算文書作成処理、又はこれらの作成処理により作成された電子データを画像形成装置100へ送信する印刷処理等を含む。
端末装置200はさらに、ネットワークIF270等を介してサーバ装置300と通信し、サーバ装置300に蓄積されている画像データの取得及び閲覧等が可能に構成されている。
〈サーバ装置300〉
図6を参照して、サーバ装置300は、上述した端末装置200と同様の構成を備えるコンピュータである。このようなサーバ装置の構成部品には、いわゆるパーソナルコンピュータの構成部品よりも信頼性の高い部品が使用されている。
サーバ装置300は、CPU310、ROM320、RAM330、及びハードディスク(HDD)340を含む。サーバ装置300はさらに、光ディスク382が装着可能で、光ディスク382に対する情報の書込及び光ディスク382からの情報の読出が可能な光ディスクドライブ380、マウス352及びキーボード354との間の接続に関するインターフェイスを提供するための入力IF350、ディスプレイ362との間の接続に関するインターフェイスを提供するためのディスプレイIF360、及び有線又は無線(本実施の形態においては有線)によりネットワークへの接続を提供するネットワークIF370とを含む。CPU310にはバス390が接続され、このバス390にはROM320、RAM330及びHDD340が電気的に接続される。バス390には、さらに、光ディスクドライブ380、入力IF350、ディスプレイIF360及びネットワークIF370が電気的に接続される。
ROM320、RAM330、HDD340、光ディスクドライブ380、入力IF350、ディスプレイIF360及びネットワークIF370は、いずれもCPU310の制御のもとに協調して動作し、サーバ装置300において種々のアプリケーションによる処理を実現する。サーバ装置300はまた、ネットワークIF370及びネットワークを介して画像形成装置100と接続され、当該画像形成装置100から送信される画像データをその画像データに付された識別情報と関連付けてHDD340に記憶する。
[ソフトウェア構成]
画像形成装置100で読取った画像データをサーバ装置300へ送信してサーバ装置300に記憶し、サーバ装置300に記憶された画像データを更新する場合に、画像形成装置100で実行されるプログラムの制御構造について説明する。
図7に示されるプログラムは画像形成装置100で実行されるプログラムであり、スキャナモードにおいて原稿を読取る操作が検知されたことに応じて開始する。このプログラムは、画像読取部110に原稿から画像データを読取らせる(スキャンさせる)ステップS1000と、ステップS1000の後に実行され、読取った画像データに識別情報が含まれるか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS1010と、ステップS1010において、識別情報が含まれると判定された場合に実行され、識別情報を読込むステップS1020と、ステップS1020の後に実行され、読込んだ識別情報に基づいてサーバ装置300と通信し、当該サーバ装置300に記憶された画像データ(識別情報に対応する画像データ)にアクセスするステップS1030と、ステップS1030の後に実行され、読取った画像データとサーバ装置300に記憶されている画像データとを照合・比較するステップS1040と、ステップS1040の後に実行され、照合・比較の結果、読取った画像データがサーバ装置300に記憶されている画像データに対して修正されている(内容が変更されている)か否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS1050と、ステップS1050において、読取った画像データがサーバ装置300に記憶されている画像データに対して修正(変更)されていると判定された場合に実行され、サーバ装置300に記憶されている画像データを読取った画像データで書換える(更新する)ステップS1060とを含む。
ステップS1060の処理が終了すると、このプログラムの実行は終了する。ステップS1050において、読取った画像データがサーバ装置300に記憶されている画像データに対して修正されていないと判定された場合も、このプログラムの実行は終了する。
このプログラムはさらに、ステップS1010において、識別情報が含まれないと判定された場合に実行され、読取った画像データを識別する識別情報を生成するステップS1070を含む。ステップS1070では、読取った画像データのファイル名がユーザによって入力されると、そのファイル名を含む識別情報(URL情報)を生成する。
このプログラムはさらに、ステップS1070の後に実行され、サーバ装置300と通信するステップS1080と、ステップS1080の後に実行され、生成した識別情報を付して読取った画像データをサーバ装置300に送信し、画像データをその識別情報と関連付けて当該サーバ装置300に記憶させるステップS1090とを含む。ステップS1090の処理が終了すると、このプログラムの実行は終了する。
図8に示されるプログラムは画像形成装置100で実行されるプログラムであり、コピーモードにおいて原稿を読取る操作が検知されたことに応じて開始する。図8のプログラムにおいて、ステップS1100、ステップS1110、及びステップS1120における処理を除く各処理は、図7に示すコンピュータプログラムによって実行される各処理と同様である。以下、異なる部分について説明する。
このプログラムは、ステップS1060、又はステップS1090の後、或いはステップS1050において、読取った画像データがサーバ装置300に記憶されている画像データに対して修正されていないと判定された場合に実行され、識別情報(識別コード)を記録用紙に記録するよう設定されているか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS1100と、ステップS1100において、識別情報(識別コード)を記録用紙に記録するよう設定されていると判定された場合に実行され、読取った画像データに基づいて記録用紙に画像を形成し、当該記録用紙に識別コードを記録するステップS1110と、ステップS1100において、識別情報(識別コード)を記録用紙に記録するよう設定されていないと判定された場合に実行され、読取った画像データに基づいて、識別コードを記録せずに、記録用紙に画像を形成するステップS1120とを含む。ステップS1110及びステップS1120の処理が終了すると、このプログラムの実行は終了する。
[動作]
本実施の形態に係る画像形成システム80は以下のように動作する。以下の説明では、画像形成システム80の動作の内、本発明に関連する部分のみを説明する。他の動作は従来の動作と同様である。
画像形成装置100で原稿の画像を読取る場合、コピーモード及びスキャナモードのいずれであっても同様の動作となる。そのため、以下ではコピーモードで原稿の画像を読取る場合について説明する。また画像を読取る原稿には識別コード(識別情報)が記録されているものとする。すなわち、原稿に記録された識別情報が付された画像データがサーバ装置300に記憶されているものとする。
画像形成装置100は、原稿を読取ると(図8及び図9に示すステップS1000)、読取った画像データから識別情報(URL情報)を取得する(図8及び図9に示すステップS1020)。画像形成装置100は、取得したURL情報に基づいてサーバ装置300と通信し、サーバ装置300に記憶されている画像データにアクセスする(図8及び図9に示すステップS1030)。画像形成装置100は読取った画像データと、サーバ装置300に記憶されている画像データ(取得した識別情報と関連付けて記憶されている画像データ)とを照合・比較し(図8及び図9に示すステップS1040)、読取った画像データがサーバ装置300に記憶されている画像データに対して修正等が行なわれているか否かを判定する(図8に示すステップS1050)。
原稿に追記又は削除等の修正が加えられている場合、画像形成装置100は読取った画像データがサーバ装置300に記憶されている画像データに対して修正等が行なわれていると判定する(図8に示すステップS1050においてYES)。この場合、画像形成装置100はサーバ装置300に記憶されている画像データを読取った画像データで書換える。すなわち、サーバ装置300に記憶されている画像データを新たな画像データに更新する(図8に示すステップS1060、並びに図9に示すステップS1060a及びステップS1060b)。このように、修正された原稿を画像形成装置100の画像読取部110で読取ることによって、自動的にサーバ装置300に記憶されている画像データが更新される。
画像形成装置100は、読取った画像データに基づいて記録用紙に画像を形成する。その際、画像形成装置100は読取った画像データに基づく画像とともにその画像データの識別情報をコード化した識別コードを記録用紙に記録する。識別コード(識別情報)を記録用紙に記録するか否かは、画像形成装置100における設定によって選択可能である。識別情報を記録するよう設定されている場合(図8に示すステップS1100においてYES)、画像形成装置100は読取った画像データに基づく画像の形成時(印刷処理時)に記録用紙に識別コードを記録する(ステップS1110)。一方、識別情報を記録するよう設定されていない場合(図8に示すステップS1100においてNO)、画像形成装置100は読取った画像データに基づく画像の形成時(印刷処理時)に記録用紙に識別コードを記録しない(ステップS1120)。
画像形成装置100は、コピーモード、スキャナモード又はファクシミリモード等において読取った画像データを、操作部120のタッチパネルディスプレイにプレビュー表示することが可能である。図10を参照して、例えばコピーモードの画面400において、ユーザによるプレビューキー402の操作を受付けると、画像形成装置100はタッチパネルディスプレイの画面表示を画面400から図11に示す画面410に遷移させる。図11を参照して、画面410では読取った画像データがプレビュー表示される。
サーバ装置300に記憶(蓄積)されている画像データは、端末装置200からアクセスすることが可能である。図9を参照して、端末装置200はサーバ装置300と通信し、サーバ装置300への認証処理を実行する。具体的には、例えばユーザID及びパスワードの入力により、端末装置200は認証処理を実行する(ステップS2000)。端末装置200とサーバ装置300との間で認証が行なわれると、端末装置200はサーバ装置300に蓄積されている画像データにアクセスすることが可能となる(ステップS2010)。端末装置200は、サーバ装置300に蓄積された画像データを選択することによって、所望の画像データの閲覧及び取得が可能となる(ステップS2020)。取得した画像データは、本画像形成装置100又は他の画像形成装置を用いて印刷を行なうことができる(ステップS2030)。端末装置200のユーザが、取得した画像データを印刷し、印刷した記録用紙にペン等で書込を行なったものとする(ステップS2040)。書込がされた記録用紙(原稿)はその内容が更新されている。そのため、書込がされた記録用紙(原稿)を画像形成装置100の画像読取部110で読取ると、サーバ装置300に記憶されている画像データが、書込がされた記録用紙の画像データに書換えられる。
なお、端末装置200は、サーバ装置300から取得した画像データを印刷せずに端末装置200上で修正等を行なうことが可能である。端末装置200において、サーバ装置300から取得した画像データを例えば文書作成ソフト等のアプリケーションソフトを用いて修正(例えば削除又は書込)した場合(ステップS2100)、端末装置200はサーバ装置300と通信して(ステップS2110)、サーバ装置300に更新した画像データを保存させる。すなわち、端末装置200は更新した画像データに識別情報を付してサーバ装置300に送信する。サーバ装置300は、端末装置200から送信された画像データと、自機が記憶している画像データ(端末装置200から送信された画像データに付された識別情報と関連付けて記憶している画像データ)とを照合・比較し(ステップS2120)、送信された画像データが自機に記憶されている画像データに対して修正等が行なわれていると判定すると、記憶されている画像データを端末装置200から送信された画像データで書換える(ステップS2130、及びステップS2140)。
[作用・効果]
以上の説明から明らかなように、本実施の形態に係る画像形成システム80を利用することにより、以下に述べる効果を奏する。
画像読取部110が画像データを読取ると、画像形成装置100は読取られた画像データを、当該画像データを一意に識別する識別情報を付してサーバ装置300に記憶させる。画像データを修正等して基データが更新された場合、更新された画像データを読取ることによってこの更新された画像データがサーバ装置300に記憶される。画像形成装置100は、画像読取部110により読取られた画像データに基づいて記録用紙に画像を形成する。このとき、画像形成装置100は画像データの識別情報を記録用紙に記録する。画像形成装置100はさらに、画像読取部110により読取られた画像データから識別情報を取得すると、取得された識別情報に基づいてサーバ装置300と通信する。画像形成装置100は、読取られた画像データと、当該画像データから取得された識別情報が示す、サーバ装置300に記憶されている画像データとを比較することにより、読取られた画像データが変更(修正)されているか否かを判定する。読取られた画像データが変更(修正)されている場合、画像形成装置100はサーバ装置300に記憶されている画像データを読取られた画像データに更新する。
このように、画像データを読取ることによって画像データを所定のサーバ装置300に記憶させることができるので、画像データを容易に管理できる。さらに、サーバ装置300に記憶された画像データを自動的に更新できるので、画像データの管理の手間を効果的に省くことができる。したがって、画像データの管理の手間を省くことができる。さらにスキャンの繰返しによる画像の劣化も防止できる。
なお、本実施の形態に係る画像形成システム80では、サーバ装置300に画像データとその画像データの識別情報(URL情報)とが関連付けて記憶される。そのため、実際のURLとその文書(画像データ)に付されたURL情報とが同じであるか否かをデータ上でも判別することができる。そのため、例えば間違ったURL情報で画像データが認識された場合でも、その画像データに関連付けられたURL情報によって所望の画像データであるか否かを容易に判別することが可能となる。さらに、システム上でURL情報が万が一紛失した場合でも、画像データと関連付けて記憶された識別情報を用いてURL情報を復活させることもできる。
(第2の実施の形態)
本実施の形態に係る画像形成システムは、更新前(修正前)の画像データもサーバ装置(データ蓄積サーバ)に記憶される点において、サーバ装置に記憶されている画像データ(修正前の画像データ)が、更新後(修正後)の画像データに書換えられる第1の実施の形態に係る画像形成システムとは異なる。すなわち、本実施の形態では、古いバージョンの画像データもサーバ装置に記憶される。その他の点では、各画像形成システムは同一の構成である。
本実施の形態に係る画像形成装置は、識別コードが記録された記録用紙(原稿)の画像を読取ると、読取った画像データから識別コードに含まれる識別情報を取得する。画像形成装置は取得した識別情報(URL情報)に基づいて、サーバ装置に記憶されている画像データにアクセスし、読取った画像データとサーバ装置に記憶されている画像データとを照合する。読取った画像データがサーバ装置に記憶されている画像データに対して更新されている場合、画像形成装置は取得した識別情報に画像データのバージョン情報を付加した識別情報を新たに生成する。例えば、画像形成装置は取得した識別情報に含まれるファイル名に枝番号(連番)を付すことによって、バージョン情報を付加した識別情報を新たに生成する。具体的には、例えば識別情報(URL情報)の名称(ファイル名)部分を「Cloud_1.***」、「Cloud_2.***」・・・等とすることによって識別情報(URL情報)にバージョン情報が付加される。
画像形成装置は、更新された画像データに生成した識別情報を付してサーバ装置に送信する。サーバ装置は、画像形成装置から送信された画像データをその識別情報と関連付けて記憶する。更新された画像データに付された識別情報(URL情報)は、更新前の画像データの識別情報(URL情報)とは異なるため、更新後の画像データによって更新前の画像データが書換えられない。そのため、更新前の画像データ及び更新後の画像データの両方がサーバ装置に保存される。
さらに本画像形成装置は、記録用紙から読取った画像データが更新(修正)されている場合、当該記録用紙に記録されている識別コードを新たな識別コードに更新して記録用紙に記録する。すなわち、画像形成装置は、新たに生成した識別情報(URL情報)をコード化した識別コードを、記録用紙に記録されていた識別コードに代えて当該記録用紙に記録する。
なお、上記のように、識別情報(URL情報)の名称(ファイル名)部分を例えば「Cloud_1.***」、「Cloud_2.***」・・・等とすることによって、これらの識別情報(URL情報)を「Cloud」で関連付けることができる。
本実施の形態に係る画像形成システムでは、このような構成を有することによって、古いバージョンの画像データも印刷(利用)できる。
(第3の実施の形態)
本実施の形態に係る画像形成システムは、画像形成装置において、読取った画像データがサーバ装置に記憶されている画像データに対して変更(修正)されていると判定した場合に、サーバ装置に記憶されている画像データのうち変更された部分のみを更新させる点において、第1の実施の形態に係る画像形成システムとは異なる。その他の点では、各画像形成システムは同一の構成である。
本実施の形態に係る画像形成装置は、読取った画像データがサーバ装置に記憶されている画像データに対して変更されていると判定すると、読取った画像データとサーバ装置に記憶されている画像データとの比較に基づいて画像が変更された領域(変更領域)を検出する。画像形成装置は検出した変更領域のデータ(差分データ)をサーバ装置に送信する。サーバ装置は、画像形成装置から送信された変更領域のデータを受信し、その変更領域のデータを用いて記憶している画像データを更新する。すなわち、サーバ装置は、変更領域のデータを用いて記憶されている画像データのうち変更された部分のみを更新する。このようにして、本画像形成装置はサーバ装置に記憶されている画像データを読取った画像データに更新する。
本実施の形態では、サーバ装置に記憶されている画像データのうち変更された部分のみを更新するため、画像形成装置とサーバ装置との間の通信量を低減できる。そのため、画像データの更新が容易になる。さらに、解像度の低いプリンタ等で印刷した原稿を、修正後(例えば加筆後)にスキャンすることによってサーバ装置に記憶されている画像データを更新した場合、画像の劣化が生じるおそれがある。サーバ装置に記憶されている画像データのうち変更された部分のみを更新することによって、こうした画像の劣化を抑制できる。
(第4の実施の形態)
本実施の形態に係る画像形成システムは、画像形成装置においても、サーバ装置に蓄積されている画像データの閲覧・取得が可能である点において、第1〜第3の実施の形態とは異なる。その他の点では、各画像形成システムは同一の構成である。
サーバ装置に蓄積されている画像データの閲覧・取得を行なう場合、画像形成装置はサーバ装置との認証を行なう。図12を参照して、画像形成装置のタッチパネルディスプレイにはセキュリティ認証画面500が表示される。セキュリティ認証画面500はクラウド閲覧のIDを入力する領域502及びパスワードを入力する領域504を含む。クラウド閲覧のID及びパスワードがユーザによって入力され、認証が行なわれると、画面は図13に示すクラウド閲覧画面510に遷移する。
図13を参照して、クラウド閲覧画面510は、サーバ装置に蓄積されている操作可能な画像データをユーザに選択させるために、これら画像データのファイル名を表示する領域512、選択されたファイル(画像データ)を印刷するためのプリントキー514、領域512に表示されているファイル(画像データ)を最新の状態に更新するための更新キー516、選択されたファイル(画像データ)を消去するための消去キー518を含む。
ユーザによるプリントキー514の操作を受付けると、画面は図14に示すプリント画面520に遷移する。プリント画面520では、識別コードを同時に印刷するか否かを設定することが可能である。本実施の形態では、識別コードは複数種類の識別コードを選択することが可能である。複数種類の識別コードは、図3に示すバーコード(識別コード90)、及び図15に示すQRコード92(登録商標)等の二次元コードを含む。二次元コードは、QRコード、マイクロQRコード、DataMATRIX、PDF417、MaxiCODE、及びVeriCODEのいずれかを含むと好ましい。なお、複数種類の識別コードが複数種類の二次元コードを含む場合、バーコード等の一次元コードを含まない構成であってもよい。
再び図14を参照して、プリント画面520は、識別コードを同時に印刷する指示を行なうための「はい」キー522、識別コードを同時に印刷しない指示を行なうための「いいえ」キー524、識別コードの種類(画像パターン)を変更するためのパターン変更キー526、及び印刷する画像データ(ファイル)を表示する領域528を含む。
画像形成装置は、ユーザによるパターン変更キー526の操作を受付けると、図示しない選択画面を表示してユーザに識別コードの種類(画像パターン)を選択させる。このように、複数種類の識別コードをユーザに対して選択可能とすることにより、セキュリティの必要度等に応じて、識別コードのパターンを使い分けることができる。
画像形成装置はまた、ユーザによる「はい」キー522の操作を受付けると、画像データの印刷処理時に記録用紙に識別コードを印刷する。一方、画像形成装置は、ユーザによる「いいえ」キー524の操作を受付けると、記録用紙に識別コードを印刷することなく画像データの印刷処理を実行する。
画像データの閲覧は、例えば操作部(タッチパネルディスプレイ)に表示されるプレビュー画面(図示せず。)にて行なうことが可能である。本画像形成装置は、プレビュー画面に表示された画像データに対して追加、修正等を行なう機能を有している。具体的には、タッチパネルディスプレイは描画機能等を有しており、タッチパネルディスプレイに表示されたプレビュー画面において画像データに文字、枠線、記号等を追記したり、画像の一部を削除したりすることが可能とされている。画像形成装置にて修正(変更)された画像データは、原稿の画像を読取った画像データと同様にしてサーバ装置に保存される。
(変形例)
上記実施の形態では、画像形成装置の一例である複合機に本発明を適用した例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。画像データを読取る機能を有していれば、画像形成装置は複合機以外であってもよい。例えば、コピー機等の画像形成装置であってもよい。
上記実施の形態では、パーソナルコンピュータからなる端末装置を用いてサーバ装置に蓄積された画像データの閲覧等を行なう例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。スマートフォン又はタブレット端末等の携帯型端末からなる端末装置を用いてサーバ装置に蓄積された画像データの閲覧等を行なうようにしてもよい。
上記実施の形態では、画像形成装置で読取った画像データとサーバ装置に記憶されている画像データとの照合・比較の処理を画像形成装置側で行なう例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。画像形成装置で読取った画像データとサーバ装置に記憶されている画像データとの照合・比較を行なう処理をサーバ装置側で行なうようにしてもよい。
上記実施の形態では、識別コードを記録用紙の右下隅に記録する例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。識別コードを記録する位置は、記録用紙の右下隅以外の位置であってもよい。
上記実施の形態では、識別情報をコード化した識別コードを記録用紙に記録する例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。画像形成装置の画像読取部で読取ることが可能な形態であれば、識別情報は識別コード以外の形態で記録用紙に記録するようにしてもよい。例えば、識別情報は、画像データが記録されるサーバ装置の具体的なアドレスを記載した文字等であってもよいし、そのようなアドレスを読込むことが可能な絵柄等であってもよい。識別情報は、更新ファイル元の情報がわかれば特に限定されない。
上記実施の形態では、サーバ装置で画像データを蓄積する例について示したが、画像データを蓄積する記憶装置はサーバ装置以外であってもよい。例えば、画像形成装置内の記憶装置に画像データを蓄積するようにしてもよい。この場合、ネットワークを介して画像形成装置に接続された端末装置から、当該画像形成装置内の記憶装置に蓄積された画像データにアクセス可能(閲覧・取得等が可能)に構成されていると好ましい。
今回開示された実施の形態は単に例示であって、本発明が上記した実施の形態のみに限定されるわけではない。本発明の範囲は、発明の詳細な説明の記載を参酌した上で、特許請求の範囲の各請求項によって示され、そこに記載された文言と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含む。
50 ローカルネットワーク
60 インターネット
80 画像形成システム
90 識別コード
100 画像形成装置
102 制御部
108 記憶部
110 画像読取部
114 画像処理部
116 画像形成部
120 操作部
126 通信IF
200 端末装置
300 サーバ装置

Claims (8)

  1. ネットワークを介して外部記憶装置に接続される画像形成装置であって、
    画像データに基づいて記録媒体に画像を形成するための画像形成手段と、
    画像データを読取るための読取手段と、
    前記読取手段が画像データを読取ったことに応答して、前記読取手段により読取られた画像データを、当該画像データを一意に識別する識別情報を付して前記外部記憶装置に記憶させるための手段と、
    前記読取手段により読取られた画像データに基づいて記録媒体に前記画像形成手段が画像を形成するときに、当該画像データの識別情報を当該記録媒体に記録するための識別情報記録手段とを含む、画像形成装置。
  2. 前記読取手段により読取られた画像データから前記識別情報を取得するための識別情報取得手段と、
    前記識別情報取得手段により取得された識別情報に基づいて前記外部記憶装置と通信し、前記読取手段により読取られた画像データと、当該画像データから取得された識別情報が示す、前記外部記憶装置に記憶されている画像データとを比較することにより、読取られた画像データが前記外部記憶装置に記憶されている画像データに対して変更されているか否かを判定するための判定手段と、
    前記判定手段による判定結果が肯定であることに応答して、前記外部記憶装置に記憶されている画像データを読取られた画像データに更新するための更新手段とをさらに含む、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記識別情報は当該識別情報が示す画像データのバージョン情報を含み、
    前記識別情報記録手段は、バージョン情報を含む前記識別情報を記録媒体に記録するための手段を含む、請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記識別情報は当該識別情報が示す画像データのバージョン情報を含み、
    前記記憶させるための手段は、前記読取手段により読取られた画像データを、バージョン情報を含む前記識別情報を付して前記外部記憶装置に記憶させるための手段を含む、請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記識別情報は当該識別情報を読取り可能な画像パターンとして前記記録媒体に記録されるとともに、前記記録媒体に記録される前記識別情報は複数種類の画像パターンを有し、
    前記画像形成装置は、前記識別情報の画像パターンをユーザに選択させるための選択手段をさらに含む、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記判定手段による判定結果が肯定であることに応答して、読取られた画像データと前記外部記憶装置に記憶されている画像データとの比較に基づいて画像が変更された変更領域を検出するための手段をさらに含み、
    前記更新手段は、前記外部記憶装置に記憶されている画像データのうち検出された変更領域のみを更新することにより、読取られた画像データに更新するための手段を含む、請求項2に記載の画像形成装置。
  7. 前記読取手段により読取られた、前記識別情報が記録された記録媒体の画像データを表示するための表示手段と、
    前記表示手段により表示された前記画像データを修正するための手段とをさらに含む、請求項2に記載の画像形成装置。
  8. それぞれ、ネットワークを介して外部記憶装置に接続される画像形成装置及び情報処理装置を含む画像形成システムであって、
    前記画像形成装置は、
    画像データに基づいて記録媒体に画像を形成するための画像形成手段と、
    画像データを読取るための読取手段と、
    前記読取手段が画像データを読取ったことに応答して、前記読取手段により読取られた画像データを、当該画像データを一意に識別する識別情報を付して前記外部記憶装置に記憶させるための手段と、
    前記読取手段により読取られた画像データに基づいて記録媒体に前記画像形成手段が画像を形成するときに、当該画像データの識別情報を当該記録媒体に記録するための識別情報記録手段とを含み、
    前記情報処理装置は、前記外部記憶装置に記憶されている画像データを修正するための手段を含む、画像形成システム。
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