JP2015076500A - 接合構造および電子部材接合構造体 - Google Patents

接合構造および電子部材接合構造体 Download PDF

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Abstract

【課題】金属多孔質体における縦割れの発生後、金属基板と金属多孔質体との接合部における横割れの発生を防止して、信頼性の高い接合を実現することができる接合構造を提供する。【解決手段】本発明の接合構造は、金属基板1と、該金属基板1上に形成された金属多孔質体2とを備える。金属多孔質体2は、一方の主面2aを含み金属基板1側に形成された外部層2bと、外部層2bよりも厚み方向において金属基板1から離れた位置に形成された内部層2cとを有し、外部層2bの平均結晶粒径dsが内部層2cの平均結晶粒径diよりも大きい。【選択図】図2

Description

本発明は、金属基板に金属多孔質体を接合させた接合構造および電子部材接合構造体に関し、特に、金属基板が回路基板、セラミックス基板等の基板またはリードフレームなどである場合の接合構造に関する。
半導体装置は、一般に、リードフレームの素子担持部上に、半導体素子(チップ)を接合するためのダイマウント材を形成する工程と、リードフレーム上のダイマウント材表面に半導体素子を搭載しリードフレームの素子担持部と半導体素子とを接合する工程と、半導体素子の電極部と、リードフレームの端子部とを電気的に接合するワイヤボンディング工程と、このようにして組み立てた半導体装置を樹脂被覆するモールド工程を経て製造される。
特許文献1には、被接合材及びはんだ材のうちの少なくとも一方の接合面側に、はんだ材の融点に比して低い融点の低融点はんだ層を形成しておき、低融点はんだ層の融点からはんだ材の融点までの範囲内の温度で、被接合材及び前記はんだ材の接合面同士を接合することを特徴とするはんだ付け方法が開示されている。特許文献1に開示のはんだ付け方法では、鉛フリーはんだの利用が進んだため、はんだの延性が不足する傾向がある。半導体素子の構成材料と半導体素子に実装する回路配線基板との間の接合構成材料が異なると、熱膨張係数の相異に起因して接合時に応力歪が発生したり、衝撃荷重がかかった場合に欠陥が発生する。この応力歪は、はんだ電極を破壊させて信頼性寿命を低下させる。このような問題点を解消する手段として、金属微粒子を含む導電性ペーストを焼成して形成される金属多孔質体が知られている。
例えば、特許文献2には金属層を表面に持つリードフレームと金属層を裏面に持つ半導体素子の間を、鉛元素を含有しない材料を用いた3層からなる接合層を介して接合し、リードフレーム、半導体素子、接合層の隣り合ったいずれの界面でも金属接合させることが開示されている。また、特許文献3には、2つの構造素子を結合するために、発熱的に緻密化可能な金属ペーストを介して互いにボンディングするための、金属粉末、吸熱分解可能な金属化合物、及び溶剤を含有する金属ペーストが開示されている。また、特許文献4には、同じ金属イオン及び/又は金属原子間の置換拡散によって形成される、導電性を有する接続が形成可能であるように、2つの金属表面を処理した後に2つの金属表面同士を接続することが開示されている。
特開平7−169908号公報 特開2006−59904号公報 特開2010−53449号公報 特表2013−524494号公報
しかしながら、特許文献2、3に開示の金属微粒子を含む金属ペーストの焼結による接合では、鉛フリー化と耐熱性と熱伝導性の課題は解決できるが、多孔質化によって弾性率が低い状態となり、変形しやすくなる。そのため、接続応力による破断を防ぐことができるが、Siチップへの短時間通電の繰り返しで実際の動作状況を模擬しSiチップ周辺の接合信頼性を評価するパワーサイクル試験(PCT)において、接合部材内、特にワイヤボンド直下の接合部材内で、Siチップから基板に向かって伝播した縦割れが起因で生じる界面に沿って伝播する横割れにより、信頼性が低下するという問題がある。また、特許文献4の構成では、金属多孔質体における結晶粒径については何ら開示されていない。
本発明の目的は、金属多孔質体の内部で生じる縦割れに起因する、金属基板と金属多孔質体との接合部における横割れの発生を防止して、信頼性の高い接合を実現することができる接合構造および電子部材接合構造体を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る接合構造は、金属基板と、前記金属基板上に形成された金属多孔質体とを備える接合構造であって、前記金属多孔質体は、少なくとも一方の主面を含み前記金属基板側に形成された外部層と、前記外部層よりも厚み方向において前記金属基板から離れた位置に形成された内部層とを有し、前記外部層の平均結晶粒径dsが、前記内部層の平均結晶粒径diよりも大きいことを特徴とする。
また、前記金属基板の平均結晶粒径dmが、前記平均結晶粒径dsよりも大きい又は同じであることが好ましい。
また、前記平均結晶粒径diが0.1μm以上0.5μm未満であることが好ましい。
また、前記平均結晶粒径dsが0.5μm超10μm以下であることが好ましい。
また、前記平均結晶粒径dmが5μm以上100μm以下であることが好ましい。
本発明に係る電子部材接続構造体は、前記接合構造と、前記金属多孔質体上に配置された電子部材とを備えることが好ましい。
また、前記電子部材と前記金属多孔質体との間に、Au、Ag、Cu、Pd,Ptのいずれか1種又は2種以上からなる電極層を有することが好ましい。
本発明の接合構造によれば、金属多孔質体の外部層における平均結晶粒径が金属多孔質体の内部層における平均結晶粒径よりも大きいため、金属多孔質体の内部で縦割れが発生した後、亀裂進展速度が抑制され、金属基板と金属多孔質体との接合部における横割れの発生を抑制することができ、これにより、信頼性の高い接合を実現することができる。
本発明の実施形態に係る接合構造の断面図である。 本発明の実施形態に係る接合構造を説明するための拡大断面模式図である。 (a)〜(c)は、本発明の実施形態に係る接合構造を形成するための方法を示す図である。 結晶粒径の算出方法を説明するための図である。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
[本実施形態]
図1は、本実施形態に係る接合構造の断面図である。図1に示すように、本実施形態の接合構造は、金属基板1と、金属基板1の一方の主面上に形成された金属多孔質体2とを備える。金属多孔質体2上には、半導体チップ10が配置されている。
金属基板1は、金属を含有する基板であれば特に限定されないが、例えば、回路基板、リードフレーム等の基板が挙げられる。金属基板を構成する金属材料は、Cu若しくはCu合金又はAg若しくはAg合金であることが好ましい。また、金属基板としては、銅板をセラミックス基板と接合させたDBC(Direct Bonding Copper)基板やAMC(Active-metal brazed copper)基板を用いることができる。なお、DBC基板のセラミックスにはアルミナ(Al)を、AMC基板のセラミックスには窒化ケイ素(Si)、窒化アルミ(AlN)などを用いることができる。
金属多孔質体2は、金属微粒子と有機分散媒とを含む金属微粒子分散液を焼結させることにより形成される。金属微粒子は、Cu、Ag、Au、Al、Ni、Pt、Sn、Sb及びPdからなる金属元素群から選ばれる1種の金属からなる微粒子、当該金属元素群から選ばれる2種以上の金属を混合した微粒子、当該金属元素群から選ばれる2種以上の元素の合金からなる微粒子、当該金属元素群から選ばれる1種の微粒子又は当該金属元素群から選ばれる2種以上を混合した微粒子と当該金属元素群から選ばれる2種以上の元素の合金からなる微粒子とを混合した微粒子であることが好ましい。また、金属微粒子は、前記金属の酸化物からなる微粒子、前記合金の酸化物からなる微粒子であってもよく、酸化は微粒子の一部であってもよい。
金属微粒子の平均粒径(一次粒子の平均粒子径)は、5nm以上200nm以下であることが好ましい。ここで、一次粒子の平均粒子径とは、二次粒子を構成する個々の金属微粒子である一次粒子の直径の平均を意味する。一次粒子径は、電子顕微鏡を用いて測定することができる。また、平均粒子径とは、一次粒子の数平均粒子径を意味する。金属微粒子の平均粒径が5nm以上であることにより、焼成後に均質な粒径と空孔を有する金属多孔質体を得ることができる。
有機分散媒としては、多価アルコールが好ましく、より好ましくは分子中に2以上のヒドロキシル基を有する1種又は2種以上のポリオールである。具体的には、エチレングリコール、ジエチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、2−ブテン−1,4−ジオール、1,2,6−ヘキサントリオール、グリセリン、及び2−メチル−2,4−ペンタンジオールから選択された1種又は2種以上を挙げることができる。
金属微粒子分散液には、分散補助物質や溶剤を適宜含有させることができる。分散補助物質としては、公知のものを適宜使用することができるが、金属微粒子の分散性、焼結性の向上等を考慮すると、アミド基を有する化合物、アミン化合物等を用いることが好ましい。
図2は、本実施形態に係る接合構造を説明するための拡大断面模式図である。図2に示すように、金属多孔質体2は、一方の主面2aを含み、金属基板1側に形成された外部層2bと、外部層2bよりも厚み方向において金属基板1から離れた位置に形成された内部層2cとを有する。図2では、説明の便宜上、外部層2bと内部層2cの境界を破線で示しているが、実際には、境界にはある程度の凸凹が形成されている。外部層2bの平均結晶粒径dsは、内部層2cの平均結晶粒径diよりも大きい。半導体チップ10の発熱で生じる繰り返し応力の疲労亀裂は、半導体チップ10から金属基板1に向かって伝播する縦割れの発生後、金属基板1と金属多孔質体2との接合界面の結晶粒界に沿った粒界破壊により、当該接合界面に沿って横方向に伝播する。本実施形態では、金属多孔質体2において、応力が集中する接合界面およびその近傍の結晶粒径を内部の結晶粒径より大きくすることで、接合界面およびその近傍での結晶粒界密度が減少する。これにより界面に沿う方向の亀裂伝播が抑制される。
具体的には、金属基板1の平均結晶粒径dmは、外部層2bの平均結晶粒径dsよりも大きい又は同じであることが好ましい。
金属基板1の平均結晶粒径dmは5μm以上100μm以下であることが好ましい。平均結晶粒径dmが5μm未満であると、結晶粒界密度が減少せず亀裂伝播が抑制されない。一方、平均結晶粒径dmが100μmを超えると、結晶粒界密度の減少によらず金属基板1と金属多孔質体2との接合界面の結晶粒界に沿った粒界破壊が生じてしまう。
金属多孔質体2の厚さは、20μm以上200μm以下であることが好ましく、より好ましくは30μm以上100μm以下である。また、外部層2bの厚さは、0.5μm以上10μm以下であることが好ましく、より好ましくは、0.7μm以上3μm以下である。
外部層2bの平均結晶粒径dsは0.5μm超10μm以下であることが好ましい。平均結晶粒径dsが0.5μm以下であると、接合界面近傍でも結晶粒界密度が減少せずき裂伝播が抑制されない。一方、平均結晶粒径dsが10μmを超えると、外部層2bと内部層2cの界面で亀裂伝播が生じてしまう。
内部層2cの平均結晶粒径diは0.1μm以上0.5μm未満であることが好ましい。平均結晶粒径diが0.1μm未満であると、焼結が不十分で粒子間の界面で亀裂が進展してしまう。一方、平均結晶粒径diが0.5μm以上であると、金属拡散が進んでいるため微細空孔が減り多孔質体全体の剛性が上がり半導体チップへの負荷が増大してしまう。
次に、金属基板1と半導体チップ10とを、金属多孔質体2を介して接合させる方法について説明する。
まず、金属基板1の主面に加工層を形成する処理を行う。加工層の形成は、金属基板1の表面に、原子空孔および/または転位を生じさせるもので、ブラストやバフによる研磨等、機械的加工によることが好ましい。ブラストによる研磨の場合、研磨材としては、ガラスビーズ、アルミナビーズ、ジルコニアビーズが挙げられる。研磨材の形状は、特に限定されないが、例えば球形、多角形である。
加工層の厚さは、特に限定はされないが、0.5μm以上10μm以下であることが好ましい。また、加工層の表面粗さRaは、特に限定はされないが、0.1μm以上2.0μm以下であることが好ましい。
次に、金属基板に金属微粒子分散液を塗布し、100℃〜150℃で5分〜20分加熱することで予備乾燥を行う。金属微粒子が載置された金属基板1の上に、半導体チップ10を配置する。そして、金属基板1、金属多孔質体2、半導体チップ10がこの順に載置されてなる積層体を図3に示すような焼結装置にセットする。
図3(a)〜(c)は、本実施形態に係る接合構造を形成するための方法を示す図である。図3(a)に示すように、焼結装置20の下熱盤21にレイアップ用のプレス板22を載置し、その上に積層体23を載置する。プレス板22は、テフロン(登録商標)、ポリイミド、42アロイ等からなる板である。なお、レイアップ用のプレス板は、積層体23の上下に載置されてもよい。
次に、チャンバー24を閉じて、チャンバー24内を不活性雰囲気とする(図3(b))。不活性雰囲気とは、窒素などの不活性ガスを充填した雰囲気、又は真空雰囲気のことである。チャンバー24内を不活性雰囲気とすることで、金属微粒子表面の酸化層を取り除き、金属微粒子の焼結性を向上させることが可能になる。
そして、図3(c)に示すように、加圧シリンダー25により加圧した状態で、積層体23を下熱盤21と上熱盤26とで挟持して、加熱・焼成する。焼結温度は150℃以上400℃以下であることが好ましい。また、焼結時のゲージ圧力は5MPa以上20MPa以下であることが好ましく、焼結時間は20分以上60分以下であることが好ましい。本焼成により、積層体23中の金属微粒子が焼結され、金属基板1と半導体チップ10との間に金属多孔質体2が形成される。このとき、金属多孔質体2の金属基板1との界面側で拡散反応が進行し、界面近傍の結晶粒径が金属多孔質体2内部の結晶粒径よりも大きくなる。
焼結時間が20分未満の場合は、金属多孔質体2の外部層2bの平均結晶粒径dsが、内部層2cの平均結晶粒径diよりも大きくなりにくい。一方、焼結時間が60分を超えると金属多孔質体2の外部層2bの平均結晶粒径dsと内部層2cの平均結晶粒径diが同程度となりやすい。焼結時間は25分以上40分以下がより好ましい。
なお、金属多孔質体2と半導体チップ10との間に、不図示の電極層を設けてもよい。電極層は、例えば、Au、Ag、Cu、Pd,Ptのいずれか1種又は2種以上から構成される。
上述したように、本実施形態の接合構造によれば、外部層2bの平均結晶粒径dsが内部層2cの平均結晶粒径diよりも大きいため、応力が集中する金属基板1と金属多孔質体2との界面およびその近傍で結晶粒界密度が減少する。よって、金属多孔質体2の内部で縦割れが発生した後、横割れの亀裂進展速度が抑制され、金属基板1と金属多孔質体2との接合部における横割れの発生を抑制することができる。
以下、実施例及び比較例に基づいて、本発明の好適な実施の形態を具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
本実施例、比較例で使用した(1)原材料、(2)装置、及び(3)評価方法を以下に記載する。
(1)原材料
(イ)半導体チップ
半導体チップのサイズは7mm×7mm、厚さは230μmであり、その接合面はNi−Ti―Au合金でメタライズされている。材質は、SiCである。
(ロ)金属微粒子分散液
銅微粒子分散液:ジエチレングリコール中に、Cu濃度80質量%で銅微粒子が分散している銅微粒子分散液を用いた。なお、該銅微粒子分散液には、高分子分散剤としてポリビニルピロリドンが0.3質量%配合されている。
銀微粒子分散液:オクタンジオール中に、Ag濃度89質量%の濃度で銀微粒子が分散している銀微粒子分散液(DOWAメタルテック(株)製、銀ナノペースト)を用いた。
(ハ)基材
(i)DBC基板
日鉄住金エレクトロデバイス社製のDBC基板(Cu/アルミナ/Cu)を使用した。Cu板の厚さ:0.3mm/セラミック板:厚さ0.32mm/Cu板の厚さ:0.3mmである。
(ii)めっき処理したDBC基板
厚さ0.64mmのAl(アルミナ)の白板セラミックス基板にNi・Cr/Cu(0.2μm/6μm)を蒸着し、その後以下のめっき条件にて、Cuの厚さが両面0.3mmとなるまで厚付した。
めっき液:CuSO・5HO 250g/L(水)、HSO 50g/L(水)、NaCl 0.1g/L(水)
電流密度:5A/dm2、温度40℃
(2)装置
図3(a)〜(c)に示す焼結装置を使用した。
(3)評価方法
(イ)金属基板の表面粗さ
レーザー顕微鏡(KEYENCE VK9710)にて測定を行った。
(ロ)内部層の平均結晶粒径di
TEMを使用し、金属多孔質体の内部層の結晶粒径を確認した。TEM画像において、金属多孔質体の厚み方向の中心に直線(a)を引き、その直線(a)上に存在する結晶20個について(長径+短径)/2の平均値を算出した。直線(a)は次のように引いた。
まず、金属基板と金属多孔質体との界面において、直線距離が金属多孔質体の厚さとなる任意の2点を選択し、この2点を結ぶ直線(b)を引いた。次に、直線(b)から金属多孔質体の厚さ方向へ、金属多孔質体の半分の厚さ分離れた位置に、直線(b)と平行な直線である直線(a)を引いた(図4)。
(ハ)外部層の平均結晶粒径ds
TEMを使用し、金属多孔質体の外部層の結晶粒径を確認した。TEM画像において、金属多孔質体と金属基板との界面から金属多孔質体側へ0.1μm離れた位置に、当該界面に沿った線(c)を引いた。線(c)上に存在する結晶20個について(長径+短径)/2の平均値を算出した(図4)。
(ニ)金属基板の平均結晶粒径dm
TEMを使用し、金属基板の結晶粒径を確認した。TEM画像において、金属基板の厚み方向の中心に直線(d)を引いた。直線(d)上に存在する結晶20個について(長径+短径)/2の平均値を算出した。直線(d)は次のように引いた。
まず、金属基板と金属多孔質体との界面において、直線距離が金属基板の厚さとなる任意の2点を選択し、この2点を結ぶ直線(e)を引いた。次に、直線(e)から金属基板の厚さ方向へ、金属基板の半分の厚さ分離れた位置に、直線(e)と平行な直線である直線(d)を引いた(図4)。
(ホ)パワーサイクル試験(PCT)
基板上に金属多孔質体と半導体チップとを形成したサンプルを作製した。半導体チップのジャンクション温度が125℃になるように電流を2秒間ONにし、その後25℃まで冷却されるように電流を18秒間OFFにし、加熱と冷却を繰り返すパワーサイクル試験を実施した。試験中は、熱抵抗値を測定し、熱抵抗値が初期から20%増加するまで試験を繰り返した。熱抵抗値が初期から20%増加するまでのサイクル数について、サンプル20個の平均値を算出した。さらに、サンプル20個のうち、50000サイクル以上のサンプルの割合を算出した。
[実施例1−1]
DBC基板の銅板表面を洗浄後、粒径14μmであるアルミナビーズのメディアを使用したウエットブラスト(WB)法により、ゲージ圧力0.20MPaで処理速度20mm/secで処理した。次に、銅微粒子分散液を100μmの厚さになるように塗布し、110℃で15分間乾燥させた。半導体チップを搭載した後、焼結装置にセットした。焼結は、減圧雰囲気下(酸素濃度1000ppm以下)、300℃、ゲージ圧力10MPaで30分間行った。
[実施例1−2]
DBC基板の銅板表面を洗浄後、粒径14μmであるアルミナビーズのメディアを使用したウエットブラスト(WB)法により、ゲージ圧力0.20MPaで処理速度20mm/secで処理した。次に、銅微粒子分散液を100μmの厚さになるように塗布し、110℃で15分間乾燥させた後、焼結装置にセットした。焼結は、減圧雰囲気下(酸素濃度1000ppm以下)、300℃、ゲージ圧力10MPaで1時間行った。さらに、銅微粒子分散液を100μmの厚さになるように塗布し、110℃で15分間乾燥させた。半導体チップを搭載した後、焼結装置にセットした。焼結は、減圧雰囲気下(酸素濃度1000ppm以下)、300℃、ゲージ圧力10MPaで20分間行った。
[実施例1−3]
実施例1−1において、焼結後にさらに加熱処理を行った以外は同様の方法で実施した。加熱処理は、300℃で1時間行った。
[実施例1−4]
実施例1−2において、焼結前に表面処理を行わず、焼結温度を300℃から200℃に変更した以外は同様の方法で実施した。
[実施例1−5]
実施例1−3において、焼結温度を300℃から200℃に変更した以外は同様の方法で実施した。
[実施例1−6]
実施例1−3において、表面処理の条件を変更し、焼結後の加熱処理を1時間から1.5時間に変更した以外は同様の方法で実施した。表面処理は、具体的には、粒径40μmであるアルミナビーズのメディアを使用したウエットブラスト(WB)法により、ゲージ圧力0.1MPaで処理速度10mm/secで行った。
[実施例1−7]
実施例1−6において、表面処理の条件を変更した以外は同様の方法で実施した。表面処理は、具体的には、粒径7μmであるアルミナビーズのメディアを使用したウエットブラスト(WB)法により、ゲージ圧力0.1MPaで処理速度10mm/secで行った。
[実施例1−8]
実施例1−3において、焼結前に表面処理を行わず、焼結後の加熱処理を1時間から2時間に変更した以外は同様の方法で実施した。
[実施例1−9]
実施例1−1において、表面処理の条件を変更し、焼結温度を300℃から200℃に変更した以外は同様の方法で実施した。表面処理は、具体的には、粒径7μmであるアルミナビーズのメディアを使用したウエットブラスト(WB)法により、ゲージ圧力0.2MPaで処理速度20mm/secで行った。
[実施例1−10]
実施例1−1において、表面処理の条件を変更した以外は同様の方法で実施した。表面処理は、具体的には、粒径7μmであるアルミナビーズのメディアを使用したウエットブラスト(WB)法により、ゲージ圧力0.1MPaで処理速度30mm/secで行った。
[実施例1−11]
実施例1−1において、表面処理の条件を変更した以外は同様の方法で実施した。表面処理は、具体的には、粒径7μmであるアルミナビーズのメディアを使用したウエットブラスト(WB)法により、ゲージ圧力0.2MPaで処理速度30mm/secで行った。
[実施例1−12]
実施例1−1において、表面処理の条件を変更した以外は同様の方法で実施した。表面処理は、具体的には、粒径7μmであるアルミナビーズのメディアを使用したウエットブラスト(WB)法により、ゲージ圧力0.1MPaで処理速度15mm/secで行った。
[実施例1−13]
実施例1−4において、焼結温度を200℃から300℃に変更した以外は同様の方法で実施した。
[実施例1−14]
実施例1−2において、2回の焼結後にさらに加熱処理を行った以外は同様の方法で実施した。加熱処理は、300℃で1時間行った。
[実施例1−15]
実施例1−14において、表面処理の条件を変更した以外は同様の方法で実施した。表面処理は、具体的には、粒径40μmであるアルミナビーズのメディアを使用したウエットブラスト(WB)法により、ゲージ圧力0.2MPaで処理速度20mm/secで行った。
[実施例1−16]
実施例1−14において、2回の焼結後の加熱処理を1時間から2時間に変更した以外は同様の方法で実施した。
[実施例1−17]
実施例1−5において、焼結前に表面処理を行わなかった以外は同様の方法で実施した。
[実施例1−18]
実施例1−1において、基材をDBC基板からめっき処理したDBC基板に変更した以外は同様の方法で実施した。
[実施例1−19]
実施例1−1において、基材をDBC基板からめっき処理したDBC基板に変更し、焼結前に表面処理を行わなかった以外は同様の方法で実施した。
[実施例1−20]
実施例1−3において、基材をDBC基板からめっき処理したDBC基板に変更した以外は同様の方法で実施した。
[比較例1−1]
実施例1−1において、焼結前に表面処理を行わなかった以外は同様の方法で実施した。
[比較例1−2]
実施例1−1において、表面処理の条件を変更した以外は同様の方法で実施した。表面処理は、具体的には、DBC基板の銅板表面の電解脱脂、酸洗を行い、その後、以下の条件でAgめっきを実施し、DBC基板の銅板表面に厚さ2μmのAg層を形成した。
ストライクめっき液:大和化成社製「GPE−ST」(メタンスルフェン酸(CHSOH)7質量%、メタンスルフェン酸銀(CHSOAg)2質量%、錯化剤20質量%、残部水)
ストライクめっき電流密度:2.5A/dm、温度:室温
めっき液:大和化成社製「GPE−PL」(メタンスルフェン酸10質量%、メタンスルフェン酸銀20質量%、添加剤0.2質量%、残部水)
電流密度:4A/dm、温度:40℃
[比較例1−3]
実施例1−1において、表面処理の条件を変更した以外は同様の方法で実施した。表面処理は、具体的には、メック(株)のメックエッチボンド(登録商標)CZ-8100を用いて、DBC基板の銅板表面において表面粗さRaが0.43μmとなるように粗化処理を実施した。
[比較例1−4]
比較例1−1において、焼結後にさらに加熱処理を行った以外は同様の方法で実施した。加熱処理は、300℃で3時間行った。
[比較例1−5]
実施例1−1において、表面処理の条件を変更した以外は同様の方法で実施した。表面処理は、プラズマ処理を実施した。具体的には、DBC基板をスパッタリング装置のチャンバー内にセットし、真空引きを行った。そして、Arガスをチャンバー内に導入し、チャンバー内圧力を1Paとした。RF電源によって電力を供給することで、DBC基板の銅板表面付近にArプラズマを発生させ、銅板表面に照射した。このRF電源の入カパワーの条件は、0.25W/cmとし、照射時間は5分間とした。
[実施例2−1〜実施例2−20]
実施例1−1〜実施例1−20において、銅微粒子分散液を銀微粒子分散液に変更し、焼結を大気雰囲気下で行った以外は同様の方法で実施した。
[比較例2−1〜比較例2−5]
比較例1−1〜比較例1−5において、銅微粒子分散液を銀微粒子分散液に変更し、焼結を大気雰囲気下で行った以外は同様の方法で実施した。
Figure 2015076500

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表1、2に示すように、実施例1−1〜1−20では、PCTにおける平均サイクル数がいずれも40000以上であり、接合部における横割れの発生を防止する効果が高いことが分かった。一方、表3に示すように、外部層の結晶粒径が内部層の結晶粒径と同じである比較例1−1〜1−5では、PCTにおける平均サイクル数が少なく、50000サイクル以上の割合も少なかった。
表4、5に示すように、実施例2−1〜2−20では、PCTにおける平均サイクル数がいずれも40000以上であり、接合部における横割れの発生を防止する効果が高いことが分かった。一方、表6に示すように、外部層の結晶粒径が内部層の結晶粒径と同じである比較例2−1〜2−5では、PCTにおける平均サイクル数が少なく、50000サイクル以上の割合も少なかった。
1 金属基板
2 金属多孔質体
2a 主面
2b 外部層
2c 内部層
10 半導体チップ
20 焼結装置
21 下熱盤
22 プレス板
23 積層体
24 チャンバー
25 加圧シリンダー
26 上熱盤

Claims (7)

  1. 金属基板と、前記金属基板上に形成された金属多孔質体とを備える接合構造であって、
    前記金属多孔質体は、少なくとも一方の主面を含み前記金属基板側に形成された外部層と、前記外部層よりも厚み方向において前記金属基板から離れた位置に形成された内部層とを有し、
    前記外部層の平均結晶粒径dsが、前記内部層の平均結晶粒径diよりも大きいことを特徴とする、接合構造。
  2. 前記金属基板の平均結晶粒径dmが、前記平均結晶粒径dsよりも大きい又は同じであることを特徴とする、請求項1に記載の接合構造。
  3. 前記平均結晶粒径diが0.1μm以上0.5μm未満であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の接合構造。
  4. 前記平均結晶粒径dsが0.5μm超10μm以下であることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の接合構造。
  5. 前記平均結晶粒径dmが5μm以上100μm以下であることを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載の接合構造。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の接合構造と、前記金属多孔質体上に配置された電子部材とを備える電子部材接合構造体。
  7. 前記電子部材と前記金属多孔質体との間に、Au、Ag、Cu、Pd,Ptのいずれか1種又は2種以上からなる電極層を有することを特徴とする、請求項6に記載の電子部材接合構造体。
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