JP2015076255A - ショートアーク型放電ランプ - Google Patents

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洋 杉山
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洋 杉山
晃明 河尻
Teruaki Kawajiri
晃明 河尻
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正憲 的場
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Abstract

【課題】発光管と、該発光管の両端に接続された封止管と、前記発光管内に対向配置された一対の電極と、該電極を支持する電極芯線を具備してなるショートアーク型放電ランプにおいて、封止管内に金属製の電極芯線保持体を配置しても、封止管の封止時に溶融したガラス材料が、電極芯線保持体の前面に垂れ下がって融着することのないようにして、その部分からのクラックの発生を防止した構造を提供することである。【解決手段】前記電極芯線保持体の外周に巻回された緩衝箔が前記電極芯線保持体の前端面よりも前記発光管側に突出していることを特徴とする。【選択図】 図1

Description

この発明はショートアーク型放電ランプに関し、特に、封止管内に電極芯線保持体が用いられているショートアーク型放電ランプに係わるものである。
従来から、半導体基板や液晶ディスプレイ用の液晶基板を露光するのに使用される露光装置の紫外線光源として、水銀を封入したショートアーク型放電ランプが多用されている。
この種のショートアーク型放電ランプでは、発光管内に一対の電極が配置されており、これらの電極は電極芯線の先端に取り付けられており、電極芯線は封止管内においてガラス製の筒状の保持体によって保持されていた。
この構造を採用していた理由は、陽極や陰極のうち直接放電を行う先端本体部(ヘッドともいう)が、きわめて重いため、これを軸ずれなく保持するには、電極芯線をまず筒状の保持体に挿入して保持し、この保持体を封止管内に挿入して、封止管を加熱溶融して該保持体を溶着し保持する必要があるためである。
この電極芯線保持体としてガラス製の筒状体が用いられる理由は、この種の放電ランプでは発光管内の電極間中心に近いほど温度が高く、従って発光管内に露出する保持体も高温になり、封止管であるガラスとの間で熱膨張量に差ができると封止管が損傷したり、破損したりすることがあるので、これを避けるために封止管と同素材のガラスを用いるということにある。
しかしながら、ガラス製の円筒状電極芯線保持体は、その加工精度が悪く、また、ガラス製品であるが故に加工作業性も悪くてある程度の熟練性が必要であり、かつ作業時間が長くかかるという不具合がある。
しかも、熱伝導率が低く、熱源である電極、芯線からの熱が伝わりにくいため、消灯時に凝縮して滞留する水銀を点灯開始時に早期に蒸発させることができないという問題もある。
ところで、特公平4−67297号公報(特許文献1)や特開2006−228440号公報(特許文献2)などにみられるように、電極芯線保持体をガラス製に変えて、金属製とする構造が提案されている。
その構造が図5に示されている。図において、ガラス製の発光管21の端部には封止管22が連設されており、該封止管22内には、電極23の芯線24を保持するための金属製の電極芯線保持体25と、その後端の封止用ガラス体26と、その後端の後方集電板27とが配置され、該後方集電板27には外部リード28が接続されている。そして、前記金属製電極芯線保持体25と後方集電板27にそれぞれ溶接固定された導電箔29が、封止用ガラス体26の外周に沿って配設されている。
これらの電極芯線保持体25、封止用ガラス体26および後方集電板27は、封止管22を加熱溶融することで該封止管22内に封止されている。
前記特許文献には必ずしも明記されていないが、電極芯線保持体を金属製とした場合、切削加工が可能となりその加工精度が良好となり、組立作業の簡便化、短時間化がもたらされ、しかも、熱伝導率が良いことから、点灯開始時に早期の水銀蒸発を期待できる。
ところで、上記従来技術のように、電極芯線を保持する電極芯線保持体25を金属製とすると、図6に示すように、バーナー30による封止管22の加熱溶融時に、溶融したガラスの一部が金属製の電極芯線保持体25の前面側に垂れるように移動して、冷却時にはその前面に密着した状態で固化して垂れ下がり部Xが形成されてしまうことがある。封止管溶着時には、発光管21内を真空状態にして封止管22を加熱することもあって、電極芯線保持体25前面へのガラス材料の垂れ下がりは、かなりの頻度で発生する。
このように、ガラス材料が金属製の電極芯線保持体25に接触した状態で封止されると、ランプ点灯時の電極芯線保持体25の熱膨張によって、該垂れ下がり部X、特に、その楔状角部に応力が集中してクラックが発生する。電極芯線保持体25が金属製であることで、封止管22のガラス材料との熱膨張量に大きな差があって、その危惧は一層深刻になっている。このように、垂れ下がり部Xにクラックが発生することで、封止管22そのものにクラックが入り、場合によっては破損に至ることもある。
特公平4−67297公報 特開2006−228440公報
上記従来技術の問題点に鑑みて、この発明が解決しようとする課題は、発光管と、該発光管の両端に接続された封止管と、前記発光管内に対向配置された一対の電極と、該電極を支持する電極芯線を具備してなるショートアーク型放電ランプにおいて、封止管内に配置した金属製の電極芯線保持体に、封止管の封止時に溶融したガラス材料が電極芯線保持体の前面に垂れ下がった状態で固化することを抑制して、金属製の電極芯線保持体の熱膨張によっても、封止管にクラックが入ることを防止する構造を提供することである。
上記課題を解決するために、この発明に係るショートアーク型放電ランプでは、前記発光管内に露出し、集電機能を備える金属製の電極芯線保持体と、前記電極芯線保持体の後方の封止用ガラス体と、前記封止用ガラス体の後端の後方集電板と、前記電極芯線保持体と前記後方集電板に接続された導電箔と、前記電極芯線保持体の外周に巻回された緩衝箔とが配置され、前記緩衝箔が前記電極芯線保持体の前端面よりも前記発光管側に突出していることを特徴とする。
また、前記電極芯線保持体と、前記封止用ガラス体と、前記後方集電板と、前記導電箔と、前記緩衝箔とが、ガラス製の副封止管の内部で封止されて電極構造体を構成し、前記電極構造体の前記副封止管が、前記封止管の内部に封止されていて、前記電極構造体における前記緩衝箔が、前記電極芯線保持体の前端面よりも前記発光管側に突出して形成されていることを特徴とする。
また、前記電極構造体の前記副封止管が、前記緩衝箔とともに前記電極芯線保持体の前端面よりも前記発光管側に突出して形成されていることを特徴とする。
また、前記緩衝箔がエンボス加工されて凹凸形状を有することを特徴とする。
この発明によれば、金属製の電極芯線保持体の外周に巻回された緩衝箔が前記電極芯線保持体の前端面よりも発光管側に突出していることにより、封止管による封止時に溶融したガラスが前記緩衝箔の突出部分によってその垂れ下がりが抑制される。従って、電極芯線保持体の前面に溶着することがなく、該電極芯線保持体の熱膨張があっても応力集中が起こることがなく、クラックの発生を防止できる。
また、電極構造体を構成して、該電極構造体の副封止管を封止管で封止するようにしたので、放電ランプの組立作業が自動化できるので、その作業コストが大幅に減少し、安価なランプを提供することができる。更に、この場合においても、前記緩衝箔を前記電極芯線保持体の前端面よりも発光管側に突出して形成したので、封止管の封止時に溶融したガラスが電極芯線保持体の前面に垂れ下がるようなことがない。
また、電極構造体の副封止管も、前記緩衝箔とともに前記電極芯線保持体の前端面よりも前記発光管側に突出して形成されているので、封止管と副封止管の封止時に、電極芯線保持体の前方での封止管の溶融垂れ下がりが一層確実に抑制できる。また、電極構造体作成時の副封止管による封止時においても、緩衝箔が突出しているので、副封止管のガラス材料の垂れ下がりも防止される。
また、金属製電極芯線保持体の外周にエンボス加工されて凹凸を有する緩衝箔を巻回したので、電極芯線保持体と封止管が融着することがなく、かつ、その間に微小間隙が形成されるので、金属製電極芯線保持体が熱膨張しても、当該間隙で吸収されて、封止管が破損することがない。
本発明の実施例の部分断面図 本発明の他の実施例における電極芯線保持体の断面図 図2の電極芯線保持体を組み込んだ時の断面図 他の焦れの部分断面図 従来のショートアーク型放電ランプの断面図 その問題点の説明図
図1は、本発明に係るショートアーク型放電ランプ1の部分断面図である。
以下、本明細書においては、前方、前端、先端とは、発光管側を意味し、後方、後端とはそれと反対側、つまりランプの外部側を意味する。
ショートアーク型放電ランプ1は、発光管2と封止管3を有し、発光管2内の発光空間内に一対の電極4が対向配置されている。この図1においては、一方の電極4のみが表わされており、他方の電極は図示が省略されている。
電極4を支持する電極芯線5は、封止管3内でモリブデン等の金属製の円筒状電極芯線保持体6によって保持されている。この電極芯線保持体6の後方には円柱状の封止用ガラス体7が配置され、更にその後方には後方集電板8が配置されていて、この後方集電板8には外部リード9が接続されている。
前記電極芯線保持体6は集電機能を兼ね備えていて、該電極芯線保持体6と前記後方集電板8との間には、それぞれに溶接接続されたモリブデン等の導電箔10が、前記封止用ガラス体7の外周に沿って設けられている。
前記電極芯線保持体6の外周には、エンボス加工によって凹凸が形成されたモリブデン等の緩衝箔11が、前記導電箔10の上に巻回されている。
そして、この緩衝箔11の先端部11aは、電極芯線保持体6の前端面6aよりも発光管2側に突出している。換言すれば、電極芯線保持体6の前端面6aは、緩衝箔11の先端部11aより後退している。
このような構成とすることにより、封止時に封止管3をバーナー15によって加熱溶融しても、電極芯線保持体6の前面6a近傍では、溶融したガラスが、突出した緩衝箔11の先端部11aによって垂れ下がりが防止され、電極芯線保持体6の前面6aに沿って垂れ下がることがなく、その前面6aに溶着することがない。
また、緩衝箔11によって、溶融した封止管3のガラス材料と電極芯線保持体6とが融着することもなく、更には、点灯時に電極芯線保持体6が熱膨張しても、緩衝箔11の凹凸によって吸収されて、封止管3に過大な応力が作用することがなく、クラックなどが発生することがない。
図2には他の実施例が示されていて、この実施例では、封止部構造が所謂二重シール構造となっている。
陰極4の芯線5を保持する金属製の円筒状電極芯線保持体6、封止用ガラス体7、後方集電板8および導電箔10は、副封止管12によって封止されていて、これらが電極構造体13を構成している。
このとき、電極芯線保持体6の外周には、凹凸を有する緩衝箔11が導電箔10の上から巻き付けられている。そして、この緩衝箔11はその先端部11aが電極芯線保持体6の前面6aよりも発光管側に突出するように配置されている。
図3に示すように、こうして、予め副封止管12によって、前記電極芯線保持体6、封止用ガラス体7および後方集電板8が封止された電極構造体13を、封止管3内に配置して、封止管3によって副封止管12を封止することによって、封止部構造を構成している。
この実施例においても、封止時に、緩衝箔11の突出する先端部11aによって、封止管3の溶融ガラス材料が電極芯線保持体6の前面6aに沿って垂れ下がることを防止できることは図1の実施例と同様である。
また、電極芯線保持体6を金属製とすることで機械加工を可能として、電極4および電極芯線5との組立作業が効率的となり、更に、電極構造体15構造を採用することで、放電ランプの自動組み立て作業が可能となり、コストダウンに資することが大である。
図4に電極構造体13を利用する場合の他の実施例が示されている。
この実施例では、電極構造体13の副封止管12も、前記緩衝箔6とともに、その先端部12aが電極芯線保持体6の前面6aよりも発光管2側に突出している。
こうすることで、封止管3による封止作業時に封止管3が溶融しても、副封止管12と緩衝箔11とが協同してその垂れ下りを防止できる。
勿論、電極構造体13の組立作業において、副封止管12による封止時にも緩衝箔6の突出先端6aによって副封止管12の垂れ下がりも防止できるものである。
以上説明したように、本発明では、発光管と、封止管と、前記発光管内に対向配置された一対の電極とを備えたショートアーク型放電ランプにおいて、封止管内の金属製の電極芯線保持体の外周に巻回された緩衝箔が前記電極芯線保持体の前端面よりも前記発光管側に突出しているので、封止管による封止時に、溶融した封止管ガラス材料が、この緩衝箔の突出先端部によってその垂れ下りを抑制され、電極芯線保持体の前面に融着することがない。そのため、その部位に熱応力が集中することがなく、封止管にクラックが発生することを防止できるものである。
1 ショートアーク型放電ランプ
2 発光管
3 封止管
4 電極
5 電極芯線
6 電極芯線保持体
6a 前端面
7 封止用ガラス体
8 後方集電板
9 外部リード
10 導電箔
11 緩衝箔
11a (緩衝箔)先端部
12 副封止管
12a (副封止管)先端部
13 電極構造体


Claims (4)

  1. 発光管と、該発光管の両端に接続された封止管と、前記発光管内に対向配置された一対の電極と、該電極を支持する電極芯線を具備してなるショートアーク型放電ランプにおいて、
    前記封止管内には、
    前記発光管内に露出し、集電機能を備える金属製の電極芯線保持体と、
    前記電極芯線保持体の後方の封止用ガラス体と、
    前記封止用ガラス体の後端の後方集電板と、
    前記電極芯線保持体と前記後方集電板に接続された導電箔と、
    前記電極芯線保持体の外周に巻回された緩衝箔と、
    が配置され、
    前記緩衝箔が前記電極芯線保持体の前端面よりも前記発光管側に突出していることを特徴とするショートアーク型放電ランプ。
  2. 前記電極芯線保持体と、前記封止用ガラス体と、前記後方集電板と、前記導電箔と、前記緩衝箔とが、ガラス製の副封止管の内部で封止されて電極構造体を構成し、
    前記電極構造体の前記副封止管が、前記封止管の内部に封止されていて、
    前記電極構造体における前記緩衝箔が、前記電極芯線保持体の前端面よりも前記発光管側に突出して形成されていることを特徴とする請求項1に記載のショートアーク型放電ランプ。
  3. 前記電極構造体の前記副封止管が、前記緩衝箔とともに前記電極芯線保持体の前端面よりも前記発光管側に突出して形成されていることを特徴とする請求項2に記載のショートアーク型放電ランプ。
  4. 前記緩衝箔は、エンボス加工されて凹凸形状を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のショートアーク型放電ランプ。


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