JP2015076241A - 車両用灯具 - Google Patents
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Abstract
【課題】良好な放熱効果を得つつ製造コストを抑えることが可能な車両用灯具を提供することにある。
【解決手段】光源32と、光源32を搭載するための光源搭載部25を有するとともに、光源32から発せられた熱を放熱することが可能な金属製のランプボディ11と、ランプボディ11の灯具前方側に取り付けられて灯室Sを形成するアウターカバー12と、を備え、ランプボディ11の灯具後方側の面には、複数の放熱フィン23が形成され、複数の放熱フィン23は、車両1に車両用灯具10が取り付けられた状態において、車両1の前輪4が配置されるための空間であるタイヤハウス2を形成するタイヤハウス形成部材3とともに灯具前方からの走行風が通過する通風路37を形成する。
【選択図】図1
【解決手段】光源32と、光源32を搭載するための光源搭載部25を有するとともに、光源32から発せられた熱を放熱することが可能な金属製のランプボディ11と、ランプボディ11の灯具前方側に取り付けられて灯室Sを形成するアウターカバー12と、を備え、ランプボディ11の灯具後方側の面には、複数の放熱フィン23が形成され、複数の放熱フィン23は、車両1に車両用灯具10が取り付けられた状態において、車両1の前輪4が配置されるための空間であるタイヤハウス2を形成するタイヤハウス形成部材3とともに灯具前方からの走行風が通過する通風路37を形成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、自動車等の車両に取り付けられる車両用灯具に関するものである。
従来、ハウジングの外側表面に隣接して配置された流路チャネルを有し、車両の走行時に流路チャネル内を流れる空気によってハウジングのベース部分に形成されたフィンを冷却することで、ベースに設けられた光源等からの熱を放出する車両用の灯具が知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記構造の灯具では、流路チャネル内を流れる空気によってフィンを冷却することで、光源等が高温になることによる性能低下を抑制することが可能である。しかし、灯具が車両のエンジンルーム付近に設置されると、灯具がエンジンの熱の影響を受けるため、流路チャネル内を流れる空気による冷却では光源等の温度上昇の抑制に限度があった。また、上記のような流路チャネルを備えた灯具は、その構造が複雑化し、製造コストが嵩んでしまう。
本発明の目的は、良好な放熱効果を得つつ製造コストを抑えることが可能な車両用灯具を提供することにある。
上記課題を解決することのできる本発明の車両用灯具は、
光源と、
前記光源を搭載するための光源搭載部を有するとともに、前記光源から発せられた熱を放熱することが可能な金属製のランプボディと、
前記ランプボディの灯具前方側に取り付けられて灯室を形成するアウターカバーと、を備えた車両用灯具において、
前記ランプボディの灯具後方側の面には、灯具後方へ延出する複数の放熱フィンが形成され、
複数の前記放熱フィンは、車両に当該車両用灯具が取り付けられた状態において、車両の前輪が配置されるための空間であるタイヤハウスを形成するタイヤハウス形成部材とともに灯具前方からの走行風が通過する通風路を形成することを特徴とする。
光源と、
前記光源を搭載するための光源搭載部を有するとともに、前記光源から発せられた熱を放熱することが可能な金属製のランプボディと、
前記ランプボディの灯具前方側に取り付けられて灯室を形成するアウターカバーと、を備えた車両用灯具において、
前記ランプボディの灯具後方側の面には、灯具後方へ延出する複数の放熱フィンが形成され、
複数の前記放熱フィンは、車両に当該車両用灯具が取り付けられた状態において、車両の前輪が配置されるための空間であるタイヤハウスを形成するタイヤハウス形成部材とともに灯具前方からの走行風が通過する通風路を形成することを特徴とする。
上記構成の車両用灯具によれば、金属製のランプボディの灯具後方側の面に設けられた放熱フィンとタイヤハウスを形成するタイヤハウス形成部材とにより通風路が形成される。これにより、車両走行時には、この通風路を通過する走行風によって放熱フィンが冷却されるため、放熱フィンが設けられたランプボディの放熱性を向上させることができる。したがって、光源が高温になって性能が低下することを抑制することができる。
しかも、灯具外の熱源であるエンジンから離れた位置に配置されるタイヤハウス形成部材とともに通風路を形成するように取り付けられるので、エンジンからの熱の影響を極力抑えることができる。
また、放熱フィンとタイヤハウス形成部材とで通風路を形成するので、特許文献1に記載された流路チャネルを有する灯具と比較し、構造を簡略化することができ、それにより製造コストの低減を図ることができる。
しかも、灯具外の熱源であるエンジンから離れた位置に配置されるタイヤハウス形成部材とともに通風路を形成するように取り付けられるので、エンジンからの熱の影響を極力抑えることができる。
また、放熱フィンとタイヤハウス形成部材とで通風路を形成するので、特許文献1に記載された流路チャネルを有する灯具と比較し、構造を簡略化することができ、それにより製造コストの低減を図ることができる。
本発明の車両用灯具において、複数の前記放熱フィンは、車両に当該車両用灯具が取り付けられた状態において、前記タイヤハウス形成部材の外形に沿って配置されていることが好ましい。
上記構成の車両用灯具によれば、放熱フィンをタイヤハウス形成部材の外形に沿って配置することで、灯具を搭載する車両の大型化を抑制しつつ通風路の長さを大きく確保することができる。また、走行風を整流しやすくなり、冷却効率が向上する。
本発明の車両用灯具において、複数の前記放熱フィンの少なくとも一部は、灯具前方から見て、前記アウターカバーの外形よりも下側に突出している部分を有することが好ましい。
上記構成の車両用灯具によれば、アウターカバーの外形よりも下側に突出している部分から走行風を通風路に案内しやすくなり、また、複数の放熱フィンの間に走行風が流れやすくなるため、冷却性が向上する。また、放熱フィンが車両のデザインの一部となり、意匠性の向上が図れる。
本発明の車両用灯具において、前記ランプボディの灯具後方側の面には、前記ランプボディを傾動可能に支持する支持部が設けられ、
車両に当該車両用灯具が取り付けられた状態において、前記ランプボディと前記タイヤハウス形成部材との間には、前記ランプボディの傾動を可能とする隙間が形成されていることが好ましい。
車両に当該車両用灯具が取り付けられた状態において、前記ランプボディと前記タイヤハウス形成部材との間には、前記ランプボディの傾動を可能とする隙間が形成されていることが好ましい。
上記構成の車両用灯具によれば、ランプボディとタイヤハウス形成部材との間の空間を、通風路だけでなく、エイミングのための隙間としても利用することができる。これにより、エイミングのための空間を別個に設ける必要がなくなり、灯具を搭載する車両の小型化を図ることができる。
本発明によれば、良好な放熱効果を得つつ製造コストを抑えることが可能である。
以下、本発明に係る車両用灯具の実施の形態の例を、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る車両用灯具が車両に取り付けられた状態における概略断面図である。なお、以下の説明における前後、上下及び左右の各方向は、車両用灯具が搭載された車両が水平面を直進走行している状態に相当する基準姿勢にあり、且つ運転者が前方を向いているときの当該運転者の視点を基準とする。
図1は、本実施形態に係る車両用灯具が車両に取り付けられた状態における概略断面図である。なお、以下の説明における前後、上下及び左右の各方向は、車両用灯具が搭載された車両が水平面を直進走行している状態に相当する基準姿勢にあり、且つ運転者が前方を向いているときの当該運転者の視点を基準とする。
図1に示すように、本実施形態に係る車両用灯具10は、車両1に設けられたタイヤハウス2の前方における上方側に配置されている。タイヤハウス2は、タイヤハウス形成部材3によって形成されており、このタイヤハウス2には、車両1の前輪4が配置されている。タイヤハウス形成部材3は、インナーフェンダであり、前輪4の外周に沿うように円弧状に湾曲されている。車両用灯具10は、車両1のバンパー5の上方側に配置され、その上方側が車両1のフード6によって覆われている。
この車両用灯具10は、自動車の前照灯などとして用いられるもので、自動車の車両1の前部に設けられて灯具の前方へ光を照射する灯具である。なお、本例において、灯具前方とは、車両用灯具10における後述のアウターカバー12側(図1の左側)であり、灯具後方とは、灯具前方と反対側(図1の右側)である。
図2は、車両用灯具の前方側からの斜視図である。図3は、車両用灯具の後方側からの斜視図である。
図2及び図3に示すように、車両用灯具10は、金属製のランプボディ11と、樹脂製のアウターカバー12とを備えている。ランプボディ11は、例えば、アルミニウム等の熱伝導率に優れた金属材料から形成されている。ランプボディ11は、ベース部21と、ベース部21の背面側のヒートシンク部22とを有しており、これらのベース部21とヒートシンク部22とが一体に成形されている。
図2及び図3に示すように、車両用灯具10は、金属製のランプボディ11と、樹脂製のアウターカバー12とを備えている。ランプボディ11は、例えば、アルミニウム等の熱伝導率に優れた金属材料から形成されている。ランプボディ11は、ベース部21と、ベース部21の背面側のヒートシンク部22とを有しており、これらのベース部21とヒートシンク部22とが一体に成形されている。
アウターカバー12は、透光性を有するプラスチック等の合成樹脂から成形されたもので、ランプボディ11のベース部21の前面側を覆うようにランプボディ11に取り付けられている。アウターカバー12は、ランプボディ11に接着固定されて液密的に取り付けられ、このアウターカバー12をランプボディ11に取り付けることで、ランプボディ11とアウターカバー12とで囲われた空間からなる灯室S(図1参照)が形成されている。
車両用灯具10は、灯室S内に、複数(本例では3個)の灯具ユニット31を備えている。ランプボディ11のベース部21には、複数箇所に光源搭載部25が形成されており、これらの光源搭載部25上に灯具ユニット31が設けられている。
図1に示すように、灯具ユニット31は、LED(Light Emitting Diode)からなる光源32と、この光源32が発する光を灯具前方へ向けて反射させるリフレクタ33と、このリフレクタ33で反射された光源32の光を集光して灯具前方へ照射する投影レンズ34とを備えている。光源32及びリフレクタ33は、光源搭載部25に搭載されている。また、灯具ユニット31は、投影レンズ34の後方焦点近傍に配置されたシェード35を有している。シェード35は、灯具ユニット31から照射される光の一部を遮光することで、灯具前方にカットラインを有する所定の配光パターンを形成する。
図2及び図3に示すように、ランプボディ11のヒートシンク部22は、ランプボディ11の背面側へ突出する複数の放熱フィン23を有している。これらの放熱フィン23は、ランプボディ11のヒートシンク部22の灯具後方側の面に形成されている。これらの放熱フィン23は、車両1に車両用灯具10が取り付けられた状態において、車両用灯具10の上下方向に沿って配置される形成されており、車両用灯具10の幅方向に隙間をあけて配置されている。
図1に示すように、複数の放熱フィン23を有するヒートシンク部22は、タイヤハウス形成部材3に対向する側が、このタイヤハウス形成部材3の円弧状に形成された外面に沿って円弧状に窪まされている。これにより、複数の放熱フィン23は、車両1に車両用灯具10が取り付けられた状態において、タイヤハウス形成部材3の外形に沿って配置されている。そして、これらの複数の放熱フィン23は、車両1に車両用灯具10が取り付けられた状態において、タイヤハウス形成部材3とともに灯具前方からの走行風が通過する通風路37を形成している。
図4は、車両用灯具の正面図である。
図4に示すように、放熱フィン23は、その一部が、ベース部21の上部側及び下部側へ突出されている。これにより、放熱フィン23は、灯具前方から見て、アウターカバー12の外形よりも外側である上部及び下部に突出している上部突出部23a及び下部突出部23bを有している。車両1に車両用灯具10が取り付けられた状態において、複数の放熱フィン23の各フィンの間に形成される隙間Cは、車両用灯具10の上下方向に沿って配置されるとともに、車両用灯具10の左右方向に複数形成されて、通風路37の一部を構成している。
図4に示すように、放熱フィン23は、その一部が、ベース部21の上部側及び下部側へ突出されている。これにより、放熱フィン23は、灯具前方から見て、アウターカバー12の外形よりも外側である上部及び下部に突出している上部突出部23a及び下部突出部23bを有している。車両1に車両用灯具10が取り付けられた状態において、複数の放熱フィン23の各フィンの間に形成される隙間Cは、車両用灯具10の上下方向に沿って配置されるとともに、車両用灯具10の左右方向に複数形成されて、通風路37の一部を構成している。
図5は、車両に取り付けられた状態における車両用灯具の概略側面図である。図6は、車両用灯具を傾動させるエイミング機構を説明する概略分解斜視図である。
図5及び図6に示すように、車両用灯具10のランプボディ11の灯具後方には、タイヤハウス形成部材3との間に形成された通風路37に、エイミング機構41が設けられている。エイミング機構41は、車両用灯具10のランプボディ11を傾動可能に支持するものである。そして、車両1に車両用灯具10が取り付けられた状態において、ランプボディ11とタイヤハウス形成部材3との間には、ランプボディ11の傾動を可能とする通風路37からなる隙間が形成されている。
図5及び図6に示すように、車両用灯具10のランプボディ11の灯具後方には、タイヤハウス形成部材3との間に形成された通風路37に、エイミング機構41が設けられている。エイミング機構41は、車両用灯具10のランプボディ11を傾動可能に支持するものである。そして、車両1に車両用灯具10が取り付けられた状態において、ランプボディ11とタイヤハウス形成部材3との間には、ランプボディ11の傾動を可能とする通風路37からなる隙間が形成されている。
エイミング機構41は、ブラケット(支持部の一例)42を備えている。このブラケット42は、矩形状の枠体からなるもので、上部及び下部には、ネジ挿通孔43が形成されている。これらのネジ挿通孔43には、車両用灯具10側からネジ44が挿通され、これらのネジ44を、車両1のタイヤハウス形成部材3に形成されたネジ孔へねじ込むことで、タイヤハウス形成部材3に固定される。
ブラケット42の中間部の一端側には、ピボット軸45が取り付けられている。ピボット軸45は、先端部に球体部45aが形成されている。また、ブラケット42には、中間部における他端側及び下部における一端側に、ナット部材46が取り付けられている。
また、車両用灯具10のランプボディ11は、上部側における一側部に、ピボット支持部材51が設けられたピボット支持部52を有している。また、車両用灯具10のランプボディ11は、上部側における他側部及び下部側における一側部に、ボルト挿通孔53が形成された支持片部54を有している。
ピボット支持部52のピボット支持部材51は、ピボット軸45の球体部45aを保持し、球体部45aを中心として上下左右方向へ回動可能とする。また、支持片部54のボルト挿通孔53には、エイミングスクリュー55が挿通されており、これらのエイミングスクリュー55は、それぞれナット部材46にねじ込まれている。また、エイミングスクリュー55には、コイルスプリング56が装着されており、これらのコイルスプリング56によってランプボディ11の支持片部54がブラケット42から離間する方向へ押圧されている。
このように、エイミング機構41は、ブラケット42、ピボット軸45、エイミングスクリュー55及びスプリング56から構成されており、車両用灯具10は、タイヤハウス形成部材3に固定されたブラケット42に、ピボット軸45及びエイミングスクリュー55によって支持されている。
このエイミング機構41では、2本のエイミングスクリュー55のねじ込み量を調整することで車両用灯具10の上下左右方向への向きの調整が可能とされている。具体的には、下方側のエイミングスクリュー55のねじ込み量を調整することで、車両用灯具10の上下方向への向きの調整が行われ、上方側のエイミングスクリュー55のねじ込み量を調整することで、車両用灯具10の左右方向への向きの調整が行われる。そして、このエイミング機構41で車両用灯具10の向きを調整することで、各灯具ユニット31から照射される光の照射方向の調整を行うことができる。
上記の車両用灯具10では、走行状態や走行環境に応じて、複数の灯具ユニット31の全部または一部を点灯させることで、灯具前方に光が照射される。このとき、灯具ユニット31では、給電されて発光する光源32が発熱する。この光源32で生じた熱は、光源搭載部25からランプボディ11に伝達され、このランプボディ11のヒートシンク部22の放熱フィン23から放出される。
一方、車両1が走行すると、ランプボディ11とタイヤハウス形成部材3との間に形成された通風路37には、その前方側の入口37aから外気が流入する(図1中矢印A参照)。これにより、通風路37には、車両1が走行することによって、前方側の入口37aから後方側の出口37bへ向かって走行風が通過し、出口37bから流出する(図1中矢印B参照)。すると、ランプボディ11のヒートシンク部22では、各放熱フィン23の間を走行風が通過することで、放熱フィン23が冷やされ、よって、灯具ユニット31の光源32が冷却される。
以上、説明したように、本実施形態に係る車両用灯具10によれば、金属製のランプボディ11の灯具後方側の面に設けられた放熱フィン23とタイヤハウス2を形成するタイヤハウス形成部材3とにより通風路37が形成される。これにより、車両1の走行時には、この通風路37を通過する走行風によって放熱フィン23が冷却されるため、放熱フィン23が設けられたランプボディ11の放熱性を向上させることができる。よって、光源32が高温になって性能が低下することを抑制することができる。
しかも、灯具外の熱源であるエンジンから離れた位置に配置されるタイヤハウス形成部材3とともに通風路37を形成するように取り付けられるので、エンジンからの熱の影響を極力抑えることができる。
また、放熱フィン23とタイヤハウス形成部材3とで通風路37を形成するので、流路チャネルを有する灯具と比較し、構造を簡略化することができ、それにより、製造コストの低減を図ることができる。このように、本実施形態に係る車両用灯具10によれば、良好な放熱効果を得つつ製造コストを抑えることができる。
しかも、灯具外の熱源であるエンジンから離れた位置に配置されるタイヤハウス形成部材3とともに通風路37を形成するように取り付けられるので、エンジンからの熱の影響を極力抑えることができる。
また、放熱フィン23とタイヤハウス形成部材3とで通風路37を形成するので、流路チャネルを有する灯具と比較し、構造を簡略化することができ、それにより、製造コストの低減を図ることができる。このように、本実施形態に係る車両用灯具10によれば、良好な放熱効果を得つつ製造コストを抑えることができる。
しかも、タイヤハウス形成部材3の外形に沿って放熱フィン23を配設することで、灯具を搭載する車両1の大型化を抑制しつつ通風路37の長さを大きく確保することができる。また、走行風を整流しやすくなり、冷却効率が向上する。
また、複数の放熱フィン23の一部を灯具前方から見て、アウターカバー12の外形よりも外側に突出させたことで、アウターカバー12の外形よりも下側に突出している部分である下部突出部23bから走行風を通風路37に案内しやすくなる。また、複数の放熱フィン23の間隙Cに走行風が流れやすくなるため、冷却性が向上する。また、放熱フィン23が車両1のデザインの一部となり、意匠性の向上が図れる。
また、ランプボディ11の灯具後方側の面にエイミング機構41を設け、ランプボディ11とタイヤハウス形成部材3との間の空間を、通風路37だけでなく、エイミングのための隙間としても利用することができる。これにより、エイミングのための空間を別個に設ける必要がなくなり、灯具を搭載する車両1の小型化を図ることができる。
1:車両、2:タイヤハウス、3:タイヤハウス形成部材、4:前輪、10:車両用灯具、11:ランプボディ、12:アウターカバー、23:放熱フィン、25:光源搭載部、32:光源、37:通風路、41:エイミング機構、42:ブラケット(支持部)、S:灯室
Claims (4)
- 光源と、
前記光源を搭載するための光源搭載部を有するとともに、前記光源から発せられた熱を放熱することが可能な金属製のランプボディと、
前記ランプボディの灯具前方側に取り付けられて灯室を形成するアウターカバーと、を備えた車両用灯具において、
前記ランプボディの灯具後方側の面には、灯具後方へ延出する複数の放熱フィンが形成され、
複数の前記放熱フィンは、車両に当該車両用灯具が取り付けられた状態において、車両の前輪が配置されるための空間であるタイヤハウスを形成するタイヤハウス形成部材とともに灯具前方からの走行風が通過する通風路を形成することを特徴とする車両用灯具。 - 複数の前記放熱フィンは、車両に当該車両用灯具が取り付けられた状態において、前記タイヤハウス形成部材の外形に沿って配置されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
- 複数の前記放熱フィンの少なくとも一部は、灯具前方から見て、前記アウターカバーの外形よりも下側に突出している部分を有することを特徴とする請求項1または2に記載の車両用灯具。
- 前記ランプボディの灯具後方側の面には、前記ランプボディを傾動可能に支持する支持部が設けられ、
車両に当該車両用灯具が取り付けられた状態において、前記ランプボディと前記タイヤハウス形成部材との間には、前記ランプボディの傾動を可能とする隙間が形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の車両用灯具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013211162A JP2015076241A (ja) | 2013-10-08 | 2013-10-08 | 車両用灯具 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2013211162A JP2015076241A (ja) | 2013-10-08 | 2013-10-08 | 車両用灯具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2015076241A true JP2015076241A (ja) | 2015-04-20 |
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ID=53000945
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JP (1) | JP2015076241A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019009065A (ja) * | 2017-06-28 | 2019-01-17 | 市光工業株式会社 | 車両用灯具 |
-
2013
- 2013-10-08 JP JP2013211162A patent/JP2015076241A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019009065A (ja) * | 2017-06-28 | 2019-01-17 | 市光工業株式会社 | 車両用灯具 |
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