JP2015075690A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の像保持体すべてを回転駆動する場合と、複数の像保持体のうち一部の像保持体を回転駆動して他の像保持体を回転駆動しない場合と、で異なる駆動源を用いる場合に比べて、駆動源の数を減少させることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】複数の感光体ドラム及び中間転写ベルトの回転を駆動し、回転方向を第1及び第2の方向に切替可能な駆動モータ51を備える。駆動モータ51を第1の方向に回転駆動することで、複数の歯車からなる第1の駆動力伝達手段52により、当該駆動モータ51の回転駆動力を複数の感光体ドラム及び中間転写ベルトに一方向の回転駆動力として伝達し、駆動モータ51を第2の方向に回転駆動することで、複数の歯車からなる第2の駆動力伝達手段53により、当該駆動モータ51の回転駆動力を一部の感光体ドラム及び中間転写ベルトに一方向の回転駆動力として伝達する。
【選択図】図4

Description

この発明は、画像形成装置に関するものである。
従来、画像形成装置としては、例えば、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色に対応した複数の感光体ドラムを備えたものがある。かかる画像形成装置において複数の感光体ドラム等からなる被駆動体に駆動力を伝達する技術としては、例えば、特許文献1、2に記載されたものが既に提案されている。
特許文献1は、第1のモータの回転方向に応じてクリーニングローラを一定方向に回転駆動する第1及び第2の歯車機構と、第1のモータの回転方向に応じて一部の現像手段を駆動又は停止させる第3の歯車機構を備えるように構成したものである。
特許文献2は、単一の駆動源に対して異なる動力伝達経路が設定され、動力伝達経路の出力位置に設けられている被駆動部材を駆動する駆動装置において、動力伝達経路の一つには常に同じ方向への移動を行う部材が、そして動力伝達経路の他の一つには駆動源の正逆駆動に応じて相反する方向に移動する部材がそれぞれ設けられ、駆動源の正逆駆動に拘わらず、動力伝達経路の一つに位置する部材に対して同じ方向への移動を行わせる方向の動力を伝達する構成を備えるように構成したものである。
特開2011−90040号公報 特開2011−197294号公報
この発明は、複数の像保持体すべてを回転駆動する場合と、複数の像保持体のうち一部の像保持体を回転駆動して他の像保持体を回転駆動しない場合と、で異なる駆動源を用いる場合に比べて、駆動源の数を減少させることを目的とする。
請求項1に記載された発明は、形成された像を保持する複数の像保持体と、
前記複数の像保持体の回転を駆動し、回転方向を第1及び第2の方向に切替可能な駆動源と、
前記第1の方向に回転駆動する前記駆動源の回転駆動力を前記複数の像保持体に一方向の回転駆動力として伝達する第1の駆動力伝達手段と、
前記第2の方向に回転駆動する前記駆動源の回転駆動力を前記複数の像保持体のうち、一部の像保持体に一方向の回転駆動力として伝達し、他の像保持体に伝達しない第2の駆動力伝達手段と、
を備え、
前記駆動源の回転方向を変えることで、前記第1及び第2の駆動力伝達手段を切り替えることを特徴とする画像形成装置である。
請求項2に記載された発明は、前記第1及び第2の駆動力伝達手段は、太陽歯車の周囲に配置された複数の遊星歯車からなる歯車機構を備えていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項3に記載された発明は、前記遊星歯車の周囲を囲い、前記駆動源の回転駆動力を受けて前記遊星歯車とともに回転する囲い部材を有し、
前記囲い部材の回転方向が、前記駆動源の回転方向を前記第1及び第2の方向に切り替えることで切り替わり、
前記第1の方向の回転駆動力を受けた場合と、前記第2の方向の回転駆動力を受けた場合とで、停止時に噛み合う前記囲い部材内の歯車と前記囲い部材外の歯車が変わることで、前記第1及び第2の駆動力伝達手段が切り替わる
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置である。
請求項4に記載された発明は、前記複数の像保持体の一つが中間転写体であり、
前記中間転写体の表面に接触し、前記表面を清掃する清掃部材を有し、
前記第1及び第2の駆動力伝達手段の切替時に前記中間転写体が正規の回転方向と逆方向に回転する
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置である。
請求項5に記載された発明は、前記第1及び第2の駆動力伝達手段は、太陽歯車の中心から前記中間転写体に駆動力を伝達する遊星歯車の中心を結ぶ直線と、前記遊星歯車の中心から前記中間転写体駆動歯車の中心を結ぶ直線との成す角度が90度以下に設定されていることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置である。
請求項6に記載された発明は、前記複数の像保持体の一つが黒色用の像保持体であり、前記黒色用の像保持体に駆動力を伝達する第1及び第2の駆動力伝達手段のうち、一方の駆動力伝達手段が複数の色の像保持体に駆動力を伝達することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像形成装置である。
請求項7に記載された発明は、前記第1及び第2の駆動力伝達手段のうち、一方の駆動力伝達手段がワンウェイクラッチを備えていることを特徴とする請求項1乃至6に記載の画像形成装置である。
請求項1に記載された発明によれば、複数の像保持体を一方向に回転駆動する場合と、複数の像保持体のうち一部の像保持体のみを一方向に回転駆動する場合と、で異なる駆動源を用いる場合に比べて、駆動源の数を減少させることができる。
請求項2に記載された発明によれば、第1及び第2の駆動力伝達手段に太陽歯車の周囲に配置された複数の遊星歯車からなる歯車機構を備えていない場合に比べて、構成の簡略化が可能となる。
請求項3に記載された発明によれば、複数の像保持体を一方向に回転駆動する場合と、複数の像保持体のうち一部の像保持体のみを一方向に回転駆動する場合と、で異なる駆動源を用いる場合に比べて、駆動源の数を減少させることができる。
請求項4に記載された発明によれば、駆動力伝達手段の切り替え時に中間転写体が逆方向に回転しない場合に比べて、中間転写体の清掃部材に堆積した紙粉等の異物を除去することができる。
請求項5に記載された発明によれば、太陽歯車の中心から前記中間転写体に駆動力を伝達する遊星歯車の中心を結ぶ直線と、前記遊星歯車の中心から前記中間転写体駆動歯車の中心を結ぶ直線との成す角度が90度より大きい角度に設定されている場合に比べて、中間転写体の清掃部材に堆積した紙粉等の異物を除去することができる。
請求項6に記載された発明によれば、第1方向及び第2方向への回転駆動力の切り替えによって、画像形成モードを切り替えることができる。
請求項7に記載された発明によれば、複数の像保持体の位相合わせを行った状態で画像形成モードに応じた駆動の切り替えが可能となる。
この発明の実施の形態1に係る画像形成装置を示す概略構成図である。 この発明の実施の形態1に係る画像形成装置の現像装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態1に係る画像形成装置の要部を示す構成図である。 駆動装置を示す構成図である。 駆動装置の動作を示す構成図である。 この発明の実施の形態2に係る画像形成装置の駆動装置を示す構成図である。 駆動装置の動作を示す構成図である。
以下に、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[実施の形態1]
図1は、実施の形態1に係る画像形成装置の全体の概要を示すものである。
<画像形成装置の全体の構成>
この実施の形態1に係る画像形成装置としてのカラープリンタを示すものである。この画像形成装置1には、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)2や画像読取装置3から画像データが入力される。
画像形成装置1の筐体1aの内部には、図1に示されるように、パーソナルコンピュータ(PC)2や画像読取装置3等から送られてくる画像データに対して、必要に応じて、シェーディング補正、位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠消し、色/移動編集等の予め定められた画像処理を施す画像処理部4が配置されているとともに、画像形成装置1全体の動作を統括的に制御する制御部5が設けられている。
そして、上記の如く画像処理部4で予め定められた画像処理が施された画像データは、同じく画像処理部4によって、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色の画像データに変換され、次に述べるように、画像形成装置1の内部に設けられた画像出力部6によってフルカラー画像又はモノクロ画像として出力される。
画像出力部6は、現像剤を構成するトナーで現像されるトナー像を形成する複数の作像装置10と、各作像装置10で形成されるトナー像をそれぞれ保持して最終的に記録媒体の一例としての記録用紙7に二次転写する二次転写位置T2まで搬送する中間転写装置20と、中間転写装置20で二次転写された記録用紙7上のトナー像を定着させる定着装置30等を備えている。また、画像出力部6には、中間転写装置20の二次転写位置T2に供給すべき所要の記録用紙7を収容して搬送する給紙装置40が併設されている。なお、筐体1aは支持構造部材、外装カバー等で形成されている。
作像装置10は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の4色のトナー像をそれぞれ専用に形成する4つの作像装置10Y,10M,10C,10Kで構成されている。この4つの作像装置10(Y,M,C,K)は、筐体1aの内部空間において1列に並べた状態となるよう配置されている。
各作像装置10(Y,M,C,K)は、図1に示されるように、回転する像保持体の一例としての感光体ドラム11を備えており、この感光体ドラム11の周囲に、次のような各装置が主に配置されている。主な装置とは、感光体ドラム11の像形成が可能な周面(像保持面)を所要の電位に帯電させる帯電装置12と、感光体ドラム11の帯電された周面に画像の情報(信号)に基づく光LBを照射して電位差のある(各色用の)静電潜像を形成する露光手段としての露光装置13と、その静電潜像を対応する色(Y,M,C,K)の現像剤のトナーで現像してトナー像にする現像手段としての現像装置14(Y,M,C,K)と、その各トナー像を一次転写位置T1において中間転写装置20に転写する一次転写装置15と、一次転写後における感光体ドラム11の像保持面に残留して付着するトナー等の付着物を取り除いて清掃するドラム清掃装置16等である。
感光体ドラム11は、接地処理される円筒状又は円柱状の基材の周面に感光材料からなる光導電性層(感光層)を有する像保持面を形成したものである。この感光体ドラム11は、後述する駆動装置50から動力が伝達されて矢印Aで示す方向に回転するように支持されている。
帯電装置12は、感光体ドラム11に接触した状態で配置される接触型の帯電ロールで構成される。帯電装置12には帯電用電圧が供給される。帯電用電圧としては、現像装置14が反転現像を行うものである場合、その現像装置14から供給されるトナーの帯電極性と同じ極性の電圧又は電流が供給される。
露光装置13は、画像形成装置1に入力される画像の情報に応じて構成される光LBを、帯電された後の感光体ドラム11の周面に対して照射して静電潜像を形成するものである。露光装置13には、潜像形成時になると画像形成装置1に任意の手段で入力され、画像処理部4で画像処理された画像の情報(信号)が送信される。
現像装置14(Y,M,C,K)はいずれも、図2に示されるように、開口部141と現像剤8の収容室142が形成された筐体140の内部に、現像剤8を保持して感光体ドラム11と向き合う現像領域まで搬送する現像ロール143と、現像剤8を攪拌しながら現像ロール143に供給するよう搬送する2つのスクリューオーガー等の攪拌搬送部材144,145と、現像ロール143に保持される現像剤8の量(層厚)を規制する層厚規制部材146などを配置して構成されたものである。この現像装置14には、その現像ロール143と感光体ドラム11の間に現像用のバイアス電圧が図示しない電源装置から供給される。また、現像ロール143や攪拌搬送部材144,145は、図示しない駆動装置からの動力が伝達されて所要の方向に回転する。上記4色の現像剤8(Y,M,C,K)としては、例えば、非磁性トナーと磁性キャリアを含む二成分現像剤が使用される。
一次転写装置15は、中間転写ベルト21を介して感光体ドラム11の周面に接触して回転するとともに一次転写用電圧が供給される一次転写ロールを備えた接触型の転写装置である。一次転写用電圧としては、トナーの帯電極性と逆の極性を示す直流の電圧が図示しない電源装置から供給される。
ドラム清掃装置16は、一部が開口する容器状の本体と、一次転写後の感光体ドラム11の周面に所要の圧力で接触するように配置されて残留トナー等の付着物を取り除いて清掃する清掃板と、清掃板により取り除かれた付着物を回収する回収装置等で構成されている。
中間転写装置20は、図1に示されるように、各作像装置10(Y,M,C,K)の上方の位置に存在するように配置される。この中間転写装置20は、感光体ドラム11と一次転写装置15(一次転写ロール)の間となる一次転写位置T1を通過しながら矢印Bで示す方向に回転する中間転写ベルト21と、中間転写ベルト21をその内面から所望の状態に保持して回転自在に支持する複数のベルト支持ロール22〜24と、ベルト支持ロール23に支持されている中間転写ベルト21の外周面(像保持面)側に配置されて中間転写ベルト21上のトナー像を記録用紙7に二次転写させる二次転写装置25と、二次転写装置25を通過した後に中間転写ベルト21の外周面に残留して付着するトナー、紙粉等の付着物を取り除いて清掃するベルト清掃装置27とで主に構成されている。
中間転写ベルト21としては、例えばポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂等の合成樹脂にカーボンブラック等の抵抗調整剤などを分散させた材料で製作される無端状のベルトが使用される。また、ベルト支持ロール22は従動ロールとして構成され、ベルト支持ロール23は駆動ロール並びに二次転写のバックアップロールとして構成され、ベルト支持ロール24は張力付与ロールとして構成されている。駆動ロールとして構成されるベルト支持ロール23は、後述する駆動装置50によって回転駆動される。
二次転写装置25は、図1に示されるように、中間転写装置20におけるベルト支持ロール23に支持されている中間転写ベルト21の外周面部分である二次転写位置T2において、中間転写ベルト21の周面に接触して回転するとともに二次転写用電圧が供給される二次転写ロール26を備えた接触型の転写装置である。また、二次転写ロール26又は中間転写装置20の支持ロール23には、トナーの帯電極性と逆極性又は同極性を示す直流の電圧が二次転写用電圧として供給される。
ベルト清掃装置27は、中間転写ベルト21の表面に接触する清掃部材の一例としてのクリーニングブレード27aを備えている。クリーニングブレード27aは、中間転写ベルト21の外周面に残留して付着するトナー、紙粉等の付着物を取り除いて清掃する。
定着装置30は、表面温度が予め定められた温度に保持されるよう加熱手段によって加熱されるロール形態又はベルト形態の加熱用回転体31と、この加熱用回転体31に所要の圧力で接触して回転するロール形態又はベルト形態の加圧用回転体32などを配置して構成されたものである。この定着装置30では、加熱用回転体31と加圧用回転体32が接触する接触部が所要の定着処理(加熱及び加圧)を行う定着処理部となる。
給紙装置40は、露光装置13の下方側の位置に存在するように配置される。この給紙装置40は、所望のサイズ、種類等の記録用紙7を積載した状態で収容する単数(又は複数)の用紙収容体41と、用紙収容体41から記録用紙7を1枚ずつ送り出す送出装置42とで主に構成されている。用紙収容体41は、例えば、筐体1aの正面(使用者が操作時に向き合う側面)側に引き出すことができるように取り付けられている。
給紙装置40と二次転写装置25との間には、給紙装置40から送り出される記録用紙7を二次転写位置T2まで搬送する複数の用紙搬送ロール対43,44や搬送ガイド材で構成される給紙搬送路45が設けられている。給紙搬送路45において二次転写位置T2の直前の位置に配置される用紙搬送ロール対44は、例えば記録用紙7の搬送時期を調整するロール(レジストロール)として構成されている。さらに、定着装置30の用紙搬送方向に沿った下流側には、記録用紙7を排出収容部46へと排出する排出ロール対47が配置されている。
尚、図1において、符号48は両面用の搬送路を、49は手差し給紙装置をそれぞれ示している。
ところで、この実施の形態に係る画像形成装置1は、制御部5によって切り替え制御されるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の作像装置10(Y,M,C,K)を用いて画像を形成するフルカラーモード(第1のモード)と、ブラック(K)の作像装置10Kのみを用いて画像を形成するモノクロモード(第2のモード)とを備えている。そして、フルカラーモードでは、作像装置10(Y,M,C,K)のすべての感光体ドラム11が中間転写ベルト21に接触する。一方、モノクロモードでは、ブラック(K)の作像装置10Kの感光体ドラム11のみが中間転写ベルト21に接触し、他のカラーの感光体ドラム10(Y,M,C)は、中間転写ベルト21から離間するよう構成されている。
そのため、中間転写装置20は、図3(a)に示されるように、ブラック(K)の作像装置10Kの一次転写ロール15Kを回転自在に支持する第1の支持部材201と、イエロー、マゼンタ及びシアンの作像装置10(Y,M,C)の一次転写ロール15(Y,M,C)を回転自在に支持する第2の支持部材202とを備える。第2の支持部材202は、一次転写ロール15(Y,M,C)と共に中間転写ベルト21を感光体ドラム11(Y,M,C)から離間させることが可能となるよう支軸203を中心にして回動(傾斜移動)自在に配置されている。また、第2の支持部材202は、図示しない駆動装置によって回転駆動される偏心カム204と、偏心カム204により第2の支持部材202を回動させる凹部205と、第2の支持部材202を作像装置10(Y,M,C)側に押圧するコイルスプリング206を備える。
<画像形成装置の基本的な動作>
以下、画像形成装置1による基本的な画像形成動作について説明する。
前記4つの作像装置10(Y,M,C,K)を使用して、4色(Y,M,C,K)のトナー像を組み合わせて構成されるフルカラー画像を形成するときの画像形成動作を主に説明する。
画像形成装置1は、画像形成動作(プリント)の要求の指令情報を受けると、4つの作像装置10(Y,M,C,K)、中間転写装置20、二次転写装置25、定着装置30等が始動する。
そして、各作像装置10(Y,M,C,K)においては、まず各感光体ドラム11が矢印Aで示す方向に回転し、各帯電装置12が各感光体ドラム11の表面を所要の極性(実施の形態1ではマイナス極性)及び電位にそれぞれ帯電させる。続いて、露光装置13が、帯電後の感光体ドラム11の表面に対し、画像形成装置1にパーソナルコンピュータ(PC)2や画像読取装置3等から入力される画像の情報を画像処理部4により各色成分(Y,M,C,K)に変換して得られる画像の信号に基づいて発光される光LBを照射し、その表面に所要の電位差で構成される各色成分の静電潜像をそれぞれ形成する。
続いて、各現像装置14(Y,M,C,K)が、感光体ドラム11に形成された各色成分の静電潜像に対し、所要の極性(マイナス極性)に帯電された対応する色(Y,M,C,K)のトナーをそれぞれ供給して静電的に付着させて現像を行う。この現像により、各感光体ドラム11に形成された各色成分の静電潜像は、その対応する色のトナーでそれぞれ現像された4色(Y,M,C,K)のトナー像として顕像化される。
続いて、各作像装置10(Y,M,C,K)の感光体ドラム11上に形成された各色のトナー像が一次転写位置T1まで搬送されると、一次転写装置15が、その各色のトナー像を中間転写装置20の矢印Bで示す方向に回転する中間転写ベルト21に対して順番に重ね合わせるような状態で一次転写させる。
また、一次転写が終了した各作像装置10では、ドラム清掃装置16が感光体ドラム11の表面に残留するトナー等の付着物を掻き取るように除去して感光体ドラム11の表面を清掃する。これにより、各作像装置10は次の作像動作が可能な状態にされる。
続いて、中間転写装置20では、中間転写ベルト21の回転により一次転写されたトナー像を保持して二次転写位置T2まで搬送する。一方、給紙装置40では、作像動作に合わせて所要の記録用紙7を給紙搬送路45に送り出す。給紙搬送路45では、レジストロールとしての用紙搬送ロール対44が記録用紙7を転写時期に合わせて二次転写位置T2に送り出して供給する。
二次転写位置T2においては、二次転写ロール26が、中間転写ベルト21上のトナー像を記録用紙7に一括して二次転写させる。また、二次転写が終了した中間転写装置20では、ベルト清掃装置27が、二次転写後の中間転写ベルト21の表面に残留したトナー等の付着物を取り除いて清掃する。
続いて、トナー像が二次転写された記録用紙7は、中間転写ベルト21と二次転写ロール26から剥離された後に定着装置30まで搬送される。定着装置30では、必要な定着処理(加熱及び加圧)をして未定着のトナー像を用紙7に定着させる。最後に、定着が終了した後の記録用紙7は、排出ロール対47により筐体1aの上部に設けられた排出収容部46に排出される。
以上の動作により、4色のトナー像を組み合わせて構成されるフルカラー画像が形成された記録用紙7が出力される。
また、画像形成装置1においてモノクロの画像を形成する場合には、図3(a)に示されるように、図示しない駆動装置により偏心カム204を図中反時計回り方向に回転する。すると、第2の支持部材202は、図3(b)に示されるように、偏心カム204により凹部205を介してコイルスプリング206の押圧力に抗し、支軸203を中心にして図中時計回り方向に回動する。そのため、中間転写ベルト21は、一次転写ロール15と共に作像装置10(Y,M,C)の感光体ドラム11から離間する。
そして、作像装置10(Y,M,C)の感光体ドラム11から中間転写ベルト21が離間すると、後述するように感光体ドラム11及び現像装置14の回転駆動が停止される。なお、画像形成装置1においてフルカラーの画像を形成する場合には、図3(b)に示される状態において、図示しない駆動装置によって偏心カム204を図中時計回り方向に回転することで、コイルスプリング206の押圧力により第2の支持部材202を下方に移動させ、図3(a)に示されるように、中間転写ベルト21及び一次転写ロール15を作像装置10(Y,M,C)の感光体ドラム11に接触させる。
<画像形成装置の特徴部分の構成>
図4はこの実施の形態1に係る画像形成装置の駆動装置を示す構成図である。
この実施の形態1に係る画像形成装置1の駆動装置50は、図1に示されるように、装置筐体1aのリア(背面)側に配置されている。この駆動装置50は、図4に示されるように、駆動装置50の図示しないハウジングに取り付けられた駆動源としての駆動モータ51を備えている。駆動モータ51は、その回転方向が正転方向(第1の方向)及び逆転方向(第2の方向)に切替可能に構成されている。
駆動装置50は、ブラックの感光体ドラム11Kと中間転写ベルト21を駆動するためのベルト支持ロール(駆動ロール)23を常時一方向に回転駆動するとともに、フルカラーモード又はモノクロモードのいずれかの画像形成モードに応じて、カラーの感光体ドラム11(Y,M,C)を回転駆動させるか又は停止させるよう切り替えが可能となっている。
駆動装置50は、フルカラーモード時に、ブラックの感光体ドラム11K及びベルト支持ロール23に加えて複数の色に対応したカラーの感光体ドラム11(Y,M,C)に駆動力を伝達する第1の駆動力伝達手段としての第1の駆動力伝達経路52と、モノクロモード時に、一部の像保持体の一例としてのブラックの感光体ドラム11K及びベルト支持ロール23に駆動力を伝達し、他の像保持体の一例としてのカラーの感光体ドラム11(Y,M,C)には駆動力を伝達しない第2の駆動力伝達手段としての第2の駆動力伝達経路53とを備えている。
駆動モータ51の回転駆動力は、その回転軸に設けられた出力歯車54を介して太陽歯車55に伝達される。太陽歯車55は、駆動装置50に対して固定配置された回転中心Oを中心に回転駆動する。太陽歯車55には、その周囲に予め定められた中心角α,β,γを成す位置にそれぞれ配置された外径が異なる第1〜第3の遊星歯車56、57、58が噛み合わされている。また、第3の遊星歯車58には、当該第3の遊星歯車58と太陽歯車55の中心を結ぶ直線に対して予め定められた角度δを成すように噛み合わされた第1の中間歯車59が配置されている。太陽歯車55、第1〜第3の遊星歯車56、57、58及び第1の中間歯車59は、歯車機構としての歯車ユニット60を構成している。歯車ユニット60は、図4(b)に示されるように、太陽歯車55の中心Oを支点として図示の位置関係を保持した状態で矢印方向に沿って回転自在となるよう略三角形状の囲い部材の一例としてのフレーム61に装着されている。フレーム61の回転方向は、駆動モータ51の回転方向を第1の方向及び第2の方向に切り替えることで切り替わる。すなわち、フレーム61は、駆動モータ51を時計回り方向に回転駆動した場合、当該駆動モータ51の回転駆動力により時計回り方向に回転し、駆動モータ51を反時計回り方向に回転駆動した場合、反時計回り方向に回転する。
第1の遊星歯車56は、歯車ユニット60のフレーム61の回転に伴ってブラックの感光体ドラム11Kに設けられた感光体ドラム駆動歯車62Kと選択的に噛み合い可能に配置されている。また、第2の遊星歯車57は、歯車ユニット60が時計回り方向に回転した際にベルト支持ロール23を回転駆動する中間転写ベルト駆動歯車63と選択的に噛み合い、中間転写ベルト21を回転駆動する。さらに、第3の遊星歯車58は、歯車ユニット60が反時計回り方向に回転した際に第1の中間歯車59を介してベルト支持ロール23を回転駆動する中間転写ベルト駆動歯車63と選択的に噛み合い、中間転写ベルト21を図中時計回り方向に回転駆動する。また、第3の遊星歯車58は、歯車ユニット60が時計回り方向に回転した際に第1の中間歯車59を介して第2の中間歯車64と選択的に噛み合い、後述するように、ブラック及びカラーの感光体ドラム11(Y,M,C,K)を図中反時計回り方向に回転駆動する。
また、カラーの感光体ドラム11(Y,M,C)は、ブラックの感光体ドラム11Kと同様に、当該カラーの感光体ドラム11(Y,M,C)を回転駆動する感光体ドラム用駆動歯車62(Y,M,C)をそれぞれ備えている。これらのブラック及びカラーの感光体ドラム11(Y,M,C,K)用の駆動歯車62(Y,M,C,K)は、隣接する駆動歯車62(Y,M,C,K)同士が駆動力を伝達する伝達歯車63KC,63CM,63MYを介して連結されている。また、ブラックの感光体ドラム11Kとシアンの感光体ドラム11Cとの間に位置する伝達歯車63KCには、駆動装置50の予め定められた位置に配置された第2の中間歯車64が噛み合わされている。伝達歯車63KCは、図4(a)に示されるように、同軸状に配置された2つの歯車63KCa,63KCbを備えている。歯車63KCa,63KCbの間には、一方向の回転駆動力のみを伝達するワンウェイクラッチ65が配置されている。また、この伝達歯車63KCのうち、一方の歯車63KCaには、ブラックの感光体ドラム駆動歯車62Kが噛み合わされており、他方の歯車63KCbには、第2の中間歯車64とシアンの感光体ドラム駆動歯車62Cとが噛み合わされている。
また、歯車ユニット60は、駆動モータ51の駆動歯車54の回転方向に応じて太陽歯車55との間に生じる回転モーメントによって時計回り方向又は反時計回り方向に揺動することで、太陽歯車55から回転駆動力を伝達する相手を切り替えるように構成されている。この実施の形態では、太陽歯車55、第2の遊星歯車57、第3の遊星歯車58、第1の中間歯車59、第2の中間歯車64、伝達歯車63が第1の駆動力伝達経路52を構成している。また、この実施の形態では、太陽歯車55、第1の遊星歯車56、第3の遊星歯車58、第1の中間歯車59が第2の駆動力伝達経路53を構成している。そして、第1の方向の回転駆動力を受けた場合と、第2の方向の回転駆動力を受けた場合とで、停止時に噛み合うフレーム61内の歯車とフレーム61外の歯車とが変わることで、第1及び第2の駆動力伝達経路52,53が切り替わる。
さらに、この実施の形態では、図4(c)に示されるように、太陽歯車55の中心Oから中間転写ベルト駆動歯車63に駆動力を伝達する第2の遊星歯車57の中心O1を結ぶ直線L1と、第2の遊星歯車57の中心O1から中間転写ベルト駆動歯車63の中心O2を結ぶ直線L2との成す角度θを90度以下に設定している。
<画像形成装置の特徴部分の動作>
この実施の形態に係る画像形成装置1は、ユーザによってフルカラーモードが選択された場合、制御部5によって駆動モータ51の回転方向が反時計回り方向(第1の方向)に設定され回転駆動される。駆動モータ51が反時計回り方向に回転駆動されると、駆動モータ51の駆動歯車54と噛み合う太陽歯車55は、図5(a)に示されるように、時計回り方向に回転し、歯車ユニット60自体も時計回り方向に揺動する。その結果、第1の遊星歯車56は、ブラックの感光体ドラム駆動歯車62Kから離間し、第2の遊星歯車57が中間転写ベルト駆動歯車63と噛み合うとともに、第1の中間歯車59が中間転写ベルト駆動歯車63から離間して第2の中間歯車64と噛み合うこととなる。
そのため、中間転写ベルト21は、駆動歯車54から太陽歯車55及び第2の遊星歯車57を介して回転駆動力が中間転写ベルト駆動歯車63によりベルト支持ロール23に伝達され、図中時計回り方向に回転駆動される。また、ブラック及びカラーの感光体ドラム11(Y,M,C,K)は、駆動歯車54から太陽歯車55及び第3の遊星歯車58、第1・第2の中間歯車59,64、更には伝達歯車63KC,63CM,63MYを介して一定方向である図中反時計回り方向に回転駆動される。
このように、画像形成装置1は、駆動モータ51を反時計回り方向に回転駆動することにより、ブラック及びカラーの感光体ドラム11(Y,M,C,K)、並びに中間転写ベルト21を回転駆動することでフルカラーの画像を形成する。
一方、画像形成装置1は、ユーザによってモノクロモードが選択された場合、制御部5によって駆動モータ51を時計回り方向(第2の方向)に回転駆動する。駆動モータ51を時計回り方向に回転駆動することによって、駆動モータ51の駆動歯車54と噛み合う太陽歯車55は、図5(b)に示されるように、反時計回り方向に回転し、歯車ユニット60(フレーム61)自体も反時計回り方向に回転する。その結果、第1の遊星歯車56は、ブラックの感光体ドラム駆動歯車62Kと噛み合い、第2の遊星歯車57が中間転写ベルト駆動歯車63から離間するとともに、第1の中間歯車59が第2の中間歯車64から離間して中間転写ベルト駆動歯車63と噛み合うこととなる。
そのため、中間転写ベルト21は、駆動歯車54から太陽歯車55、第3の遊星歯車58及び第1の中間歯車59を介して回転駆動力が伝達される中間転写ベルト駆動歯車63により、図中時計回り方向に回転駆動される。また、ブラックの感光体ドラム11Kは、駆動歯車54から太陽歯車55及び第1の遊星歯車56を介して、感光体ドラム駆動歯車63Kにより図中反時計回り方向に直接的に回転駆動される。一方、カラーの感光体ドラム11(Y,M,C)は、歯車ユニット60が図中反時計回り方向に揺動して第1の中間歯車59が第2の中間歯車64から離間し、ブラックの感光体ドラム駆動歯車62Kと噛み合う伝達歯車63KCには、ワンウェイクラッチ65が内蔵されているため、ブラックの感光体ドラム駆動歯車62Kから伝達歯車63KCに回転駆動力が伝達されずに停止した状態となる。
このように、画像形成装置1は、駆動モータ51を時計回り方向に回転駆動することにより、ブラックの感光体ドラム11K、並びに中間転写ベルト21を回転駆動することで、モノクロの画像を形成する。
また、この実施の形態では、図4(c)に示されるように、太陽歯車55の中心Oから中間転写ベルト駆動歯車63に駆動力を伝達する第2の遊星歯車57の中心O1を結ぶ直線L1と、第2の遊星歯車57の中心O1から中間転写ベルト駆動歯車63の中心O2を結ぶ直線との成す角度θを90度以下に設定している。そのため、駆動モータ51を時計回り方向(第2の方向)に回転駆動し、歯車ユニット60の第2の遊星歯車57が中間転写ベルト駆動歯車63から離間し、第1の中間歯車59が中間転写ベルト駆動歯車63と噛み合うまでの間に、第2の遊星歯車57の歯57aが中間転写ベルト駆動歯車63の歯63aを、太陽歯車55の中心Oと第2の遊星歯車57の中心O1を結ぶ直線L1に対して略直交する方向に押動することで、中間転写ベルト駆動歯車63を逆転方向(図中反時計回り方向)に僅かに回転させる。したがって、第2の遊星歯車57が中間転写ベルト駆動歯車63から離脱する際に、中間転写ベルト駆動歯車63が逆転方向に回転することで、ベルト支持ロール23によって回転駆動される中間転写ベルト21が逆方向に移動する。そのため、中間転写ベルト21の表面は、当該中間転写ベルト21を清掃するベルト清掃装置27のクリーニングブレード27aのエッジ部から離間する方向であるベルト21の移動方向に沿った上流側に移動する。したがって、クリーニングブレード27aのエッジ部に堆積した記録用紙7の紙粉等からなる付着物は、第1の中間歯車59が中間転写ベルト駆動歯車63と噛み合い中間転写ベルト21を正規の方向に回転駆動することで、ベルト清掃装置27のクリーニングブレード27aのエッジ部によって除去することが可能となる。
上述したように、この実施の形態1に係る画像形成装置1では、ブラック及びカラーの感光体ドラム11(Y,M,C,K)並びに中間転写ベルト21を1つの駆動モータ51によって選択的に回転駆動することができ、駆動源の数を減少させることで低コスト化が可能となる。
また、この実施の形態1に係る画像形成装置1では、ブラック及びカラーの感光体ドラム11(Y,M,C,K)を回転駆動する駆動歯車62(Y,M,C,K)が伝達歯車63KC,63CM,63MYを介して常時噛み合った状態となっている。そのため、画像形成装置1は、ブラック及びカラーの感光体ドラム11(Y,M,C,K)の位相がずれるのを防止することができ、ブラック及びカラーの感光体ドラム11(Y,M,C,K)の位相を容易かつ確実に合わせることができ、画像の色ずれ等が発生するのを抑制することが可能となる。
[実施の形態2]
図6は、実施の形態2に係る画像形成装置の駆動装置を示すものである。
この実施の形態2に係る画像形成装置の駆動装置50は、図6に示されるように、第1の中間歯車59と第2の中間歯車64を選択的に噛み合わせるのではなく、第1の中間歯車59、第2の中間歯車64及び伝達歯車63KCが常時噛み合わされた状態でフレーム61を有する歯車ユニット60を構成しており、伝達歯車63KCとブラック及びシアンの感光体ドラム駆動歯車62K,62Cとが選択的に噛み合わされるように配置されている。そのため、歯車ユニット60に装着される歯車として、第1の中間歯車59に加えて第2の中間歯車64及び伝達歯車63KCを備えている。伝達歯車63KCとしては、図6(a)に示されるように、例えば、ブラック及びシアンの感光体ドラム駆動歯車62K,62Cと等しい外径に形成したものを用いている。
また、伝達歯車63KCは、第2の中間歯車64と常時噛み合わされているとともに、ブラック及びシアンの2つの感光体ドラム駆動歯車62K,62Cと選択的に噛み合わされる。そのため、伝達歯車63KCには、図6(a)(c)に示されるように、同一の歯車63KCa,63KCbを二重に配置し、これら二重歯車63KCa,63KCbの回転駆動力を伝達する突起部70,71間に周方向に沿って空転域を設けることにより、伝達歯車63KCが第2の中間歯車64と噛み合った状態であっても、二重歯車63KCa,63KCbの他方が周方向に沿って空転することで、ブラック及びシアンの2つの感光体ドラム駆動歯車62K,62Cから容易に離脱するよう構成されている。
<画像形成装置の特徴部分の動作>
この実施の形態2に係る画像形成装置1は、ユーザによってフルカラーモードが選択された場合、制御部5によって駆動モータ51が反時計回り方向(第1の方向)に回転駆動される。駆動モータ51が反時計回り方向に回転駆動されると、駆動モータ51の駆動歯車54と噛み合う太陽歯車55は、図7(a)に示されるように、時計回り方向に回転し、歯車ユニット60自体も時計回り方向に回転する。その結果、第1の遊星歯車56は、ブラックの感光体ドラム駆動歯車62Kから離間し、第2の遊星歯車57が中間転写ベルト駆動歯車63と噛み合うとともに、伝達歯車63KCがブラック及びイエローの感光体ドラム駆動歯車62K,62Cと噛み合うこととなる。
そのため、中間転写ベルト21は、駆動歯車54から太陽歯車55及び第2の遊星歯車57を介して回転駆動力が伝達される中間転写ベルト駆動歯車63により、図中時計回り方向に回転駆動される。また、ブラック及びカラーの感光体ドラム11(Y,M,C,K)は、駆動歯車54から太陽歯車55及び第3の遊星歯車58、第1・第2の中間歯車59,64、更には伝達歯車63KCを介して図中反時計回り方向に回転駆動される。
このように、画像形成装置1は、駆動モータ51を反時計回り方向に回転駆動することにより、ブラック及びカラーの感光体ドラム11(Y,M,C,K)、並びに中間転写ベルト21を回転駆動することにより、フルカラーの画像を形成する。
一方、画像形成装置1は、ユーザによってモノクロモードが選択された場合、制御部5によって駆動モータ51を時計回り方向に回転駆動する。駆動モータ51を時計回り方向に回転駆動することによって、駆動モータ51の駆動歯車54と噛み合う太陽歯車55は、図7(b)に示されるように、反時計回り方向に回転し、歯車ユニット60自体も反時計回り方向に揺動する。その結果、第1の遊星歯車56は、ブラックの感光体ドラム駆動歯車62Kと噛み合い、第2の遊星歯車57が中間転写ベルト駆動歯車63から離間するとともに、第1の中間歯車59が中間転写ベルト駆動歯車63と噛み合うこととなる。
そのため、中間転写ベルト21は、駆動歯車54から太陽歯車55及び第3の遊星歯車58、第1の中間歯車59を介して回転駆動力が伝達される中間転写ベルト駆動歯車63により、図中時計回り方向に回転駆動される。また、ブラックの感光体ドラム11Kは、駆動歯車54から太陽歯車55及び第1の遊星歯車56を介して駆動力が伝達される感光体ドラム駆動歯車62Kにより図中反時計回り方向に直接的に回転駆動される。一方、カラーの感光体ドラム11(Y,M,C)は、歯車ユニット60が図中反時計回り方向に揺動し伝達歯車63KCがブラック及びシアンの感光体ドラム駆動歯車62K,62Cから離間することで、カラーの感光体ドラム駆動歯車62C,62M,62Yには回転駆動力が伝達されず停止した状態となる。
このように、画像形成装置1は、駆動モータ51を時計回り方向に回転駆動することにより、ブラックの感光体ドラム11、並びに中間転写ベルト21を回転駆動することにより、モノクロの画像を形成する。
また、この実施の形態2では、図6に示されるように、歯車ユニット60に第2の中間歯車64と伝達歯車63KCを装着することで、伝達歯車63KCに設けられるワンウェイクラッチ65が不要となり、実施の形態1と比較して更なる低コスト化が可能となる。
1…画像形成装置
11…感光体ドラム
21…中間転写ベルト
50…駆動装置
51…駆動モータ
52…第1の駆動力伝達経路
53…第2の駆動力伝達経路

Claims (7)

  1. 形成された像を保持する複数の像保持体と、
    前記複数の像保持体の回転を駆動し、回転方向を第1及び第2の方向に切替可能な駆動源と、
    前記第1の方向に回転駆動する前記駆動源の回転駆動力を前記複数の像保持体に一方向の回転駆動力として伝達する第1の駆動力伝達手段と、
    前記第2の方向に回転駆動する前記駆動源の回転駆動力を前記複数の像保持体のうち、一部の像保持体に一方向の回転駆動力として伝達し、他の像保持体に伝達しない第2の駆動力伝達手段と、
    を備え、
    前記駆動源の回転方向を変えることで、前記第1及び第2の駆動力伝達手段を切り替えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1及び第2の駆動力伝達手段は、太陽歯車の周囲に配置された複数の遊星歯車からなる歯車機構を備えていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記遊星歯車の周囲を囲い、前記駆動源の回転駆動力を受けて前記遊星歯車とともに回転する囲い部材を有し、
    前記囲い部材の回転方向が、前記駆動源の回転方向を前記第1及び第2の方向に切り替えることで切り替わり、
    前記第1の方向の回転駆動力を受けた場合と、前記第2の方向の回転駆動力を受けた場合とで、停止時に噛み合う前記囲い部材内の歯車と前記囲い部材外の歯車が変わることで、前記第1及び第2の駆動力伝達手段が切り替わる
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記複数の像保持体の一つが中間転写体であり、
    前記中間転写体の表面に接触し、前記表面を清掃する清掃部材を有し、
    前記第1及び第2の駆動力伝達手段の切替時に前記中間転写体が正規の回転方向と逆方向に回転する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記第1及び第2の駆動力伝達手段は、太陽歯車の中心から前記中間転写体に駆動力を伝達する遊星歯車の中心を結ぶ直線と、前記遊星歯車の中心から前記中間転写体駆動歯車の中心を結ぶ直線との成す角度が90度以下に設定されていることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記複数の像保持体の一つが黒色用の像保持体であり、前記黒色用の像保持体に駆動力を伝達する第1及び第2の駆動力伝達手段のうち、一方の駆動力伝達手段が複数の色の像保持体に駆動力を伝達することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記第1及び第2の駆動力伝達手段のうち、一方の駆動力伝達手段がワンウェイクラッチを備えていることを特徴とする請求項1乃至6に記載の画像形成装置。
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