JP2014092675A - 画像形成装置 - Google Patents

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修一 山村
Kokichi Kasai
康吉 笠井
Masahiro Mori
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Abstract

【課題】画像形成部を覆う内側扉体と、内側扉体の外側に配置される外側扉体との間の隙間から騒音が漏れるのを抑制することが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成部を覆うインナーカバー103と、インナーカバー103の外側を覆い回動軸107を中心にして開閉自在に配置されるフロントカバー100とを備える。フロントカバー100とインナーカバー103の少なくとも一方には、フロントカバー100の回動軸107側の端部とインナーカバー103の対向部との間に形成される隙間Gを閉塞する隙間閉塞部材109を備えるように構成した。
【選択図】図5

Description

この発明は、画像形成装置に関するものである。
従来、上記画像形成装置において、当該画像形成装置から発生する稼働騒音を遮蔽する技術としては、例えば、特許文献1等に開示されているものが既に提案されている。
特許文献1は、用紙カセットが装置本体下部に配置されて用紙の搬送経路が縦型に形成されるとともに、搬送経路が装置本体の前面側に配設されることにより、引き出し可能な用紙カセット側と装置本体側との間に、搬送経路途中を装置外に連通させる隙間が形成される画像形成装置において、用紙カセット側または装置本体側の一方あるいは双方に、用紙カセットと装置本体との間の隙間を塞ぐ遮蔽材を取り付けるように構成したものである。
特開2007−320772号公報
ところで、この発明が解決しようとする課題は、画像形成部を覆う内側扉体と、内側扉体の外側に配置される外側扉体との間の隙間から騒音が漏れるのを抑制することが可能な画像形成装置を提供することにある。
すなわち、請求項1に記載された発明は、画像形成部を覆う内側扉体と、
前記内側扉体の外側を覆い回動軸を中心にして開閉自在に配置される外側扉体と、
前記内側扉体及び前記外側扉体の少なくとも一方に設けられ、前記外側扉体の前記回動軸側の端部と前記内側扉体の対向部との間に形成される隙間を閉塞する隙間閉塞部材とを備えたことを特徴とする画像形成装置である。
請求項2に記載された発明は、前記隙間閉塞部材は、前記外側扉体の前記回動軸側の端部と前記内側扉体の対向部との間に形成される隙間を、前記外側扉体の開閉時に常時閉塞することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項3に記載された発明は、前記隙間閉塞部材は、前記外側扉体の前記回動軸側の端部が開閉時に描く軌跡に沿って接触する面を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置である。
請求項4に記載された発明は、前記隙間閉塞部材は前記内側扉体に設けられ、前記内側扉体の前記隙間閉塞部材を設けた部分が、前記外側扉体側に向けて弾性部材によって押動されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置である。
請求項5に記載された発明は、前記隙間閉塞部材は前記内側扉体に設けられ、前記内側扉体の前記隙間閉塞部材を設けた部分には、前記外側扉体の開閉動作によって前記内側扉体を前記外側扉体に対して接離する方向へ移動させる移動機構が配置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置である。
請求項1に記載された発明によれば、画像形成部を覆う内側扉体と、内側扉体の外側に配置される外側扉体との間の隙間から騒音が漏れるのを抑制することができる。
請求項2に記載された発明によれば、画像形成部を覆う内側扉体と、内側扉体の外側に配置される外側扉体との間の隙間から騒音が漏れるのを抑制することができるとともに、外側扉体の開閉時に隙間から現像剤が漏れるのを抑制することができる。
請求項3に記載された発明によれば、単一の隙間閉塞部材によって、騒音及び現像剤が漏れるのを抑制することができる
請求項4に記載された発明によれば、画像形成部を覆う内側扉体と、内側扉体の外側に配置される外側扉体との間の隙間から騒音が漏れるのをより一層確実に抑制することができる。
請求項5に記載された発明によれば、画像形成部を覆う内側扉体と、内側扉体の外側に配置される外側扉体との間の隙間から騒音が漏れるのをより一層確実に抑制することができる。
この発明の実施の形態1に係る画像形成装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態1に係る画像形成装置の画像形成部を示す構成図である。 画像形成装置を示す外観斜視図である。 画像形成装置を示す外観斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る画像形成装置の要部を示す断面構成図である。 隙間閉塞部材を示す断面構成図である。 インナーカバーの平板部を示す断面図である。 隙間閉塞部材を装着したインナーカバーの平板部を示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係る画像形成装置の動作を示す構成図である。 この発明の実施の形態1に係る画像形成装置の動作を示す構成図である。 この発明の実施の形態2に係る画像形成装置の動作を示す構成図である。 この発明の実施の形態3に係る画像形成装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態3に係る画像形成装置の動作を示す構成図である。
以下に、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[実施の形態1]
図1及び図2は、実施の形態1に係る画像形成装置を示すものである。図1はその画像形成装置の全体の概要を示し、図2はその画像形成装置における要部(作像装置など)を拡大して示している。
<画像形成装置の全体の構成>
実施の形態1に係る画像形成装置1は、例えばカラープリンタとして構成されたものである。この画像形成装置1は、現像剤4を構成するトナーで現像されるトナー像を形成する画像形成手段としての複数の作像装置10と、各作像装置10で形成されたトナー像をそれぞれ保持して最終的に記録媒体の一例としての記録用紙5に二次転写する二次転写位置まで搬送する中間転写装置20と、中間転写装置20の二次転写位置に供給すべき所要の記録用紙5を収容して搬送する給紙装置50と、中間転写装置20で二次転写された記録用紙5上のトナー像を定着させる定着装置40等を備えている。複数の作像装置10と中間転写装置20等によって画像形成部が構成されている。
この画像形成装置1は、例えば、記録用紙5に形成すべき原稿画像を入力する図示しない画像入力装置を追加して装備させた場合にはカラー複写機として構成することができる。図中の1aは画像形成装置の筐体を示し、この筐体1aは支持構造部材、外装カバー等で形成されている。
<画像形成装置の要部の構成>
作像装置10は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の4色のトナー像をそれぞれ専用に形成する4つの作像装置10Y,10M,10C,10Kで構成されている。この4つの作像装置10(Y,M,C,K)は、筐体1aの内部空間において1列に並べた状態となるよう配置されている。
各作像装置10(Y,M,C,K)は、図1や図2に示されるように、回転する感光ドラム11を備えており、この感光ドラム11の周囲に、次のような各装置が主に配置されている。主な装置とは、感光ドラム11の像形成が可能な周面(像保持面)を所要の電位に帯電させる帯電装置12と、感光ドラム11の帯電された周面に画像の情報(信号)に基づく光を照射して電位差のある(各色用の)静電潜像を形成する露光装置13と、その静電潜像を対応する色(Y,M,C,K)の現像剤4のトナーで現像してトナー像にする現像装置14(Y,M,C,K)と、その各トナー像を中間転写装置20に転写する一次転写装置15と、感光ドラム11の表面に付着した付着物を取り除いて清掃するドラム清掃装置16等である。
感光ドラム11は、接地処理される円筒状又は円柱状の基材の周面に感光材料からなる光導電性層(感光層)を有する像保持面を形成したものである。この感光ドラム11は、図示しない回転駆動装置から動力が伝達されて矢印Aで示す方向に回転するように支持されている。
帯電装置12は、感光ドラム11に接触した状態で配置される帯電ロール等の接触型の帯電装置で構成される。帯電装置12は、帯電ロールに対して帯電用電圧が供給される。帯電用電圧としては、現像装置14が反転現像を行うものである場合、その現像装置14から供給されるトナーの帯電極性と同じ極性の電圧又は電流が供給される。
露光装置13は、LED素子を感光ドラム11の軸方向に沿って配列したLEDアレイ等からなり、画像形成装置1に入力される画像の情報に応じて構成される光束を、帯電された後の感光ドラム11の周面に対して照射して静電潜像を形成するものである。画像形成装置1の制御部Cには、外部の画像情報送信装置PCから画像情報が入力される。露光装置13には、この画像情報がイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の画像情報に変換されて、潜像形成時になると駆動装置DLを介して送信される。
現像装置14(Y,M,C,K)はいずれも、図2に示されるように、開口部と現像剤4の収容室が形成された筐体140の内部に、現像剤4を保持して感光ドラム11と向き合う現像領域まで搬送する現像ロール141と、現像剤4を攪拌しながら現像ロール141を通過させるよう搬送する2つのスクリューオーガー等の攪拌搬送部材142,143と、現像ロール141に保持される現像剤の量(層厚)を規制する図示しない層厚規制部材などを配置して構成されたものである。この現像装置14には、その現像ロール141と感光ドラム11の間に現像用電圧が図示しない電源装置から供給される。また、現像ロール141や攪拌搬送部材142,143は、図示しない回転駆動装置からの動力が伝達されて所要の方向に回転する。さらに、上記4色の現像剤4(Y,M,C,K)としては、非磁性トナーと磁性キャリアを含む二成分現像剤が使用される。
一次転写装置15は、感光ドラム11の周面に接触して回転するとともに一次転写用電圧が供給される一次転写ロールを備えた接触型の転写装置である。一次転写用電圧としては、トナーの帯電極性と逆の極性を示す直流の電圧が電源装置Eから供給される。
ドラム清掃装置16は、図2に示されるように、一部が開口する容器状の本体160と、一次転写後の感光ドラム11の周面に所要の圧力で接触するように配置されて残留トナー等の付着物を取り除いて清掃する清掃板161と、清掃板161よりも感光ドラム11の回転方向上流側で感光ドラム11の周面に接触して回転するよう配置される回転ブラシロール162と、清掃板171で取り除いたトナー等の付着物を回収して図示しない回収システムに送り出すよう搬送するスクリューオーガー等の送出部材163等で構成されている。清掃板161としては、ゴム等の材料からなる板状の部材(例えばブレード)が使用される。
中間転写装置20は、図1に示されるように、各作像装置10(Y,M,C,K)の上方の位置に存在するように配置される。この中間転写装置20は、感光ドラム11と一次転写装置15(一次転写ロール)の間となる一次転写位置を通過しながら矢印Bで示す方向に回転する像保持体ベルトとしての中間転写ベルト21と、中間転写ベルト21をその内面から所望の状態に保持して回転自在に支持する複数のベルト支持ロール22〜26と、ベルト支持ロール24に支持されている中間転写ベルト21の外周面(像保持面)側に配置されて中間転写ベルト21上のトナー像を記録用紙5に二次転写させる二次転写装置30と、二次転写装置30を通過した後に中間転写ベルト21の外周面に残留して付着するトナー、紙粉等の付着物を取り除いて清掃するベルト清掃装置28とで主に構成されている。
中間転写ベルト21としては、例えばポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂等の合成樹脂にカーボンブラック等の抵抗調整剤などを分散させた材料で製作される無端状のベルトが使用される。また、ベルト支持ロール22は駆動ロールとして構成され、ベルト支持ロール23,26は中間転写ベルト21の走行位置などを保持する従動ロールとして構成され、ベルト支持ロール25は張力付与ロールとして構成され、ベルト支持ロール24は二次転写のバックアップロールとして構成されている。
二次転写装置30は、図1に示されるように、中間転写装置20におけるベルト支持ロール26に支持されている中間転写ベルト21の外周面部分である二次転写位置を通過しながら回転する二次転写ロール31から構成されている。また、二次転写装置30の二次転写ロール31又は中間転写装置20の支持ロール24には、トナーの帯電極性と逆極性又は同極性を示す直流の電圧が二次転写用電圧として供給される。
定着装置40は、記録用紙5の導入口及び排出口が形成された筐体41の内部に、矢印で示す方向に回転するとともに表面温度が所定の温度に保持されるよう加熱手段によって加熱されるロール形態の加熱回転体42と、この加熱回転体42の軸方向にほぼ沿う状態で所定の圧力で接触して従動回転するロール形態の加圧用回転体43などを配置して構成されたものである。この定着装置40では、加熱回転体42と加圧用回転体43が接触する接触部が所要の定着処理(加熱及び加圧)を行う定着処理部になる。
給紙装置50は、作像装置10の下方側の位置に存在するように配置される。この給紙装置50は、所望のサイズ、種類等の記録用紙5を積載した状態で収容する単数(又は複数)の用紙収容体511〜514と、用紙収容体511〜514から記録用紙5を1枚ずつ送り出す送出装置52とで主に構成されている。用紙収容体51は、例えば、筐体1aの正面(使用者が操作時に向き合う側面)側に引き出すことができるように取り付けられている。
給紙装置50と二次転写装置30との間には、給紙装置50からピックアップロール52及び捌きロール53によって1枚ずつに捌かれて送り出される記録用紙5を二次転写位置まで搬送する複数の用紙搬送ロール対54〜58や図示しない搬送ガイド材で構成される搬送手段としての給紙搬送装置59が設けられている。給紙搬送装置59において二次転写位置の直前の位置に配置される用紙搬送ロール対58は、例えば記録用紙5の搬送時期を調整することで、結果的に二次転写位置に到達する記録用紙5の位置を調整するロール(レジストロール)として構成されている。
定着装置40の搬送方向下流側である上方には、記録用紙5を排紙トレイ60に搬送する排紙路61と、反転や画像記録面を上側にして排出される記録用紙5が搬送される搬送路としての上方接続路62が配置されている。排紙路61と上方接続路62との接続部には、記録用紙5の搬送先に応じて搬送路を切り替える第1ゲート63が配置されている。したがって、排出トレイ60に排紙される場合には、定着された記録用紙5は、排紙路61を搬送され、排紙ロール64により排紙トレイ60に排紙される。
定着装置40の上方には、追加の媒体排出装置としてのオプション排出ユニット65が支持されており、オプション排出ユニット65は、上記排紙トレイ60の上方に配置されて排紙トレイ60と同様に画像記録面が下側となる状態で積載されるフェイスダウントレイ66と、画像記録面が上側になる状態で積載されるフェイスアップトレイ67とを有する。オプション排出ユニット65の内部には、上側接続路62に接続される搬送路としての反転・排出共通路68と、反転・排出共通路68に接続され且つフェイスダウントレイ66に記録用紙5を送るフェイスダウン排出路69と、反転・排出共通路68に接続され且つフェイスアップトレイに記録用紙を送るフェイスアップ搬送路70と、を有する。画像形成装置筐体1aの左側部には、追加ユニットとしての反転ユニット71が設置されている。
なお、図1中、符号72Y、72M、72C、72Kは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)のトナーを収容したトナーカートリッジを示している。
<画像形成装置の全体及び要部の動作>
以下、画像形成装置1による基本的な画像形成動作について説明する。
ここでは、最初に、前記4つの作像装置10(Y,M,C,K)を使用して、4色(Y,M,C,K)のトナー像を組み合わせて構成されるフルカラー画像を形成するときの画像形成動作を代表して説明する。
画像形成装置1は、画像形成動作(プリント)の要求の指令情報を受けると、4つの作像装置10(Y,M,C,K)、中間転写装置20、二次転写装置30、定着装置40等が始動する。
そして、各作像装置10(Y,M,C,K)においては、まず各感光ドラム11が矢印Aで示す方向に回転し、各帯電装置12が各感光ドラム11の表面を所要の極性(実施の形態1ではマイナス極性)及び電位にそれぞれ帯電させる。続いて、露光装置13が、帯電後の感光ドラム11の表面に対し、画像形成装置1に入力される画像の情報を各色成分(Y,M,C,K)に変換して得られる画像の信号に基づいて発光される光を照射し、その表面に所要の電位差で構成される各色成分の静電潜像をそれぞれ形成する。
続いて、各現像装置14(Y,M,C,K)が、感光ドラム11に形成された各色成分の静電潜像に対し、所要の極性(マイナス極性)に帯電された対応する色(Y,M,C,K)のトナーを現像ロール141からそれぞれ供給して静電的に付着させて現像を行う。この現像により、各感光ドラム11に形成された各色成分の静電潜像は、その対応する色のトナーでそれぞれ現像された4色(Y,M,C,K)のトナー像として顕像化される。
続いて、各作像装置10(Y,M,C,K)の感光ドラム11上に形成された各色のトナー像が一次転写位置まで搬送されると、一次転写装置15が、その各色のトナー像を中間転写装置20の矢印Bで示す方向に回転する中間転写ベルト21に対して順番に重ね合わせるような状態で一次転写させる。
また、一次転写が終了した各作像装置10では、ドラム清掃装置17が付着物を掻き取るように除去して感光ドラム11の表面を清掃する。これにより、各作像装置10は次の作像動作が可能な状態にされる。
続いて、中間転写装置20では、中間転写ベルト21の回転により一次転写されたトナー像を保持して二次転写位置まで搬送する。一方、給紙装置50では、作像動作に合わせて所要の記録用紙5を給紙搬送装置59に送り出す。給紙搬送装置59では、レジストロールとしての用紙搬送ロール対58が記録用紙5を転写時期に合わせて二次転写位置に送り出して供給する。
二次転写位置においては、二次転写装置30が、中間転写ベルト21上のトナー像を記録用紙5に一括して二次転写させる。また、二次転写が終了した中間転写装置20では、ベルト清掃装置28が、二次転写後の中間転写ベルト21の表面に残留したトナー等の付着物を取り除いて清掃する。
続いて、トナー像が二次転写された記録用紙5は、中間転写ベルト21と二次転写ロール31から剥離された後に定着装置40まで搬送される。定着装置40では、回転する加熱回転体42と加圧回転体43との間の接触部に二次転写後の記録用紙5を導入して通過させることにより、必要な定着処理(加熱及び加圧)をして未定着のトナー像を用紙5に定着させる。最後に、定着が終了した後の記録用紙5は、その片面への画像の形成を行うだけの画像形成動作のときは、例えば、排紙ロール64により、例えば筐体1aの上部に設置されたフェイスダウントレイ60にむけて排出される。
以上の動作により、4色のトナー像を組み合わせて構成されるフルカラー画像が形成された記録用紙5が出力される。
図3は画像形成装置の全体を示す外観斜視図であり、図4は画像形成装置の外側扉体を開いた状態を示す外観斜視図である。なお、この画像形成装置は、図1に示される画像形成装置と異なり、オプション排出ユニット65の代わりに、画像形成装置筐体1aの上方に、画像読取装置と自動原稿搬送装置を備えたタイプのものである。
画像形成装置1の筐体1aの前面には、図3に示されるように、主として画像形成部を覆う外側扉体の一例としてのフロントカバー100が下端部を支点として開閉自在に装着されている。フロントカバー100は、例えば、トナーカートリッジ72Y、72M、72C、72Kの交換やメンテナンス等を行なう際に、ユーザやサービスエンジニアによって開閉操作されるものである。フロントカバー100は、図4に示されるように、その下端部の左右両側に配置されたヒンジ部(蝶番部)101を介して画像形成装置1の筐体1aに対して開閉自在に取り付けられている。なお、符号102は、フロントカバー100の開閉角度を規定するリンクを示している。
また、画像形成装置1の筐体1aは、図4に示されるように、フロントカバー101の内側に、画像形成部を覆う内側扉体としてのインナーカバー103が配置されている。インナーカバー103は、その全体が画像形成装置1の筐体1aに対して開閉自在に取り付けられているものではなく、画像形成装置1の筐体1aに画像形成部の前面を覆うよう固定した状態で取り付けられている。そして、インナーカバー103には、トナーカートリッジ72Y、72M、72C、72Kを個別に覆うカートリッジカバー104や、作像装置を全体的に覆う作像装置カバー105などが個別に開閉自在に装着されている。
インナーカバー103は、図5に示されるように、インナーカバー本体104の下端部に当該インナーカバー本体104と交差する方向に配置された平板部105を備えている。平板部105の先端は、インナーカバー本体104よりも画像形成装置筐体1aの前面側に突出した状態で、且つフロントカバー100の下端部と隙間Gを介して対向する位置に配置されている。
一方、フロントカバー100の下端部は、内側に向けて略90度にわたって湾曲した湾曲部106を構成しており、当該湾曲部106の内側には、フロントカバー100を開閉自在に取り付けるヒンジ部101の回動軸107が位置している。フロントカバー100の下端部106の先端面108は、外側の端部がインナーカバー103側に突出した傾斜面となっているとともに、下端部106の外側端部106aは、アール形状に形成されて後述する隙間閉塞部材109との接触抵抗を低減している。
上記インナーカバー103の平板部105の先端には、フロントカバー100とインナーカバー103との隙間Gを閉塞する隙間閉塞部材109が装着されている。この隙間閉塞部材109は、インナーカバー103の平板部105の端面にフロントカバー100の全長にわたって設けられている。
この隙間閉塞部材109は、例えば、シリコンゴムやEPDM等の軟質ゴム材料からなり、形状は限定されないが、この実施の形態では、断面略正三角形状に形成されている。そして、隙間閉塞部材109のフロントカバー100側の側面109aが当該フロントカバー100の下端部106と常時接触する接触面を構成している。
隙間閉塞部材109は、図6に示されるように、断面略正三角形状に形成された閉塞部110と、当該閉塞部110の一側面に一体的に設けられ、隙間閉塞部材110を被装着部材としてのインナーカバー103に装着するための装着部111とを備えている。閉塞部100は、中空又は中実(図示例では、中空)の断面略正三角形状に形成されており、外力によって弾性変形が可能となっている。
また、装着部111は、閉塞部110の一側面に対して傾斜した状態で平板状に一体的に設けられた支持板部112と、支持板部112の表裏両面に略V字形状に傾斜した状態で一体的に設けられた固定板部113とから構成されている。固定板部113は、支持板部112の先端側へ行くほど、長さが短く設定されている。
一方、インナーカバー103の平板部105の先端には、図7に示されるように、隙間閉塞部材109の傾斜に合わせた傾斜面114が形成されており、当該傾斜面114には、凹溝115が形成されている。上記隙間閉塞部材109は、図8に示されるように、平板部105に設けられた凹溝115に装着部111を圧入することにより、装着部111の固定板部113が弾性変形し、弾性変形した固定板部113が凹溝115の側面に圧接することで抜け止め状態に装着される。隙間閉塞部材109を交換する際には、閉塞部110を強く外向きに引っ張ることで容易に取り外すことが可能である。
<画像形成装置の要部の動作>
以上の構成において、この実施の形態に係る画像形成装置では、次のようにして、画像形成部を覆う内側扉体と、内側扉体の外側に配置される外側扉体との間の隙間から騒音が漏れるのを抑制することが可能である。
すなわち、この画像形成装置1では、図3に示されるように、フロントカバー100を閉じた状態においては、フロントカバー100の下端部106とインナーカバー104の平板部105との間に形成される隙間Gが、図5に示されるように、隙間閉塞部材109によって閉塞されている。そのため、画像形成装置1の動作音がフロントカバー100の下端部106とインナーカバー104の平板部105との隙間Gから外部に漏れるのを防止乃至抑制することができる。また、隙間閉塞部材109を中空に形成した場合には、音の遮蔽効果をより一層期待することができる。
また、上記画像形成装置1では、図9及び図10に示されるように、フロントカバー100を開く途中の状態及び開いた状態においても、フロントカバー100の下端部106とインナーカバー103の平板部105との間に形成される隙間Gが、隙間閉塞部材109によって常時閉塞されている。そのため、作像装置10や中間転写装置20などからトナーや現像剤等がインナーカバー103から僅かに漏れることがあっても、漏れたトナーや現像剤は、隙間閉塞部材109によって堰きとめられ外部へ漏れることが防止乃至抑制される。その結果、作像装置10や中間転写装置20などから漏れたトナーや現像剤等が、フロントカバー100の開閉時に画像形成装置1の筐体1aの外部へ落下し、下方に位置する給紙装置50を汚損するという不具合が発生するのを防止乃至抑制することが可能である。
[実施の形態2]
図11は、実施の形態2に係る画像形成装置の要部を示すものである。
<画像形成装置の要部の構成及び動作>
この実施の形態2では、図11に示されるように、インナーカバー103の平板部105の先端側に位置する中間に、当該平板部105の先端部105aをフロントカバー100の下端部106側へ押動するコイルスプリングや板バネ等の押動部材120が介在されている。
そのため、この実施の形態2では、インナーカバー103の平板部105の先端に設けられた隙間閉塞部材109が押動部材120によって常時フロントカバー100の下端部106に接触するよう押動されるため、フロントカバー100の下端部106とインナーカバー103の平板部105との間に隙間Gが形成されるのをより一層確実に防止乃至抑制することが可能となる。
なお、インナーカバー103の平板部105に押動部材120を設けることにより、平板部105の途中に新たな隙間が形成される場合は、押動部材120の上部をシート状部材によって覆うことなどにより閉塞することが可能である。
[実施の形態3]
図12は、実施の形態3に係る画像形成装置の要部を示すものである。
<画像形成装置の要部の構成及び動作>
この実施の形態3では、前記実施の形態2のようにインナーカバー103の平板部105を押動部材120によって押動するのではなく、フロントカバー100の開閉動作に連動して、インナーカバー103の平板部105をフロントカバー100側へ移動させるように構成されている。
フロントカバー100を開閉自在に支持する回動軸107には、図12に示されるように、駆動側のギア130が取り付けられているとともに、この駆動側のギア130は、インナーカバー103側に設けられた従動側のギア131と噛み合わされている。また、インナーカバー103側に設けられた従動側のギア131は、インナーカバー103の平板部105の上端面に固定配置されたラックギア132と噛み合わされている。したがって、インナーカバー103側のラックギア132と従動側のギア131とは、ラックとピニオンの関係を成している。
その結果、フロントカバー100を閉じた位置から略90度開いた状態に移動させると、図13に示されるように、フロントカバー100の開放動作によって駆動側のギア130が回転し、当該駆動側のギア130の回転がインナーカバー103の従動側のギア131に伝達され、この従動側のギア131の回転によってラックギア132が固定配置されたインナーカバー103の平板部105がフロントカバー100側に移動する。
そのため、インナーカバー103の平板部105の先端に設けられた隙間閉塞部材109は、インナーカバー103の平板部105の移動に伴って、フロントカバー100の下端部106に常時押圧されるため、フロントカバー100の下端部106とインナーカバー103の平板部105との間に隙間Gが形成されるのをより一層確実に防止乃至抑制することができる。なお、この実施の形態では、隙間閉塞部材109のフロントカバー100側の面が円弧状に形成されているものを用いている。
なお、フロントカバー100側の駆動側のギア130と、インナーカバー103側の従動側のギアの歯数は、インナーカバー103の平板部105の移動量が予め定められた量となるように設定される。また、インナーカバー103の平板部105の移動方向が隙間Gを生じない方向となるよう適宜図示しない中間ギアを介在させても良い。
100:フロントカバー、103:インナーカバー、109:隙間閉塞部材。

Claims (5)

  1. 画像形成部を覆う内側扉体と、
    前記内側扉体の外側を覆い回動軸を中心にして開閉自在に配置される外側扉体と、
    前記内側扉体及び前記外側扉体の少なくとも一方に設けられ、前記外側扉体の前記回動軸側の端部と前記内側扉体の対向部との間に形成される隙間を閉塞する隙間閉塞部材とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記隙間閉塞部材は、前記外側扉体の前記回動軸側の端部と前記内側扉体の対向部との間に形成される隙間を、前記外側扉体の開閉時に常時閉塞することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記隙間閉塞部材は、前記外側扉体の前記回動軸側の端部が開閉時に描く軌跡に沿って接触する面を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記隙間閉塞部材は前記内側扉体に設けられ、前記内側扉体の前記隙間閉塞部材を設けた部分が、前記外側扉体側に向けて弾性部材によって押動されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記隙間閉塞部材は前記内側扉体に設けられ、前記内側扉体の前記隙間閉塞部材を設けた部分には、前記外側扉体の開閉動作によって前記内側扉体を前記外側扉体に対して接離する方向へ移動させる移動機構が配置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
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