JP2015075518A - 電気泳動表示装置及び電気泳動表示装置の製造方法 - Google Patents

電気泳動表示装置及び電気泳動表示装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015075518A
JP2015075518A JP2013209931A JP2013209931A JP2015075518A JP 2015075518 A JP2015075518 A JP 2015075518A JP 2013209931 A JP2013209931 A JP 2013209931A JP 2013209931 A JP2013209931 A JP 2013209931A JP 2015075518 A JP2015075518 A JP 2015075518A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrophoretic
display device
sealing member
electrophoretic display
sealing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013209931A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015075518A5 (ja
JP6263939B2 (ja
Inventor
耕造 下神
Kozo Shimokami
耕造 下神
小松 晴信
Harunobu Komatsu
晴信 小松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2013209931A priority Critical patent/JP6263939B2/ja
Publication of JP2015075518A publication Critical patent/JP2015075518A/ja
Publication of JP2015075518A5 publication Critical patent/JP2015075518A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6263939B2 publication Critical patent/JP6263939B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)

Abstract

【課題】水溶性高分子からなる封止部材を用いた場合に生じる不具合の発生を抑制できる電気泳動表示装置及び電気泳動表示装置の製造方法を提供する。【解決手段】本発明の電気泳動表示装置は、一対の基板と、電気泳動粒子と電気泳動粒子を分散する分散媒とを含む電気泳動層と、一対の基板間に配置され、電気泳動層が配置されるセルを区画する隔壁と、セルに配置された電気泳動層を封止し、且つ水溶性高分子を含む材料から構成される封止部材と、を備え、封止部材は、少なくとも一部に、表面修飾されることで形成された機能層を含むことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、電気泳動表示装置及び電気泳動表示装置の製造方法に関するものである。
従来、電気泳動表示装置として、一対の基板間に形成した隔壁によって区画される領域に電気泳動粒子を分散させた電気泳動素子を配置し、封止部材で封止した構造のものが知られている(例えば、下記特許文献1参照)。この電気泳動表示装置では、封止部材として水溶性高分子を含む材料を用いている。
特開2013−7985号公報
しかしながら、例えば、上記水溶性高分子からなる封止部材は、疎水性高分子からなる封止材料と比較して耐水性が低いため、電気泳動素子が水分に晒される可能性や、封止部材上に配置される電極との間の接触抵抗によって駆動電圧が上がってしまうといった不具合が生じるおそれがあった。
本発明の一つの態様は、上記の課題を解決するためになされたものであって、水溶性高分子からなる封止部材を用いた場合に生じる不具合の発生を抑制できる電気泳動表示装置及び電気泳動表示装置の製造方法を提供することを目的の一つとする。
本発明の第1態様に従えば、一対の基板と、電気泳動粒子と前記電気泳動粒子を分散する分散媒とを含む電気泳動層と、前記一対の基板間に配置され、前記電気泳動層が配置されるセルを区画する隔壁と、前記セルに配置された前記電気泳動層を封止し、且つ水溶性高分子を含む材料から構成される封止部材と、を備え、前記封止部材は、少なくとも一部に、表面修飾されることで形成された機能層を含む電気泳動表示装置が提供される。
第1態様に係る電気泳動表示装置によれば、水溶性高分子からなる封止部材の少なくとも一部に所定の機能を有した封止部材が提供される。よって、例えば、疎水性向上といった機能が付与されることで耐水性を向上させたり、導電性向上といった機能が付与されることで駆動電圧を下げたりすることができる。したがって、水溶性高分子からなる封止部材を用いた場合に生じる不具合の発生が抑制される。
上記第1態様において、前記水溶性高分子は、ポリビニルアルコールであることが好ましい。
この構成によれば、水溶性高分子がポリビニルアルコール(以下、PVAともいう)であり、安価であるため、封止部材の材料コストを低減することができる。
上記第1態様において、前記機能層は、前記封止部材の一部をエステル化することで形成されることが好ましい。
この構成によれば、エステル化によって機能層が封止部材の表面に形成されるので、機能層と封止部材とは非常に強固に結合された高い結合性を備えたものとなる。
上記第1態様において、前記機能層は、平面視した状態で、前記電気泳動層の外周を囲む枠状に形成されることが好ましい。
この構成によれば、機能層が電気泳動層の外周を囲む枠状に形成されるので、機能層におけるエッジシールとしての効果を高めることができる。
上記第1態様において、前記封止部材の厚さが0.5μm以上10μm以下であり、前記機能層の厚さが0.3nm以上10nm以下であることが好ましい。
この構成によれば、封止部材と機能層とが最適な膜厚関係で形成され、所定の機能を良好に発揮することができる。
上記第1態様において、前記機能層が疎水性及び導電性の少なくとも一方を有することが好ましい。
この構成によれば、疎水性あるいは導電性といった機能を有した封止部材が提供される。
本発明の第2態様に従えば、基板上において隔壁部材に区画されたセル内に、電気泳動粒子と前記電気泳動粒子を分散する分散媒とを含む電気泳動層を配置する配置工程と、前記電気泳動層が配置された前記セルを、水溶性高分子を含む封止部材により封止する封止工程と、前記封止部材の少なくとも一部を表面修飾することで所定の機能が付与された機能層を形成する機能層形成工程と、を備える電気泳動表示装置の製造方法が提供される。
第2態様に係る電気泳動表示装置の製造方法によれば、封止部材の少なくとも一部に機能層を形成することができる。これにより、導電性や疎水性といった所定の機能が付与された封止部材を形成することができる。
上記第2態様において、前記封止工程において、前記水溶性高分子としてポリビニルアルコールを含む前記封止部材を用いることが好ましい。
この構成によれば、水溶性高分子が安価なPVAを含む材料で構成されるため、封止部材のコストを低減することができる。
上記第2態様において、前記機能層形成工程において、前記封止部材の一部をエステル化により表面修飾させることが好ましい。
この構成によれば、機能層と封止部材とを非常に強固に結合させることができる。
上記第2態様において、前記機能層形成工程において、平面視した状態で、前記電気泳動層の外周を囲む枠状に前記封止部材に前記機能層を形成することが好ましい。
この構成によれば、エッジシールとして機能する機能層を得ることができる。
上記第2態様において、前記封止工程において、前記封止部材の形成材料に架橋剤を添加するのが好ましい。
この構成によれば、水溶性高分子を含む封止部材の形成材料である水溶液を作製する際に、架橋剤を添加することで水溶液をゲル化させることができる。よって、水溶液の取り扱いが容易となり、製造工程を簡便化することができる。
上記第2態様において、前記機能層形成工程において、疎水性及び導電性の少なくとも一方を有する前記機能層を形成することが好ましい。
この構成によれば、疎水性あるいは導電性といった機能を有した封止部材を備えた付加価値の高い電気泳動装置を得ることができる。
第1実施形態に係る電気泳動表示装置の概略構成を示す断面図。 (a)及び(b)は、セルマトリクスの構成例を示す平面図。 電気泳動表示装置の表示領域を構成する額縁構造の平面構造を示す図。 図3のA−A´線矢視による断面図。 封止膜の化学的な構造を概念的に示す図。 電気泳動表示装置の製造工程を示す断面図。 図6に続く電気泳動表示装置の製造工程を示す断面図。 エステル化処理を示す化学反応式。 第2実施形態に係る電気泳動表示装置の平面構成を示す図。 図9におけるB−B´線矢視による断面図。 第3実施形態に係る封止膜の化学的な構造を概念的に示す図。
以下、本発明の電気泳動表示装置及び電子機器の一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
(第1実施形態)
図1は本実施形態に係る電気泳動表示装置の概略構成を示す断面図である。図1に示すように電気泳動表示装置100は、素子基板1と、対向基板2と、該素子基板1及び対向基板2間に配置される電気泳動層11と、素子基板1上において複数のセルを有すると共に、当該セルの各々に電気泳動層11が配置されることにより、電気泳動層11を複数の収容部に分割するセルマトリクス4と、電気泳動層11上に配置された封止膜(封止部材)5と、封止膜5上に配置された対向電極6と、を備えている。
素子基板(一対の基板の一方の基板)1は、基材1Aと、基材1Aの電気泳動層11側に設けられた画素電極12と、を含む。基材1Aは、ガラスやプラスチック等からなる基板であり、画像表示面とは反対側に配置されるため透明なものでなくてもよい。画素電極12は、Cu箔上にニッケルめっきと金めっきとをこの順で積層したものや、Al、ITO(インジウム錫酸化物)などにより形成された電極である。図示は省略しているが、画素電極12と基材1Aとの間には、走査線、データ線、及び選択トランジスタなどが形成されている。
対向基板(一対の基板の他方の基板)2は、ガラスやプラスチック等の透明基材から構成され、画像表示側に配置される。対向基板2の電気泳動層11側には複数の画素電極12と対向する平面形状の対向電極6が形成されている。対向電極6は、MgAg、ITO、IZO(インジウム・亜鉛酸化物)などから形成された透明電極である。
電気泳動層11は、分散媒30中に分散された複数の電気泳動粒子31から構成される。本実施形態において、電気泳動粒子31は、例えば白色粒子31a及び黒色粒子31bを含む。
白色粒子31aは、例えば、酸化チタン、亜鉛華、三酸化アンチモン等の白色顔料からなる粒子(高分子あるいはコロイド)であり、例えば負に帯電されて用いられる。黒色粒子31bは、例えば、アニリンブラック、カーボンブラック等の黒色顔料からなる粒子(高分子あるいはコロイド)であり、例えば正に帯電されて用いられる。これらの顔料には、必要に応じ、電解質、界面活性剤、金属石鹸、樹脂、ゴム、油、ワニス、コンパウンドなどの粒子からなる荷電制御剤、チタン系カップリング剤、アルミニウム系カップリング剤、シラン系カップリング剤等の分散剤、潤滑剤、安定化剤などを添加することができる。
また、白色粒子31a及び黒色粒子31bに代えて、例えば赤色、緑色、青色などの顔料を用いてもよい。この構成によれば、赤色、緑色、青色などを表示することでカラー表示を行うことが可能な電気泳動表示装置100を提供することができる。
分散媒30としては、例えば、親油性の炭化水素系の溶媒であり、例えば、アイソパー(登録商標)を含む。すなわち、分散媒30は、例えば、アイソパーE、アイソパーG、アイソパーH、アイソパーL、アイソパーMのうちの何れか1種類を含む液体、若しくはこれらのうちの2種類以上を混合した液体、或いは、これらのうちの何れか1種類以上と他の種類の炭化水素系の溶媒とを混合した液体である。
あるいは、分散媒30は、例えば、ペンタン、ヘキサン、オクタン等の脂肪族炭化水素類、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン等の脂環式炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン、ヘキシルベンゼン、ヘプチルベンゼン、オクチルベンゼン、ノニルベンゼン、デシルベンゼン、ウンデシルベンゼン、ドデシルベンゼン、トリデシルベンゼン、テトラデシルベンゼンのような長鎖アルキル基を有するベンゼン類(アルキルベンゼン誘導体)等の芳香族炭化水素類、ピリジン、ピラジン、フラン、ピロール、チオフェン、メチルピロリドン等の芳香族復素環類、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、ギ酸エチル等のエステル類、アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、メチルイソブチルケトン、メチルイソプロピルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、アセトニトリル、プロピオニトリル、アクリロニトリル等のニトリル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等のアミド類、カルボン酸塩又はその他の各種油類等でもよく、これらを単独又は混合物として用いることができる。
セルマトリクス4は、例えば、基部13と、基部13上に配置された隔壁14と、を有する。セルマトリクス4は、接着層20を介して素子基板1と貼り付けられている。
ここで、基部13は、セルマトリクス4の底面を成すものであり、シート状(即ち、平板状)の部材で構成されている。基部13の厚さに制限はなく、例えば数μm〜数十μm程度の薄膜であってもよい。また、隔壁14は、セルマトリクス4の側壁を成すものであり、電気泳動層11を複数の収容部に分割するものである。この隔壁14によって、素子基板1上は複数の空間(即ち、セル)に区画され、これら複数のセルの各々に電気泳動層11がそれぞれ配置されている。本実施形態において、隔壁14は、断面構造が基部13側と反対の先端側に向かうにつれて先細るテーパー形状を呈している。
隔壁14の平面視よる形状(以下、平面形状ともいう。)は、例えば、正方格子状、六角格子状、又は、三角格子状である。
図2(a)及び(b)は、セルマトリクス4の構成例を示す平面図である。図2(a)に示すように、隔壁14の平面形状が正方格子状の場合は、セル15の平面形状は正方形である。また、図2(b)に示すように、隔壁14の平面形状が六角格子状の場合は、セル15の平面形状は六角形となる。
なお、図1では、隔壁14は平板状の基部13と一体となって形成されている場合を示しているが、これはあくまで一例である。本実施の形態では、隔壁14と平板状の基部13とを別々に形成しておき、平板状の基部13の一方の面上に隔壁14を固定するようにしてもよい。あるいは、基部13を省略して、隔壁14のみでセルマトリクス4を構成するようにしてもよい(その場合は、隔壁14を素子基板1に直接取り付けるようにしてもよい。)。
基部13と隔壁14とが一体となって形成されている場合は、基部13と隔壁14とが同一の材料で構成されている。また、基部13と隔壁14とが別々に形成されている場合は、基部13と隔壁14とが同一の材料で構成されていてもよいし、異なる材料で構成されていてもよい。
基部13を構成する材料としては、可撓性を有するもの、硬質なものの何れであってもよく、例えば、エポキシ系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、メラミン系樹脂、フェノール系樹脂等の各種樹脂材料や、シリカ、アルミナ、チタニア等の各種セラミックス材料が挙げられる。ただし、電気泳動表示装置100に可塑性を付与する場合には、基部13には可塑性を有する樹脂材料のものを選択する。また、隔壁14を構成する材料としては、例えば、エポキシ系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、メラミン系樹脂、フェノール系樹脂等の各種樹脂材料や、シリカ、アルミナ、チタニア等の各種セラミックス材料が挙げられる。
封止膜5は、セル15内に電気泳動層11を封止するための膜である。電気泳動層11の表面には、当該表面に沿って一定の膜厚で封止膜5が形成されており、電気泳動層11の表面の凹状は封止膜5の表面に現れている。封止膜5を構成する材料としては、例えば水溶性高分子が挙げられ、具体的には、ポリビニルアルコール(PVAともいう)、ゼラチン、アラビアガム、カルボキシメチルセルロース、カオチン化セルロースの何れか1種類、或いは、これらのうちの2種類以上を含むものである。本実施形態では、PVAを用いて封止膜5を形成した。
なお、分散媒30として炭化水素系の溶媒(例えば、アイソパー)が選択され、封止膜5として水溶性高分子の膜(例えば、PVA)が選択されている場合は、下記のような利点がある。すなわち、炭化水素系の溶媒(例えば、アイソパー)、及び、PVAは何れも安価である。
このため、電気泳動表示装置100の製造コストの低減が可能である。また、封止膜5を無色透明に形成することができ、おおよそ90%程度の光透過率を確保することができる。封止膜5による光の減衰が少ないため、封止膜5で覆われた画面(すなわち、複数のセル15の集合体)に表示される文字、画像等の視認性を高めることができる。また、封止膜5と電気泳動層11との相溶性が極めて低いため、電気泳動層11をセル15内に密閉性高く封止することができる。
このような構成に基づき、電気泳動表示装置100では、例えば、画素電極12と対向電極6との間に電圧を印加すると、これらの間に生じる電界にしたがって、電気泳動粒子31(白色粒子31a及び黒色粒子31b)はいずれかの電極(画素電極12、対向電極6)に向かって電気泳動する。例えば、白色粒子31aが正荷電を有する場合、画素電極12を負電位とすると、白色粒子31aは画素電極12側(下側)に移動して集まり、黒表示となる。これにより、電気泳動表示装置100は、所望の画像を表示することが可能となっている。
図3は、電気泳動表示装置100の表示領域を構成する額縁構造の平面構造を示す図である。図4は、図3のA−A´線矢視による断面図である。
図3、4に示すように、本実施形態において、電気泳動表示装置100は、対向基板2の大きさが素子基板1の大きさよりも小さい。そのため、封止膜5は、表示領域Eの最外周に位置するセル15を区画する隔壁14の上面および側面を経て素子基板1の上面を覆った状態に形成されている。本実施形態において、封止膜5は、対向基板2の端部からはみ出した状態に形成されている。対向基板2の端部にはみ出した封止膜5は、対向基板2の外周を囲むように配置されたシール材41により覆われている。
ところで、上述のように水溶性高分子を含む材料から構成された封止膜は疎水性高分子を含む材料から構成された封止膜と比較すると耐水性が弱い。これに対し、本実施形態では、疎水膜として、封止膜を表面修飾することで疎水化させている。具体的に本実施形態では、PVAから構成される封止膜5の表面に存在する水酸基(OH基)を酸ハロゲン化物によりエステル化することで疎水化している。酸ハロゲン化物としては、例えばラウロイルクロリド(C1223ClO)を用いてPVAをエステル化した。なお、エステル化する方法については、後述の製造方法で詳述する。
本実施形態において、封止膜5は、表面にエステル化されることで疎水性を有する疎水層(機能層)5aを含む。
図5は、封止膜5の化学的な構造を概念的に示す図である。
図5に示すように、封止膜5は、PVA表面のOH基と、ラウロイルクロリド(C1223ClO)のClとが反応することにより表面に疎水層5aが化学的に結合した状態とされている。そのため、封止膜5において、疎水層5aは表面に非常に強固に結合した状態に形成されている。また、疎水層5aは単分子の厚さであることから非常に薄く、電気的に悪影響を及ぼすことが無い。また、上層に配置される対向電極6や接着層との間でも良好な密着性を得ることができる。なお、図5においては、疎水層5aを構成する炭素鎖をC11と簡略化して図示している。
本実施形態において、封止膜5の膜厚は、例えば0.5以上10μm以下程度であり、疎水層5aの膜厚は、例えば0.3nm以上10nm以下程度である。
本実施形態で採用したエステル化による表面修飾は、封止膜5の表面に非常に強固かつ多様な構造を結合することができる方法である。一方、従来のフッ素プラズマ法は化学結合で薄く封止膜をフッ化できるが本実施形態の方法に比べて構造の多様性に乏しい。また、封止膜にフッ素膜を形成した場合、耐水性の向上を図ることはできるが、上層(例えば、対向電極や接着層)との密着性が損なわれてしまう。
また、一般的な撥水塗料を用いた場合、封止膜表面との結合が弱く、さらには膜厚がμオーダーのため厚くなってしまい電気的に大きな抵抗となってしまう。
このように本実施形態で採用した表面修飾法は、従来のフッ素プラズマや撥水塗料の塗布に比べて優れた利点を有している。
続いて、電気泳動表示装置100の製造方法について図6〜8を参照して説明する。
図6、7は、電気泳動表示装置100の製造工程を示す断面図である。図8はエステル化処理を示す化学反応式である。
図6(a)に示すように、まず、セルマトリクス4を用意する。本実施形態では、予めセルマトリクス4の基部13側の面に接着層20を介して素子基板1が貼り付けられたものを用いる。
次に、図6(b)に示すように、セルマトリクス4の各セル15内に電気泳動層11(すなわち、複数の電気泳動粒子31と分散媒30とを有する分散液)を供給する(配置工程)。なお、各セル15内への電気泳動層11の供給は、例えば、ディスペンサを用いた滴下法、インクジェット法(液滴吐出法)、スピンコート法、ディップコート法、スプレーコート法等の各種塗布法が挙げられるが、これらの中でも、滴下法、又はインクジェット法を用いるのが好ましい。滴下法、又はインクジェット法によれば、電気泳動層11を目的とする収容部に対して選択的に供給することができることから、セル15内に無駄なく、且つより確実に供給することができる。
次に、図6(c)に示すように、電気泳動層11が供給されたセルマトリクス4の開口部側を封止膜5の形成材料であるPVAで覆って、セルマトリクス4の各セル15内に電気泳動層11を封じ込める(封止工程)。本実施の形態では、セル15内に電気泳動層11を供給した後で、一定の待機時間を設けた後、上記封止工程を行うようにしている。これにより、セル15の中心部において電気泳動層11の表面(即ち、液面)を低下させることができ、その断面視による形状を凹状にすることができる。
封止膜5の成膜方法は、例えば下記の通りである。すなわち、PVAを例えば水、又は親水性の液体(一例として、メタノール又はエタノール)に溶かして液状にし、封止液を作成する。例えば、PVAを水に溶かして3wt%〜40wt%(重量パーセント)の封止液を作成する。次に、この封止液5Aをセルマトリクス4の開口部側に塗布する。電気泳動層11は親油性であり、封止液5Aは親水性であり、電気泳動層11と封止液5Aは混和しない。
なお、封止液5Aの塗布工程では、例えば、スキージ17を用いてセルマトリクス4の開口部側の全面に封止液5Aを一様に塗布する。また、封止液5Aの塗布方法は、これ以外の方法でもよく、例えば、ダイコーターやコンマコーターを用いた塗布方法が挙げられる。
なお、封止液5Aに架橋剤を添加するようにしてもよい。架橋剤としては、例えば、ホウ酸水溶液を添加する。ホウ酸水溶液にはホウ酸イオンが含まれている。封止液5Aにおいて、ホウ酸イオンはPVAの分子同士を連結(即ち、ゲル化)させる。このゲル化は多点の分子間力(水素結合、配位結合、共有結合など)によるものである。これにより、封止液5Aの粘度を例えば1000[mPa・s]以上にすることができ、ゲル状のPVA水溶液を得ることができる。これにより、封止液5Aの取り扱いが容易となり、製造工程を簡便化することができる。
次に、図7(a)に示すように、塗布した封止液5Aを乾燥して硬化させる。例えば、封止液5Aを室温〜50℃程度の温度環境下に放置して、これを乾燥させて硬化させる。乾燥処理の所要時間は、封止液5Aの厚さにもよるが、例えば数分から数時間程度である。封止液5Aの膜中におけるPVAの濃度が高いため、封止液5Aの乾燥を自然乾燥、又は比較的低温で行うことができる。以上により、セル15内に供給された電気泳動層11の露出部分上に封止膜5が形成される。これにより、電気泳動層11がセル15内に密閉性高く封止されることとなる。この乾燥処理では、封止液5Aに含まれる水分が揮発(すなわち、蒸発)するため、封止膜5の厚さが塗布直後と比較して薄くなる(図6(c)、図7(a)参照)。
次に、図7(b)に示すように、封止膜5上に酸ハロゲン化合物の塗膜9を形成する(機能層形成工程)。ここで、酸ハロゲン化合物としては、例えば、炭素鎖がC1〜C18程度のものであればよく、本実施形態では炭素鎖がC12の、ラウロイルクロリド(C1223ClO)を用いた。なお、ラウロイルクロリドの塗布は、不活性雰囲気(例えば、N雰囲気)中で行うのが好ましい。これにより、大気中に含まれる水分とラウロイルクロリド中のCl分子とが反応してしまうことが抑制される。
封止膜5と、該封止膜5上に配置された酸ハロゲン化合物の塗膜9とは、図8に示される化学反応によって、PVA(封止膜5)のOH基と、塗膜9のClとが反応してエステル化が行われる。なお、図8においては、疎水層5aを構成する炭素鎖をC11と簡略化して示している。これにより、図7(c)に示すように、表面にエステル化によって形成された疎水層5aを含む封止膜5が形成される。
次に、図7(d)に示すように、対向電極6を有する対向基板2を用意する。本実施形態では、電気泳動表示装置100に可撓性を付与するため、対向基板2として可撓性を有する樹脂基板を選択した。そして、対向基板2を不図示の接着層を用いてセルマトリクス4に貼り付ける。その後、図4に示したように、対向基板2の外周を囲むようにシール材41を配置する。
以上の工程を経て、図1及び図4に示した電気泳動表示装置100が完成する。
以上述べたように、本実施形態に係る電気泳動表示装置100によれば、封止膜5の表面に疎水層5aが形成されるため、水溶性高分子から構成された封止膜5に対して耐水性を向上させる機能が付与されたものとなる。よって、水溶性高分子から構成された封止膜5を用いた場合に生じる不具合(水分の侵入)の発生を抑制することができる。したがって、表示装置内部への水分の侵入を防ぐことができる信頼性の高い電気泳動表示装置100が提供される。
また、上記製造方法によれば、封止膜5上に酸ハロゲン化合物の塗膜9を塗布するといった簡便な工程により封止膜5の表面に疎水層5aを形成することができる。よって、封止膜5の表面に疎水機能を簡便且つ確実に付与することができる。
(第2実施形態)
続いて、第2実施形態に係る電気泳動表示装置について説明する。本実施形態と第1実施形態との違いは、疎水層5aが形成されている位置であり、それ以外の構成は共通である。そのため、以下の説明では、上記実施形態と共通の構成については同じ符号を付し、その詳細な説明については省略する。
図9は本実施形態に係る電気泳動表示装置200の平面構成を示す図である。図10は、図9におけるB−B´線矢視による断面図である。
本実施形態では、図9、10に示すように、封止膜5は、表示領域Eの外側にはみ出した領域の表面に疎水層5aが形成されている。また、疎水層5aは封止膜5の周縁まで形成されている。
本実施形態の電気泳動表示装置200を製造する場合、図7(b)で示した工程において、封止膜5のうち、上記表示領域Eの外側に位置する部分に酸ハロゲン化合物の塗膜9を選択的に配置すればよい。この場合、塗膜9の配置には、インクジェット法を用いるのが好ましい。インクジェット法によれば、塗膜9を目的とする領域に対して選択的に無駄なく供給することができる。
本実施形態に係る電気泳動表示装置200によれば、表示領域Eの外側にはみ出した封止膜5の表面に疎水層5aが選択的に形成されている。
ところで、水溶性高分子からなる封止膜5は、対向基板2に覆われた部分では対向電極6が形成されるため、水分が侵入する可能性は低い。一方、封止膜5は、対向基板2の端面から外側にはみ出した(表示領域Eの外側にはみ出した)部分において、水分の侵入経路となり易い。
本実施形態に係る電気泳動表示装置200によれば、上述のように、表示領域Eの外側にはみ出した封止膜5の表面に疎水層5aを選択的に形成している。これによれば、封止膜5は、水分の侵入経路となり易い対向基板2の端面から外側にはみ出した(表示領域Eの外側にはみ出した)部分が疎水層5aにより耐水性が向上される。したがって、本実施形態においては、疎水層5aがエッジシールとして機能することで水分の表示領域E内への入り込みが抑制され、水分侵入による不具合の発生を防止することができる。
また、本実施形態では、疎水層5aが封止膜5の表面に選択的に形成されているので、疎水層5aの形成材料を少なくすることができ、コスト低減を図ることができる。
(第3実施形態)
続いて、第3実施形態に係る電気泳動表示装置について説明する。本実施形態と第1実施形態との違いは、封止膜の構造、すなわち封止膜表面に付与された機能であり、それ以外の構成は共通である。そのため、以下の説明では、上記実施形態と共通の構成については同じ符号を付し、その詳細な説明については省略する。
上記実施形態で説明した隔壁型の電気泳動表示装置では、共通電極と電気泳動素子との間に封止膜が介在しているため、封止膜と共通電極との間に接触抵抗が生じてしまい、駆動電圧が高くなることで省電力も増大してしまうといった不具合が生じます。
これに対し、本実施形態では、PVAからなる封止膜を表面修飾することで導電性の機能を付与している。
具体的に本実施形態では、PVAから構成される封止膜の表面に存在する水酸基(OH基)を酸ハロゲン化物によりエステル化することで導電性を付与している。酸ハロゲン化物としては、例えば、下記の化学式に示すチオフェン-2-アセチルクロリドを用いてPVAをエステル化した。
Figure 2015075518
図11は本実施形態に係る封止膜の化学的な構造を概念的に示す図である。図11に示すように、封止膜105は、PVA表面のOH基と、チオフェン-2-アセチルクロリドのClとが反応することにより表面に導電層(機能層)105aが化学的に結合した状態とされている。そのため、封止膜105において、導電層105aは表面に良好に密着した状態に形成されている。
本実施形態に係る封止膜105についても上記実施形態と同様の製造工程により製造することができることから、その詳細については省略する。
本実施形態によれば、封止膜105の表面に導電層105aが形成されるため、封止膜105に対して導電性を向上させる機能が付与されたものとなる。よって、封止膜105上に位置する対向電極6との接触抵抗を低下させることで駆動電圧を下げることができる。したがって、駆動電圧が低下することで消費電力が抑えられた信頼性の高い電気泳動表示装置が提供される。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることは無く、発明の主旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。例えば、第1、第2実施形態では、封止膜に疎水性の機能を付与する際に用いる酸ハロゲン化合物として、上記ラウロイルクロリド(C1223ClO)を例示したが、これに限定されない。例えば、下記化学式に示されるようなフッ素系の分子である、ヘプタフルオロブチリルクロリドを用いても良い。
Figure 2015075518
あるいは、上記第1実施形態ではPVAからなる封止膜に疎水性や導電性といった機能を有した機能層を形成する場合を例に挙げたが、封止膜に付与する機能はこれに限定されない。例えば、下記化学式に示されるメタクリロイルクロリドやチグロイルクロリド等の重合性メタクリル基を持つ分子をPVA表面に結合させることでPVA上に塗布される重合性の接着剤(例えば、対向基板2と封止膜とを接着するもの)との密着性を向上させることができる。すなわち、密着性向上といった機能を付与してもよい。
いずれの場合であっても、機能層の膜厚は0.3nm〜10nm程度と薄く形成することができるので、封止膜の機能を向上させつつ、電気的な特性を著しく損なうことがない。
Figure 2015075518
Figure 2015075518
また、封止膜に対して複数の機能を付与するようにしてもよい。この場合において、封止膜の領域毎に機能を異ならせるのが好ましい。例えば、表示領域E内に対向する部分の封止膜には導電性向上あるいは密着性向上といった機能を付与し、表示領域Eの外周に配置される部分の封止膜には耐水性向上といった機能を付与するようにすればよい。
また、上記第1、第2実施形態では、対向基板2の端部にはみ出した封止膜5あるいは封止膜105がシール材41によって覆われる場合を説明したが、本発明はこれに限定されない。すなわち、第1、第2実施形態において、封止膜5あるいは封止膜105は表面に疎水層5aが形成されることで耐水性が向上していることから、シール材41を省略してもよい。
これによれば、シール材41が省略されることで表示領域Eの周辺の見切り領域を小さくすることができるので、狭額縁化による電気泳動表示装置100あるいは電気泳動表示装置200自体を小型化することができる。
1…素子基板、2…対向基板、5,105…封止膜(封止部材)、5a…疎水層(機能層)、14…隔壁、15…セル、30…分散媒、31…電気泳動粒子、100,200…電気泳動表示装置

Claims (12)

  1. 一対の基板と、
    電気泳動粒子と前記電気泳動粒子を分散する分散媒とを含む電気泳動層と、
    前記一対の基板間に配置され、前記電気泳動層が配置されるセルを区画する隔壁と、
    前記セルに配置された前記電気泳動層を封止し、且つ水溶性高分子を含む材料から構成される封止部材と、を備え、
    前記封止部材は、少なくとも一部に、表面修飾されることで形成された機能層を含むことを特徴とする電気泳動表示装置。
  2. 前記水溶性高分子は、ポリビニルアルコールであることを特徴とする請求項1に記載の電気泳動表示装置。
  3. 前記機能層は、前記封止部材の一部をエステル化することで形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の電気泳動表示装置。
  4. 前記機能層は、平面視した状態で、前記電気泳動層の外周を囲む枠状に形成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の電気泳動表示装置。
  5. 前記封止部材の厚さが0.5μm以上10μm以下であり、
    前記機能層の厚さが0.3nm以上10nm以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の電気泳動表示装置。
  6. 前記機能層が疎水性及び導電性の少なくとも一方を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の電気泳動表示装置。
  7. 基板上において隔壁部材に区画されたセル内に、電気泳動粒子と前記電気泳動粒子を分散する分散媒とを含む電気泳動層を配置する配置工程と、
    前記電気泳動層が配置された前記セルを、水溶性高分子を含む封止部材により封止する封止工程と、
    前記封止部材の少なくとも一部を表面修飾することで所定の機能が付与された機能層を形成する機能層形成工程と、を備えることを特徴とする電気泳動表示装置の製造方法。
  8. 前記封止工程において、前記水溶性高分子としてポリビニルアルコールを含む前記封止部材を用いることを特徴とする請求項7に記載の電気泳動表示装置の製造方法。
  9. 前記機能層形成工程において、前記封止部材の一部をエステル化により表面修飾させることを特徴とする請求項7又は8に記載の電気泳動表示装置の製造方法。
  10. 前記機能層形成工程において、平面視した状態で、前記電気泳動層の外周を囲む枠状に前記封止部材に前記機能層を形成することを特徴とする請求項7〜9のいずれか一項に記載の電気泳動表示装置の製造方法。
  11. 前記封止工程において、前記封止部材の形成材料に架橋剤を添加することを特徴とする請求項7〜10のいずれか一項に記載の電気泳動表示装置の製造方法。
  12. 前記機能層形成工程において、疎水性及び導電性の少なくとも一方を有する前記機能層を形成することを特徴とする請求項7〜11のいずれか一項に記載の電気泳動表示装置の製造方法。
JP2013209931A 2013-10-07 2013-10-07 電気泳動表示装置及び電気泳動表示装置の製造方法 Active JP6263939B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013209931A JP6263939B2 (ja) 2013-10-07 2013-10-07 電気泳動表示装置及び電気泳動表示装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013209931A JP6263939B2 (ja) 2013-10-07 2013-10-07 電気泳動表示装置及び電気泳動表示装置の製造方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2015075518A true JP2015075518A (ja) 2015-04-20
JP2015075518A5 JP2015075518A5 (ja) 2016-10-20
JP6263939B2 JP6263939B2 (ja) 2018-01-24

Family

ID=53000457

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013209931A Active JP6263939B2 (ja) 2013-10-07 2013-10-07 電気泳動表示装置及び電気泳動表示装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6263939B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017141608A1 (ja) * 2016-02-19 2017-08-24 ソニー株式会社 表示装置および表示装置の製造方法ならびに電子機器

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20050264869A1 (en) * 2004-05-20 2005-12-01 Yajuan Chen Electrode protection film for electrophoretic displays
JP2011221448A (ja) * 2010-04-14 2011-11-04 Seiko Epson Corp 電気泳動表示装置の製造方法
JP2012002924A (ja) * 2010-06-15 2012-01-05 Seiko Epson Corp 電気泳動表示装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20050264869A1 (en) * 2004-05-20 2005-12-01 Yajuan Chen Electrode protection film for electrophoretic displays
JP2011221448A (ja) * 2010-04-14 2011-11-04 Seiko Epson Corp 電気泳動表示装置の製造方法
JP2012002924A (ja) * 2010-06-15 2012-01-05 Seiko Epson Corp 電気泳動表示装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017141608A1 (ja) * 2016-02-19 2017-08-24 ソニー株式会社 表示装置および表示装置の製造方法ならびに電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
JP6263939B2 (ja) 2018-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100647100B1 (ko) 전기 영동 분산액, 전기 영동 표시 장치, 전기 영동 표시장치의 제조 방법 및 전자 기기
JP4297170B2 (ja) 電気泳動表示シート、電気泳動表示装置、電気泳動表示装置の製造方法および電子機器
JP5540915B2 (ja) 電気泳動表示装置
US9323126B2 (en) Electrophoretic particles, method for manufacturing electrophoretic particles, electrophoresis dispersion, display device, and electronic apparatus
JP5464264B2 (ja) 電気泳動表示装置および電子機器
JP4586711B2 (ja) 電気泳動表示シートの製造方法および電気泳動表示装置の製造方法
CN102279499A (zh) 显示片、其制造方法、显示装置及电子设备
JP5482396B2 (ja) 電気泳動表示装置の製造方法
JP2008051931A (ja) 電気泳動表示媒体
JP6263939B2 (ja) 電気泳動表示装置及び電気泳動表示装置の製造方法
JP4389528B2 (ja) 電気泳動表示装置の製造方法、電気泳動表示装置および電子機器
JP4917913B2 (ja) 電気泳動表示装置、電気泳動表示装置の製造方法および電子機器
JP2007192945A (ja) 電気泳動表示シート、電気泳動表示装置および電子機器
JP2007233178A (ja) マイクロカプセル型電気泳動式表示装置の表示パネルの製造方法
US9366936B2 (en) Electrophoresis display apparatus and method of manufacturing electrophoresis display apparatus
JP4389523B2 (ja) 電気泳動表示装置の製造方法、電気泳動表示装置および電子機器
JP6331467B2 (ja) 電気泳動表示装置および電子機器
JP2015004749A (ja) 電気泳動分散液、表示シート、電気泳動表示装置および電子機器
JP2011150112A (ja) 電気泳動表示装置
CN111512223A (zh) 电泳显示装置和电子设备
JP2011170016A (ja) 電気泳動表示装置及び電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20150113

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20160617

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20160624

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160902

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160902

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170517

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170523

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170623

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171121

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171204

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6263939

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250