JP4297170B2 - 電気泳動表示シート、電気泳動表示装置、電気泳動表示装置の製造方法および電子機器 - Google Patents
電気泳動表示シート、電気泳動表示装置、電気泳動表示装置の製造方法および電子機器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4297170B2 JP4297170B2 JP2007044685A JP2007044685A JP4297170B2 JP 4297170 B2 JP4297170 B2 JP 4297170B2 JP 2007044685 A JP2007044685 A JP 2007044685A JP 2007044685 A JP2007044685 A JP 2007044685A JP 4297170 B2 JP4297170 B2 JP 4297170B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrophoretic display
- electrophoretic
- microcapsule
- particles
- display device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02F—OPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
- G02F1/00—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
- G02F1/01—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour
- G02F1/165—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour based on translational movement of particles in a fluid under the influence of an applied field
- G02F1/166—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour based on translational movement of particles in a fluid under the influence of an applied field characterised by the electro-optical or magneto-optical effect
- G02F1/167—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour based on translational movement of particles in a fluid under the influence of an applied field characterised by the electro-optical or magneto-optical effect by electrophoresis
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02F—OPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
- G02F1/00—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
- G02F1/01—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour
- G02F1/165—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour based on translational movement of particles in a fluid under the influence of an applied field
- G02F1/1675—Constructional details
- G02F1/16757—Microcapsules
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02F—OPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
- G02F1/00—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
- G02F1/01—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour
- G02F1/165—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour based on translational movement of particles in a fluid under the influence of an applied field
- G02F1/1675—Constructional details
- G02F2001/1678—Constructional details characterised by the composition or particle type
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Nonlinear Science (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Electrochemistry (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)
Description
この電気泳動表示装置は、電圧の印加を停止した状態での表示メモリー性や広視野角性を有することや、低消費電力で高コントラストの表示が可能であること等の特徴を備えている。
このような電気泳動表示装置としては、電極を有する一対の基板間に、電気泳動粒子および液相分散媒を封入した複数のマイクロカプセルと、各基板とマイクロカプセルとを固定するバインダが配設されたマイクロカプセル型のものが知られている。
ところで、特許文献1では、バインダとしてエマルジョン系接着剤が用いられているが、この接着剤は、常温で硬化するため、一方の基板上に、一旦マイクロカプセルを配設すると、マイクロカプセルを再配置することが困難となる。その結果、得られた電気泳動表示装置では、マイクロカプセルが重なり合った領域や、マイクロカプセルが存在しない領域が存在するという問題がある。かかる問題が生じた場合、電気泳動表示装置において表示ムラが生じることがある。
本発明の電気泳動表示シートは、基板と、
前記基板の一方の面側に設けられ、少なくとも1種の電気泳動粒子を含む電気泳動分散液を殻体に内包するマイクロカプセルを含有するマイクロカプセル含有層とを備える電気泳動表示シートであって、
前記マイクロカプセル含有層は、前記マイクロカプセルと、前記マイクロカプセルを保持する機能を有し、当該マイクロカプセル含有層中において常温で粘稠性を有するバインダとで構成されることを特徴とする。
なお、上記の電気泳動表示シートにおいて、「常温」とは、例えば、当該電気泳動表示シートが使用される温度を意味するが、典型的には、15℃〜30℃であり、好ましくは、25℃及びその近傍の温度である。
前記基板の一方の面側に設けられ、少なくとも1種の電気泳動粒子を含む電気泳動分散液を殻体に内包するマイクロカプセルを含有するマイクロカプセル含有層とを備える電気泳動表示シートであって、
前記マイクロカプセル含有層は、前記マイクロカプセルと、前記マイクロカプセルを保持する機能を有し、当該マイクロカプセル含有層中において常温で粘稠性を有するバインダとで構成され、
前記バインダの180度剥離接着強さ(JIS K 6854に規定)は5N/25mm〜150N/25mmであることを特徴とする。
また、180度剥離接着強さが前記範囲のバインダは、常温において適度な粘性を発揮するものとなる。このため、かかるバインダを用いることにより、電気泳動表示シートと対向基板との確実な接合(固定)が可能となる。
これにより、電気泳動分散液中に適度な電気泳動粒子が含まれるので、表示性能を維持しつつ、泳動速度を速くすることができる。
本発明の電気泳動表示シートでは、前記電気泳動粒子は、白色粒子と該白色粒子と色調の異なる着色粒子とで構成され、
前記白色粒子の含有率は、前記電気泳動粒子の重量に対して94〜98wt%であり、
前記着色粒子の含有率は、前記電気泳動粒子の重量に対して2〜6wt%であることが好ましい。
これにより、白色粒子の表面積が大きくなり、かつ、着色粒子の外光による隠蔽性が保たれるので、表示のコントラストを高めることができる。その結果、表示の品質を向上させることができる。
これにより、液相分散媒との親和性が向上するので、分散性が向上するとともに、カプセル内壁への付着も防止される。
本発明の電気泳動表示シートでは、前記白色粒子は、シリカ/アルミナ処理された酸化チタンであり、
前記着色粒子は、カーボンブラックであることが好ましい。
これにより、高い白色反射率と低い黒色反射率を示すので、表示のコントラストをより高めることができる。
このようなバインダは、常温において十分な流動性を示すため、常温におけるバインダ(マイクロカプセル分散液)の取り扱いが容易となる。
本発明の電気泳動表示シートでは、前記バインダは、(メタ)アクリル酸エステルを含むことが好ましい。
(メタ)アクリル酸エステルを主成分とするバインダは、入手が容易であり、また常温において適度な粘稠性を有することから好ましい。
これらの(メタ)アクリル酸エステルを主成分とするバインダは、常温においてより適度な粘稠性を有することから好ましい。
本発明の電気泳動表示シートでは、前記殻体は、ゼラチンを含む材料を含むことが好ましい。
これにより、マイクロカプセルの柔軟性を向上させることができる。また、バインダとして好適に用いられる(メタ)アクリル酸エステルとの親和性が高いため、バインダによるマイクロカプセルの固定力(保持力)をより向上させ得ることからも好ましい。
流動パラフィンを主成分とする分散媒(液相分散媒)は、電気泳動粒子の凝集抑制効果が高く、かつ殻体の構成材料との親和性が低い(溶解性が低い)ことから好ましい。
本発明の電気泳動表示シートでは、前記流動パラフィンは、イソパラフィンであることが好ましい。
流動パラフィンの中でも、イソパラフィンは、特に、電気泳動粒子の凝集抑制効果が高いものであることから好ましい。
このような範囲の炭素数のイソパラフィンを分散媒として用いることにより、分散媒の粘度が不要に高くなるのを防止しつつ、電気泳動粒子の比重との比重差が小さく沈降速度が十分小さいという効果が得られる。その結果、電気泳動表示装置の表示性能(特に、応答速度、保持特性)の向上を図ることができる。
前記基板の前記マイクロカプセル含有層と反対側に設けられた対向基板とを備えることを特徴とする。
これにより、信頼性の高い電気泳動表示装置を得ることができる。
本発明の電気泳動表示装置では、前記電気泳動表示シートと前記対向基板とを接合する接着剤層を備えることが好ましい。
これにより、電気泳動表示シートと回路基板とをより確実に固定することができる。
これにより、電極間での短絡を確実に防止して、電気泳動粒子に確実に電界を作用させることができる。
本発明の電気泳動表示装置では、前記接着剤層は、前記電気泳動表示シート側から前記対向基板へのイオンの拡散を防止する機能を有することが好ましい。
これにより、回路(特にスイッチング素子)の特性の低下を防止または抑制することができる。
これにより、例え電気泳動表示装置内に水分が浸入したとしても、水分がマイクロカプセルや回路等に拡散するのを防止または抑制して、これらの劣化を防止することができる。
これにより、電気泳動表示装置の製造時(作成時)にマイクロカプセルやスイッチング素子等の破壊を防止することができる。
本発明の電気泳動表示装置では、前記接着剤層は、ポリウレタンを主材料として構成されていることが好ましい。
これにより、ポリウレタンは、接着剤層に、上記の機能を確実に付与することができることから好ましい。
これにより、特に、絶縁性および電気泳動表示シートと対向基板とを接合する際の応力を緩和する機能の向上を図ることができる。
本発明の電気泳動表示装置では、前記マイクロカプセルは、前記基板と前記対向基板との間に単層で配置され、かつ石垣構造を有することが好ましい。
本発明の電気泳動表示装置では、前記マイクロカプセルは、前記基板と前記対向基板との間に単層で配置され、かつ扁平形状を有することが好ましい。
前記マイクロカプセル含有層の前記基板と反対側に、対向基板を接合する第2の工程とを備え、
前記第2の工程を常温で行うことにより、前記マイクロカプセル含有層において前記マイクロカプセルを移動させて、前記マイクロカプセルの配設密度が均一になるように配置を整えることを特徴とする。
これにより、信頼性の高い電気泳動表示装置を容易かつ確実に製造し得る。
本発明の電気泳動表示装置の製造方法は、基板と、前記基板の一方の面側に設けられ、少なくとも1種の電気泳動粒子を含む電気泳動分散液を殻体に内包するマイクロカプセルを含有するマイクロカプセル含有層とを備え、前記マイクロカプセル含有層は、前記マイクロカプセルと、前記マイクロカプセルを保持する機能を有し、常温で粘稠性を有するバインダとで構成され、前記バインダの180度剥離接着強さ(JIS K 6854に規定)は5N/25mm〜150N/25mmである電気泳動表示シートを用意する第1の工程と、
前記マイクロカプセル含有層の前記基板と反対側に、対向基板を接合する第2の工程とを備え、
前記第2の工程を常温で行うことにより、前記マイクロカプセル含有層において前記マイクロカプセルを移動させて、前記マイクロカプセルの配設密度が均一になるように配置を整えることを特徴とする。
これにより、信頼性の高い電気泳動表示装置を容易かつ確実に製造し得る。
これにより、より信頼性の高い電気泳動表示装置を容易かつ確実に製造し得る。
本発明の電気泳動表示装置の製造方法では、前記第2の工程において、前記マイクロカプセルが前記基板と前記対向基板との間に単層で配置されて石垣構造となることが好ましい。
本発明の電気泳動表示装置の製造方法では、前記第2の工程において、前記マイクロカプセルが前記基板と前記対向基板との間に単層で配置されて扁平形状となることが好ましい。
本発明の電子機器は、本発明の電気泳動表示装置を備えることを特徴とする。
これにより、信頼性の高い電子機器が得られる。
<電気泳動表示装置>
まず、本発明の電気泳動表示シートを適用した電気泳動表示装置(本発明の電気泳動表示装置)について説明する。
図1に示す電気泳動表示装置20は、電気泳動表示シート(フロントプレーン)21と、回路基板(バックプレーン)22と、電気泳動表示シート21と回路基板22とを接合する接着剤層8と、電気泳動表示シート21と回路基板22との間の間隙を気密的に封止する封止部7とを有している。
一方、回路基板22は、平板状の基部1と基部1の上面に設けられた複数の第1の電極3とを備える対向基板11と、この対向基板11(基部1)に設けられた、例えばTFT等のスイッチング素子を含む回路(図示せず)とを有している。
基部1および基部2は、それぞれ、シート状(平板状)の部材で構成され、これらの間に配される各部材を支持および保護する機能を有する。
各基部1、2は、それぞれ、可撓性を有するもの、硬質なもののいずれであってもよいが、可撓性を有するものであるのが好ましい。可撓性を有する基部1、2を用いることにより、可撓性を有する電気泳動表示装置20、すなわち、例えば電子ペーパーを構築する上で有用な電気泳動表示装置20を得ることができる。
第1の電極3と第2の電極4との間に電圧を印加すると、これらの間に電界が生じ、この電界が電気泳動粒子(表示粒子)5に作用する。
なお、第2の電極4も、第1の電極3と同様に複数に分割するようにしてもよい。
また、第1の電極3がストライプ状に分割され、第2の電極も同様にストライプ状に分割され、これらが交差するように配置された形態であってもよい。
このような複合材料の具体例としては、例えば、ゴム材料中に導電性材料を混合した導電性ゴム、エポキシ系、ウレタン系、アクリル系等の接着剤組成物中に導電性材料を混合した導電性接着剤または導電性ペースト、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ABS樹脂、ナイロン(ポリアミド)、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリエステル、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、ウレタン系樹脂等のマトリックス樹脂中に導電性材料を混合した導電性樹脂等が挙げられる。
なお、各基部1、2および各電極3、4のうち、表示面側に配置される基部および電極(本実施形態では、基部2および第2の電極4)は、それぞれ、光透過性を有するもの、すなわち、実質的に透明(無色透明、有色透明または半透明)とされる。これにより、後述する電気泳動分散液10中における電気泳動粒子5の状態、すなわち電気泳動表示装置20に表示された情報(画像)を目視により容易に認識することができる。
電気泳動表示シート21では、第2の電極4の下面に接触して、マイクロカプセル含有層400が設けられている。
マイクロカプセル40は、対向基板11と基板12との間に、縦横に並列するように単層で(厚さ方向に重なることなく1個ずつ)配設されている。
本実施形態では、第2の電極4と接着剤層8とで挟持されることにより、マイクロカプセル40は、上下方向に圧縮され、水平方向に拡がって扁平形状となっている。換言すれば、マイクロカプセル40は、平面視において石垣構造を形成している。
また、本実施形態では、隣り合う2つの第1の電極3に対して、1つのマイクロカプセル40が配置されている。すなわち、マイクロカプセル40は、隣り合う2つの第1の電極3にまたがるように配置されている。
中でも、カプセル本体401は、ゼラチンを含む材料を主材料(特に、ゼラチンを主材料)として構成されたものが好ましい。これにより、マイクロカプセル40の柔軟性を向上させることができ、前述したような石垣構造をより確実に形成することができる。また、ゼラチンは、後述するように、バインダ41として好適に用いられる(メタ)アクリル酸エステルとの親和性が高いため、バインダ41によるマイクロカプセル40の固定力(保持力)をより向上させ得ることからも好ましい。
また、カプセル本体401の構成材料には、架橋剤により架橋(立体架橋)を形成するようにしてもよい。これにより、カプセル本体401の柔軟性を維持しつつ、強度を向上させることができる。その結果、マイクロカプセル40が容易に崩壊するのを防止することができる。
カプセル本体401内に封入された電気泳動分散液10は、少なくとも1種の電気泳動粒子5(本実施形態では、着色粒子5bと白色粒子5aとの2種)を液相分散媒6に分散(懸濁)してなるものである。
液相分散媒6としては、カプセル本体401に対する溶解性が低く、かつ比較的高い絶縁性を有するものが好適に使用される。
V=(q/6πrη)・E
(数式中、Vは電気泳動粒子5の泳動速度、rは電気泳動粒子5の半径、qは電気泳動粒子5の電荷、ηは液相分散媒6の粘度、Eは電気泳動粒子5に作用する電解強度を示す。)
また、イソパラフィンは、その炭素数が5〜15のものであるのが好ましく、8〜15のものであるのがより好ましい。このような範囲の炭素数のイソパラフィンを液相分散媒6として用いることにより、液相分散媒6(電気泳動分散液10)の粘度が不要に高くなるのを防止しつつ、電気泳動粒子の比重との比重差が小さく沈降速度が十分小さいという効果が得られる。その結果、電気泳動表示装置20の表示性能(特に、応答速度、保持特性)の向上を図ることができる。
また、液相分散媒6(電気泳動分散液10)中には、必要に応じて、例えば、電解質、界面活性剤(アニオン性またはカチオン性)、金属石鹸、樹脂材料、ゴム材料、油類、ワニス、コンパウンド等の粒子からなる荷電制御剤、チタン系カップリング剤、アルミニウム系カップリング剤、シラン系カップリング剤等の分散剤、潤滑剤、安定化剤等の各種添加剤を添加するようにしてもよい。
このような分散剤などの添加剤を液相分散媒6に添加することにより、電気泳動粒子5が液相分散媒6に均一に分散するので、電気泳動粒子5の分散性が向上し、マイクロカプセル40内壁への付着を防止することができる。また、所望の帯電量を得ることもできる。
電気泳動分散液10における液相分散媒6の含有率は、電気泳動分散液10の重量に対して、40〜70wt%であることが好ましく、45〜65wt%であることがより好ましい。
液相分散媒6が前記範囲の下限値よりも小さすぎると、電気泳動粒子5の含有率が大きくなり、電気泳動粒子5が泳動しにくくなるおそれがある。
液相分散媒6が前記範囲の上限値よりも大きすぎると、電気泳動粒子5の含有率が小さくなるので、表示ムラが生じるおそれがある。
また、複合粒子としては、例えば、顔料粒子の表面を樹脂材料や他の顔料で被覆したもの、樹脂粒子の表面を顔料で被覆したもの、顔料と樹脂材料とを適当な組成比で混合した混合物で構成される粒子等が挙げられる。
また、カーボンブラック粒子、チタンブラック粒子またはその表面を被覆した粒子は、着色粒子(黒色粒子)5bとして好適に用いられる。
これにより、電気泳動粒子5の液相分散媒6に対する親和性が向上するため、電気泳動粒子5が液相分散媒6中を泳動する際に受ける抵抗力を減少させることができる。その結果、電気泳動粒子5の液相分散媒6中における分散性を向上し、マイクロカプセル40の内壁への付着を防止することができる。
このような高分子としては、例えば、各種カップリング剤等が挙げられる。
また、電気泳動粒子5の形状は、特に限定されないが、球形状であるのが好ましい。
具体的には、着色粒子5bの平均粒径を20〜100nm程度、白色粒子5aの平均粒径を150〜300nm程度とするのが好ましい。
電気泳動分散液10中における、電気泳動粒子5の含有率は、電気泳動分散液10の重量に対して、30〜60wt%であることが好ましく、35〜55wt%であることがより好ましい。
電気泳動粒子5の含有率が前記範囲の下限値よりも小さすぎると、表示面側に移動する電気泳動粒子5が少なくなるので、表示ムラが生じるおそれがある。
特に、電気泳動粒子5が白色粒子5aである場合、白色粒子5aが十分に光を散乱できず、接着剤層8が透けて見えるおそれがある。
特に、−20℃で電気泳動粒子5を泳動させた場合、電気泳動分散液10がゲル化し、電気泳動粒子5が泳動できなくなるおそれがある。
電気泳動粒子5中における、白色粒子5aの含有率は、電気泳動粒子5の重量に対して94〜98wt%であることが好ましく、95〜97wt%であることがより好ましい。
白色粒子5aの含有率が前記範囲の下限値よりも小さすぎると、白色粒子5aの表面積が小さくなりすぎるので、白色の反射率が低下するおそれがある。
電気泳動粒子5中における、着色粒子5bの含有率は、電気泳動粒子5の重量に対して
2〜6wt%であることが好ましく、3〜5wt%であることがより好ましい。
着色粒子5bの含有率が0wt%より大きく、2wt%未満だと、着色粒子5bの外光による隠蔽性が不十分で、着色の色純度が悪化するおそれがある。その結果、コントラスト低下を招くと共に、視認したときの画質低下を招くおそれがある。
このように、電気泳動粒子5中における白色粒子5aおよび着色粒子5bの含有率が、それぞれ前記範囲を満足することにより、白色の反射率を高め、着色の反射率を適正なものとすることができ、コントラストをより一層高めることができる。その結果、電気泳動表示装置の表示の品質をより向上させることができる。このことは、着色粒子5bが黒色粒子である場合に顕著である。
このような電気泳動表示装置20では、第1の電極3と第2の電極4との間に電圧を印加すると、これらの間に生じる電界にしたがって、電気泳動粒子5(着色粒子5b、白色粒子5a)は、いずれかの電極に向かって電気泳動する。
また、電気泳動粒子5の比重は、液相分散媒6の比重とほぼ等しくなるように設定されているのが好ましい。これにより、電気泳動粒子5は、電極3、4間への電圧の印加を停止した後においても、液相分散媒6中において一定の位置に長時間滞留することができる。すなわち、電気泳動表示装置20に表示された情報が長時間保持されることとなる。
このようなバインダ41を用いることにより、常温でバインダ41が固化または硬化せず、流動性を維持するため、マイクロカプセル含有層400において、マイクロカプセル40を移動させること(再配置する)ことが可能となる。
また、より高い粘性を有するバインダ41を選択することにより、電気泳動表示シート21と回路基板22との固定(接合)する機能を、バインダ41に担わせることもできるようになる。
バインダ41は、その融点またはガラス転移点が25℃以下のものが好ましく、20℃以下のものがより好ましい。このようなバインダ41は、常温において十分な流動性を示すため、常温におけるバインダ41(マイクロカプセル分散液)の取り扱いが容易となる。また、マイクロカプセル40がバインダ41中を比較的自由に動くことができる。
(メタ)アクリル酸エステルとしては、直鎖アルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステル、分枝アルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステル、不飽和アルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステル、グリシジル基(エポキシ環)等の(メタ)アクリル基とは異なる官能基を併せ持つ様な多官能(メタ)アクリル酸エステル、および複数の(メタ)アクリル基を有する多官能(メタ)アクリル酸エステル等が挙げられる。
また、(メタ)アクリル酸エステルは、その総炭素数が5〜20のものが好ましく、8〜16のものがより好ましく、ドデシル(メタ)アクリレートおよび2−エチルヘキシル(メタ)アクリレートのうちの少なくとも一方を主とするものがさらに好ましい。これらの(メタ)アクリル酸エステルを主成分とするバインダ41は、常温においてより適度な粘稠性を有することから好ましい。
本実施形態では、電気泳動表示シート21と回路基板22とが、接着剤層8を介して接合されている。これにより、電気泳動表示シート21と回路基板22とをより確実に固定することができる。
このような接着剤層8は、ポリウレタンを主材料として構成されているのが好ましい。ポリウレタンは、接着剤層8に、前述したような機能を確実に付与することができることから好ましい。
封止部7の構成材料としては、例えば、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、オレフィン系樹脂のような熱可塑性樹脂、エポキシ系樹脂、メラミン系樹脂、フェノール系樹脂のような熱硬化性樹脂等の各種樹脂材料等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
なお、封止部7は、必要に応じて設ければよく、省略することもできる。
このような電気泳動表示装置20は、次のようにして製造することができる。
図3および図4は、それぞれ、図1に示す電気泳動表示装置の製造方法を説明するための模式図である。なお、以下の説明では、図3および図4中の上側を「上」、下側を「下」と言う。
電気泳動粒子5と液相分散媒6とを、前述したとおりの含有率となるように混合し電気泳動分散液10を調製する。
[2]マイクロカプセル40の作製工程
まず、電気泳動分散液10が封入されたマイクロカプセル40を作製する。
マイクロカプセル40の平均粒径は、5〜50μm程度であるのが好ましく、10〜30μm程度であるのがより好ましい。マイクロカプセル40の平均粒径を前記範囲とすることにより、製造される電気泳動表示装置20において電気泳動粒子5の電気泳動をより確実に制御することができるようになる。
次に、前述のようにして作製されたマイクロカプセル40と、常温で粘稠性を有するバインダ41とを混合してマイクロカプセル分散液を調製する。
マイクロカプセル分散液中におけるマイクロカプセル40の含有量は、10〜80wt%程度であるのが好ましく、30〜60wt%程度であるのがより好ましい。
マイクロカプセル40の含有量を前記範囲に設定すると、マイクロカプセル40が厚さ方向に重ならないように(単層で)、マイクロカプセル含有層400において移動(再配置)させる配設する上で、非常に有利である。
次に、図3(b)に示すように、基板12上に、マイクロカプセル分散液を供給する。
マイクロカプセル分散液を供給する方法としては、例えば、コーターなどを用いた、スピンコート法、ディップコート法、スプレーコート法等の各種塗布法を挙げることができる。
これは、例えば、図3(c)に示すように、スキージ(平板状の治具)100を基板12上を通過させ、マイクロカプセル40を掃くことにより行うことができる。
これにより、マイクロカプセル含有層400が形成され、図3(d)に示すような電気泳動表示シート21が得られる(第1の工程)。
なお、この状態において、マイクロカプセル40はバインダ41中を自由に動くことができる。
次に、図4(e)に示すように、マイクロカプセル含有層400上に、接着剤層8を形成する。
これは、例えば、シート状の接着剤層8を、転写法等により、マイクロカプセル含有層400上に配置することにより行うことができる。
接着剤層の厚さは、5〜20μmであることが好ましい。
これにより、接着剤層8を介して、電気泳動表示シート21と回路基板22とが接合される。
なお、本発明では、常温で粘稠性(流動性および粘性)を有するバインダ41を用いため、本工程を常温で行うことにより、バインダ41は流動性を維持し、マイクロカプセル含有層400において、マイクロカプセル40が重なる領域や、マイクロカプセル40が存在しない領域があったとしても、マイクロカプセル含有層400上に接着剤層8を配置すると、この接着剤層8により上方に出っ張ったマイクロカプセル40が下方に押圧されて移動し、さらにこのマイクロカプセル40に押されて周囲のマイクロカプセル40も移動し、結果として、マイクロカプセル含有層400において、マイクロカプセル40の配設密度が均一になるように、これらの配置が整えられる。
これにより、マイクロカプセル含有層400の各部において、マイクロカプセル40の配設密度を均一とすることができるとともに、マイクロカプセル40の石垣構造(扁平形状)を確実に形成することができる。その結果、コントラストや応答速度等の表示性能に優れる電気泳動表示装置20が得られる。
また、接着剤層8は、回路基板22側に設けておき、回路基板22と電気泳動表示シート21とを接合するようにしてもよく、回路基板22および電気泳動表示シート21の双方に設けておき、回路基板22と電気泳動表示シート21とを接合するようにしてもよい。
次に、図4(g)に示すように、電気泳動表示シート21および回路基板22の縁部に沿って、封止部7を形成する。
これは、電気泳動表示シート21(基部2)と回路基板22(基部1)との間であって、これらの縁部に沿って封止部7を形成するための材料を、例えば、ディスペンサ等により供給し、固化または硬化させることにより形成することができる。
以上の工程を経て、電気泳動表示装置20が得られる。
以上のような電気泳動表示装置20は、各種電子機器に組み込むことができる。以下、電気泳動表示装置20を備える本発明の電子機器について説明する。
<<電子ペーパー>>
まず、本発明の電子機器を電子ペーパーに適用した場合の実施形態について説明する。
図5に示す電子ペーパー600は、紙と同様の質感および柔軟性を有するリライタブルシートで構成される本体601と、表示ユニット602とを備えている。
このような電子ペーパー600では、表示ユニット602が、前述したような電気泳動表示装置20で構成されている。
次に、本発明の電子機器をディスプレイに適用した場合の実施形態について説明する。
図6は、本発明の電子機器をディスプレイに適用した場合の実施形態を示す図である。このうち、図6中(a)は断面図、(b)は平面図である。
図6に示すディスプレイ(表示装置)800は、本体部801と、この本体部801に対して着脱自在に設けられた電子ペーパー600とを備えている。なお、この電子ペーパー600は、前述したような構成、すなわち、図6に示す構成と同様のものである。
このようなディスプレイ800では、電子ペーパー600は、本体部801に着脱自在に設置されており、本体部801から取り外した状態で携帯して使用することもできる。
なお、本発明の電子機器は、以上のようなものへの適用に限定されず、例えば、テレビ、ビューファインダ型、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、電子新聞、ワードプロセッサ、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた機器等を挙げることができ、これらの各種電子機器の表示部に、本発明の電気泳動表示装置20を適用することが可能である。
また、前記実施形態では、一対の電極が対向して設けられた構成のものについて示したが、本発明は、これに限らず、例えば、一対の電極を同一基板上に設ける構成のものに適用することもできる。
また、前記実施形態では、マイクロカプセルは、隣り合う2つの画素電極(電極)にまたがるように配置されているが、本発明では、これに限らず、例えば、マイクロカプセルが、隣り合う3つ以上の画素電極にまたがるように配置されていてもよく、また、隣り合う画素電極にまたがらないように配置されていてもよく、また、これらが混在していてもよい。
また、本発明の電気泳動表示装置の製造方法では、任意の目的の工程が1または2以上追加されていてもよい。
1.電気泳動表示装置の製造
(実施例1)
<1>電気泳動粒子の調製
<1−1>白色粒子の調製
熱処理された酸化チタンをヘキサン100gに分散させ、遠心沈降器で遠心分離し、酸化チタンを洗浄する操作を3回行った後、100℃で乾燥させた。
これにより、酸化チタンの表面にチタン処理、アルミナ処理が施されされ、ポリマーグラフト層を有する白色粒子を得た。なお、平均粒径は200nmであった。
この白色粒子を液相分散媒IsoparG(ExonMobilChemical社製)に分散して、電気泳動分散液を調製した。
なお、電気泳動分散液中において、白色粒子は30.0wt%、IsoparGは70wt%であった。
次に、酢酸を用いて溶液のpHを3.7に調節し、その後、氷冷することによりカプセルを析出させた。さらに、ホルムアルデヒドを加え、カプセルに架橋構造を形成した。
次に、一昼夜撹拌を続けた後、分級することによりマイクロカプセル(平均粒径20μm)を得た。
次に、得られたマイクロカプセルと2−エチルヘキシルメタクリレート(融点:25℃以下)とを、重量比で3:2となるように混合して、マイクロカプセル分散液を調製した。
なお、2−エチルヘキシルメタクリレートは、25℃で液状であり、粘稠性を有していた。また、180度剥離接着強さ(JIS K 6854に規定)は、50N/25mmであった。
ITOよりなる第2の電極が形成されたPET−ITO基板(御池工業(株)製、OTEC220B)を用意した。
次に、<3>で得られたマイクロカプセル分散液を用い、用意したPET−ITO基板のITO上にドクタブレード法により、マイクロカプセル含有層を形成した。マイクロカプセル含有層の平均厚さは、30μmだった。
次に、平均厚さ15μmのシート状の接着剤層を用意し、常温(25℃)下に、マイクロカプセル含有層上に配置した。これにより、マイクロカプセル含有層は、平均厚さが約15μmとなり、また、マイクロカプセルは、変形して扁平形状となった。すなわち、石垣構造が形成されていることが確認された。
なお、接着剤層には、ポリウレタンとEO変性ジシクロペンテニルメタクリレートとを、重量比で95:5で混合した混合物を用いた。
次に、接着剤層上に、常温(25℃)下に、ITOよりなる第1の電極が形成された回路基板を配置し、接合した。
<7>封止工程
最後に、縁部(外周部)をエポキシ系接着剤で封止した。これにより、図1に示す電気泳動表示装置を得た。
実施例1において、白色粒子を電気泳動分散液に対して60.0wt%、IsoparGを電気泳動分散液に対して40wt%用いた以外は、実施例1と同様にして行い、電気泳動表示装置を得た。
(実施例3)
実施例1において、以下に示すように得られた黒色粒子を用い、電気泳動分散液中における白色粒子、黒色粒子の含有率を以下に示すように変えた以外は、実施例1と同様に行い電気泳動表示装置を得た。
攪拌羽根を備えた容量300mLのセパラブルフラスコに、カーボンブラック50gと、メタクリル酸ドデシル、アクリル酸2−エチルヘキシル、およびγ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン(組成モル比80:15:5)からなるアクリル系ポリマー(質量平均分子量6,800)5gと、ヘキサン100gとを仕込み、55℃の超音波浴槽(BRANSON5210、ヤマト科学(株)製)に入れた。浴槽を攪拌しながら、超音波分散処理を2時間行った。
熱処理されたカーボンブラックをヘキサン100gに分散させ、遠心沈降器で遠心分離し、カーボンブラックを洗浄する操作を3回行った後、100℃で乾燥させた。
これにより、カーボンブラックの表面にポリマーグラフト層を有する黒色粒子を得た。
なお、平均粒径は60nmであった。
実施例1で得られた白色粒子と、上記<1−2>で得られた黒色粒子とを液相分散媒IsoparG(ExonMobilChemical社製)に分散して、電気泳動分散液を調製した。
なお、電気泳動分散液中において、白色粒子は29.4wt%、黒色粒子は0.6wt%、IsoparGは70wt%であった。
実施例3において、白色粒子を28.8wt%、黒色粒子を1.2wt%に変えた以外は、実施例3と同様に行い電気泳動表示装置を得た。
(実施例5)
実施例3において、白色粒子を28.2wt%、黒色粒子を1.8wt%に変えた以外は、実施例3と同様に行い電気泳動表示装置を得た。
実施例3において、白色粒子を58.8wt%、黒色粒子を1.2wt%、IsoparGを40wt%に変えた以外は、実施例3と同様に行い電気泳動表示装置を得た。
(実施例7)
実施例6において、白色粒子を57.6wt%、黒色粒子を2.4wt%に変えた以外は、実施例6と同様に行い電気泳動表示装置を得た。
実施例6において、白色粒子を56.4wt%、黒色粒子を3.6wt%に変えた以外は、実施例6と同様に行い電気泳動表示装置を得た。
(実施例9)
実施例3において、白色粒子を29.6wt%、黒色粒子を0.4wt%に変えた以外は、実施例3と同様に行い電気泳動表示装置を得た。
実施例3において、白色粒子を28.0wt%、黒色粒子を2.0wt%に変えた以外は、実施例3と同様に行い電気泳動表示装置を得た。
(実施例11)
実施例6において、白色粒子を59.0wt%、黒色粒子を1.0wt%に変えた以外は、実施例6と同様に行い電気泳動表示装置を得た。
(実施例12)
実施例6において、白色粒子を56.2wt%、黒色粒子を3.8wt%に変えた以外は、実施例6と同様に行い電気泳動表示装置を得た。
実施例1において、白色粒子を28.0wt%、IsoparGを72wt%に変えた以外は、実施例1と同様に行い電気泳動表示装置を得た。
(比較例2)
比較例1において、白色粒子を62.0wt%、IsoparGを38wt%に変えた以外は、比較例1と同様に行い電気泳動表示装置を得た。
実施例3において、白色粒子を27.7wt%、黒色粒子を0.3wt%、IsoparGを72wt%に変えた以外は、実施例3と同様に行い電気泳動表示装置を得た。
(比較例4)
実施例3において、白色粒子を26.0t%、黒色粒子を2.0wt%、IsoparGを72wt%に変えた以外は、実施例3と同様に行い電気泳動表示装置を得た。
実施例3において、白色粒子を61.4wt%、黒色粒子を0.6wt%、IsoparGを38wt%に変えた以外は、実施例3と同様に行い電気泳動表示装置を得た。
(比較例6)
実施例3において、白色粒子を57.7wt%、黒色粒子を4.3wt%、IsoparGを38wt%に変えた以外は、実施例3と同様に行い電気泳動表示装置を得た。
実施例3において、バインダとして、シリコーン系接着剤(エマルジョン系接着剤)を用い、バインダの分散液として水を用いて、マイクロカプセル分散液を調製した以外は、実施例3と同様に行い電気泳動表示装置を得た。
なお、マイクロカプセルとバインダと水との配合比は、重量比で56:4:40とした。
比較例7において、白色粒子を15.0wt%、黒色粒子を15.0wt%に変えた以外は、比較例7と同様に行い電気泳動表示装置を得た。
(比較例9)
比較例7において、白色粒子を26.0wt%、黒色粒子を2.0wt%、IsoparGを72wt%に変えた以外は、比較例7と同様に行い電気泳動表示装置を得た。
実施例および比較例で得られた電気泳動装置について、−20℃で電気泳動装置の両電極間に25Vの直流電圧を0.4秒間印加した。その結果、電気泳動粒子は、両電極間を約3秒かけて泳動することが確認された。このときの反射率、コントラスト、表示ムラの評価を行った。
極を切り替えて印加することにより、電気泳動表示装置の片面全体に白色、黒色表示をさせた。各色の反射濃度Dをマクベス分光光度濃度計(GretagMacbeth社製、SpectroEye)を用いて測定し、下記式により各色の反射率を求めた。結果を表1にまとめて示した。
反射率=100/10D
得られた反射率から、下記式によりコントラストを求めた。結果を表1にまとめて示した。
コントラスト=(白反射率)/(黒反射率)
表示を目視で確認し、以下の4段階の基準に従い評価した。結果を表1にまとめて示した。
◎:表示ムラは全く認められなかった。
○:表示ムラは認められなかった。
△:表示ムラがわずかに認められた。
×:表示ムラが認められた。
結果、実施例1〜12では、常温で粘稠性を示すバインダを用いているため、表示ムラがなかった。また、電気泳動分散液中に占める電気泳動粒子が適正な量含まれているので、白色の反射率、黒色の反射率に優れ、高いコントラストを示した。その結果、実施例1〜12は、表示性能に優れ、歩留まりのない電気泳動表示装置であった。
また、比較例2では、電気泳動分散液がゲル化してしまい、白色粒子は泳動しなかった。
比較例3、5では、黒色反射率が高く、黒色粒子が灰色に見え、コントラストが低かった。
比較例4、6では、白色反射率が低く、白色粒子が灰色に見え、コントラストが低かった。
比較例7〜9では、常温で粘稠性を示すバインダを用いていないため、表示ムラがあり、歩留まりも悪かった。
また、実施例および比較例で得られた電気泳動表示装置について、それぞれマイクロカプセルの状態を確認した。その結果、実施例では、電気泳動表示装置の各部において、マイクロカプセルがほぼ均一に存在し、扁平形状となっていた。これに対して、比較例では、マイクロカプセルが扁平形状となっていたものの、マイクロカプセルが重なった領域や、マイクロカプセルの存在しない領域が存在した。
Claims (29)
- 基板と、
前記基板の一方の面側に設けられ、少なくとも1種の電気泳動粒子を含む電気泳動分散液を殻体に内包するマイクロカプセルを含有するマイクロカプセル含有層とを備える電気泳動表示シートであって、
前記マイクロカプセル含有層は、前記マイクロカプセルと、前記マイクロカプセルを保持する機能を有し、当該マイクロカプセル含有層中において常温で粘稠性を有するバインダとで構成されることを特徴とする電気泳動表示シート。 - 基板と、
前記基板の一方の面側に設けられ、少なくとも1種の電気泳動粒子を含む電気泳動分散液を殻体に内包するマイクロカプセルを含有するマイクロカプセル含有層とを備える電気泳動表示シートであって、
前記マイクロカプセル含有層は、前記マイクロカプセルと、前記マイクロカプセルを保持する機能を有し、当該マイクロカプセル含有層中において常温で粘稠性を有するバインダとで構成され、
前記バインダの180度剥離接着強さ(JIS K 6854に規定)は5N/25mm〜150N/25mmであることを特徴とする電気泳動表示シート。 - 前記電気泳動分散液中における前記電気泳動粒子の含有率は、前記電気泳動分散液の重量に対して30〜60wt%である請求項1または2に記載の電気泳動表示シート。
- 前記電気泳動粒子は、白色粒子と該白色粒子と色調の異なる着色粒子とで構成され、
前記白色粒子の含有率は、前記電気泳動粒子の重量に対して94〜98wt%であり、
前記着色粒子の含有率は、前記電気泳動粒子の重量に対して2〜6wt%である請求項1ないし3のいずれかに記載の電気泳動表示シート。 - 前記電気泳動粒子の表面は、疎水化処理されたものである請求項1ないし4のいずれかに記載の電気泳動表示シート。
- 前記白色粒子は、シリカ/アルミナ処理された酸化チタンであり、
前記着色粒子は、カーボンブラックである請求項4または5に記載の電気泳動表示シート。 - 前記バインダの融点が25℃以下である請求項1ないし6のいずれかに記載の電気泳動表示シート。
- 前記バインダは、(メタ)アクリル酸エステルを含む請求項1ないし7のいずれかに記載の電気泳動表示シート。
- 前記(メタ)アクリル酸エステルの総炭素数は、5〜20である請求項8に記載の電気泳動表示シート。
- 前記殻体は、ゼラチンを含む材料を含む請求項1ないし9のいずれかに記載の電気泳動表示シート。
- 前記電気泳動分散液は、前記電気泳動粒子を、流動パラフィンを含む分散媒に分散してなるものである請求項1ないし10のいずれかに記載の電気泳動表示シート。
- 前記流動パラフィンは、イソパラフィンである請求項11に記載の電気泳動表示シート。
- 前記イソパラフィンの炭素数は、5〜15である請求項12に記載の電気泳動表示シート。
- 請求項1ないし13のいずれかに記載の電気泳動表示シートと、
前記マイクロカプセル含有層の前記基板と反対側に設けられた対向基板とを備えることを特徴とする電気泳動表示装置。 - 前記電気泳動表示シートと前記対向基板とを接合する接着剤層を備える請求項14に記載の電気泳動表示装置。
- 前記接着剤層は、絶縁性を有する請求項15に記載の電気泳動表示装置。
- 前記接着剤層は、前記電気泳動表示シート側から前記対向基板へのイオンの拡散を防止する機能を有する請求項15または16に記載の電気泳動表示装置。
- 前記接着剤層は、当該電気泳動表示装置に浸入する水分を吸収、保持する機能を有する請求項15ないし17のいずれかに記載の電気泳動表示装置。
- 前記接着剤層は、前記電気泳動表示シートと前記対向基板とを接合する際の応力を緩和する機能を有する請求項15ないし18のいずれかに記載の電気泳動表示装置。
- 前記接着剤層は、ポリウレタンを主材料として構成されている請求項15ないし19のいずれかに記載の電気泳動表示装置。
- 前記接着剤層の平均厚さをA[μm]とし、前記マイクロカプセル含有層の平均厚さをB[μm]としたとき、A/Bが0.1〜3なる関係を満足する請求項15ないし20のいずれかに記載の電気泳動表示装置。
- 前記マイクロカプセルは、前記基板と前記対向基板との間に単層で配置され、かつ石垣構造を有する請求項15ないし21のいずれかに記載の電気泳動表示装置。
- 前記マイクロカプセルは、前記基板と前記対向基板との間に単層で配置され、かつ扁平形状を有する請求項15ないし21のいずれかに記載の電気泳動表示装置。
- 基板と、前記基板の一方の面側に設けられ、少なくとも1種の電気泳動粒子を含む電気泳動分散液を殻体に内包するマイクロカプセルを含有するマイクロカプセル含有層とを備え、前記マイクロカプセル含有層は、前記マイクロカプセルと、前記マイクロカプセルを保持する機能を有し、常温で粘稠性を有するバインダとで構成される電気泳動表示シートを用意する第1の工程と、
前記マイクロカプセル含有層の前記基板と反対側に、対向基板を接合する第2の工程とを備え、
前記第2の工程を常温で行うことにより、前記マイクロカプセル含有層において前記マイクロカプセルを移動させて、前記マイクロカプセルの配設密度が均一になるように配置を整えることを特徴とする電気泳動表示装置の製造方法。 - 基板と、前記基板の一方の面側に設けられ、少なくとも1種の電気泳動粒子を含む電気泳動分散液を殻体に内包するマイクロカプセルを含有するマイクロカプセル含有層とを備え、前記マイクロカプセル含有層は、前記マイクロカプセルと、前記マイクロカプセルを保持する機能を有し、常温で粘稠性を有するバインダとで構成され、前記バインダの180度剥離接着強さ(JIS K 6854に規定)は5N/25mm〜150N/25mmである電気泳動表示シートを用意する第1の工程と、
前記マイクロカプセル含有層の前記基板と反対側に、対向基板を接合する第2の工程とを備え、
前記第2の工程を常温で行うことにより、前記マイクロカプセル含有層において前記マイクロカプセルを移動させて、前記マイクロカプセルの配設密度が均一になるように配置を整えることを特徴とする電気泳動表示装置の製造方法。 - 前記第2の工程において、前記マイクロカプセル含有層の厚さを減少させることにより、前記マイクロカプセルに変形を生じさせる請求項24または25に記載の電気泳動表示装置の製造方法。
- 前記第2の工程において、前記マイクロカプセルが前記基板と前記対向基板との間に単層で配置されて石垣構造となる請求項24ないし26のいずれかに記載の電気泳動表示装置の製造方法。
- 前記第2の工程において、前記マイクロカプセルが前記基板と前記対向基板との間に単層で配置されて扁平形状となる請求項24ないし26のいずれかに記載の電気泳動表示装置の製造方法。
- 請求項14ないし23のいずれかに記載の電気泳動表示装置を備えることを特徴とする電子機器。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007044685A JP4297170B2 (ja) | 2007-02-23 | 2007-02-23 | 電気泳動表示シート、電気泳動表示装置、電気泳動表示装置の製造方法および電子機器 |
US12/034,333 US7804638B2 (en) | 2007-02-23 | 2008-02-20 | Electrophoretic display sheet, electrophoretic display, method for producing electrophoretic display, and electronic apparatus |
US12/797,128 US8427735B2 (en) | 2007-02-23 | 2010-06-09 | Electrophoretic display sheet, electrophoretic display, method for producing electrophoretic display, and electronic apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007044685A JP4297170B2 (ja) | 2007-02-23 | 2007-02-23 | 電気泳動表示シート、電気泳動表示装置、電気泳動表示装置の製造方法および電子機器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008209526A JP2008209526A (ja) | 2008-09-11 |
JP4297170B2 true JP4297170B2 (ja) | 2009-07-15 |
Family
ID=39715559
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007044685A Expired - Fee Related JP4297170B2 (ja) | 2007-02-23 | 2007-02-23 | 電気泳動表示シート、電気泳動表示装置、電気泳動表示装置の製造方法および電子機器 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US7804638B2 (ja) |
JP (1) | JP4297170B2 (ja) |
Families Citing this family (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4297170B2 (ja) * | 2007-02-23 | 2009-07-15 | セイコーエプソン株式会社 | 電気泳動表示シート、電気泳動表示装置、電気泳動表示装置の製造方法および電子機器 |
JP4489799B2 (ja) | 2007-08-27 | 2010-06-23 | セイコーエプソン株式会社 | 電気泳動表示装置用シート、その製造方法およびその用途 |
JP4410815B2 (ja) | 2007-09-04 | 2010-02-03 | セイコーエプソン株式会社 | 電気泳動表示装置用塗工液組成物、電気泳動表示装置用シート、その製造方法およびその用途 |
JP2009204704A (ja) * | 2008-02-26 | 2009-09-10 | Brother Ind Ltd | 電気泳動式表示装置用表示液、表示パネル及び電気泳動式表示装置 |
US20110143429A1 (en) * | 2008-04-30 | 2011-06-16 | Iksoo Chun | Tissue engineered blood vessels |
CA2723141A1 (en) | 2008-04-30 | 2009-11-05 | Ethicon, Inc. | Tissue engineered blood vessel |
TWI395042B (zh) * | 2008-12-01 | 2013-05-01 | Prime View Int Co Ltd | 彩色電泳式顯示裝置的畫素結構與次畫素結構 |
TWI418911B (zh) * | 2008-12-01 | 2013-12-11 | Prime View Int Co Ltd | 電泳顯示器及其製造方法 |
JP2011100107A (ja) * | 2009-10-06 | 2011-05-19 | Seiko Epson Corp | 電気泳動表示シートの製造方法、電気泳動表示シート、電気泳動表示装置および電子機器 |
WO2011137435A1 (en) * | 2010-04-30 | 2011-11-03 | Gilbarco Inc. | Fuel dispenser |
KR20120022253A (ko) * | 2010-09-01 | 2012-03-12 | 엘지디스플레이 주식회사 | 전기영동 표시소자 및 그 제조방법 |
KR20130014956A (ko) * | 2011-08-01 | 2013-02-12 | 삼성디스플레이 주식회사 | 전기 영동 표시 장치 |
CN102929064B (zh) * | 2011-08-12 | 2015-09-23 | 上海天马微电子有限公司 | 电子纸及电子纸的形成方法 |
TWI494679B (zh) * | 2012-01-09 | 2015-08-01 | Sipix Imaging Inc | 電泳顯示流體 |
US20120236393A1 (en) * | 2012-05-04 | 2012-09-20 | Research Frontiers Incorporated | Spd films formed with conductive polymer-coated substrates |
CN102830567B (zh) * | 2012-08-29 | 2014-11-19 | 信利半导体有限公司 | 电子墨水显示薄膜、电子墨水显示面板、及其制作方法 |
JP6331467B2 (ja) * | 2014-02-27 | 2018-05-30 | セイコーエプソン株式会社 | 電気泳動表示装置および電子機器 |
US20170351155A1 (en) * | 2016-06-02 | 2017-12-07 | E Ink Corporation | Mixtures of encapsulated electro-optic medium and binder with low solvent content |
CN107643640A (zh) * | 2017-10-16 | 2018-01-30 | 广州奥翼电子科技股份有限公司 | 电泳显示膜片和电泳显示器 |
BR112020011294A2 (pt) * | 2017-12-04 | 2020-11-17 | Evonik Operations Gmbh | corpo com várias fases e o emprego do mesmo |
KR20240021466A (ko) * | 2022-08-10 | 2024-02-19 | 엘지이노텍 주식회사 | 광 경로 제어 부재 및 이를 포함하는 디스플레이 장치 |
Family Cites Families (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5026752A (en) * | 1987-04-03 | 1991-06-25 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Amorphous-polypropylene-based hot melt adhesive |
US7411719B2 (en) * | 1995-07-20 | 2008-08-12 | E Ink Corporation | Electrophoretic medium and process for the production thereof |
JP4085611B2 (ja) | 2000-10-27 | 2008-05-14 | セイコーエプソン株式会社 | 電気泳動表示装置の製造方法 |
JP2003287776A (ja) | 2002-03-28 | 2003-10-10 | Fujitsu Ltd | 表示装置用粒子及び表示装置 |
JP4229651B2 (ja) | 2002-07-16 | 2009-02-25 | セイコーエプソン株式会社 | 電気泳動表示装置用分散液の製造方法 |
WO2004088395A2 (en) * | 2003-03-27 | 2004-10-14 | E Ink Corporation | Electro-optic assemblies |
JP2005134846A (ja) | 2003-10-31 | 2005-05-26 | Ricoh Co Ltd | 画像表示媒体の製造方法および装置 |
JP2005309079A (ja) | 2004-04-21 | 2005-11-04 | Mitsubishi Chemicals Corp | 電気泳動表示用分散液、並びにこれを用いた電気泳動表示用粒子及び電気泳動表示装置 |
US7151603B2 (en) * | 2004-04-30 | 2006-12-19 | Samsung Electronics Co. Ltd. | Overhead transparency clarity simulator |
JP4516481B2 (ja) * | 2004-06-02 | 2010-08-04 | セイコーエプソン株式会社 | 電気泳動粒子、その製造方法およびその用途 |
JP2006133561A (ja) | 2004-11-08 | 2006-05-25 | Toppan Printing Co Ltd | 電気泳動表示装置 |
JP4578270B2 (ja) | 2005-02-24 | 2010-11-10 | 三菱鉛筆株式会社 | 電気泳動表示用液、それを用いた表示媒体及び表示装置 |
US7352501B2 (en) * | 2005-03-31 | 2008-04-01 | Xerox Corporation | Electrophoretic caps prepared from encapsulated electrophoretic particles |
JP2007086729A (ja) * | 2005-06-20 | 2007-04-05 | Fuji Xerox Co Ltd | 表示媒体、それを用いた表示素子及び表示方法 |
JP4297170B2 (ja) * | 2007-02-23 | 2009-07-15 | セイコーエプソン株式会社 | 電気泳動表示シート、電気泳動表示装置、電気泳動表示装置の製造方法および電子機器 |
-
2007
- 2007-02-23 JP JP2007044685A patent/JP4297170B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2008
- 2008-02-20 US US12/034,333 patent/US7804638B2/en not_active Expired - Fee Related
-
2010
- 2010-06-09 US US12/797,128 patent/US8427735B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US7804638B2 (en) | 2010-09-28 |
US20080204855A1 (en) | 2008-08-28 |
US8427735B2 (en) | 2013-04-23 |
JP2008209526A (ja) | 2008-09-11 |
US20100245984A1 (en) | 2010-09-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4297170B2 (ja) | 電気泳動表示シート、電気泳動表示装置、電気泳動表示装置の製造方法および電子機器 | |
JP5070827B2 (ja) | 電気泳動シート、電気泳動装置、電気泳動装置の製造方法および電子機器 | |
JP4685815B2 (ja) | 電気泳動シート、電気泳動装置、電気泳動装置の製造方法および電子機器 | |
KR100647100B1 (ko) | 전기 영동 분산액, 전기 영동 표시 장치, 전기 영동 표시장치의 제조 방법 및 전자 기기 | |
JP5464264B2 (ja) | 電気泳動表示装置および電子機器 | |
JP2008268734A (ja) | 電気泳動表示装置および電子機器 | |
JP4586711B2 (ja) | 電気泳動表示シートの製造方法および電気泳動表示装置の製造方法 | |
JP5043469B2 (ja) | 電気泳動表示装置および電子機器 | |
JP4547393B2 (ja) | 電気泳動表示シート、電気泳動表示装置、電気泳動表示装置の製造方法および電子機器 | |
JP4389528B2 (ja) | 電気泳動表示装置の製造方法、電気泳動表示装置および電子機器 | |
JP4992240B2 (ja) | 電気泳動表示シート、電気泳動表示装置および電子機器 | |
JP4917913B2 (ja) | 電気泳動表示装置、電気泳動表示装置の製造方法および電子機器 | |
JP4507531B2 (ja) | 電気泳動表示装置の製造方法 | |
JP2005084343A (ja) | 電気泳動表示装置および電子機器 | |
JP4389523B2 (ja) | 電気泳動表示装置の製造方法、電気泳動表示装置および電子機器 | |
JP4506131B2 (ja) | 電気泳動表示装置の製造方法、電気泳動表示装置および電子機器 | |
JP2011158787A (ja) | 表示装置および電子機器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080924 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20081120 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081224 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090219 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090324 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090406 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120424 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120424 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130424 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130424 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140424 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |