JP2015074068A - 打込機 - Google Patents

打込機 Download PDF

Info

Publication number
JP2015074068A
JP2015074068A JP2013213313A JP2013213313A JP2015074068A JP 2015074068 A JP2015074068 A JP 2015074068A JP 2013213313 A JP2013213313 A JP 2013213313A JP 2013213313 A JP2013213313 A JP 2013213313A JP 2015074068 A JP2015074068 A JP 2015074068A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
feeder
injection hole
driving machine
fastener
nail
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013213313A
Other languages
English (en)
Inventor
石沢 禎紀
Sadanori Ishizawa
禎紀 石沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Koki Co Ltd filed Critical Hitachi Koki Co Ltd
Priority to JP2013213313A priority Critical patent/JP2015074068A/ja
Publication of JP2015074068A publication Critical patent/JP2015074068A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)

Abstract

【課題】テールカバーピースを用いることなく、射出孔に装填された釘を大小に拘わらず射出孔内で略同一の姿勢にすることができる打込機を提供する。【解決手段】ドライバブレード2を用いて釘Aを被打込材Bに打ち込む打込機1であって、釘Aが装填される射出孔31が形成されたノーズ部30と、前進位置と、前進位置よりもノーズ部30から離れた後退位置の間で往復動可能に設けられ、射出孔31に釘Aを装填すると共に、前進位置において射出孔31の一部として機能するフィーダ60と、フィーダ60の前進位置において、フィーダ60の釘Aの打ち出し方向下流側を射出孔31が狭くなる方向にフィーダ60を回動させるフィーダ回動機構とを備えている。【選択図】図5

Description

本発明は、釘等の留め具が等間隔に連結された連結留め具を被打込材に打ち込む打込機に関する。
従来、圧縮空気式、燃焼式、コイルバネ式等の駆動機構によってドライバブレードに往復運動を与えて、留め具である釘を被打込材に打込む打込機が知られている。
このような打込機は、釘が装填される射出孔が形成されたノーズ部と、多数の釘が樹脂製のシートや針金で互いに連結された連結釘が装填されるマガジンと、フィーダによってマガジンからノーズ部に連結釘を送る送り機構とを備えている。そして、射出孔に装填された釘は、ドライバブレードの打撃によって射出孔から打ち出され、被打込材に打込まれる。
このドライバブレードによって射出孔内の釘を打ち出すようにした打込機では、射出孔内に装填された釘が傾いていると、傾いた状態で釘が打ち込まれてしまい、釘打ちの仕上不良になることがあった。特に頭径が小さく軸長さの短い釘の場合には、射出孔内での釘の傾斜角度が大きくなることから傾斜して打ち込まれてしまう傾向が多くなる。そこで、図9に示すように、ノーズ部30に形成された射出孔31の先端に、射出孔31を狭くする方向に付勢されたテールカバーピース100を設けることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この構成により、フィーダ160によって射出孔31に装填された釘Aは、釘Aの大小に拘わらず、射出孔31内で一端側に案内されて略同一の姿勢になるため、曲がり、座屈、詰まり等が抑制されることになる。
特開2009−83091号公報
しかしながら、従来技術では、ノーズ部30に形成された射出孔31の先端に、テールカバーピース100と、テールカバーピース100を支持したり付勢したりするための付帯部品が必要となって部品点数が増加してしまう。これにより、打込機の質量の低減や、製造原価の低減の面で改良の余地があった。また、打込機の全高を抑えるという点で、改良の余地があった。
本発明は以上のような状況に鑑みなされたものであって、上記課題を解決し、テールカバーピースを用いることなく、射出孔に装填された釘を大小に拘わらず射出孔内で略同一の姿勢にすることができる打込機を提供することを目的とする。
本発明の打込機は、ドライバブレードを用いて留め具を被打込材に打ち込む打込機であって、前記留め具が装填される射出孔が形成されたノーズ部と、前進位置と、前記前進位置よりも前記ノーズ部から離れた後退位置の間で往復動可能に設けられ、前記射出孔に前記留め具を装填すると共に、前記前進位置において前記射出孔の一部として機能するフィーダと、前記フィーダの前記前進位置において、前記フィーダの前記留め具の打ち出し方向下流側を前記射出孔が狭くなる方向に前記フィーダを回動させるフィーダ回動機構とを具備することを特徴とする。
さらに、本発明の打込機において、前記ドライバブレードの進退方向と交差する方向に前記フィーダを進退移動させるフィードピストンを具備し、前記フィーダは、前記フィードピストンに対して回動可能に支持させても良い。
さらに、本発明の打込機において、前記フィードピストンは、バネによる付勢によって前記フィーダを前記前進位置に移動させ、前記フィーダ回動機構は、前記バネの付勢力によって前記フィーダを回動させても良い。
さらに、本発明の打込機において、前記フィーダ回動機構は、前記フィーダの前記前進位置において、前記フィードピストンの中心軸よりも前記留め具の打ち出し方向上流側で、前記フィーダに突き当たる突当部材を有していても良い。
さらに、本発明の打込機において、前記フィーダの前記フィードピストンの中心軸方向の移動をガイドするガイド部材を備えていても良い。
さらに、本発明の打込機において、前記ガイド部材は、前記前進位置における前記フィーダの回動を制限する回動制限部を有していても良い。
さらに、本発明の打込機において、前記留め具又は前記ドライバブレードの衝突による前記フィーダの回動を緩衝する弾性部材を備えていても良い。
また、本発明の打込機は、ドライバブレードを用いて留め具を被打込材に打ち込む打込機であって、前記留め具が装填される射出孔が形成されたノーズ部と、前進位置と、前記前進位置よりも前記ノーズ部から離れた後退位置の間で往復動可能に設けられ、前記射出孔に前記留め具を装填すると共に、前記前進位置において前記射出孔の一部として機能するフィーダと、前記フィーダの前記前進位置において、前記フィーダの前記留め具の打ち出し方向下流側が前記射出孔内に突出することを特徴とする。
本発明によれば、射出孔31に装填された釘Aは、釘Aの打ち出し方向下流側が射出孔31を狭くする方向に回動されたフィーダ60によってガイドされるため、大小に拘わらず射出孔31内で略同一の姿勢にすることができる。従って、テールカバーピースを用いる必要がないため、ノーズ部30の部品点数を減少させ、打込機の全高を抑制することができるという効果を奏する。
本発明に係る打込機の実施の形態の内部構造を示す側断面図である。 図1に示すノーズ部及び送り機構の構成を示す側面図である。 図1に示すY−Y断面図である。 図1に示すフィーダの構成を示す図である。 図1に示すノーズ部及び送り機構の側断面拡大図である。 図1に示すノーズ部及び送り機構の構造を示す模式断面図である。 図6に示す回転穴を回転軸方向から見た拡大図である。 図6に示す回転穴及び支持穴を回転軸方向から見た拡大図である。 従来の打込機の構造を示す模式断面図である。
次に、本発明の実施の形態を、図面を参照して具体的に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材又は要素については同一の符号を付し、その繰り返しの説明を省略する。
本実施の形態は、ドライバブレード2を用いて留め具である釘Aを被打込材Bに打込む打込機1であり、図1を参照すると、メインボディ10と、ノーズ部30と、マガジン部40と、送り機構50とから構成されている。メインボディ10は、ドライバブレード2の駆動機構を包囲するハウジング11を外殻としており、ハウジング11の一端側に前述のノーズ部30が装着されている。なお、本実施の形態では、このハウジング11からノーズ部30に向かう方向を下方として上下方向を定義する。
ハウジング11において上下方向の略中間位置には、上下方向と交差する方向(図1に示す略右方向)に延びるハンドル12が設けられている。ハンドル12内とハウジング11内とにかけて蓄圧室13が形成されている。また、ハンドル12の端部には、蓄圧室13内に圧縮空気を取り入れる圧縮空気取入口14が設けられ、圧縮空気取入口14に空気圧縮機からのエアホースを接続することで、圧縮空気が圧縮空気取入口14から蓄圧室13内に貯留される。
ハウジング11においてハンドル12の根元周辺位置には、トリガバルブ部15と、トリガバルブ部15を操作するトリガ16とが設けられている。また、ハウジング11の上方側には、円筒状のメインバルブ17を上下動可能に内蔵する溝部18が形成されている。メインバルブ17は、バネによって上方に付勢されている。溝部18内部であって、メインバルブ17の下方にはメインバルブ室19が形成されている。メインバルブ室19は図示せぬ空気通路によってトリガバルブ部15と連通している。打込機1に圧縮空気が供給された初期状態においては、メインバルブ室19にはトリガバルブ部15から圧縮空気が供給されており、前述のバネの力とともにメインバルブ17を上死点(初期位置、遮断位置)に保つ。トリガ16によってトリガバルブ部15が操作されるとメインバルブ室19の圧力が低下し、メインバルブ17からの圧縮空気の力によってメインバルブ17が下方に移動される。
ハウジング11内には、ドライバブレード2の駆動機構としてシリンダ部20を備えている。シリンダ部20は、シリンダ21と、ピストンバンパ22と、ドライバブレード2と一体のメインピストン23とを備え、シリンダ21の内部にメインピストン23が収容されるシリンダ室が画定されている。なお、シリンダ室において、メインピストン23の上方空間をシリンダ上室24aと称し、メインピストン23の下方空間をシリンダ下室24bと称す。
メインバルブ17は、蓄圧室13とシリンダ上室24aとの連通を制御する制御弁として機能する。トリガ16によってトリガバルブ部15が操作され、メインバルブ17が下方に移動されると、蓄圧室13とシリンダ上室24aとが連通する。蓄圧室13とシリンダ上室24aとが連通すると、蓄圧室13に蓄積されている圧縮空気がシリンダ21内のシリンダ上室24aに流入し、メインピストン23を押し下げる。これにより、メインピストン23と一体のドライバブレード2によって釘Aが被打込材Bに打ち込まれる。なお、ピストンバンパ22は、釘Aの打込み後、メインピストン23の余剰エネルギーを吸収するために設けられている。図1において、トリガバルブ部15、トリガ16及びメインバルブ17は初期状態で描かれているが、打撃時のドライバブレード2と送り機構50及び釘Aの位置関係を説明するため、メインピストン23及びドライバブレード2は打撃動作の途中の位置を示している。これは他の図面でも同様である。
ハウジング11とシリンダ21の外周との隙間には、戻し蓄圧室25が形成されている。また、シリンダ21の上下方向の略中間には、シリンダ21内から戻し蓄圧室25への圧縮空気の流出を許容し、戻し蓄圧室25からシリンダ21内への圧縮空気の流出を遮断する圧縮空気流出孔26が形成されている。さらに、シリンダ21の上下方向の下端側には、シリンダ下室24bと戻し蓄圧室25とを連通する戻し通路27が形成されている。
メインピストン23の下降に伴ってシリンダ下室24bで圧縮された空気は、圧縮空気流出孔26及び戻し通路27を通って戻し蓄圧室25に充填される。さらに、メインピストン23が下降して圧縮空気流出孔26を通過すると、メインピストン23を押し下げているシリンダ上室24aの圧縮空気が圧縮空気流出孔26から戻し蓄圧室25に充填される。
マガジン部40内には、複数の釘Aが連結された連結釘が、例えば渦巻き状に装填される。マガジン部40内に装填された連結釘は、送り機構50によって、ノーズ部30に向けてドライバブレード2の進退方向(上下方向)と交差する方向に供給される。
ノーズ部30は、図2及び図3を参照すると、メインピストン23と共にドライバブレード2が下方向に移動したときに、ドライバブレード2及び釘Aを案内する、ドライバブレード2が進退する上下方向に延びる射出孔31を有する。射出孔31には、送り機構50によってマガジン部40からの供給される釘Aが装填され、ドライバブレード2によって木材、石膏ボード等の被打込材Bに打込まれる。なお、図2は、図1に示す矢印Xの方向からノーズ部30を見た図である。
送り機構50は、図2及び図3を参照すると、フィードシリンダ51と、フィードピストン52と、フィーダ60とを備えている。フィードシリンダ51は、内部にフィードピストン52が収容されるシリンダ室が画定され、連結釘の釘供給方向にフィードピストン52を移動させる向きに取り付けられている。フィードピストン52は、フィードシリンダ51内に設けられたフィードスプリング51aによってノーズ部30に近づく進行方向に付勢され、圧縮空気がフィードシリンダ51へ流入するまでは、ノーズ部30側に移動された状態となっている(前進位置)。フィードシリンダ51内であってフィードピストン52の反対側にはフィードピストン空気室57が画成されており、当該空気室に圧縮空気が流入すると、圧縮空気の圧力によってフィードピストン52がノーズ部30から遠ざかる方向に移動するように構成されている(後退位置)。フィードピストン空気室57は図示せぬ空気通路によって戻し蓄圧室25と連通している。
以上の構成によって初期状態ではフィードピストン52はフィードスプリング51aの付勢力によってノーズ部30側に移動している。メインピストン23が下降し、戻し蓄圧室25に十分な圧縮空気が充填されると、戻し蓄圧室25内の圧縮空気は、図示しない空気通路を通ってフィードピストン空気室57内へ流入する。圧縮空気がフィードピストン空気室57へ流入すると、フィードピストン52は、圧縮空気の力によってノーズ部30から離れる退出方向に移動される。
フィードピストン52のノーズ部30側を向いた開放端には、連結具53を介してフィーダ60が取り付けられている。フィードピストン52の開放端には、フィーダ60をドライバブレード2の進退方向と略平行な支持軸54によって連結具53が支持されている。そして、連結具53は、フィーダ60をドライバブレード2の進退方向と略平行な回転軸55によって軸支している。
フィーダ60は、図4を参照すると、第1の爪部61aと、第2の爪部61bと、第3の爪部61cと、回動規制突起62とを備えている。なお、図4において、(a)はフィードピストン52の移動方向及び回転軸55と直交する方向から見た図であり、(b)はフィードピストン52の移動方向から見た図であり、(c)は回転軸55の方向から見た図である。また、図4(c)において、第2の爪部61b及び第3の爪部61cは、省略されている。
図4(a)に示す一点鎖線は、フィードピストン52の中心軸Zの位置を示しており、フィーダ60の第1の爪部61aは、フィードピストン52の中心軸Zの上方に、フィーダ60の第2の爪部61b及び第3の爪部61cは、フィードピストン52の中心軸Zの下方にそれぞれ配置されている。また、フィーダ60には、フィードピストン52の中心軸Zを挟んで上下に、回転軸55に軸支された回転穴63が形成されている。この回転穴63の径は、挿入された回転軸55との間に間隙が形成されるように、回転軸55の径よりも大きく設定されている。すなわち、回転軸55は回転穴63に緩挿され、フィーダ60は連結具53にガタツキのある状態で支持されている。
第1の爪部61aと、第2の爪部61bと、第3の爪部61cとは、マガジン部40からノーズ部30への釘Aの釘供給経路に突出して設けられている。そして、ノーズ部30の射出孔31は、釘Aが装填されるマガジン部40側が開放されており、第1の爪部61a、第2の爪部61b及び第3の爪部61cによって、釘Aがノーズ部30に送られて射出孔31に装填される。
フィーダ60は、連結具53との間に設けられたバネ56によって第1の爪部61a、第2の爪部61b及び第3の爪部61cが釘供給経路に突出する方向に付勢されている。そして、回動規制突起62が、連結具53に当接することで、フィーダ60の回転軸55周りの回動が規制されている。図3は、フィーダ60がノーズ部30側の前進位置に移動され、回動規制突起62と連結具53との当接によって回動が規制された状態が示されている。
フィードピストン52がノーズ部30から離れる退出方向に移動されると、第1の爪部61a、第2の爪部61b及び第3の爪部61cが次の釘Aに当接することで、フィーダ60は、第1の爪部61a、第2の爪部61b及び第3の爪部61cが釘供給経路から退出する方向に回動される。そして、第1の爪部61a、第2の爪部61b及び第3の爪部61cが次の釘Aを乗り越えると、再び第1の爪部61a、第2の爪部61b及び第3の爪部61cが釘供給経路に突出される。その後、メインピストン23が上方向に戻され、戻し蓄圧室25の空気圧が低下すると、フィードスプリング51aの付勢によってフィードピストン52はノーズ部30側に近づく進行方向に移動され、次の釘Aが第1の爪部61a、第2の爪部61b及び第3の爪部61cに送られて射出孔31に装填される。
射出孔31に装填された釘Aがドライバブレード2によって打出される際に、フィーダ60は、釘Aをガイドするガイド部として機能する。すなわち、ノーズ部30の射出孔31は、釘Aが装填されるマガジン部40側が開放されている。従って、開放されている側から連結釘を送って装填する第1の爪部61a、第2の爪部61b及び第3の爪部61cを、その前進位置において、射出孔31の一部として機能させている。
また、ノーズ部30には、図5及び図6に示すように、フィーダ60の前進位置において、フィーダ60が突き当たる突当部材32が設けられている。突当部材32は、フィードピストン52の中心軸Zの上方側(釘Aの打ち出し方向上流側)でフィーダ60に突き当たる位置に配置されている。さらに、回転軸55は、上述のようにフィーダ60の回転穴63に緩挿された状態である。従って、フィーダ60が前進位置において、ノーズ部30の突当部材32に突き当たると、フィーダ60は、図5及び図6に示すように、フィードピストン52の中心軸Zの下方側(釘Aの打ち出し方向下流側)に位置する第2の爪部61b及び第3の爪部61cが射出孔31を狭くする方向に回動される。すなわちノーズ部30の突当部材32と突き当たるフィーダ60と突当箇所Cと、第2の爪部61b及び第3の爪部61cとは、回転軸55、連結具53及び支持軸54を介してフィーダを支持しているフィードピストン52の中心軸Zを挟んで上下に位置している。従って、フィードピストン52の進行に伴い、フィードピストン52の中心軸Zの上方側を突当部材32によって押されたフィーダ60は、フィードピストン52の中心軸Z及び回転軸55と直交する軸を中心に回動することになる。これにより、フィードピストン52の中心軸Zの下方側に位置する第2の爪部61b及び第3の爪部61cは、フィードピストン52を進行方向に付勢するフィードスプリング51aによって、射出孔31が狭くなる方向に回動される。また、フィーダ60は、フィードピストン52の中心軸Zの上方側よりも、フィードピストン52の中心軸Zの下方側が長くなっている。これにより、フィーダ60は、突当部材32に突き当たることで、フィードピストン52の中心軸Zの下方側が大きく回動されることになる。突当部材32及びフィードスプリング51aは本実施の形態におけるフィーダ回動機構にあたる。
この構成により、フィーダ60によって射出孔31に装填された釘Aは、射出孔31の一部として機能する第1の爪部61a、第2の爪部61b及び第3の爪部61cの内、第2の爪部61b及び第3の爪部61cによって射出孔31内でフィードピストン52の進行方向側に案内され、釘Aの大小に拘わらず略同一の姿勢になる。従って、ドライバブレード2によって被打込材Bに打込む際に、釘Aの曲がり、座屈、詰まり等が抑制されることになる。
また、図6及び図7を参照すると、フィードピストン52の中心軸Zの下方側で回転軸55が緩挿されている回転穴63における、フィードピストン52の進行方向側の内周面には、ゴム等の弾性部材64が貼り付けられている。本実施の形態では、第2の爪部61b及び第3の爪部61cによって、釘Aを射出孔31内でフィードピストン52の進行方向側に案内しているため、ドライバブレード2によって釘Aを射出孔31から打ち出す際に、釘頭が、第2の爪部61b及び第3の爪部61cに当たる場合がある。この場合には、図5及び図6に点線で示すフィーダ60のように、第2の爪部61b及び第3の爪部61cがフィードピストン52の退出方向にフィーダ60が回動する。弾性部材64は、この回動を緩衝するために設けられている。すなわち、第2の爪部61b及び第3の爪部61cがフィードピストン52の退出方向に弾かれると、フィードピストン52の中心軸Zの下方側で回転軸55が緩挿されている回転穴63において、回転軸55がフィードピストン52の進行方向側の内周面に衝突し、この衝突箇所に貼り付けている弾性部材64によってフィーダ60の回動が緩衝される。
なお、打撃動作時にドライバブレード2と当接することによるフィーダ60の移動量は(回動量)は、第1の爪部61a及び第2の爪部61bは2本目の釘(連結留め具の先頭の留め具に直接連結された留め具)を乗り越えない範囲である。本実施の形態においては、フィーダ60の打ち出し方向下流側(具体的には、第3の爪部61cの先端部)が、中心軸Zから十分に離れているので、第1の爪部61a及び第2の爪部61bの移動量を小さく保ちつつ、第3の爪部61cを必要な程度まで射出孔31に突出させることができる。例えば、中心軸Zから第3の爪部61cの先端部までの距離は、中心軸Zから突当部材32までの距離の2倍以上とすることが望ましい。また、フィードスプリング51aの付勢力は弾性部材64の弾性力よりも強いものとする。
さらに、図5を参照すると、ノーズ部30には、フィーダ60の第2の爪部61bの下面に形成されたガイド面65(図4(b)参照)に当接して、フィーダ60の進行方向の移動をガイドするガイド部材33が設けられている。ガイド部材33には、フィードピストン52の中心軸Zと平行に形成され、フィーダ60のガイド面65と摺接してフィーダ60の進行方向の移動をガイドするガイド面33aと、フィーダ60のガイド面65に当接して、前進位置におけるフィーダ60の回動を制限する回動制限面33b(回動制限部)とが形成されている。このように、フィードピストン52の中心軸Zと平行なガイド面33aによってフィーダ60の進行方向の移動がガイドされるため、フィーダ60は連結具53に隙間のある状態で支持されていても、釘Aを安定して供給することができる。また、回動制限面33bによって、第2の爪部61b及び第3の爪部61cのフィードピストン52の回動を制限することで、フィーダ60の前進位置において、第3の爪部61cの最下端によって射出孔31が狭くなりすぎることを防止することができる。これにより、例えば、射出孔31を進退するドライバブレード2を、図3に示すように、フィードピストン52の進行方向側に偏心して配置させることで、第3の爪部61cの最下端とドライバブレード2との接触を防止することでき、装置の耐久性を向上させることができる。
なお、本実施の形態では、回転穴63の径は、挿入された回転軸55との間に間隙が形成されるように、回転軸55の径よりも大きく設定し、フィーダ60を隙間のある状態で連結具53に支持されるように構成することで、フィーダ60の前進位置において、第2の爪部61b及び第3の爪部61cが射出孔31を狭くする方向に移動するように構成したが、連結具53を隙間のある状態でフィードピストン52に固定するようにしても良い。この場合には、図8に示すように、連結具53に形成された、支持軸54の挿入穴53aを、支持軸54の径よりも大きく構成すると良い。また、フィーダ60に設けた回転軸を、連結具53に形成された回転穴によって軸支するようにしても良い。
以上説明したように、本実施の形態は、ドライバブレード2を用いて釘Aを被打込材Bに打ち込む打込機1であって、釘Aが装填される射出孔31が形成されたノーズ部30と、釘Aが連結された連結釘を送って射出孔31に釘Aを装填すると共に、射出孔31に釘Aを装填した前進位置において射出孔31の一部として機能するフィーダ60とを備え、フィーダ60の前進位置において、フィーダ60の釘Aの打ち出し方向下流側を射出孔31が狭くなる方向に前記フィーダを回動させるように構成されている。
この構成により、射出孔31に装填された釘Aは、釘Aの打ち出し方向下流側が射出孔31を狭くする方向に回動されたフィーダ60によってガイドされるため、大小に拘わらず射出孔31内で略同一の姿勢にすることができる。従って、テールカバーピース100を用いる必要がないため、ノーズ部30の部品点数を減少させ、打込機の全高を抑制することができ、狭い場所でも釘打ちを行うことができるようになる。また、打込機1の質量も減少させることができ、製造原価の低減させることができる。
さらに、本実施の形態において、ドライバブレード2の進退方向と交差する方向にフィーダ60を進退移動させるフィードピストン52を備え、フィーダ60は、フィードピストン52に対して回動可能に支持されている。
この構成により、簡単な構成で、フィーダ60の釘Aの打ち出し方向下流側を射出孔31が狭くなる方向に前記フィーダを回動させることができる。
さらに、本実施の形態において、フィードピストン52は、フィードスプリング51aによる付勢によってフィーダ60を前進位置に移動させ、フィーダ60は、前進位置においてフィードスプリング51aの付勢力によって回動される。
この構成により、釘Aの打ち出し方向下流側が射出孔31を狭くする方向に回動されたフィーダ60は、射出孔31から退避する方向に移動可能になる。これにより、釘Aの打ち出し時にフィーダ60に加わる衝突をフィードスプリング51aによって吸収することができる。
さらに、本実施の形態において、フィーダ60の前進位置において、フィードピストン52の中心軸Zよりも釘Aの打ち出し方向上流側で、フィーダ60に突き当たる突当部材32を備えている。
この構成により、簡単な構成で、フィーダ60の釘Aの打ち出し方向下流側を射出孔31が狭くなる方向に前記フィーダを回動させることができる。
さらに、本実施の形態において、フィーダ60のフィードピストン52の中心軸Z方向の移動をガイドするガイド面33aと、前進位置におけるフィーダ60の回動を制限する回動制限面33bとを備えている。
この構成により、フィーダ60の進行方向の移動をガイドすることができるため、釘Aを安定して供給することができるとともに、前進位置においてフィーダ60によって射出孔31が狭くなり過ぎることを防止することができる。
さらに、本実施の形態において、釘Aの衝突によるフィーダ60の回動を緩衝する弾性部材64を備えている。
釘Aの打ち出し時にフィーダ60に加わる衝突を弾性部材64によって吸収することができる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。本実施の形態は例示であり、それらの各構成要素の組み合わせ等にいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
例えば本実施の形態では空気式の釘打機について言及しているがこれに限らず、ドライバブレードを備える打込機であるならば、燃料を用いた燃焼式の打込機や、モータ等を用いた電動式の打込機などにおいても、同様に本発明を実施することができる。また、フィーダ回動機構として突当部材32及びフィードスプリング51aを設ける本実施の形態について説明したが、これに限定されない。例えば、フィーダ回動機構はフィーダをノーズ部側に付勢する付勢部材と、その付勢力を回動方向の力に変換する回動力変換機構を有していれば、その具体的な構成は適宜変更可能である。
また、本発明の変形例として、フィーダが前進位置に位置するとき、初期状態(回動していない状態)でフィーダの留め具の打ち出し方向下流側が射出孔内に突出するように構成しても良い。この場合は、ドライバブレードとの接触によって射出孔内から外れる方向にフィーダが回動又は平行移動できるように弾性的に支持することが好ましい。また、本実施の形態と同様にガイド部材や弾性部材を具備することが好ましい。
1 打込機
2 ドライバブレード
10 メインボディ
11 ハウジング
12 ハンドル
13 蓄圧室
14 圧縮空気取入口
15 トリガバルブ部
16 トリガ
17 メインバルブ
18 溝部
19 メインバルブ室
20 シリンダ部
21 シリンダ
22 ピストンバンパ
23 メインピストン
24a シリンダ上室
24b シリンダ下室
25 戻し蓄圧室
26 圧縮空気流出孔
27 戻し通路
30 ノーズ部
31 射出孔
32 突当部材
33 ガイド部材
33a ガイド面
33b 回動制限面
40 マガジン部
50 送り機構
51 フィードシリンダ
51a フィードスプリング(バネ)
52 フィードピストン
53 連結具
53a 挿入穴
54 支持軸
55 回転軸
56 バネ
57 フィードピストン空気室
60 フィーダ
61a 第1の爪部
61b 第2の爪部
61c 第3の爪部
62 回動規制突起
63 回転穴
64 弾性部材
65 ガイド面
100 テールカバーピース
160 フィーダ

Claims (8)

  1. ドライバブレードを用いて留め具を被打込材に打ち込む打込機であって、
    前記留め具が装填される射出孔が形成されたノーズ部と、
    前進位置と、前記前進位置よりも前記ノーズ部から離れた後退位置の間で往復動可能に設けられ、前記射出孔に前記留め具を装填すると共に、前記前進位置において前記射出孔の一部として機能するフィーダと、
    前記フィーダの前記前進位置において、前記フィーダの前記留め具の打ち出し方向下流側を前記射出孔が狭くなる方向に前記フィーダを回動させるフィーダ回動機構とを具備することを特徴とする打込機。
  2. 前記ドライバブレードの進退方向と交差する方向に前記フィーダを進退移動させるフィードピストンを具備し、
    前記フィーダは、前記フィードピストンに対して回動可能に支持されていることを特徴とする請求項1記載の打込機。
  3. 前記フィードピストンは、バネによる付勢によって前記フィーダを前記前進位置に移動させ、
    前記フィーダ回動機構は、前記バネの付勢力によって前記フィーダを回動させることを特徴とする請求項2記載の打込機。
  4. 前記フィーダ回動機構は、前記フィーダの前記前進位置において、前記フィードピストンの中心軸よりも前記留め具の打ち出し方向上流側で、前記フィーダに突き当たる突当部材を有することを特徴とする請求項2又は3記載の打込機。
  5. 前記フィーダの前記フィードピストンの中心軸方向の移動をガイドするガイド部材を具備することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の打込機。
  6. 前記ガイド部材は、前記前進位置における前記フィーダの回動を制限する回動制限部を有することを特徴とする請求項5のいずれかに記載の打込機。
  7. 前記留め具又は前記ドライバブレードの衝突による前記フィーダの回動を緩衝する弾性部材を具備することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の打込機。
  8. ドライバブレードを用いて留め具を被打込材に打ち込む打込機であって、
    前記留め具が装填される射出孔が形成されたノーズ部と、
    前進位置と、前記前進位置よりも前記ノーズ部から離れた後退位置の間で往復動可能に設けられ、前記射出孔に前記留め具を装填すると共に、前記前進位置において前記射出孔の一部として機能するフィーダと、
    前記フィーダの前記前進位置において、前記フィーダの前記留め具の打ち出し方向下流側が前記射出孔内に突出することを特徴とする打込機。
JP2013213313A 2013-10-11 2013-10-11 打込機 Pending JP2015074068A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013213313A JP2015074068A (ja) 2013-10-11 2013-10-11 打込機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013213313A JP2015074068A (ja) 2013-10-11 2013-10-11 打込機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015074068A true JP2015074068A (ja) 2015-04-20

Family

ID=52999340

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013213313A Pending JP2015074068A (ja) 2013-10-11 2013-10-11 打込機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015074068A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS571681A (en) * 1980-05-24 1982-01-06 Makita Electric Works Ltd Holder for attitude of nail of nail driver
JP2002283250A (ja) * 2001-03-23 2002-10-03 Max Co Ltd 釘打機における連結釘供給機構
JP2008173765A (ja) * 2007-01-19 2008-07-31 Hilti Ag 手持ち打込み装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS571681A (en) * 1980-05-24 1982-01-06 Makita Electric Works Ltd Holder for attitude of nail of nail driver
JP2002283250A (ja) * 2001-03-23 2002-10-03 Max Co Ltd 釘打機における連結釘供給機構
JP2008173765A (ja) * 2007-01-19 2008-07-31 Hilti Ag 手持ち打込み装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6819045B2 (ja) 打込機
JP5395333B2 (ja) 打込機
US10919136B2 (en) Driving tool
JP5585417B2 (ja) 打込機
US8397970B2 (en) Driving machine
JP5348456B2 (ja) 打込機
JP5589804B2 (ja) 打込機
JP2018130817A (ja) 打込み工具
US9669529B2 (en) Driving tool with push lever configured to contact housing
JP2015074068A (ja) 打込機
JP5585418B2 (ja) 打込機
JP5645071B2 (ja) 打込機
JP2014198350A (ja) 打込機
JP6753114B2 (ja) 釘打機
JP2018140480A (ja) 打込み工具
JP5446391B2 (ja) 打込機
JP6369231B2 (ja) 打込機
JP5142084B2 (ja) 打込機
JP2010029945A (ja) 釘打機
JP4310696B2 (ja) 釘打機
JP5459097B2 (ja) ファスナー打込み機
JP4367231B2 (ja) 釘打機の釘供給機構
JP2005271086A (ja) 打込機
JP2011194543A (ja) 打込機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160729

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170512

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170523

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20171205