JP2005271086A - 打込機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明の目的は、バンパ及びバンパ周辺の構造を最適化することである。具体的には、バンパ8の応力及び撓みの集中をなくすか、またはバンパが傷つくのを防ぐことにより、コンパクトで十分な寿命を有するバンパ8を供給することと、製造工程を簡略化してコストを抑え、打込機を安価に提供することである。
【解決手段】 バンパ8を、外径が略一定で、内側を該ドライバブレード6が挿通可能に形成された第1の筒部9と、第1の筒部9から下方に延び、下方に行くに従って外径が大きくなり、高さ10aが第1の筒部9の高さ10aよりも大きい第2の筒部10とで形成する。更に、第2の筒部10の外周面10bと中心軸8dとのなす傾斜角度10gを45°以下とする。更に、バンパ8の外周面9b、10bと内周面10cとを最短距離で結ぶ線分の長さである肉厚8a、8bを、中央値の±20%以内にあるように構成する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、打込機のピストンの衝撃を緩衝するバンパに関するもので、バンパ及びバンパ周辺の形状の最適化を図る技術に関する。
打込機には、打ち込み動作時のピストンの余剰エネルギーを吸収するバンパが設けられる。バンパに加わる衝撃力は大きいため、バンパの寿命を確保できるよう、形状を設定する必要がある。一方で、打込機をコンパクトにするため、バンパの形状はできるだき小さくする必要がある。従って、より小さな形状で寿命を確保できるようにすることが重要となっている。
特許文献1には、中空で、外形が略円錐台形状のバンパが記載されている。この種のバンパは、比較的低圧の圧縮空気を用いられる。後述の、比較的高圧の圧縮空気を用いる打込機に用いられるバンパと比べて、形状が偏平している。これは、低圧で大きな打ち込み力を得るために、シリンダ及びピストンの径が大きくなるため、バンパの体積を確保できるからである。
比較的高圧の圧縮空気を用いる打込機に用いられるバンパは、縦長である。これは、高圧であるため、シリンダ及びピストンの径が小さくなるため、バンパの体積を確保すべく縦方向に大きくなっているからである。この種のバンパには、耐久性を向上させることを目的として、いくつかの発明がなされている。
特許文献2には次のような記載がある。すなわち、バンパを縦長にすることで、バンパのボリュームを増大させて、ピストンからの大きな衝撃力を吸収できる。また、バンパの上部外周面をバンパの収容部の内面でガイドさせることで、バンパが外側に変形することができず、内側及び下方に変形するようにできる。また、バンパの下部外周面と収容部の内面との間に空隙を設けることで、バンパの変形分を空隙に逃がすことができる。従って、バンパは上部が変形し難く、下部が変形しやすいので、従来のように上端のみが大きく変形することがないから、耐久性が向上する。
特許文献3には次のような記載がある。すなわち、バンパの上部外周面をバンパの収容部の内面でガイドさせることで、バンパが外側に変形することができず、内側及び下方に変形するようにできる。また、バンパの中空下部の内径を大きく設定して、空隙部を形成することで、バンパの変形分を逃がすことにより、バンパ組織に圧縮方向の変形を生じさせることができる。従って、バンパには主に圧縮方向の変形が作用するため、引張り力による割れを防ぐことができる。
特許文献4には次のような記載がある。すなわち、バンパの上部よりも下部の径を大きくすることにより、上から衝撃を受けた時にバンパが内側に撓む。
特許文献5には次のような記載がある。すなわち、バンパの上部の断面積を最大とし、バンパ上部からバンパ下部にかけて断面積を徐々に小さくすることで、変形初期のバンパ上部に集中するひずみを緩和させることができる。また。パンパ上部を半径方向内側に湾曲もしくは傾斜させることにより、バンパ内部には破損の原因となる引張り応力の発生を防ぐことができる。また、バンパ上部とシリンダのバンパ収容部との間に隙間を設けることで、バンパのばね定数を小さくでき、従って、衝撃力を小さくすることができる。また、隙間によってバンパ上部が変形方向外側に変形しても、シリンダとの接触圧力が小さくなるため、バンパ上部が下方に滑りやすくなり、全体的に一様な圧縮応力の状態で変形することができる。
特開平6−91559号公報
実開平7−17481号公報 特開平7−241783号公報 特開平8−336776号公報 特開2000−141246号公報 特開2000−334675号公報
特許文献1の構成では、バンパの中心軸方向の切断面において、上部の肉厚が下部に比べて小さいため、上部のばね定数が下部よりも小さかった。ピストンからの衝撃力は、一般的にバンパの上部に集中する傾向がある。このため、特許文献1の構成では、ピストンからの衝撃力が加わった時に、撓みが上部に集中し、上部が早期に破損しやすかった。
また、戻り空気室とシリンダ内部を連通させる空気通路が、バンパの近傍に設けられているが、バンパ上部の撓みが大きいため、バンパが空気通路と干渉することがあった。このため、バンパが空気通路によって傷つけられ、早期に破損しやすかった。
また、空気通路がシリンダに設けられていた。このため、シリンダの製作には、内周及び外周を旋盤もしくは研削盤で加工する工程に加えて、空気通路をボール盤等で加工する工程が必要であり、製造コストが高かった。
特許文献2乃至6の構成は、比較的高圧の打込機には使用できるが、比較的低圧の打込機に使用するには、外形が適していない。
本発明の目的は、バンパ及びバンパ周辺の構造を最適化することである。具体的には、バンパの応力及び撓みの集中をなくすか、またはバンパが傷つくのを防ぐことにより、コンパクトで十分な寿命を有するバンパを供給することと、製造工程を簡略化してコストを抑え、打込機を安価に提供することである。
外郭をなす外枠部と、圧縮空気を蓄える蓄圧室と、上下方向に延び、該蓄圧室と連通可能なシリンダと、該シリンダと該蓄圧室との連通・遮断を外部からの操作によって択一的に切替えるバルブと、該シリンダ内を往復動可能なピストンと、該ピストンから下方に延びるように連設されるドライバブレードと、該シリンダの下方に設けられ、該ドライバブレードを案内するノーズと、ゴム、樹脂等の弾性体からなり、該ピストンが下方に位置するときに当接するよう、該ノーズと該ピストンとの間に設けられるバンパと、該シリンダの外周に設けられ、下方に位置する該ピストンを上方に戻す圧縮空気を蓄える戻り空気室と、該戻り空気室及び該シリンダ内部における該ピストンの下方の空間を連通させる空気通路と、を有する打込機において、該ノーズは、該バンパと当接する面において、径方向外側に向って上方に傾斜する第1の傾斜部を有し、該バンパは、外径が略一定で、内側を該ドライバブレードが挿通可能に形成された第1の筒部と、該第1の筒部から下方に延び、下方に行くに従って外径が大きくなり、高さが該第1の筒部よりも大きい第2の筒部とを有し、該第2の筒部の外周面と該バンパの中心軸とのなす傾斜角度が45°以下であり、該第1及び第2の筒部の外径をなす外周面と内径をなす内周面とを最短距離で結ぶ線分の長さである肉厚は、その最大値と最小値との中央値の±20%以内の範囲にあるように構成すればよい。
このように構成すれば、第1の筒部と第2の筒部とは厚さがほぼ同じで、第2の筒部が第1の筒部よりも高くて大きく傾斜しているので、バンパを上方から圧縮した時に、第1の筒部よりも第2の筒部の方がばね定数が小さくなる。従って、ピストンが高速でバンパに衝突した時に、変形が上部のみに集中せず、第2の筒部も変形しやすくなる。また、第2の筒部の外周面と中心軸とのなす傾斜角度が45°以下であれば、第2の筒部が大きく曲げられることがない。第1の筒部にも、第2の筒部にも、ほぼ均一に圧縮応力がかかる。
より好ましくは、該第2の筒部の外周面と中心軸とのなす傾斜角度が15°以上45°以下であるように構成すればよい。
このように構成すれば、第1の筒部とシリンダ内周及びノーズの内周との間の隙間を大きくとれる。従って、バンパが変形した時に、シリンダの内周及びノーズの内周と干渉するのを防ぐことができ、バンパにかかる応力がより均一になる。
また、該ノーズは、該バンパと当接する面が、径方向外側に向って上方に傾斜する第1の傾斜部を有するように構成してもよい。
このように構成すれば、バンパが上方から圧縮され、バンパの底面が広がろうとした時に、第1の傾斜部がバンパの過度の広がりを阻止する。
また、該バンパは、上面において、径方向外側に向って下方に傾斜する第2の傾斜部と、中心軸に対して垂直で、該第2の傾斜部及び内周部に略円弧状部をもってつながる平坦部とを有し、該平坦部の面積は、該バンパの径方向の最大断面積の50%以下であるように構成してもよい。
このように構成すれば、バンパの上端に行くに従って、ばね定数が小さくなる。従って、ピストンがバンパに衝突した時の、衝撃力の初期的なピーク値を抑えることができる。
また、該バンパは、底面において、接触している該ノーズの面よりも、径方向外側に向って大きい角度で上方に傾斜し、外周面及び内周面に略円弧状曲面をもってつながる第3の傾斜部を有するように構成してもよい。
このように構成すれば、バンパの下端に行くに従って、ばね定数が小さくなる。従って、ピストンがバンパに衝突した時の、衝撃力の初期的なピーク値を抑えることができる。
また、該第2の筒部の外周面と中心軸とのなす傾斜角度が15°以上45°以下であるように構成すると共に、該ピストンが該バンパに衝突せずに該バンパの底面が該ノーズに当接している時に、該空気通路は該バンパの高さの略中間位置の高さにあるように設けられるように構成してもよい。
このように構成すれば、第1の筒部とシリンダの内周及びノーズの側壁部の内周との間の隙間が大きくなると共に、バンパが変形した時に第1の筒部が空気通路の付近に位置するようになるので、バンパは空気通路に干渉しない。従って、バンパが傷つくことがない。
外郭をなす外枠部と、圧縮空気を蓄える蓄圧室と、上下方向に延び、該蓄圧室と連通可能なシリンダと、該シリンダと該蓄圧室との連通・遮断を外部からの操作によって択一的に切替えるバルブと、該シリンダ内を往復動可能なピストンと、該ピストンから下方に延びるように連設されるドライバブレードと、該シリンダの下方に設けられ、該ドライバブレードを案内するノーズと、ゴム、樹脂等の弾性体からなり、該ピストンが下方に位置する時に当接するよう、該ピストン下端の該ノーズ内部に設けられるバンパと、を有する打込機において、該ノーズは該シリンダと連接する側壁部を有し、該バンパの該側壁部内周と当接する部分の外径を、該側壁部の内径よりも大きくし、周方向に複数の溝を凹設する。
このように構成すれば、側壁部内周と当接する部分の面積が小さくなり、ばね定数が小さくなる。また、変形分を溝に逃がすことができる。従って、寸法が多少ばらついても圧入しやすくなる。
外郭をなす外枠部と、圧縮空気を蓄える蓄圧室と、上下方向に延び、該蓄圧室と連通可能なシリンダと、該シリンダと該蓄圧室との連通・遮断を外部からの操作によって択一的に切替えるバルブと、該シリンダ内を往復動可能なピストンと、該ピストンから下方に延びるように連設されるドライバブレードと、該シリンダの下方に設けられ、該ドライバブレードを案内するノーズと、ゴム、樹脂等の弾性体からなり、該ピストンが下方に位置する時に当接するよう、該ノーズと該ピストンとの間に設けられるバンパと、該シリンダの外周に設けられ、下方に位置する該ピストンを上方に戻す圧縮空気を蓄える戻り空気室と、該戻り空気室及び該シリンダ内部における該ピストンの下方を連通させる空気通路と、を有する打込機において、該ノーズは該シリンダと連接する側壁部を有し、該側壁部の該シリンダと当接する端面には凹部が設けられ、該空気通路は該凹部と該シリンダの端面とで形成されるように構成する。
このように構成すれば、シリンダへの空気通路の加工をなくすことができる。ノーズの成形型に凹部を形成するための凸部を設ければ、成形時に自動的に空気通路を形成することができる。
請求項1に記載の構成によれば、ピストンが高速でバンパに衝突した時に、変形が上部のみに集中せず、第2の筒部も変形しやすくなる。また、第2の筒部が大きく曲げられることがない。第1の筒部にも、第2の筒部にも、ほぼ均一に圧縮応力がかかる。従って、バンパの応力及び撓みの集中をなくして、コンパクトで十分な寿命を有するバンパを供給することができる。
請求項2に記載の構成によれば、バンパが変形した時に、バンパとシリンダが緩衝するのを防ぐことができ、バンパにかかる応力がより均一になる。従って、バンパの応力及び撓みの集中をなくして、コンパクトで十分な寿命を有するバンパを供給することができる。
請求項3に記載の構成によれば、バンパが上方から圧縮され、バンパの底面が広がろうとした時に、第1の傾斜部がバンパの過度の広がりを阻止する。従って、バンパの応力及び撓みの集中をなくして、コンパクトで十分な寿命を有するバンパを供給することができる。
請求項4及び5に記載の構成によれば、ピストンがバンパに衝突した時の、衝撃力の初期的なピーク値を抑えることができる。従って、バンパの応力及び撓みの集中をなくして、コンパクトで十分な寿命を有するバンパを供給することができる。
請求項6に記載の構成によれば、バンパが傷つくことがない。従って、バンパの応力及び撓みの集中をなくして、コンパクトで十分な寿命を有するバンパを供給できる。
請求項7に記載の構成によれば、バンパ外径及び側壁部内径の寸法が多少ばらついても、バンパを圧入しやすくなる。このため、寸法精度を緩くすることもできるし、組立てやすくもできる。従って、製造工程を簡略化してコストを抑え、打込機を安価に提供することができる。
請求項8に記載の構成によれば、空気通路を形成する工程を省くことができる。したがって製造工程を簡略化してコストを抑え、打込機を安価に提供することができる。
≪第1の実施の形態≫
打込機1の実施の形態について図1を参照しながら説明する。
打込機1は、圧縮空気を動力源とした打込機1であり、フレーム2とフレーム2の一方に位置するハンドル2Aとフレーム2の下端に位置するノーズ3とが一体に設けられている。そして図示しない圧縮機からの圧縮空気は、図示しないエアホースを介して打込機1のハンドル2A及びフレーム2内に形成された蓄圧室2Bに蓄積される。フレーム2内には円筒状のシリンダ4が設けられ、シリンダ4内には上下に摺動可能にピストン5が設けられ、ピストン5にはドライバブレード6が一体に形成され、先端部6aによって留め具7を打ち込むようになっている。
シリンダ4の下方の構成について図1及び図2を参照しながら説明する。
シリンダ4下端外周にはピストン5及びドライバブレード6を上死点に復帰させるための圧縮空気を貯める戻り空気室2Cが設けられている。シリンダ4の軸方向中央部には逆止弁7が備えられ、シリンダ4内からシリンダ4外の戻り空気室2Cへの一方向にのみ流通させる空気通路2dが形成され、またノーズ3のシリンダ4と接する側壁部3cには、戻り空気室2Cに常時開放されている空気通路3aが形成されている。
図2に示すように、空気通路3aは、側壁部3cに設けられた凹部とシリンダ4の端面とで形成される。またノーズ3の内側には、留め具7打ち込み後にピストン5が衝突する位置に、ピストン5の余剰エネルギーを吸収するためのバンパ8が設けられている。空気通路3aの軸方向の位置は、バンパ8全高のほぼ中央付近にくるように設定されている。
このように構成すれば、シリンダ4への空気通路の加工をなくすことができる。例えば、ノーズ3の成形型に、凹部を形成するための凸部を設ければ、成形時に自動的に空気通路が設けられる。なお、後述するように、第2の筒部10の外周面と中心軸8dとのなす傾斜角度が15°以上であれば、バンパ8が変形した時に、第1の筒部9がノーズ3の側壁部内周3f及びシリンダ内周4cに緩衝するのを防ぐことができる。また、空気通路3aをバンパ8全高のほぼ中央位置にあるように設ければ、バンパ8がピストン5の衝突によって変形した時に、第1の筒部9が空気通路3aの付近にくるようになる。これにより、バンパ8は側壁部3cに設けた空気通路3aに干渉しない。従って、バンパ8が傷つくことがない。
シリンダ4は、ノーズ3上端面に突き当てて保持される。バンパ8の側壁部内周と当接する部分の外径を、側壁部内径よりもわずかに大きくすると共に、シリンダ4の内径を側壁部3c内径よりも小さくしてある。従って、バンパ8がシリンダ4内に侵入しないようになっている。
バンパ8とバンパ8周辺の構成について、図2及び図6を参照しながら説明する。
バンパ8は、ゴム、樹脂等の弾性体からなる。バンパ8は、内側をドライバブレード6が挿通可能な中空の筒状であり、外径が略一定である第1の筒部9と、該第1の筒部9から下方に延び、下方に行くに従って外径が大きくなる第2の筒部10とからなる。第2の筒部10の高さ9aは第1の筒部9の高さ10aよりも大きい。第1の筒部9の外周面9bまたは第2の筒部10の外周面10bと、第1の筒部9の内周面9cまたは第2の筒部10の内周面10cとを最短距離で結ぶ線分の長さである肉厚は、中央値の±20%以内にある。
肉厚を規定する範囲は、図2中の肉厚8aから肉厚8bまでの範囲とする。すなわち、第1の筒部9においては後述の平坦部9d、第2の傾斜部9e、略円弧状部9f及び略円弧状部9gを除く範囲であり、第2の筒部10においては後述の略円弧状部10d、第3の傾斜部10e及び略円弧状部10fを除く範囲である。中央値は、この範囲における肉厚の最大値と最小値との平均値とする。
このように構成すれば、バンパ8を上方から圧縮した時に、第1の筒部9よりも第2の筒部10の方がばね定数が小さくなる。なお、肉厚が中央値の±20%よりもはずれると、肉厚の薄い部分に応力が集中しやすく、バンパ8が破損する原因となる。
第2の筒部10は外周面10bと中心軸8dとのなす傾斜角度10gが30°になるよう形成されている。傾斜角度10gが45°以下であれば、第2の筒部10が大きく曲げられることがない。傾斜角度10gが15°以上であれば、第1の筒部9とシリンダ4との間の隙間を十分大きくとれる。
ノーズ3は、バンパ8と当接する面が、径方向外側に向って上方に傾斜する第1の傾斜部3bを有する。このように構成すれば、バンパ8が上方から圧縮され、バンパ8の底面が広がろうとした時に、第1の傾斜部3bがバンパ8の過度の広がりを阻止する。第1の傾斜部3bは、第2の筒部10の外周面10とほぼ直交する。このように構成すれば、第1の傾斜部3bからはバンパ8を広げる力も狭める力も生じず、余計な応力がかかることがない。
バンパ8は、上面において、径方向外側に向って下方に傾斜する第2の傾斜部9eと、中心軸8dに対して垂直で、第2の傾斜部9e及び内周部に略円弧状部9e、9gをもってつながる平坦部9dとを有している。また、平坦部9dの面積はバンパ8の径方向の最大断面積の約30%である。このように構成すれば、ピストン5がバンパ8に衝突する初期の段階では、ピストン5はバンパ8の平坦部9dと当接することになる。そして、バンパ8の上端に行くに従って、ばね定数が小さくなる。
バンパ8は、底面において、接触しているノーズ3の面よりも、径方向外側に向って大きい角度で上方に傾斜し、外周面10b及び内周面10cに略円弧状曲面をもってつながる第3の傾斜部10eを有する。このように構成すれば、ピストン5がバンパ8に衝突する初期の段階では、ノーズ3の第1の傾斜部3bはバンパ8の略円弧状曲面に当接することになる。そして、バンパ8の下端に行くに従って、ばね定数が小さくなる。
図6に示すように、バンパ8の側壁部内周と当接する箇所に、周方向に複数の溝8cを設けてある。このように構成すれば、シリンダ4と当接する部分の面積が小さくなり、その部分でのバンパ8のばね定数が小さくなる。また、変形分を溝8cに逃がすことができる。
操作部20について図1を参照しながら説明する。
ハンドル2Aの基部には操作部20が設けられており、この操作部20は、作業者によって操作されるトリガ19、トリガ19に回動可能に装着されたアームプレート11、ノーズ3の下端から突き出し、アームプレート11近傍まで延び、フレーム2反対側に付勢されてノーズ3に沿って移動可能なプッシュレバー12等から構成されている。またハンドル2Aの基部でトリガ19に対向する箇所には後述のトリガバルブ部13が設けられている。
周知のごとく、トリガ19の引き操作と、プッシュレバー12との被打込材への押し当て操作の両方が行われた時にアームプレート11とトリガ19のリンク機構によって、トリガバルブ部13のプランジャ13Aが押し上げられるように構成される。
ノーズ3に設けられる射出部3eには、留め具7を充填するマガジン15が連設されている。マガジン15には、装填された留め具7を順次射出口3dに給送する給送機構15Aが設けられている。
トリガバルブ部13の構成について図1を参照しながら説明する。
トリガバルブ部13は後述のメインバルブ室2Eより延出される円管であるメインバルブ制御通路16に連通している。トリガバルブ部13は次の動作を行うように構成されている。すなわち、プランジャ13Aが上死点側に位置している時は、蓄圧室2Bとメインバルブ制御通路16とが連通すると共に、メインバルブ制御通路16と大気とが遮断される。またプランジャ13Aが下死点側に位置している時は、メインバルブ制御通路16と蓄圧室2Bとが遮断すると共に、メインバルブ制御通路16と大気とが連通される。
メインバルブ17の構成について図1を参照しながら説明する。
メインバルブ17はシリンダ4の上側外周に設けられる。メインバルブ17はフレーム2の一部より形成されるメインバルブ画成部2f内に収容可能に設けられており、この収容箇所がメインバルブ室2Eとなって、メインバルブ制御通路16に連通する。
メインバルブ17は次の動作を行うように構成されている。すなわち、メインバルブ室2E内が蓄圧室2Bとほぼ同圧である時は、メインバルブ17が上死点側に位置する。この時、シリンダ4内のピストン上室4Aと大気とが遮断されると共に、ピストン上室4Aと蓄圧室2Bとが連通する。またメインバルブ室2E内がほぼ大気圧である時は、メインバルブ17が下死点側に位置する。この時、ピストン上室4Aと蓄圧室2Bとを遮断させると共に、ピストン上室4Aと大気とを連通させる。
上記構成の打込機1による打ち込み動作について図1乃至図5を参照しながら説明する。
圧縮空気は、蓄圧室2Bに蓄積される。この時、プランジャ13Aは下死点に位置している。プランジャ13Aが下死点に位置していることにより、蓄圧室2Bとメインバルブ制御通路16とが連通していると共に、メインバルブ制御通路16と大気との連通は遮断されている。
従って、蓄圧室2B内の圧縮空気の一部はメインバルブ制御通路16に流入し、メインバルブ室2Eに蓄圧室2Bと同圧の空気が蓄積される。メインバルブ室2E内が蓄圧室2Bとほぼ同圧となるため、メインバルブ17は下死点に位置している。
メインバルブ17が下死点に位置していることにより、ピストン上室4Aと大気とが連通されてピストン上室4Aが大気圧となっている。また、ピストン上室4Aと蓄圧室2Bとの連通は遮断されているため、ピストン上室4Aには蓄圧室2Bから空気が流入することはない。よってピストン5は上死点側で停止した状態にある。
トリガ19の引き操作及びプッシュレバー12の被打込材18への押し当て操作の両方を行い、プランジャ13Aを上死点に押し上げると次のようになる。
プランジャ13Aが上死点側に位置することにより、メインバルブ制御通路16と蓄圧室2Bとの連通が遮断され、蓄圧室2Bからメインバルブ制御通路16への空気の流入が停止すると共に、メインバルブ制御通路16と大気とが連通される。これによりメインバルブ制御通路16内が大気圧となり、メインバルブ制御通路16に連なるメインバルブ室2E内もほぼ大気圧になる。
メインバルブ室2E内がほぼ大気圧になると、メインバルブ17が上死点側に移動する。メインバルブ17が上死点側に移動し始めると、蓄圧室2Bとピストン上室4Aが連通するため、メインバルブ17にかかる圧縮空気の圧力によって、メインバルブ17は急激に上死点側に移動し、蓄圧室2B及びピストン上室4Aと大気との連通が遮断される。
メインバルブ17が下死点から上死点へと移動することにより蓄圧室2Bからピストン上室4Aに圧縮空気が流入し、ピストン5は急激に下死点側に移動しながら、ピストン5に連接されている先端部6aにより留め具7を打ち込む。
ピストン5が先端部6aにより留め具7を打ち込んだ時、ピストン5がバンパ8に衝突することでピストン5が停止する。この時、バンパ8は上方からの衝撃力によって変形する。
バンパ8が変形する様子を図2乃至図5を参照しながら説明する。
ピストン5がバンパ8に接近しつつある時、図2に示すように、バンパ8はまだ変形しておらず、バンパ8の外周とノーズ3の側壁部3cとの摩擦力によって静止している。
ピストン5がバンパ8に衝突する時、図3に示すように、ピストン5は最初にバンパ8の平坦部9dに衝突する。
上述のように、バンパ8の上面においては、バンパ8の上端に行くに従ってばね定数が小さくなるように形成されているため、バンパ8は平坦部9dから変形を始める。またバンパ8の底面においては、バンパ8の下端に行くに従ってばね定数が小さくなるように形成されているため、バンパ8は略円弧状部10dからもほぼ同時に変形を始める。この時、バンパ8に加わる力はまだ小さい。
バンパ8の外周と、シリンダ4の内周4c及び側壁部3cの内周3fと、ピストン下面5aとによって、第1の空間3Gが形成される。また、バンパ8の内周9c、10cと、ドライバブレード6の表面と、ピストン下面5bと、第1の傾斜部3bと、ノーズ上面3iとによって、第2の空間3Hが形成される。
ピストン5が更に下死点側に移動すると、図4に示すように、バンパ8の上面及び下面が変形する。
バンパ8上面の変形に伴い、ピストン5とバンパ8との接触面積が、バンパ8の径方向の最大断面積の30%から次第に大きくなる。それとほぼ同時に、バンパ8底面の変形に伴い、バンパ8とノーズ3の第1の傾斜部3bとの接触面積も次第に大きくなる。また、ピストン5の下方への移動及びバンパ8の変形に伴い、第1の空間3G及び第2の空間3Hは次第に狭くなっていく。
この時、バンパ8に加わる力は除々に大きくなっていく。従って、ピストン5がバンパ8に衝突した時の、衝撃力の初期的なピーク値を抑えることができる。
続いて、図4の状態から、第1の筒部9及び第2の筒部10の変形が始まる。
上述のように、バンパ8を上方から圧縮した時に、第1の筒部9よりも第2の筒部10の方がばね定数が小さくなっている。従って、変形が上方のみに集中せず、下方にある第2の筒部10も変形しやすくなるため、バンパ8は全体的にほぼ同時に変形する。
また、第2の筒部10が大きく曲げられることがない。従って、第1の筒部9にも第2の筒部10にも、ほぼ均一に圧縮応力が生じる。
また、第1の筒部9とシリンダ内周4c及びノーズ内周3fとの間の隙間が十分大きい。従って、バンパ8が変形した時に、シリンダ内周4c及びノーズ内周3fと干渉し難く、バンパ8にかかる応力がより均一になる。
バンパ8は全体的にほぼ同時に変形すると共に、ほぼ均一に圧縮応力が生じる。従って、バンパ8には局所的な変形や、引張り応力が生じ難く、非常に高い耐久性を有する。
ピストン5の下方への移動及びバンパ8の変形が更に進行し、第1の空間3G及び第2の空間3Hは更に狭くなっていく。
留め具7を装填しない状態で打ち込み動作を行った場合(空打ちという)は、更に図5に示す状態まで変形する。
この時、第1の筒部9よりも外径の大きい第2の筒部10は、変形に伴ってその下方の外径がより大きくなっており、側壁部3cの内周3fにわずかに接触している。この接触に伴い、第2の筒部10の外周に圧縮応力がわずかに集中するが、この接触以降は、バンパ8はまだ余裕のある第2の空間3Hに向って変形する。一方で、第1の筒部9は第2の筒部10よりも外径が小さいため、第1の筒部9の外周と側壁部3cの内周3fとの間にはわずかに第1の空間3Gが残る。
上述のように、ピストン5がバンパ8に衝突せずにバンパ8の底面がノーズ3に当接している時に、空気通路3aはバンパ8の高さの略中間位置の高さにあるように設けられる。このように構成すれば、空打ちによってバンパ8が変形した時には、図5に示すように、空気通路3aは、空打ちを行った時のピストン5の下死点よりもわずかに下方であって、第1の筒部9の付近に位置するようになる。
従って、第1の筒部9と空気通路3aとの間にはわずかに第1の空間3Gが残っており、バンパ8が空気通路3aに干渉し難く、傷つき難い。
ピストン5の下側の空気は、空気通路3aを介して戻り空気室2Cに流入し、ピストン5が空気通路2dを通過すると、ピストン上室4Aの圧縮空気の一部が空気通路2dを介して戻り空気室2Cに流入する。
ピストン5がバンパ8に衝突した後、ピストン5は、バンパ8の弾性力によって上方に戻され、ピストン5の上面及び下面にかかる圧縮空気の圧力と、バンパ8の弾性力とが釣り合う位置で停止する。
トリガ10を戻すかプッシュレバー12の被打込材18への押し当て操作をやめて、プランジャ13Aを下死点に戻すと次のようになる。
プランジャ13Aが下死点に移動することにより、蓄圧室2Bとメインバルブ室2Eが連通し、メインバルブ室2E内に圧縮空気が流入する。メインバルブ室2E内に圧縮空気が流入すると、メインバルブ17が下死点側に移動する。
メインバルブ17が下死点に移動することにより、蓄圧室2Bとピストン上室4Aとの連通が遮断され、ピストン上室4Aと大気とが連通する。戻り空気室2Cに蓄積された圧縮空気によってピストン下面5bが押圧され、ピストン5は急激に上死点側に移動する。ピストン上室4Aの空気は、排気穴2gから大気に放出され、打込機1は初期状態に戻る。
≪第2の実施の形態≫
なお、第2の筒部10の外周面10bと中心軸8dとのなす傾斜角度10gを50°になるように構成した場合は、バンパ8は図7乃至図10に示すように変形する。
ピストン5がバンパ8に接近しつつある時、図7に示すように、バンパ8はまだ変形しておらず、バンパ8の外周とノーズ3の側壁部3cとの摩擦力によって静止している。
ピストン5がバンパ8に衝突する時、図8に示すように、ピストン5は最初にバンパ8の平坦部9dに衝突する。
上述のように、バンパ8の上面においては、バンパ8の上端に行くに従ってばね定数が小さくなるように形成されているため、バンパ8は平坦部9dから変形を始める。またバンパ8の底面においては、バンパ8の下端に行くに従ってばね定数が小さくなるように形成されているため、バンパ8は略円弧状部10dからもほぼ同時に変形を始める。この時、バンパ8に加わる力はまだ小さい。
バンパ8の外周と、シリンダ4の内周4c及び側壁部3cの内周3fと、ピストン下面5bとによって、第1の空間3Gが形成される。また、バンパ8の内周9c、10cと、ドライバブレード6の外周と、ピストン下面5bと、ノーズ上面3iとによって、第2の空間3Hが形成される。
ピストン5が更に下死点側に移動すると、図9に示すように、バンパ8の上面及び下面が変形する。
バンパ8の上面の変形に伴い、ピストン5とバンパ8との接触面積が、バンパ8の径方向の最大断面積の30%から次第に大きくなる。それとほぼ同時に、バンパ8底面の変形に伴い、バンパ8とノーズ3の第1の傾斜部3bとの接触面積も次第に大きくなる。また、ピストン5の下方への移動及びバンパ8の変形に伴い、第1の空間3G及び第2の空間3Hは次第に狭くなっていく。
この時、バンパ8に加わる力は除々に大きくなっていく。従って、ピストン5がバンパ8に衝突した時の、衝撃力の初期的なピーク値を抑えることができる。
続いて、図9の状態から、第1の筒部9及び第2の筒部10の変形がほぼ同時に始まる。
上述のように、バンパ8を上方から圧縮した時に、第1の筒部9よりも第2の筒部10の方がばね定数が小さくなっている。従って、変形が上方のみに集中せず、下方にある第2の筒部10も変形しやすくなっているため、バンパ8は全体的にほぼ同時に変形する。
先の実施例とは異なり、第2の筒部10の外周面10bと中心軸8dとのなす傾斜角度10gが50°(45°より大きい)になるよう形成されている。このため第2の筒部10が大きく曲げられる。従って、第1の筒部9には圧縮応力が生じ、第2の筒部10には主に曲げ応力が生じる。
また、第1の筒部9とシリンダ内周4c及びノーズ内周3fとの間の隙間は、先の実施例よりも大きい。従って、バンパ8が変形した時に、バンパ8の外周がシリンダ内周4c及びノーズ内周3fと干渉することをほぼ完全になくすことができる。しかし、バンパ8にかかる応力は均一にはならない。
バンパ8は全体的にほぼ同時に変形するが、均一に圧縮応力が生じることはなく、バンパ8の内周9c、10cには引張り応力が生じる。従って、バンパ8の耐久性は先の実施例に比べて劣っている。
ピストン5の下方への移動及びバンパ8の変形が更に進行し、第1の空間3G及び第2の空間3Hは更に狭くなっていく。
空打ちを行った場合は、更に図10に示す状態まで変形する。
この時、第2の筒部10は大きく屈曲する。この屈曲に伴い、第1の筒部9の外周と側壁部の内周3fとの間には、先の実施例よりも大きい第1の空間3Gが残る。
上述のように、ピストン5がバンパ8に衝突せずにバンパ8の底面がノーズ3に当接している時に、空気通路3aはバンパ8の高さの略中間位置の高さにあるように設けられる。このように構成すれば、空打ちを行ってバンパ8が変形したときには、図10に示すように、空気通路3aは、空打ちを行った時のピストン5の下死点よりもわずかに下方であって、第1の筒部9の外周方向に位置するようになる。
従って、第1の筒部9と空気通路3aとの間には、大きな第1の空間3Gが残っており、バンパ8が空気通路3aに干渉することは全くなく、バンパ8が傷つくことはない。
ピストン5がバンパ8に衝突した後、ピストン5は、バンパ8の弾性力によって上方に戻され、ピストン5の上面及び下面にかかる圧縮空気の圧力と、バンパ8の弾性力とが釣り合う位置で停止する。
本発明による打込機の全体構造断面図。 第1の実施の形態に係るバンパにピストンが衝突する前の状態を示す断面図。 第1の実施の形態に係るバンパにピストンが衝突する瞬間の状態を示す断面図。 第1の実施の形態に係るバンパにピストンが衝突して変形する途中の状態を示す断面図。 第1の実施の形態に係るバンパにピストンが衝突して最も大きく変形した状態を示す断面図。 図1のA−A断面図。 第2の実施の形態に係るバンパにピストンが衝突する前の状態を示す断面図。 第2の実施の形態に係るバンパにピストンが衝突する瞬間の状態を示す断面図。 第2の実施の形態に係るバンパにピストンが衝突して変形する途中の状態を示す断面図。 第2の実施の形態に係るバンパにピストンが衝突して最も大きく変形した状態を示す断面図。
符号の説明
1 打込機 2 フレーム 2A ハンドル 2B 蓄圧室 2C 戻り空気室
2d 空気通路 3 ノーズ 3a 空気通路 3b 第1の傾斜部
3c 側壁部 3d 射出口 3e 射出部 3f 内周 3G 第1の空間
3H 第2の空間 3i 上面 3j 凹部 4 シリンダ
4A ピストン上室 4B ピストン下室 5 ピストン 5a 下面
6 ドライバブレード 6a 先端部 7 留め具 8 バンパ 8a 肉厚
8b 肉厚 8c 溝 9 第1の筒部 9a 高さ 9b 外周 9c 内周
9d 平坦部 9e 第2の傾斜部 9f 略円弧状部 9g 略円弧状部
10 第2の筒部 10a 高さ 10b 外周 10c 内周
10d 略円弧状部 10e 第3の傾斜部 10f 略円弧状部
10g 傾斜角度 11 アームプレート 12 プッシュレバー
13 トリガバルブ部 13A プランジャ 15 マガジン 15A 給送機構
16 メインバルブ制御通路 17 メインバルブ 19 トリガ 20 操作部

Claims (8)

  1. 外郭をなす外枠部と、
    圧縮空気を蓄える蓄圧室と、
    上下方向に延び、該蓄圧室と連通可能なシリンダと、
    該シリンダと該蓄圧室との連通・遮断を外部からの操作によって択一的に切替えるバルブと、
    該シリンダ内を往復動可能なピストンと、
    該ピストンから下方に延びるように連設されるドライバブレードと、
    該シリンダの下方に設けられ、該ドライバブレードを案内するノーズと、
    ゴム、樹脂等の弾性体からなり、該ピストンが下方に位置する時に当接するよう、該ノーズと該ピストンとの間に設けられるバンパと、
    該シリンダの外周に設けられ、下方に位置する該ピストンを上方に戻す圧縮空気を蓄える戻り空気室と、
    該戻り空気室及び該シリンダ内部における該ピストンの下方の空間を連通させる空気通路と、
    を有する打込機において、
    該バンパは、内側を該ドライバブレードが挿通可能で、外径が略一定である第1の筒部と、該第1の筒部から下方に延び、下方に行くに従って外径が大きくなり、高さが該第1の筒部よりも大きい第2の筒部とを有し、
    該第2の筒部の外周面と該バンパの中心軸とのなす傾斜角度が45°以下であり、
    該第1及び第2の筒部の外径をなす外周面と内径をなす内周面とを最短距離で結ぶ線分の長さである肉厚は、その最大値と最小値との中央値の±20%以内の範囲にあることを特徴とする打込機。
  2. 該第2の筒部の外周面と中心軸とのなす傾斜角度が、15°以上45°以下であることを特徴とする請求項1記載の打込機。
  3. 該ノーズは、該バンパと当接する面が、径方向外側に向って上方に傾斜する第1の傾斜部を有することを特徴とする請求項1又は2記載の打込機。
  4. 該バンパは、上面において、径方向外側に向って下方に傾斜する第2の傾斜部と、中心軸に対して垂直で、該第2の傾斜部及び内周部に略円弧状部をもってつながる平坦部とを有し、該平坦部の面積は、該バンパの径方向の最大断面積の50%以下であることを特徴とする請求項1乃至3記載の打込機。
  5. 該バンパは、底面において、接触している該ノーズの面よりも、径方向外側に向って大きい角度で上方に傾斜し、外周面及び内周面に略円弧状曲面をもってつながる第3の傾斜部を有することを特徴とする請求項1乃至3記載の打込機。
  6. 該ピストンが該バンパに衝突せずに該バンパの底面が該ノーズに当接している状態で、該空気通路は該バンパの高さの略中間位置の高さに設けられることを特徴とする請求項2記載の打込機。
  7. 外郭をなす外枠部と、
    圧縮空気を蓄える蓄圧室と、
    上下方向に延び、該蓄圧室と連通可能なシリンダと、
    該シリンダと該蓄圧室との連通・遮断を外部からの操作によって択一的に切替えるバルブと、
    該シリンダ内を往復動可能なピストンと、
    該ピストンから下方に延びるように連設されるドライバブレードと、
    該シリンダの下方に設けられ、該ドライバブレードを案内するノーズと、
    ゴム、樹脂等の弾性体からなり、該ピストンが下方に位置する時に当接するよう、該ピストン下端の該ノーズ内部に設けられるバンパと、
    を有する打込機において、
    該ノーズは該シリンダと連接する側壁部を有し、該バンパの該側壁部内周と当接する部分の外径を、該側壁部の内径よりも大きくし、周方向に複数の溝を凹設することを特徴とする打込機。
  8. 外郭をなす外枠部と、
    圧縮空気を蓄える蓄圧室と、
    上下方向に延び、該蓄圧室と連通可能なシリンダと、
    該シリンダと該蓄圧室との連通・遮断を外部からの操作によって択一的に切替えるバルブと、
    該シリンダ内を往復動可能なピストンと、
    該ピストンから下方に延びるように連設されるドライバブレードと、
    該シリンダの下方に設けられ、該ドライバブレードを案内するノーズと、
    ゴム、樹脂等の弾性体からなり、該ピストンが下方に位置する時に当接するよう、該ノーズと該ピストンとの間に設けられるバンパと、
    該シリンダの外周に設けられ、下方に位置する該ピストンを上方に戻す圧縮空気を蓄える戻り空気室と、
    該戻り空気室及び該シリンダ内部における該ピストンの下方を連通させる空気通路と、
    を有する打込機において、
    該ノーズは該シリンダと連接する側壁部を有し、該側壁部の該シリンダと当接する端面には凹部が設けられ、該空気通路は該凹部と該シリンダの端面とで形成されることを特徴とする打込機。
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