JP2015073974A - グラビア塗布装置及び塗布方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】
本発明は生産速度の高速化に従って、成長する同伴風によって、液パン内に気泡の発生や版への液の充填の妨げられるという問題があり、この問題を抑制しつつ、生産性を確保した製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】
塗布液を貯蔵する塗布液貯蔵部と、塗布液供給部を介して前記塗液貯蔵部と塗布液パンの塗布液を循環させる塗布液循環部と、前記塗布液を基材に塗布するためのグラビア版とドクターと前記塗布液パンを有する塗布部と、前記基材上に形成した塗布膜を乾燥させる乾燥部と、を有するグラビア塗布装置であって、前記塗布部には、前記グラビア版と前記基材との転写位置前に前記グラビア版によって掻き上げられた余分な前記塗布液を掻き落とす第1ドクターと、前記転写位置後の前記塗布液パン中に第2ドクターを有し、前記第2ドクターはグラビア版の回転軸に対して非平行で設置されていることを特徴とするグラビア塗布装置を提供する。
【選択図】 図1
本発明は生産速度の高速化に従って、成長する同伴風によって、液パン内に気泡の発生や版への液の充填の妨げられるという問題があり、この問題を抑制しつつ、生産性を確保した製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】
塗布液を貯蔵する塗布液貯蔵部と、塗布液供給部を介して前記塗液貯蔵部と塗布液パンの塗布液を循環させる塗布液循環部と、前記塗布液を基材に塗布するためのグラビア版とドクターと前記塗布液パンを有する塗布部と、前記基材上に形成した塗布膜を乾燥させる乾燥部と、を有するグラビア塗布装置であって、前記塗布部には、前記グラビア版と前記基材との転写位置前に前記グラビア版によって掻き上げられた余分な前記塗布液を掻き落とす第1ドクターと、前記転写位置後の前記塗布液パン中に第2ドクターを有し、前記第2ドクターはグラビア版の回転軸に対して非平行で設置されていることを特徴とするグラビア塗布装置を提供する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、グラビア塗布において、液パン内への気泡混入や版への液充填が妨げられて発生する塗布抜けを抑制し、濃淡ムラを防ぐ製造装置及び製造方法に関する。
フィルム基材や帯基材に対して、塗布液を塗布して塗膜を形成し、塗布物を製造するための塗布膜形成方法としては、例えば、グラビア塗布が上げられる。グラビア塗布は、ロール表面に形成されたセルに、塗布液やインキ等を供給し、グラビア版の円周面上に付着している余分な塗布液を、ドクターブレードにより掻き取り、セル内の塗布液を基材に転移させる印刷方法である。
このようなグラビア塗布では、グラビア版に塗布液を供給する塗布液供給方法として、一般的には塗布液を充填させた液パン内に、グラビア版を浸漬させる方法が用いられている。
グラビア塗布及び小径グラビア塗布では、生産性を上げようと生産速度を速くすると、グラビア版の回転速度の上昇に伴い、それに伴ってグラビア版に同伴する空気層(以下、同伴風とする)が増加する。
生産速度を高速化するに従って増加する同伴風について、ある一定以上同伴風が成長すると、同伴風が液パン内に進入し、液パン内の塗布液中に泡が発生し、グラビア版のセル内への液充填を妨げ、塗布抜け等の塗布欠陥を発生するという問題がある。
同伴風による塗布欠陥の発生を防ぐために、例えば、先行文献1では、基材に搬送される同伴風に対して、塗布部直前に減圧空間を用いることで同伴風を引き剥がし、基材と塗液の接触を安定させている。しかし、この技術を今回の課題に転用する場合、グラビア塗布の場合は塗布を行った後の版にも塗液が残留しているため、この状態で減圧やエアを吹きつける工程は急激な乾燥を促進し、版を詰まらせる原因となる。そのため、同伴風による問題を発生させない領域での塗布は生産性を犠牲にしてしまう。
本発明は生産速度の高速化に従って、成長する同伴風によって、液パン内に気泡の発生や版への液の充填が妨げられ発生する塗布ヌケを抑制しつつ、濃淡ムラを防ぎ、生産性を確保した製造方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために請求項1に係る発明としては、塗布液を貯蔵する塗布液貯蔵部と、塗布液供給部を介して前記塗液貯蔵部と塗布液パンの塗布液を循環させる塗布液循環部と、前記塗布液を基材に塗布するためのグラビア版とドクターと前記塗布液パンを有する塗布部と、前記基材上に形成した塗布膜を乾燥させる乾燥部と、を有するグラビア塗布装置であって、前記塗布部には、前記グラビア版と前記基材との転写位置前に前記グラビア版によって掻き上げられた余分な前記塗布液を掻き落とす第1ドクターと、前記転写位置後の前記塗布液パン中に第2ドクターを有し、前記第2ドクターはグラビア版の回転軸に対して非平行で設置されていることを特徴とするグラビア塗布装置である。
また、請求項2に係る発明としては、グラビア版が斜線版であり、前記グラビア版の回転軸に対して非平行で設置したときのグラビア版の斜線と前記第2ドクターとの成す角度が、前記第2ドクターをグラビア版の回転軸に対して平行に設置したときの前記斜線版の斜線と前記第2ドクターとの成す角度よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載のグラビア塗布装置である。
また、請求項3に係る発明としては、前記第2ドクターと前記グラビア版の左右端部の高低差をΔhとしたとき、前記グラビア版直径LとΔhの関係が、Δh/L<0.1であることを特徴とする請求項1または2に記載のグラビア塗布装置である。
また、請求項4に係る発明としては、前記第2ドクターと前記グラビア版の接触部分が前記塗布液パン内の塗布液中にあることを特徴とする請求項1から3のいづれかに記載のグラビア塗布装置である。
また、請求項5に係る発明としては、塗布液を貯蔵する塗布液貯蔵部と、塗布液供給部を介して前記塗液貯蔵部と塗布液パンの塗布液を循環させる塗布液循環部と、前記塗布液を基材に塗布するためのグラビア版とドクターと前記塗布液パンを有する塗布部と、前記基材上に形成した塗布膜を乾燥させる乾燥部と、を有するグラビア塗布装置であって、前記塗布部には、前記グラビア版と前記基材との転写位置前に前記グラビア版によって掻き上げられた余分な前記塗布液を掻き落とす第1ドクターと、前記転写位置後の前記塗布液パン中に第2ドクターを有し、前記第2ドクターはグラビア版の回転軸に対して非平行で設置されていることを特徴とするグラビア塗布方法である。
また、請求項6に係る発明としては、グラビア版が斜線版であり、前記グラビア版の回転軸に対して非平行で設置したときのグラビア版の斜線と前記第2ドクターとの成す角度が、前記第2ドクターをグラビア版の回転軸に対して平行に設置したときの前記斜線版の斜線と前記第2ドクターとの成す角度よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載のグラビア塗布方法である。
また、請求項7に係る発明としては、前記第2ドクターと前記グラビア版の左右端部の高低差をΔhとしたとき、前記グラビア版直径LとΔhの関係が、Δh/L<0.1であることを特徴とする請求項1または2に記載のグラビア塗布方法である。
また、請求項8に係る発明としては、前記第2ドクターと前記グラビア版の接触部分が前記塗布液パン内の塗布液中にあることを特徴とする請求項1から3のいづれかに記載のグラビア塗布方法である。
本発明は高速塗布における版の同伴風を除去しつつ、安定生産が可能となり、生産性の向上が期待できる
図1は、本発明の製造工程の一例の説明図であり、これに限定されるものではない。
図1に示すグラビア装置において、塗布液供給部2により塗布液貯蔵タンク1中の塗布液を液パン3内に供給され、液パン3内の塗布液はグラビア版4によって掻き上げられる。グラビア版には第1ドクター8と第2ドクター9を備えており、巻出し部5から巻き出された長尺状の基材10上の表面にグラビア版4の版面から塗布液が転写することにより塗布膜が形成され、乾燥ゾーン6を経由して巻取り部7で塗布膜形成された基材10が巻き取られる塗布装置である。
図1に示すグラビア塗布装置の液パン3を有する塗布部には、第1ドクター8と第2ドクター9を備えている。第1ドクター8はグラビア版4の凹部(セル)内に塗布液が充填された後、基材10上に塗布膜を形成する工程前に設置し、第2ドクター9は基材10に塗布膜が形成され、グラビア版4が再び液パン3内に進入する位置に設置され、さらに、液パン3内に第2ドクター9とグラビア版4との接触部分を持つ構成を有する。
まず、液パン3内に貯留された塗布液がグラビア版4の凹部に充填され、グラビア版4の凹部内のみに塗布液が存在するように第1ドクター8で余分な塗布液を掻き落とす。余分な塗布液を掻き落とした後、塗布液はグラビア版4の版面から長尺状の基材10の表面に転写されて塗布膜が形成される。次に、塗布膜が形成された後、グラビア版4は液パン3内に進入する際に、グラビア版4と液パン3内に接触部を有する第2ドクター9部を通過し、再びグラビア版4の凹部に塗布液が充填される。
グラビア及び小径グラビア塗布では、生産性を上げるためにグラビア版4の回転速度を上げると、回転速度を上げることに伴って同伴する同伴風が増加する現象が起こる。ある一定以上の同伴風が成長すると、同伴風の泡が液パン3内に進入し、グラビア版4の凹部内に塗布液が充填できない、塗布膜に塗布抜けなどの品質不良が発生する。
図2は本発明の塗布部を説明する概略図であり、図3は本発明の第2ドクターを説明する概略図である。
グラビア版4の回転速度を上げることに伴って発生する同伴風が液パン3内に進入するのを防ぐために、上述した位置に第2ドクター9を設置することにより、液パン3内方向へのエアへエアが入り込むのを防ぐ。さらに、第2ドクター9の幅手方向にグラビア版4の回転軸に対して非平行となるように設置することにより、転写位置で基材に転写した後に、グラビア版4に残った濃度が高いインキが液溜まりに溜まり、その液が第2ドクター9の設置高さが低い一方の端部から流して排出できる。
図4は本発明のグラビア版と第2ドクターの拡大図である。
グラビア版4が斜線版である場合、図4(b)のようにグラビア版4の回転軸に対して非平行で設置したときのグラビア版4の斜線と第2ドクター9との成す角度θ2が、図4の(a)のように第2ドクター9をグラビア版4の回転軸に対して平行に設置したときの斜線版4の斜線と前記第2ドクター9との成す角度θ1よりも大きい場合に、グラビア版4の回転とともに塗液が第2ドクター9の設置高さが低い一方の端部から効率的に流して排出できる。θ1の方が大きい場合には、グラビア版4の回転とともに液溜まりが発生して均一の塗膜が形成できなくなる。
一方、第2ドクター9を幅手方向にグラビア版4に対して平行で設置すると、第2ドクター9とグラビア版4の間の液溜まりに塗布した後にグラビア版4に残留した塗液が溜まり、塗液の濃度が増加し、その高濃度塗液が不規則に塗られることによって塗膜に濃淡ムラが発生してしまう。また、濃度が高いインキが液パン中に混入すると、液パン3内の濃度も変化し、塗布膜ムラや塗布抜けなどの品質不良が発生する。本発明のようにグラビア版4を非平行に設置することにより、端部の低い方へ塗液を排出することにより、品質不良を防ぐ。
さらに、第2ドクター9とグラビア版4の左右端部の高低差をΔhとしたとき、グラビア版4の直径LとΔhの関係が、Δh/L<0.1を満たすことにより、前記範囲内においてグラビア版4と第2ドクター9が十分接触することができるので基材10への塗布ムラなどの品質不良の発生を防ぐことができる。0.1よりも大きい場合には、グラビア版4と第2ドクター9が接触しないので塗布ムラが発生する。
さらに、第2ドクター9とグラビア版4の接触部分が前記塗布液パン3内の塗布液中にあることにより、グラビア版4と第2ドクター9が接触する際に、金属粉の発生や磨耗を防ぐことができる。
基材を準備する工程において樹脂フィルムはポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル系、トリアセチルセルロース、ジアセチルセルロース、セロファン等のセルロース系、6−ナイロン、6,6−ナイロン等のポリアミド系、ポリメチルメタクリレート等のアクリル系、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリイミド、ポリビニルアルコール、ポリカーボネート、エチレンビニルアルコールなどを用いることが望ましいがこれに限定するものではない。
塗布液を準備する工程においては、用いる塗液は熱硬化性塗液であればよく特に規定はしない。例えば主剤としてはポリオールなどを有するウレタン樹脂、フッ素樹脂、アクリル樹脂などである。また硬化剤は例えばイソシアネートなどがあるが、これらに限定するものではない。撹拌方法も特に規定はしないが一般的なディスパー、ミクサーなどをもちいることができる。
塗布液を塗布液貯蔵部と塗布液塗工部を塗布液供給部を介して循環させる工程においては、塗液供給部は定量送液方法が望ましく、モーノポンプ、ダイアフラムポンプ、ギアポンプ、レビトロポンプなどを用いることができるが、これに限定するものではない。
塗布液塗工部より塗布液貯蔵部へ送液は、自重による循環が望ましいが特に限定はしない。
塗布液を基材10上に塗布する工程は、グラビアコーター、小径グラビアコーターを用いることができるがこれに限ったものではない。
第2ドクター9は材質や形状はとくに制限しない。
基材上の塗膜を乾燥・加熱する工程においては、加熱方法は熱風、IR、マイクロ波いずれかの単独もしくは併用でもよく、構成は問わない。
次に、本発明の実施例について説明する。この説明を行う目的は、本発明の理解を進め
るためのものであり、ここに記載した内容に限定するものではない。
<実施例1>
基材 :ポリエチレンテレフタレートフィルム(75μm)
塗布液組成1:主剤(デュラノールT5650J 旭化成ケミカル製) 60重量部
硬化剤(タケネート D−204) 10重量部
アセトン 30重量部
第2ドクター :エコブレード社製 スチールドクター ラウンド型
[作成工程]
(基材の表面処理工程)
基材をコロナ放電処理装置(AGI−043、春日電機社製)を用いて下記条件で処理を行う。
表面処理条件:24W・min/m2
(送液工程)
上記の塗布液を作成完了より5分以内に貯蔵タンクより、100ml/minにてダイアフラムポンプ(スムーズフローポンプ株式会社タクミナ製)にて送液し、液パンからは自重により、貯蔵タンクに液を戻す。
(塗布工程)
マイクログラビアコーターを用いて版直径50mmを用い、塗布基材端両部にてΔhが4mmになるよう設置し、版周速50m/minで塗布を行い、第2ドクター圧は50N/mにて版に当てた。
(乾燥工程)
塗膜の乾燥は塗面近傍の風速10m/sになるように塗膜面より直接熱風を当て、塗膜温度が170℃以になるように30s間加熱した。
るためのものであり、ここに記載した内容に限定するものではない。
<実施例1>
基材 :ポリエチレンテレフタレートフィルム(75μm)
塗布液組成1:主剤(デュラノールT5650J 旭化成ケミカル製) 60重量部
硬化剤(タケネート D−204) 10重量部
アセトン 30重量部
第2ドクター :エコブレード社製 スチールドクター ラウンド型
[作成工程]
(基材の表面処理工程)
基材をコロナ放電処理装置(AGI−043、春日電機社製)を用いて下記条件で処理を行う。
表面処理条件:24W・min/m2
(送液工程)
上記の塗布液を作成完了より5分以内に貯蔵タンクより、100ml/minにてダイアフラムポンプ(スムーズフローポンプ株式会社タクミナ製)にて送液し、液パンからは自重により、貯蔵タンクに液を戻す。
(塗布工程)
マイクログラビアコーターを用いて版直径50mmを用い、塗布基材端両部にてΔhが4mmになるよう設置し、版周速50m/minで塗布を行い、第2ドクター圧は50N/mにて版に当てた。
(乾燥工程)
塗膜の乾燥は塗面近傍の風速10m/sになるように塗膜面より直接熱風を当て、塗膜温度が170℃以になるように30s間加熱した。
<実施例2>
実施例1と同条件にて版周速を60m/minで塗布を行った。
実施例1と同条件にて版周速を60m/minで塗布を行った。
<実施例3>
実施例1と同条件にて版周速を70m/minで塗布を行った。
実施例1と同条件にて版周速を70m/minで塗布を行った。
<実施例4>
実施例1と同条件にΔhが5mmになるように第2ドクターを設置し塗布を行った。
実施例1と同条件にΔhが5mmになるように第2ドクターを設置し塗布を行った。
<実施例5>
実施例2と同条件Δhが5mmになるように第2ドクターを設置し塗布を行った。
実施例2と同条件Δhが5mmになるように第2ドクターを設置し塗布を行った。
<実施例6>
実施例3と同条件Δhが5mmになるように第2ドクターを設置し塗布を行った。
実施例3と同条件Δhが5mmになるように第2ドクターを設置し塗布を行った。
<比較例1>
次に、比較例について説明する。比較例1はΔhを10mmに実施例1と同様の方法で塗布を行った。
次に、比較例について説明する。比較例1はΔhを10mmに実施例1と同様の方法で塗布を行った。
<比較例2>
比較例1と同条件にて周速を40m/minで塗布を行った
比較例1と同条件にて周速を40m/minで塗布を行った
<比較例3>
比較例1と同条件にて周速を30m/minで塗布を行った。
比較例1と同条件にて周速を30m/minで塗布を行った。
<比較例4>
実施例1と同条件にて第2ドクターΔhを0mmにして塗布を行った。
実施例1と同条件にて第2ドクターΔhを0mmにして塗布を行った。
<比較例5>
実施例1と同条件にて第2ドクター高さを左右で逆にして塗布を行った。
実施例1と同条件にて第2ドクター高さを左右で逆にして塗布を行った。
実施例1〜6、比較例1〜5の測定結果を表1にまとめて示した。塗布時に同伴風による塗布ヌケが発生しなかったものは○、塗布部端部より5mm以下で発生したものは△、5mm以上が発生したものを×とし、濃淡ムラは発生しなかったものを○、発生しなかったものを×とし評価を行った。
生産速度を向上させることが可能であり、生産性向上につながる。
1:貯蔵タンク
2:送液ポンプ
3:液パン
4:グラビア版
5:巻出し部
6:乾燥ゾーン
7:巻取り部
8:第1ドクター
9:第2ドクター
10:基材
2:送液ポンプ
3:液パン
4:グラビア版
5:巻出し部
6:乾燥ゾーン
7:巻取り部
8:第1ドクター
9:第2ドクター
10:基材
Claims (8)
- 塗布液を貯蔵する塗布液貯蔵部と、塗布液供給部を介して前記塗液貯蔵部と塗布液パンの塗布液を循環させる塗布液循環部と、前記塗布液を基材に塗布するためのグラビア版とドクターと前記塗布液パンを有する塗布部と、前記基材上に形成した塗布膜を乾燥させる乾燥部と、を有するグラビア塗布装置であって、
前記塗布部には、前記グラビア版と前記基材との転写位置前に前記グラビア版によって掻き上げられた余分な前記塗布液を掻き落とす第1ドクターと、前記転写位置後の前記塗布液パン中に第2ドクターを有し、前記第2ドクターはグラビア版の回転軸に対して非平行で設置されていることを特徴とするグラビア塗布装置。 - グラビア版が斜線版であり、前記グラビア版の回転軸に対して非平行で設置したときのグラビア版の斜線と前記第2ドクターとの成す角度が、前記第2ドクターをグラビア版の回転軸に対して平行に設置したときの前記斜線版の斜線と前記第2ドクターとの成す角度よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載のグラビア塗布装置。
- 前記第2ドクターと前記グラビア版の左右端部の高低差をΔhとしたとき、前記グラビア版直径LとΔhの関係が、Δh/L<0.1であることを特徴とする請求項1または2に記載のグラビア塗布装置。
- 前記第2ドクターと前記グラビア版の接触部分が前記塗布液パン内の塗布液中にあることを特徴とする請求項1から3のいづれかに記載のグラビア塗布装置。
- 塗布液を貯蔵する塗布液貯蔵部と、塗布液供給部を介して前記塗液貯蔵部と塗布液パンの塗布液を循環させる塗布液循環部と、前記塗布液を基材に塗布するためのグラビア版とドクターと前記塗布液パンを有する塗布部と、前記基材上に形成した塗布膜を乾燥させる乾燥部と、を有するグラビア塗布装置であって、
前記塗布部には、前記グラビア版と前記基材との転写位置前に前記グラビア版によって掻き上げられた余分な前記塗布液を掻き落とす第1ドクターと、前記転写位置後の前記塗布液パン中に第2ドクターを有し、前記第2ドクターはグラビア版の回転軸に対して非平行で設置されていることを特徴とするグラビア塗布方法。 - グラビア版が斜線版であり、前記グラビア版の回転軸に対して非平行で設置したときのグラビア版の斜線と前記第2ドクターとの成す角度が、前記第2ドクターをグラビア版の回転軸に対して平行に設置したときの前記斜線版の斜線と前記第2ドクターとの成す角度よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載のグラビア塗布方法。
- 前記第2ドクターと前記グラビア版の左右端部の高低差をΔhとしたとき、前記グラビア版直径LとΔhの関係が、Δh/L<0.1であることを特徴とする請求項1または2に記載のグラビア塗布方法。
- 前記第2ドクターと前記グラビア版の接触部分が前記塗布液パン内の塗布液中にあることを特徴とする請求項1から3のいづれかに記載のグラビア塗布方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013213665A JP2015073974A (ja) | 2013-10-11 | 2013-10-11 | グラビア塗布装置及び塗布方法 |
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JP2013213665A JP2015073974A (ja) | 2013-10-11 | 2013-10-11 | グラビア塗布装置及び塗布方法 |
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---|---|
JP (1) | JP2015073974A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111957534A (zh) * | 2020-08-28 | 2020-11-20 | 浙江步昌服饰股份有限公司 | 一种保护膜自动上胶烘干收卷设备 |
-
2013
- 2013-10-11 JP JP2013213665A patent/JP2015073974A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111957534A (zh) * | 2020-08-28 | 2020-11-20 | 浙江步昌服饰股份有限公司 | 一种保护膜自动上胶烘干收卷设备 |
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