JP2015073823A - 運動解析方法、および運動解析装置 - Google Patents

運動解析方法、および運動解析装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015073823A
JP2015073823A JP2013213476A JP2013213476A JP2015073823A JP 2015073823 A JP2015073823 A JP 2015073823A JP 2013213476 A JP2013213476 A JP 2013213476A JP 2013213476 A JP2013213476 A JP 2013213476A JP 2015073823 A JP2015073823 A JP 2015073823A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
motion
swing
data
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013213476A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015073823A5 (ja
Inventor
和宏 澁谷
Kazuhiro Shibuya
和宏 澁谷
雅文 佐藤
Masafumi Sato
雅文 佐藤
野村 和生
Kazuo Nomura
和生 野村
健也 小平
Takeya Kodaira
健也 小平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2013213476A priority Critical patent/JP2015073823A/ja
Priority to US14/509,589 priority patent/US9880187B2/en
Priority to CN201410536055.4A priority patent/CN104548562A/zh
Publication of JP2015073823A publication Critical patent/JP2015073823A/ja
Publication of JP2015073823A5 publication Critical patent/JP2015073823A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09BEDUCATIONAL OR DEMONSTRATION APPLIANCES; APPLIANCES FOR TEACHING, OR COMMUNICATING WITH, THE BLIND, DEAF OR MUTE; MODELS; PLANETARIA; GLOBES; MAPS; DIAGRAMS
    • G09B19/00Teaching not covered by other main groups of this subclass
    • G09B19/003Repetitive work cycles; Sequence of movements
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P3/00Measuring linear or angular speed; Measuring differences of linear or angular speeds
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09BEDUCATIONAL OR DEMONSTRATION APPLIANCES; APPLIANCES FOR TEACHING, OR COMMUNICATING WITH, THE BLIND, DEAF OR MUTE; MODELS; PLANETARIA; GLOBES; MAPS; DIAGRAMS
    • G09B19/00Teaching not covered by other main groups of this subclass
    • G09B19/003Repetitive work cycles; Sequence of movements
    • G09B19/0038Sports
    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16HHEALTHCARE INFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR THE HANDLING OR PROCESSING OF MEDICAL OR HEALTHCARE DATA
    • G16H20/00ICT specially adapted for therapies or health-improving plans, e.g. for handling prescriptions, for steering therapy or for monitoring patient compliance
    • G16H20/30ICT specially adapted for therapies or health-improving plans, e.g. for handling prescriptions, for steering therapy or for monitoring patient compliance relating to physical therapies or activities, e.g. physiotherapy, acupressure or exercising

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Educational Administration (AREA)
  • Educational Technology (AREA)
  • Entrepreneurship & Innovation (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physical Education & Sports Medicine (AREA)

Abstract

【課題】運動動作の時間軸を調整する運動解析方法、および運動解析装置を提供する。【解決手段】慣性センサー10からの出力を用いて、運動動作に含まれる複数の動作を特定し、複数の動作の各々の動作時間を算出し、動作時間の各々の時間軸を調整し、調整された時間軸に基づいて動作の動作情報を出力することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、運動解析方法、および運動解析装置に関する。
ゴルフ、テニス、野球などの運動解析装置は、たとえばスイング動作といった運動の解析にあたって用いられる。運動解析装置は、スイング器具、手、または腕に慣性センサーが装着され、慣性センサーの出力に基づき、スイング動作の各動作が特定される。たとえばユーザーによるスイング動作時には、振られたスイング器具の姿勢が時間軸に従って変化する様子が、慣性センサーからの出力に基づき特定される。各動作が特定されると、運動解析装置は特定された動作のタイミングをユーザーにガイドする。こうした運動解析装置の一具体例として、たとえば特許文献1に開示されるように携帯端末装置、スイングの測定方法及び測定プログラムが挙げられる。
特開2010−68947号公報
一般的にゴルフ、テニス、野球などのスポーツで、ボールを打つスイング動作(運動)は、大まかに、ボールを打つ前の動作と、ボールを打つ動作およびボールを打った後の動作との2つの動作に分けられる。
たとえば、ゴルフスイングでは、ボールを打つ前の動作であるゴルフクラブを開始位置からトップまで振り上げるバックスイングと、ボールを打つ動作であるトップから振り下ろしボールに当てる(インパクト)までのダウンスイングおよびボールを打った後の動作であるインパクト後からフィニッシュまでのフォロースルーとの2つの動作で構成されている。ゴルフスイングにおいて、ダウンスイングおよびフォロースルーにかかる時間は、バックスイングにかかる時間に比べて、かなり短くなる。
このような、スイング動作を、運動解析装置で解析し、結果を同じ単位幅の時間軸で表示した場合、かかる時間が短いボールを打つ動作およびボールを打った後の動作の解析結果がわかりにくいという課題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例にかかる運動解析方法は、慣性センサーからの出力を用いて、運動動作に含まれる複数の動作を特定し、前記複数の動作の各々の動作時間を算出し、前記動作時間の各々の時間軸を調整し、調整された時間軸に基づいて前記動作の動作情報を出力する、ことを特徴とする。
このような、運動解析方法によれば、慣性センサーが取り付けられている部位を運動動作させることで、慣性センサーから慣性データを取得することができる。その慣性データから、複数の動作を特定する。特定された複数の動作の動作時間を比較し、長い動作時間の時間幅(時間軸の長さ)に、短い動作時間の時間幅(時間軸の長さ)が略同一となるように調整する。短い動作時間の時間幅を広げることで、運動動作の分析の際の可読性を向上することができる。
[適用例2]上記適用例にかかる運動解析方法において、前記慣性センサーは複数軸の回りに発生する角速度を検出する角速度センサーを含み、前記複数軸の各々の軸に発生する前記角速度の大きさの和である総和データを用いて、前記複数の動作を特定する、ことを特徴とする。
[適用例3]上記適用例にかかる運動解析方法において、前記総和データを用いて、スイングにおけるインパクトのタイミングを検出し、前記インパクトのタイミングを基準に前記スイングの各動作を検出する、ことを特徴とする。
[適用例4]上記適用例にかかる運動解析方法において、前記総和データが最大となるタイミングを前記インパクトのタイミングとして検出する、ことを特徴とする。
このような、運動解析方法によれば、総和データから運動動作の複数の動作を特定することができる。総和データから求められたインパクトのタイミングに基づいて、スイングの各動作を特定することができる。
[適用例5]上記適用例にかかる運動解析方法において、前記複数の動作は、第1の動作と、第2の動作とを含み、前記慣性データより算出された、前記第1の動作の動作時間と、前記第2の動作の動作時間とを、時間軸の長さが略同一となるように調整する、ことを特徴とする。
[適用例6]上記適用例にかかる運動解析方法において、前記第1の動作はバックスイングであり、前記第2の動作はダウンスイングであることを特徴とする。
このような、運動解析方法によれば、運動動作は、第1の動作と、第2の動作とを含んだ複数の動作である。第1の動作の動作時間と、第2の動作の動作時間との時間軸の長さを略同一になるように調整することで、第1の動作と、第2の動作とを対比して分析する際の可読性を向上することができる。
[適用例7]上記適用例にかかる運動解析方法において、前記複数の動作のうち、関心動作の時間軸の長さを他の動作の時間軸よりも長く調整することを特徴とする。
[適用例8]上記適用例にかかる運動解析方法において、前記調整された時間軸に基づいて、前記運動動作の動作情報を表示する、ことを特徴とする。
このような、運動解析方法によれば、複数の動作のうち、関心を向けた動作である関心動作の時間幅(時間軸の長さ)を、他の動作の時間幅(時間軸の長さ)よりも、長く調整し、表示することで、関心動作と、他の動作とを、対比して分析する際の可読性を向上することができる。
[適用例9]本適用例にかかる運動解析装置は、慣性センサーと、前記慣性センサーから出力される慣性データを取得するデータ取得部と、前記慣性データから複数の動作を特定する動作特定部と、を備えており、前記動作特定部は、前記複数の動作の各々の動作時間を算出する時間算出部と、前記動作時間の各々の時間軸を調整する時間軸調整部と、調整された前記時間軸に基づいて前記複数の動作の各々の動作情報を出力する動作情報出力部と、を備えている、ことを特徴とする。
このような、運動解析装置によれば、データ取得部は、慣性センサーが取り付けられている部位を運動動作させることで、複数の動作における慣性センサーから出力される慣性データを取得する。動作特定部は、慣性データから複数の動作を特定する。時間算出部は、複数の動作の各々の動作時間を算出する。時間軸調整部は、複数の動作の各々の動作時間の時間軸を調整する。これにより、運動動作は、選別され、選別した各々の動作の時間幅(時間軸の長さ)を略同一に調整する。動作情報出力部は、調整された時間軸に基づいて複数の動作の各々の動作情報を出力する。これにより、スイングの開始から、スイングの終了までの一連の動作をユーザーが視覚的に確認でき、可読性を向上することができる。
本実施形態にかかる運動解析装置の構成例を示す図。 慣性センサーの取り付け位置の一例を示す図。 運動解析の全体処理の一例を示すフローチャート。 動作特定(リズム検出)処理の一例を示すフローチャート。 時間軸調整処理の一例を示すフローチャート。 運動解析装置による運動解析の表示の一例を示す図。
本発明にかかる運動解析装置の一実施形態として、ゴルフクラブを用いてスイングの解析を行う運動解析装置を、図面を参照して説明する。
ここでゴルフクラブを用いたスイング動作について簡単に説明する。
まず、スイングの開始とは、ゴルフクラブをかまえてスイングを始める状態を示す。バックスイングとは、スイングの開始からゴルフクラブのヘッド(打面)を最上点まで振り上げる動作である。スイングのトップ(トップ)とは、ヘッドが振り上げられたときの最上点を示す。トップでの溜めとは、ヘッドが最上点にとどまっている状態を示す。ダウンスイングとは、トップからゴルフクラブを振り下ろし、インパクトの直前までの動作である。インパクトとは、ヘッドをボールに当てた状態を示す。フォロースルーとは、インパクトからスイングの終了(フィニッシュ)までの動作である。
なお、以下の各図においては、各層や各部材を認識可能な程度の大きさにするため、各層や各部材の尺度を実際とは異ならせしめている。また、実施形態は一例であり、構成要素(各部)の一部を省略したり、構成要素を付加したりといった構成としてもよい。
1.運動解析装置の構成
図1は、本実施形態にかかる運動解析装置の構成例を示す図である。
本実施形態にかかる運動解析装置1の構成について、図1を参照して説明する。
本実施形態の運動解析装置1は、慣性センサー10、処理部20、操作部30、表示部40、ROM(Read Only Memory)50、RAM(Random Access Memory)60、不揮発性メモリー70、記録媒体80を含んで構成される。
本実施形態では、慣性センサー10に角速度を検出する角速度センサーが組み込まれている。角速度センサーは、運動動作としてのスイング動作に応じて発生する複数軸の軸回りの角速度を検出し、各軸回りの角速度の慣性データを出力する。なお、角速度センサーは、1つの素子で複数軸の軸回りの角速度を検出可能な多軸センサーであってもよいし、1つの素子で1軸の軸回りの角速度を検出可能な1軸センサーを複数個実装したセンサーであってもよい。
操作部30は、ユーザーから入力された操作データを取得し、処理部20に送る処理を行う。操作部30は、たとえば、タッチパネル型ディスプレイ、ボタン、キー、マイクなどである。
表示部40は、処理部20の処理結果を文字やグラフ、その他の画像として表示するものである。表示部40は、たとえば、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)、タッチパネル型ディスプレイ、HMD(Head Mounted Display)などである。なお、1つのタッチパネル型ディスプレイで操作部30、および表示部40の機能を実現するようにしてもよい。
ROM50は、処理部20が各種の計算処理や制御処理を行うための基本プログラムや基本プログラムで用いるデータなどを記憶している。
RAM60は、処理部20の作業領域として用いられ、ROM50や記録媒体80から読み出されたプログラムやデータ、操作部30から入力されたデータ、処理部20が各種プログラムに従って実行した演算結果等を一時的に記憶する記憶部である。
不揮発性メモリー70は、処理部20の処理により生成されたデータのうち、長期的な保存が必要なデータを記憶する記憶部である。
記録媒体80は、各種のアプリケーション機能を実現するためのアプリケーションプログラムやデータを記憶しており、たとえば光ディスク(CD:Compact Disc、DVD、BD:Blu-ray(登録商標) Disc)、光磁気ディスク(MO:Magneto-Optical Disk)、磁気ディスク、ハードディスク、磁気テープ、メモリー(ROM、フラッシュメモリーなど)により実現することができる。
処理部20は、ROM50に記憶されている基本プログラムや、記録媒体80に記憶されているアプリケーションプログラムに従って、各種の処理(慣性センサー10の慣性データの取得処理、各種の計算処理、各種の制御処理等)を行う。処理部20は、マイクロプロセッサーなどで実現することができる。
また、処理部20は、以下に説明するデータ取得部22、動作特定部24、表示処理部26を含み、ユーザーのスイング動作の各動作を解析する。処理部20は、記録媒体80に記憶されている運動解析プログラムを実行することで、データ取得部22、動作特定部24、表示処理部26として機能する。
あるいは、運動解析装置1に通信部を備え、通信部と有線又は無線の通信ネットワークを介して、外部サーバーから運動解析プログラムを受信し、受信した運動解析プログラムをRAM60や記録媒体80に記憶させて運動解析プログラムを実行するようにしてもよい。また、データ取得部22、動作特定部24、表示処理部26の少なくとも一部をハードウェア(専用回路)で実現してもよい。
データ取得部22は、ユーザーがスイング動作することで慣性センサー10から出力される慣性データを取得する処理を行う。取得した慣性データは、たとえばRAM60に記憶される。ユーザーのスイング動作は、複数の動作を含んでおり、本実施形態においては少なくとも3つの動作が含まれている。
動作特定部24は、データ取得部22が取得した慣性データから、複数の動作を特定する処理を行う。本実施形態の動作特定部24は、慣性データ計算部240、微分計算部242、タイミング検出部244、時間算出部246、時間軸調整部248、動作情報出力部250を含んで構成されており、スイング動作から2つの動作を特定する処理を行う。
慣性データ計算部240は、データ取得部22が取得した慣性データに基づいて、複数軸の角速度の大きさの和である総和データを計算する処理を行う。
微分計算部242は、慣性データ計算部240が計算した角速度の総和データを時間で微分する処理を行う。
タイミング検出部244は、慣性データ計算部240が計算した角速度の総和データを用いて、スイング動作におけるインパクトのタイミングを検出する処理を行う。タイミング検出部244は、角速度の総和データが最大となるタイミングをインパクトのタイミングとして検出するようにしてもよい。あるいは、タイミング検出部244は、微分計算部242が計算した角速度の総和データの微分の値が最大となるタイミングと最小となるタイミングのうち、時系列で先となるタイミングをインパクトのタイミングとして検出するようにしてもよい。
動作特定部24は、タイミング検出部244が検出したインパクトより、時系列で前となる慣性データにおいて、慣性データ計算部240が計算した角速度の総和データが極小となるタイミングをスイングのトップのタイミングとして検出するようにしてもよい。
また、動作特定部24は、インパクトより時系列で前となる慣性データにおいて、角速度の総和データが第1閾値以下となる連続した区間を、トップ区間(トップでの溜め)として特定するようにしてもよい。
また、動作特定部24は、トップより時系列で前となる慣性データにおいて、角速度の総和データが第2閾値以下となるタイミングを、スイングの開始のタイミングとして検出するようにしてもよい。
また、動作特定部24は、インパクトより時系列で後となる慣性データにおいて、角速度の総和データが極小となるタイミングを、スイングの終了(フィニッシュ)のタイミングとして検出するようにしてもよい。あるいは、動作特定部24は、インパクトより時系列で後となる慣性データにおいて、角速度の総和データが第3閾値以下となる最初のタイミングをスイングの終了(フィニッシュ)のタイミングとして検出するようにしてもよい。
また、動作特定部24は、インパクトのタイミングより時系列で後となる慣性データにおいて、かつインパクトのタイミングに接近し、角速度の総和データが第4閾値以下となる連続した区間をフォロースルー区間として特定するようにしてもよい。
これにより、動作特定部24は、スイング動作を、「スイングの開始」、「バックスイング」、「スイングのトップ」、「トップでの溜め」、「ダウンスイング」、「インパクト」、「フォロースルー」「スイングの終了(フィニッシュ)」の各動作に分割する。
分割されたスイング動作のうち、スイングの開始、バックスイング、およびスイングのトップを含んだ動作を、振り上げ動作とする。また、トップでの溜め、ダウンスイング、インパクト、フォロースルー、およびスイングの終了を含んだ動作を、振り下ろし動作とすることができる。
以上のことから、動作特定部24は、スイング動作を、複数の動作に特定する。
また、分割されたスイング動作のうち、少なくとも1つの動作に関心を向けた関心動作としてもよい。
時間算出部246は、動作特定部24が特定した複数の動作の時間を算出する。
時間軸調整部248は、動作特定部24が特定した動作である、振り上げ動作を第1の動作に、振り下ろし動作を第2の動作に選別する。そして、第1の動作の時間と、第2の動作の時間との、各々の動作の時間の長さを比較する。
比較した結果から、長い動作の時間幅(時間軸の長さ)に、短い動作の時間幅(時間軸の長さ)が略同一となるように調整する。なお、本実施形態において、時間軸とは、第1の動作、および第2の動作の時間の範囲のことをいう。
また、関心動作の時間幅(時間軸の長さ)を他の動作の時間幅よりも長くなるように調整してもよい。
また、バックスイングを第1の動作に、ダウンスイングを第2の動作に選別してもよい。
動作情報出力部250は、時間軸調整部248で調整した第1の動作と、第2の動作との動作情報を出力する。
表示処理部26は、動作情報出力部250から出力された動作情報を画面(表示部40)に表示する。
なお、本実施形態の処理部20は一例であり、構成要素(各部)の一部を省略したり、構成要素を付加したりといった構成としてもよい。
この処理部20、操作部30、表示部40、ROM50、RAM60、不揮発性メモリー70、記録媒体80の全部又は一部の機能は、パーソナルコンピューター(PC)、あるいはスマートフォンなどの携帯機器などで実現することができる。
この運動解析装置1は、慣性センサー10と処理部20を物理的に分離した分離型として構成し、慣性センサー10と処理部20のデータ通信を無線、または有線で行うようにしてもよい。あるいは、運動解析装置1は、慣性センサー10と処理部20を1つの筐体の中に設けた一体型として構成してもよい。
運動解析装置1を分離型で構成する場合には、慣性センサー10を、スイング動作に応じて発生する角速度を検出可能な任意の位置に取り付ければよい。たとえば、慣性センサー10は、図2(A)に示すようにゴルフクラブ等の運動器具に取り付けられる。ただし、インパクト時の衝撃の影響を受けないように、図示のようにシャフトに取り付けるのが好ましい。それ以外にも、図2(B)に示すようにユーザーの身体や手袋などに取り付けてもよいし、図2(C)に示す腕時計や、アクセサリーなどの装着品に取り付けてもよい。
また、運動解析装置1を一体型で構成する場合には、運動解析装置1自体をゴルフクラブ等の運動器具、ユーザーの身体、衣服、保護具、アクセサリー(装着品)などに取り付けてもよい。
2.運動解析装置の処理
2−1.運動解析の全体処理
図3は、運動解析装置1の処理部20による運動解析の全体処理の一例を示すフローチャートである。以下、図1を参照しながら、図3の説明をする。
文中において前、後、先とは、時系列においての位置を示すものとする。
図3に示すように、本実施形態の処理部20は、まず、データ取得部22として機能し、慣性センサー10から慣性データを取得する(ステップS10)。
データ取得部22が慣性センサー10から慣性データを取得する期間(データ取得期間)は、何らかの方法で設定する。たとえば、ユーザーあるいは補助者が、スイング開始前に操作部30を操作することでデータ取得期間の開始タイミングを指示し、スイング終了後に操作部30を操作することでデータ取得期間の終了タイミングを指示するようにしてもよい。また、たとえば、ユーザーあるいは補助者が、スイング開始前に操作部30を操作することでデータ取得期間の開始タイミングを指示し、所定時間経過後に自動的にデータ取得期間を終了するようにしてもよい。
次に、処理部20は、動作特定部24として機能し、ステップS10で取得した慣性データに対して動作特定(リズム検出)を行う(ステップS12、動作特定ステップ)。なお、リズムとは、スイングの開始からスイングの終了までの一連の動作のことを示し、たとえば、ゴルフスイングの場合、スイングの開始から、バックスイング、トップ、トップでの溜め、ダウンスイング、インパクト、フォロースルー、スイングの終了(フィニッシュ)に相当する。
ステップS12で特定された動作からリズム検出がされなかった場合(ステップS14のN)は、取得した慣性データにスイング動作に対応するデータ(スイングデータ)が含まれていなかったと判断して処理を終了する。この場合、取得した慣性データにスイングデータが含まれていなかったことを表示部40に表示するようにしてもよい。
一方、ステップS12で特定された動作からリズム検出がされた場合(ステップS14のY)、処理部20は、動作特定部24として機能し、スイングデータのトップを境界にして、振り上げ動作と、振り下ろし動作との2つの動作に特定する(ステップS16)。
次に、動作特定部24の時間算出部246は、ステップS16で特定された、2つの動作から、振り上げ動作の時間(トップの時刻T3−スイングの開始の時刻T1)と、振り下ろし動作の時間(スイングの終了(フィニッシュ)の時刻T8−トップの時刻T3)とを算出する(ステップS18)。
動作にかかる時刻としては、スイング開始の時刻T1、トップ区間開始の時刻T2、トップの時刻T3、トップ区間終了の時刻T4、インパクトの時刻T5、フォロースルー区間開始の時刻T6、フォロースルー区間終了の時刻T7、フィニッシュの時刻T8として示される。
次に、動作特定部24の時間軸調整部248は、ステップS16、およびステップS18で特定された2つの動作の時間に基づいて、2つの動作の時間軸の長さが略同一となるように調整を行う(ステップS20、時間軸調整ステップ)。
次に、動作特定部24の動作情報出力部250は、ステップS20で作成された2つの動作の時間軸が調整された動作情報を出力する(ステップS22)
次に、処理部20は、表示処理部26として機能し、ステップS22で出力された動作情報、すなわちユーザーのスイング動作に対応する2つの動作の時間軸が調整されたスイングデータを表示部40にグラフ化して表示し(ステップS24)、処理を終了する。
2−2.動作特定(リズム検出)処理
図4は、処理部20(動作特定部24)による動作特定(リズム検出)処理の一例を示すフローチャートである。以下、図1を参照しながら、図4の説明をする。
図4に示すように、処理部20(動作特定部24)は、まず、慣性データ計算部240として機能し、取得したデータから各時刻tでの角速度の総和データn0(t)の値を計算する(ステップS110)。
角速度の総和データ(角速度の大きさの和)の求め方の一例として「角速度の大きさの二乗の和の平方根」から求める方法がある。慣性センサー10が3軸回りの角速度を検出し、データ取得期間の各時刻tでの3軸分の検出データをx(t)、y(t)、z(t)とすると、角速度の総和データn0(t)は、次式(1)で計算される。
Figure 2015073823
次に、処理部20(動作特定部24)は、各時刻tでの角速度の総和データn0(t)を所定範囲に正規化した総和データn(t)に変換する(ステップS120)。具体的には、データ取得期間における角速度の総和データの最大値をmax(n0)とすると、次式(2)により、角速度の総和データn0(t)が0〜100の範囲に正規化した総和データn(t)に変換される。
Figure 2015073823
次に、処理部20(動作特定部24)は、微分計算部242として機能し、各時刻tでの総和データ(正規化後の総和データ)n(t)の微分dn(t)の値を計算する(ステップS130)。たとえば、角速度の検出データの取得間隔をΔtとすると、時刻tでの角速度の総和データの微分(差分)dn(t)は次式(3)で計算される。
Figure 2015073823
次に、処理部20(動作特定部24)は、タイミング検出部244として機能し、総和データの微分dn(t)の値が最大となる時刻と最小となる時刻のうち、先の時刻をインパクトの時刻T5として設定する(ステップS140)。
通常のゴルフスイングでは、インパクトの瞬間にスイング速度が最大になると考えられる。そして、スイング速度に応じて角速度の総和データの値も変化すると考えられるので、一連のスイング動作の中で角速度の総和データの微分値が最大又は最小となるタイミング(すなわち、角速度の総和データの微分値が正の最大値又は負の最小値になるタイミング)をインパクトのタイミングとして捉えることができる。なお、インパクトによりゴルフクラブが振動するため、角速度の総和データの微分値が最大となるタイミングと最小となるタイミングが対になって生じると考えられるが、そのうちの先のタイミングがインパクトの瞬間と考えられる。
次に、処理部20(動作特定部24)は、インパクトの時刻T5より前で正規化した総和データn(t)の値が0に近づく極小点が存在するか否かを判定し(ステップS150)、存在すれば(ステップS150のY)、当該極小点の時刻をトップの時刻T3として設定する(ステップS152)。通常のゴルフスイングでは、スイング開始後、トップで一旦動作が止まり、その後、徐々にスイング速度が大きくなってインパクトに至ると考えられる。従って、インパクトのタイミングより前で角速度の総和データが0に近づき極小となるタイミングをトップのタイミングとして捉えることができる。
一方、インパクトの時刻T5より前で総和データn(t)の値が0に近づく極小点が存在しなければ(ステップS150のN)、処理部20(動作特定部24)は、取得したデータに対するリズム検出に失敗した(取得したデータにはスイングデータが含まれていない)として処理を終了する。
次に、処理部20(動作特定部24)は、インパクトの時刻T5より後で総和データn(t)の値が0に近づく極小点が存在するか否かを判定し(ステップS154)、存在すれば(ステップS154のY)、当該極小点の時刻をフォロースルー区間終了の時刻T7として設定する(ステップS156)。通常のゴルフスイングでは、インパクトの後、徐々にスイング速度が小さくなって止まると考えられる。従って、インパクトのタイミングより後で角速度の総和データが0に近づき極小となるタイミングをフォロースルーのタイミングとして捉えることができる。
一方、インパクトの時刻T5より後で総和データn(t)の値が0に近づく極小点が存在しなければ(ステップS154のN)、処理部20(動作特定部24)は、取得したデータに対するリズム検出に失敗した(取得したデータにはスイングデータが含まれていない)として処理を終了する。
次に、処理部20(動作特定部24)は、トップの時刻T3の前後で総和データn(t)の値があらかじめ設定された閾値(第1閾値の一例)以下となる区間が存在するか否かを判定し(ステップS158)、存在すれば(ステップS158のY)、当該区間の最初と最後の時刻をそれぞれトップ区間開始の時刻T2とトップ区間終了の時刻T4として設定する(ステップS160)。通常のゴルフスイングでは、トップで一旦動作が止まるので、トップの前後ではスイング速度が小さいと考えられる。従って、トップのタイミングを含み角速度の総和データが所与の閾値以下となる連続した区間をトップ区間として捉えることができる。
一方、トップの時刻T3の前後で総和データn(t)の値が閾値以下となる区間が存在しなければ(ステップS158のN)、処理部20(動作特定部24)は、取得したデータに対するリズム検出に失敗した(取得したデータにはスイングデータが含まれていない)として処理を終了する。
次に、処理部20(動作特定部24)は、フォロースルー区間終了の時刻T7の前後で総和データn(t)の値が、あらかじめ設定された閾値(第4閾値の一例)以下となる区間が存在するか否かを判定し(ステップS162)、存在すれば(ステップS162のY)、当該区間の最初と最後の時刻をそれぞれフォロースルー区間開始の時刻T6とフィニッシュの時刻T8として設定する(ステップS164)。通常のゴルフスイングでは、インパクトの後、徐々にスイング速度が小さくなって止まると考えられる。従って、フォロースルーのタイミングを含み角速度の総和データが所与の閾値以下となる連続した区間をフォロースルー区間として捉えることができる。
一方、フォロースルー区間終了の時刻T7の前後で総和データn(t)の値が閾値以下の区間が存在しなければ(ステップS162のN)、処理部20(動作特定部24)は、取得したデータに対するリズム検出に失敗した(取得したデータにはスイングデータが含まれていない)として処理を終了する。
次に、処理部20(動作特定部24)は、トップ区間開始の時刻T2より前で総和データn(t)の値があらかじめ設定された閾値(第2閾値の一例)以下となるか否かを判定し(ステップS166)、閾値以下となれば(ステップS166のY)、当該閾値以下になる最後の時刻をスイング開始の時刻T1として設定する(ステップS168)。なお、トップを特定する極小点より前で、総和データが0に近づく極小点をスイング開始とみなしてもよい。通常のゴルフスイングでは、静止した状態からスイング動作を開始し、トップまでにスイング動作が止まることは考えにくい。従って、トップのタイミングより前で角速度の総和データが閾値以下となる最後のタイミングをスイング動作の開始のタイミングとして捉えることができる。
一方、トップ区間開始の時刻T2より前で総和データn(t)の値が閾値以下とならなければ(ステップS166のN)、処理部20(動作特定部24)は、取得したデータに対するリズム検出に失敗した(取得したデータにはスイングデータが含まれていない)として処理を終了する。
最後に、処理部20(動作特定部24)は、リズム検出された時刻T1〜T8のデータをスイングデータとし(ステップS170)、処理を終了する。
トップ区間、フォロースルー区間、スイング開始の各閾値は、たとえば、テーブルデータとしてROM50やRAM60などに記憶される。これらの閾値は、固定値でもよいし、可変値(たとえば、ユーザー毎に個別に設定)でもよい。各動作に対応して各閾値を設けておけば、極小点が複数発生した場合においても、スイングに対応した極小点の抽出が容易となる。
なお、図4のフローチャートの各ステップは、適宜入れ替えてもよい。
また、図4のフローチャートにおいて、各時刻tでの総和データ(正規化後の総和データ)n(t)の微分dn(t)の値を計算する工程(ステップS130)は省略することが可能である。特にゴルフクラブのドライバーのスイングのように角速度の総和データの変化が大きいものについては微分工程(ステップS130)を省略することができる。ステップS130を省略する場合は、ステップS120で求めた角速度の総和データの最大値をインパクトのタイミングとして検出すればよい。
また、図4のフローチャートのステップS154、ステップS156において、インパクトのタイミングより後で角速度の総和データn(t)の値が0に近づく極小点をフォロースルーのタイミングとしているが、たとえば、インパクトより後で、角速度の総和データn(t)の値があらかじめ設定された閾値(第3閾値の一例)以下となる最初のタイミングをスイングのフォロースルーのタイミングとして設定してもよい。
2−3.時間軸調整処理
図5は、処理部20(時間軸調整部248)による時間軸調整処理の一例を示すフローチャートである。以下、図1、図5を参照しながら時間軸調整処理の説明をする。
図5に示すように、本実施形態の処理部20(動作特定部24)は、まず、時間軸調整部248として機能し、動作特定(リズム検出)ステップで得られたスイングデータをスイングのトップを境界にして、振り上げ動作(スイング開始の時刻T1〜トップの時刻T3)を第1の動作、振り下ろし動作(トップの時刻T3〜フィニッシュの時刻T8)を第2の動作に選別する(ステップS200)。
次に、処理部20(時間軸調整部248)は、ステップS200で選別された第1の動作の時間Tx=トップの時刻T3−スイング開始の時刻T1を計算する(S202)。
次に、処理部20(時間軸調整部248)は、ステップS200で選別された第2の動作の時間Ty=フィニッシュの時刻T8−トップの時刻T3を計算する(S204)。
次に、処理部20(時間軸調整部248)は、第1の動作の時間Txと第2の動作の時間Tyとを、比較する(ステップS206)。
第1の動作の時間Txが、第2の動作の時間Tyよりも大きい場合(ステップS206のTx>Ty)、第2の動作の時間Tyの時間軸(グラフレンジ)の長さを、第1の動作の時間Txの時間軸の長さと略同一な割合に調整する。つまり、第2の動作の時間Tyの時間軸の長さを(Tx/Ty)倍する(ステップS208)。次に、ステップS212に移行する。
また、第1の動作の時間Txが、第2の動作の時間Tyよりも小さい場合(ステップS206のTx<Ty)、第1の動作の時間Txの時間軸(グラフレンジ)の長さを、第2の動作の時間Tyの時間軸の長さと略同一な割合に調整する。つまり、第1の動作の時間Txの時間軸の長さを(Ty/Tx)倍する(ステップS210)。次に、ステップS212に移行する。
また、第1の動作の時間Txが、第2の動作の時間Tyと同じ場合(ステップS206のTx=Ty)、ステップS212に移行する。
次に、処理部20(時間軸調整部248)は、ステップS208、ステップS210で調整された時間軸に基づいて、各々の動作の動作情報を動作情報出力部250に出力し(S212)、処理を終了する。なお、本実施形態では、TxとTyとに時間差が生じていない場合は、時間軸の長さを調整しない。
2−4.運動解析表示処理
図6は、処理部20(表示処理部26)によるゴルフスイングの運動解析の表示の一例を示す図である。以下、図1、図6を参照しながら運動解析表示の説明をする。
図6は、動作情報出力部250で出力した動作情報に基づいて、表示処理部26でスイング動作におけるスイング開始の時刻T1、第1の動作の時間Tx、スイングのトップの時刻T3、第2の動作の時間Ty、フィニッシュの時刻T8を、時系列に沿ってグラフ化して表示している。第1の動作の時間Txと、第2の動作の時間Tyとの時間軸の長さは、均等化されている。
表示処理部26は、動作情報に含まれる各々の動作の角速度を積分し、スイングの回転角を求め、表示部40にグラフ化して表示する。図6のグラフにおいて、横軸は時間(msec)、縦軸は回転角(deg)を表している。
なお、両軸の目盛りの数値と、トップ区間開始の時刻T2、トップ区間終了の時刻T4、インパクトの時刻T5、フォロースルー区間開始の時刻T6、フォロースルー区間終了の時刻T7については、省略している。以下、時間軸の長さの均等化について説明する。
図6では、第1の動作の時間Txは、時間軸で8個の領域があり、第2の動作の時間Tyは、時間軸で3個の領域がある。
本実施形態では、第1の動作の時間Txは、第2の動作の時間Tyより大きいため、第2の動作の時間Tyの時間軸の長さを(Tx/Ty)倍する。具体的には、第2の動作の時間Tyを(8/3)倍する。第2の動作の時間Tyと、第1の動作の時間Txとは、略同一な時間軸の長さにすることができる。
これにより、たとえば、第1の動作(振り上げ動作)の時間軸と、第2の動作(振り下ろし動作)の時間軸とが、同じ時間軸の長さで運動解析を表示することができる。
スイングの振り下ろしの時間が長く確認できることで、自己のスイング動作のリズムに関する詳細な情報を得ることができる。また、スイングのリズムを全て表示させるだけでなく、スイングの動作ごとに時間を表示してもよい。
以上述べたように、本実施形態にかかる運動解析装置1によれば、以下の効果を得ることができる。
本実施形態によれば、運動解析装置1を用いることで、ゴルフスイングにおいて、時系列データ中の時間の異なるスイング動作を略同一な時間軸の長さにして表示することができる。従って、2つの動作(振り上げ動作(バックスイング)、振り下ろし動作(ダウンスイングおよびフォロースルー))を対比して分析する際の可読性を向上することができる。
さらに、本実施形態によれば、角速度の総和データに基づいてスイング動作を検出するため、スイング動作に連動して動く場所に任意の向きに慣性センサー10を取り付けることができ、取り扱いが容易である。
また、本実施形態によれば、スイング動作における各動作の時間を表示するため、ユーザーはスイング動作の詳細なリズムを容易に把握することができる。
本実施形態ではゴルフクラブを用いてスイングの解析を行う運動解析装置を説明したが、本発明にかかる運動解析装置は、テニスのラケットや、野球のバットなどの様々な運動器具を用いた運動動作、または走り幅跳び、ハンマー投げなどの陸上競技などの運動動作を分析する際の可読性を向上することができる。
1…運動解析装置、10…慣性センサー、20…処理部、22…データ取得部、24…動作特定部、26…表示処理部、30…操作部、40…表示部、50…ROM、60…RAM、70…不揮発性メモリー、80…記録媒体、240…慣性データ計算部、242…微分計算部、244…タイミング検出部、246…時間算出部、248…時間軸調整部、250…動作情報出力部。

Claims (9)

  1. 慣性センサーからの出力を用いて、運動動作に含まれる複数の動作を特定し、
    前記複数の動作の各々の動作時間を算出し、
    前記動作時間の各々の時間軸を調整し、
    調整された時間軸に基づいて前記動作の動作情報を出力する、
    ことを特徴とする運動解析方法。
  2. 前記慣性センサーは複数軸の回りに発生する角速度を検出する角速度センサーを含み、
    前記複数軸の各々の軸に発生する前記角速度の大きさの和である総和データを用いて、前記複数の動作を特定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の運動解析方法。
  3. 前記総和データを用いて、スイングにおけるインパクトのタイミングを検出し、前記インパクトのタイミングを基準に前記スイングの各動作を検出する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の運動解析方法。
  4. 前記総和データが最大となるタイミングを前記インパクトのタイミングとして検出する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の運動解析方法。
  5. 前記複数の動作は、第1の動作と、第2の動作とを含み、
    前記慣性データより算出された、前記第1の動作の動作時間と、前記第2の動作の動作時間とを、時間軸の長さが略同一となるように調整する、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の運動解析方法。
  6. 前記第1の動作はバックスイングであり、前記第2の動作はダウンスイングである、
    ことを特徴とする請求項5に記載の運動解析方法。
  7. 前記複数の動作のうち、関心動作の時間軸を他の動作の時間軸よりも長く調整する、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の運動解析方法。
  8. 前記調整された時間軸に基づいて、前記運動動作の動作情報を表示する、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載の運動解析方法。
  9. 慣性センサーと、
    前記慣性センサーから出力される慣性データを取得するデータ取得部と、
    前記慣性データから複数の動作を特定する動作特定部と、を備えており、
    前記動作特定部は、
    前記複数の動作の各々の動作時間を算出する時間算出部と、
    前記動作時間の各々の時間軸を調整する時間軸調整部と、
    調整された前記時間軸に基づいて前記複数の動作の各々の動作情報を出力する動作情報出力部と、を備えている、
    ことを特徴とする運動解析装置。
JP2013213476A 2013-10-11 2013-10-11 運動解析方法、および運動解析装置 Pending JP2015073823A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013213476A JP2015073823A (ja) 2013-10-11 2013-10-11 運動解析方法、および運動解析装置
US14/509,589 US9880187B2 (en) 2013-10-11 2014-10-08 Motion analysis method and motion analysis apparatus
CN201410536055.4A CN104548562A (zh) 2013-10-11 2014-10-11 运动分析方法、以及运动分析装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013213476A JP2015073823A (ja) 2013-10-11 2013-10-11 運動解析方法、および運動解析装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015073823A true JP2015073823A (ja) 2015-04-20
JP2015073823A5 JP2015073823A5 (ja) 2016-11-24

Family

ID=52810371

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013213476A Pending JP2015073823A (ja) 2013-10-11 2013-10-11 運動解析方法、および運動解析装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9880187B2 (ja)
JP (1) JP2015073823A (ja)
CN (1) CN104548562A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019092984A (ja) * 2017-11-27 2019-06-20 日本電信電話株式会社 体動計測装置および体動計測方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10706740B2 (en) * 2014-12-24 2020-07-07 Sony Corporation System and method for processing sensor data

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013062873A1 (en) * 2011-10-25 2013-05-02 Ai Golf, LLC Method and system to analyze sports motions using motion sensors of a mobile device

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11169499A (ja) 1997-12-10 1999-06-29 Katsuhiko Senda ゴルフクラブのスイング時の〔加速度〕をグラフで 表示し、プロゴルファーのグラフと比較できるよう にしたゴルフスイングの練習器具。
JP2001070482A (ja) * 1999-08-31 2001-03-21 Mizuno Corp ゴルファに最適なトルクのシャフト選定装置
JP4028771B2 (ja) 2002-06-25 2007-12-26 ブリヂストンスポーツ株式会社 ゴルフスイングのインパクト状態計測方法
DE102005027388A1 (de) * 2005-06-14 2006-12-28 Darran Bird Verfahren zur Bestimmung der Schaftlänge eines individuell angepassten Golfschlägers
JP2008073210A (ja) 2006-09-21 2008-04-03 Seiko Epson Corp ゴルフクラブ、そのスイング評価支援装置
US8109816B1 (en) 2007-05-31 2012-02-07 Yale University Method and apparatus for measurement and analysis of a golf swing
JP2009125507A (ja) 2007-11-27 2009-06-11 Panasonic Electric Works Co Ltd ゴルフ改善支援装置
JP2009240677A (ja) 2008-03-31 2009-10-22 Mizuno Corp スイング分析装置
JP5438290B2 (ja) 2008-07-01 2014-03-12 住友ゴム工業株式会社 ゴルフクラブのスイングシミュレーション方法
JP5604779B2 (ja) 2008-09-17 2014-10-15 富士通株式会社 携帯端末装置、スイングの測定方法及び測定プログラム
JP2010110382A (ja) 2008-11-04 2010-05-20 Doshisha ゴルフクラブの振りやすさの評価方法
CN101822895A (zh) * 2009-03-04 2010-09-08 锐选自动化科技(上海)有限公司 体育项目训练辅导系统数据图像同步系统
CA2791932A1 (en) 2010-03-05 2011-09-09 Interactive Sports Technologies Inc. Apparatus and method for measuring golf club shaft flex and golf simulation system incorporating the same
JP5808605B2 (ja) * 2011-08-17 2015-11-10 株式会社日立製作所 異常検知・診断方法、および異常検知・診断システム
JP5805495B2 (ja) 2011-10-13 2015-11-04 Kddi株式会社 画像表示装置、画像表示システムおよびプログラム
CN203139578U (zh) * 2012-12-19 2013-08-21 合肥寰景信息技术有限公司 一种基于三维运动解析的沉浸式虚拟高尔夫系统

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013062873A1 (en) * 2011-10-25 2013-05-02 Ai Golf, LLC Method and system to analyze sports motions using motion sensors of a mobile device

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
FREDRIK TINMARK: "Analysis of elite golrers' kinematic sequence in full and partial shots", DIVA,[ONLINE], JPN6017033110, 23 September 2008 (2008-09-23), pages 1-18 *

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019092984A (ja) * 2017-11-27 2019-06-20 日本電信電話株式会社 体動計測装置および体動計測方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20150106050A1 (en) 2015-04-16
US9880187B2 (en) 2018-01-30
CN104548562A (zh) 2015-04-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5761506B2 (ja) スイング分析装置、スイング分析システム、スイング分析方法、スイング分析プログラム、および記録媒体
JP5761505B2 (ja) スイング分析装置、スイング分析システム、スイング分析方法、スイング分析プログラム、および記録媒体
JP5704317B2 (ja) スイング解析装置、スイング解析システム、プログラム及びスイング解析方法
JP6168276B2 (ja) 解析制御装置、運動解析システム、プログラム、記録媒体および運動解析方法
JP5773144B2 (ja) 運動解析装置、運動解析システム、運動解析プログラム、および、記録媒体
US20170239520A1 (en) Motion analysis apparatus, motion analysis system, motion analysis method, recording medium, and display method
JP7215515B2 (ja) 解析装置、解析方法及びプログラム
JP6137508B2 (ja) スイング分析装置、スイング分析システム、スイング分析方法、スイング分析プログラム、および記録媒体
JP2017023638A (ja) スイング診断装置、スイング診断システム、スイング診断方法、スイング診断プログラム及び記録媒体
JP2016067410A (ja) 運動解析装置、運動解析システム、運動解析方法及びプログラム
JP2015073821A (ja) 運動解析方法、運動解析装置、および運動解析プログラム
JP2015073823A (ja) 運動解析方法、および運動解析装置
JP2016209180A (ja) スイング分析装置、スイング分析システム、スイング分析プログラム、および記録媒体
JP2012200540A (ja) スイング解析システムおよびスイング解析装置
JP6028941B2 (ja) スイング解析装置、スイング解析システム、プログラム及びスイング解析方法
JP2016209431A (ja) スイング分析装置、スイング分析方法、スイング分析プログラムおよびスイング分析システム
JP2017012586A (ja) スイングデータ演算装置、スイングデータ演算システム、スイングデータ演算方法、及びプログラム
JP6311897B2 (ja) スイング解析装置、スイング解析システム及びスイング解析方法
JP6547975B2 (ja) スイング分析装置、スイング分析システム、スイング分析方法、スイング分析プログラム、および記録媒体
JP2017104730A (ja) スイング解析装置、スイング解析方法、プログラム、およびスイング解析システム
JP2016209229A (ja) スイング解析装置、スイング解析方法、プログラム、およびスイング解析システム
JP2015178025A (ja) スイング分析装置、スイング分析システム、スイング分析方法、スイング分析プログラム、および記録媒体
JP2018117885A (ja) 運動解析装置、運動解析方法、プログラム、及び運動解析システム
JP2016209282A (ja) スイング分析装置、スイング分析システム、スイング分析プログラム、および記録媒体
JP2014240025A (ja) スイング解析装置、スイング解析システム、プログラム及びスイング解析方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20150114

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20160617

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20160627

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161006

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161006

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170905

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171030

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180313