JP2010110382A - ゴルフクラブの振りやすさの評価方法 - Google Patents

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Takayuki Koizumi
孝之 小泉
Naoyoshi Ueda
尚良 植田
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Abstract

【課題】振りやすさを定量的に評価しうる評価方法の提供。
【解決手段】本発明に係る評価方法は、スイング中における被験者の三次元的な重心位置P1を時系列的に特定しうる測定手段M1を用い、この三次元重心位置P1を時系列的に得るステップと、スイング中の少なくとも一の時刻における重心位置P1に基づいて、振りやすさを判断するステップとを含む。本発明に係る他の評価方法では、スイング中において被験者の足から地面に伝達される荷重F1又はその特定方向成分を時系列的に測定しうる測定手段M2を用い、この荷重F1又はその特定方向成分を時系列的に測定するステップと、スイング中の少なくとも一の時刻における上記荷重F1又はその特定方向成分に基づいて、振りやすさを判断するステップとを含む。これらの評価方法により、振りやすさが定量的に評価されうる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ゴルフクラブの振りやすさの評価方法に関する。
ゴルフクラブの評価項目として、「振りやすさ」が知られている。「振りやすさ」は、ゴルファーの感覚(フィーリング)に基づく評価である。例えば、ゴルファーへのアンケートを行うことにより、「振りやすさ」が判断される。ゴルファーがゴルフクラブを選択する場合、「振りやすさ」は、重要な指標である。
人間の感覚は、体調、環境等によってばらつきやすい。「振りやすさ」の評価結果は、被験者の体調、テストを行う場所の環境等によってばらつきやすい。また、アンケートによる評価結果は、定性的な評価にすぎない。
一方、ゴルフスイングに関するデータを計測することが提案されている。特開平6−142255号公報は、荷重検出台の上で被験者がスイングすることにより、スイング中における荷重の変化を把握することができる打球動作練習機を開示する。特開平6−142257号公報は、床反力計により測定された時系列的な荷重データにより、トップオブスイング(単にトップとも称される)の時点を判別することができるゴルフスイング分析システムを開示する。特開平7−148300号公報は、トップからインパクトまでの間における足の荷重ピークの位置によって、スイングの良否を判断するゴルフスイング判定方法が開示されている。特許第2740082号公報及び特許第2839057号公報は、荷重検出台により測定された時系列的な荷重データにより、スイング開始地点やボディーターン開始点などを検出しうるゴルフ練習機が開示されている。
特開平6−142255号公報 特開平6−142257号公報 特開平7−148300号公報 特許第2740082号公報 特許第2839057号公報
上記従来技術では、「振りやすさ」の定量的な評価がなされていない。
本発明の目的は、「振りやすさ」を定量的に評価しうる評価方法の提供にある。
本発明に係るゴルフクラブの振りやすさの定量的評価方法は、スイング中における被験者の三次元的な重心位置P1を時系列的に特定しうる測定手段M1を用い、この三次元重心位置P1を時系列的に得るステップと、スイング中の少なくとも一の時刻(好ましくは二以上の時刻)における重心位置P1に基づいて、振りやすさを判断するステップとを含む評価方法である。
この評価方法は、好ましくは、スイング中の特定区間Tm1における、上記三次元重心位置P1の移動量D1を得るステップと、上記移動量D1に基づき、振りやすさを判断するステップとを含む。
好ましくは、上記特定区間Tm1が、トップオブスイング近傍の時刻Jtからインパクトまでの間とされる。
本発明に係る他の評価方法は、スイング中における被験者の三次元的な重心位置P1を時系列的に特定しうる測定手段M1を用い、この三次元重心位置P1を時系列的に得るステップと、スイング中の特定区間Tm1における、上記三次元重心位置P1の移動量D1を得るステップと、上記移動量D1を、ゴルフクラブの運動特性値E1で割った値(D1/E1)を得るステップと、上記(D1/E1)に基づき、振りやすさを判断するステップとを含む。
本発明に係る更に他の評価方法は、スイング中において被験者の足から地面に伝達される荷重F1又はその特定方向成分を時系列的に測定しうる測定手段M2を用い、この荷重F1又はその特定方向成分を時系列的に測定するステップと、スイング中の少なくとも一の時刻(好ましくは二以上の時刻)における上記荷重F1又はその特定方向成分に基づいて、振りやすさを判断するステップとを含む。
この評価方法は、好ましくは、スイング中の特定区間Tm2における、上記荷重F1又はその特定方向成分の積分値Sfを得るステップと、上記積分値Sfに基づき、振りやすさを判断するステップとを含む。
この評価方法は、好ましくは、上記荷重F1又はその特定方向成分として、上記荷重F1の鉛直方向成分Fzが用いられる。
本発明に係る更に他の評価方法は、上記荷重F1が、被験者の左右の足のうち、飛球線方向前方に位置する足の荷重とされる。
好ましくは、上記特定区間Tm2が、次の時刻J21から時刻J22までの間とされる。
時刻J21:下記のJ22よりも前のいずれかの時刻。
時刻J22:上記荷重F1又はその特定方向成分が、特定区間Tmxにおいて最大となる時刻。ただし、上記特定区間Tmxの始点は、トップオブスイング近傍の時刻Jtから0.5秒前の時刻とされ、上記特定区間Tmxの終点は、上記時刻Jtからインパクトまでの間において上記荷重F1又はその特定方向成分が最低値をとる時刻である。
本発明に係る更に他の評価方法は、スイング中において被験者の足から地面に伝達される荷重F1又はその特定方向成分を時系列的に測定しうる測定手段M2を用い、この荷重F1又はその特定方向成分を時系列的に得るステップと、スイング中の特定区間Tm2における、上記荷重F1又はその特定方向成分の積分値Sfを得るステップと、上記積分値Sfを、ゴルフクラブの運動特性値E1で割った値(Sf/E1)を得るステップと、上記(Sf/E1)に基づき、振りやすさを判断するステップとを含む。
本発明に係る更に他の評価方法は、ゴルフクラブの振りやすさを定量的に評価する方法であって、スイング中において被験者の足から地面に伝達される荷重F1の荷重中心位置Cfを特定しうる測定手段M3を用い、荷重中心位置Cfを時系列的に得るステップと、
スイング中の特定区間Tm3における、荷重中心位置Cfの変化率V1を得るステップと、上記特定区間Tm3とは異なる特定区間Tm4における、荷重中心位置Cfの変化率V2を得るステップと、上記変化率V2を上記変化率V1で割った値(V2/V1)に基づき、振りやすさを判断するステップとを含む。
変化率V1及びV2は、特定区間の両端での値に基づく変化率であってもよいし、特定区間内におけるグラフを一次の近似式で近似したときの傾きであってもよい。この近似の方法として、最小二乗法が例示される。
この評価方法において、好ましくは、上記特定区間Tm3が、次の時刻J31から時刻J32までの間であり、上記特定区間Tm4が、次の時刻J41から時刻J42までの間である。
時刻J31:下記の時刻J32よりも前のいずれかの時刻。
時刻J32:上記荷重F1又はその特定方向成分が、特定区間Tmxにおいて最大となる時刻。ただし、上記特定区間Tmxの始点は、トップオブスイング近傍の時刻Jtから0.5秒前の時刻とされ、上記特定区間Tmxの終点は、上記時刻Jtからインパクトまでの間において上記荷重F1又はその特定方向成分が最低値をとる時刻である。
時刻J41:上記時刻J32と同じ時刻。
時刻J42:トップオブスイング近傍の時刻Jtからインパクトまでの間において上記荷重F1又はその特定方向成分が最低値をとる時刻。
本発明に係る更に他の評価方法は、スイング中において被験者の足から地面に伝達される荷重F1の荷重中心位置Cfを特定しうる測定手段M3と、スイング中における被験者の三次元的な重心位置P1を時系列的に特定しうる測定手段M1とを用い、互いに同期された荷重中心位置Cf及び三次元重心位置P1を時系列的に得るステップと、重心位置P1と荷重中心位置Cfとの差異値R1を時系列的に求めるステップと、スイング中の特定区間Tm5における、差異値R1の変化率H1を得るステップと、上記特定区間Tm5とは異なる特定区間Tm6における、差異値R1の変化率H2を得るステップと、上記変化率H2を上記変化率H1で割った値(H2/H1)に基づき、振りやすさを判断するステップとを含む。
変化率H1及びH2は、特定区間の両端での値に基づく変化率であってもよいし、特定区間内におけるグラフを一次の近似式で近似したときの傾きであってもよい。この近似の方法として、最小二乗法が例示される。
好ましくは、上記評価方法において、上記特定区間Tm5が次の時刻J51から時刻J52までの間であり、上記特定区間Tm6が次の時刻J61から時刻J62までの間である。
時刻J51:下記の時刻J52よりも前のいずれかの時刻。
時刻J52:上記荷重F1又はその特定方向成分が、特定区間Tmxにおいて最大となる時刻。ただし、上記特定区間Tmxの始点は、トップオブスイング近傍の時刻Jtから0.5秒前の時刻とされ、上記特定区間Tmxの終点は、上記時刻Jtからインパクトまでの間において上記荷重F1又はその特定方向成分が最低値をとる時刻である。
時刻J61:上記時刻J52と同じ時刻。
時刻J62:トップオブスイング近傍の時刻Jtからインパクトまでの間において上記荷重F1又はその特定方向成分が最低値をとる時刻。
本発明に係るゴルフクラブ選択システムは、以下の(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)、(g)又は(h)を評価基準として、ゴルファーに適したゴルフクラブを選択するゴルフクラブ選択システムである。
(a)スイング中の特定区間Tm1における、被験者の三次元重心位置P1の移動量D1
(b)上記移動量D1を、ゴルフクラブの運動特性値E1で割った値(D1/E1)
(c)スイング中の特定区間Tm2における、地面への上記荷重F1又はその特定方向成分の積分値Sf
(d)上記積分値Sfを、ゴルフクラブの運動特性値E1で割った値(Sf/E1)
(e)スイング中の特定区間Tm3における、荷重中心位置Cfの変化率V1と、上記特定区間Tm3とは異なる特定区間Tm4における、荷重中心位置Cfの変化率V2との比(V2/V1)
(f)重心位置P1と荷重中心位置Cfとの差異値R1の、スイング中の特定区間Tm5における変化率H1と、上記特定区間Tm5とは異なる特定区間Tm6における、上記差異値R1の変化率H2との比(H2/H1)
(g)上記(V2/V1)を、ゴルフクラブの運動特性値E1で割った値。
(h)上記(H2/H1)を、ゴルフクラブの運動特性値E1で割った値。
ゴルフクラブの「振りやすさ」を定量的に評価することができる。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
本発明では、スイング中における被験者の三次元的な重心位置P1を時系列的に測定しうる測定手段M1が用いられうる。この測定手段M1を用いて、この三次元重心位置P1が時系列的に測定される。
測定手段M1として、スイング中における被験者の体の各部位の三次元座標を時系列的に測定しうる三次元測定手段が用いられる。この三次元測定手段は限定されない。好ましい測定手段M1として、公知のモーションキャプチャシステムが挙げられる。このモーションキャプチャシステムは、マーカの三次元座標(x,y,z)を時系列的に測定することができる。モーションキャプチャシステムは、三角測量の原理に基づいて、三次元座標を測定する。モーションキャプチャの方法には、光学式、機械式、磁気式などが知られており、いずれも測定手段M1として用いられうる。また、画像処理技術を用いてマーカを不要としたマーカレスモーションキャプチャが用いられてもよい。ゴルフスイングを測定する場合、精度が高く且つ被験者のスイングを拘束しにくい観点から、光学式のモーションキャプチャシステムが好ましい。
更に、本発明では、スイング中において被験者の足から地面に伝達される荷重F1又は荷重F1の特定方向成分を時系列的に測定しうる測定手段M2が用いられうる。測定手段M2は特に限定されない。好ましい測定手段M2として、床反力計が例示される。汎用されている床反力計は、被験者が載ることができる板状のフォースプレートと、このフォースプレートの四隅部分にそれぞれ配置されたロードセルとを備えている。このロードセルの各々は、フォースプレートに作用する反力のx軸、y軸及びz軸方向の分力のそれぞれを検出しうる。
更に、本発明では、スイング中において被験者の足から地面に伝達される荷重F1の荷重中心位置Cfを時系列的に特定しうる測定手段M3が用いられる。好ましい測定手段M3として、床反力計が例示される。なお、荷重中心位置Cfとして、体全体での荷重中心位置Cf、右足での荷重中心位置Cf及び左足での荷重中心位置Cfが挙げられる。後述されるように、左右が分割されたフォースプレートが用いられた場合、右足での荷重中心位置Cf及び左足での荷重中心位置Cfが測定されうる。
本発明では、測定手段M1、測定手段M2又は測定手段M3の少なくともいずれかが用いられる。本実施形態では、測定手段M1、測定手段M2及び測定手段M3を備えたスイング解析システムK1が例示される。本実施形態では、測定手段M2と測定手段M3とは共通である。この測定手段M2(測定手段M3)は床反力計である。
図1は、スイング解析システムK1の一実施形態を示す図である。図2は、図1を被験者の上方から見た図である。図1及び図2では、スイング解析システムK1に加えて、計測対象である被験者h1、ゴルフクラブgc及びゴルフボールgbが図示されている。図3は、スイング解析システムK1のシステム構成図の概略を示す。図1の被験者h1は、右利きのゴルファーである。
測定は、スイングの全体又はスイングの一部においてなされる。スイングの全体とは、スイングの開始からスイングの終了(フィニッシュ)までの間を意味する。
上記の様に、本実施形態の測定手段M1は、モーションキャプチャシステムである。この測定手段M1は、複数のカメラ4と、被験者h1に取り付けられるマーカmkと、データ解析装置6とを有する。カメラ4の台数は限定されない。カメラ4のそれぞれは、互いに異なる位置に配置される。図1には、被験者h1の前方に位置する2台のカメラ4のみが示されているが、好ましくは、被験者h1の後方にもカメラ4が設置される。好ましくは、4台以上、より好ましくは6台以上のカメラ4が用いられる。図3では、4台のカメラ4が示されている。好ましくは、複数台のカメラ4が被験者h1を取り囲むように配置される。カメラ4は、赤外線カメラであってもよい。
図3が示すように、データ解析装置6として、コンピュータ8及びコンピュータ9が用いられる。本実施形態ではコンピュータ8とコンピュータ9とが別個であるが、これらが統合されて、1台のコンピュータとされてもよい。図1では、1台のコンピュータのみが示されており、ハブ30(後述)等の記載が省略されている。
図4は、データ解析装置6(コンピュータ8)のハードウエア構成の一例を示す図である。
データ解析装置6は、操作入力部12と、データ入力部14と、表示部16と、ハードディスク18と、メモリ20と、CPU22とを備えている。
操作入力部12は、キーボードとマウスとを備えている。
データ入力部14は、カメラ4やフォースプレートFpから出力されるデータを入力するためのインタフェースボード(図示省略)等を備えている。データ入力部14に入力されたデータは、CPU22に出力される。
なお、図3に示すように、コンピュータ9は、A/Dコンバータ24を有している。このA/Dコンバータ24により、アナログ信号がデジタル信号に変換される。床反力計からのアナログ信号が、デジタル信号に変換される。
表示部16は、例えば、ディスプレイである。この表示部16は、CPU22に制御されつつ、各種データを表示しうる。
CPU22は、例えば、ハードディスク18に記憶されているプログラムを読み出してメモリ20の作業領域に展開し、そのプログラムに従って各種処理を実行する。
メモリ20は、例えば、書き換え可能なメモリであり、ハードディスク18から読み出されたプログラムや入力データ等の格納領域や作業領域等を構成する。
ハードディスク18は、データ処理等に必要なプログラム及びデータ等を記憶している。このプログラムは、CPU22に、必要なデータ処理を実行させる。
ハードディスク18に記憶されていてもよいプログラムとして、例えば、三次元座標算出プログラム及び三次元重心位置算出プログラムが挙げられる。三次元座標算出プログラムにより、CPU22が、マーカmkの三次元座標を算出する。この三次元座標は、複数のカメラ4からの画像情報に基づいて算出される。この三次元座標は、スイング中の各時刻のそれぞれについて算出される。この三次元座標のデータは、時系列的である。この三次元座標算出プログラムは、周知のモーションキャプチャシステムで用いられている。
三次元重心位置算出プログラムにより、CPU22が、被験者h1の三次元的な重心位置P1を算出する。この重心位置P1は、マーカmkの三次元座標に基づき、各時刻ごとに算出される。この重心位置P1のデータは、時系列的である。
重心位置P1を算出するための三次元重心算出方法は、次の通りである。図5は、この算出方法を説明するための図である。この算出方法では、被験者h1が複数に分割される。図5の実施形態では、被験者h1が14に分割されている。この分割数は限定されない。胴体部分がさらに2分割されて、被験者h1が15に分割されてもよい。分割数が多いほど重心位置P1の測定精度が向上しうるが、演算の簡略化の観点からは、分割数は少ない方がよい。測定精度を向上させる観点から、人体の関節に対応した位置で分割されるのが好ましい。
この三次元重心算出方法では、先ず、マーカmkの三次元座標に基づき、分割された人体各部の重心pd(図5参照)の三次元的な重心位置xiが算出される。重心位置xiは、例えば、絶対座標として算出される。分割数と同数の重心位置xiが決定されることになる。人体各部の重心位置xiが算出可能となるように、マーカmkが配置される。次に、人体各部の重心位置xiに基づき、被験者h1の身体全体の重心p1(図5参照)の三次元位置P1が算出される。重心位置P1は、例えば、絶対座標として算出される。人体各部の重心位置がxiとされ、人体各部の質量がmとされ、nが人体の分割数とされるとき、重心位置P1は、次の式(1)により算出される。なお、重心位置xi及び質量mの算出においては、被験者h1の身長及び体重を説明変数とした重回帰式が用いられうる。
Figure 2010110382
重心位置P1は、ゴルフクラブgcを含んだ重心位置とされてもよい。即ち重心位置P1は、被験者h1及びゴルフクラブgcの全体における重心位置とされてもよい。このゴルフクラブgcを含んだ重心位置P1も、上記式(1)の原理により算出される。
また重心位置P1は、被験者h1の体のうちの一部の重心位置であってもよい。例えば重心位置P1は、上記で分割された被験者h1のうちの1つ又は2つ以上が組み合わされた部分の重心位置とされてもよい。また重心位置P1は、被験者h1の一部とゴルフクラブgcとの組み合わせの重心位置であってもよい。
図1及び図2において、マーカmkは、丸い点で示されている。実際のマーカmkの形状は、例えば球形、半球状、円盤状等である。マーカmkは、人体の分割箇所に対応して、人体の各箇所に設置される。図示しないが、好ましくは、被験者h1の背面側(背中等)にもマーカmkが設置される。測定精度及びデータ処理の負担等が考慮されて、マーカmkの数が決定される。
好ましくは、被験者h1に加えて、ゴルフクラブgcにもマーカmkが設置される。これにより、被験者h1の動作と同時にゴルフクラブgcの動作も解析されうる。ゴルフクラブgcの動作は、例えば、スイングが効率的になされたか否かを判断する指標となりうる。シャフトの動作を精度よく解析する観点から、シャフトの複数箇所にマーカmkが設けられるのが好ましい。より好ましくは、マーカmkは、シャフトのグリップ側及びヘッド側に配置される。また、ヘッド自体の動きを解析する観点から、ゴルフクラブgcのヘッドにマーカmkが設置されるのが好ましい。
なお、ゴルフクラブgcは限定されない。ゴルフクラブgcとして、ウッド型ゴルフクラブ、アイアン型ゴルフクラブ、パター等が例示される。図1の実施形態では、ウッド型ゴルフクラブが用いられている。
本実施形態の測定手段M2(測定手段M3)は、床反力計である。この測定手段M2(測定手段M3)は、被験者h1が載るフォースプレートFpと、フォースプレートFpの下側に設けられたロードセル28とを有する。フォースプレートFpの上面は、平面である。フォースプレートFpの上面は、水平に設置される。被験者h1は、フォースプレートFpの上でスイングを行う。
本実施形態では、フォースプレートFpは、左右に2分割されている(図2参照)。左側のフォースプレートFp1に左足が載せられており、右側のフォースプレートFp2に右足が載せられている。フォースプレートFpの分割数は限定されない。フォースプレートFpは、例えば、本実施形態の如く左右に2分割されていてもよいし、前後に2分割されていてもよいし、前後左右に4分割されていてもよい。またフォースプレートFpは、分割されていなくてもよい。右足用及び左足用に2分割された本実施形態のフォースプレートFpでは、右足と左足のそれぞれについてのデータが収集されうる点で好ましい。
ロードセル28は、フォースプレートFpを下方から支持している。本実施形態では、ロードセル28は、フォースプレートFpの四隅部分に設けられる。フォースプレートFpの分割体のそれぞれの四隅に、ロードセル28が設けられている(図2参照)。
ロードセル28は、互いに直交する三軸の各方向における分力を検出しうる。即ちロードセル28はx軸方向分力検出器と、y軸方向分力検出器と、z軸方向分力検出器とを有する。
本願では、三次元直交座標系として、以下のように定義されたx軸、y軸及びz軸を用いる。x軸の方向は、ボールを打ち出す目標方向であって、飛球線方向とも称される。x軸は、水平である。y軸の方向は、被験者h1にとっての前後方向である。y軸は、x軸に対して垂直である。y軸は、水平である。z軸は、x軸及びy軸に対して垂直である。z軸は、鉛直方向である。z軸は、フォースプレートFpの上面に対して垂直である。このような三次元直交座標系以外の座標系が用いられてもよい。
なお、特定方向(例えばz軸方向)の分力のみを測定しうるロードセルが用いられてもよい。
ロードセル28から得られたデータは、データ解析装置6に取り込まれる。このデータは、A/Dコンバータ24によりデジタル化される。x軸方向、y軸方向及びz軸方向のそれぞれについて、床反力のデータが時系列的に得られる。この床反力のデータは、必要に応じて、ハードディスク18に記憶されているプログラムによって、処理される。
床反力のデータから、荷重中心位置Cfが求められうる。この荷重中心位置Cfについて説明する。ここでは、左足用のフォースプレートFp1を例として説明する。フォースプレートFp1の四隅にある4つのロードセルから得られる出力に基づいて、第一のロードセルに作用する荷重W1、第二のロードセルに作用する荷重W2、第三のロードセルに作用する荷重W3及び第四のロードセルに作用した荷重W4が測定される場合を考える。なお、ゼロ調整により、荷重W1、W2、W3及びW4からは、フォースプレートFp1自体の質量が除かれる。W1、W2、W3及びW4の総和WTが、被験者h1の左足からの荷重である。
W1、W2、W3及びW4のそれぞれの値と、4つのロードセル28の位置関係とから、荷重中心位置Cfが算出される。
荷重中心位置Cfは、より詳細には、次の通りである。上記W1として、x軸方向の力W1x、y軸方向の力W1y及びz軸方向の力W1zが測定される。同様に、上記W2として、x軸方向の力W2x、y軸方向の力W2y及びz軸方向の力W2zが測定される。同様に、上記W3として、x軸方向の力W3x、y軸方向の力W3y及びz軸方向の力W3zが測定される。同様に、上記W4として、x軸方向の力W4x、y軸方向の力W4y及びz軸方向の力W4zが測定される。これらの力に基づき、荷重中心位置Cfが算出される。
荷重中心位置Cfの算出方法は、例えば、実施例において採用された方法と同様にされうる。この算出方法は、後述される。
図3が示すように、スイング解析システムK1は、ハブ30を有する。このハブ30を介して、スイング解析システムK1はネットワークを構成している。測定手段M1(モーションキャプチャシステム)と測定手段M2(床反力計)とがネットワークを構成している。ネットワークプロトコルとして、TCP/IPが用いられている。
本実施形態では、測定手段M1(モーションキャプチャシステム)と測定手段M2(床反力計)とを同期させて用いる。この同期により、被験者h1の三次元重心位置P1のデータと、床反力計のデータとの相関を解析することができる。
本発明に係る振りやすさの評価方法は、定量的な評価が可能である。
第一の定量的評価方法は、スイング中における被験者h1の三次元的な重心位置P1を時系列的に特定しうる測定手段M1を用い、この三次元重心位置P1を時系列的に得るステップST1と、スイング中の少なくとも一の時刻(好ましくは二以上の時刻)における重心位置P1に基づいて、振りやすさを判断するステップST2と、を含む。
上記ステップST2として、以下のST2−1、ST2−2、ST2−3及びST2−4が例示される。
(ST2−1)スイング中の2つの時刻の間における重心位置P1の移動量に基づいて、振りやすさを判断するステップ。例えば、トップオブスイング近傍の時刻Jtからフィニッシュまでの重心位置P1の移動量に基づいて、振りやすさを判断するステップ。
(ST2−2)スイング中の2つの時刻の間における重心位置P1の距離に基づいて、振りやすさを判断するステップ。例えば、トップオブスイング近傍の時刻Jtでの重心位置P1とフィニッシュでの重心位置P1との距離に基づいて、振りやすさを判断するステップ。
(ST2−3)アドレス時の重心位置P1と、スイング中の一時刻における重心位置P1との距離に基づいて、振りやすさを判断するステップ。例えば、アドレス時の重心位置P1とインパクト時の重心位置P1との距離に基づいて、振りやすさを判断するステップ。
(ST2−4)インパクト時におけるゴルフクラブgcの重心位置P1と、インパクト時における被験者h1の重心位置P1との距離に基づいて、振りやすさを判断するステップ。
なお本願において「移動量」とは、時系列的な位置を積分して得られる移動距離である。
より好ましくは、ステップST2が、スイング中の特定区間Tm1における、上記三次元重心位置P1の移動量D1を得るステップST3と、上記移動量D1に基づき、振りやすさを判断するステップST4とを含む。
上記特定区間Tm1は限定されない。好ましくは、特定区間Tm1は、トップオブスイング近傍の時刻Jtインパクトまでの間とされる。
トップオブスイング近傍の時刻Jtとは、グリップ先端の動きが、バックスイング方向からダウンスイング方向に転換する瞬間の時刻である。グリップ先端とは、グリップのヘッド側の端である。インパクトとは、ボールとクラブヘッドとが接触し始めた瞬間である。素振りの場合、インパクトは、クラブヘッドのフェース面が、ボールと接触しうる位置に達した瞬間である。
特定区間Tm1がトップオブスイング近傍の時刻Jtからインパクトまでとされた場合、この移動量D1の大きさを比較することにより、振りやすいが判断されうる。例えば2本のゴルフクラブgcを比較して移動量D1に違いが見られる場合、この違いに基づいて、振りやすさが判断されうる。例えば、振りにくいゴルフクラブの場合、スイングに無駄な動作が入りやすくなるため、移動量D1が大きくなりやすいと考えられる場合もありうる。また、円滑なスイングの場合、無駄な動作が少ないため、移動量D1が少ないと考えられる場合もありうる。逆に、振りやすいゴルフクラブの場合、移動量D1が大きくなると考えられる場合もありうる。
第二の定量的評価方法は、上記ステップST1と、上記ステップST3と、上記移動量D1を、ゴルフクラブの運動特性値E1で割った値(D1/E1)を得るステップST5と、上記(D1/E1)に基づき、振りやすさを判断するステップST6とを含む評価方法である。
運動特性値E1とは、本願において定義される用語である。この運動特性値E1は、ゴルフクラブgcの運動を記述しうる値である。運動特性値E1として、ゴルフクラブgcのグリップ部の速度、グリップ部の加速度、グリップ部の角速度、グリップ部の角加速度、シャフトの速度、シャフトの角速度、シャフトの角加速度、ゴルフクラブgcの重心位置Gの速度、重心位置Gの加速度、ヘッドの速度、ヘッドの加速度等が挙げられる。運動特性値E1は、スイングの結果として得られる値である。運動特性値E1が大きいほど、スイングの効率が高いと考えることが出来る。(D1/E1)を算出することにより、運動特性値E1の単位量当たりにおける移動量D1が評価される。よって、この(D1/E1)により、評価精度が向上しうる。
運動特性値E1の測定時点は限定されない。インパクトにおける運動特性値E1は、打球結果との相関が高い。この観点から、好ましくは、インパクトにおける運動特性値E1が採用されうる。また、スイング中の複数の時点における運動特性値E1の平均値が採用されてもよい。
第三の定量的評価方法は、スイング中において被験者の足から地面に伝達される荷重F1又はその特定方向成分を時系列的に測定しうる測定手段M2を用い、この荷重F1又はその特定方向成分を時系列的に測定するステップST6と、スイング中の少なくとも一の時刻(好ましくは二以上の時刻)における上記荷重F1又はその特定方向成分に基づいて、振りやすさを判断するステップST7と、を含む評価方法である。
好ましくは、荷重F1又はその特定方向成分の測定において、アドレス時における被験者h1の荷重(主として被験者h1の体重)はキャンセル(差分)される。本願における荷重F1には、実際の測定値から一定の値(被験者h1の体重等)がキャンセルされた値も含まれる。このキャンセルにより、スイングに起因する荷重を評価対象とすることができる。
円滑なスイングでは、荷重F1又はその特定方向成分の変化が少ないことが考えられる。円滑なスイングでは、荷重F1又はその特定方向成分に高いピークが生じにくいことが考えられる。これに対して、円滑でないスイングでは、荷重F1又はその特定方向成分が、ある時点において大きく変化することが考えられる。円滑でないスイングでは、荷重F1又はその特定方向成分に高いピークが生じやすいと考えられる。荷重F1又はその特定方向成分により、振りやすさが判断されうる。
荷重F1の特定方向成分とは、例えば、x軸方向成分Fx、y軸方向成分Fy、z軸方向成分Fz、成分Fxと成分Fyとをベクトル合成した成分、成分Fxと成分Fzとをベクトル合成した成分、成分Fyと成分Fzとをベクトル合成した成分、成分Fxと成分Fyと成分Fzとをベクトル合成した成分、等である。z軸方向成分Fzは、鉛直方向成分である。z軸方向成分Fzは、フォースプレートに対して垂直な方向の成分である。ただし、この特定方向は、限定されない。
荷重F1は、一方の足からの荷重でもよいし、両足からの荷重でもよい。この一方の足とは、右足でもよいし、左足でもよい。一方の足が採用される場合、好ましくは、飛球線方向前方に位置する足がよい。
ステップST7として、例えば、スイング中の特定区間おける、荷重F1又はその特定方向成分の最大値と、荷重F1又はその特定方向成分の最小値との差に基づいて、振りやすさを判断するステップが例示される。この特定区間として、後述される区間Tm2が例示される。
荷重F1は、左足による荷重であってもよいし、右足による荷重であってもよいし、左右の足の荷重が総和であってもよい。
好ましいステップST7は、スイング中の特定区間Tm2における、上記荷重F1又はその特定方向成分の積分値Sfを得るステップST8と、この積分値Sfに基づき、振りやすさを判断するステップST9とを含む。
積分値Sfが算出されることにより、一の時刻の荷重のみを評価する場合と比較して、評価精度が向上しうる。
円滑でないスイングは、ある区間において急激な荷重F1の変化を伴うと考えられる。よって、円滑でないスイングでは、積分値Sfが大きくなることが考えられる。一方、円滑なスイングでは、積分値Sfが小さくなることが考えられる。積分値Sfが小さいほど、振りやすいと判断されうる。
好ましくは、上記荷重F1又はその特定方向成分として、上記荷重F1の鉛直方向成分Fzが用いられる。スイング中において、鉛直方向成分Fzは変化しうる。特に、ダウンスイング開始時には、飛球線方向前方にある足が地面を踏み込む動作がなされる。特に、この踏み込み動作が、振りやすさと相関しうることが判明した。踏み込み時における積分値Sfが、振りやすさの判断指標として有効である。
上記荷重F1は、被験者の左右の足のうち、飛球線方向前方に位置する足の荷重とされるのが好ましい。この点は、後述の実施例からも理解される。飛球線方向前方に位置する足とは、右利きのゴルファーの場合は左足であり、左利きのゴルファーの場合は右足である。
上記特定区間Tm2は、上記時刻J21から時刻J22までの間とされるのが好ましい。この場合、ダウンスイング開始時における「踏み込み」の度合いが適切に把握される。この「踏み込み」は、飛球線方向前方の足によりなされる。この時刻J21及び時刻J22が採用される場合、積分値Sfと「振りやすさ」との相関が得られやすい。
上記時刻J21は、上記J22よりも前の時刻である限り、限定されない。好ましい時刻J21は下記時刻J211であり、より好ましくは下記時刻J212であり、より好ましくは下記時刻J213である。
(J211)上記時刻J22の0.75秒前から上記時刻J22の直前までの間のいずれかの時刻。
(J212)上記時刻J22の0.5秒前から上記時刻J22の直前までの間のいずれかの時刻。
(J213)上記時刻J22の0.1秒前から上記時刻J22の直前までの間のいずれかの時刻。
更に好ましい上記時刻J21は、次の時刻J214である。
(J214)上記時刻J22の0.05秒前から上記時刻J22の直前までの間において、上記荷重中心位置Cfの飛球線方向位置と、上記三次元的な重心位置P1の飛球線方向位置とが、最も近づく時刻。ただし、この場合の上記荷重中心位置Cfは、左右両足の合計によって求められる。なお、飛球線方向位置は、上記x座標である。
この時刻J214は、トップオブスイングにおいてスイングが静止した時刻、又は、トップオブスイングにおいてスイングが静止に近い状態となった時刻を示す。この時刻J214における状態は、スイングにおける特徴的な状態である。スイングにおける特徴的な状態での測定値は、振りやすさを判断する上で重要な指標となりうる。
前述したように、上記時刻J22は、上記荷重F1又はその特定方向成分が、特定区間Tmxにおいて最大となる時刻である。好ましい時刻J22は、次の時刻J221及び時刻J222である。
(時刻J221)飛球線方向前方の足の荷重の鉛直方向成分Fzが、特定区間Tmx1において最大となる時刻である。ただし、上記特定区間Tmx1の始点は、トップオブスイング近傍の時刻Jtから0.05秒前の時刻とされ、上記特定区間Tmx1の終点は、上記時刻Jtからインパクトまでの間において上記飛球線方向前方の足の成分Fzが最低値をとる時刻である。
(時刻J222)両足での荷重から被験者h1の体重がキャンセルされた値Fk1が、特定区間Tmx2において最大となる時刻である。ただし、上記特定区間Tmx2の始点は、トップオブスイング近傍の時刻Jtから0.05秒前の時刻とされ、上記特定区間Tmx2の終点は、上記時刻Jtからインパクトまでの間において上記値Fk1が最低値をとる時刻である。
上記時刻J22は、トップオブスイングからダウンスイングに移行する瞬間を意味しうる。この時刻J22も、スイングにおける特徴的な状態である。スイングにおける特徴的な状態での測定値は、振りやすさを判断する上で重要な指標となりうる。
第四の定量的評価方法は、上記ステップST6と、上記ステップST8と、上記積分値Sfを、ゴルフクラブの運動特性値E1で割った値(Sf/E1)を得るステップST10と、上記(Sf/E1)に基づき、振りやすさを判断するステップST11とを含む評価方法である。(Sf/E1)により、運動特性値E1の単位量当たりにおける積分値Sfが評価される。よって、この(Sf/E1)により、評価精度が向上しうる。
第五の定量的評価方法は、スイング中において被験者の足から地面に伝達される荷重F1の荷重中心位置Cfを特定しうる測定手段M3を用い、荷重中心位置Cfを時系列的に得るステップST12と、スイング中の特定区間Tm3における、荷重中心位置Cfの変化率V1を得るステップST13と、上記特定区間Tm3とは異なる特定区間Tm4における、荷重中心位置Cfの変化率V2を得るステップST14と、上記変化率V2を上記変化率V1で割った値(V2/V1)に基づき、振りやすさを判断するステップST15と、を含む評価方法である。
振りにくいゴルフクラブgcの場合、ある時点を境として、荷重中心位置Cfの変化率が急激に変動しうる。円滑でないスイング動作に起因して、この急激な変動が生じていると考えることが出来る。一方、振りやすいゴルフクラブgcの場合、当該時点を境とした荷重中心位置Cf変化率の変動は、緩やかであると考えられる。(V2/V1)により、振りやすさが定量的に評価されうる。
好ましくは、上記特定区間Tm3が上記時刻J31から上記時刻J32までの間とされ、上記特定区間Tm4が時刻J41から時刻J42までの間とされる。これにより、(V2/V1)と「振りやすさ」との相関が得られやすい。
なお、本願における時刻J31は、好ましい時刻も含め、上記時刻J21と同様である。本願における時刻J32は、好ましい時刻も含め、上記時刻J22と同様である。本願における時刻J41は、好ましい時刻も含め、上記時刻J22と同様である。
前述の通り、時刻J42は、トップオブスイング近傍の時刻Jtからインパクトまでの間において、上記荷重F1又はその特定方向成分が最低値をとる時刻である。好ましい時刻J42として、次の時刻J421及び時刻J422が挙げられる。
(時刻J421)トップオブスイング近傍の時刻Jtからインパクトまでの間において、飛球線方向前方の足の荷重の鉛直方向成分Fzが最低値をとる時刻。
(時刻J422)トップオブスイング近傍の時刻Jtからインパクトまでの間において、両足での荷重から被験者h1の体重がキャンセルされた値Fk1が最低値をとる時刻。
第六の定量的評価方法は、スイング中において被験者の足から地面に伝達される荷重F1の荷重中心位置Cfを特定しうる測定手段M3と、スイング中における被験者の三次元的な重心位置P1を時系列的に特定しうる測定手段M1とを用い、互いに同期された荷重中心位置Cf及び三次元重心位置P1を時系列的に得るステップ16と、重心位置P1と荷重中心位置Cfとの差異値R1を時系列的に求めるステップ17と、スイング中の特定区間Tm5における、差異値R1の変化率H1を得るステップ18と、上記特定区間Tm5とは異なる特定区間Tm6における、差異値R1の変化率H2を得るステップ19と、上記変化率H2を上記変化率H1で割った値(H2/H1)に基づき、振りやすさを判断するステップ20とを含む評価方法である。
ステップST16では、荷重中心位置Cfと重心位置P1との差異値R1が時系列的に得られる。この評価方法では、荷重中心位置Cfと重心位置P1との組み合わせにより、評価精度が向上しうる。
この差異値R1として、荷重中心位置Cfと重心位置P1との三次元的な距離が例示される。他の差異値R1として、荷重中心位置Cfと重心位置P1との特定方向(x軸方向、y軸方向等)における距離が例示される。
円滑でないスイングでは、ある時点を境として、差異値R1が急激に変化すると考えられる。よって、(H2/H1)が、振りやすさを判断する指標となりうると考えられる。後述の実施例においても、この傾向が判明した。
好ましくは、上記特定区間Tm5が、上記時刻J51から時刻J52までの間とされ、上記特定区間Tm6が、上記時刻J61から時刻J62までの間とされる。この場合、(H2/H1)と「振りやすさ」との相関が得られやすい。
なお、本願における時刻J51は、好ましい時刻も含め、上記時刻J21と同様である。本願における時刻J52は、好ましい時刻も含め、上記時刻J22と同様である。本願における時刻J61は、好ましい時刻も含め、上記時刻J22と同様である。本願における時刻J62は、好ましい時刻も含め、上記時刻J42と同様である。
上記の評価方法は、ゴルフクラブ選択システムに応用されうる。即ち、上記の評価方法のいずれかを用いることにより、そのゴルファーにとって振りやすいゴルフクラブを提案することができる。例えば、比較対象である複数本のゴルフクラブgcについて上記いずれかの評価を行い、最も振りやすいと判断されるゴルフクラブgcを選択することができる。
好ましくは、上記ゴルフクラブ選択システムは、以下の(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)、(g)又は(h)を評価基準として、ゴルファーに適したゴルフクラブを選択するゴルフクラブ選択システムである。
(a)スイング中の特定区間Tm1における、被験者の三次元重心位置P1の移動量D1。
(b)上記移動量D1を、ゴルフクラブの運動特性値E1で割った値(D1/E1)。
(c)スイング中の特定区間Tm2における、地面への上記荷重F1又はその特定方向成分の積分値Sf
(d)上記積分値Sfを、ゴルフクラブの運動特性値E1で割った値(Sf/E1)。
(e)スイング中の特定区間Tm3における、荷重中心位置Cfの変化率V1と、上記特定区間Tm3とは異なる特定区間Tm4における、荷重中心位置Cfの変化率V2との比(V2/V1)。
(f)重心位置P1と荷重中心位置Cfとの差異値R1の、スイング中の特定区間Tm5における変化率H1と、上記特定区間Tm5とは異なる特定区間Tm6における、上記差異値R1の変化率H2との比(H2/H1)。
(g)上記(V2/V1)を、ゴルフクラブの運動特性値E1で割った値。
(h)上記(H2/H1)を、ゴルフクラブの運動特性値E1で割った値。
このゴルフクラブ選択システムとして、上記測定手段M1、上記測定手段M2、上記測定手段M3又は上記スイング解析システムK1のいずれかが採用されうる。また、このゴルフクラブ選択システムとして、上記の各評価方法による判断を行うことが可能なプログラムを備えたデータ処理装置が採用されてもよい。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
以下に示す実施例においては、図3に示すスイング解析システムを用いて、図1及び図2に示すような状態で、測定を行った。
測定結果が、図6から図15に示されている。また、図16から図19は、実施例における荷重中心位置Cfの算出方法の一例を説明するための図である。
モーションキャプチャシステムとして、モーションアナリシス(Motion Analysis)社製の商品名「MAC 3D System」を用いた。これは、光学式のモーションキャプチャシステムである。カメラとして、モーションアナリシス社製の商品名「Eagleデジタルカメラ」が用いられた。このカメラのセンサタイプはCMOSであり、解像度は1280×1024であり、画素数は130万画素である。合計10台のカメラが使用された。10台のカメラが、スイングする被験者h1を取り囲むように配置された。サンプリング周波数は250Hzとされた。
被験者h1の42箇所にマーカmkが取り付けられた。マーカmkの取り付け位置は、頭部、体幹、左右上肢及び左右下肢のそれぞれにおける骨特徴点とされた。マーカmkは、赤外線反射マーカとされた。ゴルフクラブgcには、8個のマーカmkが取り付けられた。グリップ部の3箇所、シャフトの3箇所及びヘッドの2箇所にマーカmkが取り付けられた。マーカmkは、両面テープにより取り付けられた。1つのマーカmkの質量は1.4gであり、マーカmkの形状は球形とされた。マーカmkの直径は13mmとされた。データ処理や各種表示等を行うためのソフトウェアとして、「MAC 3D System」に付属している商品名「EVaRT」が用いられた。
床反力計として、AMTI社製の床反力計(商品名「OR6−7」)が用いられた。この床反力計は、図2に示されるように、フォースプレートが左右に分割されていた。サンプリング周波数は250Hzとされた。被験者h1は、左側のフォースプレートに左足を載せ、右側のフォースプレートに右足を載せて、スイングを行った。
測定に先立ち、モーションキャプチャシステムのキャリブレーションがなされた。「MAC 3D System」に付属しているキャリブレーションキットが用いられた。計測空間がカバーされるように、キャリブレーションがなされた。
測定は、モーションキャプチャシステムと床反力計とを同期させて行った。トリガ信号により、同期がなされた。測定開始後、被験者h1がスイングを行った。スイングの終了後に、測定が終了された。この測定により、モーションキャプチャシステムによるデータと、床反力計によるデータとが、それぞれ時系列的に得られた。これらのデータを上記の如く処理して、必要な結果を得た。
以下、実施例及び比較例で採用された荷重中心位置Cfの算出方法が説明される。床反力計は、左右のフォースプレートのそれぞれの四隅に、ロードセル281、282、283及び284を有している。これらのロードセルは、三軸センサである。第一のロードセル281に作用する力がW1とされ、第二のロードセル282に作用する力がW2とされ、第三のロードセル283に作用する力がW3とされ、第四のロードセル284に作用する力がW4とされる。
上記W1として、x軸方向の力W1x、y軸方向の力W1y及びz軸方向の力W1zが測定された。同様に、上記W2として、x軸方向の力W2x、y軸方向の力W2y及びz軸方向の力W2zが測定された。同様に、上記W3として、x軸方向の力W3x、y軸方向の力W3y及びz軸方向の力W3zが測定された。同様に、上記W4として、x軸方向の力W4x、y軸方向の力W4y及びz軸方向の力W4zが測定された。これらの力に基づき、荷重中心位置Cfが算出された。
荷重中心位置Cfは、直交2次元座標系の座標(Ax,Ay)として得られた。Axが荷重中心位置Cfのx座標であり、Ayが荷重中心位置Cfのy座標である。
図16及び図17は、荷重中心位置Cfのx座標Axの算出方法を説明するための図である。図16の上図及び図17の上図はフォースプレートの斜視図であり、図16の下図及び図17の下図は、フォースプレートをy座標プラス側(図16上図の太矢印方向)からみたときの力の作用の様子を示す図である。図16の斜視図に示すような三次元直交座標系(x軸、y軸及びz軸)を考える。x軸及びy軸は、フォースプレートの上面に存在する。フォースプレートのx軸方向長さが2aであり、フォースプレートのy軸方向長さが2bであり、フォースプレートの厚さがaである。
図16に示すように、このx座標Axの算出では、上記y軸回りの力のモーメントMyと、上記W1z、W2z、W3z及びW4zの総和Wzと、上記W1x、W2x、W3x及びW4xの総和Wxと、上記厚さaと、上記長さaとが考慮される。モーメントMyは、以下の式で表される。
My=−Wz・Ax+Wx・a
よって、x座標Axは、、以下の式(1a)で表される。
Ax=(Wx・a−My)/Wz ・・・(1a)
また、図17の下図に示すように、モーメントMyは、次の式(1b)で表すこともできる。
My=−a・W1z+a・W2z+a・W3z−a・W4z ・・・(1b)
上記式(1b)で得られた値を上記式(1a)に代入して、x座標Axを求めた。
図18及び図19は、荷重中心位置Cfのy座標Ayの算出方法を説明するための図である。図18の上図及び図19の上図は図16の上図と同じ斜視図であり、図18の下図及び図19の下図は、フォースプレートをx座標マイナス側(図18上図の太矢印方向)からみたときの力の作用の様子を示す図である。
図18に示すように、このy座標Ayの算出では、上記x軸回りの力のモーメントMxと、上記Wzと、上記W1y、W2y、W3y及びW4yの総和Wyと、上記厚さaと、上記長さaとが考慮される。Mxは、以下の式で表される。
−Mx=−Wz・Ay+Wy・a
よって、y座標Ayは、、以下の式(2a)で表される。
Ay=(Wy・a+Mx)/Wz ・・・(2a)
また、図19の下図に示すように、モーメントMxは、次の式(2b)で表すこともできる。
Mx=b・W1z+b・W2z−b・W3z−b・W4z ・・・(2b)
上記式(2b)で得られた値を上記式(2a)に代入して、y座標Ayを求めた。
[テスト1(実施例1、比較例1)]
被験者(テスター)ts1が、5本のゴルフクラブA1、A2、A3、A4及びA5を比較した。各ゴルフクラブの仕様は次の通りである。
ゴルフクラブA1は、重量が324.2g、順式フレックスが204.6mm、クラブ長さが44.7インチである。順式フレックスが大きいほど、シャフトが柔らかい。このゴルフクラブA1のシャフトは、非常に柔らかい。
ゴルフクラブA2は、重量が323.8g、順式フレックスが81.5mm、クラブ長さが44.8インチである。このゴルフクラブA2のシャフトは、非常に硬い。
ゴルフクラブA3は、重量が294.2g、順式フレックスが130.7mm、クラブ長さが44.96インチである。
ゴルフクラブA4は、重量が288.1g、順式フレックスが118.1mm、クラブ長さが45.59インチである。
ゴルフクラブA5は、重量が315g、順式フレックスが119.8mm、クラブ長さが44.88インチである。
[比較例1]
右利きのゴルファーであるテスターts1が、上記A1からA5までの5本のゴルフクラブで実打して、振りやすさを確認した。その後、アンケートにより、振りやすいか振りにくいかについて、官能評価がなされた。また、振りやすさの順位付けについても官能評価された。その結果は以下の通りである。
ゴルフクラブA1 : 振りにくい。振りやすさの順位は5本中5位
ゴルフクラブA2 : 振りにくい。振りやすさの順位は5本中4位
ゴルフクラブA3 : 振りやすい。振りやすさの順位は5本中1位
ゴルフクラブA4 : 振りやすい。振りやすさの順位は5本中1位
ゴルフクラブA5 : 振りやすい。振りやすさの順位は5本中1位
上記の通り、比較例1では、ゴルフクラブA1が、最も振りにくいと判断された。また、比較例1では、ゴルフクラブA3、ゴルフクラブA4及びゴルフクラブA5の3本は、振りやすさが同等であると判断された。
[実施例1]
テスターts1が上記A1からA5までの5本のゴルフクラブで実打し、この様子を、上記の通りに測定した。各クラブについて、5回ずつ測定された。この5回中4回分の測定結果が、図6から図10に示されている。5回中4回分の測定結果のぞれぞれが、図に示されている。
図6は、ゴルフクラブA1の測定結果を示す。5回中4回分の測定結果が、4つのグラフで示されている。図7は、ゴルフクラブA2の測定結果を示す。5回中4回分の測定結果が、4つのグラフで示されている。図8は、ゴルフクラブA3の測定結果を示す。5回中4回分の測定結果が、4つのグラフで示されている。図9は、ゴルフクラブA4の測定結果を示す。5回中4回分の測定結果が、4つのグラフで示されている。図10は、ゴルフクラブA5の測定結果を示す。5回中4回分の測定結果が、4つのグラフで示されている。
図6から図10までの各グラフにおいて、横軸はインパクトまでの時間(msec)である。横軸の右端(0sec)がインパクトである。よって、インパクトよりも前の測定値が示されている。
図6から図10までの各グラフに描かれているのは、グラフ線a、グラフ線b、グラフ線c及びグラフ線dである。
グラフ線aは、左足用のフォースプレートFp1で測定された荷重F1の鉛直方向成分Fz(LFz)の値を示している。
グラフ線bは、右足用のフォースプレートFp2で測定された荷重F1の鉛直方向成分Fz(RFz)の値を示している。
グラフ線cは、テスターts1の体全体の三次元的な重心位置P1のx座標と、左右の足による荷重の総和から求められる荷重中心位置Cfのx座標との差を示している。このグラフ線cは、差異値R1の一例である。
グラフ線dは、テスターts1の体全体の三次元的な重心位置P1のy座標と、左右の足による荷重の総和から求められる荷重中心位置Cfのy座標との差を示している。このグラフ線dは、差異値R1の一例である。
図6及び図7において、グラフ線aの波線で囲まれた部分に、ピークが見られる。このピークは、トップからダウンスイングに移行する直前に生じている。図8、図9及び図10では、このピークが小さいか、又はほとんど生じていない。このピークが大きい場合、振りにくいとの判断がなされうる。よって、上記特定区間Tmが上記時刻J21から時刻J22とされた場合において、積分値Sfが小さいほど振りやすいと判断することが可能である。
図11(a)は、時刻J21と時刻J22との間における荷重LFzの最大値から、時刻J21と時刻J22との間における荷重LFzの最小値を引いた値を示す棒グラフである。このLFz変化量が、振りやすさと相関していると判断できる。振りにくいゴルフクラブA1及びゴルフクラブA2は値が大きい。LFz変化量が小さい方が振りやすいという傾向が見られた。またゴルフクラブA3からA5の間でも値の差異が見られた。
図11(b)は、グラフ線cにおける変化率比(H2/H1)の値を示す棒グラフである。ただし、上記特定区間Tm5が上記時刻J51から時刻J52までの間とされ、上記特定区間Tm6が、上記時刻J61から時刻J62までの間とされた。また、H1及びH2は、特定区間におけるグラフを最小二乗法により一次式に近似したときの傾きである。振りにくいゴルフクラブA1及びゴルフクラブA2では、(H2/H1)が大きい。(H2/H1)が小さい方が振りやすいという傾向が見られた。またゴルフクラブA3からA5の間でも値の差異が見られた。グラフ線cの形状から、この比(H2/H1)の差異が読み取れる(各グラフに付された太線矢印参照)。
なお、実施例1では、時刻J21及び時刻J51として上記時刻J214が採用され、時刻J22、時刻J52及び時刻J61として上記時刻J221が採用され、時刻J62として上記時刻J421が採用された。
[テスト2(実施例2、比較例2)]
被験者(テスター)として、playerA、playerB及びplayerCの3名がテストを行った。テストは、「my club」、「NO.1」、「NO.2」、「NO.3」、「NO.4」及び「NO.5」の5本のクラブを比較することにより行った。各ゴルフクラブの仕様は次の通りである。クラブ「my club」とは、各テスターが普段使用している使い慣れたクラブである。
playerAのクラブ「my club」は、重量が315g、クラブ長さが45.0インチ、シャフト硬さは、「normal」(ふつう)である。なお、このテスト2では、シャフト硬さが、「soft」(柔らかい)、「normal」(ふつう)、「hard」(硬い)の3段階で評価されている。
playerBのクラブ「my club」は、重量が296g、クラブ長さが45.5インチ、シャフト硬さは、「normal」(ふつう)である。
playerCのクラブ「my club」は、重量が316g、クラブ長さが45インチ、シャフト硬さは、「normal」(ふつう)である。
ゴルフクラブNO.1は、重量が324g、クラブ長さが45.0インチ、シャフト硬さは、「soft」(柔らかい)である。
ゴルフクラブNO.2は、重量が288g、クラブ長さが45.5インチ、シャフト硬さは、「normal」(ふつう)である。
ゴルフクラブNO.3は、重量が324g、クラブ長さが45.0インチ、シャフト硬さは、「hard」(硬い)である。
ゴルフクラブNO.4は、重量が294g、クラブ長さが45.0インチ、シャフト硬さは、「normal」(ふつう)である。
[比較例2]
右利きのゴルファーであるテスター「playerA」が、上記5本のゴルフクラブで実打して、振りやすさを確認した。その後、アンケートにより、振りやすいか振りにくいかについて、官能評価がなされた。その結果は以下の通りである。
ゴルフクラブ「my club」: 振りやすい。
ゴルフクラブ「NO.1」 : 振りにくい。
ゴルフクラブ「NO.2」 : 振りやすい。
ゴルフクラブ「NO.3」 : 振りにくい。
ゴルフクラブ「NO.4」 : 振りやすい。
右利きのゴルファーであるテスター「playerB」が、上記5本のゴルフクラブで実打して、振りやすさを確認した。その後、アンケートにより、振りやすいか振りにくいかについて、官能評価がなされた。その結果は以下の通りである。
ゴルフクラブ「my club」: 振りやすい。
ゴルフクラブ「NO.1」 : 振りやすい。
ゴルフクラブ「NO.2」 : 振りにくい。
ゴルフクラブ「NO.3」 : 振りにくい。
ゴルフクラブ「NO.4」 : 振りやすい。
右利きのゴルファーであるテスター「playerC」が、上記5本のゴルフクラブで実打して、振りやすさを確認した。その後、アンケートにより、振りやすいか振りにくいかについて、官能評価がなされた。その結果は以下の通りである。
ゴルフクラブ「my club」: 振りやすい。
ゴルフクラブ「NO.1」 : 振りやすい。
ゴルフクラブ「NO.2」 : 振りにくい。
ゴルフクラブ「NO.3」 : 振りにくい。
ゴルフクラブ「NO.4」 : 振りやすい。
[実施例2]
図12は、テスター「playerA」の測定結果を示すグラフである。図12(a)は、テスター「playerA」が振りやすいと感じたクラブ「my club」の測定結果である。図12(b)は、テスター「playerA」が振りにくいと感じたクラブ「NO.3」の測定結果である。グラフの横軸は時間軸であり、横軸の0秒がインパクトとされている。
図12(a)及び図12(b)における上側のグラフは、荷重中心位置Cfのy座標がプロットされたグラフである。図12(a)及び図12(b)における下側のグラフは、荷重中心位置Cfのx座標がプロットされたグラフである。グラフ中、「アドレス」の時間領域が両矢印「adress」で示され、「テークバック」の時間領域が両矢印「take back」で示され、トップオブスイングの時間領域が両矢印「top」で示され、ダウンスイングの時間領域が両矢印「down」で示されている。この荷重中心位置Cfは、左右の足のそれぞれの荷重中心位置Cfではなく、テスターの体全体の荷重中心位置Cfである。
図12(b)が示すように、振りにくいクラブでは、トップオブスイングからダウンスイングまでの間において、x軸方向の荷重中心位置Cfが比較的急激に変化している。これに対して、 図12(a)が示すように、振りやすいクラブでは、トップオブスイングからダウンスイングまでの間において、x軸方向の荷重中心位置Cfが比較的緩やかに変化している。この傾向は、y軸方向の荷重中心位置Cfについても同様である。よって、振りやすいクラブと、振りにくいクラブとの間で、上記(V2/V1)に差異が見られると言える。
図13は、上記(V2/V1)の結果を示す棒グラフである。棒グラフで示された各値のそれぞれは、5回の測定の平均値である。図13の値は、x軸方向(飛球線方向)における荷重中心位置Cfのグラフから算出された。この(V2/V1)では、上記特定期間Tm3が上記時刻J31から上記時刻J32までの間であり、上記特定区間Tm4が、上記時刻J41から上記時刻J42までの間とされた。図13(a)は、テスター(「playerA」)の結果を示す。図13(b)は、テスター(「playerB」)の結果を示す。図13(c)はテスター(「playerC」)の結果を示す。これらの値が示すように、振りやすいと感じたクラブは、(V2/V1)が小さく、振りにくいと感じたクラブは、(V2/V1)が大きい傾向が見られる。図13の結果と、比較例2のフィーリングテストの結果とは、相関がある。
なお、この実施例2では、時刻J31として上記時刻J222より0.04秒前の時刻が採用され、時刻J32及び時刻J41として上記時刻J222が採用され、上記時刻J42として上記時刻J422が採用された。
図14は、床反力計により測定された、上記荷重F1の鉛直方向成分Fzの測定結果である。図14は、テスター「playerA」による測定結果である。この結果は、テスターの体全体の鉛直方向成分Fzを示す。図14(a)は、テスター「playerA」が振りやすいと感じたクラブ「my club」の測定結果である。図14(b)は、テスター「playerA」が振りにくいと感じたクラブ「NO.1」の測定結果である。グラフの横軸は時間軸であり、横軸の0秒がインパクトとされている。また、図14のデータは、アドレス時における鉛直方向成分Fz(Fz0)が差分されたデータである。
図14のグラフ中、「アドレス」の時間領域が両矢印「adress」で示され、「テークバック」の時間領域が両矢印「take back」で示され、トップオブスイングの時間領域が両矢印「top」で示され、ダウンスイングの時間領域が両矢印「down」で示されている。
図14(b)が示すように、振りにくいクラブでは、トップオブスイングからダウンスイングの移行期において、荷重F1の鉛直方向成分Fzの値が比較的急激に変化している。図14(b)の波線で囲まれた箇所に、大きなピークが見られる。これに対して、 図14(a)が示すように、振りやすいクラブでは、トップオブスイングからダウンスイングの移行期において、荷重F1の鉛直方向成分Fzの値の変化は緩やかである。
図15は、下記の時刻Jaと下記の時刻Jbとの間での鉛直方向成分Fzの変化量の値を示す棒グラフである。これは、テスター(「playerA」)の結果である。
時刻Ja:上記時刻J222よりも0.04秒前の時刻。
時刻Jb:上記時刻J222。
なお、本願の棒グラフにおいて、検定による有意差検定の結果が示されている。この検定による結果は、「*」又は「**」で示されている。「*」は、有意水準5%で有意差があることを示す。「**」は、有意水準1%で有意差があることを示す。例えば、図13の(c)において、クラブ「my club」の結果とクラブ「NO.2」の結果とは、有意水準5%で有意差があり、クラブ「my club」の結果とクラブ「NO.3」の結果とは、有意水準1%で有意差があり、クラブ「my club」の結果とクラブ「NO.4」の結果とは、有意水準1%で有意差がある。
図15が示すように、振りやすいと感じたクラブは、この鉛直方向成分Fzの変化量が比較的少ない。この結果は、上記比較例のフィーリングテストの結果と相関している。
本発明は、ゴルフスイングの振りやすさの定量的な評価に用いられうる。
図1は、本発明の一実施形態に係る測定の様子を示す図である。 図2は、図1を上方から見た図である。 図3は、本発明の一実施形態に係る測定装置のシステム構成図である。 図4は、本発明に係る測定に用いられうるデータ解析装置のハードウエア構成の一例を示す図である。 図5は、三次元重心位置P1の求め方を説明するための図である。 図6は、実施例1におけるゴルフクラブA1の測定結果を示すグラフである。 図7は、実施例1におけるゴルフクラブA2の測定結果を示すグラフである。 図8は、実施例1におけるゴルフクラブA3の測定結果を示すグラフである。 図9は、実施例1におけるゴルフクラブA4の測定結果を示すグラフである。 図10は、実施例1におけるゴルフクラブA5の測定結果を示すグラフである。 図11(a)は、荷重LFzの値を示すグラフであり、図11(b)は、比(H2/H1)の値の一例を示すグラフである。 図12は、床反力計による荷重中心位置Cfの測定結果の一例を示すグラフである。 図13は、(V2/V1)の結果の一例を示すグラフである。 図14は、床反力計による荷重F1の測定結果の一例を示すグラフである。 図15は、異なる2つの時刻間における鉛直方向成分Fzの比を示すグラフである。 図16は、荷重中心位置Cfの算出方法の一例を説明するための図である。 図17は、荷重中心位置Cfの算出方法の一例を説明するための図である。 図18は、荷重中心位置Cfの算出方法の一例を説明するための図である。 図19は、荷重中心位置Cfの算出方法の一例を説明するための図である。
符号の説明
K1・・・スイング解析システム
M1・・・スイング中における被験者の三次元的な重心位置P1を時系列的に特定しうる測定手段
M2・・・スイング中において被験者の足から地面に伝達される荷重F1又はその特定方向成分を時系列的に測定しうる測定手段
M3・・・スイング中において被験者の足から地面に伝達される荷重F1又はその特定方向成分の荷重中心位置Cfを特定しうる測定手段
4・・・カメラ
6・・・データ解析装置
gc・・・ゴルフクラブ
mk・・・マーカ
Fp・・・フォースプレート
28・・・ロードセル
h1・・・被験者

Claims (15)

  1. ゴルフクラブの振りやすさを定量的に評価する方法であって、
    スイング中における被験者の三次元的な重心位置P1を時系列的に特定しうる測定手段M1を用い、この三次元重心位置P1を時系列的に得るステップと、
    スイング中の少なくとも一の時刻における重心位置P1に基づいて、振りやすさを判断するステップと、
    を含む評価方法。
  2. スイング中の特定区間Tm1における、上記三次元重心位置P1の移動量D1を得るステップと、
    上記移動量D1に基づき、振りやすさを判断するステップと、
    を含む請求項1に記載の評価方法。
  3. 上記特定区間Tm1が、トップオブスイング近傍の時刻Jtからインパクトまでの間である請求項2に記載の評価方法。
  4. ゴルフクラブの振りやすさを定量的に評価する方法であって、
    スイング中における被験者の三次元的な重心位置P1を時系列的に特定しうる測定手段M1を用い、この三次元重心位置P1を時系列的に得るステップと、
    スイング中の特定区間Tm1における、上記三次元重心位置P1の移動量D1を得るステップと、
    上記移動量D1を、ゴルフクラブの運動特性値E1で割った値(D1/E1)を得るステップと、
    上記(D1/E1)に基づき、振りやすさを判断するステップと、
    を含む評価方法。
  5. ゴルフクラブの振りやすさを定量的に評価する方法であって、
    スイング中において被験者の足から地面に伝達される荷重F1又はその特定方向成分を時系列的に測定しうる測定手段M2を用い、この荷重F1又はその特定方向成分を時系列的に測定するステップと、
    スイング中の少なくとも一の時刻における上記荷重F1又はその特定方向成分に基づいて、振りやすさを判断するステップと、
    を含む評価方法。
  6. スイング中の特定区間Tm2における、上記荷重F1又はその特定方向成分の積分値Sfを得るステップと、
    上記積分値Sfに基づき、振りやすさを判断するステップと、
    を含む請求項5に記載の評価方法。
  7. 上記荷重F1又はその特定方向成分として、上記荷重F1の鉛直方向成分Fzが用いられる請求項6に記載の方法。
  8. 上記荷重F1が、被験者の左右の足のうち、飛球線方向前方に位置する足の荷重とされる請求項5から7のいずれかに記載の評価方法。
  9. 上記特定区間Tm2が、次の時刻J21から時刻J22までの間である請求項6から8のいずれかに記載の評価方法。
    時刻J21:下記のJ22よりも前のいずれかの時刻。
    時刻J22:上記荷重F1又はその特定方向成分が、特定区間Tmxにおいて最大となる時刻。
    ただし、上記特定区間Tmxの始点は、トップオブスイング近傍の時刻Jtから0.5秒前の時刻とされ、上記特定区間Tmxの終点は、上記時刻Jtからインパクトまでの間において上記荷重F1又はその特定方向成分が最低値をとる時刻である。
  10. ゴルフクラブの振りやすさを定量的に評価する方法であって、
    スイング中において被験者の足から地面に伝達される荷重F1又はその特定方向成分を時系列的に測定しうる測定手段M2を用い、この荷重F1又はその特定方向成分を時系列的に得るステップと、
    スイング中の特定区間Tm2における、上記荷重F1又はその特定方向成分の積分値Sfを得るステップと、
    上記積分値Sfを、ゴルフクラブの運動特性値E1で割った値(Sf/E1)を得るステップと、
    上記(Sf/E1)に基づき、振りやすさを判断するステップと、
    を含む評価方法。
  11. ゴルフクラブの振りやすさを定量的に評価する方法であって、
    スイング中において被験者の足から地面に伝達される荷重F1の荷重中心位置Cfを特定しうる測定手段M3を用い、荷重中心位置Cfを時系列的に得るステップと、
    スイング中の特定区間Tm3における、荷重中心位置Cfの変化率V1を得るステップと、
    上記特定区間Tm3とは異なる特定区間Tm4における、荷重中心位置Cfの変化率V2を得るステップと、
    上記変化率V2を上記変化率V1で割った値(V2/V1)に基づき、振りやすさを判断するステップと、
    を含む評価方法。
  12. 上記特定区間Tm3が、次の時刻J31から時刻J32までの間であり、
    上記特定区間Tm4が、次の時刻J41から時刻J42までの間である請求項11に記載の評価方法。
    時刻J31:下記の時刻J32よりも前のいずれかの時刻。
    時刻J32:上記荷重F1又はその特定方向成分が、特定区間Tmxにおいて最大となる時刻。ただし、上記特定区間Tmxの始点は、トップオブスイング近傍の時刻Jtから0.5秒前の時刻とされ、上記特定区間Tmxの終点は、上記時刻Jtからインパクトまでの間において上記荷重F1又はその特定方向成分が最低値をとる時刻である。
    時刻J41:上記時刻J32と同じ時刻。
    時刻J42:トップオブスイング近傍の時刻Jtからインパクトまでの間において上記荷重F1又はその特定方向成分が最低値をとる時刻。
  13. ゴルフクラブの振りやすさを定量的に評価する方法であって、
    スイング中において被験者の足から地面に伝達される荷重F1の荷重中心位置Cfを特定しうる測定手段M3と、スイング中における被験者の三次元的な重心位置P1を時系列的に特定しうる測定手段M1とを用い、互いに同期された荷重中心位置Cf及び三次元重心位置P1を時系列的に得るステップと、
    重心位置P1と荷重中心位置Cfとの差異値R1を時系列的に求めるステップと、
    スイング中の特定区間Tm5における、差異値R1の変化率H1を得るステップと、
    上記特定区間Tm5とは異なる特定区間Tm6における、差異値R1の変化率H2を得るステップと、
    上記変化率H2を上記変化率H1で割った値(H2/H1)に基づき、振りやすさを判断するステップと、
    を含む評価方法。
  14. 上記特定区間Tm5が、次の時刻J51から時刻J52までの間であり、
    上記特定区間Tm6が、次の時刻J61から時刻J62までの間である請求項13に記載の評価方法。
    時刻J51:下記の時刻J52よりも前のいずれかの時刻。
    時刻J52:上記荷重F1又はその特定方向成分が、特定区間Tmxにおいて最大となる時刻。ただし、上記特定区間Tmxの始点は、トップオブスイング近傍の時刻Jtから0.5秒前の時刻とされ、上記特定区間Tmxの終点は、上記時刻Jtからインパクトまでの間において上記荷重F1又はその特定方向成分が最低値をとる時刻である。
    時刻J61:上記時刻J52と同じ時刻。
    時刻J62:トップオブスイング近傍の時刻Jtからインパクトまでの間において上記荷重F1又はその特定方向成分が最低値をとる時刻。
  15. 以下の(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)、(g)又は(h)を評価基準として、ゴルファーに適したゴルフクラブを選択するゴルフクラブ選択システム。
    (a)スイング中の特定区間Tm1における、被験者の三次元重心位置P1の移動量D1。
    (b)上記移動量D1を、ゴルフクラブの運動特性値E1で割った値(D1/E1)。
    (c)スイング中の特定区間Tm2における、地面への上記荷重F1又はその特定方向成分の積分値Sf。
    (d)上記積分値Sfを、ゴルフクラブの運動特性値E1で割った値(Sf/E1)。
    (e)スイング中の特定区間Tm3における、荷重中心位置Cfの変化率V1と、上記特定区間Tm3とは異なる特定区間Tm4における、荷重中心位置Cfの変化率V2との比(V2/V1)。
    (f)重心位置P1と荷重中心位置Cfとの差異値R1の、スイング中の特定区間Tm5における変化率H1と、上記特定区間Tm5とは異なる特定区間Tm6における、上記差異値R1の変化率H2との比(H2/H1)。
    (g)上記(V2/V1)を、ゴルフクラブの運動特性値E1で割った値。
    (h)上記(H2/H1)を、ゴルフクラブの運動特性値E1で割った値。
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