JP2015072956A - 発光装置 - Google Patents

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【課題】複数の光源からの光を結合することによって高出力化し、且つ集光性が向上された発光装置を提供する。【解決手段】複数の光源と、複数の光源からの出射光のそれぞれについてコリメート光を生成し、且つそれぞれのコリメート光についてビーム径の小さい方向のビーム径を拡大した拡大光を出力する光出力装置と、拡大光を集光する集光装置とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、複数の光源からの光を結合して出力する発光装置に関する。
高出力化などのために、複数の光源からの光を結合させた光を光ファイバーなどの受光装置に入射させる発光装置が提案されている(例えば、特許文献1〜3参照。)。これらの発光装置では、発光ダイオード(LED)や半導体レーザなどを光源として、各光源からの光をレンズやプリズムを用いて結合する方法が採用されている。
特許第3228098号公報 特開2008−60613号公報 特許第4188795号公報
しかしながら、複数の光源からの光を結合して高出力化しつつ、集光性を向上する技術については十分な検討がなされていない。例えば、特許文献3に記載の発明では、発光エリアの幅の広い方向の倍率はコリメートレンズと集光レンズによる倍率によって制限されるため、高出力化は図れるが集光性が制限される。このため、高輝度化が困難である
本発明は、複数の光源からの光を結合することによって高出力化し、且つ集光性が向上された発光装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、(イ)複数の光源と、(ロ)複数の光源からの出射光のそれぞれについてコリメート光を生成し、各ビームの間隔を狭め、且つそれぞれのコリメート光についてビーム径の小さい方向のビーム径を拡大した拡大光を出力する光出力装置と、(ハ)拡大光を集光する集光装置とを備える発光装置が提供される。
本発明によれば、複数の光源からの光を結合することによって高出力化し、且つ集光性が向上された発光装置を提供できる。
本発明の第1の実施形態に係る発光装置の構成を示す模式図である。 光源の例を示す模式図である。 比較例の発光装置の構成を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態に係る発光装置によるビーム径の拡大を説明するための模式図である。 比較例の出力光の特性を示すグラフである。 本発明の第1の実施形態に係る発光装置の出力光の特性を示すグラフである。 本発明の第1の実施形態の変形例に係る発光装置の構成を示す模式図である。 本発明の第2の実施形態に係る発光装置の構成を示す模式的な斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る発光装置の構成を示す模式的な正面図である。 本発明の第2の実施形態に係る発光装置の構成を示す模式的な平面図である。 本発明の第2の実施形態に係る発光装置の構成を示す模式的な側面図である。 本発明の第2の実施形態の変形例に係る発光装置の構成を示す模式図である。 本発明の第2の実施形態の他の変形例に係る発光装置の構成を示す模式図である。 本発明の第3の実施形態に係る発光装置の構成を示す模式図である。
図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであることに留意すべきである。又、以下に示す実施形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、この発明の実施形態は、構成部品の構造、配置などを下記のものに特定するものでない。この発明の実施形態は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る発光装置1は、図1に示すように、複数の光源10と、複数の光源10からの出射光L1のそれぞれについてコリメート光L2を生成し、且つそれぞれのコリメート光L2についてビーム径の小さい方向のビーム径を拡大した拡大光L3を出力する光出力装置20と、拡大光L3を集光する集光装置30とを備える。
図1に示した例では、6個の光源10が一定の方向に沿って一次元配列されている。なお、光源10の数が6個に限られないのはもちろんである。発光装置1は、各光源10から出射された出射光L1を集光し、集光された出力光L4は受光デバイス2に入射される。受光デバイス2は例えば光ファイバーであり、発光装置1は光ファイバーのコア部に出射光L1を集光する。集光装置30は、例えば集光レンズである。
光源10は、例えば半導体レーザ(LD)や固体レーザなどである。これらの光源10において特に半導体レーザでは、出射光の進行方向に垂直な断面(以下において、「進行面」という。)の形状が楕円である。例えば、端面出力型のシングルエミッタ半導体レーザの出射光は発光エリアサイズ(エミッタサイズ)の小さい方向にビームが大きく広がる。即ち、図2に示すように、発光エリアAのサイズの広い方向がスロー軸方向、発光エリアサイズの狭い方向がファースト軸方向となる。図2に示したように、出射光の進行面の形状は、発光エリアサイズの広い方向(スロー軸方向S)にビーム幅が狭く、発光エリアサイズの狭い方向(ファースト軸方向F)にビーム幅が広い。
このため、例えば図3に示す比較例のように、光源10からの出射光をコリメートレンズ321と集光レンズ330によって光ファイバー302のコア部に集光する場合に、コリメートレンズ321の焦点距離f1と集光レンズ330の焦点距離f2で決まる光学倍率m=f1/f2を低くする必要がある。しかしながら、より多くのビームを結合させるには集光レンズ330の開口数NAを維持しながら有効径を大きくする必要がある。その結果、焦点距離f2が長くなり、集光性は制限されて、高輝度化を図ることが困難である。
発光装置1は、図4に示すように、光源10からの出射光L1をコリメートしたコリメート光L2について、ビーム径の小さい方向(スロー軸方向S)のビーム径を拡大する。図1に示した発光装置1では、光出力装置20が、出射光L1をコリメートするコリメート装置21と、コリメート光L2のビーム径を拡大する回折格子22を備える。
コリメート装置21は、複数の光源10からの出射光L1をそれぞれコリメートして、コリメート光L2を生成する。コリメート装置21には、コリメートレンズなどを採用可能である。コリメートレンズは、出射光L1のそれぞれについて1つずつ用意される。
回折格子22は、コリメート装置21から出力されたコリメート光L2のそれぞれについて回折光として、ビーム径の小さい方向のビーム径が拡大された拡大光L3を出力する。
コリメート光L2についてビーム径の小さい方向のビーム径を拡大し、且つ、ビーム径が拡大された回折光を所定の方向に出力するように、回折格子22の溝の本数及びコリメート光L2の回折格子22への入射角が設定されている。即ち、コリメート光L2が入射する回折格子22の入射面の面法線方向とコリメート光L2の進行方向とのなす入射角を大きくすることによって、ビーム径を拡大することができる。更に、コリメート光L2の波長と回折格子22の溝の本数との組み合わせによって、回折格子22から出力される拡大光L3の出射角が設定される。
また、光源10間の距離よりも、隣接する拡大光L3間の距離を小さくするように、回折格子22の位置や拡大光L3の出射角を調整できる。これにより、出力光L4の集光性を向上させることができる。例えば、光源10の配列された領域の面積よりも、光出力装置20から出力される複数の拡大光L3の進行方向の配列範囲を狭くした後に、これらの拡大光L3を集光装置30に出力できる。つまり、集光レンズ上で拡大光L3を高密度化できる。
なお、拡大光L3として1次回折光を使用することが好ましい。これにより、2次回折光などを使用して拡大光L3を狭スペクトル化することができる。即ち、回折格子22によって生成される回折光の一部、例えば2次回折光を光源10に戻すことによって、光源10と回折格子22間に共振器が形成される。その結果、出力光L4が狭スペクトル化され、高出力を得ることができる。このために、例えば、2次回折光が光源10に戻る格子周波数を有するように回折格子22を設定する。「格子周波数」は、回折格子22の入射面に形成された溝の配置周期であり、1mmあたりの溝本数の逆数である。
上記のように、発光装置1では、ビーム径の小さい方向のビーム径が拡大された拡大光L3を集光する。このため、ビーム径の小さい方向の光学倍率を、図3に示したコリメートレンズ321と集光レンズ330によって決まる光学倍率よりも低くすることができる。つまり、コリメート光L2をそのまま集光する場合と比べて、発光装置1における光学倍率を低く設定できる。
したがって、発光装置1によれば、集光装置30によって集光される光の集光スポットPの面積が縮小される。つまり、集光性が向上し、発光装置1からの出力光L4の輝度を向上させることができる。
集光装置30によって集光された出力光L4は、例えば図1に示すように、光ファイバーなどの受光デバイス2に入射される。出力光L4は集光性が向上されているため、光ファイバーのコア径を小さくできる。このため、高輝度化された出力光L4を光ファイバーで伝播させることができる。
図5に、ビーム径を拡大せずにコリメート光を集光した比較例の出力光のデータを示す。また、図6に、コリメート光L2のビーム径を拡大した後に集光した発光装置1の出力光L4のデータを示す。図5及び図6の横軸はビーム中心からの位置であり、縦軸は各位置における強度である。図6と図8を比較して明らかなように、ビーム径を拡大した場合の方がビーム径の広がりが小さい。
上記では、光出力装置20が、コリメート光L2についてビーム径の小さい方向のビーム径を拡大するために回折格子22を備える例を示した。しかし、回折格子22の代わりに、プリズムなどのビーム径を拡大する作用を有する他のデバイスを使用してもよい。なお、拡大光L3の進行面の形状ができるだけ真円に近いように、ビーム径を拡大することが好ましい。
以上に説明したように、本発明の第1の実施形態に係る発光装置1では、コリメート光L2それぞれのビーム径の小さい方向のビーム径が拡大される。このため、発光装置1における光学倍率は低く設定される。したがって、発光装置1によれば、集光性が向上して集光スポットサイズが縮小され、出力光L4の輝度を向上することができる。このため、エミッタサイズの大きい方向へのサイズ拡大によって高出力を図る場合であっても、集光性を向上することができる。
上記のように、発光装置1によれば、複数の光源10からの光を結合することによって高出力化し、且つ集光性が向上された発光装置が得られる。
発光装置1は、ファースト軸方向のビーム径とスロー軸方向のビーム径の差が大きいなど、光軸に垂直な断面の方向のビーム形状が楕円であるような光源10について特に有効である。
また、発光装置1の光源10として、互いに波長が異なる光を出射する複数の光源を組み合わせてもよい。これにより、出力光L4をマルチカラー化することができる。
<変形例>
先に述べたように、ビーム径を拡大するために回折格子22の代わりにプリズムを使用することができる。図7に、コリメート光L2のビーム径を拡大して拡大光L3を出力するプリズム23を光出力装置20が有する例を示す。コリメート光L2は、入射面231からプリズム23内に導入される。このときコリメート光L2とプリズム23の入射角度を適切に選択すれば、楕円形状のビームの一方向 (短軸方向)のみを拡大することができる。このため、コリメート光L2についてビーム径の小さい方向のビーム径を拡大することができる。
更に、プリズム23の出射面232の角度などを調整することで、プリズム23から出力される拡大光L3の進行方向が設定される。図7に示した例では、プリズム23の内部を伝播した光の進行方向がプリズム23の出射面232において90度変更されて、拡大光L3がプリズム23から出力される。このように、プリズム23は、コリメート光L2のビーム整形手段と伝播経路として機能する。
また、光源10間の距離よりも、隣接する拡大光L3間の距離を小さくするように、プリズム23の位置や拡大光L3の出射角を調整できる。これにより、出力光L4の集光性を向上させることができる。例えば、光源10の配列された領域の面積よりも、光出力装置20から出力される複数の拡大光L3の進行方向の配列範囲を狭くして、高密度化された複数の拡大光L3を集光装置30に出力できる。
(第2の実施形態)
上記では、複数の光源10が1次元配列された発光装置1について説明した。以下では、複数の光源10が2次元配列されている発光装置1について説明する。なお、光源10が2次元配列された面をxy平面とする。また、xy平面の面法線方向をz方向とする。
図8〜図11に示したLDマウント110には、図示を省略するが、光源10が2次元配列されている。LDマウント110の上面には、コリメート装置21が配置されている。図8に示すコリメート装置21は、LDマウント110に2次元配列された光源10と1対1で対向してコリメートレンズ210がxy平面に2次元配列されたレンズアレイである。また、LDマウント110の下面には、LDマウント110に発生する熱を外部に放熱するための放熱部150が配置されている。
コリメート装置21のz方向に、回折格子アレイ220が配置されている。回折格子アレイ220では、コリメートレンズ210が配列されたxy平面の一方の方向(図8ではy方向)にそれぞれ延伸する複数の回折格子221が、xy平面の他方の方向(図8ではx方向)に沿って配置されている。回折格子221の個数は、コリメートレンズ210のx方向の個数と同じである。つまり、回折格子221は、xy平面に2次元配列された態様で回折格子アレイ220に入射されるコリメート光L2について、コリメートレンズ210のx方向の位置ごとに1つずつ用意されている。
y方向に並んだ一列分のコリメート光L2が、同一の回折格子221に入射する。そして、各回折格子221から、y方向に一列分の拡大光L3がz方向に同一の高さに出力される。ここで、拡大光L3は、例えば1次回折光である。拡大光L3は、コリメート装置21及び回折格子アレイ220のx方向に配置された変更装置130に入射される。変更装置130は、拡大光L3の進行方向を変更する。
上記のように、図8〜図11に示した発光装置1では、光出力装置20が、コリメートレンズ210を2次元配列したコリメート装置21と、y方向にそれぞれ延伸する回折格子221がx方向に配列された回折格子アレイ220と、変更装置130とを備える。
図8などに示したように、コリメート装置21からのz方向に沿った距離が回折格子221ごとに異なる。これにより、x方向の位置が同じ拡大光L3ごとに、z方向に沿って配列されて変更装置130に入射される。つまり、光源10のx方向の配列が、拡大光L3ではz方向の配列に変換される。
ここで、変更装置130はミラーアレイである。具体的には、z方向に延伸し、且つ、レンズアレイのコリメートレンズ210が配置されたy方向の位置に対応した、複数のミラー131が配置されている。即ち、y方向の位置が同じ拡大光L3は、同一のミラー131に入射する。ミラー131は、x方向の位置が異なって配列されている。このため、図8などに示すように、光源10のy方向の配列が、拡大光L3ではx方向の配列に変換される。
したがって、xy平面(例えば水平方向)での光源10の配列が、xy平面と垂直なxz平面(例えば垂直方向)での拡大光L3の配列に変換される。即ち、複数の光源10が配列された平面に対して垂直な平面の面法線方向に、複数の拡大光L3が出力される。つまり、図8などに示した発光装置1では、光源10からの出射光L1の進行方向を垂直にシフトさせ集積化した後に、拡大光L3が集積される。
回折格子221のz方向の間隔と、変更装置130におけるミラー131のx方向の間隔を設定することによって、光出力装置20から出力される拡大光L3の進行方向の配列範囲が設定される。したがって、回折格子221の配置する範囲と変更装置130におけるミラー131の配置する範囲を狭く調整することによって、光源10の配列された領域の面積よりも光出力装置20から出力される複数の拡大光L3の進行方向の配列範囲の面積を狭くすることができる。
以上に説明したように、第2の実施形態に係る発光装置1によれば、複数の光源10の2次元配列された領域の面積よりも光出力装置20から出力される拡大光L3の進行方向の配列範囲の面積を狭くした後に、拡大光L3が集光装置30によって集光される。したがって、2次元配列された複数の光源10からの光を結合することによって高出力化すると共に、集光性を向上することができる。
なお、上記では回折格子アレイ220によってコリメート光L2が拡大光L3に変更される例を示したが、回折格子の代わりに配列させたプリズムを使用してもよいことはもちろんである。
<変形例>
図8〜図11では、光出力装置20が、ミラーアレイによって拡大光L3の進行方法を変更している。一方、図12及び図13に示す発光装置1のように、他の構造の変更装置130によって拡大光L3の進行方向を変更してもよい。
図12は、変更装置130が、複数の拡大光L3がそれぞれ入射する複数の変更素子132を有する例である。図12の左右方向に進む拡大光L3の進行方向が、変更素子132によって図12の上下方向へと、垂直に変更される。例えば、変更素子132にはそれぞれミラーなどを採用可能である。図12は、変更装置130に階段ミラーを使用した例である。
なお、隣接する変更素子132間の左右方向の距離を、隣接する拡大光L3間の距離よりも狭くすることによって、光源10間の距離よりも集光装置30に入射する拡大光L3間の距離を狭くできる。これにより、集光性が向上される。
図13は、2つの変更素子132からなるミラー対によって、拡大光L3の進行方向を変更した例である。例えば、拡大光L3の進行方向を直角に2回変更することによって、光源10からの出射光L1の進行方向と同一方向に拡大光L3の進行方向を変更する。つまり、出射光L1の進行方向に拡大光L3を集光できる。
以上では、変更装置130がミラーアレイや階段ミラー、ミラー対である例を示した。しかし、光の進行方向を変更する作用を有するのであれば、他のデバイスも変更装置130に採用可能である。例えば、変更装置130にプリズムや回折格子などを使用してもよい。
(第3の実施形態)
図14に示すように、コリメート装置21とプリズム23との間に、コリメート光L2のビーム径を広げる拡大プリズム24を配置してもよい。拡大プリズム24は、回折格子22によってコリメート光L2のビーム径を拡大して拡大光L3を出力する前に、コリメート光L2のビーム径を拡大する。これにより、発光装置1全体での光学倍率性能が増大する。なお、光源10間の距離よりも拡大光L3のビーム間隔を小さくするように、プリズム23の位置や拡大光L3の出射角を調整できる。これにより、水平方向の拡大光L3間隔を狭くして、出力光L4の集光性を向上させることができる。
また、図14に示したように、プリズム23から出力された拡大光L3を、変更装置130を通過させた後に集光装置30に入力させてもよい。変更装置130によって、光源10が2次元配列された場合の拡大光L3の垂直方向のビーム間隔を短くできる。これにより、集光性を更に向上させることができる。図14の変更装置130には、例えばビームステアリングプリズムなどを採用できる。
プリズム23の代わりに回折格子22を使用した場合にも、コリメート装置21と回折格子22の間に拡大プリズム24を配置することによって、コリメート装置21と回折格子22間に拡大プリズム24を配置した場合と同様の効果を得ることができる。また、図8などに示したようにコリメート装置21に2次元配列されたコリメートレンズ210を使用した場合も、同様である。即ち、コリメートレンズ210からのコリメート光L2のそれぞれについて拡大プリズム24によってビーム径を広げた後に、コリメート光L2を回折格子22或いはプリズム23に入力すればよい。
(その他の実施形態)
上記のように、本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
既に述べた実施形態の説明においては、光出力装置20がコリメートレンズと回折格子を備える例を示したが、これらの代わりにコリメート機能を有する回折格子を使用してもよい。
また、図1では、光源10を1次元配列した発光装置1において、回折格子22によって拡大光L3の進行方向を変更する例を示した。しかし、図12及び図13に示した発光装置1のように、変更装置130によって拡大光L3の進行方向を変更できる。これにより、光源10が1次元配列された場合にも、所望の方向に出力光L4を出力できる。例えば、光源10からの出射光L1の進行方向に拡大光L3を集光できる。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
1…発光装置
2…受光デバイス
10…光源
20…光出力装置
21…コリメート装置
22…回折格子
23…プリズム
24…拡大プリズム
30…集光装置
110…LDマウント
130…変更装置
131…ミラー
132…変更素子
150…放熱部
210…コリメートレンズ
220…回折格子アレイ
221…回折格子
S…スロー軸方向
F…ファースト軸方向
L1…出射光
L2…コリメート光
L3…拡大光
L4…出力光

Claims (10)

  1. 複数の光源と、
    前記複数の光源からの出射光のそれぞれについてコリメート光を生成し、且つそれぞれの前記コリメート光についてビーム径の小さい方向のビーム径を拡大した拡大光を出力する光出力装置と、
    前記拡大光を集光する集光装置と
    を備えることを特徴とする発光装置。
  2. 前記光出力装置が、
    前記複数の光源からの前記出射光をそれぞれコリメートして前記コリメート光を生成するコリメート装置と、
    生成された前記コリメート光のそれぞれについて前記拡大光として回折光を出力する回折格子と
    を備え、前記コリメート光の前記ビーム径の小さい方向のビーム径を拡大するように、前記回折格子の溝の本数及び前記コリメート光の前記回折格子への入射角度が設定されていることを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記拡大光が前記回折光の1次回折光であることを特徴とする請求項2に記載の発光装置。
  4. 前記回折光の一部が前記光源に戻されることを特徴とする請求項2又は3に記載の発光装置。
  5. 前記光出力装置が、
    前記複数の光源からの前記出射光をそれぞれコリメートして前記コリメート光を生成するコリメート装置と、
    生成された前記コリメート光のそれぞれについて前記ビーム径を拡大して前記拡大光を出力するプリズムと
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
  6. 前記複数の光源が2次元配列され、
    前記光出力装置が、前記複数の光源の配列された領域の面積よりも前記光出力装置から出力される複数の前記拡大光の進行方向の配列範囲の面積を狭くした後に、複数の前記拡大光を前記集光装置に出力することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の発光装置。
  7. 前記複数の光源が配列された平面に対して垂直な平面の面法線方向に複数の前記拡大光を出力することを特徴とする請求項6に記載の発光装置。
  8. 前記拡大光の進行方向を変更する変更装置を更に備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の発光装置。
  9. 前記変更装置が、前記光源からの前記出射光の進行方向と同一方向に前記拡大光の進行方向を変更することを特徴とする請求項8に記載の発光装置。
  10. 前記複数の光源が、互いに波長が異なる光を出射する光源を含むことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の発光装置。
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